JPH08139515A - 誘電体垂直偏波アンテナ - Google Patents

誘電体垂直偏波アンテナ

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JPH08139515A
JPH08139515A JP30166994A JP30166994A JPH08139515A JP H08139515 A JPH08139515 A JP H08139515A JP 30166994 A JP30166994 A JP 30166994A JP 30166994 A JP30166994 A JP 30166994A JP H08139515 A JPH08139515 A JP H08139515A
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JP
Japan
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conductor
dielectric
electrode
radiation electrode
antenna
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JP30166994A
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English (en)
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Katsuro Nakamura
克朗 中村
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Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線LAN等に適した小型、低背のアンテナ
を得る。 【構成】 円柱の誘電体基板の一方の底面を円錐形にく
り抜いてその部分に放射電極を形成し、反対側の底面に
アース電極を形成し、放射電極はアース電極側に貫通孔
の導体を介して引き出される。 【効果】 水平方向に無指向性で、広帯域の特性を有す
る安価なアンテナが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線LAN、VICS
等に適した2.5GHz帯に使用できる低背、小型の誘電体垂
直偏波アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信手段の一種として、無線LANやV
ICSの実用化が進められている。これらは、2.5GHz帯
の周波数を用いた無線通信で、アンテナを用いて情報を
伝達するものである。この周波数帯域のアンテナとして
は、モノポールアンテナであるホイップアンテナが一般
に用いられている。これは、垂直偏波に対して水平面内
で無指向性が得られるためである。
【0003】このホイップアンテナは、垂直に伸びる導
体棒とグランド平面からなるもので、形状が大型になる
とともに、取付け方法、位置等に制約がある。
【0004】このホイップアンテナの導体棒の先端から
水平方向に導体平面を形成すると、全体の寸法を短縮で
きる。そしてまた、その水平平面とグランド(アース)
平面とを短絡しても、同様にアンテナとして作用する。
しかし、この場合には、短絡した導体の途中に50オーム
の整合点が存在するので、この点に給電する必要があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また、上記の構造のア
ンテナの上下の導体平面間に誘電体を介在させると更に
垂直方向の寸法を短縮することができる。ただし、この
構造では広い帯域を有するアンテナを得ることができな
い。また、そのインピーダンス整合点に給電用の導体を
接続するために、特別の部品を用いる必要がある。
【0006】本発明は、薄型、小型のアンテナで、垂直
偏波に対して水平な平面内で無指向性を有するアンテナ
を提供するもので、しかも、組立が容易で少ない部品点
数で製造が可能な誘電体垂直偏波アンテナを提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、誘電体の形状
をすり鉢状にし、この部分に放射電極を形成することに
よって上記の課題を解決するものである。
【0008】すなわち、円柱状の誘電体の中心部に形成
した貫通孔を中心にして一端面に形成した円錐状の窪み
と、窪みの表面に設けた放射電極と、他方の端面に設け
たアース電極と、放射電極に接続され、貫通孔を通して
アース電極側表面に引き出した導体を具えることに特徴
を有するものである。
【0009】
【作用】円錐形の放射電極を用いることによって、円錐
の高さと母線の長さの間の複数の長さを有するアンテナ
素子、共振線の集合したものとなる。したがって、その
長さに応じた範囲の周波数に共振する広帯域の垂直偏波
アンテナを得る事ができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
【0011】図1は、本発明の実施例を示す斜視図であ
る。セラミック等の円柱形の誘電体基板10の一つの底面
を円錐形の窪みを形成し、この窪みの部分の表面に放射
電極11を形成し、誘電体基板10の反対側の底面にはアー
ス電極12を印刷等の方法により形成する。アース電極12
は誘電体基板10の底面のほぼ全面に形成する。放射電極
11はくり抜いた部分に導体を充填して形成してもよい
が、軽量化のためには表面の導体膜のみとするのがよ
い。
【0012】本発明による誘電体垂直偏波アンテナにお
いては、放射電極11は誘電体基板10の中心部に形成され
た貫通孔に挿入、あるいは充填される導体14によって反
対側の底面に引き出される。この導体14はアース電極と
は絶縁されて外部回路と接続される。
【0013】図2は、本発明による誘電体垂直偏波アン
テナを配線基板25に搭載した構造を示す正面断面図であ
る。誘電体20のくり抜かれた部分に形成された放射電極
21は誘電体20の中心部に形成された貫通孔に挿入された
ピン24と導通され、反対側の底面に引き出される。そし
て、配線基板25に形成された配線パターン26と接続され
て受信機等の回路に接続される。アース電極22は配線基
板25の他の導体パターン28に接続されて同様に外部回路
と接続される。
【0014】なお、配線基板の導体パターンに代えて、
同軸ケーブルに接続してもよい。また、誘電体にはアー
ス電極を形成せず、配線基板の導体パターンをアース電
極とすることもできる。
【0015】図3は本発明の他の実施例を示す正面断面
図である。誘電体30、放射電極31、アース電極32の形状
は上記の例と同じであるが、誘電体20の底面に形成した
導体膜33と放射電極31を貫通孔に挿入した導体ピン34で
接続する。このピン34の先端はアース電極32や導体膜33
よりも突出しないようにしておけば、配線基板への表面
実装も可能となる。
【0016】本発明による誘電体垂直偏波アンテナの特
性は、誘電体の誘電率、円錐形の角度、また放射電極に
接続された導体とアース電極との間隔等によって決定さ
れる。これらを適宜選択することによって、任意の特性
の誘電体垂直偏波アンテナが得られる。放射電極に接続
する導体の接続点は50Ωの整合点とする必要があるが、
これらを調整することによって整合条件を得ることがで
きる。
【0017】図4と図5は本発明による誘電体垂直偏波
アンテナの特性の説明図である。図4は、円柱の誘電体
の表面に放射電極を形成し、裏面にアース電極を配置し
た構造のアンテナの特性を示し、図5が本発明による誘
電体垂直偏波アンテナの特性を示すものである。直径9.
6 mm、高さ10mmの誘電体を用いたもので、アンテナ利得
- 周波数特性を示している。
【0018】形状の違いから比較する2つのアンテナの
中心周波数は異なるが、図4に示したものは中心周波数
2.391GHzで帯域幅は60.3MHz であったのに対して、本発
明によるものは図5に示したように、中心周波数2.599G
Hzで帯域幅は112.4MHzとなっており、二倍近い帯域幅が
得られることを確認した。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、垂直偏波に対して水平
方向に無指向性を有する小型、低背のアンテナが得ら
れ、取付け方法、位置等の自由度の大きなアンテナを無
線LANやVICS等で利用することが可能となる。ま
た、広い帯域幅を必要とするスペクトラム拡散通信等に
有利なアンテナが得られる。
【0020】また、セラミック誘電体の成型と印刷技術
で製造できるので、製造容易で安価なアンテナが得られ
る。
【0021】更に、設計時の寸法比でインピーダンスが
決まるので、無調整化も可能なアンテナが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す斜視図
【図2】 本発明の実施例を示す正面断面図
【図3】 本発明の他の実施例を示す正面断面図
【図4】 従来の平面アンテナの特性の説明図
【図5】 本発明による誘電体アンテナの特性の説明図
【符号の説明】
10、20、30:誘電体 11、21、31:放射電極 12、22、32:アース電極 14、24、34:導体ピン
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】図1は、本発明の実施例を示す斜視図であ
る。セラミック等の円柱形の誘電体10の一つの底面に円
錐形の窪みを形成し、この窪みの部分の表面に放射電極
11を形成し、誘電体10の反対側の底面にはアース電極12
を印刷等の方法により形成する。アース電極12は誘電体
10の底面のほぼ全面に形成する。放射電極11はくり抜い
た部分に導体を充填してもよいが、軽量化のためには表
面の導体膜のみとするのがよい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明による誘電体垂直偏波アンテナにお
いては、放射電極11は誘電体10の中心部に形成された貫
通孔に挿入、あるいは充填される導体14によって反対側
の底面に引き出される。この導体14はアース電極とは絶
縁されて外部回路と接続される。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状の誘電体の中心部に形成した貫通
    孔を中心にして一端面に形成した円錐状の窪みと、窪み
    の表面に設けた放射電極と、他方の端面に設けたアース
    電極と、放射電極に接続され、貫通孔を通してアース電
    極側表面に引き出した導体を具えることを特徴とする誘
    電体垂直偏波アンテナ。
  2. 【請求項2】 円柱状の誘電体の中心部に形成した貫通
    孔を中心にして一端面に形成した円錐状の窪みと、窪み
    に充填した導体により形成された放射電極と、他方の端
    面に設けたアース電極と、放射電極に接続され、貫通孔
    を通してアース電極側表面に引き出した導体を具えるこ
    とを特徴とする誘電体垂直偏波アンテナ。
  3. 【請求項3】 放射電極に接続された導体が誘電体を搭
    載する配線基板の導体線路に接続され、アース電極が同
    じ配線基板の他の導体線路に接続される請求項1または
    請求項2記載の誘電体垂直偏波アンテナ。
  4. 【請求項4】 放射電極に接続された導体が誘電体のア
    ース側底面にアース電極とは絶縁されて形成された導体
    に接続され、その導体の平面がアース電極と同じ平面と
    なるように形成した請求項1または請求項2記載の平面
    アンテナ。
  5. 【請求項5】 円柱状の誘電体の中心部に形成した貫通
    孔を中心にして一端面に形成した円錐状の窪みと、窪み
    の表面に設けた放射電極と、誘電体基板を搭載する配線
    基板と、放射電極に接続され、貫通孔を通して反対側の
    端面に引き出されて配線基板の配線導体に接続された導
    体と、配線基板の表面に形成され、アンテナのアース電
    極となる導体を具えることを特徴とする誘電体垂直偏波
    アンテナ。
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