JP2005269418A - 通信経路設定方法を実現するためのプログラムおよび通信経路設定装置 - Google Patents

通信経路設定方法を実現するためのプログラムおよび通信経路設定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】切断したノードの設定情報を新たに追加したノードにそのまま引き継がせることができる通信経路設定方法を実現する。
【解決手段】システムにABLEノードが新たに追加されると、追加されたABLEノード28が追加表示される。このABLEノード28に対して、ユーザがクリック操作またはドラッグ操作を行うと、ABLEノード28で引き継ぎ可能な設定情報が設定されていたDISABLEノードが検索され、ドラッグ操作を行って、ABLEノード28をDISABLEノード26の位置まで移動し、ドロップすると、システムからDISABLEノード26が消え、DISABLEノード26の表示位置に、ABLEノード28が表示される。このとき、ABLEノード28には、DISABLEノード26に設定されていた設定情報がそのまま引き継がれる。
【選択図】図5

Description

本発明は、通信回線を介して相互に接続された複数の通信機器それぞれの通信経路を設定可能な通信経路設定方法を実現するためのプログラムおよび通信経路設定装置に関する。
通信回線を介して相互に接続された複数の通信機器それぞれの通信経路を設定可能なアプリケーションソフトウェアは、従来から知られている。
このようなソフトウェアとして、通信回線を介して相互に接続された複数の通信機器(以下、「ノード」という)間で、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)信号やオーディオ信号を通信する経路、具体的には、各ノードにおいて、どのMIDI信号用入力端子に、どのノードのどのMIDI信号用出力端子から出力されたMIDI信号を入力し、この入力されたMIDI信号を、どのMIDI信号用出力端子からどのノードのどのMIDI信号用入力端子に出力するか(オーディオ信号についても同様である)を設定できるようにしたものがある(たとえば、非特許文献1参照)。
この従来のソフトウェアでは、接続されたすべてのノードのすべての通信端子(MIDI信号用入力/出力端子とオーディオ信号用入力/出力端子)がリスト表示され、ユーザが、このリストから通信元と通信先の各端子を選択すると、選択された端子間で通信経路が設定されるようになっている。そして、ユーザがあるノードの通信回線を切断すると、そのノードの設定情報(通信経路を示す情報を含む)はすべて削除される。
mLAN Patchbayマニュアル
しかし、上記従来のソフトウェアでは、切断されたノードの設定情報はすべて削除されるので、切断されたノードの設定情報を、新たに追加したノードにそのまま引き継がせようとした場合、ユーザは、切断されたノードと同じ設定を、新たに追加したノードに対しても1つずつ手入力で行わなければならないため、面倒であった。
本発明は、この点に着目してなされたものであり、切断されたノードの設定情報を、新たに追加したノードにそのまま引き継がせることが可能となる通信経路設定方法を実現するためのプログラムおよび通信経路設定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載のプログラムは、通信回線を介して相互に接続された複数の通信機器からなるシステムに存在する第1の通信機器の設定情報を保持する第1の保持ステップと、前記システムに存在しない第2の通信機器の設定情報を保持する第2の保持ステップと、前記第1の通信機器のうちのいずれかを選択する選択ステップと、該選択ステップによって選択された第1の通信機器と所定の関係を有する第2の通信機器を検索する検索ステップと、該検索ステップによって検索された第2の通信機器を指定可能なものとして提示する提示ステップと、該提示ステップによって提示された第2の通信機器からいずれかを指定する指定ステップと、該指定ステップによって指定された第2の通信機器の設定情報を、前記選択された第1の通信機器の設定情報に反映させる反映ステップとを有する通信経路設定方法を、コンピュータに実行させることを特徴とする。
好ましくは、前記通信経路設定方法は、前記選択された第1の通信機器が未結線であるか否かを判別する判別ステップと、該判別ステップによる判別の結果、未結線である場合には、前記検索ステップ、前記提示ステップ、前記指定ステップおよび前記反映ステップの各処理を実行させる一方、未結線でない場合には、前記検索ステップ、前記提示ステップ、前記指定ステップおよび前記反映ステップの各処理を実行させないように制御する制御ステップとをさらに有することを特徴とする。
また、好ましくは、前記通信経路設定方法は、表示手段に、前記第1の通信機器を第1の態様で表示するとともに、前記第2の通信機器を第2の態様で表示し、さらに、前記第1の通信機器間の結線状態を表示する表示ステップをさらに有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、請求項4に記載の通信経路設定装置は、請求項1と同様の技術的思想によって実現できる。
請求項1または4に記載の発明によれば、通信回線を介して相互に接続された複数の通信機器からなるシステムに存在する第1の通信機器のうちのいずれかが選択され、該選択された第1の通信機器と所定の関係を有する、前記システムに存在しない第2の通信機器が検索され、該検索された第2の通信機器が指定可能なものとして提示され、該提示された第2の通信機器からいずれかが指定され、該指定された第2の通信機器の設定情報が、前記選択された第1の通信機器の設定情報に反映されるので、第1の通信機器の選択および第2の通信機器の指定という簡単な操作で、第2の通信機器の設定情報を第1の通信機器の設定情報に反映させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る通信経路設定装置の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施の形態の通信経路設定装置は、文字入力用キーボード、マウス等のポインティングデバイスおよび各種スイッチ等の複数の操作子からなる操作子群1と、該操作子群1の各操作子の操作状態を検出する検出回路2と、装置全体の制御を司るCPU3と、該CPU3が実行する制御プログラムや各種テーブルデータ等を記憶するROM4と、楽曲データ、各種入力情報および演算結果等を一時的に記憶するRAM5と、前記制御プログラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種楽曲データ、各種データ等を記憶する外部記憶装置6と、各種情報等を表示する、たとえば液晶ディスプレイ(LCD)および発光ダイオード(LED)等を備えた表示装置7と、通信回線を介して他のノードと接続し、このノードとMIDI信号やオーディオ信号の送受信を行う入出力インターフェース(I/F)8と、上記記憶された楽曲データ等を楽音信号に変換する音源回路9と、該音源回路9からの楽音信号に各種効果を付与するための効果回路10と、該効果回路10からの楽音信号を音響に変換する、たとえば、DAC(Digital-to-Analog Converter)やアンプ、スピーカ等のサウンドシステム11とにより構成されている。
上記構成要素2〜10は、バス12を介して相互に接続され、入出力I/F8には他のノード100が接続され、音源回路9には効果回路10が接続され、効果回路10にはサウンドシステム11が接続されている。
外部記憶装置6としては、たとえば、フレキシブルディスクドライブ(FDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、CD−ROMドライブおよび光磁気ディスク(MO)ドライブ等を挙げることができる。そして、外部記憶装置6には、前述のように、CPU3が実行する制御プログラムも記憶でき、ROM4に制御プログラムが記憶されていない場合には、この外部記憶装置6に制御プログラムを記憶させておき、それをRAM5に読み込むことにより、ROM4に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU3にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。
なお、本実施の形態の通信経路設定装置は、上述の構成から分かるように、汎用的なパーソナルコンピュータ上に構築されたものであるが、これに限らず、本発明を実施できる最小限要素のみから構成した専用装置上に構築してもよい。
図2は、本実施の形態の通信経路設定装置を含む、複数のノードを、通信回線としての通信ケーブルなどを用いて物理的に相互接続して生成したシステムの構成の一例を示すブロック図である。
同図に示すように、このシステムは、7つのノード21〜27を直列に有線接続することによって構成されている。もちろん、接続方法も、有線接続に限らず、無線接続であってもよいし、また、接続態様も、直列接続に限らず、並列接続であってもよい。
各ノード21〜27には、ノードIDとモデルIDとが付与されている。ノードIDとは、当該システムに属するノード毎に付与される固有の識別子であり、モデルIDとは、製品(モデル)毎に付与される固有の識別子である。つまり、当該システム内では、同じノードIDは存在し得ないが、同じモデルIDは存在し得る。なお、モデルIDは、本実施の形態では、モデル毎ではなく、装置の種類毎に異なったIDを付与するようにしている。ただし、このようにしたのは、専ら説明の都合上のためであり、上述のように、モデル毎に異なったIDを付与するようにしてもよい。製品の種類には、たとえば、PC(パーソナルコンピュータ)、ミキサ、電子楽器、I/O機器があり、本実施の形態では、モデルID=0001:電子楽器;モデルID=0002:PC;モデルID=0003:ミキサ;モデルID=0004:I/O機器としている。本実施の形態の通信経路設定装置は、前述のように、PCであるので、ノードID=0002のノード23に相当する。
本実施の形態の通信経路設定装置は、他のノードと定期的に通信を行い、各ノードのそれぞれが記憶しているそのノード(自機)の機器属性の情報(以下、「属性情報」という)と通信経路の情報(以下、「結線情報」という)を取得し、前記RAM5の所定位置に確保した属性情報格納領域および結線情報格納領域(それぞれ図示せず)に格納するようにしている。また、本実施の形態の通信経路設定装置は、通信経路を自由に設定でき、さらに、後述するように、通信回線を切断することによってシステムから切断したノードの設定情報(属性情報と結線情報)を他のノードに引き継ぐことができるように構成されている。そして、本実施の形態の通信経路設定装置では、通信経路の設定や設定情報の引継を行ったときに、いずれかのノードの設定情報が変更された場合、属性情報格納領域および結線情報格納領域の各内容を書き換えるようにし、さらに、書き換えた内容と、他のノードに格納されている属性情報および結線情報の内容との間に齟齬が生じないように、書き換えた内容を他のノードに送信して、他のノードに格納されている属性情報および結線情報を書き換えるようにしている。
図3は、属性情報格納領域に格納された各ノードの属性情報の一例を示す図であり、同図には、属性情報の一部が図示されている。また、図4は、結線情報格納領域に格納された各ノードの結線情報の一例を示す図であり、同図には、結線情報の一部が図示されている。
図3に示される属性情報は、「ノードID」、「DISABLE」、「GUID」、「モデルID」、「MIDI−IN」、「MIDI−OUT」、「AUDIO−IN」および「AUDIO−OUT」である。このうち、「ノードID」と「モデルID」は、既に説明したので、これ以外の属性情報について、説明する。
「DISABLE」フラグは、“0”または“1”のいずれかを採り、“0”は、そのノードが当該システムに属している状態であることを意味し(以下、このノードを「ABLEノード」という)、“1”は、そのノードがかつて当該システムに属していたが、現在は切断されている状態であることを意味する(以下、このノードを「DISABLEノード」という)。
「GUID」は、“Universally Unique ID”の略語であり、ノード毎に付与される固有の識別子である。つまり、「GUID」は、世の中に同じものが複数存在し得ないIDである。
「MIDI−IN」は、入力できるMIDI信号の数(端子数)を示し、「MIDI−OUT」は、出力できるMIDI信号の数(端子数)を示している。同様に、「AUDIO−IN」は、入力できるオーディオ信号の数(端子数)を示し、「AUDIO−OUT」は、出力できるオーディオ信号の数(端子数)を示している。なお、「MIDI−IN」、「MIDI−OUT」、「AUDIO−IN」および「AUDIO−OUT」に示される信号数は、設定値であって、最大値ではない。すなわち、ユーザは、ノード毎に、最大信号数内の信号数を自由に設定できる。なお、上記端子とは、各ノードに物理的に装備されているものではなく、図2のノード間を接続する通信回線において論理的に実現されるものである。
図4に示すように、結線情報は、ノード間における信号の通信経路を示す情報であり、属性情報格納領域に属性情報が格納されているすべてのノードの、すべての入力(IN)/出力(OUT)端子についての通信経路が記録される。結線情報には、MIDI信号に対するものと、オーディオ信号に対するものの2種類があるが、図4には、そのうちの一方、たとえばMIDI信号に対する結線情報が示されている。なお、オーディオ信号に対する結線情報は、MIDI信号に対する結線情報と同様のフォーマットによって構成すればよいので、MIDI信号に対する結線情報についての説明内容は、オーディオ信号に対する結線情報についてもそのまま該当する。
図4において、「通信元」とは、MIDI信号の出力側を意味し、「通信先」とは、MIDI信号の入力側を意味する。「通信元」には、(ノードID)(出力端子)(その他の情報)というフォーマットで、MIDI信号を出力するノードの端子位置が記録され、同様に、「通信先」には、(ノードID)(入力端子)(その他の情報)というフォーマットで、MIDI信号を入力するノードの端子位置が記録される。そして、「通信元」に隣接する「通信先」にノードの端子位置が記録されている場合には、「通信元」のノードの端子位置と「通信先」のノードの端子位置との間に通信経路が確立されていることを表す一方、「通信先」に「なし」が記録されている場合には、対応する「通信元」との間に通信経路が確立されていないことを表している。
このようなフォーマットの属性情報および結線情報は、前述のように、所定のタイミングで、当該システム内の他のノードに送信される。属性情報および結線情報を受信したノードは、この受信した属性情報および結線情報のうち、自身に関係する属性情報および結線情報を、内蔵メモリに確保された領域(たとえば、RAMに確保された領域)に格納するとともに、その情報に基づいて設定変更を行う。具体的には、自身に関係のある通信経路が変更されている場合には、変更された通信経路に基づいて、自身の通信経路(入力端子や出力端子)を変更し、変更後の通信経路に従って、MIDI信号やオーディオ信号を送信する。
以上のように構成された通信経路設定装置が実行する制御処理を、まず図5を参照してその概要を説明し、次に図6を参照して詳細に説明する。
図5は、前記表示装置7上に表示された画面の推移の一例を示す図である。
ユーザが、MIDI信号の通信経路またはオーディオ信号の通信経路のいずれかを選択して、その表示を指示すると、属性情報格納領域および結線情報格納領域にそれぞれ格納されている属性情報および結線情報が読み出されて、表示装置7上には、当該情報の格納されているすべてのノードがブロックで表示されるとともに、各ノード間の(MIDI信号またはオーディオ信号の)通信経路も表示される。図5(a)は、7つのABLEノード21〜27の情報が格納されている場合の表示例を示す図である。同図(a)では、通信経路は、隣接して表示されているノード間にそれぞれ1本のみが表示されているが、このようにしたのは、通信経路の本数を増やしたり、隣接して表示されていないノード間の通信経路を表示したりすると、見難くなるからであり、実際には、通信経路は、隣接して表示されているノード間にそれぞれ1本とは限らず、また、隣接して表示されていないノード間にも、通信経路が確立されている場合もある。さらに、各ノードには、設定された端子数の出力端子および入力端子が表示され、どのノードのどの出力端子と、どのノードのどの入力端子との間に通信経路が確立されているが分かるように、通信経路の確立された出力端子と入力端子間は、線で結ばれている。
図5(a)の状態で、ユーザが、ABLEノード22および26をシステムから切断する(通信回線を切り離して、システムに存在する他のノードと通信できない状態にする)と、ノード22および26の属性情報内の「DISABLE」フラグを“1”に書き換えて、図5(b)に示すように、ノード22および26を、DISABLEノードとして表示する。ここで、DISABLEノードの表示態様としては、たとえば、グレーアウト表示を採用している。ただし、グレーアウト表示は、図面上で表現し難いので、同図(b)では、グレーアウト表示に代えて斜線表示している。なお、本発明の特徴の一つは、ABLEノードがDISABLEノードに変更されたときでも、変更前のABLEノードの設定情報(属性情報と結線情報)を、前記RAM5の所定位置に確保した変更前情報格納領域(図示せず)に保存しておくようにしたことである。
図5(b)の状態のシステムにABLEノードが新たに追加される(新たなノードの通信回線で通信ができるように設定され、そのノードの属性情報および結線情報がそのノードから取得されて、それぞれ属性情報格納領域および結線情報格納領域に追加される)と、図5(c)に示すように、追加されたABLEノード28が追加表示される。ただし、このとき、追加されたノードの「DISABLE」フラグは、“0”である。この追加表示されたABLEノード28に対して、ユーザがクリック操作またはドラッグ操作を行うと、ABLEノード28で引き継ぎ可能な設定情報が設定されていたDISABLEノードが検索され、同図(c)に示すように、この検索したDISABLEノード26が、グレーアウト表示とは異なった特殊な表示態様、たとえば、輪郭線を所定の色で点滅させる態様で表示する。これにより、ユーザは、そのDISABLEノード26に設定されていた設定情報が新たなABLEノード28で引き継ぎできることを直感的に知ることができる。
そして、図5(c)の状態で、ABLEノード28に対して、ユーザがドラッグ操作を行って、ABLEノード28をDISABLEノード26の位置まで移動させた後、ドロップ操作を行うと、図5(d)に示すように、システムからDISABLEノード26が消えて、DISABLEノード26の表示位置に、ABLEノード28が、ABLEノードの表示態様で表示される。このとき、ABLEノード28には、DISABLEノード26に設定されていた設定情報がそのまま引き継がれて、設定される。
次に、この制御処理を詳細に説明する。
図6は、本実施の形態の通信経路設定装置、特にCPU3が実行する置換処理の手順を示すフローチャートであり、本置換処理は、図5(c)および(d)を用いて説明した処理に相当する。
本置換処理は、ユーザがクリック操作またはドラッグ操作を行ったノード、すなわち選択したノードが所定の条件を満たすときに、起動されるので、本置換処理を説明する前に、選択したノードが満たすべき条件について説明する。
選択したノードは、本実施の形態では、ABLEノードであり、かつ、未結線(他のノードのいずれにも結線されていない、つまり、この選択したノードについての結線情報において通信経路が全く設定されていない)ノードであるという条件を満たす必要があるとしている。選択したノードが、この条件を満たすかどうかは、前記属性情報格納領域および結線情報格納領域に格納された設定情報のうち、このノードに対応するものを読み出し、読み出した設定情報に基づいて、判別するようにすればよい。判別の結果、このノードが上記条件を満たすときには、処理を本置換処理に移行させる。
本置換処理では、まず、引継先ノード、すなわち選択したノードとモデルIDが所定の関係を有するDISABLEノードを検索する(ステップS1)。このステップS1の処理は、具体的には、次のようにして行う。すなわち、
(1)引継先ノードの属性情報からモデルIDを読み出し
(2)読み出したモデルIDを、すべてのDISABLEノードの、前記保存された属性情報内のモデルIDと比較し
(3)読み出したモデルIDと所定の関係(たとえば、同一)のモデルIDを有するDISABLEノードを検索する。
次に、ステップS1の検索処理の結果、該当するDISABLEノードを検出したときには、検出したすべてのDISABLEノードを引継元ノードに決定し、前記図5(c)に示すように、決定したDISABLEノードの表示ブロックの輪郭を前記特殊な表示態様(決定されなかったDISABLEノードと区別できる表示態様)で表示する(ステップS2→S3)。
そして、選択の解除の指示が受け付けられるまで、すなわち、ドラッグ後ドロップされるまで、待機し(ステップS4)、ドロップされると、その位置、すなわち引継先ノードのブロックの表示位置を検出し、検出した表示位置が、いずれかの引継元ノードのブロックの表示位置と重なっているか否かを判別し、重なっているときには、その引継元ノードが置換用として指定されていることを認識したとして、その引継元ノードを指定ノードとする(ステップS5→S6)。
次に、指定ノードの設定情報、すなわち属性情報と結線情報を読み出し、その属性情報の一部以外を引継先ノードの属性情報へ上書きするとともに、その結線情報を引継先ノードの結線情報へ上書きする。ここで、属性情報の一部とは、ノードID、「DISABLE」フラグ、GUIDおよびモデルID(つまり、ユーザの手入力による設定では、その内容を変更できないデータ)であり、これらは、引継先ノードのデータを残しておく。このようにして、指定ノードの設定情報を引継先ノードの設定情報へ反映する(ステップS6)。
次に、指定ノードの設定情報、すなわち属性情報と結線情報を前記属性情報格納領域および結線情報格納領域内から完全に削除し(ステップS7)、反映と削除が行われた後の設定情報を、通信回線を介して接続されている他のノードに連絡して、連絡した内容に合わせて他のノードに格納されている自身の属性情報と結線情報を変更させるとともに、自身の通信経路を変更させる(ステップS8)。そして、本実施の形態の通信経路設定装置では、新たな設定情報に基づいて画面表示を更新した(ステップS9)後、本置換処理を終了する。
このように、本実施の形態では、切断したノードの設定情報を、引継元ノードと引継先ノードを選択するという簡単な操作で、他のノードへ引き継がせることができる。また、引継元ノードになり得るノードを特別の態様で表示するようにしたので、ユーザは引継元ノードがどれであるかを素早く把握できる。
なお、本実施の形態では、引継先ノードを引継元ノードにドラッグ&ドロップするようにしたが、逆に、引継元ノードを引継先ノードにドラッグ&ドロップするようにしてもよい。すなわち、どのノードの設定情報をどのノードへ反映させるかが分かるような指示方法であれば、どのような指示方法を採用してもよい。
また、システムに新たなABLEノードが追加されると、ユーザが何らかの操作(たとえば、ドラッグ&ドロップ)を行わなくても、設定情報を引継可能なDISABLEノードを検索し、検索されたDISABLEノードの設定情報を自動的に引き継ぐようにしてもよい。この場合の処理は、前記図6のステップS2〜S5の処理に代えて、ステップS1で検索されたDISABLEノードが複数ある場合には、所定の優先順位で決定したいずれかのDISABLEノードを指定ノードとする一方、ステップS1で検索されたDISABLEノードが単数の場合には、このDISABLEノードを指定ノードとするいう処理をステップS2′として追加し、ステップS1,S2′およびS6〜S9の各処理を実行することで、実現できる。
なお、本実施の形態では、引継元ノードは、引継先ノードとモデルIDが同一のDISABLEノードのみとしているが、引継元ノードは、引継先ノードが設定情報を引き継ぐことのできるノードであるという条件(所定の関係)を満たしていればよい。この条件を満たすノードとしては、モデルIDが同一であるDISABLEノードに限らず、引継先ノードが設定情報を引き継ぐことのできる複数のモデル(モデルID)を予め規定しておき、そのモデルIDを持つDISABLEノードをすべて引継元ノードになり得るノードとして検索して提示することもできる。
また、本実施の形態では、DISABLEノードの表示態様として、グレーアウト表示を採用したが、これに限らないことは言うまでもない。ABLEノードと区別できる態様であれば、柄や色など、どのようなものを採用してもよい。同様に、特殊態様も、検出したDISABLEノードとそれ以外のDISABLEノードとが視覚的に識別できるものであれば、どのようなものを採用してもよい。
さらに、選択するABLEノード(ドラッグ&ドロップするABLEノード)は、未結線のものに限らず、結線済のABLEノードでもよい。その場合は、それ以前の結線はすべて削除されて、指定ノードの結線に書き換えられる。
なお、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU3やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、たとえば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、通信ネットワークを介してサーバコンピュータからプログラムコードが供給されるようにしてもよい。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU3などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施の形態に係る通信経路設定装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の通信経路設定装置を含む、複数のノードを相互接続して生成したシステム構成の一例を示すブロック図である。 属性情報格納領域に格納された各ノードの属性情報の一例を示す図である。 結線情報格納領域に格納された各ノードの結線情報の一例を示す図である。 図1内の表示装置上に表示された画面の推移の一例を示す図である。 図1の通信経路設定装置、特にCPUが実行する置換処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…操作子群(選択手段、指定手段),3…CPU(第1の保持手段、第2の保持手段、選択手段、検索手段、提示手段、指定手段、反映手段),5…RAM(第1の保持手段、第2の保持手段),7…表示装置(提示手段)

Claims (4)

  1. 通信回線を介して相互に接続された複数の通信機器からなるシステムに存在する第1の通信機器の設定情報を保持する第1の保持ステップと、
    前記システムに存在しない第2の通信機器の設定情報を保持する第2の保持ステップと、
    前記第1の通信機器のうちのいずれかを選択する選択ステップと、
    該選択ステップによって選択された第1の通信機器と所定の関係を有する第2の通信機器を検索する検索ステップと、
    該検索ステップによって検索された第2の通信機器を指定可能なものとして提示する提示ステップと、
    該提示ステップによって提示された第2の通信機器からいずれかを指定する指定ステップと、
    該指定ステップによって指定された第2の通信機器の設定情報を、前記選択された第1の通信機器の設定情報に反映させる反映ステップと
    を有する通信経路設定方法を、コンピュータに実行させるプログラム。
  2. 前記通信経路設定方法は、
    前記選択された第1の通信機器が未結線であるか否かを判別する判別ステップと、
    該判別ステップによる判別の結果、未結線である場合には、前記検索ステップ、前記提示ステップ、前記指定ステップおよび前記反映ステップの各処理を実行させる一方、未結線でない場合には、前記検索ステップ、前記提示ステップ、前記指定ステップおよび前記反映ステップの各処理を実行させないように制御する制御ステップと
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記通信経路設定方法は、
    表示手段に、前記第1の通信機器を第1の態様で表示するとともに、前記第2の通信機器を第2の態様で表示し、さらに、前記第1の通信機器間の結線状態を表示する表示ステップ
    をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 通信回線を介して相互に接続された複数の通信機器からなるシステムに存在する第1の通信機器の設定情報を保持する第1の保持手段と、
    前記システムに存在しない第2の通信機器の設定情報を保持する第2の保持手段と、
    前記第1の通信機器のうちのいずれかを選択する選択手段と、
    該選択手段によって選択された第1の通信機器と所定の関係を有する第2の通信機器を検索する検索手段と、
    該検索手段によって検索された第2の通信機器を指定可能なものとして提示する提示手段と、
    該提示手段によって提示された第2の通信機器からいずれかを指定する指定手段と、
    該指定手段によって指定された第2の通信機器の設定情報を、前記選択された第1の通信機器の設定情報に反映させる反映手段と
    を有することを特徴とする通信経路設定装置。
JP2004081149A 2004-03-18 2004-03-19 通信経路設定方法を実現するためのプログラムおよび通信経路設定装置 Expired - Fee Related JP4206944B2 (ja)

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