JP2005269362A - 画像再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像全体について細部を確認することが容易な画像再生装置を提供する。
【解決手段】 画像を入力する入力手段と、画面を有する表示部と、前記入力された画像の互いに異なる複数の一部領域を、前記入力された画像の全体領域を巡回する所定の順序で前記画面の画像表示領域の全体に表示する表示制御手段と、
を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像再生装置に関する。
撮像装置の一つであるディジタルスチルカメラ(DSC)で撮影した画像は、カード型フラッシュメモリ等の不揮発性メモリに記憶される。DSCに備えられている表示装置の画面サイズは小さいため(例えば、2インチ程度)、DSCの表示装置に画面表示された全体画像により不揮発性メモリに記憶された画像の細部を確認するのは困難である。
特許文献1には、連続撮影等によって記録される画像の予め決められた一部を拡大表示するDSCが開示されている。しかし、特許文献1に記載されたDSCによると、画像全体について細部を確認するためには、画像全体が網羅されるように拡大対象領域を繰り返し設定しなければならない。
特開2003−283888号公報
本発明は、このような問題を解決するために創作されたものであって、画像全体について細部を確認することが容易な画像再生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像再生装置は、画像を入力する入力手段と、画面を有する表示部と、前記入力された画像の互いに異なる複数の一部領域を、前記入力された画像の全体領域を巡回する所定の順序で前記画面の画像表示領域の全体に表示する表示制御手段とを備える。画像の一部領域を画面の画像表示領域の全体に表示することにより、画像の細部を確認することができる。また、画像の全体領域を巡回する所定の順序で表示対象の一部領域を自動設定することにより、画像全体について細部を確認することが容易になる。
さらに本発明に係る画像再生装置では、前記一部領域のサイズは、前記画像表示領域のサイズと等しい。表示対象の一部領域のサイズを画像表示領域のサイズと等しくすることにより、入力された画像を拡大縮小することなく正確に確認することができる。
さらに本発明に係る画像再生装置では、前記表示制御手段は、前記複数の一部領域が互いに重なり合う部分が最小になるように前記複数の一部領域を設定する。重複して表示される領域を最小化することにより、画像全体を表示するために必要な時間を短縮することができる。
さらに本発明に係る画像再生装置は、前記画像表示領域に前記一部領域の画像が表示されているときにスキップ要求を受け付ける第一操作手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記スキップ要求が受け付けられると前記所定の順序に適合しない前記一部領域の画像を前記画像表示領域に表示する。要求に応じて所定の順序に適合しない一部領域の画像の表示を可能とすることにより、すばやく所望の一部領域の画像を画面に表示することができる。
さらに本発明に係る画像再生装置では、前記表示制御手段は、前記スキップ要求が受け付けられると入力された画像の重点領域を含む前記一部領域の画像を前記画像表示領域に表示する。要求に応じて重点領域を含む一部領域の画像の表示を可能とすることにより、撮影された画像において最も確認したい重点領域の画像をすばやく画面に表示することができる。
さらに本発明に係る画像再生装置は、前記画像表示領域に前記一部領域の画像が表示されているときに拡大要求を受け付ける第二操作手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記拡大要求を受け付けると、前記画像表示領域に表示されている画像を拡大し、拡大した画像を前記画像表示領域に表示する。要求に応じて一部領域の画像を拡大して表示することにより、ユーザは画像の細部を詳細に確認できる。
さらに本発明に係る画像再生装置は、前記表示制御手段が、前記画像表示領域に表示されている前記一部領域について画像の全体領域に対する相対的位置を前記画面に表示する。表示されている一部領域の全体領域に対する相対位置を表示することにより、表示中の一部領域の画像の全体領域に対する相対位置を容易に認識することができる。
さらに本発明に係る画像再生装置では、前記表示制御手段は、前記画像表示領域に表示されている前記一部領域の次の前記一部領域について、前記表示部に表示されている前記一部領域に対する相対位置を前記画面に表示する。表示されている一部領域の次の一部領域について、表示されている一部領域に対する相対位置を表示することにより、連続して表示される一部領域の位置関係をユーザは容易に認識できる。
さらに本発明に係る画像再生装置では、前記表示制御手段は、前記入力された複数の画像のいずれかを順次選択し、前記選択された画像について前記複数の一部領域を前記画像表示領域に表示する前と後とに、前記選択された画像全体を前記画像表示領域に表示する。入力された複数の画像のいずれかを順次選択し、選択された画像について一部領域を表示する前と後とに、選択された画像全体を表示することにより、ユーザは複数の画像のそれぞれについて画像全体と細部の確認を容易に行うことができる。
さらに本発明に係る画像再生装置は、前記画像表示領域に前記一部領域の画像が表示されているときにクリップ要求を受け付ける第三操作手段と、前記クリップ要求を受け付けると前記画像表示領域に表示されている前記一部領域の画像を出力するクリップ手段とをさらに備える。一部領域の画像が表示されているときにクリップ要求を受け付けると表示されている一部領域を含む画像をクリップして出力するクリップ手段を備えることにより、ユーザ画像のクリップを容易に行うことができる。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像再生方法は、画像を入力する入力ステップと、前記入力された画像上の互いに異なる複数の一部領域を、前記入力された画像の全体領域を巡回する所定の順序で画面の画像表示領域の全体に表示する表示ステップとを備える。画像の一部領域を画面の画像表示領域の全体に表示することにより、画像の細部を確認することができる。また、画像の全体領域を巡回する所定の順序で表示対象の一部領域を自動設定することにより、画像全体について細部を確認することが容易になる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
また、本発明は装置の発明として特定できるだけでなく、プログラムの発明としても、そのプログラムを記録した記録媒体の発明としても特定することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明する。
(第一実施例)
図2は、本発明の第一実施例に係る画像再生装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。画像再生装置1は、CPU11と、フラッシュメモリ12と、RAM13と、ハードディスク装置(HDD)14と、表示部15と、操作部16と、リムーバブルメモリコントローラ18を備え、それらはバス20で相互に接続されている。
CPU11はフラッシュメモリ12に記憶されているプログラムをRAM13にロードして実行し、画像再生装置1の全体を制御する。フラッシュメモリ12は、CPU11が動作するために必要なプログラムやデータを予め記憶しておくメモリである。RAM13は各種のプログラム、データなどを一時的に記憶するメモリである。これらのプログラムや各種のデータは、所定のサーバからネットワークを介してダウンロードして入力してもよいし、リムーバブルメモリ19等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から読み出して入力してもよい。
HDD14はハードディスクやハードディスクコントローラ等を備え、オペレーティングシステム(OS)、画像再生プログラム、画像ファイル、各種のデータなどを記憶する。
表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)21(図3参照)と、LCD21を制御するディスプレイコントローラなどを備える。表示部15はCPU11によって制御され、リムーバブルメモリ19から入力された画像等を表示する。
操作部16は、ユーザが表示部15に表示される各種メニューの選択を行うための各種のボタンを備える。
リムーバブルメモリコントローラ18は、CPU11により制御され、カードスロットに装着されるリムーバブルメモリ19からの画像ファイルの読み出しや、リムーバブルメモリ19への画像ファイルの書き込みを行う。リムーバブルメモリコントローラ18は請求項に記載の入力手段に相当する。
リムーバブルメモリ19は、図示しないカードスロットに着脱自在の外部記憶媒体であって、具体的に例えばディジタルスチルカメラ(DSC)に着脱自在のカード型フラッシュメモリである。尚、画像ファイルの読み出し及び書き込みは、カードスロットに装着されたリムーバブルメモリのみに限らず、USB等のインターフェース手段により接続されたCDドライブや、DSC、パーソナルコンピュータ(PC)に内蔵されるHDD等とCPU11との間で行ってもよい。
図3は、画像再生装置1の外形を示す模式図である。画像再生装置1は、LCD21と、操作部16と、USB等のインタフェースコネクタ27と、図示しないカードスロット等、を備える。インタフェースコネクタ27は、PCやCDドライブ、またはプリンタ等を接続することができ、請求項に記載の入力手段としても機能する。操作部16は、印刷ボタン22と、メニューボタン23と、十字キー24と、OKボタン25と、CANCELボタン26等により構成される。印刷ボタン22が押下されると、表示部15に各種印刷に関するメニューが表示され、ユーザは十字キー24やOKボタン25を操作することにより印刷に関する各種の設定、及び印刷を行うことができる。メニューボタン23が押下されると、各種メニューが表示部15に表示され、ユーザの画像再生装置1への各種の操作が可能になる。また、メニューボタン23は後述する画像のクリップ操作にも用いられ、請求項に記載の第三操作手段として機能する。十字キー24は、各種メニューが表示されているときは、各項目の選択を受け付ける。また、十字キー24は、後述する画像のスキップ操作にも用いられ、請求項記載の第一操作手段として機能する。OKボタン25は、各種設定項目の決定操作を受け付け、また、後述する画像の拡大操作にも用いられ、請求項記載の第二操作手段として機能する。
図4は、本発明の第一実施例に係る画像再生プログラムの論理的な構成を示すブロック図である。画像再生プログラムは、OS30と、スライドショー制御部31と、自動巡回スクロール部32と、クリップ部33と、拡大部34等により構成される。OS30は、操作部16が受け付ける各種の要求信号を受け取り、スライドショー制御部31と、自動巡回スクロール部32と、クリップ部33と、拡大部34等の各種プログラムを起動し制御して、これらのプログラムから出力される画像等を表示部15に表示する。OS30は、請求項に記載の入力手段、表示制御手段、第一操作手段、第二操作手段、第三操作手段、クリップ手段として機能する。また、スライドショー制御部31と、自動巡回スクロール部32と、拡大部34は表示制御手段として機能し、クリップ部33はクリップ手段として機能する。
図5は、スライドショーを起動するときLCD21に表示される画面を示す模式図である。画像再生装置1が起動された状態でメニューボタン23が押下されると、画像再生装置1はメインメニュー画面41をLCD21に表示する。ユーザがメインメニュー画面41において十字キー24を操作して「スライドショー」を選択し、OKボタン25を押下して決定すると、画像再生装置1はLCD21にメモリ選択画面42を表示する。ユーザがメモリ選択画面42において、十字キー24及びOKボタン25を操作して画像ファイルを読み込む記憶媒体を選択し決定すると、OS30はスライドショー要求を受け付け、スライドショー制御部31を起動する。尚、図例では、記憶媒体はメモリカードが選択されており、以下メモリカードすなわちリムーバブルメモリから画像ファイルを読み込む場合について説明する。
図6はスライドショー制御部31が実行するスライドショー制御処理のフローチャートである。画像再生装置1は、リムーバブルメモリ19に記憶されているいずれかの画像を撮影日時等の予め決められた順序でOS30を介してRAM13に読み込む(ステップS100)。次に、画像再生装置1は、入力された画像の全体が表示部15のLCD21に表示されるように、入力された画像をLCD21の画像表示領域のサイズに縮小し、縮小した画像をLCD21に表示する(ステップS102)。ここで、画像表示領域とは、LCD21において画像を表示する領域であり、画面全体あるいは画面端部のツールバー等を除いた領域を指す。
図1は、自動巡回スクロールを実行したときLCD21に表示される各画面の画面遷移図である。画像再生装置1では、LCD21に入力された画像の全体画像を表示する全体画像画面61を表示しているとき、メニューボタン23が押下されると、OS30は自動巡回スクロール要求を受け付ける。自動巡回スクロール要求により、自動巡回スクロール部32が起動され、自動巡回スクロール処理が行われる(ステップS104、ステップS106)。ステップS104において、メニューボタン23が押下されないときは、ステップS110に進む。
図7は、入力された画像50の一例を示す模式図である。ここで、自動巡回スクロールの概要について説明する。自動巡回スクロールとは、入力された画像50の全体領域を網羅するように複数のサイズが等しい一部領域を設定し、複数の一部領域を巡回しながら一部領域の画像を順次表示していく表示方法である。ここで、一部領域とは、入力された画像50の全体領域内において設定される矩形の領域である。以下、図例について説明する。まず、入力された画像50上における一部領域の位置の指定は、全体領域の左上を原点(0,0)とする座標系において行う。図例において、一部領域は各々左上角の点(以下、左上点という。)をP1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P9(以下、総称してPnという。)とし、領域のサイズを縦hピクセル、横wピクセルとする領域であり、左上点の座標を指定することで一意的に決まる。また、全体領域のサイズは、縦Hピクセル、横Wピクセルである。画像再生装置1は、一部領域の左上点Pnの座標を更新しながら指定し、図1に示すように、入力された画像50から左上点Pnにより規定される一部領域により切り取られた画像62、63、64、65、66、67、68、69、70を順次表示していく。
本発明の第一実施例においては、一部領域の数が最小となるように一部領域が重なり合う部分が最小となるように設定する。また、本発明の第一実施例においては、一部領域の巡回の順序は、左上から右方向に移動して端まで達した後、Y軸方向に所定量移動してX軸方向は再度左端から移動していくものとする。さらに、本発明の第一実施例においては、入力された画像50を拡大縮小することなく正確に表示できるように、一部領域のサイズをLCD21の画像再生領域のサイズに一致させる。
また、一部領域の画像をLCD21に表示するとき、画像再生装置1は、一部領域の画像を表示しているレイヤより上位のレイヤに、図1に示すように、表示している画像の各一部領域の全体領域に対する相対位置を示す案内図形71を表示する。図1における案内図形71は、1つのセルが塗りつぶされた表を表している。表の外枠が全体領域に対応し、各セルが複数の一部領域に対応し、塗りつぶされたセルが現在表示されている一部領域に対応する。案内図形71を表示することにより、ユーザは表示中の一部領域の画像の全体領域に対する相対位置を容易に認識することができる。また、図8に示すように、次に表示する一部領域の現在表示している一部領域に対する相対位置を表す矢印72を、案内図形71の代わりに又は案内図形71とともに、表示してもよい。矢印72の矢印は、次の一部領域が存在する方向を指すことにより、連続して表示される一部領域の位置関係を容易に認識できるようにしている。
図9は、自動巡回スクロール処理を示すフローチャートである。
まず、画像再生装置1は、重複幅を計算する(ステップS202)。ここで、重複幅とは、全体領域を網羅するように設定された複数の一部領域が重なり合う領域において、一部領域がX方向に移動するときに次の一部領域と重複する領域のX方向の幅をX方向重複幅とする。また、Y方向に移動するときに次の一部領域と重複する領域のY方向の幅をY方向重複幅とする。以下、重複幅の算出について説明する。まず、X方向及びY方向の一部領域の配列数を計算する。X方向の一部領域の配列数pは、W/wにおいて小数点以下を切り上げた値である。また、Y方向の一部領域の配列数qは、H/hにおいて小数点以下を切り上げた値である。この配列数pおよびqにより、X方向重複幅sは(wp−W)/(p−1)、Y方向重複幅tは(hq−H)/(q−1)となる。
次に、画像再生装置1は、一部領域の左上点Pnの座標を初期化して(0,0)とし(ステップS204)、左上点Pnにより規定される一部領域の画像をLCD21に表示する(ステップS205)。ここで、後述するスキップ要求、拡大要求、クリップ要求が発生しなかった場合は、ステップS242に進む。
次に、ステップS242において、一部領域の左上点PnのX座標を更新する。ここで、左上点Pnにより規定される一部領域の次の一部領域の左上点のX座標は、左上点PnのX座標Xを用いると、X+w−sとなる(ステップS242)。更新結果によりX座標が右端を超えている、すなわちX座標の値がWを超えていたら右端に達したと判定し(ステップS244)、X座標を初期化して0とし、次の一部領域の左上点のY座標を更新する。ここで、左上点Pnにより規定される一部領域の次の一部領域の左上点のY座標は、PnのY座標Yを用いると、Y+h−tとなる(ステップS246)。また、更新結果によりY座標が下端を越えている、すなわちY座標の値がHを超えていたら自動巡回スクロールは終了と判定し(ステップS248)、自動巡回スクロール処理を終了する。終了と判定されない場合は、ステップS205に戻って更新した左上点により規定される一部領域の画像をLCD21に表示する。
自動巡回スクロール処理が終了すると、画像再生装置1は、スライドショー処理のステップS108において、入力された画像をLCD21の画像表示領域のサイズに縮小した画像を、LCD21に表示する。スライドショー処理は、処理中にCANCELボタン26が押下されるか、表示対象の全ての画像の表示が完了するまで、順次画像ファイルを読み込んで、ステップS100からの処理を繰り返す(ステップS110)。
図10は、自動巡回スクロール中にスキップ要求を受け付けたときの画面遷移図である。自動巡回スクロール処理中に、操作部16において十字キー24が上方向もしくは下方向に押下されると、画像再生装置1は上へのスキップ要求もしくは下へのスキップ要求を受け付ける(ステップS206)。ここで、上とは画像の座標系においてYの座標値が減少する方向、下とはYの座標値が増加する方向である。画像再生装置1では、下へのスキップ要求を受け付けると(ステップS207)、表示している一部領域のすぐ下の一部領域の画像が表示できるように一部領域の左上点のY座標を更新する。ここで、左上点Pnにより規定される一部領域のすぐ下の一部領域の左上点のY座標は、PnのY座標Yを用いると、Y+h−tとなる(ステップS220)。また、上へのスキップ要求を受け付けると、表示している一部領域のすぐ上の一部領域の画像が表示できるように一部領域の左上点のY座標を更新する。ここで、左上点Pnにより規定される一部領域のすぐ上の一部領域の左上点のY座標は、PnのY座標Yを用いると、Y−h+tとなる(ステップS210)。また、Y座標の更新結果が下端を超えている、すなわちY座標がHを超えているときは下端に達したと判定し(ステップS222)、Y座標を0に初期化する(ステップS224)ことにより下端から上端へのスクロールが可能となる。また、Y座標の更新結果が上端を超えている、すなわちY座標が負の値なっているときは上端に達したと判定し(ステップS212)、Y座標にH−hを設定する(ステップS214)ことにより上端から下端へのスクロールが可能となる。図例において具体的に説明すると、画像再生装置1は、一部領域の画像66を表示しているときに十字キー24が下方向に押されると、画像69にスキップし、再度十字キー24が下方向に押されると、上端にスクロールして画像63を表示する。
画像再生装置1は、自動巡回スクロール中にOKボタン25が押下されると拡大要求を受け付け(ステップS230)、拡大部34を起動する。拡大部34による拡大処理は、左上点Pnにより規定される一部領域の画像を拡大し、画像再生装置1は、LCD21の画像表示領域のサイズに収まる中央部の画像をLCD21に表示する(ステップS232)。
図11は、クリップ処理を示すフローチャート、図12は、クリップ処理を行うときにLCD21に表示される各画面の画面遷移図である。自動巡回スクロール処理において、自動巡回スクロール中にメニューボタン23が押下されると、画像再生装置1はクリップ要求を受け付け(ステップS234)、クリップ部33を起動し、クリップ処理を行う(ステップS236)。
以下、クリップ処理について説明する。自動巡回スクロール中にメニューボタン23が押下されると、画像再生装置1は、LCD21に表示されている画像の一部領域がクリップ指定されたと判定する(ステップS300)。このとき画像再生装置1は、LCD21にクリップ指定された一部領域の画像を表示し、その上位のレイヤにクリップされた旨を表示する。次に、クリップ指定された一部領域の左上点の座標をRAM13に記憶する(ステップS302)。図例において、クリップ指定された画像は画像63及び画像70であり、RAM13に記憶される一部領域の左上点の座標は画像63及び画像70の一部領域の左上点であるP2およびP9(図7参照)の座標である。自動巡回スクロール中にメニューボタン23が予め設定された短時間内に2度押下されると、画像再生装置1はクリップ完了と判定する(ステップS304)。画像再生装置1は、RAM13に記憶されているクリップ指定された一部領域の左上点の座標と一部領域のサイズに基づいて、クリップ指定された一部領域の全てを含む最小矩形の領域を算出する(ステップS306)。次に、算出された領域の画像80をクリップし(ステップS307)、クリップした画像80をLCD21に表示する(ステップS308)。図例においては、入力された画像50上で画像63と画像70を含む最小矩形の領域がクリップされる。クリップした画像80を表示しているとき、OKボタン25が押下されると、記憶要求と判定し(ステップS310)、クリップした画像を元画像に置き換えてリムーバブルメモリ19に記憶する。尚、クリップした画像は元画像と置き換えずに、別途記憶してもよいし、元画像に関連付けて記憶してもよい。
以上のように、本発明の第一実施例に係る画像再生装置によれば、画像の一部領域を画面の画像表示領域の全体に表示することにより、画像の細部を確認することができる。また、一部領域が画像の全体領域を巡回するように一部領域を自動設定することにより、画像全体について細部を確認することが容易になる。
また、一部領域が互いに重なり合う領域を最小化することにより、画像全体を表示するために必要な時間を短縮することができる。
さらに、一部領域の画像を表示中に十字キー24を上方向もしくは下方向に押下することにより、一部領域の上下方向への移動を可能としたため、すばやく所望の一部領域の画像を表示することができる。
さらに、一部領域の画像を表示しているときに、画像の拡大要求の受け付けも可能としたため、画像の細部を詳細に確認することができる。
さらに、表示されている一部領域の全体領域に対する相対位置を画像の一部領域と合成表示することにより、表示中の一部領域の画像の全体領域に対する相対位置を容易に確認することができる。
さらに、表示されている一部領域の次の一部領域について表示されている一部領域に対する相対位置を示すグラフィック表示を表示することにより、連続して表示される一部領域の位置関係を容易に認識することができる。
さらに、一部領域が画像全体を巡回しているときにクリップ範囲の設定操作を受け付けることにより、画像のクリップを容易に行うことができる。
(第二実施例)
第二実施例による画像再生装置1では、ユーザにより自動巡回スクロール要求が入力されなくても、スライドショーにおいて入力された画像50の全体領域の画像を表示した後、一部領域の画像を順次表示する。また、自動巡回スクロールにおいて一部領域の画像を表示しているとき、画像の重点領域を含む一部領域へのスキップを可能とする。尚、第二実施例では第一実施例と実質的に同一な部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図13は、本発明の第二実施例に係るスライドショー制御部31が実行するスライドショー制御処理のフローチャートである。画像再生装置1は、リムーバブルメモリ19に記憶されているいずれかの画像を撮影日時等の予め決められた順序でOS30を介してRAM13に読み込む(ステップS100)。次に、画像再生装置1は、入力された画像の全体が表示部15のLCD21に表示されるように、入力された画像をLCD21の画像表示領域のサイズに縮小し、縮小した画像をLCD21に表示する(ステップS102)。次に、画像再生装置1は、自動巡回スクロール部32を起動し、自動巡回スクロール処理を行う(ステップS106)。自動巡回スクロール処理が終了すると、スライドショー処理のステップS108において、画像再生装置1は入力された画像50をLCD21の画像表示領域のサイズに縮小した画像をLCD21に表示する。スライドショー処理では、CANCELボタン26が押下されるか、表示対象の全ての画像の表示が完了するまで、順次画像ファイルを読み込んで、ステップS100からの処理を繰り返す(ステップS110)。
図14は、本発明の第二実施例に係る自動巡回スクロール処理を示すフローチャート、図15は、自動巡回スクロール中に重点領域スキップ要求を受け付けたときの画面遷移図である。ここで、重点領域とは、画像を撮影したときにピントを合わせた箇所等であり、付属情報として画像データ等と共に画像ファイルに記憶されている。自動巡回スクロール処理中に(例えば、一部領域の画像63を表示しているときに)、操作部16の十字キー24が右方向に押下されると、画像再生装置1は重点領域スキップ要求を受け付ける(ステップS260)。画像再生装置1では、画像の重点領域を現在表示している画像ファイルから読み取り(ステップS250)、重点領域の中心を中心とし、サイズはLCD21の画像表示領域のサイズと同じ領域を算出する(ステップS252)。次に、算出した領域の画像75をLCD21に表示する(ステップS254)。図例においては重点領域がハッチングによって表示されているが、表示しなくてもよい。
以上のように、本発明の第二実施例に係る画像再生装置によれば、入力された複数の画像のいずれかを順次選択し、その各々について、入力された画像の全体を表示した後、自動的に画像の一部領域を順次表示することにより、画像全体と細部の確認を容易に行うことができる。
また、重点領域へのスキップを可能とすることにより、撮影された画像において最も確認したい画像をすばやく画面に表示することができる。
本発明の第一実施例に係る自動巡回スクロール実行時の画面遷移図。 本発明の第一実施例に係る画像再生装置のハードウェア構成を示すブロック図。 画像再生装置の外形を示す模式図。 本発明の第一実施例に係る画像再生プログラムの論理的な構成を示すブロック図。 本発明の第一実施例に係るスライドショー起動時の画面遷移図。 本発明の第一実施例に係るスライドショー制御処理を示すフローチャート。 本発明の第一実施例に係る入力された画像における全体領域及び一部領域を示す模式図。 本発明の第一実施例に係る自動巡回スクロール実行時の画面遷移図。 本発明の第一実施例に係る自動巡回スクロール処理を示すフローチャート。 本発明の第一実施例に係るスキップ要求受け付け時の画面遷移図。 本発明の第一実施例に係るクリップ処理を示すフローチャート。 本発明の第一実施例に係るクリッピング時の画面遷移図。 本発明の第二実施例に係るスライドショー制御処理を示すフローチャート。 本発明の第二実施例に係る自動巡回スクロール処理を示すフローチャート。 本発明の第二実施例に係る重点領域スキップ要求受け付け時の画面遷移図。
符号の説明
15 表示部、21 LCD(表示部)、18 リムーバブルメモリコントローラ(入力手段)、23メニューボタン(第三操作手段)、24 十字キー(第一操作手段)、25 OKボタン(第二操作手段)、27 インタフェースコネクタ(入力手段)、30 OS(入力手段、表示制御手段、第一操作手段、第二操作手段、第三操作手段)、31 スライドショー制御部(表示制御手段)、32 自動巡回スクロール部(表示制御手段)、33 クリップ部(クリップ手段)、34 拡大手部(表示制御手段)、50 入力された画像

Claims (11)

  1. 画像を入力する入力手段と、
    画面を有する表示部と、
    前記入力された画像の互いに異なる複数の一部領域を、前記入力された画像の全体領域を巡回する所定の順序で前記画面の画像表示領域の全体に表示する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像再生装置。
  2. 前記一部領域のサイズは、前記画像表示領域のサイズと等しいことを特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記複数の一部領域が互いに重なり合う部分が最小になるように前記複数の一部領域を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像再生装置。
  4. 前記画像表示領域に前記一部領域の画像が表示されているときにスキップ要求を受け付ける第一操作手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記スキップ要求が受け付けられると前記所定の順序に適合しない前記一部領域の画像を前記画像表示領域に表示することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の画像再生装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記スキップ要求が受け付けられると入力された画像の重点領域を含む前記一部領域の画像を前記画像表示領域に表示することを特徴とする請求項4に記載の画像再生装置。
  6. 前記画像表示領域に前記一部領域の画像が表示されているときに拡大要求を受け付ける第二操作手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記拡大要求を受け付けると、前記画像表示領域に表示されている画像を拡大し、拡大した画像を前記画像表示領域に表示することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像再生装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記画像表示領域に表示されている前記一部領域について画像の全体領域に対する相対的位置を前記画面に表示することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像再生装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記画像表示領域に表示されている前記一部領域の次の前記一部領域について、前記表示部に表示されている前記一部領域に対する相対位置を前記画面に表示することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像再生装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記入力された複数の画像のいずれかを順次選択し、前記選択された画像について前記複数の一部領域を前記画像表示領域に表示する前と後とに、前記選択された画像全体を前記画像表示領域に表示することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像再生装置。
  10. 前記画像表示領域に前記一部領域の画像が表示されているときにクリップ要求を受け付ける第三操作手段と、
    前記クリップ要求を受け付けると前記画像表示領域に表示されている前記一部領域を含む画像をクリップして出力するクリップ手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像再生装置。
  11. 画像を入力する入力ステップと、
    前記入力された画像上の互いに異なる複数の一部領域を、前記入力された画像の全体領域を巡回する所定の順序で画面の画像表示領域の全体に表示する表示ステップと、
    を備えることを特徴とする画像再生方法。
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