JP5247580B2 - 表示制御装置、表示制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザーが見やすいように、表示アイテムの画像情報を制御することができる表示制御装置、表示制御方法、プログラム及び記録媒体に関する。
近年、環境への配慮から、写真や文書等は、紙への出力を極力削減し、液晶ディスプレイ等に表示し、電子データで情報共有されることが多くなっている。また、写真や文書等は、打ち合わせ等の参考資料として用いられることが多く、これらの電子データを表示アイテムとして取り扱う表示制御装置が提案されている。
これらの表示制御装置は、水平に画面を配置したテーブル型の表示装置(表示部)の周囲を複数のユーザーが囲んだ状態で使用されるものである。しかし、写真や文書等の表示アイテムは天地のある画像であるため、ユーザーの位置に依存して、視認性に差が生じてしまう。
正対して見ることができる位置のユーザーは、内容まで判読できるが、逆位置(正対から180度回転した状態で見える位置)にいるユーザーにとっては、文章等を詳細に判読することは不可能である。また、ユーザーまでの距離もまちまちであり、あるユーザーにとっては視認に十分な表示サイズであっても、別のユーザーには小さ過ぎたり、大き過ぎたりする場合があった。
上記課題に対し、特許文献1は、ユーザーの位置とウインドウ作成時の矩形情報から、当該ユーザーに正対となるように表示アイテムの表示角度を制御する表示制御装置を開示している。
また、特許文献2は、水平に配置された表示手段を囲んで着席したユーザーの数に応じて、各ユーザーに画面領域を割り当て、当該領域の表示アイテムを当該ユーザーに正対となるように表示角度を制御する表示制御装置を開示している。
特開2000−163179号公報 特開2005−346353号公報
しかし、上記従来技術では、ユーザーの操作位置に制限があり、任意の位置で表示アイテムの表示角度等の変更を制御することができないという課題があった。
特許文献1においては、表示手段の周囲に設けられたユーザーの位置特定手段により、表示手段の外周のどの四辺にユーザーが存在するかを特定する。そのため、ある一辺に2以上のユーザーが存在する場合、どちらのユーザーが表示アイテムに対する操作を行ったのかを識別することができない。
特許文献2においては、ユーザーの着席位置によって画面領域が割り当てられるため、他人の領域の表示アイテムについては、自分の領域まで移動するまで正対となるように表示されない。また、他人の領域の表示アイテムへの操作は、どちらのユーザーが行った操作なのかを識別することができない。
本発明の目的は、ユーザーの操作位置に制限なく、任意の位置で表示アイテムの表示角度等を制御することができ、表示アイテムをユーザーの視認性よく表示することが可能な表示制御装置、表示制御方法、プログラム及び記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の表示制御装置は、表示手段に表示された表示アイテムを撮像可能な撮像手段を有する撮像装置と通信可能な表示制御装置であって、前記表示手段に表示アイテムを表示するよう制御する表示制御手段と、前記撮像手段が前記表示手段を撮像して得られた画像中の前記表示アイテムの画像と、前記表示制御手段が表示制御している前記表示アイテムの画像情報とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記表示制御手段が表示制御している前記表示アイテムの表示形態を変更する変更手段と、を有し、前記変更手段は、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記表示制御手段が表示制御している前記表示アイテムの表示角度と、前記撮像手段が前記表示手段を撮像して得られた画像中における前記表示アイテムの角度との角度差が小さくなるように、前記表示制御手段が表示制御している前記表示アイテムの表示角度を変更することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーの操作位置に制限なく、任意の位置で表示アイテムの表示角度等を制御することができ、表示アイテムをユーザーの視認性よく表示することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る表示制御装置の主要な構成を示すブロック図である。 図1の表示制御装置の使用状況の一例を示す説明図である(1)。 図1の撮像部によって実行される撮像処理の手順を示すフローチャートである。 図1の表示制御部によって実行される表示制御処理の手順を示すフローチャートである。 (a),(b)は、図1の表示制御装置の使用状況の一例を示す説明図である(2)。 (a),(b)は、図1の表示制御装置の使用状況の一例を示す説明図である(3)。 (a),(b)は、図1の表示制御装置が管理する表示アイテムリストを示す図である。 (a),(b),(c)は、図5、図6における表示アイテムに付与されたマーカーの例を示す説明図である。
以下、本発明を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る表示制御装置の主要な構成を示すブロック図である。
図1において、本実施の形態の表示制御装置は、撮像部11と、表示部12と、表示制御部13とを備える。
撮像部11は、表示部12に表示された表示アイテムを撮像することにより、ユーザーが視認性良く表示することを所望する表示アイテムの選択を行う手段である。表示部12は、本実施の形態によるグラフィックユーザインターフェースを表示するためのものであり、後述する画像や表示アイテムが表示される。
撮像部11で撮像された表示アイテムの画像は、通信手段を通じて表示制御部13に送信される。通信手段については、データの送受信が可能であればよく、USBケーブル等で両者を接続して行う有線通信手段でも赤外線通信等の無線通信手段であってもよい。撮像部11は、表示アイテムの撮像、表示制御部13との通信が可能であればよく、例えば、通信機能付きのデジタルカメラやカメラ機能付きの携帯電話端末等が利用できる。
表示制御部13は、表示アイテムを表示部12に表示するための制御を行う手段であり、情報処理装置としての一般的な構成である情報処理部100を備える。情報処理部100は、内部バス111で接続されたCPU(中央演算処理装置)101、HD(ハードディスク)102、メモリ103、入力部105、記録媒体ドライブ106、I/F(ネットワークインターフェイス)107を備える。
CPU101は、コンテンツ管理装置の動作を制御する演算処理装置であり、入力部105等を介してユーザーからの指示受け付けをし、後述する各種プログラムを実行し、表示部12の表示制御を行う。HD102には、画像や、CPU101の動作処理手順(例えば、コンピュータの立ち上げ処理や基本入出力処理、後述する本発明の各処理等のプログラム)が記録されている。
メモリ103は、CPU101のワークエリアとして使用される。入力部105は、ユーザーからの指示を受け付けるためのものであり、キーボードやポインティングデバイスとしてのマウス等の入力デバイスである。ユーザーは、入力部105を使用することで、コンテンツ管理プログラムを実行できるような構成となっている。
記録媒体ドライブ106は、CD−ROMやDVD−ROM、フラッシュメモリ等からなる外部記録媒体108に格納されているデータの読み出しや、外部記録媒体108にデータの書き込みを行う装置である。I/F107は、通信回線109を介してネットワーク110と接続される。CPU101がI/F107を介してネットワーク110上にあるプログラムを実行することも可能であり、ネットワーク110上のプログラムにも本発明を適用できる。
表示制御部13は、これら情報処理部100に加え、画像比較部14、画像情報変更部15を備える。表示制御部13は、撮像部11から送信された表示アイテムの画像を受信し、画像比較部14、画像情報変更部15による処理を行い、表示アイテムの表示角度等の画像情報を変更する。
画像比較部14は、撮像部11で撮像された表示アイテムの画像と、表示制御部13が表示中の当該アイテムの画像情報を比較することで、表示アイテムに対して撮像部11の位置からどのように視認できるかを比較する手段である。画像情報変更部15は、画像比較部14による比較結果、即ち、比較された画像の差異(例えば、表示角度の差異)に応じて、表示アイテムの表示角度等の画像情報を変更する手段である。
<実施例1>
本実施例では、本発明に係る表示制御装置(の表示制御部13)が、撮像部11により撮像された表示アイテムについて、撮像部11に正対となるように表示角度を制御する例について述べる。
図2は、図1の表示制御装置の使用状況の一例を示す説明図である(1)。
本実施例では、表示部12として、複数のユーザーが周囲から閲覧できるように、画面を水平に配置したテーブル型のものを用いた。また、表示部12は、表示アイテムを表示できるものであればよく、液晶ディスプレイ等の平面ディスプレイでも、液晶プロジェクタのような投影システムであってもよい。
表示部12の画面上には、写真や文書等の画像データである表示アイテム221〜224が表示されているが、これら写真や文書等には天地が存在し、天地が入れ替わるとユーザーにとって情報としての認識が困難となる。例えば、表示アイテムが文書等の文字情報の場合、天地が入れ替わると、内容を判読するのはほとんど不可能となる。
本実施例では、このような状況を、表示アイテムの天地を↑(矢印)で示すことで説明する。↑(上方向を向いた矢印)は、ユーザーが当該表示アイテムを正面から見たときに正対して見ることができる方向であることを示している。一方、↓(下方向を向いた矢印)は、ユーザーが当該表示アイテムを正面から見たときに表示アイテムの天地が入れ替わった方向であることを示している。
例えば、ユーザー241の位置から表示アイテム221〜224を見た場合、全て↑(上方向を向いた矢印)となっており、正対して表示アイテムを見ることができる。一方、ユーザー242の位置では、全て↓(下方向を向いた矢印)となっており、天地が入れ替わった状態で表示アイテムを見ることとなる。
ユーザー241は撮像部11―1を使用する。ユーザー242は撮像部11−2を使用する。
図3は、図1の撮像部によって実行される撮像処理の手順を示すフローチャートである。
このフローにおける各処理は、撮像部11に備えられたシステム制御回路が不揮発性メモリに格納されたプログラムをメモリに展開して実行することにより実現される。各処理ステップには符号Sを付す。
撮像部11は、まず、ユーザーによって撮像が実行されたかを検知する(S301)。撮像が実行された場合、撮像部11に備えられた通信手段を介して、表示アイテムの画像を表示制御部13に送信する(S302)。
図4は、図1の表示制御部によって実行される表示制御処理の手順を示すフローチャートである。
このフローにおける各処理は、情報処理部100に備えられたCPU101がHD102に格納されたプログラムをメモリ103に展開して実行することにより実現される。
表示制御部13は、撮像部11から画像を受信する(S401)ことにより、本処理は開始する。次に、表示制御部13に備えられた画像比較部14が、撮像部11で撮像された表示アイテムの画像と、表示制御部13が表示中の当該アイテムの画像情報を比較し(S402)、差異量dを算出する(S403)。
次に、表示制御部13に備えられた画像情報変更部15が、表示アイテムを回転する等の画像情報を変更する処理を行い(S404)、画像比較部14は、改めて変更処理後の差異量d1を算出する(S405)。dとd1の比較より、撮像部11で撮像された表示アイテムの画像と、表示制御部13が表示中の当該アイテムの画像情報との差異量dが最小となったとき(S406)、変更処理を終了する。
図5(a)、(b)、図6(a)、(b)は、図1の表示制御装置の使用状況の一例を示す説明図である。
図2と同一の符号については説明を省略する。図5(a)において、ユーザー241が撮像部11−1により、表示アイテム222を撮像した際の画像が図5(b)に対応する。画像501には、表示アイテム222が写っており、ユーザー241の位置から撮像すると、画像の天地を示すために用いた矢印は、↑(上方向を向いた矢印)となり、ユーザー241に対し、正対となっている。
ここで、表示アイテムの撮像については、図5(b)のように、画像中に表示アイテムが収まり、かつ、表示アイテム以外の背景があまり写らないようにすることが望ましい。これによって、表示制御部13が画像データ中に含まれる表示アイテムを特定するのが容易になる。
撮像部11−1は、表示アイテム222の撮像後、画像501を表示制御部13に送信する。画像の送受信については、撮像後、自動で行ってもよいし、ユーザーが所望する画像についての送信に関するメニューを選択することで任意に実行してもよい。
また、撮像部11と表示制御部13との間の通信手段は、互いを識別可能であることが望ましく、これによって、どの撮像部11から送信された画像であるかを識別することが可能であり、2以上のユーザーでの同時操作が可能となる。撮像部11−1で撮像された画像501を受信すると、表示制御部13は、受信した画像と表示部12に表示中の画像情報の比較を行う。
ここで、表示制御部13の表示アイテムの管理について説明する。表示制御部13は、図7に示す表示アイテムリストを用いて、表示アイテムを表示制御している。
図7(a)は、図5(a)の状態の表示アイテムリストである。表示アイテムリストは、各表示アイテムについて、表示座標、表示角度、表示サイズを規定するものである。
表示座標は、各表示アイテムの中心点の座標であり、画面上のどこに表示するかを規定するものである。また、表示角度は、基準方向に対する角度で規定され、本実施例では基準とする方向25からどれだけ回転した状態であるかを表現するものである。表示サイズは、原画像からの拡大・縮小率を示し、表示するサイズを既定するものである。
また、受信した画像と表示中の画像情報の比較を行う際、受信した画像が表示アイテムリストに含まれないものであれば、当該画像を新規の表示アイテムとして、表示アイテムリストに追加する。
即ち、CPU101は、撮像部11により撮像された画像が表示制御部13が表示制御する表示アイテムの画像でないときは、撮像部11により撮像された画像を表示アイテムとして追加する表示アイテム追加手段として機能する。
表示アイテム222は、図7(a)の表示アイテムリストによれば、表示角度0度(基準とする方向25と一致する方向)として表示制御されている。表示制御部13は、画像501を受信すると、表示アイテムリストの各表示アイテムとの比較を行う。
画像データ501に含まれる表示アイテム222は、画像の天地を示すための矢印が↑(上方向を向いた矢印)となっている。つまり、受信した画像と表示中の画像情報の間で角度に差が無い状態であり、画像比較部14によって、表示アイテム222の表示角度に正対する方向から撮像したと判定される。画像データ501に対しては、正対する位置から撮像を行っているので、画像情報変更部15による回転処理を行うことなく、ユーザー241は表示アイテム222を閲覧することとなる。
図5(a)において、ユーザー242が撮像部11−2により、表示アイテム223を撮像した際の画像が図5Dに対応する。画像502には、表示アイテム223が写っており、ユーザー242の位置から撮像すると、画像の天地を示す矢印は、↓(下方向を向いた矢印)となり、ユーザー242に対し、180度回転した状態となっている。
撮像部11−2は、表示アイテム223の撮像後、画像502を表示制御部13に送信する。撮像部11−2で撮像された画像502を受信すると、表示制御部13は、受信した画像と表示部12に表示中の画像情報の比較を行う。この比較には、既知のさまざまな画像比較の技術が用いることができる。
また、後述するように処理を簡単に行うために、予め表示アイテムにマーカーを付与しておき、該マーカーの付与された位置・種類・個数等によって、受信した画像と表示部12に表示中の画像情報の比較を行ってもよい。表示アイテム223は、図7(a)の表示アイテムリストによれば、表示角度0度(基準とする方向25と一致する方向)として表示制御されている。
表示制御部13は、画像502を受信すると、表示アイテムリストの各表示アイテムとの比較を行い、画像502を180度回転した際に表示アイテム223の画像情報との差異量が最小と判定する。よって、画像情報変更部15によって、表示アイテム223は180度回転処理がなされ、ユーザー242は、表示アイテム223を正対した状態で閲覧することが可能となる。
画像501、502を用いて説明した処理が実行された状態が図6(a)であり、その際の表示アイテムリストが図7(b)に対応する。表示アイテム222についえは、ユーザー241が正対して閲覧できる状態となっており、表示アイテム223については、ユーザー242が正対して閲覧できる状態となっている。
以上に述べた通り、表示アイテムを撮像し、撮像した画像と表示中の画像情報を比較することで、例えば、表示アイテムを撮像部11に正対となるように表示角度を制御することが可能である。また、本発明においては、同様の画像比較によって、表示座標、表示サイズ、パースペクティブ、色あいの変更を、ユーザーの位置に制限なく実施することが可能である。
本発明は、主旨を逸脱しない範囲において以下のように変更が可能である。
上記実施例においては、撮像部11と表示アイテムの位置関係が正対である場合、天地が反対となった場合について取り上げたが、本発明はこれに何ら限定されず、0〜360度の任意の角度について同様の処理を行うことが可能である。
また、上記実施例においては、静止した表示アイテムについての説明を行ったが、本発明はこれに何ら限定されず、表示部12上を移動する表示アイテムについても適用可能である。
また、上記実施例においては、単一の表示アイテムに対する操作についての説明を行ったが、本発明はこれに何ら限定されず、複数の表示アイテムを一つの画像データに収まるように撮像した場合についても適用可能である。この場合、各表示アイテムについて、表示アイテムの中心点を中心として回転処理することができる。
また、全表示アイテムを一つの画像データに収まるように撮像した場合は、各表示アイテムについて処理を実行してもよいし、すべての表示アイテムを一つの表示アイテムと取り扱い、表示画面ごと表示角度を変更してもよい。
また、上記実施例においては、表示アイテムの画像情報全体を比較することにより、撮像した表示アイテムの特定、表示部12に表示された状態からの回転角度の特定等を行ったが、本発明はこれに何ら限定されない。例えば、表示アイテムに付与されたマーカー等一部分の比較によっても実現可能である(図8)。
表示アイテムに付与されたマーカー等の特徴点を抽出することで表示アイテムの特定等を行う技術については、特開2005−190158号公報に開示される技術を利用することが可能である。
図8の例においては、表示アイテム221を識別するマーカーがマーカー701(a)、表示アイテム222を識別するマーカーがマーカー702(b)であり、それぞれ表示アイテムの所定の位置に付与されている。
撮像部11で撮像された画像と表示制御部13で表示する画像情報を比較する際、表示制御部13は、マーカーの種類・位置を特定してやれば、画像全体の種類・位置を特定することが可能となる。画像データに付与されたマーカーにて処理を行うことで、表示制御部13の情報処理の負担を軽減することが可能である。
また、これらマーカーは、閲覧の妨げにならず、撮像部11による撮像が可能であればよい。よって、マーカーの種類・個数・位置により、複数の表示アイテムについて固有のマーカーを付与することが可能である。また、マーカーについては表示アイテムに付与するとは限定されず、領域ごとに異なるグリッド線を引く等、背景に付与するとしてもよい。
例えば、図8(c)では、表示アイテム以外の背景部分にグリッド線703〜706が引かれている。各グリッド線は破線の間隔が異なり、互いを識別することが可能である。よって、表示アイテムを撮像した際に背景に写りこむグリッド線の種類によって、画像データ中の表示アイテムの方向、種類を特定することが可能である。
さらに、マーカーは、表示アイテム等の電子データに直接付与されずに、外部手段から間接的に付与されるものであっても構わない。例えば、赤外線レーザーポインタ等で、特定の表示アイテムにレーザー光を照射することで、マーカーを間接的に付与することが可能である。
<実施例2>
上述したように、本発明の表示制御装置は、表示アイテムリストによって、表示アイテムの表示座標を管理している。そのため、撮像部11で撮像された表示アイテムの画像と、表示制御部13が表示中の当該アイテムの画像情報を比較することで、撮像部11を操作するユーザーに見やすい位置に表示アイテムの表示座標を変更して表示することができる。
ユーザーは、表示部12の外周を囲むように位置しているため、撮像は表示部12の外側から行われることになる。従って、撮像部11で撮像された表示アイテムの画像が撮像部11から見て下方に移動するように、表示制御部13が表示中の当該アイテムの表示座標を変更すると、表示アイテムの表示座標は当該ユーザーの位置している外周に向かって移動することとなる。
そこで、表示座標が表示部12の表示領域を外れないようにすれば、表示アイテムはユーザーの位置する外周の付近で表示されるため、当該ユーザーにとって見やすいものとなる。
実施例1で説明した通り、表示アイテムを撮像した画像は表示制御部13に送信され、表示制御処理がなされる。まず、画像比較部14にて、撮像した画像と表示中の画像情報が比較され、差異量が算出される。
次に、画像情報変更部15によって、算出された差異量が最小となるように画像情報の変更が行われる。ここで、表示アイテムの撮像が連続的に行われる場合、表示アイテムの画像情報を変更した前後の挙動を把握することが可能となる。
例えば、1回目の表示制御処理(S401〜S406)により表示座標が変更された場合、次回の表示制御処理にて画像比較を行った際に、表示座標の変更が撮像部11から見た場合にどのように移動したかを特定できる。これによって、撮像部11から見て下方に移動するように表示アイテムの表示座標を制御すれば、ユーザーの位置する外周近傍に当該表示アイテムを表示することができ、当該表示アイテムの視認性を向上することができる。
また、表示アイテムを撮像部11から見て下方に移動するよう制御する場合、当該表示アイテムの表示座標が表示部12の表示領域から外れない範囲で行うことが望ましい。これによって、当該表示アイテムの一部が表示領域からはみ出し、表示されない等の事態を避けることができる。以上の制御により、撮像した表示アイテムについて、ユーザーの位置する外周近傍に当該表示アイテムを見やすい状態で表示することができる。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記録媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、上述した実施の形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。

Claims (10)

  1. 表示手段に表示された表示アイテムを撮像可能な撮像手段を有する撮像装置と通信可能な表示制御装置であって、
    前記表示手段に表示アイテムを表示するよう制御する表示制御手段と、
    前記撮像手段が前記表示手段を撮像して得られた画像中の前記表示アイテムの画像と、前記表示制御手段が表示制御している前記表示アイテムの画像情報とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に基づいて、前記表示制御手段が表示制御している前記表示アイテムの表示形態を変更する変更手段と、
    を有し、
    前記変更手段は、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記表示制御手段が表示制御している前記表示アイテムの表示角度と、前記撮像手段が前記表示手段を撮像して得られた画像中における前記表示アイテムの角度との角度差が小さくなるように、前記表示制御手段が表示制御している前記表示アイテムの表示角度を変更することを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記変更手段は、前記表示制御手段が表示制御している前記表示アイテムの表示座標を変更することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記変更手段は、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記表示手段に表示している前記表示アイテムが、前記撮像手段が前記表示手段を撮像して得られた画像中における下に移動するように、前記表示手段上での前記表示座標を変更することを特徴とする請求項に記載の表示制御装置。
  4. 前記変更手段は、前記表示制御手段が表示制御している前記表示アイテムの表示サイズを変更することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の表示制御装置。
  5. 前記変更手段は、前記表示制御手段が表示制御している前記表示アイテムのパースペクティブ、色合いの少なくとも一つを変更することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の表示制御装置。
  6. 前記撮像手段により撮像された画像に、前記表示制御手段が表示制御する前記表示アイテムの画像がないときは、前記撮像手段により撮像された画像を前記表示手段に表示する表示アイテムとして追加する表示アイテム追加手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の表示制御装置。
  7. 前記表示手段は、表示面が水平に設置されたものであることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の表示制御装置。
  8. 表示手段に表示された表示アイテムを撮像可能な撮像手段を有する撮像装置と通信可能な表示制御装置の制御方法であって、
    前記表示手段に表示アイテムを表示するよう制御する表示制御ステップと、
    前記撮像手段が前記表示手段を撮像して得られた画像中の前記表示アイテムの画像と、前記表示制御ステップで表示制御している前記表示アイテムの画像情報とを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップによる比較結果に基づいて、前記表示制御ステップ表示制御している前記表示アイテムの表示角度と、前記撮像手段が前記表示手段を撮像して得られた画像中における前記表示アイテムの角度との角度差が小さくなるように、前記表示制御ステップで表示制御している前記表示アイテムの表示角度を変更する変更ステップと、
    を有することを特徴とする表示制御装置の制御方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至の何れか1項に記載された表示制御装置の各手段として機能させるプログラム。
  10. コンピュータを、請求項1乃至の何れか1項に記載された表示制御装置の各手段として機能させるプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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