JP2014071538A - 表示装置 - Google Patents

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直樹 岡本
Yusuke Kurimoto
裕介 栗本
Satoshi Eguchi
悟史 江口
Yoshikazu Aoki
芳和 青木
Masaaki Takehara
正哲 竹原
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Abstract

【課題】画像の表示方向に関わらず、ユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】スマートフォン(1)の回転を検出する加速度センサ(12)と、加速度センサ(12)が回転を検出したときに、画像の表示サイズを変更することなく、当該画像の表示部(11)における表示方向を変更する表示方向変更部(142)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の表示方向で表示画面に画像を表示する表示装置に関する。
従来、コンピュータなどの情報処理装置において、表示画面が矩形である、すなわち、表示画面の縦横比が異なる情報処理装置がある。このような表示画面に画像を表示する場合、表示画面の傾き、すなわち表示画面が縦長か横長かに合わせて縦長あるいは横長の画像を表示することが好ましい。下記特許文献1には、表示画面に縦長ウィンドウあるいは横長ウィンドウを表示させる場合に、ウィンドウの形状や表示フォーマットを意識しなくても縦長ウィンドウあるいは横長ウィンドウの形状特性を効果的に生かしたデータ表示が可能なデータ表示装置などについて記載されている。
特開平10−40049号公報(1998年2月13日公開)
上記特許文献1に記載された技術では、表示画面が縦長の場合に適した縦型表示フォーマット、および、横長の場合に適した横長表示フォーマットが存在する。そして、表示画面が縦長の場合には縦型表示フォーマットが、横長の場合には横型表示フォーマットがそれぞれ表示される。そして、縦型表示フォーマットと横型表示フォーマットとは、それぞれ、縦長あるいは横長の表示画面に適するフォーマットであるので、表示サイズおよびレイアウトなどが異なる。
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、例えば横長の表示画面の場合において縦型表示フォーマットを表示することができないため、ユーザが縦型表示フォーマットの利用の望んだとしてもそのような表示を実現することができなかった。また、横長の表示画面に縦型表示フォーマットを表示できたとしても、縦型表示フォーマットの表示サイズおよびレイアウトは横長の表示画面に適していないために、ユーザの視認性が低下してしまう可能性があった。
すなわち、上記特許文献1に記載された技術では、画像の表示方向の変更に起因してユーザの利便性が低下するという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、画像の表示方向に関わらずユーザの利便性を向上させることが可能な表示装置を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、第1または第2表示方向で表示画面に画像を表示する表示装置であって、上記画像は、上記第1表示方向で表示される場合、または上記第2表示方向で表示される場合、もしくはその両方において、上記表示画面には収まらない表示サイズを有するものであり、上記表示装置の回転を検出する検出手段と、上記検出手段が上記回転を検出したときに、上記画像の表示サイズを変更することなく、当該画像の上記表示画面における表示方向を変更する表示方向変更手段と、を備えている。
本発明の一態様によれば、複数の表示方向で表示画面に画像を表示する表示装置において、画像の表示方向に関わらずユーザの利便性を向上させるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るスマートフォンの要部構成の一例を示すブロック図である。 (a)は上記スマートフォンにおける画像表示の表示形式の1つを示す概略図であり、(b)は別の表示形式を示す概略図であり、(c)はさらに別の表示形式を示す概略図である。 (a)は上記スマートフォンでの表示形式の1つにおける画像表示の一例を示す模式図であり、(b)は別の表示形式における画像表示の一例を示す模式図である。 上記スマートフォンにおける処理の流れを示すフローチャートである。 上記スマートフォンにおける画像表示を示す遷移図である。 本発明の他の一実施形態に係るスマートフォンの要部構成を示すブロック図である。 上記スマートフォンにおける画像表示の一例を示す模式図である。
<実施形態1>
本発明の一実施形態について、図1〜図5に基づいて説明すれば以下の通りである。
本発明に係る表示装置として、スマートフォンを例に挙げて説明する。なお、本発明は、上記スマートフォンの他、タブレットPCなどの、複数の表示方向で表示画面に画像を表示することが可能な表示装置に適用することが可能である。また、図面における長さ、大きさ、および幅などの寸法関係ならびに形状は、図面の明瞭化と簡略化のために適宜に変更されており、実際の寸法及び形状を表してはいない。
〔スマートフォンの概要〕
図1は、本実施形態に係るスマートフォン1の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、上記スマートフォン1は、第1または第2表示方向で表示部11(表示画面)に画像を表示する表示装置であって、上記画像20(図2参照)は、上記第1表示方向で表示される場合、または上記第2表示方向で表示される場合、もしくはその両方において、上記表示部11には収まらない表示サイズを有するものであり、上記スマートフォン1の回転を検出する加速度センサ12と、上記加速度センサ12が上記回転を検出したときに、上記画像20の表示サイズを変更することなく、当該画像20の上記表示画面における表示方向を変更する表示方向変更部142と、を備えている。
ここで、「画像」(画像20)とは、イメージデータ、テキストデータ、手書きデータなどの各種データを表示部11に表示するために、レイアウト可能なように構成されたものである。以降、単に「画像」と記載した場合は、上記画像を指す。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、スケジュールを管理するためのアプリケーション(以下、スケジュールアプリ)を示す、上記「画像」を表示部11に表示するスマートフォン1について説明する。しかしながら、スマートフォン1は、上記「画像」だけでなく、一般的なスマートフォンが実行可能である、各種アプリケーションに対応した表示を行うことが可能であってもよい。
また、本実施形態において説明する特定の機能(例えば、スマートフォン1の回転にあわせて、画像20の表示サイズを変更せずに、表示部11における画像20の表示方向を変更する機能)は、スマートフォン1が有する複数のアプリケーションのうち、スケジュールアプリ等の所定のアプリケーションでのみ実行されるものであってもよい。この場合、上記特定の機能と、当該特定の機能を実行するアプリケーションとが対応付けられており、スマートフォン1の制御部14は、ユーザからのアプリケーションの起動指示を受け付けたときに、その対応関係を確認することにより、上記特定の機能の実行許否を判断してもよい。
この構成によれば、アプリケーションによって画像20の表示サイズを変更させて画像20の表示方向を変更することも可能となるゆえ、アプリケーションそれぞれに対応した表示方法を実現できる。当然ながら、すべてのアプリケーションについて上記特定の機能が実行されてもよい。
上記スマートフォン1の構成の詳細を説明する前に、本スマートフォン1の画像領域表示例について、図2および図3を参照しながら説明する。
図2は、画像表示の一例を示す概略図である。本実施形態では、表示部11の画像表示領域が矩形であるスマートフォン1を例に挙げて説明する。しかしながら、表示部11の画像表示領域を矩形に限定する意図はなく、複数の表示方向が区別できるような形状であればよい。
なお、図2に示す太枠の領域は、画像20のうち、表示部11の画像表示領域に表示される画像の領域を示す表示対象領域201を示している。すなわち、表示対象領域201と画像表示領域とは相似形であるため、図2に示す太枠の領域を画像表示領域として見ることも可能である。
図2の(a)は、上記画像表示領域の長辺とY軸とが平行になるようにユーザが把持した場合の表示形式(以下、縦表示)で、かつスクロール操作を受付可能な方向をY軸方向とした場合の概略図であり、図2の(b)は、図2の(a)の状態から、スマートフォン1が回転することで、上記画像表示領域の長辺とX軸とが平行なるようにユーザが把持した場合の表示形式(以下、横表示)で、かつスクロール操作を受付可能な方向はY軸方向のままとした場合の概略図であり、図2の(c)は、表示形式を横表示とし、かつスクロール操作を受付可能な方向をX軸方向とした場合の概略図である。
図2に示す画像20は、表示部11に表示される画像であり、例えば、スケジュールアプリの画像である。画像20は、表示部11の画像表示領域に収まらない表示サイズを有している。
また、図2の(a)および(b)において、画像20の読み進められる方向、すなわち、ユーザによるスクロール操作を受付可能な方向は、上下方向(Y軸方向)を想定している。しかしながら、読み進められる方向は上下方向に限定されず、例えば、図2の(c)に示すように左右方向(X軸方向)であってもよい。なお、この画像20が読み進められる方向とは、スケジュールアプリの場合、時間軸(タイムライン)が表示される方向とも言える。
ここでは、まず図2の(a)および(b)を用いて、スクロール操作を受付可能な方向がY軸方向(上下方向)である場合について説明する。
図2の(a)に示すように、縦表示の場合、画像20は上下方向に読み進められるので、表示対象領域201の長辺に沿った方向に読み進められることとなる。そのため、表示対象領域201、およびスクロール操作によって表示対象領域201となり得る領域以外の領域(すなわち、図2の(a)における画像20の右側部分)は表示部11において表示されることがない。
ここで、ユーザによってスマートフォン1が回転されたとする。このとき、スマートフォン1の表示形式は、縦表示から横表示に変更される。
表示形式が横表示に変更されると、表示対象領域201は、図2の(b)に示すような領域となる。すなわち、横表示の場合の表示対象領域201は、縦表示の場合の表示対象領域201を、1つの頂点の座標(図2の(a)および(b)の場合、左上の頂点)が一致するように90度回転させた領域となる。
ここで、画像20は回転しない。その結果、図2の(b)に示すように、画像20は、表示対象領域201の短辺に沿った方向(Y軸方向、上下方向)に読み進められることとなる。すなわち、スマートフォン1が回転し、縦表示から横表示に変更されることによって、表示部11の画像表示領域における画像20の表示方向が表示対象領域201の長辺方向(以下、第1表示方向)から短辺方向(以下、第2表示方向)へ変更される。
なお、画像表示領域が矩形でない場合、上記第1表示方向および第2表示方向(複数の表示方向)は、画像表示領域の形状に応じて適宜定義される。
図2に示すように、表示形式が変更されても、画像20の表示サイズは変化しない。つまり、ユーザから見たとき、表示形式の変更で、画像20が拡大および縮小されることはない。そのため、図2の(b)に示すように、縦表示のときに表示されていなかった画像20の上記右側部分が、横表示とすることで、追加領域23として表示される。
ここで、追加領域23とは、第1表示方向で表示される場合に表示部11に表示されず、第2表示方向で表示される場合に表示部11に表示される領域のことである。
また、表示形式の変更で、画像20のレイアウトもまた変化しない。よって、表示形式を変更したときの、レイアウトの変更によるユーザの迷いを無くすことができるため、操作性および利便性を向上させることができる。
なお、図2の(a)および(b)においては、表示対象領域201の右側部分に追加領域23が表示される構成である。しかしながら、追加領域23がどの位置にあるか、すなわち、画像20内の、どの位置がスケジュールアプリ起動時に最初に表示される表示対象領域201(以下、初期表示領域)であるかは、特に限定されるものではなく、適宜決定されればよい。例えば、図2の(b)のように、横表示のときに表示対象領域201の右側に追加領域23が現れてもよい。また、図2の(a)および(b)において、縦表示のときの初期表示領域を右にずらすことで、横表示のときに表示対象領域201の左側に追加領域23を表示させてもよい。また、その状態において、例えば表示対象領域201の中心を回転軸とすることによって、表示対象領域201の左右両側に追加領域23を表示させてもよい。この場合、複数の追加領域23を表示することができるので、それぞれの追加領域23で異なった利用形態(例えば、一方を手書き入力、他方を地図等の画像表示)を実現できる。
図3は、表示画像の一例を示す模式図である。図3を参照して、上述した表示方向の変更についてさらに具体的に説明する。
図3の(a)は、スケジュールアプリの画像が縦表示の表示形式にて表示されている模式図である。ここで、図3の(a)に表示されている表示画像21は、図2の(a)の表示対象領域201に相当する。つまり、スクロール操作の方向が上下方向であるので、表示画像21の左側もしくは右側、またはその両方において、表示部11に表示されていない追加領域23が存在する。
ここで、表示形式を縦表示から横表示に切り替えると、図3の(b)に示す表示画像22が表示部11に表示される。図3の(b)は、スケジュールアプリの画像が横表示の表示形式にて表示されている模式図である。表示画像22は、図2の(b)の表示対象領域201に相当する。
表示形式が変更されても、表示部11に対する画像20の表示方向が第1表示方向から第2表示方向へ変更されるだけで、画像20の表示サイズは変更されないので、図3の(b)に示すように追加領域23が表示部11に表示される。すなわち、表示形式を変更することで、ユーザが利用できる新たな領域が表示部11に表示される。このユーザが利用できる新たな領域、すなわち追加領域23は、例えば、メモ書きが記入される領域として利用可能である。
なお、図3の(b)において、追加領域23は、横表示の際に現れる領域のうち罫線が引かれている領域として定義される。しかしながら、追加領域23は上記領域に限定されない。例えば、横表示の際に現れる領域の全てを含んでいてもよい。すなわち、横表示の際に現れる領域のうち罫線が引かれていない部分も、ユーザが利用可能な領域であってもよい。
以上より、スマートフォン1によれば、表示形式を縦表示から横表示に切り替えたとき、画像20の表示サイズを変更することなく、画像20の表示部11における表示方向を第1表示方向から第2表示方向へ変更する。
これにより、ユーザは、表示形式変更時に、拡大または縮小操作などの余計な操作を行わずに済む。また、ユーザは、表示形式の変更前に利用できなかった追加領域23を新たに利用することができるようになる。
また、この追加領域23は、上述したように、第2表示方向で画像20が表示される場合にのみ表示されるので、ユーザは閲覧あるいは利用が必要な時のみ、追加領域23を表示することができる。
次に、図2の(c)を用いて、スクロール操作を受付可能な方向がX軸方向(左右方向)である場合について説明する。
図2の(c)に示すように、横表示の場合、画像20は左右方向に読み進められるので、表示対象領域201の長辺に沿った方向に読み進められることとなる。そのため、表示対象領域201、およびスクロール操作によって表示対象領域201となり得る領域以外の領域(すなわち、図2の(c)における画像20の下側部分)は表示部11において表示されることがない。
ここで、ユーザによってスマートフォン1が回転されたとする。このとき、スマートフォン1の表示形式は、横表示から縦表示に変更される。
表示形式が縦表示に変更されても、図2の(a)および(b)と同様に、画像20は回転しないので、表示対象領域201の短辺に沿った方向(左右方向)に読み進められることとなる。すなわち、スマートフォン1が回転し、横表示から縦表示に変更されることによって、画像20の表示方向が第1表示方向から第2表示方向へ変更される。
なお、表示形式の変更により、横表示のときに表示されていなかった画像20の下下側部分が、縦表示とすることで、追加領域23として表示される。
また、画像20は、その短辺の長さが、画像表示領域の長辺以下であるような画像であることが望ましい。これにより、ユーザは、表示方向を第1表示方向から第2表示方向へ変更した場合、図2の(b)に示すように、左右方向へのスクロール機能が無くても、画像20の全体を閲覧することができる。図2の(c)から縦表示に変更された場合も同様に、上下方向へのスクロール機能が無くても、画像20の全体を閲覧することができる。なお、図2においては、画像20の短辺と、表示部11の画像表示領域の長辺とは、同じ長さを有している場合の例を示している。
一方、図2の(a)、(c)に示すように、表示方向が第1表示方向である場合、画像20の追加領域23は表示されない。しかしながら、第2表示方向へのスクロール機能を導入する、すなわち表示方向が第1表示方向である場合でも追加領域23を閲覧できるようにすると、ユーザが第1表示方向へのスクロールを望んで操作を行った際、第2表示方向へのスクロール操作と判定され、ユーザが望む処理が行われない虞がある。
そのため、例えば、表示方向が第1表示方向である場合は、基本的に第2表示方向へのスクロール機能を付与しないことが望ましい。これにより、縦表示および横表示いずれの場合でも、ユーザは一方向のみのスクロール操作で、画像を閲覧することができる。
なお、上記画像をスクロールさせる方向を一方向とするか複数方向とするかの指示をユーザから受け付け、当該指示に従って上記画像20を指示された一方向または複数方向へスクロールさせるための操作を可能とする構成について、後述の変形例にて説明する。
また、以降では、特に記載のない限り、「縦表示から横表示へ表示形式を変更したとき、追加領域23が右側に表示される」構成を例に挙げて説明する。
〔スマートフォンの構成〕
次に、図1を参照して、スマートフォン1の要部構成について説明する。図1に示すように、スマートフォン1は少なくとも、表示部11、加速度センサ12、記憶部13、および、制御部14を備えている。また、図示のとおり、入力部15を備えていることが望ましい。
さらに、スマートフォン1は、図1には図示しないが、通信部、音声入力部、音声出力部、放送受像部、GPS(Global Positioning System)など、スマートフォンが標準的に備えている各種部品を備えていてもよい。なお、通信部を備えたスマートフォン1については、後述する実施形態2にて説明する。
表示部11は、スマートフォン1が処理する情報を表示する表示デバイスである。例えば、表示部11には、後述する表示制御部143などによって処理された情報が表示される。また、表示部11は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)などの表示装置で構成される。
次に、加速度センサ12(検出手段)は、スマートフォン1の回転を検出するデバイスである。加速度センサ12は、後述する回転判定部141の指示でスマートフォン1の回転を検出し、回転判定部141にその検出結果を送信する。また、加速度センサ12は、例えば、ジャイロセンサなどのセンサであってもよい。
なお、「回転」とは、表示部11の画像表示領域(表示画面)を含む平面の任意の位置における垂線を回転軸としたときの回転を指す。また、「回転を検出する」とは、スマートフォン1に対して、重力加速度がかかる方向を検出することを指す。すなわち、スマートフォン1において、どの方向に重力が働いているかを検出することを指す。さらに、ユーザによってスマートフォン1にもたらされる、運動速度の変化に伴う加速度を、併せて検出してもよい。
次に、記憶部13は、(1)スマートフォン1の制御部14が実行する制御プログラム、(2)制御部14が実行するOS(Operating System)プログラム、(3)制御部14が、表示装置が有する各種機能を実行するためのアプリケーションプログラム、(4)該アプリケーションプログラムを実行するときに読み出す各種データ、を非一時的に記憶するものである。例えば、上記(1)〜(4)のデータは、ROM(read only memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)、HDD(Hard Disc Drive)などの記憶装置に記憶される。
記憶部13は、特に、画像記憶部131を含んでいる。画像記憶部131は、本実施形態においては、例えば表示部11に表示されるスケジュールアプリの画像を示す画像データを記憶しているものである。これに限らず、画像記憶部131には、表示部11の画像表示領域には収まらない表示サイズを有する画像を示す画像データが記憶されていればよい。
なお、スマートフォン1は、図示しない一時記憶部を備えていてもよい。一時記憶部は、スマートフォン1が実行する各種処理の過程で、演算に使用するデータおよび演算結果などを一時的に記憶するいわゆるワーキングメモリであり、RAM(Random Access Memory)などの記憶装置で構成される。
また、どのデータをどの記憶装置に記憶するのかについては、情報処理装置の使用目的、利便性、コスト、物理的な制約などから適宜決定される。
次に、入力部15は、ユーザがスマートフォン1に指示信号を入力する入力デバイスである。入力部15は、表示部11とともにタッチパネルを構成してもよいし、物理キーであってもよい。また、その両方を備えていてもよい。ユーザによる入力部15の操作によって、例えば、スケジュールまたはメモなどの入力(文字または記号などの手書き入力)が行われる。
次に、制御部14は、スマートフォン1が備える各部を統括制御するものである。制御部14は、少なくとも、回転判定部141、および表示方向変更部142を含んでいる。さらに、図示のとおり、表示制御部143、および入力判定部144を備えていることが望ましい。
上述した制御部14の各機能ブロックは、例えば、CPU(central processing unit)が、ROM、NVRAM(non-Volatile RAM)、などで実現された記憶装置(記憶部13)に記憶されているプログラムを不図示のRAMなどに読み出して実行することで実現できる。
まず、回転判定部141は、加速度センサ12にスマートフォン1の回転を検出させるものである。ここで、例えば、表示部11の画像表示領域について、短辺方向にx軸を、長辺方向にy軸をとった場合、縦表示の場合には、重力加速度はy軸方向にかかっている。続いて、スマートフォン1が90度回転すると、重力加速度はx軸方向にかかるようになる。回転判定部141は、この重力加速度のかかる方向の変化を、加速度センサ12からの検出結果に基づいて判定し、その判定結果に基づいて後述する表示方向変更部142に、表示方向変更指示を供給する。
例えば、回転判定部141は、重力加速度がy軸方向からx軸方向へ変化したという検出結果が供給されると、表示形式が縦表示から横表示へと変更されたと認識し、当該変更されたことと、表示方向を第1表示方向から第2表示方向へと変更することとを含む情報を上記表示変更方向指示として表示方向変更部142に供給する。
また、回転判定部141は、加速度センサ12による検出結果が、予め定められた閾値を超えるか否かを判定し、閾値を超えたと判定したときに、表示方向変更部142に表示方向変更の指示を供給してもよい。
閾値は、適宜決定されればよい。例えば、上述したように、y軸方向の重力加速度がx軸方向の重力加速度となる回転角度、すなわち、90度という回転角度を閾値としてもよい。なお、ユーザの利便性を考えた場合、閾値は90度以下、かつ、ユーザの自発的な回転操作と判定される数値、例えば、45度、あるいは60度などが望ましい。
次に、表示方向変更部142(表示方向変更手段)は、表示部11に表示する画像20の表示方向を変更するものである。具体的には、表示方向変更部142は、回転判定部141から供給された表示方向変更指示に基づいて、表示部11に表示する画像20の表示方向を第1表示方向から第2表示方向へ変更する。本実施形態では例えば、上述したように、表示対象領域201を、1つの頂点の座標が一致するように90度回転させる。
また、表示方向変更部142は、表示方向が第1表示方向から第2表示方向へと変更されたことを示す表示方向の変更情報を、後述する表示制御部143に供給する。
次に、表示制御部143(表示制御手段)は、表示部11に各種の画像データを表示させるものである。具体的には、表示制御部143は、表示方向変更部142から供給された表示方向の変更情報に従って、画像記憶部131から読み出した画像20を表示部11に表示させる。
このとき、上記変更情報に従って画像20が表示部11に表示されるとき、画像20はスマートフォン1の回転とともに回転せず、また画像20の表示サイズも変更されない。そのため、例えば、縦表示のときに表示されていなかった画像20の追加領域23が、横表示にすることで表示される。
よって、ユーザは、表示形式変更時に、拡大または縮小操作などの余計な操作を行わずに済む。また、ユーザは追加領域23を新たに利用することができるようになる。
また、表示制御部143は、後述する入力判定部144からの指示に基づいて、画像20を更新する。具体的には、入力判定部144からの指示に基づいて、ユーザの入力操作に基づくスケジュールの内容を示すスケジュール画像またはメモ書きなどを、画像20上に作成する。これらの更新処理は、画像記憶部131から画像20を読み出して行い、更新後の画像20を表示部11に表示するとともに、画像記憶部131に書き込むことで行われる。
さらに、表示制御部143は、ユーザの指示に従い、画像20を、表示画面の第1表示方向および第2表示方向のいずれか一方にのみスクロールさせる。
これにより、ユーザの望まない方向に画像がスクロールされることがなくなるので、操作性が向上する。
最後に、入力判定部144(制御手段)は、入力部15に対するユーザの入力操作がどのような操作であるかを判定するものである。すなわち、入力判定部144は、入力部15に対するユーザの入力操作に応じて、記憶部13を参照し、スマートフォン1が有する機能のうちの実行する機能を決定するものである。入力判定部144は、決定した結果(実行する機能)に従って、表示制御部143に指示を供給する。
また、入力判定部144は、画像20をスクロールさせる方向を一方向とするか複数方向とするかの指示をユーザから受付け、当該指示に従って画像20を指示された一方向または複数方向へスクロールさせるための操作を可能とする。
なお、表示部11と制御部14とは必ずしも一体となっている必要は無く、例えば、加速度センサ12、および制御部14を少なくとも含む表示制御装置と、表示部11を少なくとも含む表示装置とからなる表示システムについても本発明の範囲に含まれる。
〔表示方向変更処理の流れ〕
続いて、スマートフォン1における表示方向変更処理の流れの一例について、図4を参照して説明する。図4は、スマートフォン1における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、スマートフォン1の回転が検出される(S101)。ここでは、回転判定部141が、加速度センサ12にスマートフォン1の回転を検出させる。
上記回転が検出された場合(S103でYES)、表示部11における画像20の表示方向の変更を行う(S105)。ここでは、表示方向変更部142が、回転判定部141から供給された表示方向変更指示に基づいて、表示部11に表示する画像20の表示方向を変更させる。一方、上記回転が検出されなかった場合(S103でNO)、S101の処理に戻る。
最後に、表示方向変更後の画像20の表示を行う(S107)。ここでは、表示制御部143が、表示方向変更部142から供給された表示方向の変更情報に従って、表示部11に画像20を表示させる。
〔変形例〕
上述した実施形態1では、縦表示の場合、ユーザが追加領域23を閲覧するためには、表示形式を横表示に切り替える必要がある。しかしながら、ユーザの好み、あるいは、使用する状況によっては、縦表示のままで追加領域23を閲覧できる方が好ましい場合も考えられる。そこで、本変形例では、縦表示のままで追加領域23を表示する構成について、図5を参照して説明する。
なお、本変形例では、一例として、表示部11および入力部15が、タッチパネルとして構成されているスマートフォン1について説明する。
図5は、スマートフォン1における画面遷移の一例を示す模式図である。まず、図5の(a)に示すように、スマートフォン1の表示形式は縦表示であり、Y軸方向にスクロール操作が受付可能な表示画像21が表示されているとする。ここで、加速度センサ12がスマートフォン1の回転を検出すると、図5の(b)に示すように、表示形式が横表示に変更され、表示部11には、追加領域23を有する表示画像22が表示される。
この追加領域23に対する入力操作がユーザからなされると、表示制御部143は、入力判定部144からの指示を受けて、例えば、図5の(c)に示すような追加領域23に対するメモ書き231などの情報(ユーザの入力操作に対応した入力結果)を、表示部11を介して表示する。
ここで、図5の(d)に示すように、ユーザによるスマートフォン1の回転操作によって、表示形式が横表示から縦表示に戻されたとする。このとき、拡張指示領域2011へのタッチ操作を、入力判定部144が受け付けると、図5の(e)に示すように、左右方向のスクロールが許可され、横表示時に追加領域23に記入されたメモ書き231の閲覧が可能になる。
以上のように、本変形例のスマートフォン1によれば、縦表示時における、拡張指示領域2011への操作で、左右方向のスクロールが許可される。これにより、ユーザは、縦表示のままで追加領域23を閲覧することができるので、ユーザの好みまたは使用状況に合った表示を行うことができる。
換言すれば、入力判定部144は、画像20をスクロールさせる方向を一方向とするか複数方向とするかの指示をユーザから受け付け、当該指示に従って画像20を指示された一方向または複数方向へスクロールさせるための操作を可能にする。そして、表示制御部143は、ユーザの指示に従い、画像20をスクロールさせる。
具体的には、拡張指示領域2011への操作によって、第1表示方向(Y軸方向)だけでなく、第2表示方向(X軸方向)のスクロール機能が可能となる。その後、もう一度同じ操作を受けると、スクロール機能は第1表示方向のみとなる。すなわち、上記操作によって、スクロール操作の可能な方向を一方向から複数方向へ、あるいは、複数方向から一方向へ変更することができる。
これにより、ユーザは、必要に応じて、表示方向が第1表示方向の場合でも、追加領域23を閲覧および利用することができる。
なお、横表示から縦表示に表示形式を変更したときに追加領域23が閲覧できる構成、すなわちスクロール操作を受付可能な方向がX軸方向(左右方向、図2の(c)参照)であることが前提の場合、上述した処理と同様、縦表示時に現れる追加領域23にメモ書き231などがなされた後、横表示に戻し、拡張指示領域2011への操作を入力判定部144が受け付けると、Y軸方向(上下方向)のスクロール操作が許可される。
また、追加領域23にメモ書き231などがなされた場合に、拡張指示領域2011内の拡張指示画像の色を変化させてもよい。図5の(f)に示す、拡張指示領域2011へのハッチングは、当該拡張指示画像の色の変更を示している。これにより、ユーザは、縦表示時には見えない追加領域23の利用の有無について、縦表示のままで判断することができる。
さらに、拡張指示領域2011は物理的なボタンでもよいし、拡張指示領域2011への操作の代わりに、所定の入力操作を受け付けることで同様の機能が実行されてもよい。
<実施形態2>
本発明の他の一実施形態について、図6および図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、上述の実施形態1にて説明した図面と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
上述した実施形態1および変形例1では、横表示のときに表示される追加領域23の利用方法として、追加領域23への手書き入力について説明した。しかしながら、追加領域23の利用方法は、手書き入力だけに限定されない。そこで、本実施形態では、スマートフォン1の内部および外部に保存した電子ファイルの実行を、追加領域23にて行う構成について説明する。
上記構成によれば、追加領域23にて電子ファイルが実行されるので、ユーザは、スケジュールアプリを使用している状態において、スケジュールと実行された電子ファイルとの両方を確認することができる。特に、追加領域23が表示対象領域201(図2の(b)参照)に含まれている、すなわち表示部11に表示される一画面内に追加領域23が表示されている場合には、スケジュールと実行された電子ファイルとを同時に閲覧することが可能となる。そのため、ユーザの手間を省くことができ、よりユーザの利便性が向上する。
さらに、実行する電子ファイルを外部から取得する構成であれば、電子ファイルを内部(記憶部13)に保存しておく必要がないので、上述のようにユーザの手間を省くことができるとともに、スマートフォン1の記憶容量を節約することができる。
図6を参照して、本実施形態に係るスマートフォン2の要部構成について説明する。図6は、本実施形態に係るスマートフォン2の要部構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るスマートフォン2において、実施形態1のスマートフォン1の構成と異なる点は、制御部14が処理実行部145を備えている点である。また、図示の通り、通信部16および通信制御部146を備えていることが望ましい。
通信部16は、スマートフォン2が外部と通信するための通信デバイスである。具体的には、後述する通信制御部146が、外部サーバ(不図示)と通信し、電子ファイルを取得するために用いられる。
処理実行部145(処理実行手段)は、電子ファイルに対して所定処理を実行するためのものである。具体的には、処理実行部145は、記憶部13から読み出した、あるいは、後述する通信制御部146によって供給された電子ファイルに対応付けられたアプリケーションを実行することによって、当該アプリケーションに応じた処理を、当該電子ファイルに対して行うものである。また、処理実行部145は、処理が実行された電子ファイルを、表示制御部143に供給する。
例えば、電子ファイルの拡張子が「.jpg」である場合、すなわちJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式の画像ファイルである場合、処理実行部145は、画像ファイルに対する所定処理として、画像ファイルに対応付けられたアプリケーションに当該画像ファイルを開かせる。
なお、画像ファイルに対応付けられたアプリケーションは、スケジュールアプリでもよいし、画像表示用のアプリケーションなどでもよい。
続いて、通信制御部146は、通信部16を介して外部と通信するものである。具体的には、通信制御部146は、入力判定部144の指示に基づいて、外部サーバと通信し、電子ファイルを取得する。また、通信制御部146は、取得した電子ファイルを処理実行部145に供給する。
続いて、入力判定部144は、ユーザの入力部15に対する操作に応じて、処理実行部145、あるいは、通信制御部146に指示を供給する。
最後に、表示制御部143は、処理実行部145から供給された電子ファイルの実行結果に基づいて、表示画像を作成し、表示部11を介して表示させる。具体的には、電子ファイルの実行結果を、表示画像の追加領域23に表示する。
次に、図7を参照して、追加領域23にて電子ファイルを実行する構成を具体的に説明する。図7は、本実施形態における表示画像の一例を示す模式図である。なお、この説明において、電子ファイル、および電子ファイルを実行するためのアプリケーションは記憶部13にあらかじめ保存されているとする。また、この電子ファイルおよびアプリケーションとして、地図画像212および当該地図画像212を実行する(開く)ための画像アプリケーションを例示して説明する。
図7の(a)に示すように、表示画像21には、「歯医者」のスケジュール(歯医者への通院予定日時)が記入されている。この歯医者のスケジュールを示すスケジュール画像中には、アイコン211が表示されている。例えば、このアイコン211は、所定期間の予定が入力された場合に自動的に設定されてもよいし、スケジュールアプリがアイコン設定機能を有しており、ユーザが当該機能を実行することにより手動で設定できるものであってもよい。
このアイコン211に対するユーザの入力操作を入力判定部144が受け付けると、処理実行部145は、入力判定部144の指示に従って、記憶部13から、アイコン211に対応付けられた地図画像212を読み出し、画像アプリケーションに地図画像212を開かせる。その後、表示制御部143が、表示部11に地図画像212を表示させる。なお、アイコン211と地図画像212とは、例えばユーザの入力操作によって対応付けて記憶部13に保存されており、アイコン211に地図画像212へのリンク機能が含まれていてもよい。そして、ユーザがアイコン211への操作を行うことで、処理実行部145によって地図画像212が読み出され、地図画像212が表示されてもよい。
一方、地図画像212および画像アプリケーションが記憶部13にあらかじめ保存されておらず、外部サーバに保存されている場合は、通信制御部146が、入力判定部144の指示に従って、通信部16を介して地図画像212を取得する。その後、地図画像212が記憶部13に記憶されている場合と同様に、処理実行部145が地図画像212を開かせ、表示制御部143が追加領域23に表示させる。
以上のように、本実施形態のスマートフォン1では、電子ファイルの実行結果を追加領域23に表示することができるので、追加領域23を手書き入力以外の用途に利用することができる。そのため、自装置の回転に従って表示部11における画像20の表示方向を変更するスマートフォン1の使用用途を広げることができる。
なお、図7では、地図画像212は、アイコン211へのユーザの入力操作を受け付けたときに表示されているが、これに限られたものではない。すなわち、アイコン211が表示部11に表示されなくてもよく、また、地図画像212がアイコン211と対応付けて記憶部13に保存されている必要は必ずしもない。すなわち、アイコン211の表示有無に問わず、追加領域23に地図画像212を表示することを示すユーザの入力操作を受け付けたときに、当該地図画像212の表示が行われる構成であってもよい。
〔まとめ〕
以上より、本発明の一態様に係る表示装置(スマートフォン1)は、第1または第2表示方向で表示画面(表示部11)に画像(20)を表示する表示装置であって、上記画像は、上記第1表示方向で表示される場合、または上記第2表示方向で表示される場合、もしくはその両方において、上記表示画面には収まらない表示サイズを有するものであり、上記表示装置の回転を検出する検出手段(加速度センサ12)と、上記検出手段が上記回転を検出したときに、上記画像の表示サイズを変更することなく、当該画像の上記表示画面における表示方向を変更する表示方向変更手段(表示方向変更部142)と、を備えている。
上記構成によれば、上記回転の検出時に画面の表示サイズを変更せずに表示方向を変更するので、当該回転に伴う画像の拡大または縮小処理が行われない。そのため、上記回転に伴う拡大または縮小処理に係る処理量を削減することができる。
また、上記回転に伴う画像の拡大または縮小処理が行われる場合、ユーザは、その回転後の画像が見づらい場合には、当該拡大または縮小処理された画像に対して、拡大または縮小操作を行う。上記構成によれば、上記回転に伴う画像の拡大または縮小処理が行われないので、ユーザは上記拡大および縮小操作を行う必要がない。
さらに、画像が表示画面には収まらない表示サイズを有するので、一方の表示方向における非表示領域を、上記回転に伴う表示方向の変更により、他方の表示方向においては表示することができる。つまり、回転後の表示方向において、非表示領域(追加領域23)の活用が可能となる。
以上より、画像の表示方向に関わらず、ユーザの利便性を向上させるという効果を奏する。
本発明の一態様に係る表示装置は、ユーザの指示に従い、上記画像を、上記表示画面の上記第1表示方向および上記第2表示方向のいずれか一方にのみスクロールさせる表示制御手段(表示制御部143)をさらに備えてもよい。
上記構成によれば、ユーザは一方向のみのスクロール操作を行うことができるので、望まない方向に画像がスクロールされることを防ぐことができる。すなわち、スクロール操作の操作性を向上させることができる。
本発明の一態様に係る表示装置は、上記画像をスクロールさせる方向を一方向とするか複数方向とするかの指示をユーザから受付け、当該指示に従って上記画像を指示された一方向または複数方向へスクロールさせるための操作を可能とする制御手段と、ユーザの指示に従い上記画像をスクロールさせる表示制御手段とをさらに備えてもよい。
上記構成によれば、ユーザの指示によって、スクロール操作を一方向のみとするか複数方向とするかを選択することができるので、スクロール操作に対する利便性を向上させることができる。
また、例えば一方向へのスクロール操作が設定されている場合であっても、ユーザの指示によって複数方向へのスクロール操作を変更することができる。一方、複数操作へのスクロールが設定されている場合であっても、ユーザの指示によって一方向へのスクロール操作を変更することができる。このように、上記構成によれば、スクロール操作の自由度を高めることができる。
本発明の一態様に係る表示装置は、上記画像を示す画像データが記憶されている画像記憶部(131)をさらに備え、上記画像は、上記第1表示方向で表示される場合に上記表示画面に表示されず、上記第2表示方向で表示される場合に上記表示画面に表示される追加領域(23)を含むものであり、上記追加領域は、ユーザが利用可能な領域であってもよい。
上記構成によれば、ユーザが利用可能である追加領域は、第2表示方向で画像が表示される場合にのみ表示されるので、ユーザは閲覧あるいは利用が必要な時のみ、追加領域を表示することができる。
また、そのような追加領域を含む画像を示す画像データが記憶されている記憶部を備えている。そのため、表示装置は、上述したように、自装置の回転に応じて、画像の表示サイズを変更せずに、表示画面における画像の表示方向を変更するといった処理を行うことで、画像の表示方向に関わらずユーザの利便性を向上させることができる。
さらに、本発明の一態様に係る表示装置は、上記画像は、スケジュールを管理するためのアプリケーションを示す画像であってもよい。
上記構成によれば、表示装置でスケジュールを管理するためのアプリケーションを使用することができる。
さらに、本発明の一態様に係る表示装置は、上記画像および上記表示画面は矩形であり、上記画像の短辺の長さは、上記表示画面の長辺以下の長さであってもよい。
上記構成によれば、表示方向が表示画面の短辺に沿った方向(第2表示方向)であるとき、画像の短辺に沿った方向については、表示されない領域は存在しないので、ユーザは一方向(第2表示方向)のみのスクロール操作を行うだけで、画像全体を閲覧することができる。すなわち、表示装置の処理対象となる画像が上記画像であれば、一方向のみのスクロール操作を実現することが可能となる。
さらに、本発明の一態様に係る表示装置は、上記第1表示方向は、上記表示画面の長辺に沿った方向であり、上記第2表示方向は、上記表示画面の短辺に沿った表示方向であってもよい。
上記構成によれば、ユーザは使用状況(表示装置の把持の仕方)に応じて、第1表示方向と第2表示方向とを選択することができる。
本発明の一態様に係る表示装置は、上記表示画面が、上記第2表示方向で上記画像を表示しているとき、上記第2表示方向でのみ表示される追加領域へのユーザの入力操作を受け付け、当該追加領域に、その入力結果を表示させる表示制御手段をさらに備えてもよい。
上記構成によれば、表示制御手段が、追加領域へのユーザの入力操作を受け付け、当該追加領域に、入力結果を表示させる。
よって、ユーザは追加領域を文字または記号などを入力するスペース(手書き入力を行うスペース)として利用することができる。
本発明の一態様に係る表示装置は、上記表示画面が、上記第2表示方向で上記画像を表示しているとき、上記表示画面には、ユーザの入力操作を受付可能な操作受付画像(アイコン211)が表示されており、上記操作受付画像に対するユーザの入力操作を受け付けたときに、上記第2表示方向でのみ表示される追加領域に上記入力操作の実行結果を表示させる表示制御手段をさらに備えてもよい。
上記構成によれば、操作受付画像に対するユーザの入力操作を受け付けたとき、表示制御手段が追加領域に入力操作の実行結果を表示させるので、追加領域に電子ファイルの実行結果などを表示することができ、ユーザの利便性が向上する。
本発明の一態様に係る表示装置は、外部と通信し、上記入力操作の実行結果として上記追加領域に表示される特定画像(電子ファイル)を取得する通信手段(通信部16、通信制御部146)をさらに備えてもよい。
上記構成によれば、通信手段が、追加領域に表示される特定画像を取得するので、表示装置に当該画像を保存しておく必要がない。よって、表示装置の記憶容量を節約することができる。
さらに、本発明の一態様に係る表示装置の制御方法は、第1または第2表示方向で表示画面(表示部11)に画像(20)を表示する表示装置の制御方法であって、上記画像は、上記第1表示方向で表示される場合、または上記第2表示方向で表示される場合、もしくはその両方において、上記表示画面には収まらない表示サイズを有するものであり、上記表示装置の回転を検出する検出ステップ(S101)と、上記検出ステップにて上記回転を検出したときに、上記画像の表示サイズを変更することなく、当該画像の上記表示画面における表示方向を変更する表示方向変更ステップ(S105)と、を含む。
上記方法においても、上記表示装置と同様、画像の表示方向に関わらずユーザの利便性を向上させるという効果を奏する。
なお、上記情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより、上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラム、および、それを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
〔ソフトウェアによる実現例〕
最後に、スマートフォン1および2のそれぞれが備える制御部14の各ブロック、特に回転判定部141、表示方向変更部142、表示制御部143、入力判定部144、処理実行部145、および通信制御部146は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPUを用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、スマートフォン1および2は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM、上記プログラムを展開するRAM、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるスマートフォン1および2の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記スマートフォン1および2に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、一時的でない有形の媒体(non-transitory tangible medium)、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、スマートフォン1および2を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、複数の表示方向で表示画面に画像を表示する、あらゆる表示装置に適用することができる。特に、スマートフォン、タブレットPCなどの表示装置に好適に用いることができる。
1 スマートフォン(表示装置)
2 スマートフォン(表示装置)
11 表示部(表示画面)
12 加速度センサ(検出手段)
20 画像
23 追加領域
131 画像記憶部(記憶部)
142 表示方向変更部(表示方向変更手段)
143 表示制御部(表示制御手段)
144 入力判定部(制御手段)

Claims (5)

  1. 第1または第2表示方向で表示画面に画像を表示する表示装置であって、
    上記画像は、上記第1表示方向で表示される場合、または上記第2表示方向で表示される場合、もしくはその両方において、上記表示画面には収まらない表示サイズを有するものであり、
    上記表示装置の回転を検出する検出手段と、
    上記検出手段が上記回転を検出したときに、上記画像の表示サイズを変更することなく、当該画像の上記表示画面における表示方向を変更する表示方向変更手段と、を備えていることを特徴とする表示装置。
  2. ユーザの指示に従い、上記画像を、上記表示画面の上記第1表示方向および上記第2表示方向のいずれか一方にのみスクロールさせる表示制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 上記画像をスクロールさせる方向を一方向とするか複数方向とするかの指示をユーザから受付け、当該指示に従って上記画像を指示された一方向または複数方向へスクロールさせるための操作を可能とする制御手段と、
    ユーザの指示に従い上記画像をスクロールさせる表示制御手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 上記画像を示す画像データが記憶されている記憶部をさらに備え、
    上記画像は、上記第1表示方向で表示される場合に上記表示画面に表示されず、上記第2表示方向で表示される場合に上記表示画面に表示される追加領域を含むものであり、
    上記追加領域は、ユーザが利用可能な領域であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 上記画像は、スケジュールを管理するためのアプリケーションを示す画像であることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
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