JP2005269235A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 いわゆる黒筋などの異常画像の発生を低減させることのできる画像読取装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】 ディジタル複写機に、シート原稿1をコンタクトガラス部6Fの搬送方向上流から下流へ搬送する搬送ローラ3と、この搬送ローラ3によって搬送しているシート原稿1の画像を、コンタクトガラス部6Fを通して読み取るスキャナ121と、コンタクトガラス部6Fの搬送面の搬送方向下流から該搬送面に向けて空気を噴出する搬送出口ガイド部6E(噴出ダクト6Bを含む)、ファン15aおよびハウジング15bなどと、を備え、コンタクトガラス部6Fの搬送面の搬送方向上流で、噴出ダクト6Bから噴出した空気を排気する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、読取部を固定して原稿を搬送しながら画像を読み取るシートスルー方式を適用可能な画像読取装置および画像形成装置に関するものである。
従来の画像読取装置における画像読取方式には、原稿を固定し、読取部の光学系を移動させて原稿を露光走査するスキャン方式と、読取部の光学系を固定し、原稿を所定の速度で移動させながら、これを露光走査するシートスルー方式と、がある。また、一般的な画像読取装置で用いられているアナログタイプと、CCDなどの撮像素子を用いたディジタルタイプと、があることも周知のことである。さらに、最近では、大型の原稿を読み取り、その後の各種画像処理を実行するのに有利なディジタルタイプでシートスルー方式が採用されることが多い。アナログタイプの画像読取装置では、上述したシートスルー方式、スキャン方式の双方共に5〜10mm幅のスリット域で露光を行っている。この程度の幅のスリット域では、原稿と感光体とが同期して移動されなければ、感光体上に潜像が形成されないので、コンタクトガラス上に、例えば、塵埃が付着・滞留した場合、スキャン方式でき塵埃の大きさに対応した黒点となり、また、シートスルー方式では暈けた潜像となる。これらの場合、現像しても顕在化し難く、さほど問題とならない。しかしながら、ディジタルタイプでのシートスルー方式では、スリット露光域(「読取露光幅」に相当する)が、例えば読取密度400dpiで25.4/400=0.0635mmとアナログタイプに比べて非常に狭くなる。ここで、例えばスリット露光域に0.0635mm以上の大きさの塵埃が付着すると、原稿上の画像とは無関係に黒データとして連続して読み取られ、顕像化することになる。すなわち、上述したように塵埃が付着・滞留した状態で原稿を読み取ると、塵埃に対応する部分を副走査方向に順次読み込むことになるために、異常画像(いわゆる「黒筋」を含む)が発生し易くなる。
これに対し、従来の画像読取装置は、搬送方向上流から搬送されてきた原稿をコンタクトガラスに案内する搬送入口ガイド板と、コンタクトガラスの搬送方向下流に設けた搬送出口ガイド板と、を備え、コンタクトガラスの搬送方向上流側端が下流側端よりも低くなるよう、コンタクトガラスを水平方向に対して傾け、読取位置においてはコンタクトガラスの搬送面が読取ピント面より低く、搬送出口ガイド板側においてはコンタクトガラスの搬送面が読取ピント面より高くなるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
この構成により、原稿が、読取位置に相当するコンタクトガラスの所定位置に非接触となるために、原稿とコンタクトガラスの接触に起因する異常画像の発生を低減できるという効果が期待される。
特開平11−146140号公報(第2頁右下段〜第3頁左上段、第3図など)
しかしながら、従来の画像読取装置においては、搬送入口ガイド板における搬送方向下流側の端部(エッジ)と原稿とが接触することにより、長期間の使用の間に原稿用紙の微小な紙粉が剥離してコンタクトガラス上に落下し、あるいは原稿に付着していた塵埃などがコンタクトガラス上に落下して滞留し、さらに装置内の空気流などによって読取位置に相当するコンタクトガラスの所定位置に運ばれ、これらの滞留異物によって異常画像が発生する場合があるという点については配慮がなされていなかった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、いわゆる黒筋などの異常画像の発生を低減させることのできる画像読取装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明の画像読取装置は、シート原稿をコンタクトガラスの搬送方向上流から下流へ搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送しているシート原稿の画像を、コンタクトガラスを通して読み取る読取手段と、コンタクトガラスの搬送面の搬送方向下流から該搬送面に向けて空気を噴出する空気噴出手段と、コンタクトガラスの搬送面の搬送方向上流で、空気噴出手段の噴出した空気を排気する排気手段と、を備えた構成を有している。
また、請求項2に係る本発明の画像読取装置は、請求項1において、搬送手段によって搬送してきたシート原稿をコンタクトガラス上の所定位置に案内する第1の案内手段と、搬送手段によって搬送してきたシート原稿をコンタクトガラス上の所定位置から搬送方向下流へ案内する第2の案内手段と、を備え、該第2の案内手段には、空気噴出手段によって空気を噴出するときの噴出口を含む噴出ダクトを形成し、第1の案内手段には、排気手段によって空気を排出するときの排気口を含む排気ダクトを形成した構成を有している。
また、請求項3に係る本発明の画像読取装置は、請求項2において、噴出ダクトには、空気を導通して空気流を生じさせる第1の噴出ダクト部と、搬送方向に延在すると共に主走査方向にわたり、所定の間隔をもって略平行に形成された複数の第2の噴出ダクト部と、を有し、該複数の第2の噴出ダクト部のそれぞれに噴出口が開口し、第1の噴出ダクト部よりも複数の第2の噴出ダクト部が狭い構成を有している。
また、請求項4に係る本発明の画像読取装置は、請求項1から請求項3のいずれか1項において、空気噴出手段が噴出ダクトを通してコンタクトガラスの搬送面に空気を噴出するとき、シート原稿が第1の案内手段から第2の案内手段に到達してから所定時間経過後に噴出口から空気を噴出するよう、空気噴出手段を制御する制御手段を備えた構成を有している。
さらに、請求項5に係る本発明の画像形成装置は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像読取装置を画像読取手段として備えた構成を有している。
本発明は、コンタクトガラスの搬送面の搬送方向下流から該搬送面に向けて空気を噴出する空気噴出手段と、コンタクトガラスの搬送面の搬送方向上流で、空気噴出手段の噴出した空気を排気する排気手段と、を備えたことにより、コンタクトガラスの搬送面に落下したシート原稿の汚れ、紙粉、塵埃などの異物を吹き飛ばし、さらにスリット露光域外に排出することができるので、いわゆる黒筋などの異常画像の発生を低減させることができるという効果を有する画像読取装置を提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を用いて説明する。
本発明に係る画像読取装置および画像形成装置をディジタル複写機に適用した実施の一形態を図1に示す。
図1において、ディジタル複写機100の本体100a上面には、透明樹脂部品6が装着されている。同じく、本体100a上部には、自動原稿搬送装置(以下「ADF」ともいう)300が図示しないヒンジ機構を介して設けられ、ADF300は、透明樹脂部品6に対して開閉自在になっている。また、ADF300は、原稿テーブル(図2の17に相当する)に載置された複数のシート原稿1からなる原稿束から取り出した原稿を1枚ずつ分離し、コンタクトガラス部6F上に搬送し、読み取り後の原稿を排紙トレイ(図2の19に相当する)に排紙するように構成されている。
一方、本体100aのコンタクトガラス部6Fの下方には、読取部としてのスキャナ121が設けられている。ここで、コンタクトガラス部6Fにシート原稿1を搬送しながらその画情報を読み取る場合(いわゆる、シートスルー方式に相当する)には、光学走査系としてのスキャナ121が所定の読取位置に固定されて、コンタクトガラス部6F下方から読取ピント面としての上部ガイド板4(図2に示す)下面に案内された原稿に対して露光し、原稿を読み取るように構成されている。この読取ピント面は、コンタクトガラス部6Fのスリット露光域に対向している。
また、スキャナ121によって読み取られた原稿の画情報は、画像データとして本体制御部(図示せず)に出力され、この本体制御部は、入力された画像データを書き込み光学系200によって画像形成部401を構成する感光体ドラム402に書き込んで静電潜像を形成させ、画像形成部401を構成する帯電部403、露光部404、現像部405によって感光体ドラム402上に可視トナー像を形成させるようにしている。
一方、本体制御部の制御で、転写給紙系406から給紙された転写紙が、画像形成動作に合わせて画像形成部401に搬送され、画像形成部401を構成する転写部407によって、転写紙の第1面にトナー(トナー像)が転写され、さらに定着系408によってトナーが定着された後、転写反転排紙部409に搬送されるように構成されている。
ここで、転写反転排紙部409における経路Aは、ディジタル複写機100外に転写紙を直ちに排紙するための経路であり、経路Bは、転写反転排紙部409内で転写紙を反転して機外に排紙するための経路である。さらに、経路Cは、転写反転排紙部409内で転写紙を反転し、両面トレイにおいてその転写紙を再給紙後、上述の画像形成プロセスを経てその転写紙の第2面にトナー像が転写、定着された後、その転写紙を経路Aにて機外に排紙するための経路である。
次に、ADF300の構成およびディジタル複写機100における読取位置付近の構成を図2に示す。
図2において、ADF300は、シート原稿1を画像面上向きに載置するための原稿テーブル17と、この原稿テーブル17に載置された原稿束の最上位からシート原稿1を取り出す給送ローラ2と、この給送ローラ2によって取り出され、給紙分離部(図示していない原稿分離ベルトおよびローラからなる)によって1枚ずつ分離されたシート原稿1を、搬送入口ガイド部6Dへと搬送する2対の搬送ローラ3と、これら2対の搬送ローラ3間でシート原稿1の幅方向(搬送方向と直交する方向であり、副走査方向に相当する)の長さを検知する原稿幅センサ18と、同じく、シート原稿1の搬送方向の長さを検知する原稿長さセンサ16と、コンタクトガラス部6Fに対向すると共に、搬送入口ガイド部6Dおよび搬送出口ガイド部6Eのガイド面に対向するように上方に配置され、コンタクトガラス部6Fの搬送方向上流から下流へとシート原稿1を案内する上部ガイド板4と、画像読み取り後のシート原稿1を排紙トレイ19へと搬送する1対の排紙ローラ5と、排紙されたシート原稿1をスタックするための排紙トレイ19と、を有する構成である。ここで、上部ガイド板4の下面には、スキャナ121の読取位置を含む読取ピント面12が形成されている。
また、図2において、本体100a側には、搬送ローラ3で搬送されるシート原稿1に光を照射する露光ランプ7と、この露光ランプ7から照射されシート原稿1から反射した光を結像レンズ9へと導くミラー8と、露光ランプ7から照射されてシート原稿1から反射した光を収束する結像レンズ9と、この結像レンズ9で収束された光を読み取る、電荷結合素子(CCD)からなるイメージセンサ10と、を有するスキャナ121(図1に示す)を具備している。この構成により、ADF300によってコンタクトガラス部6F上を非接触で搬送されるシート原稿1の画像面を光学的に走査し、ミラー8、結像レンズ9を介して原稿からの反射光をCCDの受光面に結像し、次いで光電変換してアナログ画像信号とする。さらに、CCDにより赤(R)、緑(G)、青(B)の各色に分離されたアナログ画像信号に対して、画像処理部(図示せず)によりアナログ・ディジタル変換処理、各種の画像処理などを施し、画像データを取得する。次いで、画像複写時に画像形成部401が上記画像データを用いて画像を形成し、記録媒体としての転写紙に複写する。
また、図2において、本体100a側には、所定位置にスリット露光域(読取露光幅)が設定されたコンタクトガラス部6Fと、搬送ローラ3によって搬送してきたシート原稿1をコンタクトガラス部6F上の所定位置に案内する搬送入口ガイド部6Dと、そのシート原稿1をコンタクトガラス部6F上の所定位置から搬送方向下流へ案内する搬送出口ガイド部6Eと、を有し、各部6D、6E、6Fは一つの透明樹脂部品6として透明な樹脂材料で一体形成されている。さらに、搬送出口ガイド部6Eの部材には、シート部材11が貼付され、搬送出口ガイド部6Eの上面(搬送面)を形成している。また、シート部材11は、搬送出口ガイド部6Eの内壁面および溝6Cと共に、後述するファン15a(図3に示す)によって生じた空気流を噴出するための噴出ダクト6Bを形成している。この噴出ダクト6Bは、水平方向の断面形状が櫛状となっており、搬送出口ガイド部6Eの搬送方向下流側において主走査方向にわたって形成された第1の噴出ダクト部と、搬送出口ガイド部6Eの搬送方向上流側において副走査方向に延びる第2の噴出ダクト部と、からなり、双方の噴出ダクト部が連通し、第2の噴出ダクト部の搬送方向上流側端に複数の噴出口が所定の間隔で開口している。なお、複数の溝6C(櫛歯に相当する)は、搬送出口ガイド部6Eの搬送方向上流側に穿たれており、副走査方向に延び、かつ互いに所定の間隔をもって略平行となっている。一方、搬送入口ガイド部6Dにおいては、搬送方向下流側の端部が開口しており、この開口部から取り入れた空気を排気するための排気ダクト6Aが、搬送入口ガイド部6Dの内壁面により主走査方向にわたって形成されている。この排気ダクト6Aは、コンタクトガラス部6Fを介して搬送入口ガイド部6Dより下流側に設けた噴出口から噴出される空気を排気するものである。
次に、上述した搬送出口ガイド部6Eの形状を図3に示す。
図3において、搬送出口ガイド部6Eの搬送方向上流側には、上述したように副走査方向に延びる複数の櫛歯状の溝6Cが、主走査方向にわたって所定の間隔で並列に設けられている。このように櫛歯状の溝6Cを形成し、かつ搬送出口ガイド部6Eの上面を傾斜させることにより、噴出ダクト6Bが上記第1のダクト部から第2のダクト部(噴出口を含む)にかけて狭まるために、ファン15aによって生じた空気流による風圧は噴出口で低下せず、風速が増大することになる。このように、シート原稿1の搬送方向と逆方向に空気を噴出する噴出ダクト6Bを設け、この噴出ダクト6Bの搬送方向上流側に排気ダクト6Aを設けることにより、搬送入口ガイド部6Dと搬送出口ガイド部6Eとの間の開口部よりコンタクトガラス部6F上に落下した塵埃、紙紛などを、上記風圧により排気ダクト6Aに向けて飛ばして移動させることができる。従って、塵埃、紙紛などを除去するための清掃作業の頻度を低くするか、あるいは不要とすることが期待される。ここで、上記塵埃、紙紛などは、ディジタル複写機100を長期間使用したとき、搬送入口ガイド部6Dにおける搬送方向下流側の端部と原稿面とが擦れて発生した微小な紙粉、あるいは原稿に付着していた塵埃がコンタクトガラス部6F上に落下して滞留したものである。なお、噴出ダクト6Bの両端部には、外気を吸入可能なファン15a(又はエアポンプ)が設けられ、ハウジング15bを介して噴出ダクト6Bに連結されている。このファン15aによって吸引された空気が、ハウジング15bによって噴出ダクト6Bに供給されると、ダクト内の内圧が上昇して上記噴出口から圧縮空気が噴出するようにしている。
上述したように、シート部材11を貼付した透明樹脂部品6が、コンタクトガラス部6F、搬送入口ガイド部6Dおよび搬送出口ガイド部6Eを形成し、かつ搬送入口ガイド部6Dおよび搬送出口ガイド部6Eの形状によって排気ダクト6Aおよび噴出ダクト6Bを形成するようにしている。また、搬送入口ガイド部6Dにおける排気口側の端部上面は、コンタクトガラス部6F上面と離間し、かつ読取ピント面12と略同一面となっており、搬送出口ガイド部6Eにおける噴出口側の端部上面は、コンタクトガラス部6F上面と離間し、かつ読取ピント面12より低くなっている(搬送方向下流から上流へ向けて低くなるように傾斜している)。従って、原稿読み取り時に、読取ピント面12ではシート原稿1がコンタクトガラス部6F上面と離間し、かつ搬送入口ガイド部6Dおよび搬送出口ガイド部6Eの上面に案内されて読み取り搬送されることになる。この構成により、読み取り搬送中にシート原稿1がコンタクトガラス部6Fに接触することはないので、シート原稿1付着した粘着剤、未乾燥のインキ、修正液などの異物がコンタクトガラス部6Fの上面に転移して付着することを防止できる。
次に、ディジタル複写機100の制御部について説明する。
上述したディジタル複写機の本体100aは、装置全体を制御する本体制御部(図示せず)を備え、この本体制御部は、所定のインタフェースを介して、本体100aに設けた操作表示部(図示せず)から送信された信号を受信し、こうして受信、入力された信号が示す情報に基づいて、操作表示部の表示制御、スキャナ121の駆動制御、ファン15aの駆動制御などを行う。また、本体制御部は、所定のインタフェースを介してADF300のコントローラ(図示せず)から送信された信号を受信し、こうして受信、入力された信号が示す情報に基づいて、スキャナ121の読取制御、操作表示部における表示制御、ファン15aの駆動モータの駆動制御などを行うと共に、コントローラに対し、モード信号や給紙開始信号(スタート信号)を含む各種制御信号を送信し、コントローラに指示してADF300の搬送動作を制御する。特に、シート原稿1をシートスルー方式で読み取るとき、本体制御部は、シート原稿1の先端が搬送出口ガイド部6Eに到達してから所定時間、経過した後に噴出ダクト6Bの噴出口から空気が噴出するように、ファン15aの駆動タイミングを制御する。こうして噴出ダクト6Bから間欠的に空気を噴出させることにより、例えば、シート原稿1の先端が風圧によって煽られてガイド部6D、6Eの不適当な位置に当接し、搬送不良を起こすなどの不都合を回避している。なお、ここで、本体制御部のRAM(図示せず)の所定領域には、操作表示部から入力、設定された動作モードなどを更新可能に記憶し、その内容が変更される度に記憶内容が更新されることとなる。
また、ADF300の動作を制御するコントローラは、原稿長さセンサ16、原稿幅センサ18、レジストセンサ(図示せず)を含む各センサからの信号、搬送ローラ3を駆動するための搬送モータを含む各駆動モータなどからの状態信号、本体制御部から送信された制御信号(給紙開始信号など)などを入力する。また、コントローラは、上記各センサの検知情報などを本体制御部に送信すると共に、本体制御部から送信される制御信号に基づいて、上述した駆動モータなどの駆動を制御する。
ここで、各駆動モータはステッピングモータから構成されているので、例えばパルス数をカウントし、1パルス当たりの駆動量を乗じることによって駆動量が容易に得られ、その駆動量と各センサの検出情報に基づき、原稿長さの検出を行うとともに、レジスト検知後の所定位置到達タイミング制御(シート原稿1の搬送出口ガイド部6Eへの到達タイミング制御を含む)、読取動作終了タイミング制御などを行うことができる。なお、レジスト検知に替えて原稿幅センサ18、原稿長さセンサ16などによる検知タイミングを用いてもよい。
以上のように構成されたディジタル複写機100について、そのコンタクトガラス清掃動作を説明する。
まず、上述した本体制御部は、ADF300のコントローラからの原稿長さセンサ16による検知信号を入力し、シート原稿1の先端が原稿長さセンサ16に到達したか否かを判断する。ここで、原稿長さセンサ16に到達したと判断したとき、本体制御部は、経過時間の計時を開始する(又はコントローラから搬送ローラ3の駆動量の情報を取得する)。次いで、本体制御部は、上述した経過時間又は搬送ローラ3の駆動量により、シート原稿1の先端が搬送出口ガイド部6Eに到達したか否かを判断する。ここで、搬送出口ガイド部6Eに到達したと判断したとき、本体制御部は、さらに経過時間を計時する(又はコントローラから搬送ローラ3の駆動量の情報を取得する)。次いで、本体制御部は、上述した経過時間又は搬送ローラ3の駆動量により、シート原稿1の先端が搬送出口ガイド部6Eに到達してから、所定時間が経過したか、又は搬送ローラ3が所定の駆動量だけ駆動されたか否かを判断する。ここで、所定時間が経過したか、又は搬送ローラ3が所定の駆動量だけ駆動されたと判断したとき(搬送出口ガイド部6Eで、シート原稿1が空気を噴射されても煽られない位置にあると判断したとき)、本体制御部は、ファン15aの駆動モータ(図示せず)を駆動させて外気の吸引を開始し、噴出ダクト6Bの噴射口から空気を噴射させる。この後、本体制御部は、ADF300のコントローラからの原稿長さセンサ16による検知信号を入力し、シート原稿1の後端が原稿長さセンサ16に到達したか否かを判断する。次いで、本体制御部は、上述した手順を適用し、シート原稿1の後端が搬送出口ガイド部6Eに到達したか否かを判断する。シート原稿1の後端が搬送出口ガイド部6Eに到達したと判断したとき、本体制御部は、ファン15aの駆動モータの駆動を停止させて、ファン15aによる外気の吸引を終了させる。この後、以降に搬送されるシート原稿に対しても上述した処理を繰り返す。
このような本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置としてのディジタル複写機100によれば、シート原稿1をコンタクトガラス部6Fの搬送方向上流から下流へ搬送する搬送手段としての搬送ローラ3と、この搬送ローラ3によって搬送しているシート原稿1の画像を、コンタクトガラス部6Fを通して読み取る読取手段としてのスキャナ121と、コンタクトガラス部6Fの搬送面の搬送方向下流から該搬送面に向けて空気を噴出する空気噴出手段としての搬送出口ガイド部6E(シート部材11、噴出ダクト6Bを含む)、ファン15aおよびハウジング15bなどと、コンタクトガラス部6Fの搬送面の搬送方向上流で、噴出ダクト6Bによって噴出した空気を排気する排気手段としての搬送入口ガイド部6D(排気ダクト6Aを含む)と、を備えたことにより、シート原稿1の汚れ、紙粉、塵埃などの異物が透明樹脂部品6のコンタクトガラス部6Fの搬送面に落下しても、この異物を吹き飛ばし、さらにスリット露光域外に排出するので、異物がスリット露光域内に滞留および付着することを防ぎ、読取画像に汚れによる黒筋などの異常が発生しないようにすることができる。また、コンタクトガラス部6Fのスリット露光域を挟んで対向する搬送入口ガイド部6Dと搬送出口ガイド部6Eの対向端側に、それぞれ空気の排気口と噴出口を設けたので、双方のガイド部のいずれかに空気噴出手段又は空気吸引手段を設けた構成(例えば、特開2000−151913号公報参照)に比べ、より確実にスリット露光域の異物を移動させ、域外に排出することができる。この構成は、請求項1に係る発明の実施の一形態に相当する。
また、本実施形態によれば、搬送ローラ3によって搬送してきたシート原稿1をコンタクトガラス部6F上の所定位置(スリット露光域に相当する)に案内する第1の案内手段としての搬送入口ガイド部6Dと、搬送ローラ3によって搬送してきたシート原稿1をコンタクトガラス部6F上の所定位置から搬送方向下流へ案内する第2の案内手段としての搬送出口ガイド部6Eと、を備え、この搬送出口ガイド部6Eには、空気を噴出するときの噴出口を含む噴出ダクト6Bを形成し、搬送入口ガイド部6Dには、空気を排出するときの排気口を含む排気ダクト6Bを形成したことにより、部品数の増加を抑えて構成を簡素化することにより、製造コストを低減すると共にメンテナンスを容易にすることができるという効果も期待される。この構成は、請求項2に係る発明の実施の一形態に相当する。
また、本実施形態によれば、噴出ダクト6Bには、空気を導通して空気流を生じさせる第1の噴出ダクト部(溝6Cよりも搬送方向下流側に相当する)と、搬送方向に延在すると共に主走査方向にわたり、所定の間隔をもって略平行に形成された複数の第2の噴出ダクト部(溝6Cを含む)と、を有し、溝6C部のそれぞれに噴出口が開口し、第1の噴出ダクト部よりも第2の噴出ダクト部が狭いことにより、ファン15aによって生じた空気流による風圧、風速を噴出口で低下させないという効果も期待される。ここで、搬送出口ガイド部6Eの搬送方向上流側に、搬送方向に延在する複数の溝6Cを主走査方向にわたって略平行に形成し、シート部材11を搬送出口ガイド部6Eの部材の上面(傾斜面)に貼付することにより、上記複数の噴出部を容易かつ安価に形成できるという効果も期待される。具体的には、複数の溝6Cを含む噴出ダクト6Bの溝部が開放されているために成形加工し易く、シート部材11を貼付してダクトを形成する作業も容易である。さらに、搬送方向に延在する溝6Cを主走査方向にわたって櫛歯状に複数形成し、各溝6Cの一端に噴出口を開口することにより、上記空気流による風圧、風速を低下させず、かつコンタクトガラス部6Fの搬送面を均一に清掃できるという効果も期待される。本実施形態によれば、単に第1の噴出ダクト部の噴出口側が狭まるように搬送出口ガイド部6Eの上面を傾斜させた構成(例えば、特開2000−151913号公報参照)に比べ、より強い風圧、風速を実現し、確実にスリット露光域の異物を移動させることができる。また、搬送入口ガイド部6Dに形成された排気ダクト6Aの排気口が主走査方向にわたって開口し、この排気口と、搬送出口ガイド部6Eに形成された噴射ダクト6Bの噴射口とが、スリット露光域を挟んで対向することにより、確実に異物をスリット露光域外に排出できるという効果も期待される。この構成は、請求項3に係る発明の実施の一形態に相当する。
また、本実施形態によれば、噴出ダクト6Bを通してコンタクトガラス部6Fの搬送面に空気を噴出するとき、シート原稿1が搬送入口ガイド部6Dから搬送出口ガイド部6Eに到達してから所定時間経過後に噴出口から空気を噴出するよう、ファン15aなどの駆動を制御する制御手段としての本体制御部(図示せず)を備えたことにより、間欠的な空気噴出動作によって搬送性能を低下させることなく、異物がスリット露光域内に滞留および付着することを防止できるという効果も期待される。
また、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置としてのディジタル複写機100によれば、画像読取手段としての搬送ローラ3、スキャナ121、ファン15a、ハウジング15bおよび搬送入口ガイド部6D(排気ダクト6Aを含む)、搬送出口ガイド部6E(噴出ダクト6Bを含む)などを設けることにより、上述したようにスリット露光域に異物が滞留および付着して画像品質が低下するのを防止できるという効果も期待される。この構成は、請求項5に係る発明の実施の一形態に相当する。
さらに、本実施形態によれば、第1の案内手段としての搬送入口ガイド部6Dと、コンタクトガラスとしてのコンタクトガラス部6Fと、第2の案内手段としての搬送出口ガイド部6Eと、を透明樹脂部品6として一体成形し、搬送出口ガイド部6Eの搬送面をシート部材11としたことにより、部品数の増加を抑えて構成を簡素化し、製造コストを削減することができるという効果も期待される。
なお、上述した実施形態では、空気流を発生させるためにファン15aを用いた場合について説明したが、本発明はこのほかに、圧縮空気ポンプなどを用いても同様の効果が得られるものである。この場合、例えば圧縮空気ポンプ、圧縮タンク、空気弁を有する空気圧縮機構を設け、上述したようにシート原稿1の先端が搬送出口ガイド部6Eに到達してから所定時間経過後に空気が噴出するように制御する。この構成により、圧縮空気圧の確保して間欠的に強風を噴出することができるという効果も期待される。
以上のように、本発明に係る画像読取装置は、コンタクトガラス(コンタクトガラス部に相当する)の搬送面の搬送方向下流から該搬送面に向けて空気を噴出する空気噴出手段(噴出ダクトが形成された搬送出口ガイド部、ファン、ハウジングなどに相当する)と、コンタクトガラスの搬送面の搬送方向上流で、空気噴出手段の噴出した空気を排気する排気手段(排気ダクトが形成された搬送入口ガイド部に相当する)と、を備えたことにより、コンタクトガラスの搬送面に落下したシート原稿の汚れ、紙粉、塵埃などの異物を吹き飛ばし、さらにスリット露光域外に排出することができるので、いわゆる黒筋などの異常画像の発生を低減させることができるという効果を有し、読取部を固定して原稿を搬送しながら画像を読み取るシートスルー方式を適用可能な画像読取装置および画像形成装置などとして有用である。
本発明の実施の一形態に係るディジタル複写機の断面図である。 本発明の実施の一形態に係るディジタル複写機の要部を示す断面図である。 本発明の実施の一形態に係る透明樹脂部品の要部を示す斜視図である。
符号の説明
6 透明樹脂部品
6A 排気ダクト
6B 噴出ダクト
6C 溝
6D 搬送入口ガイド部
6E 搬送出口ガイド部
6F コンタクトガラス部
15a ファン
15b ハウジング
16 原稿長さセンサ
18 原稿幅センサ
100 ディジタル複写機
121 スキャナ
300 自動原稿搬送装置(ADF)

Claims (5)

  1. シート原稿をコンタクトガラスの搬送方向上流から下流へ搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送しているシート原稿の画像を、コンタクトガラスを通して読み取る読取手段と、コンタクトガラスの搬送面の搬送方向下流から該搬送面に向けて空気を噴出する空気噴出手段と、コンタクトガラスの搬送面の搬送方向上流で、空気噴出手段の噴出した空気を排気する排気手段と、を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    搬送手段によって搬送してきたシート原稿をコンタクトガラス上の所定位置に案内する第1の案内手段と、搬送手段によって搬送してきたシート原稿をコンタクトガラス上の所定位置から搬送方向下流へ案内する第2の案内手段と、を備え、
    該第2の案内手段には、空気噴出手段によって空気を噴出するときの噴出口を含む噴出ダクトを形成し、第1の案内手段には、排気手段によって空気を排出するときの排気口を含む排気ダクトを形成したことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置において、
    噴出ダクトには、空気を導通して空気流を生じさせる第1の噴出ダクト部と、搬送方向に延在すると共に主走査方向にわたり、所定の間隔をもって略平行に形成された複数の第2の噴出ダクト部と、を有し、該複数の第2の噴出ダクト部のそれぞれに噴出口が開口し、第1の噴出ダクト部よりも複数の第2の噴出ダクト部が狭いことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像読取装置において、
    空気噴出手段が噴出ダクトを通してコンタクトガラスの搬送面に空気を噴出するとき、シート原稿が第1の案内手段から第2の案内手段に到達してから所定時間経過後に噴出口から空気を噴出するよう、空気噴出手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像読取装置を画像読取手段として備えたことを特徴とする画像形成装置。
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