JP2005269034A - 無線基地局システムおよび遅延時間測定方法 - Google Patents

無線基地局システムおよび遅延時間測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単かつ低コストな構成で遅延時間を測定することのできる無線基地局システムを提供する。
【解決手段】 無線基地局装置101は、データaを下り用光ファイバ102経由で送信し、データaの送信から所定の時間を経過した後にデータbを上り用光ファイバ103経由で送信する遅延測定制御部2を有し、無線送受信装置104は、受信したデータaを折り返して上り用光ファイバ103経由で無線基地局装置101に送信するとともに、データaの受信からデータbの受信までの時間を測定し、該測定値から上記所定の時間を減算して得られる遅延差を無線送受信装置101に供給する遅延測定制御部13を有する。遅延測定制御部2は、データaの送信から受信までの時間から求めた全遅延時間と上記遅延差とから下り用光ファイバ102および上り用光ファイバ103の遅延時間を計算する。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体通信の無線基地局システムに関し、特に、移動局との間で無線通信が行われる無線送受信装置が有線(例えば光ファイバ)を介して無線基地局装置と接続される無線基地局システムに関する。さらには、本発明は、そのような無線基地局システムにおいて行われる、無線基地局装置と無線送受信装置の間における遅延時間の測定方法に関する。
CDMA(Code Division Multiple Access)やW(Wideband)−CDMAなどのような伝送方式を採用する移動通信システムにおいて、無線基地局装置によって管理される通信エリアを複数のセクタに分割し、それぞれのセクタに無線送受信装置を設けた無線基地局システムが知られている(特許文献1、2参照)。この無線基地局システムでは、無線基地局装置は、各無線送受信装置を介してそれぞれのセクタに位置する移動局との間で無線通信を行う。
無線通信では、送信側から送信された信号は、建物などでの反射、回折により様々な伝送経路(マルチパス)を通って受信側に到来することから、受信側では、マルチパスを介して到来する信号を個々に分離して合成する、いわゆるレイク(RAKE)受信が行われる。レイク受信では、通常、マルチパスのそれぞれにおける受信タイミングや受信レベルを取得するためのパスサーチが、予め設定されたサーチ幅で行われる。サーチ幅は、固定値(「無線基地局装置内の遅延」+「無線送受信装置内における遅延」)、光ファイバにおける遅延、および無線経路における遅延を考慮して、良好なソフトハンドオーバーを実現できる十分な幅に設定される。通常、サーチ幅は一律で、固定とされる。
特開2002−111548号公報 特開2001−309423号公報
従来の無線基地局システムにおいて、無線基地局装置と無線送受信装置の間の下り信号線と上り信号線の遅延時間がセクタ毎に異なる場合は、上り信号では無線基地局側での受信において、また、下り信号では移動局側での受信において、セクタ間の遅延差を考慮したサーチ幅を設定する必要がある。通常、サーチ幅は一律で、固定とされることから、セクタ毎に上り、下りのそれぞれの遅延時間を測定し、全セクタで同じ遅延時間となるように補正する必要がある。
セクタ毎に上り、下りにおける遅延時間を正確に測定する手法としては、無線基地局装置と無線送受信装置のそれぞれが、GPS等を用いて絶対時間を取得するとともに、互いに送受信する信号にその取得した絶対時間を付与する手法が考えられる。この手法によれば、無線基地局装置が絶対時間を付加したデータを無線送受信装置に送ることで、無線送受信装置では、無線基地局装置からのデータに含まれている絶対時間から下りの信号線における遅延時間を知ることができる。また、無線送受信装置が絶対時間を付加したデータを無線基地局装置に送ることで、無線基地局装置では、無線送受信装置からのデータに含まれている絶対時間から上りの信号線における遅延時間を知ることができる。しかしながら、このような絶対時間を用いて遅延時間を測定する手法では、絶対時間を取得するためのGPS等のシステムが必要であり、その分、コスト面で不利なものとなる。
無線基地局装置と無線送受信装置の間の上り、下りにおける遅延時間を、GPS等のシステムを用いることなく正確に測定するシステムはこれまで実現されておらず、その開発が重要な課題とされていた。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、絶対時間を用いることなく、簡単かつ低コストな構成で遅延時間を正確に測定することのできる、無線基地局システムおよび遅延時間測定方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の無線基地局システムは、無線基地局装置と、上り用光ファイバおよび下り用光ファイバを介して前記無線基地局装置と接続された無線送受信装置とを有し、前記無線基地局装置は、第1のデータを前記下り用光ファイバ経由で前記無線送受信装置に送信し、該第1のデータの送信から所定の時間を経過した後に前記第1のデータとはパターンの異なる第2のデータを前記上り用光ファイバ経由で前記無線送受信装置に送信する第1の遅延測定制御部を有し、前記無線送受信装置は、前記下り用光ファイバ経由で受信した前記第1のデータを折り返して前記上り用光ファイバ経由で前記無線基地局装置に送信するとともに、前記第1のデータの受信から前記第2のデータの受信までの時間を測定し、該測定値から前記所定の時間を減算して得られる遅延差を前記無線送受信装置に供給する第2の遅延測定制御部を有し、前記第1の遅延測定制御部が、前記第1のデータの送信開始の時間と該第1のデータが折り返されて受信される時間の相対時間差から全遅延時間を求めるとともに、該全遅延時間と前記第2の遅延測定制御部から供給された前記遅延差とから前記上り用光ファイバおよび下り用光ファイバのそれぞれにおける遅延時間を計算することを特徴とする。
上記の構成によれば、無線基地局装置から送信された第1のデータは、下り用光ファイバ経由で無線送受信装置に到達し、そこで折り返されて上り用光ファイバ経由で前記無線送受信装置に到達する。よって、無線基地局装置側で、この第1のデータの送信から受信までの時間を測定することで、上り用光ファイバおよび下り用光ファイバを含む全経路における遅延時間を算出することができる。
また、第1のデータの送信から所定の時間を経過した後に送信された第2のデータは、第1のデータの経路とは異なり、上り用光ファイバ経由で無線送受信装置に受信される。この場合、無線送受信装置における第1のデータの受信から第2のデータの受信までに要する時間は、上記所定の時間からずれることになる。このずれ、すなわち第1のデータの受信から第2のデータの受信までの時間を測定した値から所定の時間を減算して得られる遅延差は、上り用光ファイバによる遅延と下り用光ファイバによる遅延の差に相当することから、この遅延差と上記の全経路における遅延時間とから上り用光ファイバおよび下り用光ファイバのそれぞれにおける遅延時間を算出することができる。このように、GPS等によって絶対時間を取得することなく、無線基地局装置と無線送受信装置の間の上り、下りにおける遅延時間を測定することができる。
本発明の第2の無線基地局システムは、無線基地局装置と、上り用光ファイバおよび下り用光ファイバを介して前記無線基地局装置と接続された無線送受信装置とを有し、前記無線基地局装置は、前記下り用光ファイバが下り側、前記上り用光ファイバが上り側として接続される第1の状態と、前記上り用光ファイバが下り側として接続される第2の状態とを選択的に切り替え可能な第1の光スイッチ部と、前記第1の光スイッチ部に前記第1の状態を選択させた状態で、パターンに連続性を有する連続データを前記無線送受信装置に送信するとともに、該連続データの送信開始から所定の時間を経過した後に前記第1の光スイッチ部を前記第2の状態に切り替える第1の遅延測定制御部とを有し、前記無線送受信装置は、前記下り用光ファイバが下り側、前記上り用光ファイバが上り側として接続される第3の状態と、前記下り用光ファイバおよび上り用光ファイバがともに下り側として接続される第4の状態とを選択的に切り替え可能な第2の光スイッチ部と、前記第2の光スイッチ部に前記第3の状態を選択させた状態で、前記下り用光ファイバ経由で受信した前記連続データを折り返して前記上り用光ファイバ経由で前記無線基地局装置に送信するとともに、前記第1の光スイッチ部が前記第2の状態に切り替わる前に前記第2の光スイッチ部を前記第4の状態に切り替え、該切り替え後に受信した前記連続データに生じる不連続区間の長さを測定して得られる遅延差を前記無線送受信装置に供給する第2の遅延測定制御部を有し、前記第1の遅延測定制御部が、前記連続データの送信開始の時間と該連続データが折り返されて受信された時間の相対時間差から全遅延時間を求めるとともに、該全遅延時間と前記第2の遅延測定制御部から供給された前記遅延差とから前記上り用光ファイバおよび下り用光ファイバのそれぞれにおける遅延時間を計算することを特徴とする。
上記の構成によれば、無線基地局装置から送信された連続データは、下り用光ファイバ経由で無線送受信装置に到達し、そこで折り返されて上り用光ファイバ経由で前記無線送受信装置に到達する。よって、無線基地局装置側で、この連続データの送信から受信までの時間を測定することで、上り用光ファイバおよび下り用光ファイバを含む全経路における遅延時間を算出することができる。
また、無線基地局装置側では、連続データを送信中に、下り用光ファイバに代えて上り用光ファイバが下り側に接続され、無線送受信装置では、その切り替え前に、上り用光ファイバおよび下り用光ファイバの双方が下り側に接続される。この場合、切り替え直前に送信されたデータnは、下り用光ファイバ経由で無線送受信装置に受信されるが、切り替え直後に送信されたデータn+1は、上り用光ファイバ経由で無線送受信装置に受信される。この場合、上り用光ファイバによる遅延が下り用光ファイバによる遅延より小さいと、データnとデータn+1が同時に無線送受信装置に受信されることとなり、データ化けを生じる。反対に、上り用光ファイバによる遅延が下り用光ファイバによる遅延より大きいと、データn+1はデータnの受信からある時間をおいて無線送受信装置に受信されることとなり、データ抜けを生じる。このようなデータ化けやデータ抜けとなった区間(不連続区間)の長さは、上り用光ファイバによる遅延と下り用光ファイバによる遅延の差に相当することから、この遅延差と上記の全経路における遅延時間とから上り用光ファイバおよび下り用光ファイバのそれぞれにおける遅延を算出することができる。このように、GPS等によって絶対時間を取得することなく、無線基地局装置と無線送受信装置の間の上り、下りにおける遅延時間を測定することができる。
本発明の第1の遅延時間測定方法は、無線基地局装置と無線送受信装置が上り用光ファイバおよび下り用光ファイバを介して接続された無線基地局システムにおいて行われる遅延時間測定方法であって、前記無線基地局装置が、第1のデータを前記下り用光ファイバ経由で前記無線送受信装置に送信し、該第1のデータの送信から所定の時間を経過した後に前記第1のデータとはパターンの異なる第2のデータを前記上り用光ファイバ経由で前記無線送受信装置に送信するステップと、前記無線送受信装置が、前記下り用光ファイバ経由で受信した前記第1のデータを折り返して前記上り用光ファイバ経由で前記無線基地局装置に送信するとともに、前記第1のデータの受信から前記第2のデータの受信までの時間を測定し、該測定値から前記所定の時間を減算して得られる遅延差を前記無線送受信装置に供給するステップと、前記無線基地局装置が、前記第1のデータの送信開始の時間と該第1のデータが折り返されて受信される時間の相対時間差から全遅延時間を求めるとともに、該全遅延時間と前記無線送受信装置から供給された前記遅延差とから前記上り用光ファイバおよび下り用光ファイバのそれぞれにおける遅延時間を計算するステップとを含むことを特徴とする。この第1の遅延時間測定方法によっても、上述した第1の無線基地局システムと同様な作用を奏する。
本発明の第2の遅延時間測定方法は、無線基地局装置と無線送受信装置が上り用光ファイバおよび下り用光ファイバを介して接続された無線基地局システムにおいて行われる遅延時間測定方法であって、前記無線基地局装置が、前記下り用光ファイバが下り側、前記上り用光ファイバが上り側として接続された第1の状態で、パターンに連続性を有する連続データを前記無線送受信装置に送信するとともに、該連続データの送信開始から所定の時間を経過した後に、自身の状態を前記上り用光ファイバが下り側として接続される第2の状態へ切り替えるステップと、前記無線送受信装置が、前記下り用光ファイバが下り側、前記上り用光ファイバが上り側として接続された第3の状態で、前記下り用光ファイバ経由で受信した前記連続データを折り返して前記上り用光ファイバ経由で前記無線基地局装置に送信するとともに、前記無線基地局装置の状態が前記第2の状態に切り替わる前に、自身の状態を前記下り用光ファイバおよび上り用光ファイバがともに下り側として接続される第4の状態に切り替え、該切り替え後に受信した前記連続データに生じる不連続区間の長さを測定して得られる遅延差を前記無線送受信装置に供給するステップと、前記無線基地局装置が、前記連続データの送信開始の時間と該連続データが折り返されて受信された時間の相対時間差から全遅延時間を求めるとともに、該全遅延時間と前記無線送受信装置から供給された前記遅延差とから前記上り用光ファイバおよび下り用光ファイバのそれぞれにおける遅延時間を計算するステップとを含むことを特徴とする。この第2の遅延時間測定方法によっても、上述した第2の無線基地局システムと同様な作用を奏する。
以上説明したように、本発明によれば、GPS等の高価な装置を用いることなく簡単に遅延時間を測定することが可能であるので、従来のものより低コストの無線基地局システムを提供することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態である無線基地局システムの概略構成を示すブロック図である。この無線基地局システムは、CDMAやW−CDMAなどの伝送方式を採用する移動通信システム、例えば携帯電話システムに適用されるものであって、無線基地局装置101と、この無線基地局装置101に下り用光ファイバ102および上り用光ファイバ103を介して接続された無線送受信装置104とからなる。無線基地局装置101の管轄下の通信エリアは複数のセクタに分割されており、セクタ毎に無線送受信装置が設置される。各セクタに設置される無線送受信装置は、基本的には同一の構成であるので、図1では、それら無線送受信装置の1つを無線送受信装置104として示している。
無線基地局装置101からの下り信号は、下り用光ファイバ102を介して無線送受信装置104に供給され、アンテナ部105から移動局(例えば、携帯電話機)へ送信される。他方、アンテナ部105で受信した移動局からの上り信号は、無線送受信装置104から上り用光ファイバ103を介して無線基地局装置101に供給される。無線基地局装置101および無線送受信装置104は、下り用光ファイバ102および上り用光ファイバ103のそれぞれにおける遅延時間を測定可能な構成となっている。
まず、無線基地局装置101の主要部の構成を説明する。無線基地局装置101は、信号処理部1、遅延測定制御部2、シリアライザ部3、デシリアライザ部4、電気/光変換部5、光/電気変換部6および光スイッチ部7からなる。この他、図示はしていないが、無線基地局装置101は、上位装置とのインタフェースを行う上位インタフェース部と、誤り訂正符号/復号、フレーム化、データ変調/復調、拡散/逆拡散を行うベースバンド信号処理部と、上位インタフェース部およびベースバンド信号処理部を制御する制御部とを有する。
信号処理部1は、ベースバンド処理部から供給される、実際にアンテナ部105から送信される無線周波数信号の元となる下りベースバンド信号に、無線送受信装置104の監視や制御を行うための下り制御信号を多重化した下り信号を出力する。この信号処理部1から出力された下り信号は、遅延測定制御部2、シリアライザ部3、電気/光変換部5、光スイッチ部7を順次経て下り用光ファイバ102に供給される。また、無線送受信装置104から上り用光ファイバ103を介して供給された上り信号が、光スイッチ部7、光/電気変換部6、デシリアライザ部4、遅延測定制御部2を順次経て信号処理部1に供給されるようになっており、信号処理部1は、その供給された上り信号を上りベースバンド信号と上り制御信号に分離する。上りベースバンド信号は、ベースバンド処理部に供給される。上り制御信号は、無線送受信装置104からの応答制御の処理に用いられる。
遅延測定制御部2は、無線基地局装置101と無線送受信装置104の間における上り、下りの遅延時間の測定および補正を行う他、補正された遅延に基づいて、信号処理部1から供給される下り信号およびデデシリアライザ部4から供給される上り信号に遅延処理を施す。遅延時間の測定には、上り、下りのトータルの遅延時間を測定する第1の遅延測定と、下りにおける遅延時間のみを測定する第2の遅延測定とがあり、遅延測定制御部2は、これら第1および第2の遅延測定の結果に基づいて、上り、下りのそれぞれにおける遅延時間を算出するようになっている。
第1の遅延測定では、遅延測定制御部2は、無線送受信装置104に対して全遅延測定開始通知を送出した後に、信号処理部1からの下り信号に代えて第1のパターンの信号をシリアライザ部3に供給する。この第1のパターンの信号が無線送受信装置104から折り返されてくる時間を計測することで、トータルの遅延時間が測定される(結果A)。
第2の遅延測定では、遅延測定制御部2は、無線送受信装置104に対して下り遅延開始通知を送出した後、スイッチ制御信号を光スイッチ部7に供給してスイッチの切り替えを制御するとともに、第1のパターンの信号の送出から所定の時間Tを経過後に、信号処理部1からの下り信号に代えて第2のパターンの信号をシリアライザ部3に供給する。この第2のパターンの信号を受信した無線送受信装置104から遅延差(結果B)を取得し、この取得した結果Bと第1の遅延測定で取得した結果Aとから上り、下りのそれぞれの遅延時間が算出される。
シリアライザ部3は、遅延測定制御部2から供給される下り信号(パラレル信号)をシリアル信号に変換して電気/光変換部5に供給する。電気/光変換部5は、シリアライザ部3から供給される下り信号(電気信号)を光信号に変換して光スイッチ部7に供給する。光スイッチ部7は、通常時は、電気/光変換部5から供給される下り信号(光信号)を下り用光ファイバ102に供給し、上り用光ファイバ103から供給される上り信号を光/電気変換部6に供給する。また、光スイッチ部7は、遅延測定制御部2から供給されるスイッチ制御信号に応じてスイッチが切り替わるようになっている。スイッチが切り替わった状態では、光スイッチ部7は、電気/光変換部5から供給される下り信号を上り用光ファイバ103に供給する。
光/電気変換部6は、光スイッチ部7から供給される上り信号(光信号)を電気信号に変換してデシリアライザ部4に供給する。デシリアライザ部4は、光/電気変換部6から供給される上り信号(シリアル信号)をパラレル信号に変換して遅延測定制御部2に供給する。
次に、無線送受信装置104の主要部の構成を説明する。無線送受信装置104は、光スイッチ部8、光/電気変換部9、電気/光変換部10、デシリアライザ部11、シリアライザ部12、遅延測定制御部13および無線処理部14からなる。
無線基地局装置101から下り用光ファイバ102を介して供給された下り信号は、光スイッチ部8、光/電気変換部9、デシリアライザ部11、遅延測定制御部13を順次経て無線処理部14に供給される。また、アンテナ部105で受信した上り信号は、無線処理部14、遅延測定制御部13、シリアライザ部12、電気/光変換部10、光スイッチ部8を順次経て上り用光ファイバ103に供給される。
光スイッチ部8は、通常時は、下り用光ファイバ102から供給される下り信号(光信号)を光/電気変換部9に供給し、電気/光変換部10から供給される上り信号(光信号)を上り用光ファイバ103に供給する。また、光スイッチ部8は、第2の遅延測定の際に、遅延測定制御部13から供給されるスイッチ制御信号に応じてスイッチが切り替わるようになっている。スイッチが切り替わった状態では、光スイッチ部8は、上り用光ファイバ103から供給される下り信号(光信号)を光/電気変換部9に供給する。
光/電気変換部9は、光スイッチ部8から供給される下り信号(光信号)を電気信号に変換してデシリアライザ部11に供給する。デシリアライザ部11は、光/電気変換部9から供給される下り信号(シリアル信号)をパラレル信号に変換して遅延測定制御部13に供給する。
遅延測定制御部13は、無線基地局装置101側の遅延測定制御部2と協働して、無線基地局装置101と無線送受信装置104の間の上り、下りにおける遅延時間の測定を行うものであって、遅延時間測定のためのタイマを備える。第1の遅延測定では、遅延測定制御部2からの全遅延測定開始通知に応じて、デシリアライザ部11から供給される下り信号(データaを含む)を折り返してシリアライザ部12に供給するとともに、データaの受信と同時にタイマによるカウントを開始する。第2の遅延測定では、遅延測定制御部13は、遅延測定制御部2からの下り遅延測定開始通知に応じて、スイッチ制御信号を光スイッチ部8へ出力するとともに、データbの受信と同時にタイマを停止して、そのカウント値Cと予め設定された所定の時間Tとの差分(結果B)を無線基地局装置101側へ送出する。また、遅延測定制御部13は、遅延測定以外の通常の状態では、デシリアライザ部11から供給される下り信号を遅延処理することなく無線処理部14に供給し、無線処理部14から供給される上り信号を遅延処理することなくデシリアライザ部11に供給する。
無線処理部14は、遅延測定制御部13から供給される下り信号(デジタル信号)をアナログ信号に変換してアンテナ部105に供給する他、アンテナ部105から供給される上り信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換する。このデジタル信号に変換された上り信号は、遅延測定部13を介してシリアライザ部12に供給される。シリアライザ部12は、遅延測定制御部13から供給される上り信号(パラレル信号)をシリアル信号に変換して電気/光変換部10に出力する。電気/光変換部10は、シリアライザ部12から供給される上り信号(電気信号)を光信号に変換して光スイッチ部8に供給する。
次に、本実施形態の無線基地局システムの動作について具体的に説明する。
(1)通常運用時の動作
(1a)下り信号の流れ
まず、通常運用時の下り信号の流れについて説明する。
無線基地局装置101の信号処理部1が、実際にアンテナ部105から送信される無線周波数信号の元となる下りベースバンド信号と、無線送受信装置104の監視や制御を行うための下り制御信号を多重化した下り信号を遅延測定制御部2に供給する。遅延測定制御部2では、信号処理部1から供給された下り信号に遅延時間設定分の遅延が施される。この遅延が施された下り信号は、シリアライザ部3にてパラレル信号からシリアル信号に変換され、電気/光変換部5にて電気信号から光信号に変換される。光信号に変換された下り信号は、光スイッチ部7から下り用光ファイバ102を介して無線送受信装置104に供給される。
無線送受信装置104では、下り用光ファイバ102を介して供給された下り信号は、光スイッチ部8を介して光/電気変換部9に供給され、そこで電気信号に変換される。電気信号に変換された下り信号は、デシリアライザ部11にてシリアル信号からパラレル信号に変換された後、遅延測定制御部13に供給される。遅延測定制御部13では、遅延処理は行われずに、下り信号はそのまま無線処理部14に供給される。無線処理部14では、遅延測定制御部13から供給された下り信号は、下りベースバンド信号と下り制御信号に分離される。下りベースバンド信号は、デジタル信号からアナログ信号に変換された後、下りアナログ信号としてアンテナ部105に供給される。アンテナ部105では、供給された下りアナログ信号が移動局へ向けて出力される。下り制御信号は、無線基地局装置101からの監視制御情報に基づく処理に用いられる。
(1b)上り信号の流れ
次に、通常運用時の上り信号の流れについて説明する。
移動局からの上りアナログ信号は、アンテナ部105にて受信されて無線処理部14に供給される。無線処理部14に供給された上りアナログ信号は、無線基地局装置101からの監視や制御の応答をするための上り制御信号と多重化されて、上り信号として遅延測定制御部13に供給される。遅延測定制御部13では、遅延制御は行われずに、上り信号はそのまま出力される。
遅延測定制御部13から出力された上り信号は、シリアライザ部12にてパラレル信号からシリアル信号に変換され、電気/光変換部10にて電気信号から光信号に変換される。光信号に変換された上り信号は、光スイッチ部8から上り用光ファイバ103を介して無線基地局装置101に供給される。
無線基地局装置101では、上り用光ファイバ103を介して供給された上り信号は、光スイッチ部7を介して光/電気変換部6に供給され、そこで電気信号に変換される。電気信号に変換された上り信号は、デシリアライザ部4にてシリアル信号からパラレル信号に変換された後、遅延測定制御部2に供給される。遅延測定制御部13では、デシリアライザ部4から供給された上り信号に遅延時間設定分の遅延が施される。この遅延が施された上り信号は、信号処理部1に供給され、そこで、上りベースバンド信号と上り制御信号に分離される。上りベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部に供給され、上り制御信号は、無線送受信装置104からの監視制御応答の処理に用いられる。
(2)遅延時間の測定
図2に、第1の遅延測定における動作状態を模式的に示し、図3に、第2の遅延測定における動作状態を模式的に示す。また、図4に、遅延測定の全体の流れを示す。以下、図2〜図4を参照して動作を説明する。なお、以下の説明では、上り、下りのそれぞれにおける遅延時間が10msより十分に短いものと仮定する。
まず、第1の遅延測定が行われる(図2の状態)。無線基地局装置101の遅延測定制御部2が、無線送受信装置104に対して全遅延測定開始を通知する(ステップS101)。この全遅延測定開始の通知は、下り制御信号を利用して行われる。全遅延測定開始の通知を受けた無線送受信装置104では、遅延測定制御部13が、デシリアライザ部11からの下り信号を折り返してシリアライザ部12に供給する(ステップS201)。この下り信号の折り返し状態は、第2の遅延測定の終了まで維持される。
続いて、無線基地局装置101の遅延測定制御部2が、全遅延測定開始を通知してから10ms経過後にデータaを送信する(ステップS102)。無線基地局装置101から送出されたデータaは、下り用光ファイバ102を経由して無線送受信装置104にて受信される。無線送受信装置104では、遅延測定制御部13が、データaの受信と同時にタイマによるカウントを開始するとともに、受信したデータaを折り返す(ステップS202)。
折り返されたデータaは、無線送受信装置104から上り用光ファイバ103を経由して無線基地局装置101に供給される。無線基地局装置101では、データaを受信すると、遅延測定制御部2が、そのデータaの受信時間とステップS102でのデータaの送信時間との相対時間差から、上り、下りのトータルの遅延時間(結果A)を計算する(ステップS103)。
図5に、遅延測定制御部2におけるデータaの送信時間と受信時間の相対時間差を模式的に示す。この例では、遅延測定制御部2が「10101010」パターンを有するデータaを送信するようになっており、そのデータaの先頭の「1」の送信時間と受信時間の相対時間差がトータルの遅延時間(結果A)とされる。なお、データaのパターンとしては、データaの送信時間と受信時間の相対時間差を取得可能であれば、どのようなパターンを用いてもよい。
次に、第2の遅延測定が行われる。無線基地局装置101の遅延測定制御部2が、無線送受信装置104に対して下り遅延測定開始を通知する(ステップS104)。この下り遅延測定開始の通知は、下り制御信号を利用して行われる。下り遅延測定開始の通知を受けた無線送受信装置104では、遅延測定制御部13が、スイッチ制御信号により光スイッチ部8のスイッチを切り替える(ステップS203)。これにより、光/電気変換部9と上り用光ファイバ103が光スイッチ部8を介して接続される(図3の状態)。
下り遅延測定開始の通知後、遅延測定制御部2は、スイッチ制御信号により光スイッチ部7のスイッチを切り替える(ステップS105)。これにより、電気/光変換部5と上り用光ファイバ103が光スイッチ部7を介して接続される(図3の状態)。
光スイッチ部7、8のスイッチ切り替えが完了すると、続いて、遅延測定制御部2は、データaの送信から所定の時間を経過した後にデータbを送信する(ステップS106)。ここで、所定の時間は、データaを送信してから光スイッチ部7および光スイッチ部8の切り替えが完了するまでの時間よりも長い時間であればよく、ここでは、100msとする。この100msという時間は、無線基地局装置101および無線送受信装置104の双方において予め与えられている。無線基地局装置101から送出されたデータbは、上り用光ファイバ103を経由して無線送受信装置104に供給される。
無線送受信装置104では、データbを受信すると、遅延測定制御部13が、ステップS202にて開始したタイマによるカウントを停止し、そのカウント値と予め与えられている時間(100ms)とを比較することで遅延時間差(結果B)を計算する(ステップS204)。この遅延時間差(結果B)は、下り用光ファイバ102における遅延時間と上り用光ファイバ103における遅延時間の差に対応する。この点について、以下に簡単に説明する。
仮に、光スイッチ部7、8におけるスイッチを切り替えない状態(図2の状態)で、遅延測定制御部2がデータbを送信すると、データbは先に送信したデータaと同じ経路(下り用光ファイバ102を介した経路)で遅延測定制御部13に供給されることになる。この場合、データbを受信したときのカウント値は100となり、結果Bは0となる。一方、本実施形態では、光スイッチ部7、8におけるスイッチを切り替えた状態(図3の状態)で、遅延測定制御部2がデータbを送信するため、データbは、先に送信したデータaの経路とは異なり、上り用光ファイバ103を通ることになる。すなわち、データbの経路は、下り用光ファイバ102に代えて上り用光ファイバ103を通る点で、データaの経路と異なる。この場合、データbを受信したときのカウント値は、上り用光ファイバ103で生じる遅延と下り用光ファイバ102で生じる遅延の差の分だけ、100msより大きくなる、もしくは、小さくなる。よって、カウント値から100msを減算すると、下り用光ファイバ102における遅延時間と上り用光ファイバ103における遅延時間の差に対応する結果Bが求まる。
図6に、遅延測定制御部2の出力と遅延測定制御部13の入力の関係を模式的に示す。遅延測定制御部2では、「10101010」パターンを有するデータaの送信から100msを経過した後に、「11001100」パターンを有するデータbが送信され、遅延測定制御部2では、データaの受信から(100ms±「遅延」)時間を経過した後に、データbが受信される。このときの「遅延」が結果Bとして算出される。なお、データbのパターンとしては、結果Bを取得可能であれば、どのようなパターンを用いてもよい。
カウント値が100msより大きな場合、例えば、カウント値が101msである場合は、結果Bは、
B=カウント値−100ms=101ms−100ms=1ms
となる。これは、上り用光ファイバ103における遅延時間が下り用光ファイバ102における遅延時間より1msだけ長いことを意味する。反対に、カウント値が100msより小さな場合、例えば、カウント値が98msの場合は、結果Bは、
B=カウント値−100ms=98ms−100ms=−2ms
となる。これは、上り用光ファイバ103における遅延時間が下り用光ファイバ102における遅延時間より2msだけ短いことを意味する。
上述の結果Bの計算が行われると、続いて、無線基地局装置101では、データbの送信から一定時間経過後に、遅延測定制御部2がスイッチ制御信号により光スイッチ部7のスイッチを元に戻し(ステップS106)、無線送受信装置104では、データbの受信から一定時間経過後に、遅延測定制御部13がスイッチ制御信号により光スイッチ部8のスイッチを元に戻す(ステップS205)。そして、遅延測定制御部13が、ステップS204で計算した結果Bを無線基地局装置101へ送信する(ステップS206)。無線送受信装置104から送信された結果Bは、上り用光ファイバ103を経由して無線基地局装置101に供給される。
無線基地局装置101では、結果Bを受信すると、遅延測定制御部2が、その受信した結果BとステップS103で算出した結果Aとから上り、下りのそれぞれの遅延時間を算出する(ステップS107)。例えば、上述した結果Bが1msの例の場合で、結果Aが5msの場合は、
下りの遅延時間=(結果A−結果B)/2=(5ms−1ms)/2=2ms
上りの遅延時間=結果A−(下りの遅延時間)=5ms−2ms=3ms
と、それぞれ求められる。また、上述した結果Bが−2msの例の場合で、結果Aが5msの場合は、
下りの遅延時間=(結果A−結果B)/2=(5ms+2ms)/2=3.5ms
上りの遅延時間=結果A−(下りの遅延時間)=5ms−3.5ms=1.5ms
と、それぞれ求められる。
以上の遅延測定は、各セクタの無線送受信装置104のそれぞれについて行われる。なお、無線送受信装置104の遅延測定制御部13における折り返しによって生じる遅延が大きい場合で、その遅延量が予め分かっている場合は、結果Aからその折り返しで生じる遅延量を減算することで、正確な遅延測定を実現することができる。
また、無線基地局装置101内部の遅延(遅延測定制御部2と光スイッチ部7の間の遅延)および無線送受信装置104内部の遅延(光スイッチ部8と遅延測定制御部13の間の遅延)は、固定値であり、光ファイバにおける遅延に比べて十分に小さいため、上述した遅延の測定では考慮していない。これら内部遅延を考慮する場合は、それぞれの内部遅延の量を予め取得しておき、それをオフセット値として結果Aから減算するようにすればよい。
(3)遅延時間の補正
各セクタの無線送受信装置のそれぞれについて上述した遅延測定が行われると、続いて、無線基地局装置101では、遅延測定制御部2が、セクタ毎に、測定された遅延時間(下り用光ファイバにおける遅延時間および上り用光ファイバにおける遅延時間)を以下のようにして補正する。
まず、各セクタの遅延測定結果から、遅延時間の最も長いセクタを調べる。次いで、その調べたセクタの遅延時間に基づいて基準時間を設定する。セクタの遅延時間には、上りの遅延時間および下りの遅延時間があることから、上りの遅延時間より長い上り用の基準時間と、下りの遅延時間より長い下り用の基準時間がそれぞれ設定される。そして、上り用、下り用の基準時間からセクタで実際に測定された上り、下りの遅延時間を減算することで、下りの遅延設定量、上りの遅延設定量を算出する。例えば、上り用の基準時間が3.5ms、下り用の基準時間が3.5ms、実際に測定した上り、下りの遅延時間がそれぞれ2ms、3msである場合、
下りの遅延設定量=3.5ms−3ms=0.5ms
上りの遅延設定量=3.5ms−2ms=1.5ms
となる。こうして算出した下りの遅延設定量0.5ms、上りの遅延設定量1.5msに基づいて、下り信号、上り信号の遅延をそれぞれ補正する。この補正は、遅延測定制御部2に対応する遅延量分のバッファを持たせることで簡単に実現することができる。
(実施形態2)
第1の実施形態の無線基地局システムでは、タイマを使用して遅延を測定するようになっているが、そのようなタイマを用いなくても遅延を正確に測定することができる。以下、本発明の第2の実施形態として、タイマを用いずに遅延測定を行う無線基地局システムを説明する。
図7に、本発明の第2の実施形態である無線基地局システムにおける遅延測定の全体の流れを示し、図8に、第2の遅延測定における動作状態を模式的に示す。図8の構成において、光スイッチ部8が、スイッチを切り替えることで、下り用光ファイバ102と上り用光ファイバ103がともに光/電気変換部9と接続されるように構成されている以外は、基本的には、図1に示したシステム構成と同じである。図8中、図1に示したものと同じ部分には同じ符号を付している。本実施形態の無線基地局システムは、基本的には、図1に示したシステム構成と同じであるが、第2の遅延測定時の動作が異なる。ここでは、説明の重複を避けるために、システムの構成の説明は省略することとし、遅延測定時の動作についてのみ説明する。
まず、図2に示した状態で第1の遅延測定が行われる。無線基地局装置101の遅延測定制御部2が、無線送受信装置104に対して全遅延測定開始を通知する(ステップS301)。全遅延測定開始の通知を受けた無線送受信装置104では、遅延測定制御部13が、デシリアライザ部11からの下り信号を折り返してシリアライザ部12に供給する(ステップS401)。この下り信号の折り返し状態は、第2の遅延測定の終了まで維持される。
続いて、無線基地局装置101の遅延測定制御部2が、全遅延測定開始を通知してから10ms経過後に連続データを送信する(ステップS302)。ここで、連続データは例えば「1、2、3、・・・、n−1、n、n+1、・・・」といった一連のデータであり、この連続データの送信は第2の遅延測定が終了まで連続して行われる。無線基地局装置101から送出された連続データは、下り用光ファイバ102を経由して無線送受信装置104にて受信される。無線送受信装置104では、連続データを受信すると、遅延測定制御部13が、連続データを折り返す(ステップS402)。
折り返された連続データは、無線送受信装置104から上り用光ファイバ103を経由して無線基地局装置101に供給される。無線基地局装置101では、連続データを受信すると、遅延測定制御部2が、その連続データの先頭の受信時間とステップS102での連続データの先頭の送信時間との相対時間差から、上り用光ファイバ103と下り用光ファイバ102の両遅延を含むトータルの遅延時間(結果A)を計算する(ステップS303)。
結果Aの計算が行われると、続いて、第2の遅延測定が行われる。この第2の遅延測定では、無線基地局装置101の遅延測定制御部2が、まず、無線送受信装置104に対してスイッチ切替を指示する(ステップS304)。このスイッチ切替の指示は、下り制御信号を利用して行われる。スイッチ切替の指示を受けた無線送受信装置104では、遅延測定制御部13が、スイッチ制御信号により光スイッチ部8のスイッチを切り替える(ステップS403)。これにより、下り用光ファイバ102および上り用光ファイバ103の双方が光/電気変換部9に光スイッチ部8を介して接続される(図8の光スイッチ部8の状態)。この状態では、まだ無線基地局装置101側の光スイッチ部7のスイッチは切り替えられていないため、連続データは、下り用光ファイバ102経由で無線送受信装置104に供給される。
スイッチ切替の指示から10msを経過した後、遅延測定制御部2は、スイッチ制御信号により光スイッチ部7のスイッチを切り替える(ステップS305)。これにより、電気/光変換部5と上り用光ファイバ103が光スイッチ部7を介して接続され(図8の光スイッチ部7の状態)、連続データは、上り用光ファイバ103経由で無線基地局装置101から無線送受信装置104に供給されることになる。
上り用光ファイバ103経由での連続データの受信が開始されると、無線送受信装置104では、受信した連続データに、下り用光ファイバ102における遅延時間と上り用光ファイバ103における遅延時間の差に応じた不連続区間が生じ、遅延測定制御部13が、その不連続区間の長さ(結果B)を検出する(ステップS404)。この不連続区間について、以下に簡単に説明する。
光スイッチ部8のスイッチの切り替えにより、下り用光ファイバ102および上り用光ファイバ103がそれぞれ光/電気交換部9に接続された後、ある一定の時間(ここでは、10ms)をおいて、光スイッチ部7のスイッチ切り替えが行われる。このため、例えば、下り用光ファイバ102による遅延が上り用光ファイバ103による遅延より大きい場合は、光スイッチ部7のスイッチ切り替え直後に上り用光ファイバ103に供給されたデータ「n」が、光スイッチ部7のスイッチ切り替え直前に下り用光ファイバ102に供給されたデータ「n−1」と同時に光/電気変換部9に供給されてしまい、その結果データ化けを生じる。例えば、遅延測定制御部2から「1、2、3、4、5、6、7、・・・」の連続データが送出されており、「5」のデータの直前で光スイッチ部7のスイッチ切り替えが行われた場合は、光/電気変換部9では、「1、2、3(5)、4(6)、7、・・・」といった状態でデータが受信され、「3(5)、4(6)」の部分でデータ衝突が生じてデータ化け(不連続区間)となる。
反対に、下り用光ファイバ102の遅延が上り用光ファイバ103より小さい場合は、光スイッチ部7のスイッチ切り替え直後に上り用光ファイバ103に供給されたデータ「n」は、光スイッチ部7のスイッチ切り替え直前に下り用光ファイバ102に供給されたデータ「n−1」が光/電気変換部9に供給された後、ある時間を経過した後に光/電気変換部9に供給されることとなる。その結果、データ抜けを生じる。例えば、遅延測定制御部2から「1、2、3、4、5、6、7、・・・」の連続データが送出されており、「5」のデータの直前で光スイッチ部7のスイッチ切り替えが行われた場合は、光/電気変換部9では、「1、2、3、4、□、□、□、5、6、7、・・・」といった状態でデータが受信され、「□、□、□」の部分がデータ抜け(不連続区間)となる。
上述のようにして結果Bが取得されると、無線基地局装置101では、ステップS305のスイッチ切替から一定時間(ここでは、10ms)経過後に、遅延測定制御部2がスイッチ制御信号により光スイッチ部7のスイッチを元に戻し(ステップS306)、無線送受信装置104では、遅延測定制御部13が、スイッチ制御信号により光スイッチ部8のスイッチを元に戻す(ステップS405)。そして、遅延測定制御部13が、ステップS404で取得した結果Bを無線基地局装置101へ送信する(ステップS406)。無線送受信装置104から送信された結果Bは、上り用光ファイバ103を経由して無線基地局装置101に供給される。
無線基地局装置101では、結果Bを受信すると、遅延測定制御部2が、その受信した結果BとステップS303で算出した結果Aとから上り、下りのそれぞれの遅延時間を算出する(ステップS307)。この遅延時間の算出は、第1の実施形態の場合と同様にして行われる。
以上説明した各実施形態の無線基地局システムによれば、絶対時間を取得するためのGPS等の高価な装置を持たないシステムに好適に適用することができる。
また、無線基地局装置と無線送受信装置の間の遅延時間を上り回線及び下り回線のそれぞれで設定できるため、例えば下り回線または上り回線の遅延時間が変更されたときにも容易に遅延時間を再設定することが可能である。
本発明の第1の実施形態である無線基地局システムの概略構成を示すブロック図である。 図1に示す無線基地局システムにおける第1の遅延測定の動作状態を示す模式図である。 図1に示す無線基地局システムにおける第2の遅延測定の動作状態を示す模式図である。 図1に示す無線基地局システムにおける遅延測定の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示す無線基地局装置の遅延測定制御部の入出力の関係を示す模式図である。 図1に示す無線基地局装置の遅延測定制御部の出力と無線送受信装置の遅延測定制御部の入力の関係を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態である無線基地局システムにおける遅延測定の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態である無線基地局システムにおける第2の遅延測定の動作状態を示す模式図である。
符号の説明
1 信号処理部
2 遅延測定制御部
3 シリアライザ部
4 デシリアライザ部
5 電気/光変換部
6 光/電気変換部
7 光スイッチ部
8 光スイッチ部
9 光/電気変換部
10 電気/光変換部
11 デシリアライザ部
12 シリアライザ部
13 遅延測定制御部
14 無線処理部
101 無線基地局装置
102 下り用光ファイバ
103 上り用光ファイバ
104 無線送受信装置
105 アンテナ部

Claims (9)

  1. 無線基地局装置と、
    上り用光ファイバおよび下り用光ファイバを介して前記無線基地局装置と接続された無線送受信装置とを有し、
    前記無線基地局装置は、第1のデータを前記下り用光ファイバ経由で前記無線送受信装置に送信し、該第1のデータの送信から所定の時間を経過した後に前記第1のデータとはパターンの異なる第2のデータを前記上り用光ファイバ経由で前記無線送受信装置に送信する第1の遅延測定制御部を有し、
    前記無線送受信装置は、前記下り用光ファイバ経由で受信した前記第1のデータを折り返して前記上り用光ファイバ経由で前記無線基地局装置に送信するとともに、前記第1のデータの受信から前記第2のデータの受信までの時間を測定し、該測定値から前記所定の時間を減算して得られる遅延差を前記無線送受信装置に供給する第2の遅延測定制御部を有し、
    前記第1の遅延測定制御部が、前記第1のデータの送信開始の時間と該第1のデータが折り返されて受信される時間の相対時間差から全遅延時間を求めるとともに、該全遅延時間と前記第2の遅延測定制御部から供給された前記遅延差とから前記上り用光ファイバおよび下り用光ファイバのそれぞれにおける遅延時間を計算することを特徴とする無線基地局システム。
  2. 無線基地局装置と、
    上り用光ファイバおよび下り用光ファイバを介して前記無線基地局装置と接続された無線送受信装置とを有し、
    前記無線基地局装置は、
    前記下り用光ファイバが下り側、前記上り用光ファイバが上り側として接続される第1の状態と、前記上り用光ファイバが下り側として接続される第2の状態とを選択的に切り替え可能な第1の光スイッチ部と、
    前記第1の光スイッチ部に前記第1の状態を選択させた状態で、パターンに連続性を有する連続データを前記無線送受信装置に送信するとともに、該連続データの送信開始から所定の時間を経過した後に前記第1の光スイッチ部を前記第2の状態に切り替える第1の遅延測定制御部とを有し、
    前記無線送受信装置は、
    前記下り用光ファイバが下り側、前記上り用光ファイバが上り側として接続される第3の状態と、前記下り用光ファイバおよび上り用光ファイバがともに下り側として接続される第4の状態とを選択的に切り替え可能な第2の光スイッチ部と、
    前記第2の光スイッチ部に前記第3の状態を選択させた状態で、前記下り用光ファイバ経由で受信した前記連続データを折り返して前記上り用光ファイバ経由で前記無線基地局装置に送信するとともに、前記第1の光スイッチ部が前記第2の状態に切り替わる前に前記第2の光スイッチ部を前記第4の状態に切り替え、該切り替え後に受信した前記連続データに生じる不連続区間の長さを測定して得られる遅延差を前記無線送受信装置に供給する第2の遅延測定制御部を有し、
    前記第1の遅延測定制御部が、前記連続データの送信開始の時間と該連続データが折り返されて受信された時間の相対時間差から全遅延時間を求めるとともに、該全遅延時間と前記第2の遅延測定制御部から供給された前記遅延差とから前記上り用光ファイバおよび下り用光ファイバのそれぞれにおける遅延時間を計算することを特徴とする無線基地局システム。
  3. 前記不連続区間がデータ抜けの区間である、請求項2に記載の無線基地局システム。
  4. 前記不連続区間がデータ化けの区間である、請求項2に記載の無線基地局システム。
  5. 前記無線送受信装置は、前記無線基地局装置の管轄下の通信エリアを分割した複数のセクタのそれぞれに設けられており、
    前記第1の遅延測定制御部が、前記上り用光ファイバおよび下り用光ファイバの遅延時間の最も長いセクタを基準にして、各セクタにおける前記上り用光ファイバおよび下り用光ファイバの遅延時間をそれぞれ補正する、請求項1または2に記載の無線基地局システム。
  6. 無線基地局装置と無線送受信装置が上り用光ファイバおよび下り用光ファイバを介して接続された無線基地局システムにおいて行われる遅延時間測定方法であって、
    前記無線基地局装置が、第1のデータを前記下り用光ファイバ経由で前記無線送受信装置に送信し、該第1のデータの送信から所定の時間を経過した後に前記第1のデータとはパターンの異なる第2のデータを前記上り用光ファイバ経由で前記無線送受信装置に送信するステップと、
    前記無線送受信装置が、前記下り用光ファイバ経由で受信した前記第1のデータを折り返して前記上り用光ファイバ経由で前記無線基地局装置に送信するとともに、前記第1のデータの受信から前記第2のデータの受信までの時間を測定し、該測定値から前記所定の時間を減算して得られる遅延差を前記無線送受信装置に供給するステップと、
    前記無線基地局装置が、前記第1のデータの送信開始の時間と該第1のデータが折り返されて受信される時間の相対時間差から全遅延時間を求めるとともに、該全遅延時間と前記無線送受信装置から供給された前記遅延差とから前記上り用光ファイバおよび下り用光ファイバのそれぞれにおける遅延時間を計算するステップとを含む遅延時間測定方法。
  7. 無線基地局装置と無線送受信装置が上り用光ファイバおよび下り用光ファイバを介して接続された無線基地局システムにおいて行われる遅延時間測定方法であって、
    前記無線基地局装置が、前記下り用光ファイバが下り側、前記上り用光ファイバが上り側として接続された第1の状態で、パターンに連続性を有する連続データを前記無線送受信装置に送信するとともに、該連続データの送信開始から所定の時間を経過した後に、自身の状態を前記上り用光ファイバが下り側として接続される第2の状態へ切り替えるステップと、
    前記無線送受信装置が、前記下り用光ファイバが下り側、前記上り用光ファイバが上り側として接続された第3の状態で、前記下り用光ファイバ経由で受信した前記連続データを折り返して前記上り用光ファイバ経由で前記無線基地局装置に送信するとともに、前記無線基地局装置の状態が前記第2の状態に切り替わる前に、自身の状態を前記下り用光ファイバおよび上り用光ファイバがともに下り側として接続される第4の状態に切り替え、該切り替え後に受信した前記連続データに生じる不連続区間の長さを測定して得られる遅延差を前記無線送受信装置に供給するステップと、
    前記無線基地局装置が、前記連続データの送信開始の時間と該連続データが折り返されて受信された時間の相対時間差から全遅延時間を求めるとともに、該全遅延時間と前記無線送受信装置から供給された前記遅延差とから前記上り用光ファイバおよび下り用光ファイバのそれぞれにおける遅延時間を計算するステップとを含むことを特徴とする遅延時間測定方法。
  8. 前記不連続区間がデータ抜けの区間である、請求項7に記載の遅延時間測定方法。
  9. 前記不連続区間がデータ化けの区間である、請求項7に記載の遅延時間測定方法。
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