JP2005268154A - 電界放出型冷陰極の製造方法、電界放出型冷陰極および電界放出型画像表示装置 - Google Patents

電界放出型冷陰極の製造方法、電界放出型冷陰極および電界放出型画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 安価且つ簡便な方法で、電子放出層における電子放出性能のバラツキを抑制し、画素毎の輝度の均一化を実現する。
【解決手段】 繊維状カーボン材料6は、シリカゲル層7を介して、略球状の微粒子5の表面に任意の方向に配向するように接着されている。繊維状カーボン材料6が表面に接着された微粒子5は、電子放出層4内において均一に分布している。これにより、繊維状カーボン材料6がランダムな方向に配向しつつ電子放出層4内に均一に分布することとなり、その結果、電子放出を生じ易い方向に配向した繊維状カーボン6の存在確率が電子放出層4の全域に亘ってほぼ一定となる。これにより、電子放出性能のばらつきを抑制し、画素毎の輝度の均一化が実現される。
【選択図】 図2





Description

本発明は、画像表示素子等で用いられる電界放出型冷陰極及びその製造方法、並びにこの電界放出型冷陰極を用いた電界放出型画像表示装置に関する。
近年、画像表示装置の薄型化に伴い、FED(Field Emission Display)、すなわち電界放出型画像表示装置の開発が急速に進められている。また一方で、カーボンナノチューブ(以下、CNTとする。)をはじめとする種々の繊維状カーボン材料が優れた電界放出特性を有することが報告されており、電界放出型画像表示素子の冷陰極の材料として期待されている。
CNTを用いた電界放出型冷陰極は、下部電極(電極層)を有するガラス基板上に、多数のCNTからなる電子放出層を形成し、さらに上方にゲート電極を設けたものである(特許文献1参照)。下部電極とゲート電極との間に電圧が印加されると、電子放出層のCNTの先端部に電界集中が起こり、電子が放出される。
電界放出特性を向上させるためには、CNTの先端部への電界集中が起こりやすいよう、CNTが、等電位面に垂直に近い方向、すなわちガラス基板(及びその上の下部電極)に対して垂直に近い方向に配向していることが望ましい。
ここで、電子放出層を形成する方法としては、CNTを含む印刷ペーストを印刷法等により印刷する方法や、CNTを含むスラリーをスピンコート法により塗布する方法が知られているが、印刷法では印刷ペーストのレベリング時、スピンコート法ではスラリー滴下後の回転時にかかるせん断力により、繊維状カーボンが倒れ、ガラス基板に対して略水平な方向を向きやすい。その結果、電子放出に寄与する方向(すなわち、ガラス基板に対して垂直に近い方向)に配向したCNTの存在確率が低くなってしまう。その結果、電子放出層において、上記方向に配向したCNTを含む部分と殆ど含まない部分とで電子放出性能に差が生じ、これにより画素毎の輝度バラツキが生じ、視認性に大きな影響を与えることになる。
そこで、電子放出に寄与する方向に配向したCNTの存在確率を大きくするため、電子放出層に粒子を混在させ、CNTを粒子に寄りかからせることが提案されている(特許文献1参照)。また、化学蒸着法(CVD法)を用いて、金属表面等に略垂直にCNTを成長させる方法も提案されている(例えば、特許文献2,3参照)。
特開2001−319560号公報(第14−15頁、図1) 特許3421332号公報(第6頁、図19) 特許3451339号公報(第2−3頁)
しかしながら、特許文献1に記載されているように、CNTを粒子に寄りかからせるだけでは、印刷法におけるペーストのレベリング時やスピンコート法における回転時に水平方向に作用するせん断力に十分に対向できないため、CNTの倒れを抑制することは難しく、画素毎の輝度バラツキを抑制することはできない。
また、特許文献2,3に開示されているように化学蒸着法によりCNTを成長させる方法では600℃以上の高温での処理が必要となり、ガラス基板の歪みや破損の恐れがあることから、実用化は困難である。また、化学蒸着法は、基板を1枚ずつ(あるいは数枚ずつ)処理するバッチ処理により行われるのが一般的であるため、生産効率が低く製造コストの増大が予想される。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、比較的安価且つ簡便な方法で、電子放出層における電子放出性能のバラツキを抑制し、画素毎の輝度の均一化を実現することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る電界放出型冷陰極は、電極層を有する基板と、前記電極層上に形成され、繊維状電子放出部材を含む電子放出層と、前記繊維状電子放出部材から電子を放出させるためのゲート電極とを備えて構成される。さらに、前記繊維状電子放出部材の少なくとも一部が、前記電子放出層内に分散して設けられた略球状の微粒子の表面に、接着層を介して、任意の方向を向くように接着されているものである。
本発明に係る電界放出型冷陰極によれば、繊維状電子放出部材の少なくとも一部が微粒子の表面に任意の方向を向くように接着され、このような微粒子が電子放出層内に分散するように設けられているため、電子放出層における繊維状電子放出部材の向きがランダムになる。その結果、電子放出に寄与する方向(すなわち、ガラス基板に対して垂直に近い方向)に配向した繊維状カーボンの存在確率が、電子放出層の全域に亘って均一になる。これにより、画素毎の輝度バラツキを抑制することができる。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る電界放出型冷陰極を含む電界放出型画像表示装置の基本構成を示す概略図である。図2は、本実施の形態に係る電界放出型冷陰極を示す拡大断面図である。図1に示すように、電界放出型画像表示装置は、電界放出型冷陰極100と、この電界放出型冷陰極100に対向配置された陽極基板10とを備えている。
電界放出型冷陰極100は、図2に示すように、支持基板としてのガラス基板1と、ガラス基板1上に形成された下部電極(電極層)2と、この下部電極2上に形成された電子放出層4と、ガラス基板1の上方にスペーサ8を介して配設されたゲート電極3とを備えている。
下部電極2及びゲート電極3は、それぞれストライプ状に形成されており、下部電極2の延在方向(紙面に直交する方向)と、ゲート電極3の延在方向(図中左右方向)とは、互いに直交している。ゲート電極3は、ガラス基板1の法線方向(図中A方向)に見たときに下部電極2とゲート電極3とが交差する領域に、開口部3aを有している。上述した電子放出層4は、開口部3aにほぼ対向する位置に形成されている。
電子放出層4は、略球状の微粒子5と、この微粒子5の表面にランダムな方向に配向した状態で接着された繊維状カーボン材料(繊維状電子放出部材)6と、これらを接着する接着層としてのシリカゲル層7(図4)とを有している。また、シリカゲル層7の一部は、後述する熱処理によりSiO膜を構成している。
微粒子5は、例えば、シリカビーズ(SiO)、ニッケル(Ni)等の金属粒子、又はグラファイト粒子により構成されるものである。微粒子5は、その表面に、繊維状カーボン材料6をランダムな方向に配向させた状態で接着するのに適した形状を有している。このような形状としては、真球が最も望ましいが、略球状であればよい。微粒子5の粒径は、数μmから数十μmの範囲であることが好ましい。なお、微粒子5として、シリカビーズは、真球に近いものが入手しやすく、一般に流通されている粒径の種類も多いことから、比較的安価で入手できるというメリットがある。
繊維状カーボン材料6は、例えば、カーボンナノチューブ(CNTとする。)、又はCNTよりも直径の太い中実のグラファイトナノファイバーにより構成されている。繊維状カーボン材料6の外径は、数nm〜100nmであることが好ましい。CNTの場合には、例えば、アーク放電法(不活性ガス中で対向配置された黒鉛電極間でアーク放電を生じさせる方法)により形成される。
図1に示すように、陽極基板10は、ガラス基板9の下面に、例えばインジウム/スズ酸化物(ITO:Indium Tin Oxide)からなるアノード電極(陽極電極)9aを形成し、その下面に蛍光体膜9bを形成したものである。陽極基板10は、その蛍光体膜9bが電子放出層4に対向するように、図示しないスペーサを介して電界放出型冷陰極100に対向配置されている。アノード電極9aと電子放出層4との間には、アノード電圧Vaが印加され、ゲート電極3と電子放出層4との間にはゲート電圧Vgが印加されるようになっている。ゲート電圧Vgが印加されると、電子放出層4に含まれる繊維状カーボン材料6の先端部に電界集中が生じ、電子が放出される。放出された電子は、蛍光体膜9bに衝突し、所定の色に発色する。
次に、本実施の形態に係る電界放出型冷陰極100の製造方法について、図3〜6を参照して説明する。図3は、本実施の形態に係る電界放出型冷陰極100の製造方法を説明するための流れ図である。ここでは、微粒子5の具体例としてシリカビーズを用い、繊維状カーボン材料6の具体例としてCNTを用いるものとする。
まず、蒸着法又は印刷法等により、インジウム/スズ酸化物(ITO)等の無機材料、又はアルミニウム(Al)若しくは銀(Ag)等の金属により、図4に示すようにガラス基板1上に下部電極2を形成する(工程A)。
次に、アーク放電法等により合成された繊維状カーボン材料(CNT)6を、微粒子5の表面に接着するための処理を行う。
すなわち、まず、繊維状カーボン材料6と微粒子5とを、シリカゾル溶液中に、超音波分散法などにより所定の混合比で分散させる(工程B1)。次いで、乾燥処理により、シリカゾル溶液中の溶媒を除去する(工程B2)。この乾燥処理により、シリカゾル溶液中に含まれたシリカゾルがゲル化して、繊維状カーボン材料6及び微粒子5の表面にシリカゲル層7として析出する。シリカゲル層7は、微粒子5の表面に繊維状カーボン材料6を接着するための接着層として機能する。その結果、図5に示すように、微粒子5の表面に、シリカゲル層7を介して、繊維状カーボン材料6がランダムな方向に配向した状態で接着される。
工程B1,B2により繊維状カーボン材料6が接着された微粒子5を、そのまま極性溶媒等と混合して印刷ペーストを生成しても良いが、印刷ペーストの調合中にかかるせん断力により繊維状カーボン材料6やシリカゲル層7が微粒子5の表面から剥離する可能性がある。そこで、工程B1,B2により繊維状カーボン材料6が接着された微粒子5を、更に所定の温度条件(具体的には、200℃で20分)で熱処理する(工程C)。これにより、微粒子5及び繊維状カーボン材料6の表面のシリカゲル層7に含まれるシラノール基(−Si−O−H)間で脱水及び架橋により一部が重合し(−Si−O−Si−)、SiO膜が形成される。シリカゲル層7の一部がSiO膜になることにより、微粒子5の表面に、繊維状カーボン材料6がより強固に接着される。
なお、シラノール基の重合反応は150℃以上の温度域であれば促進されるため、上記の温度条件(200℃、20分)には限定されない。但し、250℃以上の温度域では、重合反応が進みすぎ、後述する極性溶媒への分散性改善や下部電極2への密着性改善に寄与するシラノ−ル基の残量が少なくなるため、好ましくない。従って、工程Cにおける熱処理は、150〜250℃の温度範囲で行うのが好ましい。
次いで、繊維状カーボン材料6が強固に接着された微粒子5を用いて、印刷ペーストを生成する(工程D)。具体的には、組成比20%の微粒子5(繊維状カーボン材料6が接着されている)と、組成比6%のエチルセルロース(有機バインダ)と、組成比8%のブチルカルビトール(極性溶媒)と、組成比66%のブチルカルビトールアセテート(極性溶媒)とを混合することにより、印刷ペーストを生成する。
繊維状カーボン材料6のような繊維状カーボン材料は極性が小さいため、本来、極性溶媒中で凝集してバンドルを形成しやすい。しかしながら、上述した工程B1,B2により繊維状カーボン材料6を微粒子5の表面に定着させておくことにより、繊維状カーボン材料6同士の凝集を防止することができる。また、微粒子5はシリカゲル層7により覆われており、このシリカゲル層7が含有するシラノール基(−Si−O−H)は極性基であって分散性を改善する効果を有するため、微粒子5の極性溶媒への分散性が大幅に改善される。
次に、スクリーン印刷法により、下部電極2上に印刷ペーストを所定のパターンに印刷し、乾燥する(工程E)。印刷後、ガラス基板1を所定の温度条件(具体的には、350℃で約20分間)で熱処理する(工程F)。これにより、印刷ペーストに含まれていた有機バインダ及び溶媒が除去される。その結果、図6に示すように、下部電極2上に、微粒子5と、この微粒子5の表面にランダムに配向して接着された繊維状カーボン材料6と、これらの表面又は隙間に存在するシリカゲル層7(一部はSiO膜に変化している)とが残る。このようにして、下部電極2上に、電子放出層4が形成される。
なお、この熱処理工程(工程F)では、下部電極2と接触する部分のシリカゲル層7のシラノール基の一部が下部電極2の金属と化学的に結合し、その結果、電子放出層4がより強固に下部電極2に結合する。本実施の形態では、有機バインダを除去する必要から350℃程度で熱処理したが、シラノール基と下部電極2の金属との結合反応は150℃以上の温度域で生じるため、例えば、有機バインダを含めずに印刷ペーストを生成した場合には、印刷ペーストを印刷し乾燥した(工程E)後、150℃以上の温度で熱処理することで、電子放出層5を下部電極2に強固に結合することができる。
このようにして下部電極2上に電子放出層4を形成したのち、ガラス基板1上に、図示しないスペーサを介して、開口部3aが形成されたゲート電極3を載置する。これにより、図1に示したような電界放出型冷陰極100が製造される。さらに、この電界放出型冷陰極100に、図示しないスペーサを介して上述した陽極基板10を取り付けることにより、電界放出型画像形成装置が製造される。
なお、上記説明では、繊維状カーボン材料6が接着された微粒子5を有機バインダ及び極性溶媒等と混合して印刷ペーストを生成(工程D)したが、印刷ペーストの代わりにスラリーを生成してもよい。この場合には、スラリーを、例えばスピンコート法により下部電極2上に塗布することにより、電子放出層4を形成することができる。
次に、このようにして製造された電子放出層4の電子放出性能及び密着性の評価結果について説明する。
測定対象1は、本実施の形態に係る上記製造プロセス(図2〜5)により作成した電子放出層4である。また、比較例として、微粒子5を有さない電子放出層についても同様の評価を行う。比較例に係る電子放出層は、上述した製造プロセスのうち、微粒子5表面への繊維状カーボン材料6の接着(工程B1,B2)を行わず、繊維状カーボン材料(CNT)のみをフィラーとして印刷ペーストを調合し、この印刷ペーストを下部電極2上に印刷し、熱処理(工程E,F)して作成したものである。なお、測定対象1及び比較例については、それぞれ同条件で5つずつ(n=5)測定を行った。
図7は、電子放出性能の測定方法を説明するための概略図である。図1に示した電界放出型画像形成装置と同様、電子放出層4を形成したガラス基板1の上にスペーサ8を介してゲート電極3を設け、ガラス基板1から所定の間隔をあけて、図示しないスペーサを介して陽極基板10を設ける。陽極基板10は、ガラス基板9の下面にITO等からなるアノード電極9aを設け、更にその下面に蛍光体膜9bを形成したものであり、蛍光体膜9b側が電子放出層4と対向するように配置されている。これらを真空槽内に収容し、ゲート電極3と下部電極2との間にゲート電圧Vgを印加し、アノード電極9と下部電極2との間にアノード電圧Vaを印加できるようにする。また、下部電極2とアースとの間を流れる電流を測定できるよう、電流計(符号Aで示す)を設ける。真空槽内の真空度は、2.672×10−4Pa以下とする。
電子放出性能に関する評価は、二通りの方法により行う。一つは、ゲート電圧Vgが所定電圧値(ここでは400V)の時に、電子放出層4から放出される電子により生じる下部電極2とアース間の電流(カソード電流Ic)を測定することにより行う。もう一つは、所定の微小カソード電流Ic(ここでは1μA)を得るために必要なゲート電圧Vgを測定することにより行う。
カソード電流Icの測定は、一定電圧に対する取り出し可能電流を評価するためのものであり、ゲート電圧Vgの測定は、放電開始電圧を評価するためのものである。従って、電子放出層の特性としては、カソード電流Icの測定値が大きいほど好ましく、ゲート電圧Vgの測定値が小さいほど好ましい。カソード電流Ic及びゲート電圧Vgのいずれも、電子放出に寄与する方向に配向した繊維状カーボン材料6の量が多いか少ないかにより左右されるが、特にゲート電圧Vgは、電子放出に寄与する方向に配向した繊維状カーボン材料6が多いほど値が低くなる(すなわち、良い特性が得られる)。表1に、測定対象1及び比較例についての測定結果を、表1に示す。
Figure 2005268154
表1から、一定のゲート電圧Vgに対するカソード電流Icの測定結果は、測定対象1(n=5の平均値)では137μAであるのに対し、比較例では28μAであり、測定対象1の方が高い値を示してことが分かる。また、測定結果のバラツキを示す標準偏差については、測定対象1では3.96μAであるのに対し、比較例では12.8μAであり、測定対象1における測定結果のバラツキが小さいことが分かる。
また、一定の微小カソード電流Icを得るために必要なゲート電圧Vgの測定結果は、測定対象1では169Vであるのに対し、比較例では296Vであり、測定対象1の方が小さい値を示していることが分かる。また、測定結果の標準偏差については、測定対象1では6.53Vであるのに対し、比較例では20.7Vであり、測定対象1における測定結果のバラツキが小さいことが分かる。
このように、いずれの測定結果についても、測定対象1の方が良好な結果を示し、且つバラツキも小さくなっている。これは、測定対象1(本実施の形態に係る電子放出層4)では、繊維状カーボン材料6を微粒子5の表面にランダムに配向させて接着させた結果、電子放出に寄与する方向(すなわちガラス基板に対して垂直に近い方向)に配向した繊維状カーボン材料6の割合が増加し、その結果、電子放出層4の全域に亘ってほぼ同等の確率で存在するためと考えられる。
また、微粒子5及び繊維状カーボン材料6に付着したシリカゲル層7に含有されるシラノール基が下部電極2の表面の金属に配位若しくは化学的に結合することにより、電子放出層4と下部電極2とが強く結合し、両者間の界面抵抗が安定化することも、測定結果のバラツキが小さくなった一因と考えられる。
表1には、電子放出層4の下部電極2に対する密着性を評価するための引っ掻き試験の結果を併せて示す。この引っ掻き試験は、先端の曲率半径が0.05mmのサファイア(Al)製の針を用い、この針に一定の加重をかけて電子放出層4の表面を引っ掻き、電子放出層4の剥離が発生する最低加重を測定したものである。引っ掻き速度は0.5mm/secである。
この引っ掻き試験の結果、電子放出層の剥離が発生する最低荷重は、測定対象1(n=5の平均値)では102mgであるのに対し、比較例では24mgであり、測定対象1が高い密着性を示していることが分かる。
このように、測定対象1が高い密着性を示した理由は、微粒子5及び繊維状カーボン材料6に付着したシリカゲル層7に含有されるシラノール基が下部電極2表面の金属に配位若しくは化学的に結合することにより、電子放出層4と下部電極2とが強く結合されるためと考えられる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、繊維状カーボン材料6を微粒子5の表面に任意の方向を向くように接着し、この微粒子5を均一に分散させて電子放出層4を形成したので、電子放出層4における電子放出性能のバラツキを抑制することができ、その結果、画素毎の輝度の均一化を実現することができる。
また、接着層(シリカゲル層7)を用いるようにしたので、簡単な方法で、繊維状カーボン材料6を微粒子5の表面に接着することができる。
さらに、繊維状カーボン材料6及び微粒子5をシリカゾル溶液中に分散し、乾燥処理により溶剤を除去することにより、繊維状カーボン材料6がシリカゲル層7を介して微粒子5に接着されるようにしたので、安価且つ簡便な方法で、繊維状カーボン材料6を微粒子5の表面に接着することができる。また、微粒子5を互いに近接させて一様に分布させることが可能になるため、電子放出層4の全域に亘って、繊維状カーボン材料6をランダムな方向に配向させつつ均一に分布させることができる。
加えて、シリカゲル層7が有するシラノール基の作用により、微粒子5をより均一に分散させることができるため、電子放出層4内に微粒子5を均一に分布させることができ、その結果、微粒子5に接着された繊維状カーボン材料6を電子放出層4の全域に亘って均一に分布させることができる。
また、微粒子5の表面に繊維状カーボン材料6を接着させたのち熱処理を施すことにより、シリカゲル層7の一部を重合させてSiO膜を形成するようにしたので、微粒子5の表面に繊維状カーボン材料6をより強固に接着することができる。
さらに、下部電極2上に電子放出層4を形成したのち熱処理を施すことにより、シリカゲル層7に含有されるシラノール基が下部電極表面2の金属に配位若しくは化学的に結合するため、電子放出層4の下部電極2への密着性を向上することができる。
また、繊維状カーボン材料6の外径を数nm〜100nmとし、微粒子5の直径を数〜数十μm程度とすることにより、電子放出層4を形成するための印刷ペースト(若しくはスラリー)を生成する際に、繊維状カーボンの凝集及び巨大バンドル化を防ぐことができ、電子放出層4中における電子放出部の偏在を防ぐことができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、電子放出層に含まれるシリカゲル層7又は微粒子5の表面に、導電性微粒子を添加した点において、実施の形態1と異なるものである。本実施の形態における電界放出型冷陰極は、電子放出層の構成を除き、実施の形態1と同様である。
図8は、シリカゲル層7に導電性微粒子11を含有させた電子放出層4aを模式的に示す図である。この電子放出層4aは、図9に示すように、導電性微粒子11を、繊維状カーボン材料6及び微粒子5と共にシリカゾル溶液中に分散させ(工程b1)、次いで乾燥処理(工程b2)を行うことにより形成される。乾燥処理によりシリカゾル溶液中の溶媒が除去される際、微粒子5又は繊維状カーボン材料6の表面にシリカゲル層7が析出するが、このとき析出するシリカゲル層7の中に導電性微粒子11が含有される。この導電性微粒子11を含有したシリカゲル層7を介して、繊維状カーボン材料6が微粒子5に接着される。他の工程(工程A,C〜F)は、実施の形態1と同様である。
導電性微粒子11の材質は、金属、金属酸化物、金属窒化物等である。金属としては、例えばニッケル(Ni)、金(Au)、銀(Ag)又はパラジューム(Pd)がある。金属酸化物としては、例えばインジウム/スズ酸化物(ITO)、アンチモン/スズ酸化物(ATO)又は酸化ルテニウムがある。金属窒化物としては、例えば窒化チタン(TiN)がある。導電性微粒子11の粒径は、微粒子5の表面に対する定着性の観点から、微粒子5の粒径の10%以下であることが好ましい。
図10は、微粒子5の表面に導電層12を形成した場合の電子放出層4bを模式的に示す図である。この電子放出層4bでは、微粒子5の表面に導電層12が形成され、この導電層12を覆うようにシリカゲル層7が形成されている。図11は、図10に示した電子放出層4bの製造方法を説明するための流れ図である。電子放出層4bは、実施の形態1で説明した工程Aの後、微粒子5の表面に金属、金属酸化物、金属窒化物等からなる導電体を蒸着し(工程G)、そののち、実施の形態1で説明した工程B1〜Eを行うことにより形成される。金属、金属酸化物、金属窒化物の例は、上述したとおりである。蒸着法としては、熱蒸着法、化学蒸着法(CVD法)、スパッター法などを用いることができる。
図12は、シリカゲル層7に導電性微粒子11を添加し、且つ微粒子5の表面に導電層12を形成した場合の電子放出層4cを模式的に示す図である。この電子放出層4cは、上述した電子放出層4aの製造方法(図9)と電子放出層4bの製造方法(図11)とを組み合わせることにより製造される。
次に、このようにして得られた電子放出層4a〜4cについての電子放出性能の評価結果について説明する。測定方法は、実施の形態1で説明したとおりである。測定は、図8に示したようにシリカゲル層7が導電性微粒子11を含有する電子放出層4a(測定対象2−1)と、図10に示したように微粒子5の表面に導電層12が形成された電子放出層4b(測定対象2−2)と、図12に示したようにシリカゲル層7が導電性微粒子11を含有し且つ微粒子5の表面の導電層12が形成された電子放出層4c(測定対象2−3)とについて行った。
表2は、測定対象2−1〜2−3について、一定のゲート電圧Vg(400V)により得られるカソード電流Icの測定結果、及び一定の微小カソード電流Ic(1μA)を流すために必要なゲート電圧Vgの測定結果を示す表である。表2には、比較のため、上述した測定対象1についての測定結果を併せて示す。
Figure 2005268154
表2から、電子放出性能を比較すると、測定対象2−1〜2−3のゲート電圧Vgはそれぞれ170V,165V,167Vであり、測定対象1(169V)と有意な差はないが、カソード電圧Icはそれぞれ161μA,168μA,169μAであり、測定対象1(137μA)よりも大きな値を示している。
このように、測定対象1と測定対象2−1〜2−3とでゲート電圧Vgに有意差がない理由は、測定対象1及び測定対象2−1〜2−3の各電子放出層において、電子放出に寄与する方向に配向した繊維状カーボン材料6の割合に大きな差がないためと考えられる。これに対し、測定対象2−1〜2−3のカソード電圧Icが、測定対象1のカソード電圧Icよりも大きな値となった理由は、シリカゲル層7に微小導電性微粒子11を添加し、又は微粒子5表面に導電層12を形成することにより、電子放出層4a,4bの膜抵抗値が減少した効果によると考えられる。
なお、測定対象2−2及び測定対象2−3が、測定対象2−1よりも優れた結果(カソード電流Icが大きく、ゲート電圧Vgが小さい)を示したのは、測定対象2−1では導電性微粒子11が離散的に存在するのに対し、測定対象2−2及び測定対象2−3では導電層12が連続膜として存在するため、電子放出に寄与する方向に配向した繊維状カーボン材料6に効率良く電子を供給できるためと考えられる。
なお、図10に示したように微粒子5の表面に導電層12を形成することによる効果は、導電性を有する粒子(例えばニッケル等の金属粉やグラファイト粒等)を用いることによっても実現することができる。ただし、このような粒子を用いた場合であっても、その表面導電性を変更する必要がある場合には、導電層12を形成することは有効である。現在市販され、一般に流通しているシリカビーズの多くは形状が真球に近く、粒径も数μm程度の刻み巾で段階分けされ販売されており、比較的安価で入手できるというメリットがあるため、本実施の形態に適用するのに好適であり、表面導電層と組み合わせることは有効な手段である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、実施の形態1で説明した効果に加え、シリカゲル層7に導電性微粒子11を含有させ、また、微粒子5の表面に導電層12を形成することにより、電子放出層4a〜4cの膜抵抗を低下させ、一定電圧に対するカソード電流Icを増加させることができる。
また、微粒子5、繊維状カーボン材料6及び導電性微粒子11をシリカゾル溶液中に分散したのち溶剤を除去することで、設備コストのかからない簡単な方法で、シリカゲル層7に導電性微粒子11を含有させることができる。
さらに、熱蒸着法、化学蒸着法(CVD法)又はスパッター法を利用することで、微粒子5の表面に導電層12を形成することができる。
なお、上述した実施の形態1,2では、繊維状カーボン材料(CNT及びグラファイトナノファイバー等)を用いたが、これら以外の繊維状電子放出部材を用いることも可能である。但し、現時点では、繊維状カーボン材料(特にCNT)が最も優れた電子放出特性を有しており、電界放出型画像表示装置への適用に適している。
また、電子放出層4(4a〜4c)に含まれる繊維状カーボン材料6の全てが微小粒子5の表面に接着されたものである必要はなく、繊維状カーボン材料6の少なくとも一部が微小粒子5の表面にランダムな方向に配向した状態で接着されていれば、電子放出性能のばらつきを低減するという効果を奏することができる。
実施の形態1に係る電界放出型冷陰極を含む電界放出型画像表示装置を示す断面図である。 実施の形態1に係る電界放出型冷陰極を示す拡大断面図である。 実施の形態1に係る電界放出型冷陰極の製造方法を説明するための流れ図である。 実施の形態1に係る電界放出型冷陰極の製造方法において、ガラス基板上に下部電極を形成した状態を示す図である。 実施の形態1に係る電界放出型冷陰極の製造方法において、繊維状カーボン材料が接着された微粒子を拡大して示す図である。 実施の形態1に係る電界放出型冷陰極の製造方法において、繊維状カーボン材料が接着された微粒子を含む電子放出層を拡大して示す図である。 実施の形態1に係る電界放出型冷陰極の電子放出特性の測定方法を説明するための図である。 実施の形態2に係る電界放出型冷陰極の第1の構成例を拡大して示す図である。 図8に示した電界放出型冷陰極の製造方法を説明するための流れ図である。 実施の形態2に係る電界放出型冷陰極の第2の構成例を拡大して示す図である。 図10に示した電界放出型冷陰極の製造方法を説明するための流れ図である。 実施の形態2に係る電界放出型冷陰極の第3の構成例を拡大して示す図である。
符号の説明
1 ガラス基板、 2 下部電極、 3 ゲート電極、 3a 開口部、 4,4a,4b 電子放出層、 5 微粒子、 6 繊維状カーボン材料、 7 シリカゲル層、 8 スペーサ、 9 ガラス基板、 9a アノード電極、 9b 蛍光体膜、 10 陽極基板、 11 導電性微粒子、 12 導電層。

Claims (13)

  1. 電極層を有する基板と、
    前記電極層上に形成され、繊維状電子放出部材を含む電子放出層と、
    を備え、
    前記繊維状電子放出部材の少なくとも一部が、前記電子放出層内に分散して設けられた略球状の微粒子の表面に、接着層を介して、任意の方向を向くように接着されていることを特徴とする電界放出型冷陰極。
  2. 前記接着層は、シリカゲル層であることを特徴とする請求項1に記載の電界放出型冷陰極。
  3. 前記接着層は、導電性微粒子を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の電界放出型冷陰極。
  4. 前記微粒子は、その表面に、金属、金属酸化物及び金属窒化物の少なくとも一つを含む導電層を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電界放出型冷陰極。
  5. 前記導電層は、熱蒸着法、化学蒸着法又はスパッター法により形成されることを特徴とする請求項4に記載の電界放出型冷陰極。
  6. 前記繊維状電子放出部材は、カーボンを主成分とする繊維状カーボン材料であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の電界放出型冷陰極。
  7. 基板上に電極層を形成する電極層形成工程と、
    微粒子及び繊維状電子放出部材をシリカゾル溶液中に分散する第1の分散工程と、
    前記微粒子及び前記繊維状電子放出部材が分散された前記シリカゾル溶液を、シリカゲル層が析出する温度で乾燥処理する乾燥処理工程と、
    前記微粒子及び前記繊維状電子放出部材を溶媒中に分散させる第2の分散工程と、
    前記微粒子及び前記繊維状電子放出部材が分散された前記溶媒を、前記電極層上に塗布し、乾燥させる塗布工程と、
    を含むことを特徴とする電界放出型冷陰極の製造方法。
  8. 前記乾燥処理工程の後に、
    前記微粒子及び前記繊維状電子放出部材を、前記シリカゲル層の少なくとも一部が重合してSiO膜を形成する温度で熱処理する工程
    をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の電界放出型冷陰極の製造方法。
  9. 前記塗布工程の後に、
    前記基板を、前記シリカゲル層に含有されるシラノール基と前記電極層の金属表面との間で化学結合が生じる温度で熱処理する工程
    をさらに含むことを特徴とする請求項7又は8に記載の電界放出型冷陰極の製造方法。
  10. 前記第1の分散工程において、前記微粒子及び前記繊維状電子放出部材に加えて、さらに導電性微粒子を前記溶液中に分散させることを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の電界放出型冷陰極の製造方法。
  11. 前記電極層形成工程と前記第1の分散工程との間に、
    前記微粒子の表面に、金属、金属酸化物及び金属窒化物の少なくとも一つを含む導電層を形成する導電層形成工程
    を更に含むことを特徴とする請求項7乃至10の何れか1項に記載の電界放出型冷陰極の製造方法。
  12. 前記導電層形成工程では、熱蒸着法、化学蒸着法又はスパッター法により前記導電層を形成することを特徴とする請求項11に記載の電界放出型冷陰極の製造方法。
  13. 請求項1乃至6の何れか1項に記載された電界放出型冷陰極と、
    前記電界放出型冷陰極の前記電子放出層に対向する蛍光面を備えた陽極側基板と
    を備えたことを特徴とする電界放出型画像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100767420B1 (ko) * 2005-11-25 2007-10-17 엘지전자 주식회사 전계 방출 소자 제조 방법
CN102522283A (zh) * 2011-12-24 2012-06-27 福州大学 无机纳米材料/碳纳米管场发射复合阴极及其制备方法

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