JP2005265755A - 携帯時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 時計外装組立の周部のデザインの自由度を得るとともに、文字板の大きさの自由度が高い携帯時計を提供することにある。
【解決手段】 ケース底壁21bと竜頭29が設けられるケース胴部21aとが一体成形されたワンピース構造の外装ケース21と、透明部材26及びこの部材の周縁を支持してケース胴部21aに装着された縁部材27を有した外装カバー25とから時計外装組立12を形成する。外装組立12に、ムーブメント本体14及びこの本体に挿脱可能に取付けられて竜頭29に接続された巻真15を有した時計ムーブメント13と文字板16とを内蔵すると共に、本体14に対する巻真15の挿脱を可能とする巻真着脱機構31を設ける。巻真着脱機構31は、巻真15の溝(係合部)15eに係脱されるストッパ部34aを有した係合体32、及び係合体32を従動させてストッパ部34aを溝15eに係脱させる係脱操作体35を備える。係脱操作体35をケース底壁21bに外装ケース21の外側から操作可能に設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、腕時計などの携帯時計に係り、特に時計ムーブメントの本体に挿脱可能な巻真などのムーブメント連動軸を取外すための連動軸着脱機構を備えた携帯時計に関する。
腕時計の時計外装組立は、取外し可能な裏蓋を備え、この裏蓋を外した状態で時計ムーブメントが組込まれる裏蓋付きのタイプと、ケース底壁とケース胴部とが一体に作られたワンピース構造の外装ケースを備え、この外装ケースと組合わされて時計外装組立を形成する外装カバーがケース胴部に装着される前に、外装ケースの表側から時計ムーブメントが組込まれる裏蓋なしのタイプとに大別される。
裏蓋付きのタイプの腕時計では、裏蓋の外径が胴の内径よりも大きいことにより、時計外装組立の周部裏面側をテーパ状として、時計外装組立の周部を薄く見せるデザインとすることには制約がある。この反面、時計ムーブメントの本体に挿脱可能な巻真を取外す場合には、裏蓋を開けて巻真着脱機構を操作できるので、時計外装組立に対する文字板の大きさを自由に設定できる度合いが高い点では好ましい。
これに対して、裏蓋なしのタイプの腕時計では、裏蓋がないことから、時計外装組立の周部裏面側をテーパ状として、時計外装組立の周部を薄く見せるデザインとする場合に有利である。
この種の裏蓋なしのタイプの腕時計でも、分解をするための巻真着脱機構を備えている。この巻真着脱機構は、ワンピース構造の外装ケースのケース胴部に装着された外装カバーに設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
すなわち、時計ムーブメントの地板におしどり軸におしどりが回転可能に支持され、このおしどりにおしどりレバーの一端部が重ねて配置されている。おしどりレバーの他端部は、時計ムーブメントを覆った文字板の周縁と、外装カバーが有した縁部材の文字板周縁に対向した環状面との間に形成された環状の隙間に配置されている。このおしどりレバーの他端部は、外装カバーで通常は覆われているが、この外装カバーを外すことにより操作可能に露出される。
そして、露出させたおしどりレバーの他端部をピンセットなどで押下げて、おしどりレバーを傾けるに伴っておしどりを動かすことができる。この時のおしどりの動きによって、そのストッパ部が巻真の係合部から外れて、巻真の保持が解除される。したがって、この状態で竜頭を介して巻き真を引き抜くことができる。
特許第3213892号公報(段落0002−0005、図1−図6)
特許文献1のように巻真着脱機構を時計外装組立の外装カバーに設けた構成では、ピンセットなどで押下げ操作されるおしどりレバーの他端部が文字板の縁より突出している必要がある。このため、時計外装組立の外形を大きくしない限り、おしどりレバーによって文字板の大きさが制約を受ける。このため、文字板の大きさを異ならせた様々な態様の腕時計を、商品として展開するには難があり、その改善が求められている。
本発明の目的は、時計外装組立の周部のデザインの自由度を得るとともに、文字板の大きさの自由度が高い携帯時計を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、ケース底壁と外部操作体が設けられるケース胴部とが一体に作られたワンピース構造の外装ケースと、透明部材及びこの透明部材の周縁を支持して前記ケース胴部に装着された縁部材を有した外装カバーとから時計外装組立を形成し、ムーブメント本体及びこの本体に挿脱可能に取付けられて前記外部操作体に接続されたムーブメント連動軸を有した時計ムーブメントと文字板とを前記時計外装組立に内蔵し、前記ムーブメント本体に対する前記ムーブメント連動軸の挿脱を可能とする連動軸着脱機構を前記時計外装組立に設け、前記連動軸着脱機構が、前記ムーブメント連動軸に設けた係合部に係脱されるストッパ部を有した係合体、及びこの係合体を従動させて前記ストッパ部を前記係合部に係脱させる係脱操作体を備え、その係脱操作体を前記ケース底壁に前記外装ケースの外側から操作可能に設けている。
この発明で、外部操作体とは、例えば竜頭で代表されるものであって、時刻合わせや日付合わせなどのために時計ムーブメントを時計外装部材の外部から操作する部材を指している。この発明で、ムーブメント連動軸とは、例えば巻真で代表されるものであって、外部操作体の操作を時計ムーブメントのムーブメント本体に時刻合わせなどのために伝える部材を指している。この発明で、連動軸着脱機構とは、例えば巻真等のムーブメント連動軸の軸方向移動を禁止する保持状態と、この保持を解除する解除状態とを切換えることができ、その切換えに伴ってムーブメント本体に対してムーブメント連動軸を挿脱させることを可能とする機構を指している。
前記課題を解決するために、本発明は、ケース底壁と竜頭が設けられるケース胴部とが一体に作られたワンピース構造の外装ケースと、透明部材及びこの透明部材の周縁を支持して前記ケース胴部に装着された縁部材を有した外装カバーとから時計外装組立を形成し、ムーブメント本体及びこの本体に挿脱可能に取付けられて前記竜頭に接続された巻真を有した時計ムーブメントと文字板とを前記時計外装組立に内蔵し、前記ムーブメント本体に対する前記巻真の挿脱を可能とする巻真着脱機構を前記時計外装組立に設け、前記巻真着脱機構が、前記巻真に設けた係合部に係脱されるストッパ部を有した係合体、及びこの係合体を従動させて前記ストッパ部を前記係合部に係脱させる係脱操作体を備え、その係脱操作体を前記ケース底壁に前記外装ケースの外側から操作可能に設けている。
これらの発明は、時計外装組立の外装ケースがワンピース構造であるので、この外装ケースの周部裏側にテーパ面を設けることに大きな制約がなく、時計外装組立の周部を薄く形成したデザインとするのに適している。そして、巻真着脱機構などの連動軸着脱機構を、外装カバー側ではなくワンピース構造の外装ケース側に設けるとともに、この着脱機構の係脱操作を外装ケースが有したケース底壁に外部から操作可能に設けている。これにより、連動軸着脱機構が文字板の大きさに制約を与えることがなくなり、文字板の大きさの自由度を高めることができる。
又、本発明の好ましい形態では、前記係脱操作体が、前記ケース底壁に開けた角孔を貫通する角筒部を有して前記ケース底壁の厚み方向に移動可能に設けられ、この移動により前記係脱操作体を従動させる進退部材と、この進退部材に螺合有して前記ケース底壁にその外部から回転操作可能に設けられた操作部材と、を備えている。なお、この発明の形態において、進退部材と操作部材とは、進退部材の内周に設けた雌ねじと操作部材の外周に設けた雄ねじとを螺合させてもよく、この逆に、進退部材の外周に設けた雄ねじと操作部材の内周に設けた雌ねじとを螺合させてもよい。
この発明の形態では、時計外装組立の外側から操作部材を回すことにより、回転を角孔で拘束されている進退部材をケース底壁の厚み方向に移動させて、この進退部材で係脱操作体を押し動かすことができる。こうした進退部材に対する係脱操作体の従動により、係脱操作体のストッパ部を巻真等のムーブメント連動軸の係合部から外して、連動軸着脱機構によるムーブメント連動軸の保持を解除できる。これにより、竜頭等の外部操作体を介してムーブメント本体からムーブメント連動軸を外すことができる。
本発明によれば、ワンピース構造の外装ケースを有した時計外装組立の特徴である、時計外装組立の周部のデザインの自由度を生かしつつ、巻真等のムーブメント連動軸の挿脱を可能とする連動軸着脱機構によって文字板の大きさが制約を受けないようにしたので、文字板の大きさの自由度が高い携帯時計を提供できる。
図1〜図7を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1中符号11は携帯時計としての腕時計を示している。この腕時計11は、時計外装組立12を備え、この時計外装組立12に時計ムーブメント13(図2参照)等を内蔵している。
時計ムーブメント13は、ムーブメント本体14と、この本体14に挿脱可能に取付けられたムーブメント連動軸例えば巻真15とを有している。ムーブメント本体14は、小型電池やぜんまいを動力にしたもの、又は自動巻きのもの、若しくはクォーツ発振モジュールにより文字板上で時刻等をデジタル表示するデジタル時計対応のもの、或いはデジタル時計対応のものとそれ以外のものとを併用したもの等のいずれであってもよい。ムーブメント本体14にはその表面を覆って文字板16が装着されている。
図2〜図7に示すように巻真15は、ムーブメント本体14の外に位置されたねじ軸部15aと、このねじ軸部15aに連続した大径軸部15bと、この大径軸部15bに連続した小径軸部15cと、大径軸部15bに接近して小径軸部15cに形成された鍔状の張出し部15dとを有している。これにより、巻真15の大径軸部15bと張出し部15dとの間には係合部として機能する溝15eが形成されている。
図2に示すように時計外装組立12は、外装ケース21とこれに装着された外装カバー25とを備えている。
外装ケース21は、ケース胴部21aとケース底壁21bとが一体に作られて凹状のワンピース構造をなしている。この外装ケース21の正面開口を通して収容される。この外装ケース21は、硬質合成樹脂を一体成形することで得てもよく、あるいはステンレスやチタン等の金属を削って得てもよい。
ケース胴部21aの裏面には周方向に連続するテーパ面21cが形成されている。このテーパ面21cによって時計外装組立12の周部を薄く見せることができる。ケース胴部21aの一部にはパイプ取付け孔17が貫通して設けられている。
ケース底壁21bのケース胴部21aに寄った位置には収容孔18と、これに連続する角孔19とが開けられている。図3及び図4に示しように収容孔18及び角孔19はケース底壁21bを厚み方向に貫通している。収容孔18は、円形の孔であって、段18aを有している。角孔19は、収容孔18より小さく、多角形状例えば四角又は六角に形成されている。なお、外装ケース21の内部に電池が収容される場合には、この電池の交換用の小さな蓋をケース底壁21bに着脱可能に設けてもよい。
外装カバー25は、透明ガラス及び透明合成樹脂等からなる透明部材26と、この透明部材26の周縁部を支持した環状の縁部材27とを有している。縁部材27をケース胴部21aに装着することにより、透明部材26が文字板16を覆って時計外装組立12が組立てられる。
図2に示すようにケース胴部21aにはパイプ取付け孔17に胴外側から挿入された巻真パイプ28が取付けられている。金属製例えばステンレス鋼製の巻真パイプ28は胴外突出部28aを有している。この巻真パイプ28には、時計ムーブメント13を外部から操作する外部操作体として機能する金属製の竜頭29が取付けられている。竜頭29は、竜頭主部29aと、この中央部から裏側に一体に突出する竜頭軸部29bとを有している。
竜頭主部29aは巻真パイプ28の胴外突出部28aを覆っており、竜頭軸部29bは巻真パイプ28内に挿入されている。竜頭軸部29bの外周面には防水リング30が装着されていて、その外周面が巻真パイプ28の内面に密接して、これら巻真パイプ28と竜頭軸部29bとの間の防塵・防水が図られている。
前記巻真15のねじ軸部15aは竜頭軸部29bにねじ込んで接続されている。このため、竜頭29を介して巻真15は巻真パイプ28を通ってムーブメント本体14に挿脱可能である。この巻真15の挿脱は、時計ムーブメント13を外装ケース21に組込む際及び外装ケース21から時計ムーブメント13を外す際になされる。又、竜頭29を介して巻真15は複数の軸方向位置、例えば図5に示す第1位置と、図6及び図7に示す第2位置とを選択できる。第1位置は竜頭操作をしない通常の位置であり、第2位置は時刻合わせや日付合わせ等のために竜頭29の回転操作が可能な位置である。
時計外装組立12には、ムーブメント連動軸である巻真15をムーブメント本体14に対して挿脱することを可能とする連動軸着脱機構例えば巻真着脱機構31が設けられている。
図3及び図4に示すように巻真着脱機構31は、巻真15に係脱される係合体32と、ケース底壁21bの外側から操作されて係合体32を従動させる係脱操作体35とを備えている。
係合体32は、ムーブメント本体14の周部に配置されていて、可動軸33と、係合部材34とからなる。可動軸33は、ムーブメント本体14の厚み方向に沿って移動可能に設けられていて、おしどりピンとも称される。係合部材34はおしどりとも称される。この係合部材34は、可動軸33に回転可能に取付けられているが、可動軸33の軸方向には移動できない。この係合部材34には、図5〜図7に示すように可動軸33から隔たった位置に巻真15の溝15eに係脱するストッパ部34aが形成されている。
係脱操作体35は、係合体32を従動させる進退部材36と、ケース底壁21bにその外部から回転操作可能に設けられた操作部材37とを備えている。
進退部材36は、ケース底壁21bの角孔19を貫通する角筒部を有してケース底壁21bの厚み方向に移動可能に設けられている。この進退部材36の角筒部の内周には雌ねじ36aが形成されている。進退部材36の角筒部に連なる先端部は角孔19より広くなっているとともに、この部分から次第に先細になっている。この先細端は、可動軸33の端面33a(係合部材34が支持された端部とは反対側の端面)に至近距離で対向している。
操作部材37には、雌ねじ36aに螺合する雄ねじ37aを有したねじ部材を好適に使用できる。操作部材37は、その全体を収容孔18に収容されており、そのねじ頭37bが収容孔18の段18aに当たって、角孔19方向への軸方向移動を禁じられている。ねじ頭37bは、ケース底壁21bの外部から回転させることができるようにケース底壁21bの外部に臨んでいる。又、操作部材37には収容孔18の小径孔部内面に密接する環状の防水パッキン38が取付けられている。
以上のように腕時計11は、ケース胴部21aとケース底壁21bとが一体成形されたワンピース構造の外装ケース21と、ムーブメント本体14及びこの本体14に挿脱可能に接続されたムーブメント連動軸としての巻真15を有して外装ケース21に収容された時計ムーブメント13と、ケース胴部21aに配置されて巻真15に接続されたムーブメント操作用の外部操作体としての竜頭29と、時計ムーブメント13を覆って外装ケース21に内蔵された文字板16と、この文字板16を覆う透明部材26及びこの透明部材26の周縁を支持してケース胴部21aに装着された縁部材27を有した外装カバー25と、巻真15に設けた係合部としての溝15eに係脱されるストッパ部34aが形成された係合体32及びストッパ部34aを溝15eに係脱させる係脱操作体35を有し、この係脱操作体35が、ケース底壁21bに外装ケース21の外側から操作可能に設けられている連動軸着脱機構としての巻真着脱機構31と、を具備している。
この腕時計11が携帯される通常状態での巻真着脱機構31と巻真15との相互関係は図3及び図5に示されている。この状態では、係合体32から係脱操作体35が離れており、係合体32はその自重で下がった位置にあるので、そのストッパ部34aが巻真15の溝15eに嵌り込んで引っ掛かっている。言い換えれば、巻真15はその軸方向に動かないように保持されている。なお、この状態で、係合部材34は、これとムーブメント本体14との間に設けられている図示しないクリック手段により、不用意に回転されないように位置規制されている。又、この状態では外装ケース21の内部において係脱操作体35の先端部が角孔19の孔縁に引っ掛かっているので、係脱操作体35が収容孔18から脱落することはない。
時刻合わせなどの竜頭操作を行う場合には、まず、前記クリック手段に抗して竜頭29を介して巻真15を一段を引き出して、図6(A)(B)に示される状態とする。この時、巻真15の軸方向変位に応じて係合部材34は追従し可動軸33を中心に回動するが、依然としてストッパ部34aは巻真15の溝15eに嵌り込んで引っ掛かったままである。次に、この状態で竜頭29を回転操作する。これにより、竜頭29の回転を、巻真15を介してムーブメント本体14に与えて、時刻合わせなどをすることができる。
又、ムーブメント本体14から巻真15を引き外す場合には、係脱操作体35の操作部材37を、外装ケース21の外側からねじ込み方向に回転させる。これに伴って、角孔19で回転を止められている進退部材36が、その雌ねじ36aと操作部材37の雄ねじ37aとの噛み合いの変化に基づいて、外装ケース21の内部への突出量を増やすようにケース底壁21bの厚み方向に沿って移動される。これにより、進退部材36が可動軸33を軸方向に沿って押し動かすので、係合体32全体が移動されて、図4及び図7(A)(B)に示すようにストッパ部34aが巻真15の溝15eから外れる。すなわち、巻真15の軸方向に対する拘束が解除される。したがって、この状態で竜頭29を引っ張ることにより、巻真15をムーブメント本体14から離脱させ、巻真パイプ28に通して引き出すことができる。なお、こうした巻真15の取外しは、外装カバー25を外す前のコンプリート状態であっても、外装カバー25を外した状態でも実施できる。
以上のように巻真着脱機構31の係脱操作体35を、外装カバー25側ではなくワンピース構造の外装ケース21が有したケース底壁21bに外部から操作可能に設けたので、巻真着脱機構31と文字板16とを互いに無関係に設けることができる。すなわち、巻真着脱機構31の操作部材37等が文字板16の大きさに制約を与えることがなくなる。これにより、文字板16の大きさの自由度が高められるに伴い、文字板16の大きさを異ならせた様々な態様の腕時計11を提供し易くできる。
しかも、外装ケース21がワンピース構造であるので、この外装ケース21の周部裏側にテーパ面21cを設けることに大きな制約がない。これにより、時計外装組立12の周部を薄く形成したデザインとした腕時計11を構成できる。
したがって、或る限られた大きさの時計外装組立12において、文字板16が大きめで、かつ、時計外装組立12の周部が薄く、それ故に、見かけ上薄型に見させる腕時計11とすることができる。
又、進退部材36内周に設けた雌ねじ36aと操作部材37と、操作部材37の外周に設けた雄ねじ37aとを螺合させたので、進退部材36に設けたねじ部が、この進退部材36の軸方向に伴って角孔19にかかることがない。したがって、操作部材37の操作に連動して進退部材36を円滑に移動させることができる点で好ましい。
本発明は懐中時計などの携帯時計にも適用できる。
本発明の一実施形態に係る腕時計を示す平面図。 図1中F2−F2線に沿って示す断面図。 図1の時計の巻真着脱機構を巻真が保持された状態で示す断面図。 図1の時計の巻真着脱機構を巻真の保持が解除された状態で示す断面図。 図1の時計の文字板と巻真着脱機構のおしどりと巻真との平面的な位置関係を、巻真が保持された状態で示す図。 (A)は図1の時計の文字板と巻真着脱機構のおしどりと巻真との平面的な位置関係を、竜頭が操作される状態で示す図。(B)は図6(A)中F6−F6線に沿って示す断面図。 (A)は図1の時計の文字板と巻真着脱機構のおしどりと巻真との平面的な位置関係を、巻真の保持が解除された状態で示す図。(B)は図7(A)中F7−F7線に沿って示す断面図。
符号の説明
11…腕時計(携帯時計)
12…時計外装組立
13…時計ムーブメント
14…ムーブメント本体
15…巻真(ムーブメント連動軸)
15e…溝(係合部)
16…文字板
18…収容孔
18a…収容孔の段
19…角孔
21…外装ケース
21a…ケース胴部
21b…ケース底壁
21c…テーパ面
25…外装カバー
26…透明部材
27…縁部材
28…巻真パイプ
29…竜頭(外部操作体)
31…巻真着脱機構(連動軸着脱機構)
32…係合体
33…係合体の可動軸
34…係合体の係合部材
34a…ストッパ部
35…係脱操作体
36…係脱操作体の進退部材
36a…進退部材の雌ねじ
37…係脱操作体の操作部材
37a…操作部材の雄ねじ

Claims (3)

  1. ケース底壁と外部操作体が設けられるケース胴部とが一体に作られたワンピース構造の外装ケースと、透明部材及びこの透明部材の周縁を支持して前記ケース胴部に装着された縁部材を有した外装カバーとから時計外装組立を形成し、
    ムーブメント本体及びこの本体に挿脱可能に取付けられて前記外部操作体に接続されたムーブメント連動軸を有した時計ムーブメントと文字板とを前記時計外装組立に内蔵し、前記ムーブメント本体に対する前記ムーブメント連動軸の挿脱を可能とする連動軸着脱機構を前記時計外装組立に設け、
    前記連動軸着脱機構が、前記ムーブメント連動軸に設けた係合部に係脱されるストッパ部を有した係合体、及びこの係合体を従動させて前記ストッパ部を前記係合部に係脱させる係脱操作体を備え、その係脱操作体を前記ケース底壁に前記外装ケースの外側から操作可能に設けている携帯時計。
  2. ケース底壁と竜頭が設けられるケース胴部とが一体に作られたワンピース構造の外装ケースと、透明部材及びこの透明部材の周縁を支持して前記ケース胴部に装着された縁部材を有した外装カバーとから時計外装組立を形成し、
    ムーブメント本体及びこの本体に挿脱可能に取付けられて前記竜頭に接続された巻真を有した時計ムーブメントと文字板とを前記時計外装組立に内蔵し、前記ムーブメント本体に対する前記巻真の挿脱を可能とする巻真着脱機構を前記時計外装組立に設け、
    前記巻真着脱機構が、前記巻真に設けた係合部に係脱されるストッパ部を有した係合体、及びこの係合体を従動させて前記ストッパ部を前記係合部に係脱させる係脱操作体を備え、その係脱操作体を前記ケース底壁に前記外装ケースの外側から操作可能に設けている携帯時計。
  3. 前記係脱操作体が、
    前記ケース底壁に開けた角孔を貫通する角筒部を有して前記ケース底壁の厚み方向に移動可能に設けられ、この移動により前記係脱操作体を従動させる進退部材と、
    この進退部材に螺合して前記ケース底壁にその外部から回転操作可能に設けられた操作部材と、
    を備えている請求項1又は2に記載の携帯時計。
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