JP2005265527A - 移動体用位置検出装置,測位結果評価方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

移動体用位置検出装置,測位結果評価方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 GPS信号を用いた測位において受信可能な信号数がる4つに限定されている状態でも、マルチパスが受信状態に及ぼしている影響を定量的に評価してより信頼性の高い測位を行う。
【解決手段】 GPS受信装置は、GPS信号を受信可能な衛星数が4個である場合(ステップS0)、3次元測位を行うことで得られた高度値とナビゲーション装置により得られる高度値との内、測位精度が高い方を選択し(ステップS1〜S5)、それら4個の内から異なる組み合わせの3個のGPS衛星を選択し、選択した高度値を加えて4通りの2次元測位を行なうと(ステップS8)、それら4通りの2次元測位結果について分散を演算してばらつきを評価する(ステップS9)。そして、評価したばらつきが許容値を超えた場合は(ステップS10,「NO」)、ナビゲーション装置が行っている自律航法を用いて現在位置を検出するように指令を与える(ステップS12)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、GPS(Global Positioning System)衛星より送信されるGPS信号を受信し、その受信信号に基づいて移動体の現在位置を検出すると共に、所定の位置を基準として移動体に配置される各種センサの検出結果に基づき当該移動体の相対的な移動位置を検出する移動体用位置検出装置,及び前記位置検出に関する測位結果の評価方法並びにコンピュータプログラムに関する。
図8に示すように、GPS衛星1より送信されるGPS信号を、地球上の車両2に搭載されている受信機(図示せず)により受信して現在位置を測位する場合、そのGPS信号が受信機に直接到達する信号成分とは他に、建物3や地形的障害物などに反射してから到達する信号成分4、所謂マルチパスが発生する場合がある。マルチパス4が発生している場合には、測位演算結果が真の位置に対して大きく変動してしまうこと(測位とび)がある(図9参照)。
例えば、特許文献1には、受信信号についてドップラーシフト量を算出し、そのドップラーシフト量に基づいてマルチパスが含まれている判定した場合には、受信信号の採用可否を決定するために受信レベルをマスクするスレッショルドレベルを通常よりも高い値に設定することで、マルチパスの影響を排除する技術が開示されている。
2001−272450号公報
しかしながら、都市部や山間部など、受信可能なGPS信号の数が限定されがちな環境においては、受信レベル(C/N比)がスレッショルドを下回ったものを排除すると、測位を行うのに必要なGPS衛星数が足りなくなり、結果として測位不能な状態に陥る場合が想定される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、GPS信号を用いた測位において、受信可能な信号数が4つに限定されている状態において、マルチパスが受信状態に及ぼしている影響を定量的に評価して、より信頼性の高い測位を行うことを可能とすることにある。
請求項1記載の移動体用位置検出装置によれば、絶対位置検出手段は、GPS信号を受信可能なGPS衛星数が4個である場合、それら4つのGPS信号に基づき3次元測位を行うことで得られた高度値と、相対位置検出手段により得られる高度値との内、測位精度が高い方を選択する。そして、4個のGPS衛星の内から異なる組み合わせの3個のGPS衛星を選択し、選択した高度値を加えて4通りの2次元測位を行なうと、それら4通りの2次元測位結果についてばらつきを評価する。
尚、ここで言う「3次元測位」とは、4つのGPS信号に基づいて(緯度,経度,高度)を測位することであり、「2次元測位」とは、3つのGPS信号に基づいて(緯度,経度)だけを測位することを意味する。
即ち、GPS信号を受信可能な衛星数が4個である場合において、単にマルチパスの影響を受けている可能性があると判断された時点で1つの信号を切り捨ててしまうと、3次元測位は不能となってしまう。
そこで、4個のGPS衛星から3個を選択する4通りの組み合わせに、評価用に選択した高度値を加えて4通りの2次元測位を行なう。すると、即位に用いたGPS信号がマルチパスの影響を余り受けていなければ4通りの2次元測位結果は近い位置を示し、マルチパスの影響を大きく受けている場合、4通りの測位結果は大きくばらつくはずである。従って、そのばらつきの大きさを求めれば、GPS信号に基づく測位結果の信頼性を妥当に評価することができる。
請求項2記載の移動体用位置検出装置によれば、絶対位置検出手段によって評価されたばらつきが許容値を超えた場合は相対位置検出手段を用いて現在位置を検出するので、GPS信号に基づく測位結果の信頼性が低い場合は、例えば前回測位された絶対位置を基準とする相対位置を得て代替することができる。
請求項3記載の移動体用位置検出装置によれば、絶対位置検出手段は、3次元測位により得られた高度値についての測位精度を、受信したGPS信号に基づいて得られるVDOP(Vertical Dilution Of Precision)に、GPS信号を受信するための受信機の性能に応じて決定される誤差係数を乗じて求める。即ち、VDOPは、GPS衛星の垂直方向における配置の分散度合いを示す係数であり、分散度合いが大きいほどVDOPは小さくなり、高度に関する測位精度が高くなることを示す。そのVDOPに、受信機の性能に応じて決定される誤差係数を乗じれば、実際の受信系における高度値についての測位精度を妥当に表すことができる。
請求項4記載の移動体用位置検出装置によれば、絶対位置検出手段は、相対位置検出手段により得られた高度値についての測位精度を示す値に各種センサの性能に応じて決定される誤差係数を用いるので、相対位置検出手段の測位精度を妥当に表すことができる。
請求項5記載の移動体用位置検出装置によれば、絶対位置検出手段は、分散を演算することでばらつきの評価を行なうので、4通りの測位結果が夫々平均値に対してどの程度離れているかを正確に評価することができる。
請求項6記載の移動体用位置検出装置によれば、絶対位置検出手段は、GPS信号の受信状態に基づいた重み付き分散を演算するので、選択した4通りの組み合わせ夫々について信号の受信状態の良否に応じた重み付けを行うことで、受信状態を反映させた分散値を得ることができる。
請求項7記載の移動体用位置検出装置によれば、絶対位置検出手段は、受信したGPS信号に基づいて得られるHDOPに応じた重み付けを行なう。即ち、HDOP(Horizontal Dilution Of Precision)は、前述したVDOPと同様に、GPS衛星の水平方向における配置の分散度合いを示す係数であるから、HDOPが大きい場合は信頼性が低下する。従って、4通りの組み合わせ毎に異なるHDOPに応じて重み付けを行えば、HDOPに基づく信頼性を反映させた重み付けを行うことができる。
請求項8記載の移動体用位置検出装置によれば、絶対位置検出手段は、GPS信号の受信レベルに基づいた重み付けを行なう。即ち、通常、4つの信号の受信レベルは夫々異なるため、4通りの組み合わせについてもそれらの信号の平均受信レベルも異なる。そして、受信レベルが低い信号は、比較的信頼性が低いと考えられるので、受信レベルの差に応じた信頼性を反映させて重み付けを行うことができる。
以下、本発明を移動体たる車両の位置検出装置に適用した場合の一実施例について図1乃至図7を参照して説明する。GPSのシステム概要を示す図7において、車両(移動体)11には、GPS受信装置12が搭載されている。GPS受信装置12は、衛星軌道上にあるGPS衛星13によって送信されるGPS信号を受信して(緯度,経度,高度)を算出する3次元測位演算を行なうものである。尚、本発明の特徴的な構成は、信号を受信可能なGPS衛星13の数が、3次元測位を行うために必要な最低限数である4個(A〜D)に限定される場合に対応するものである。
図6は、GPS受信装置(絶対位置検出手段)12とナビゲーション装置(相対位置検出手段)14の構成を中心として示す機能ブロック図である。GPS受信装置12は、GPS衛星13より送信されるGPS信号を受信するGPSアンテナ15、その受信信号をダウンコンバートするGPS−RF部16、受信信号を復調処理するGPS−BB(ベースバンド)部17、GPS−BB部17を制御して測位演算を行なうGPS−CPU部(マイクロコンピュータ)18によって構成されている。GPS−CPU部18内部のメモリ(図示せず)には、制御プログラム(コンピュータプログラム)18aが記憶されており、GPS−CPU部18は、その制御プログラム18aに基づいて処理を実行する。
GPS受信装置12は、ナビゲーション装置14と接続されている。ナビゲーション装置14は、地図データなどを記憶保持しているメモリ19にアクセスが可能となっており、また、車両11に配置されているジャイロセンサ20や傾斜センサ21,車速センサ22によって出力されるセンサ信号が与えられている。そして、ナビゲーション装置14は、GPS受信装置12によって測位された車両11の現在位置を取得し、その座標位置をメモリ19より読み出した地図データの画像に合わせて図示しないディスプレイに表示する。また、GPS受信装置12が必要なGPS信号を受信できない場合には、以前に得た絶対位置座標に、センサ20〜22より与えられるセンサ信号の情報に基づいて車両11の移動状態(相対位置)を演算することで、現在位置を推測する自律航法も行うようになっている。
次に、本実施例の作用について図1乃至図5も参照して説明する。図1は、GPS受信装置12のGPS−CPU部(以下、単にCPU部と称す)18によって実行される、本発明の要旨に係る部分のフローチャートである。CPU部18は、先ず、受信信号を受信可能なGPS衛星13の数が、3次元測位を行うために最低限必要な「4」であるか否かを判断し(ステップS0)、「4」でなければ(「NO」)受信したGPS信号に基づく3次元測位結果をナビゲーション装置14に出力する。
尚、ステップS0で「NO」と判断する場合は、受信可能衛星数が「5」以上であるものとし、受信可能衛星数が「3」以下であり3次元測位が不能となる場合は含まない(その場合には、上述したようにナビゲーション装置14が自律航法を実行する)。
一方、ステップS0において、受信可能なGPS衛星数が「4」である場合(「YES」)、CPU部18は、受信した4つのGPS信号に基づいて3次元測位を行い、(緯度,経度,高度)を求める(ステップS1)。また、4つのGPS衛星13についてのVDOP(Vertical Dilution Of Precision)を導出する(ステップS2)。VDOPは、複数のGPS衛星13の垂直方向における配置の分散度合いを示す係数(幾何学的精度低下率)であり、分散度合いが大きいほどVDOPは小さくなり、高度に関する測位精度が高くなることを示す。
続いて、CPU部18は、ステップS1における測位によって得られた高度に関する誤差係数であるε_GPSを導出する(ステップS3)。ε_GPSは、ステップS2で得たVDOPに、GPS受信装置12の受信機としての性能に応じて予め決定される係数αを乗じることで導出される(ε_GPS=VDOP×α)。係数αは、例えば、受信系のS/N比や、デジタル信号処理系の分解能等に基づいて決定する。
次に、CPU部18は、車両11(ナビゲーション装置14)側より、その時点で自律航法により得られている車両11の高度値と、予測誤差係数ε_INSを取得する(ステップS)。ここで、図3には、ナビゲーション装置14が自律航法により車両11の高度値を推定する状態を幾何学的に示す。即ち、GPS受信装置12により以前に得られていた高度値H0を基準として、その高度値H0が得られた時点から、車両11が傾斜角θ、車速vにより時間tだけ走行したとすれば、高度変位Htは、(vtsinθ)によって得られる。従って、基準高度値H0に高度変位Htを加えれば、時間tが経過した時点での車両11の高度を推定することができる。この場合、傾斜角θは傾斜センサ21によって、車速vは車速センサ22によって得られる。また、予測誤差係数ε_INSは、傾斜センサ21や車速センサ22が有する精度などに基づいて予め決定する。
再び、図1を参照する。次に、CPU11は、ステップS3で得たGPS側の誤差係数であるε_GPSと、ステップS4で得た予測誤差係数ε_INSとを比較する(ステップS5)。(ε_GPS<ε_INS)であれば(「YES」)ステップS1で得られたGPS測位結果の高度値を使用して(ステップS6)、続くステップS7における2D(2次元)組み合わせ測位演算を実行する(ステップS8)。一方、(ε_GPS≧ε_INS)であれば(「NO」)、ステップS4でナビゲーション装置14より得られた相対高度値を使用して(ステップS7)、ステップS8を実行する。即ち、誤差係数がより小さく信頼性が高いと判断される方の高度値を選択する。
ここで、図2は、ステップS8における2次元組み合わせ測位演算処理のサブルーチンを示すフローチャートである。CPU部18は、先ず、4つのGPS衛星13A〜13Dについて、それらの内、2次元測位に使用するため3つの衛星を選択する4通りの組み合わせ(図4:#1〜4参照)を決定する(ステップS21)。そして、各組み合わせについて、ステップS6若しくはS7で選択した高度値を用いて2次元測位を実行し、(緯度,経度)を求めると共に、HDOP(Horizontal Dilution Of Precision)を演算する(ステップS22〜S24)。HDOPは、水平方向に関するGPS衛星13の配置分散に応じた度合いを示す係数である。
ステップS22〜S24のループを抜けると、図1のステップS9にリターンする。ステップS9において、CPU部18は、4つの2次元測位結果に対して重み付け分散値を演算する。先ず、組み合わせ#1〜4の夫々について、各3つの受信信号レベルの平均を求め、その平均受信信号レベルC/NnとステップS23で求めたHDOPnとをパラメータとして、適切に選択した関数Fにより重みWnを求める。即ち、
Wn=F(HDOPn,C/Nn) (n=1〜4)
とする。
それから、4つの2次元測位結果(2次元座標値)f1〜f4について、重み付き分散σ_2Dを演算する。即ち、
σ_2D=G([W1・f1,W2・f2,W3・f3,W4・f4])
とする。
続くステップS10において、CPU部18は、分散σ_2Dが許容値内であるか否かを判断する。例えば、図5(a)に示すように、2次元測位結果の分散が比較的小さく、許容値内であれば(「YES」)、ステップS1で取得したGPSによる測位結果を選択し、ナビゲーション装置14に送信する(ステップS11)。一方、図5(b)に示すように、2次元測位結果の分散が比較的大きく、許容値を超えている場合は(「NO」)、自律航法によって得られる相対位置に基づいて現在位置を検出するように、ナビゲーション装置14に指令を送信する(ステップS12)。
以上のように本実施例によれば、GPS受信装置12は、GPS信号を受信可能な衛星数が4個である場合、それら4つのGPS信号に基づき3次元測位を行うことで得られた高度値と、ナビゲーション装置14により得られる高度値との内、測位精度が高い方を選択し、それら4個の内から異なる組み合わせの3個のGPS衛星を選択し、選択した高度値を加えて4通りの2次元測位を行なうと、それら4通りの2次元測位結果についてばらつきを評価するようにした。
従って、GPS信号を受信可能な衛星数が3次元測位を行うために最低限必要な4個である場合でも、それらの受信信号がマルチパスの影響を受けている度合いをばらつきの大きさで評価することで、GPS信号に基づく測位結果の信頼性を妥当に評価することができる。
そして、CPU部18は、GPS受信装置12によって評価されたばらつきが許容値を超えた場合は、ナビゲーション装置14が行っている自律航法を用いて現在位置を検出するように指令を与えるので、GPS信号に基づく測位結果の信頼性が低い場合は、GPS受信装置12により前回測位された絶対位置を基準とする相対位置を得て代替することができる。
また、CPU部18は、3次元測位により得られた高度値についての測位精度を、VDOPに誤差係数αを乗じたε_GPSとして求めるので、実際の受信系における高度値についての測位精度を妥当に表すことができる。また、ナビゲーション装置14により得られた高度値についての測位精度を示す値に誤差係数ε_INSを用いるので、ナビゲーション装置14の測位精度も妥当に表すことができる。
更に、CPU部18は、4つの2次元測位結果について、HDOPと受信レベルの平均値に応じた重み付けを行い、重み付け分散値を演算してバラつきを評価するようにした。従って、それらの指標により表される信号受信状態に良否に応じた分散値を得ることができ、4通りの測位結果が夫々平均値に対してどの程度離れているかを正確に評価することができる。
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
分散値に対する重み付けは、HDOP,受信信号レベルの何れか一方に基づいて行っても良い。また、重み付けを行うことなく、単に分散値のみを演算してバラつきを評価しても良い。
また、ばらつきの評価は分散を用いるものに限らず、例えば残差を用いて評価しても良い。
GPS信号に基づく3次元測位により得られた高度値についての測位精度は、VDOPのみを採用しても良い。
また、相対位置検出で得られた高度値についての測位精度については、各種センサの性能に応じて決定される誤差係数を用いずとも、例えば、斯様な測定系について標準的に想定される所定の数値を誤差係数としても良い。
車両に限ることなく、船舶や電車など、移動体一般に適用することができる。
本発明の一実施例であり、GPS受信装置のCPU部によって実行される、本発明の要旨に係る部分のフローチャート 図1のステップS8における2次元組み合わせ測位演算処理のサブルーチンを示すフローチャート ナビゲーション装置が自律航法により車両の高度値を推定する状態を幾何学的に説明する図 本実施例に使用するGPS信号の一例を示す図 (a)は2次元測位結果の分散が比較的小さい場合、(b)は同分散が比較的大きい場合を示す図 GPS受信装置とナビゲーション装置の構成を中心として示す機能ブロック図 GPSのシステム概要を示す図 マルチパスが発生する状態を説明する図 マルチパスの影響によって測位とびが発生した状態を示す図
符号の説明
図面中、11は車両(移動体)、12はGPS受信装置(絶対位置検出手段)、13はGPS衛星、14はナビゲーション装置(相対位置検出手段)、18はGPS−CPU部(コンピュータ)、18aは制御プログラム(コンピュータプログラム)、20はジャイロセンサ、21は車速センサ、22は傾斜センサを示す。

Claims (24)

  1. GPS衛星より送信されるGPS信号を受信し、その受信信号に基づいて移動体の現在位置を検出する絶対位置検出手段と、
    所定の位置を基準として、移動体に配置される各種センサの検出結果に基づき、前記絶対位置検出手段とは独立に当該移動体の相対的な移動位置を検出する相対位置検出手段とを備え、
    前記絶対位置検出手段は、
    GPS信号を受信可能なGPS衛星数が4個である場合、それら4つのGPS信号に基づき3次元測位を行い、
    前記測位により得られた高度値についての測位精度と、前記相対位置検出手段により得られる高度値についての測位精度とを比較して、精度が高い方の高度値を選択し、
    前記4個のGPS衛星の内から異なる組み合わせの3個のGPS衛星を選択すると共に、前記選択した高度値を加えて4通りの2次元測位を行なうと、それら4通りの2次元測位結果についてばらつきを評価することを特徴とする移動体用位置検出装置。
  2. 前記絶対位置検出手段によって評価されたばらつきが許容値を超えた場合は、前記相対位置検出手段を用いて現在位置を検出することを特徴とする請求項1記載の移動体用位置検出装置。
  3. 前記絶対位置検出手段は、前記3次元測位により得られた高度値についての測位精度を、受信したGPS信号に基づいて得られるVDOPに、前記GPS信号を受信するための受信機の性能に応じて決定される誤差係数を乗じて求めることを特徴とする請求項1又は2記載の移動体用位置検出装置。
  4. 前記絶対位置検出手段は、前記相対位置検出手段により得られた高度値についての測位精度を示す値として、前記各種センサの性能に応じて決定される誤差係数を用いることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の移動体用位置検出装置。
  5. 前記絶対位置検出手段は、分散を演算することで前記ばらつきの評価を行なうことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の移動体用位置検出装置。
  6. 前記絶対位置検出手段は、GPS信号の受信状態に基づいた重み付き分散を演算することを特徴とする請求項5記載の移動体用位置検出装置。
  7. 前記絶対位置検出手段は、受信したGPS信号に基づいて得られるHDOPに応じた重み付けを行なうことを特徴とする請求項6記載の移動体用位置検出装置。
  8. 前記絶対位置検出手段は、GPS信号の受信レベルに基づいた重み付けを行なうことを特徴とする請求項6又は7記載の移動体用位置検出装置。
  9. GPS信号を受信可能なGPS衛星数が4個である場合、それら4つのGPS信号に基づき3次元測位を行い、
    前記測位により得られた高度値についての測位精度と、所定の位置を基準として、移動体に配置される各種センサの検出結果に基づき、当該移動体の相対的な移動位置を検出する相対位置検出手段により得られる高度値についての測位精度とを比較して、精度が高い方の高度値を選択し、
    前記4個のGPS衛星の内から異なる組み合わせの3個のGPS衛星を選択すると共に、前記選択した高度値を加えて4通りの2次元測位を行ない、
    それら4通りの2次元測位結果についてばらつきを評価することを特徴とする測位結果評価方法。
  10. 前記されたばらつきが許容値を超えた場合は、前記相対位置検出手段を用いて現在位置を検出することを特徴とする請求項9記載の測位結果評価方法
  11. 前記3次元測位により得られた高度値についての測位精度を、受信したGPS信号に基づいて得られるVDOPに、前記GPS信号を受信するための受信機の性能に応じて決定される誤差係数を乗じて求めることを特徴とする請求項9又は10記載の測位結果評価方法。
  12. 前記相対位置検出手段により得られた高度値についての測位精度を示す値として、前記各種センサの性能に応じて決定される誤差係数を用いることを特徴とする請求項9乃至11の何れかに記載の測位結果評価方法。
  13. 分散を演算することで前記ばらつきの評価を行なうことを特徴とする請求項9乃至12の何れかに記載の測位結果評価方法。
  14. GPS信号の受信状態に基づいた重み付き分散を演算することを特徴とする請求項13記載の測位結果評価方法。
  15. 受信したGPS信号に基づいて得られるHDOPに応じた重み付けを行なうことを特徴とする請求項14記載の測位結果評価方法。
  16. 前記絶対位置検出手段は、GPS信号の受信レベルに基づいた重み付けを行なうことを特徴とする請求項14又は15記載の測位結果評価方法。
  17. GPS衛星より送信されるGPS信号を受信し、その受信信号に基づいて移動体の現在位置を検出するように演算処理を行なうコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    GPS信号を受信可能なGPS衛星数が4個である場合、それら4つのGPS信号に基づき3次元測位を行わせ、
    前記測位により得られた高度値についての測位精度と、所定の位置を基準として、移動体に配置される各種センサの検出結果に基づき、当該移動体の相対的な移動位置を検出する相対位置検出手段により得られる高度値についての測位精度とを比較させて、精度が高い方の高度値を選択させ、
    前記4個のGPS衛星の内から異なる組み合わせの3個のGPS衛星を選択させると共に、前記選択させた高度値を加えて4通りの2次元測位を行わせ、
    それら4通りの2次元測位結果についてばらつきを評価させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  18. 前記されたばらつきが許容値を超えた場合は、前記相対位置検出手段を用いて現在位置を検出させることを特徴とする請求項17記載のコンピュータプログラム。
  19. 前記3次元測位により得られた高度値についての測位精度を、受信したGPS信号に基づいて得られるVDOPに、前記GPS信号を受信するための受信機の性能に応じて決定される誤差係数を乗じて求めさせことを特徴とする請求項17又は18記載のコンピュータプログラム。
  20. 前記相対位置検出手段により得られた高度値についての測位精度を示す値に、前記各種センサの性能に応じて決定される誤差係数を使用させることを特徴とする請求項17至19の何れかに記載のコンピュータプログラム。
  21. 分散を演算することで前記ばらつきの評価を行なわせることを特徴とする請求項17至20の何れかに記載のコンピュータプログラム。
  22. GPS信号の受信状態に基づいた重み付き分散を演算させることを特徴とする請求項21記載のコンピュータプログラム。
  23. 受信したGPS信号に基づいて得られるHDOPに応じた重み付けを行なわせることを特徴とする請求項22記載のコンピュータプログラム。
  24. GPS信号の受信レベルに基づいた重み付けを行なわせることを特徴とする請求項22又は23記載のコンピュータプログラム。

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