JP2004045126A - 衛星信号受信機 - Google Patents

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Kenichi Koike
小池 謙一
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Abstract

【課題】算出した速度が有効か無効かを判定できるGPS受信機を提供する。
【解決手段】GPS衛星からの信号を受信するアンテナ11と、受信した信号を復調してGPS衛星を特定し、ドップラーシフト周波数と航法メッセージとを取得する検波部12と、検波部12で取得したドップラーシフト周波数と航法メッセージに基づきGPS受信機の各衛星方向の速度を算出する衛星方向速度算出部13と、検波部12で取得した衛星からの信号の伝搬時間と航法メッセージとからGPS受信機の位置を、衛星方向速度算出部13で算出した各衛星方向の速度からGPS受信機の速度をそれぞれ算出する測位部14と、測位部14で算出したGPS受信機の速度が有効か無効かを判定する速度判定部15とを備え、算出速度の有効無効を判定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地球を周回している複数個の航法衛星からそれぞれ電波を受信して利用者の現在位置を測位する衛星信号受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、衛星信号受信機としては、特開平8−43515号公報に記載されているものが知られている。この衛星信号受信機は、図10に示すように、アンテナ1と、アンテナ1で受信した信号を増幅、周波数変換するRF、IF(以下RF/IFと記す)部2と、RF/IF部2で周波数変換された信号を基に衛星の捕捉、追跡を行う衛星信号捕捉/追跡部3と、衛星信号捕捉/追跡部3で得られたドップラーシフトデータ及びC/Aコードデータを基に各衛星までの擬似距離を計算し、この擬似距離に基づいて測位演算及び速度演算をそれぞれ行う測位演算部4とから構成されており、測位演算部4には、更にドップラーシフトの異常を判定するドップラーシフト異常判定部5と、速度の異常を判定する速度異常判定部6とを備えている。
【0003】
次に、この衛星信号受信機の動作について説明する。
【0004】
アンテナ1で受信した衛星からの信号は、RF/IF部2で増幅・周波数変換され、衛星信号捕捉/追跡部3でスペクトル逆拡散され、航法衛星の捕捉・追跡が行われる。測位演算部4は、衛星信号捕捉/追跡部3から得られたドップラーシフト周波数及びC/Aコードデータを基に、各衛星の擬似距離を計算し、この擬似距離により測位演算を行うとともに、速度の演算も行う。
【0005】
ここでドップラーシフト異常判定部5において、各航法衛星について、数秒前までの前回のドップラーシフト周波数がある場合、最新のドップラーシフト周波数と比較し、変化の許容範囲を超えた場合、その航法衛星を異常と判定し測位計算の対象から除外する。また、数秒前のドップラーシフト周波数が無い場合は、ドップラーシフト異常判定部5では異常を判定することができないため、速度異常判定部6において、測位演算部4で算出した速度と前回の速度を比較し、変化の許容範囲を超えた場合、今回の測位結果を全て異常とし、測位結果を無効にする。
【0006】
このように、従来の衛星信号受信機でも、ドップラーシフトや速度に異常があった場合、それぞれその衛星を測位計算より除外したり、測位結果を出力しないようにしたりしており、マルチパスによる測位計算の誤りを少なくすることができる。
【0007】
しかしながら、従来のこの種の衛星信号受信機では、ドップラーシフトや速度が予め定めた許容範囲以上大きく変化しなければ異常と判定しないため、測位精度において必ずしも充分なものとは言えないという問題があった。
【0008】
本発明はこのような従来の問題を解決するためになされたものであり、マルチパスや反射波といった希望しない信号を受信した場合に、マルチパス或いは反射波を受信したことを検出して算出速度の有効無効判定を行い、異常な算出速度を除去して速度精度の向上を可能とする衛星信号受信機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の衛星信号受信機は、航法衛星からの信号を受信しドップラーシフト周波数と航法メッセージと航法衛星からの信号の伝搬時間とを含む測位用データを取得するデータ取得手段と、ドップラーシフト周波数と航法メッセージとを用いて衛星方向の速度を算出する衛星方向速度算出手段と、検波手段で取得した伝搬時間と航法メッセージから現在位置を算出し、衛星方向速度算出手段で算出した速度から現在位置の移動速度を算出する測位手段と、測位手段で算出した現在位置の移動速度が有効か無効かを判定する速度判定手段とを備えた構成とした。
【0010】
この構成により、マルチパスや反射波といった希望しない信号の影響を受けているかいないかを判別することができる。
【0011】
また、本発明の衛星信号受信機は、速度判定手段が、衛星方向速度算出手段で算出した衛星方向の速度を測位手段で算出した移動速度方向に投影した速度を求める投影速度算出手段と、投影速度算出手段で算出した速度の標準偏差を求める標準偏差算出手段とを備え、標準偏差算出手段で算出した標準偏差が予め定めたしきい値より大きいとき、測位手段で算出した速度が無効であると判定する構成とした。
【0012】
この構成により、各衛星方向の速度を、算出した速度方向に投影した速度の標準偏差が予め定めたしきい値以上であった場合に、算出した速度を無効と判断して除去することにより、算出した速度の精度を向上させることができる。
【0013】
また、本発明の衛星信号受信機は、速度判定手段が、測位手段で使用した衛星数を記憶しておく衛星数記憶手段をさらに備え、衛星数記憶手段で記憶している衛星数に基づいてしきい値を変更する構成とした。この構成により、速度算出に使用した衛星数によってしきい値が変更されることになり、算出した速度の有効無効をより正確に判定することができる。
【0014】
また、本発明の衛星信号受信機は、速度判定手段が、ドップラーシフト周波数に含まれる誤差が小さい基準衛星を選択する基準衛星選択手段と、衛星方向速度算出手段で算出した衛星信号受信機の基準衛星方向の速度を記憶しておく基準衛星方向速度記憶手段と、測位手段で算出した移動速度から基準衛星方向の移動速度を算出する基準衛星方向速度算出手段と、基準衛星方向速度記憶手段で記憶している速度と基準衛星方向速度算出手段で算出した移動速度を比較する基準衛星方向速度比較手段とを備え、基準衛星方向速度比較手段において基準衛星方向速度記憶手段で記憶している速度と基準衛星方向速度算出手段で算出した移動速度との差が予め定めたしきい値より大きいとき、速度算出手段で算出した移動速度が無効であると判定する構成とした。
【0015】
この構成により、基準衛星方向の速度と算出した速度との差がしきい値以上の場合に、算出した速度を無効と判断して除去することにより速度精度を向上させることができる。
【0016】
また、本発明の衛星信号受信機は、測位手段で算出した移動速度から各衛星方向の移動速度を予測する速度予測手段と、衛星方向速度算出手段で算出した速度と速度予測手段で予測した移動速度との差を計算する衛星方向速度比較手段とを含む異常衛星判定手段をさらに備え、速度判定手段において測位手段で算出された移動速度が有効と判定された場合、衛星方向速度比較手段において衛星方向速度算出手段で算出した速度と速度予測手段で予測した移動速度との差が予め定めたしきい値より大きいとき、異常衛星判定手段においてしきい値より大きい衛星を異常衛星と判定し測位手段で異常衛星を測位計算から除く構成とした。
【0017】
この構成により、異常な衛星を測位計算から外すことができ、位置精度と速度精度を向上させることができる。
【0018】
さらに、本発明の衛星信号受信機は、自律航法に基づいて速度を算出する自律航法速度算出手段と、自律航法速度算出手段で算出した速度から各衛星方向の速度を予測する速度予測手段と、衛星方向速度算出手段で算出した速度と速度予測手段で予測した速度との差を計算する衛星方向速度比較手段とを含む異常衛星判定手段をさらに備え、衛星方向速度比較手段において衛星方向速度算出手段で算出した速度と速度予測手段で予測した速度との差が予め定めたしきい値より大きいとき、異常衛星判定手段においてしきい値より大きい衛星を異常衛星と判定し測位手段で異常衛星を測位計算から除く構成とした。
【0019】
この構成により、異常な衛星を測位計算から外すことができ、位置精度と速度精度の向上を図る事ができるとともに、さらに自律速度を用いることでより正確に異常衛星を判別することができるという作用を有する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0021】
実施の形態では、米国国防総省が開発したGPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信して現在位置および現在位置の速度を測位する、いわゆる、GPS受信機に適用しているが、本発明は、GPS受信機に限定されることなく、例えば、ロシアが運用しているGLONASSやその他の測位衛星、さらには、周回衛星と静止衛星とを組み合せた複合測位衛星などの電波を受信して現在位置および速度を測位する衛星信号受信機でも同様に適用可能である。
【0022】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すブロック図である。このGPS受信機は、GPS衛星からの送信信号を受信するアンテナ11と、アンテナ11で受信した信号を復調してGPS衛星を特定し、ドップラーシフト周波数と航法メッセージとを取得する検波部12と、検波部12で取得したドップラーシフト周波数と航法メッセージに基づきGPS受信機の各衛星方向の速度を算出する衛星方向速度算出部13と、検波部12で取得した衛星からの信号の伝搬時間と航法メッセージとからGPS受信機の位置、衛星方向速度算出部13で算出した各衛星方向の速度からGPS受信機の速度をそれぞれ算出する測位部14と、測位部14で算出した速度が有効か無効かを判定する速度判定部15とを備えている。
【0023】
速度判定部15は、衛星方向速度算出部13で算出した各衛星方向の速度を測位部14で算出したGPS受信機の速度方向に投影した速度を算出する投影速度算出部16と、投影速度算出部16で算出した速度の標準偏差を算出する標準偏差算出部17とを備えている。そして、標準偏差算出部17で算出した標準偏差が予め設定したしきい値以上の場合、測位部14で算出した速度を無効と判定するように構成されている。
【0024】
次に、図2に示す流れ図を参照しながら、本実施の形態における衛星信号受信機の動作を説明する。アンテナ11でGPS衛星からの送信信号を受信する(ステップ101)と、検波部12が、アンテナ11で受信した信号を復調してGPS衛星を特定し、ドップラーシフト周波数と航法メッセージを取得する(ステップ102)。
【0025】
検波部12が、ドップラーシフト周波数と航法メッセージを取得する(ステップ102)と、衛星方向速度算出部13が、検波部12で取得したドップラーシフト周波数とGPS衛星からの航法メッセージのうち詳細軌道情報(エフェメリス)とからGPS受信機の各衛星方向の速度を算出する(ステップ103)。そして、測位部14が、検波部12で取得した衛星からの信号の伝搬時間とエフェメリスからGPS受信機の現在位置を算出すると共に、衛星方向速度算出部13で算出したGPS受信機の各衛星方向の速度からGPS受信機の速度を算出する(ステップ104)。
【0026】
そして更に、引続いて、投影速度算出部16が、衛星方向速度算出部13で算出したGPS受信機の各衛星方向の速度を測位部14で算出したGPS受信機の速度方向に投影した速度を算出し(ステップ105)、標準偏差算出部17が、投影速度算出部16で算出した速度の標準偏差SDを計算する(ステップ106)。
【0027】
ここで、GPS受信機の速度を算出するためには、3つの未知数(速度の仰角、速度の方位角、速度の大きさ)があるため、3衛星以上の各衛星方向の速度を知る必要がある。ここで、3衛星しか受信できていない場合は、3つの未知数に対して3衛星であるため、速度は一意に決まるが、4衛星以上受信できている場合は、測位誤差が存在すれば一意に決まらない。
【0028】
各衛星がそれぞれマルチパス等の影響を受けておらず、各衛星方向の速度に誤差が無い場合、算出したGPS受信機の速度方向に各衛星方向の速度を投影すると、GPS受信機の速度方向に投影した投影速度の大きさはそれぞれの衛星に対してほぼ一致し、標準偏差SDを計算するとゼロに近い値になる。
【0029】
しかしながら、4衛星以上受信していて、その衛星の中に1つでもマルチパス等の影響を受け、衛星方向の速度に誤差がある場合、その誤差のある衛星にとってもつじつまの合うGPS受信機の速度を算出してしまうため、結果として算出されたGPS受信機の速度方向に各衛星方向の速度を投影すると、GPS受信機の速度方向に投影した投影速度の大きさはそれぞれの衛星でばらばらになってしまい、標準偏差SDを計算すると大きな値になってしまうため、標準偏差SDに基づいて、算出した速度が有効か無効かを容易に判定することが可能となる。
【0030】
すなわち、本実施の形態では、標準偏差SDを第1のしきい値(例えば1m/s)と比較し(ステップ107)、標準偏差SDが第1のしきい値を超えていたならば、GPS受信機の速度を無効と判定し(ステップ108)、無効と判定したGPS受信機の速度データを破棄するか、あるいは、そのGPS受信機を搭載した機器にGPS受信機の速度データが無効であることを知らせるようにしている。
【0031】
このように、本実施の形態によれば、投影速度算出部16において、衛星方向速度算出部13で求めたGPS受信機の各衛星方向の速度を測位部14で算出したGPS受信機の速度方向に投影した速度を求め、標準偏差算出部17においてこの投影速度算出部16で求めた速度の標準偏差SDを求め、この標準偏差SDがしきい値より大きいときに算出した速度を無効と判断し、その速度を破棄するか、あるいは、その速度が無効であると知らせるようにしており、速度の精度をより向上させることができる。
【0032】
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すブロック図である。図3において、図1と同一符号を付したものは、図1に示すものと実質同一のものを示しており、ここでは、その詳細な説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
【0033】
本実施の形態では、速度判定部15に、投影速度算出部16、標準偏差算出部17のほかに、測位部14で速度の算出に使用した衛星の数を記憶しておく衛星数記憶部18を設け、この衛星数記憶部18に記憶している衛星数によって、標準偏差算出部17で用いるしきい値の値を変更するように構成している。したがって、本実施の形態によれば、測位部14で速度の算出に使用した衛星の数に関係なく、算出した速度が有効か、無効かをより正確に判定することができる。
【0034】
一般に、速度の算出に使用した衛星数が少なければ、標準偏差も小さくなり、逆に、衛星数が多ければ、それだけ標準偏差も大きくなるものであるが、ここで、その衛星数に関わらす、標準偏差算出部17で用いるしきい値を一定に設定すると、衛星数が少ない場合は、速度誤差の大きい場合を誤って有効と判定する可能性があり、逆に、衛星数が大きい場合は、速度誤差が小さい場合を誤って無効と判定する可能性があり、いずれも誤判定の原因となる可能性がある。
【0035】
しかるに、本実施の形態によれば、速度の算出に使用し衛星数記憶部18に記憶した衛星数によって標準偏差算出部17で用いるしきい値を、例えば、0.3m/s×n(n=衛星数)といったように、衛星数が大きくなればなるほど大きくなるように、順次自動的に変更して、算出速度が有効か無効かを判定するようにしており、その判定を衛星数に関わらず、常に正確に行うことができるという作用を有する。
【0036】
(第3の実施の形態)
図4は、本発明の第3の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すブロック図である。図4において、図1と同一符号を付したものは、図1に示すものと実質同一のものを示しており、ここでは、その詳細な説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
【0037】
本実施の形態では、図4に示すように、速度判定部15が第1、第2の実施の形態と大きく異なっている。すなわち、本実施の形態では、速度判定部15に、検波部12で追尾した衛星の中でドップラーシフト周波数に含まれる誤差が小さい基準衛星を選択する基準衛星選択部19と、衛星方向速度算出部13で算出したGPS受信機の基準衛星方向の速度を記憶しておく基準衛星方向速度記憶部20と、測位部14で算出した速度から基準衛星方向の速度を算出する基準衛星方向速度算出部21と、基準衛星方向速度記憶部20で記憶している速度と基準衛星方向速度算出部21で算出した速度を比較する基準衛星方向速度比較部22とを備えている。
【0038】
そして、基準衛星方向速度比較部22において、基準衛星方向速度記憶部20で記憶している速度と基準衛星方向速度算出部21で算出した速度との差があらかじめ設定したしきい値以上の場合、測位部14で算出した速度を無効と判定するように構成している。
【0039】
次に、本実施の形態について、図5を用いて、その動作について説明する。
【0040】
アンテナ11でGPS衛星からの送信信号を受信する(ステップ301)と、検波部12がアンテナ11で受信した信号を復調してGPS衛星を特定し、ドップラーシフト周波数と航法メッセージを取得する(ステップ302)。
【0041】
検波部12がアンテナ11で受信した信号を復調してGPS衛星を特定し、ドップラーシフト周波数と航法メッセージを取得する(ステップ302)と、基準衛星選択部19がドップラーシフト周波数に含まれる誤差が小さいと考えられる衛星を基準衛星として選択する(ステップ303)。
【0042】
ここで、基準衛星とは、たとえば、検波部12で航法メッセージを取得する際、航法メッセージのエッジを安定して検出しているかどうかを表す追尾安定度が最も高い衛星や、アンテナ11でGPS衛星からの送信信号を受信する際の信号レベルが最も高い衛星や、仰角の最も高い衛星などであり、これらの条件の1つ又は複数を満足する衛星をいう。
【0043】
すなわち、基準衛星選択部19では、このような条件を満足する基準衛星が選択される。そして、衛星方向速度算出部13では、検波部12で取得したドップラーシフト周波数とエフェメリスとからGPS受信機における各衛星方向への速度を算出する(ステップ304)と共に、基準衛星選択部19で選択した基準衛星に対する基準衛星方向の速度(速度V1)を基準衛星方向速度記憶部20に記憶する(ステップ305)。
【0044】
一方、測位部14は、検波部12で取得した衛星からの信号の伝搬時間とエフェメリスとからGPS受信機の位置を算出し、衛星方向速度算出部13で算出したGPS受信機の各衛星方向の速度からGPS受信機の速度を算出する(ステップ306)。GPS受信機の速度が算出されると、基準衛星方向速度算出部21が測位部14で算出したGPS受信機の速度から基準衛星方向の速度(速度V2)を算出する(ステップ307)。
【0045】
そして、先に算出した速度V1と速度V2とを基に、基準衛星方向速度比較部22が、速度V1と速度V2との差D1を算出し(ステップ308)、その差D1の絶対値が第2のしきい値(例えば1m/s)を超えているかどうかを判断し(ステップ309)、超えている場合(ステップ309のYes)には、先に算出したGPS受信機の速度を無効と判定する(ステップ310)。
【0046】
このように、本実施の形態は、基準衛星を選択してその基準衛星に対するGPS受信機の基準衛星方向速度を算出し、その基準衛星方向速度を基準衛星方向速度記憶部20に記憶すると共に、GPS受信機の各衛星方向の速度からGPS受信機の速度を算出し、このGPS受信機の速度から基準衛星方向の速度を算出し、算出された基準衛星方向速度と先に基準衛星方向速度記憶部20に記憶した基準衛星方向速度とを比較し、その差がしきい値より大きいときに、算出された速度を無効と判断するように構成しており、算出されたGPS受信機の速度精度をより向上させることができる。
【0047】
(第4の実施の形態)
図6は、本発明の第4の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すブロック図である。図6において、図1、図3、図4とそれぞれ同一符号を付したものは、図1、図3、図4に示すものと実質的に同一のものを示している。したがって、ここでは、それらの各部についてその詳細な説明は省略し、異なる点を中心に説明する。
【0048】
本実施の形態では、速度判定部15が測位部14で算出したGPS受信機の速度を有効と判定した場合、次回測位時に測位計算に用いる各GPS衛星が正常か異常かを判定する異常衛星判定部23を備えている。
【0049】
異常衛星判定部23は、異常と判定した衛星を測位計算から除くように構成されており、前回の測位時に速度判定部15で有効と判定された速度から今回の各衛星方向の速度を予測する速度予測部24と、衛星方向速度算出部13で算出したGPS受信機の各衛星方向の速度と速度予測部24で予測した各衛星方向の速度の差を算出する衛星方向速度比較部25とを備えている。
【0050】
そして、速度判定部15が前回の測位時に測位部14で算出した速度を有効と判定し、かつ、衛星方向速度比較部25において、衛星方向速度算出部13で算出した各衛星方向の速度と速度予測部24で予測した各衛星方向の速度との差がしきい値より大きいときに、そのGPS衛星を異常と判定するように構成されている。
【0051】
次に、本実施の形態について、図7を用いて、その動作を説明する。
【0052】
速度判定部15が、第1、第2、第3のいずれかの実施の形態にしたがって、測位部14で算出した速度を判定し(ステップ401)、有効と判定した場合(ステップ402のYes)、その算出速度からGPS受信機の各衛星方向の速度(速度V3)(x=1・・・n、n:衛星数)を予測する(ステップ403)。ここで、算出速度からGPS受信機の各衛星方向の速度を予測する場合には、算出速度を各衛星方向に投影することによって行う。
【0053】
次に、アンテナ11でGPS衛星からの送信信号を受信すると(ステップ404)、検波部12が、アンテナ11で受信した信号を復調してGPS衛星を特定し、ドップラーシフト周波数と航法メッセージを取得する(ステップ405)。検波部12がドップラーシフト周波数と航法メッセージを取得すると、衛星方向速度算出部13が、検波部12で取得したドップラーシフト周波数とエフェメリスとからGPS受信機の各衛星方向の速度(速度V4)を算出する(ステップ406)。
【0054】
そして、引続いて、衛星方向速度比較部25が、各衛星について速度V3と速度V4との差D2を計算し(ステップ407)、D2の絶対値が第2のしきい値(例えば1m/s)を超えているかどうかを判断し(ステップ408)、超えていた場合(ステップ408のYes)には、しきい値を超えていた衛星を異常と判定し測位計算から除く(ステップ409)。そして、ステップ407〜409をそれぞれ全ての速度算出に使用する衛星について実行し、しかる後、衛星方向速度比較部25で正常と判定された衛星のみを用いて測位部14で測位計算を行う。
【0055】
このように、本実施の形態によれば、速度判定部15が測位部14で算出したGPS受信機の速度を有効と判定した場合、次回測位時に、速度予測部24で算出した速度から予測した各衛星方向の速度と衛星方向速度算出部13で算出した速度との差がしきい値より大きいときに、その衛星を異常と判定し、測位計算から除くようにしており、位置精度、速度精度共に向上を図ることができる。
【0056】
(第5の実施の形態)
図8は、本発明の第5の実施の形態のGPS受信機の構成を示すブロック図である。図8において、図1、図3、図4、図6とそれぞれ同一符号を付したものは、図1、図3、図4、図6に示すものと実質的に同一のものを示している。したがって、ここでは、それらの各部について、その詳細な説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
【0057】
本実施の形態では、自律航法に基づいて速度を算出する自律航法速度算出部26を備えており、自律航法速度算出部26で算出した速度から各衛星方向の速度を速度予測部24で予測するようにしている。そして、衛星方向速度比較部25において、衛星方向速度算出部13で算出した各衛星方向の速度と速度予測部24で予測した各衛星方向の速度との差がしきい値より大きいときに、そのGPS衛星を異常と判定するようにしている。
【0058】
次に、本実施の形態について、図9を用いて、その動作を説明する。
【0059】
アンテナ11でGPS衛星からの送信信号を受信すると(ステップ501)、検波部12が、アンテナ11で受信した信号を復調してGPS衛星を特定し、ドップラーシフト周波数と航法メッセージを取得する(ステップ502)。
【0060】
検波部12がドップラーシフト周波数と航法メッセージを取得すると、衛星方向速度算出部13が、検波部12で取得したドップラーシフト周波数とエフェメリスとからGPS受信機の各衛星方向の速度(V5)を算出する(ステップ503)。
【0061】
そして、この状態で、速度予測部24が、自律航法速度算出部26で算出した速度からGPS受信機の各衛星方向の速度(速度V6)を予測する(ステップ504)。ここで、自律航法速度算出部26は、車速センサ、ジャイロセンサなどの出力を基に速度および方位を算出するものである。また、ここで、速度予測部24は、第4の実施の形態と同様の方法でGPS受信機の各衛星方向の速度を予測する。
【0062】
このようにして、GPS受信機の各衛星方向の速度(速度V6)が予測されると、次に、衛星方向速度比較部25によって、各衛星について速度V5と速度V6との差D3が計算される(ステップ505)。そして、その差D3の絶対値が第3のしきい値(例えば1m/s)を超えているかどうかが判断され(ステップ506)、超えていた場合(ステップ506のYes)には、衛星方向速度比較部25で、しきい値を超えていた衛星を異常と判定し、測位計算から除く(ステップ507)。
【0063】
ステップ505〜507については、全ての速度算出に使用する衛星について実行し、しかる後、測位部14で、衛星方向速度比較部25で正常と判定された衛星のみを用いて測位計算を行う。
【0064】
このように、本実施の形態によれば、自律航法速度算出部26で算出した速度を用いて、各衛星方向の速度を予測し、その予測した各衛星方向の速度と衛星方向速度算出部13で算出した速度との差がしきい値より大きいときに、その衛星を異常と判定し測位計算から除くようにしており、位置精度、速度精度共に向上させることができ、さらに、自律航法速度算出部で算出した速度を用いており、より正確に異常衛星を判別することが可能になる。
【0065】
なお、実施の形態では、GPS受信機について説明したが、その他の衛星信号受信機であっても良いことは、先に述べた通りである。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の衛星信号受信機によれば、測位手段によって算出された移動速度が有効か無効かを判断する速度判定手段を有しているので、マルチパスや反射波といった希望しない信号の影響を受けているかいないかを判別することができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるGPS受信機の動作を示す流れ図
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すブロック図
【図4】本発明の第3の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すブロック図
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるGPS受信機の動作を示す流れ図
【図6】本発明の第4の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第4の実施の形態におけるGPS受信機の動作を示す流れ図
【図8】本発明の第5の実施の形態におけるGPS受信機の構成を示すブロック図
【図9】本発明の第5の実施の形態におけるGPS受信機の動作を示す流れ図
【図10】従来のGPS受信機の構成を示すブロック図
【符号の説明】
11 アンテナ
12 検波部
13 衛星方向速度算出部
14 測位部
15 速度判定部
16 投影速度算出部
17 標準偏差算出部
18 衛星数記憶部
19 基準衛星選択部
20 基準衛星方向速度記憶部
21 基準衛星方向速度算出部
22 基準衛星方向速度比較部
23 異常衛星判定部
24 速度予測部
25 衛星方向速度比較部
26 自律航法速度算出部

Claims (6)

  1. 航法衛星からの信号を受信しドップラーシフト周波数と航法メッセージと前記航法衛星からの信号の伝搬時間とを含む測位用データを取得するデータ取得手段と、前記ドップラーシフト周波数と前記航法メッセージとを用いて衛星方向の速度を算出する衛星方向速度算出手段と、前記データ取得手段で取得した前記伝搬時間と前記航法メッセージから現在位置を算出し、前記衛星方向速度算出手段で算出した速度から前記現在位置の移動速度を算出する測位手段と、前記測位手段で算出した前記移動速度が有効か無効かを判定する速度判定手段とを備えたことを特徴とする衛星信号受信機。
  2. 前記速度判定手段は、前記衛星方向速度算出手段で算出した衛星方向の速度を前記測位手段で算出した移動速度方向に投影した速度を求める投影速度算出手段と、前記投影速度算出手段で算出した速度の標準偏差を求める標準偏差算出手段とを備え、前記標準偏差算出手段で算出した標準偏差が予め定めたしきい値より大きいとき、前記測位手段で算出した速度が無効であると判定することを特徴とする請求項1記載の衛星信号受信機。
  3. 前記速度判定手段は、前記測位手段で使用した衛星数を記憶しておく衛星数記憶手段をさらに備え、前記衛星数記憶手段で記憶している衛星数に基づいて、前記しきい値を変更することを特徴とする請求項2記載の衛星信号受信機。
  4. 前記速度判定手段は、ドップラーシフト周波数に含まれる誤差が小さい衛星を基準衛星として選択する基準衛星選択手段と、前記衛星方向速度算出手段で算出した基準衛星方向の速度を記憶しておく基準衛星方向速度記憶手段と、前記測位手段で算出した移動速度から基準衛星方向の移動速度を算出する基準衛星方向速度算出手段と、前記基準衛星方向速度記憶手段で記憶している速度と前記基準衛星方向速度算出手段で算出した移動速度とを比較する基準衛星方向速度比較手段とを備え、前記基準衛星方向速度比較手段において前記基準衛星方向速度記憶手段で記憶している速度と前記基準衛星方向速度算出手段で算出した移動速度との差が予め定めたしきい値より大きいとき、前記測位手段で算出した移動速度が無効であると判定することを特徴とする請求項1記載の衛星信号受信機。
  5. 前記測位手段で算出した移動速度から各衛星方向の移動速度を予測する速度予測手段と、前記衛星方向速度算出手段で算出した速度と前記速度予測手段で予測した移動速度との差を計算する衛星方向速度比較手段とを含む異常衛星判定手段をさらに備え、前記速度判定手段において前記測位手段で算出された移動速度が有効と判定された場合、前記衛星方向速度比較手段において前記衛星方向速度算出手段で算出した速度と前記速度予測手段で予測した移動速度との差が予め定めたしきい値より大きいとき、前記異常衛星判定手段においてしきい値より大きい衛星を異常衛星と判定し前記測位手段で前記異常衛星を測位計算から除くことを特徴とする請求項2または4記載の衛星信号受信機。
  6. 自律航法に基づいて速度を算出する自律航法速度算出手段と、前記自律航法速度算出手段で算出した速度から各衛星方向の速度を予測する速度予測手段と、前記衛星方向速度算出手段で算出した速度と前記速度予測手段で予測した速度との差を計算する衛星方向速度比較手段とを含む異常衛星判定手段を備え、前記衛星方向速度比較手段において前記衛星方向速度算出手段で算出した速度と前記速度予測手段で予測した速度との差が予め定めたしきい値より大きいとき、前記異常衛星判定手段においてしきい値より大きい衛星を異常衛星と判定し前記測位手段で前記異常衛星を測位計算から除くことを特徴とする請求項2または4記載の衛星信号受信機。
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