JP2005264984A - 直動案内軸受装置 - Google Patents

直動案内軸受装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005264984A
JP2005264984A JP2004075156A JP2004075156A JP2005264984A JP 2005264984 A JP2005264984 A JP 2005264984A JP 2004075156 A JP2004075156 A JP 2004075156A JP 2004075156 A JP2004075156 A JP 2004075156A JP 2005264984 A JP2005264984 A JP 2005264984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling element
guide
bearing device
end cap
slider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004075156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4285286B2 (ja
Inventor
Atsushi Matsumoto
淳 松本
Toshio Yoshida
敏生 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
NSK Precision Co Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
NSK Precision Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd, NSK Precision Co Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2004075156A priority Critical patent/JP4285286B2/ja
Priority to US11/080,679 priority patent/US7632017B2/en
Publication of JP2005264984A publication Critical patent/JP2005264984A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4285286B2 publication Critical patent/JP4285286B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 循環スリーブとエンドキャップ側の方向転換路との位置決めを低コストで精度良く行うと共に、組立作業性の向上を図る。
【解決手段】 スライダ2が、軸方向に貫通する孔7内に挿入されて内部が転動体通路8aをなす循環スリーブ8を有するスライダ本体2Aと、両転動体転動溝3,5間の負荷軌道と転動体通路8aとを連通する湾曲状の方向転換路10a、10bの外周軌道面6bを有してスライダ本体2Aの端部に固定されたエンドキャップ9と、方向転換路10a、10bの内周軌道面6aを有してエンドキャップ9に嵌め込まれた内周軌道部材30,40とを具備した直動案内軸受装置であって、循環スリーブ8の端部に複数の位置決め凸部20を設けると共に、エンドキャップ9及び内周軌道部材30,40に位置決め凸部20が嵌合される凹部21を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被案内物を直線的に案内するための直動案内軸受装置に関し、例えば製造装置や加工機械、測定機器等の各種機械装置に用いられる直動案内軸受装置に関する。
従来のこの種の直動案内軸受装置としては、例えば図10に示すものが知られている。 この直動案内軸受装置は、軸方向に延びる案内レール1と、該案内レール1上に軸方向に相対移動可能に跨架されたスライダ2とを備えており、案内レール1の幅方向の両側面にはそれぞれ軸方向に延びる転動体転動溝3が片側二条列ずつ、合計4条列形成されている。
スライダ2のスライダ本体2Aには、その両袖部4の内側面にそれぞれ転動体転動溝3に対向する転動体転動溝5が形成されており、これらの両転動体転動溝3,5によって負荷軌道が形成されている。
負荷軌道には転動体としての多数の円筒ころ6が転動自在に装填され、これらの円筒ころ6の転動を介してスライダ2が案内レール1上を軸方向に沿って相対移動できるようになっている。
この移動につれて、案内レール1とスライダ2との間に介在する円筒ころ6は転動してスライダ2の軸方向の端部に移動するが、スライダ2を軸方向に継続移動させていくためには、これらの円筒ころ6を無限に循環させる必要がある。
このため、スライダ本体2Aの袖部4内に軸方向に貫通する孔7を形成して該孔7に内周部が断面長方形状とされて円筒ころ6の通路(転動体通路)8aとされた循環スリーブ8を嵌め込むと共に、スライダ本体2Aの軸方向の両端にそれぞれエンドキャップ9をねじ等を介して固定し、このエンドキャップ9に上記負荷軌道と上記転動体通路8aとを連通する円弧状に湾曲した方向転換路(図1の符号10a,10b参照)を形成することにより、円筒ころ6の無限循環軌道を形成している。
なお、図10において符号50はころ同士の直接接触を防止してスライダ2の走行を滑らかにすると共に、走行中の騒音低減を図るべく、互いに隣り合うころ6間に介装されたセパレータである。
ところで、エンドキャップ9をスライダ本体2Aの端面に固定する際には、スライダ本体2A側の循環スリーブ8(転動体通路8a)とエンドキャップ9側の方向転換路との位置決めがころ6のスムースな循環を確保する上で重要になる。
このような位置決めに関する技術としては、例えば循環スリーブの端部に欠円状の欠肉部を形成すると共に、側板(エンドキャップ)の方向転換路の開口端に循環スリーブの欠肉部に合致した凸部を形成し、該凸部をケーシング(スライダ本体)の円孔内および循環スリーブの欠肉部に嵌合することで、ケーシングと循環スリーブと側板とを互いに位置決めするようにしたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許第2865854号公報
しかしながら、上記特許文献1においては、循環スリーブに設けられた欠肉部と側板に設けられた凸部とが一箇所で嵌合されているだけであるので、嵌合部でのすき間によるがたつきによって循環スリーブのずれが生じ、循環スリーブ内の転動体通路と側板側の方向転換路との位置合わせが正確に行われない虞れがある。
また、循環スリーブの周方向の位相を一目では判別しにくく、循環スリーブの位相を180°ずらしてスライダ本体の孔に取り付けてしまう虞れがある。この場合、循環スリーブ端部の欠肉部と側板(エンドキャップ)の方向転換路開口端側の凸部とは嵌合できないので、組み立てが不可能となる。したがって、一旦循環スリーブをスライダ本体の孔から引き抜いてから、再度循環スリーブの位相を正しくして取り付け直さねばならない。
このように、循環スリーブをスライダ本体の孔に取り付ける際には循環スリーブの向きを間違えないように細心の注意を払う必要があり、組み立て作業が煩雑になる。
本発明はこのような不都合を解消するためになされたものであり、スライダ本体側の循環スリーブとエンドキャップ側の方向転換路との位置決めを低コストで精度良く行うことができるようにしてころの円滑な循環を確保することができると共に、組立作業性の向上を図ることができる直動案内軸受装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、軸方向に延びる転動体転動溝を有する案内レールと、該案内レールの前記転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有し、これらの両転動体転動溝の間に形成された負荷軌道に挿入された転動体としての多数のころの転動を介して軸方向に沿って相対移動可能に前記案内レールに跨架されたスライダとを備え、
前記スライダは、軸方向に貫通する孔内に挿入されて内部が転動体通路をなす循環スリーブを有するスライダ本体と、前記負荷軌道と前記転動体通路とを連通する湾曲状の方向転換路の外周軌道面を有して前記スライダ本体の軸方向の端部に固定されたエンドキャップと、前記方向転換路の内周軌道面を有して前記エンドキャップの前記スライダ本体の端面側を向く側に嵌め込まれた内周軌道部材とを具備した直動案内軸受装置であって、
前記循環スリーブの少なくとも一方の端部に複数の位置決め係止部を設けると共に、前記エンドキャップ及び前記内周軌道部材に前記位置決め係止部が嵌合される被係止部を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記複数の位置決め係止部を前記転動体通路の中心軸に対して軸対称に配置したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、前記循環スリーブの他方の端部に前記内周軌道部材を一体に形成したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記負荷軌道が片側上下二条列で合計4条列とされると共に前記転動体通路が片側上下二つずつで合計4つとされ、前記内周軌道部材が、前記エンドキャップ体の前記スライダ本体の端面側を向く側に嵌め込まれた第1のリターンガイド及び第2のリターンガイドとによって形成されて、前記第1のリターンガイド及び前記第2のリターンガイドの内の一方のリターンガイド側に上側の前記転動体通路と下側の前記負荷軌道とを連通する前記方向転換路を形成すると共に、他方のリターンガイド側に下側の前記転動体通路と上側の前記負荷軌道とを連通する前記方向転換路を形成したことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4において、前記第1のリターンガイドと前記第2のリターンガイドとは前記案内レールの軸方向から見て短辺側に前記ころの内周軌道面が設けられた略長方形状をなして互いに略直交配置された状態で前記案内レールの軸方向に嵌合されていることを特徴とする。
本発明によれば、循環スリーブ側の複数の位置決め係止部はそれぞれエンドキャップ側の被係止部及び内周軌道部材側の被係止部に嵌合するので、循環スリーブとエンドキャップ及び内周軌道部材との位置決めを正確、且つ確実に行うことができ、これにより、ころのスムースな循環が確保されて装置の作動性を良好なものとすることができる。
また、循環スリーブの端部に設けられた複数の位置決め係止部を循環スリーブ内の転動体通路の中心軸に対して軸対称に配置することで、循環スリーブの位相を180°ずらしても、循環スリーブの位置決め係止部とエンドキャップ及び内周軌道部材とに設けられた被係止部との嵌合が可能となるため、循環スリーブの位相に注意して組み立てる必要がなくなり、組立作業の容易化を図ることができる。
更に、循環スリーブの他方の端部に内周軌道部材を一体に形成することで、内周軌道部材によって循環スリーブの位相が一目でわかるので、循環スリーブの位相を間違えて組み付けることがなくなり、組み立て作業の更なる容易化を図ることができる。
更に、内周軌道部材を形成する第1のリターンガイドと第2のリターンガイドとがスライダ本体の軸方向から見て短辺側にころの内周軌道面が設けられた略長方形状をなして互いに略直交配置されることで、第1のリターンガイド及び第2のリターンガイドの形状が簡単になって高い成形精度の要求を回避することができると共に、第1のリターンガイドと第2のリターンガイドとの軸方向の嵌合作業を容易に行うことができ、これにより、組立作業の効率化、ひいては製造コストの低減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例である直動案内軸受装置を説明するためのスライダの要部断面図、図2はエンドキャップ、内周軌道部材及び循環スリーブの分解図、図3は循環スリーブを軸方向から見た図、図4はエンドキャップをスライダ本体の端面側から見た図、図5は図4の左側面図、図6〜図9は本発明の他の実施の形態である直動案内軸受装置を説明するための図である。なお、この実施の形態では、既に図10で説明した従来の直動案内軸受装置との相違点についてのみ説明し、図10と重複する部材や相当する部材等については各図に同一符号を付して説明するか、その説明を省略する。
本発明の実施の形態の一例である直動案内軸受装置は、図1、図4及び図5に示すように、エンドキャップ9のスライダ本体2Aの端面を向く側に第1のリターンガイド(内周軌道部材)30が案内レール1の軸方向に嵌め込まれ、該第1のリターンガイド30に第2のリターンガイド40(内周軌道部材)が案内レール1の軸方向に嵌め込まれており、第1のリターンガイド30と第2のリターンガイド40とは、案内レール1の軸方向から見て短辺側に円筒ころ6の内周軌道面6aが設けられた略長方形状をなして互いに略直交配置されている(図4参照)。
そして、この実施の形態では、上側の転動体通路8aと下側の両転動体転動溝3,5間の負荷軌道とを連通する方向転換路10a及び下側の転動体通路8aと上側の両転動体転動溝3,5間の負荷軌道とを連通する方向転換路10bの内の一方の方向転換路を、スライダ本体2Aの図1の左端側では、第1のリターンガイド30の内周軌道面6aとエンドキャップ9の外周軌道面6bとによって形成すると共に、スライダ本体2Aの図1の右端側では、第2のリターンガイド40の内周軌道面6a、第1のリターンガイド30の外周軌道面6b及びエンドキャップ9の外周軌道面6bによって形成し、他方の方向転換路を、スライダ本体2Aの図1の左端側では、第2のリターンガイド40の内周軌道面6a、第1のリターンガイド30の外周軌道面6b及びエンドキャップ9の外周軌道面6bによって形成すると共に、スライダ本体2Aの図1の右端側では、第1のリターンガイド30の内周軌道面6aとエンドキャップ9の外周軌道面6bとによって形成している。
また、図1に示すように、スライダ本体2Aに軸方向に貫設した4箇所の孔7には樹脂製の循環スリーブ8が挿入され、該循環スリーブ8の内周部にはころ6が若干のすき間を存して通過できる方形断面の転動体通路8aが形成されている。循環スリーブ8は、図3に示すように、半割状のものを径方向に接合させた状態とされて射出成形での製造が容易とされ、また、循環スリーブ8の軸方向長さはスライダ本体2Aと略同一長さとされている。
ここで、この実施の形態では、循環スリーブ8の両端部にそれぞれ2箇所のテーパ状の位置決め凸部(位置決め係止部)20を転動体通路8aの中心軸に対して軸対称に配置して設けると共に、第1のリターンガイド30、第2のリターンガイド40及びエンドキャップ9に前記位置決め凸部20が嵌合されるテーパ状の凹部(被係止部)21を設け、循環スリーブ8の一方の端部の2箇所の位置決め凸部20を第2のリターンガイド40及びエンドキャップ9の各凹部21に嵌合すると共に、他方の端部の2箇所の位置決め凸部20を第1のリターンガイド30及びエンドキャップ9の各凹部21に嵌合している。
このようにこの実施の形態では、循環スリーブ8の端部に設けられた複数の位置決め凸部20とエンドキャップ9、第1のリターンガイド30及び第2のリターンガイド40に設けられた凹部21との単純な凹凸嵌合で循環スリーブ8とエンドキャップ9、第1のリターンガイド30及び第2のリターンガイド40との位置決めを行うことができるので、循環スリーブ8の端部やエンドキャップ9側の方向転換路の開口端に従来のような複雑な形状の凹凸部を設ける必要がなく、これにより、製作の手間が省けて低コスト化を図ることができる。
また、循環スリーブ8側の複数の位置決め凸部20はそれぞれエンドキャップ9側の凹部21並びに第1のリターンガイド30及び第2のリターンガイド40の各凹部21に嵌合するので、循環スリーブ8とエンドキャップ9、第1のリターンガイド30及び第2のリターンガイド40との位置決めを正確、且つ確実に行うことができ、これにより、ころ6のスムースな循環が確保されて装置の作動性を良好なものとすることができる。
更に、位置決め凸部20及び凹部21はテーパ状に形成されているので、循環スリーブ8の位相に多少のずれがあっても、循環チューブ8の位相が位置決め凸部20及び凹部21のテーパ面の傾斜範囲内のずれであれば、循環チューブ8を押し込むことで容易に位置決め凸部20を凹部21に係合させて正確な位置合わせを行うことができる。
更に、循環スリーブ8の端部に設けられた複数の位置決め凸部20を循環スリーブ8内の転動体通路8aの中心軸に対して軸対称に配置しているので、循環スリーブ8の位相を180°ずらしても、循環スリーブ8側の位置決め凸部20とエンドキャップ9、第1のリターンガイド30及び第2のリターンガイド40の各凹部21との嵌合が可能となるため、循環スリーブ8の位相に注意して組み立てる必要がなくなり、組立作業の容易化を図ることができる。
更に、エンドキャップ9に嵌合される第1のリターンガイド30と、該第1のリターンガイド30に嵌合される第2のリターンガイド40とがスライダ本体2Aの軸方向から見て短辺側にころ6の内周軌道面6aが設けられた略長方形状をなして互いに略直交配置されているので、第1のリターンガイド30及び第2のリターンガイド40の形状が簡単になって高い成形精度の要求を回避することができると共に、第1のリターンガイド30と第2のリターンガイド40との軸方向の嵌合作業を容易に行うことができ、これにより、組立作業の効率化、ひいては製造コストの低コスト化を図ることができる。
なお、本発明の直動案内軸受装置は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、循環スリーブ8の両方の端部に複数の位置決め凸部20を設けた場合を例に採ったが、これに代えて、図6及び図7に示すように、循環スリーブ8の一方の端部(図6及び図7の右端部)のみに2箇所のテーパ状の位置決め凸部20を転動体通路8aの中心軸に対して軸対称に配置して設け、且つ循環スリーブ8の他方の端部(図6及び図7の左端部)に該循環スリーブ8と共に半割状とされた第2のリターンガイド40(図8参照)を一体に形成すると共に、1箇所のテーパ状の位置決め凸部20を設けるようにしてもよい。
この場合、図6、図7及び図9に示すように、前記位置決め凸部20が嵌合される凹部21を第1のリターンガイド30及びエンドキャップ9に設け、循環スリーブ8の一方の端部の2箇所の位置決め凸部20を第1のリターンガイド30及びエンドキャップ9の各凹部21に嵌合し、他方の端部の1箇所の位置決め凸部20をエンドキャップ9の凹部21に嵌合すると共に、循環スリーブ8と一体の第2のリターンガイド40をエンドキャップ9に嵌め込まれた第1のリターンガイド30に嵌合する。
このように、循環スリーブ8の他方の端部に第2のリターンガイド40を一体に形成することで、第2のリターンガイド40によって循環スリーブ8の位相が一目でわかるので、循環スリーブ8の位相を間違えて組み付けることがなくなり、組み立て作業の更なる容易化を図ることができる。
また、この実施の形態では、循環スリーブ8に一体に設けた第2のリターンガイド40にスライダ本体2Aの端面に設けた嵌合穴22に嵌合される突起23を設け、第2のリターンガイド40の突起23をスライダ本体2Aの嵌合穴22に嵌合することで、循環スリーブ8の位相が決まるようにしている。
更に、上記実施の形態では、循環スリーブに位置決め凸部を設け、エンドキャップ及び内周軌道部材に該位置決め凸部が嵌合される凹部を設けた場合を例に採ったが、必ずしもこのようにする必要はなく、循環スリーブに位置決め凹部を設け、エンドキャップ及び内周軌道部材に該位置決め凹部が嵌合される凸部を設けるようにしてもよく、また、循環スリーブに位置決め凸部及び位置決め凹部を設け、エンドキャップ及び内周軌道部材にこれらに対応する凹凸部を設けるようにしてもよい。
本発明の実施の形態の一例である直動案内軸受装置を説明するためのスライダの要部断面図である。 エンドキャップ、内周軌道部材及び循環スリーブの分解図である。 循環スリーブを軸方向から見た図で、(a)は循環スリーブの半割体の接合状態を示す図、(b)は循環スリーブの半割体の接合前の状態を示す図である。 エンドキャップをスライダ本体の端面側から見た図である。 図4の左側面図である。 本発明の他の実施の形態である直動案内軸受装置を説明するためのスライダの要部断面図である。 エンドキャップ、一方の内周軌道部材及び他方の内周軌道部材が一体となった循環スリーブの分解図である。 内周軌道部材が一体となった循環スリーブを軸方向から見た図で、(a)は循環スリーブの半割体の接合状態を示す図、(b)は循環スリーブの半割体の接合前の状態を示す図である。 エンドキャップをスライダ本体の端面側から見た図である。 従来の直動案内軸受装置を説明するための一部を破断した図である。
符号の説明

1 案内レール
2 スライダ
2A スライダ本体
3 転動体転動溝(案内レール側)
5 転動体転動溝(スライダ側)
6 円筒ころ
6a 内周軌道面
6b 外周軌道面
7 孔
8 循環スリーブ
8a 転動体通路
9 エンドキャップ
10 方向転換路
20 位置決め凸部(位置決め係止部)
21 凹部(被係止部)
30 第1のリターンガイド(内周軌道部材)
40 第2のリターンガイド(内周軌道部材)

Claims (5)

  1. 軸方向に延びる転動体転動溝を有する案内レールと、該案内レールの前記転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有し、これらの両転動体転動溝の間に形成された負荷軌道に挿入された転動体としての多数のころの転動を介して軸方向に沿って相対移動可能に前記案内レールに跨架されたスライダとを備え、
    前記スライダは、軸方向に貫通する孔内に挿入されて内部が転動体通路をなす循環スリーブを有するスライダ本体と、前記負荷軌道と前記転動体通路とを連通する湾曲状の方向転換路の外周軌道面を有して前記スライダ本体の軸方向の端部に固定されたエンドキャップと、前記方向転換路の内周軌道面を有して前記エンドキャップの前記スライダ本体の端面側を向く側に嵌め込まれた内周軌道部材とを具備した直動案内軸受装置であって、
    前記循環スリーブの少なくとも一方の端部に複数の位置決め係止部を設けると共に、前記エンドキャップ及び前記内周軌道部材に前記位置決め係止部が嵌合される被係止部を設けたことを特徴とする直動案内軸受装置。
  2. 前記複数の位置決め係止部を前記転動体通路の中心軸に対して軸対称に配置したことを特徴とする請求項1に記載した直動案内軸受装置。
  3. 前記循環スリーブの他方の端部に前記内周軌道部材を一体に形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載した直動案内軸受装置。
  4. 前記負荷軌道が片側上下二条列で合計4条列とされると共に前記転動体通路が片側上下二つずつで合計4つとされ、前記内周軌道部材が、前記エンドキャップ体の前記スライダ本体の端面側を向く側に嵌め込まれた第1のリターンガイド及び第2のリターンガイドとによって形成されて、前記第1のリターンガイド及び前記第2のリターンガイドの内の一方のリターンガイド側に上側の前記転動体通路と下側の前記負荷軌道とを連通する前記方向転換路を形成すると共に、他方のリターンガイド側に下側の前記転動体通路と上側の前記負荷軌道とを連通する前記方向転換路を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載した直動案内軸受装置。
  5. 前記第1のリターンガイドと前記第2のリターンガイドとは前記案内レールの軸方向から見て短辺側に前記ころの内周軌道面が設けられた略長方形状をなして互いに略直交配置された状態で前記案内レールの軸方向に嵌合されていることを特徴とする請求項4に記載した直動案内軸受装置。
JP2004075156A 2004-03-16 2004-03-16 直動案内軸受装置 Expired - Lifetime JP4285286B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004075156A JP4285286B2 (ja) 2004-03-16 2004-03-16 直動案内軸受装置
US11/080,679 US7632017B2 (en) 2004-03-16 2005-03-16 Linear guide

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004075156A JP4285286B2 (ja) 2004-03-16 2004-03-16 直動案内軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005264984A true JP2005264984A (ja) 2005-09-29
JP4285286B2 JP4285286B2 (ja) 2009-06-24

Family

ID=35089770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004075156A Expired - Lifetime JP4285286B2 (ja) 2004-03-16 2004-03-16 直動案内軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4285286B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009068658A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Thk Co Ltd 運動案内装置
WO2012074066A1 (ja) * 2010-12-02 2012-06-07 Thk株式会社 運動案内装置
JP2012237393A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Nsk Ltd 直動案内軸受装置
WO2013136929A1 (ja) * 2012-03-13 2013-09-19 Thk株式会社 転がり案内装置
JP2013190021A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Thk Co Ltd 転がり案内装置
WO2014119122A1 (ja) * 2013-02-04 2014-08-07 Thk株式会社 運動案内装置
WO2015033813A1 (ja) * 2013-09-05 2015-03-12 Thk株式会社 運動案内装置
KR20170002033U (ko) * 2015-12-01 2017-06-09 프리시전 모션 인더스트리즈, 인코포레이티드 롤러 리테이너 및 슬라이딩 블럭 어셈블리
KR200491611Y1 (ko) * 2018-02-02 2020-05-07 쭈-잉 리 롤러 스플라인 어셈블리
WO2024004232A1 (ja) * 2022-06-27 2024-01-04 日本ベアリング株式会社 直動装置

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009068658A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Thk Co Ltd 運動案内装置
WO2012074066A1 (ja) * 2010-12-02 2012-06-07 Thk株式会社 運動案内装置
US8858083B2 (en) 2010-12-02 2014-10-14 Thk Co., Ltd. Motion guide device
JP2012237393A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Nsk Ltd 直動案内軸受装置
WO2013136929A1 (ja) * 2012-03-13 2013-09-19 Thk株式会社 転がり案内装置
JP2013190021A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Thk Co Ltd 転がり案内装置
JP2013190012A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Thk Co Ltd 転がり案内装置
US9249828B2 (en) 2012-03-13 2016-02-02 Thk Co., Ltd. Rolling guidance device
KR101560127B1 (ko) 2013-02-04 2015-10-13 티에치케이 가부시끼가이샤 운동 안내 장치
CN105008734A (zh) * 2013-02-04 2015-10-28 Thk株式会社 运动引导装置
TWI512208B (zh) * 2013-02-04 2015-12-11 Thk Co Ltd Movement guide device
WO2014119122A1 (ja) * 2013-02-04 2014-08-07 Thk株式会社 運動案内装置
US9581194B2 (en) 2013-02-04 2017-02-28 Thk Co., Ltd. Motion guide device
JP2015052333A (ja) * 2013-09-05 2015-03-19 Thk株式会社 運動案内装置
WO2015033813A1 (ja) * 2013-09-05 2015-03-12 Thk株式会社 運動案内装置
TWI561742B (ja) * 2013-09-05 2016-12-11 Thk Co Ltd
US9624971B2 (en) 2013-09-05 2017-04-18 Thk Co., Ltd. Motion guide device
KR20170002033U (ko) * 2015-12-01 2017-06-09 프리시전 모션 인더스트리즈, 인코포레이티드 롤러 리테이너 및 슬라이딩 블럭 어셈블리
KR200490294Y1 (ko) * 2015-12-01 2019-10-24 프리시전 모션 인더스트리즈, 인코포레이티드 롤러 리테이너 및 슬라이딩 블럭 어셈블리
KR200491611Y1 (ko) * 2018-02-02 2020-05-07 쭈-잉 리 롤러 스플라인 어셈블리
WO2024004232A1 (ja) * 2022-06-27 2024-01-04 日本ベアリング株式会社 直動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4285286B2 (ja) 2009-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7632017B2 (en) Linear guide
JP4285286B2 (ja) 直動案内軸受装置
US8984979B2 (en) Ball screw assembly with one-piece deflecting elements
JP6254941B2 (ja) 外筒が三分割された直動軸受
JP6834199B2 (ja) 転がり軸受
JP2007092898A (ja) 直動案内装置用転動体収容ベルトおよび直動案内装置
JP4493103B2 (ja) 運動案内装置
JP2012163184A (ja) 潤滑機能を備えた極小形の直動案内ユニット
JP6329364B2 (ja) 転動体間にセパレータを配設した直動案内ユニット
JP2006234032A (ja) 直動案内軸受装置
JP2013029116A (ja) 運動案内装置
JP2010249229A (ja) 運動案内装置
JP4454336B2 (ja) 直動軸受機構
JP4635735B2 (ja) 直動案内軸受装置
JP2009097616A (ja) 転がり軸受装置
JP2018179077A (ja) 運動案内装置
JP5872398B2 (ja) 転がり案内装置
KR101631462B1 (ko) 가이드 장치
JP2006002870A (ja) 直動案内軸受装置
JP2008249108A (ja) 転がり軸受
JP2008095910A (ja) 自動調心型玉軸受及びその製造方法
JP2009058072A (ja) 運動装置及びその製造方法
JP2008249043A (ja) 転動体収容ベルトおよび直動案内装置
JP2005003045A (ja) 直動案内軸受装置
JP2007120528A (ja) 直動案内軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050708

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090303

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090316

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4285286

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140403

Year of fee payment: 5