JP2005264613A - 建設機械の操作パターン切換装置及び建設機械の操作パターン切換システム - Google Patents

建設機械の操作パターン切換装置及び建設機械の操作パターン切換システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005264613A
JP2005264613A JP2004080542A JP2004080542A JP2005264613A JP 2005264613 A JP2005264613 A JP 2005264613A JP 2004080542 A JP2004080542 A JP 2004080542A JP 2004080542 A JP2004080542 A JP 2004080542A JP 2005264613 A JP2005264613 A JP 2005264613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
construction machine
operation pattern
input
hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004080542A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4386265B2 (ja
Inventor
Takatomi Miyakubo
孝富 宮窪
Katsuyoshi Nasu
且良 那須
Tatsuo Takishita
竜夫 滝下
Takeshi Yamaguchi
毅 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2004080542A priority Critical patent/JP4386265B2/ja
Publication of JP2005264613A publication Critical patent/JP2005264613A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4386265B2 publication Critical patent/JP4386265B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

【課題】建設機械側で切換可能な複数の操作パターンを必要最小限に限定することができる建設機械の操作パターン切換装置及び建設機械の操作パターン切換システムを提供する。
【解決手段】操作パターンを切り換える建設機械の操作パターン切換装置において、操作パターンの設定を入力可能なパターン切換スイッチ44a〜44d及びセットスイッチ45と、パターン切換スイッチ44a〜44d及びセットスイッチ45で入力可能な複数の操作パターンを記憶保持し、設定入力された操作パターンに基づいて操作レバー装置37L,37Rからの操作信号に対し駆動信号を生成し、対応する電磁比例弁47A,47B〜50A,50Bに出力するとともに、パターン通信装置55から操作パターンのデータを受信し、この受信したデータで記憶保持された操作パターンを書き換えるコントローラ52とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に備えられた操作レバーの操作パターンを切り換える建設機械の操作パターン切換装置及び建設機械の操作パターン切換システムに関する。
例えば、建設機械の1つである油圧ショベルは、下部走行体と、この下部走行体に旋回可能に設けた上部旋回体と、この上部旋回体に伏仰可能に接続され、ブーム、アーム、及び作業具(例えばバケット、以下適宜、単にバケットという)を含む多関節型のフロント装置とを備えている。
これら下部走行体、上部旋回体、及びフロント装置は、この油圧ショベルに備えられた油圧駆動装置の被駆動部材を構成している。この油圧駆動装置は、一般に、エンジン等の原動機と、この原動機によって駆動する少なくとも1つの油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出された圧油により前記ブーム、アーム、バケットをそれぞれ駆動するブーム用油圧シリンダ、アーム用油圧シリンダ、バケット用油圧シリンダ、及び前記油圧ポンプから吐出された圧油により前記下部走行体を走行させる走行用油圧モータ、及び前記油圧ポンプから吐出された圧油により前記上部旋回体を下部走行体に対し旋回させる旋回用油圧モータを含む複数の油圧アクチュエータと、これら複数の油圧アクチュエータをそれぞれ操作する操作手段とを有している。
操作手段としては、通常、操作者が着座する運転席の左・右両脇に位置する十字操作式の手動操作レバーと、運転席の前方に位置する左・右走行用操作レバー(足でも操作可能)とが設けられている。
手動操作レバーは、通常、上記複数の油圧アクチュエータのうち旋回用油圧モータ、ブーム用油圧シリンダ、アーム用油圧シリンダ、及びバケット用油圧シリンダを操作するようになっている場合が多いが、左・右2つの操作レバーの左右方向・前後方向への操作方向(都合合計4方向)の操作対象を、それぞれいずれのアクチュエータに対応づけるかについては、元来、各建設機械メーカごとに種々のパターンがあった。そして、これら種々の操作パターンの統一規格として、JIS規格としての操作パターンが定められている。この操作パターンによれば、左側の操作レバーの前後方向操作がアームダンプ・クラウドで左右方向操作が旋回左・右とし、右側の操作レバーの前後方向操作がブーム下げ・上げで左右方向操作がバケットクラウド・ダンプとなっている。
これに応じて、各製造メーカの製造する各機種にあっても、自社の操作パターンのみならず上記JIS規格にも適用可能なように、あるいは他社の操作パターンに慣れた操作者でも運転可能なように(特にレンタル用途の場合にはこのニーズが大きい)、複数の操作パターンを切換可能としたものが既に知られている。
このような操作パターン切換装置として、従来、例えば、特許文献1に記載のものがある。この従来技術は、操作レバーが電気レバー方式(操作レバーの操作量をポテンショメータやセンサ等の検出手段で検出し電気信号に置き換え操作信号として出力する方式)である場合において、複数の操作パターンを切り換えるものである。ポテンショメータからの電気操作信号が、コントローラ(制御装置)を介し各コントロールバルブのソレノイド部(電磁比例弁)に出力される。そして、回転操作式の操作具の入力操作に応じて、コントローラが各電気操作信号の行き先(各コントロールバルブ)を切り換えることにより、操作パターンを切り換え可能としている。
特開平4−143325号公報
ここで、油圧ショベル等の建設機械は、その性質上、屋外の過酷な環境で使用されるため、製造販売後において部品の修理交換、メンテナンス等が行われる。そして、機械全体としての修理費用(=機械管理費用)は機械を継続して永年使用することで徐々に増大するため、元来、ユーザはある程度の期間使用した建設機械は中古機として下取りに出し、新しい機械に買い替えるのが通常であった。しかしながら、建設機械の従事する稼働現場は、通常、公共工事等の建設工事現場が多い。建設工事は、その性質上、景気動向や経済状況等、社会情勢の影響を受けやすく、それによって発注工事数の増減の変化が著しい。このため、近年では、自ら建設機械を保有し、古くなった機械から新しい機械に次々と買い替えて行くよりも、レンタル会社より適宜レンタルして用いるユーザが増大しつつある。
このような情勢に応じて、レンタル会社は複数の操作パターンを切換可能とした機械を多数保有することが必死となりつつある。また、レンタル会社で用意する操作パターンの種類は、製造メーカ各社の操作パターンのみならず、ユーザの要望に応じた操作パターン等もあって十種類前後となる。
一方、現実の取引では、各レンタル会社は特定のユーザを顧客とする場合が多く、顧客の使用する2〜4種類程度の操作パターン以外は通常は使用されることがないため、その2〜4種類程度の操作パターンに限定してしまった方が操作パターンの設定間違いを減らすとともに管理上の便宜が図れる。かといって、最初から2〜4種類程度の特定の操作パターンに限定してしまうと、万一当該顧客以外の他のユーザに貸し出す場合や他のレンタル会社において必要とする操作パターンに切り換えられない不都合が生じるため、4種類以外の操作パターン切り換え機能は何らかの形で対応したいというニーズがある。上記従来技術はこのような切換可能な複数の操作パターンの限定についてまで配慮されていなかったため、上記のニーズに十分に対応できなかった。
本発明の目的は、建設機械側で切換可能な複数の操作パターンを必要最小限に限定することができる建設機械の操作パターン切換装置及び建設機械の操作パターン切換システムを提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、複数の油圧アクチュエータと、油圧ポンプと、この油圧ポンプから前記油圧アクチュエータへの圧油の流れを制御する油圧パイロット式の複数のコントロールバルブと、前記コントロールバルブへのパイロット圧を制御する電磁弁と、複数の方向に操作可能な少なくとも1つの操作レバーを備え、この操作レバーの操作方向及び操作量に応じた操作信号を出力する操作レバー装置とを有する建設機械に設けられ、前記操作レバーの操作方向と前記油圧アクチュエータ及びその動作方向とを対応づける操作パターンを切り換える建設機械の操作パターン切換装置において、操作パターンの設定を入力可能な設定入力手段と、前記設定入力手段で入力可能な複数の操作パターンを記憶保持するパターン記憶手段と、前記設定入力手段で設定入力された操作パターンに基づいて、前記操作レバー装置からの前記操作信号に対し駆動信号を生成し、対応する前記電磁弁に出力する駆動信号生成手段と、外部から操作パターンのデータを受信し、この受信したデータを前記パターン記憶手段に書換える書換手段とを備える。
本発明においては、例えばレンタル会社等がユーザに応じて貸し出す建設機械の操作パターンを設定するような場合、建設機械に備えられた設定入力手段で例えばユーザの要望する操作パターンを設定入力する。これにより、駆動信号生成手段が設定入力手段での設定入力に応じてパターン記憶手段に記憶された操作パターンを読み込み、この操作パターンに基づいて操作レバー装置からの操作信号に対し駆動信号を生成し、この駆動信号を対応する電磁弁に出力する。したがって、建設機械に備えられた設定入力手段の入力操作により複数の操作パターンを切り換えることが可能である。
このとき、例えばレンタル会社等で使用する建設機械の切換可能な操作パターンを設定する場合、建設機械にパターン通信装置を通信可能に接続し、このパターン通信装置で例えばレンタル会社の必要とする操作パターンを入力し、この入力したデータを建設機械側に送信する。これにより、建設機械の書換手段がパターン通信装置で入力された操作パターンのデータを受信し、この受信したデータをパターン記憶手段に書き換える。したがって、パターン通信装置での入力操作により、建設機械の設定入力手段で入力可能な複数の操作パターンを設定変更することができ、これにより建設機械側で切換可能な複数の操作パターンを必要最小限に限定させることができる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記設定入力手段は、操作パターンをそれぞれ入力可能な複数のスイッチを有し、前記パターン記憶手段は、予め設定された操作パターンを複数通り記憶保持するとともに、前記スイッチに対する操作パターンの割り付けを記憶保持する。
(3)上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記設定入力手段で設定入力された操作パターンを表示する表示手段をさらに備える。
(4)上記目的を達成するために、本発明の建設機械の操作パターン切換システムは、複数の油圧アクチュエータと、油圧ポンプと、この油圧ポンプから前記油圧アクチュエータへの圧油の流れを制御する油圧パイロット式の複数のコントロールバルブと、前記コントロールバルブへのパイロット圧を制御する電磁弁と、複数の方向に操作可能な少なくとも1つの操作レバーを備え、この操作レバーの操作方向及び操作量に応じた操作信号を出力する操作レバー装置と、前記操作レバーの操作方向と前記油圧アクチュエータ及びその動作方向とを対応づける操作パターンの設定を入力可能な設定入力手段と、この設定入力手段で入力可能な複数の操作パターンを記憶保持するパターン記憶手段と、前記設定入力手段で設定入力された操作パターンに基づいて、前記操作レバー装置からの前記操作信号に対し駆動信号を生成し、対応する前記電磁弁に出力する駆動信号生成手段と、外部から操作パターンのデータを受信し、この受信したデータを前記パターン記憶手段に書換える書換手段とを備えた建設機械と、前記操作パターンのデータを建設機械側に送信するパターン通信装置とを有する。
(5)上記(4)において、好ましくは、前記パターン通信装置は、表示部及び操作部と、前記建設機械の前記設定入力手段で入力可能な操作パターンの設定用画面を前記表示部に表示し、前記設定入力手段で入力可能な操作パターンを前記操作部の操作により設定入力する手段と、この設定入力した操作パターンのデータ送信を前記操作部の操作により指示入力する手段とを有する。
(6)上記(5)において、好ましくは、前記パターン通信装置は、前記建設機械の前記パターン記憶手段に記憶保持された前記設定入力手段で入力可能な操作パターンのデータを受信し、この受信したデータを前記表示部に表示する手段をさらに有する。
(7)上記(4)において、また好ましくは、前記パターン通信装置は、表示部及び操作部と、前記表示部に特定の操作パターンの編集用画面を表示し、特定の操作パターンを前記操作部の操作により編集入力する手段と、この編集入力した特定の操作パターンのデータ送信を前記操作部の操作により指示入力する手段とを有する。
(8)上記(7)において、好ましくは、前記パターン通信装置は、前記建設機械の前記パターン記憶手段に記憶保持された前記特定の操作パターンのデータを受信し、この受信したデータを前記表示部に表示する手段をさらに有する。
本発明によれば、建設機械側で切換可能な複数の操作パターンを必要最小限に限定することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の建設機械の操作パターン切換装置が適用される小型油圧ショベルの全体構造を表す側面図であり、図2は、この油圧ショベルの全体構造を表す上面図である。なお、以降、油圧ショベルが図1に示す状態にて操作者が運転席に着座した場合における操作者の前側(図1中左側)、後側(図1中右側)、左側(図1中紙面に向かって手前側)、右側(図1中紙面に向かって奥側)を、単に前側、後側、左側、右側と称する。
これら図1及び図2において、油圧ショベルは例えばスイング式の油圧ショベルであり、走行手段としての左・右の無限軌道履帯(クローラ)1L,1Rを備えた下部走行体2と、この下部走行体2の上部に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、この上部旋回体3の基礎下部構造をなす旋回フレーム4に垂直ピン(図示せず)を中心にして水平方向に回動可能に取り付けられたスイングポスト5と、このスイングポスト5に上下方向に回動可能に(俯仰可能に)取り付けられた多関節型のフロント装置6と、旋回フレーム4上に設けられたいわゆるキャノピータイプの運転室7と、旋回フレーム4上の運転室7以外の大部分を覆う上部カバー8とを備えている。
下部走行体2は、略H字形状のトラックフレーム9と、このトラックフレーム9の左・右両側の後端近傍に回転自在に支持された駆動輪10L,10R(但し10Lのみ図1に図示)と、駆動輪10L,10Rをそれぞれ駆動する左・右走行用油圧モータ11L,11R(但し11Lのみ図1に図示)と、トラックフレーム9の左・右両側の前端近傍に回転自在に支持され、履帯1L,1Rを介し駆動輪10L,10Rの駆動力でそれぞれ回転される従動輪(アイドラ)12L,12R(但し12Lのみ図1に図示)と、トラックフレーム9の前方側に上下動可能に設けられ、ブレード用油圧シリンダ13により上下動する排土用のブレード14とを備えている。また下部走行体2の中央部には旋回台軸受(旋回輪)15が配置され、この旋回輪15の中心近傍に、下部走行体2に対し旋回フレーム4を旋回させる旋回用油圧モータ16(後述の図5参照)が内蔵されている。
スイングポスト5は、垂直ピン(図示せず)を介し旋回フレーム4に対し水平に回動可能となっている。またスイングポスト5は、旋回フレーム4に設けられたスイング用油圧シリンダ17に、連結ピン(図示せず)を介して連結されており、スイング用油圧シリンダ17の伸縮でスイングポスト5全体が鉛直方向の軸心まわりに回動することによって、フロント装置6が左・右にスイングするようになっている。
フロント装置6は、ブーム18と、ブーム18に回動可能に結合されたアーム19と、アーム19に回動可能に結合されたバケット20とを備えている。そして、ブーム18、アーム19、及びバケット20は、それぞれブーム用油圧シリンダ21、アーム用油圧シリンダ22、及びバケット用油圧シリンダ23により動作する。
運転室7は、上記した旋回フレーム4上の左側に設けられており、操作者が着座する座席(運転席)24と、この座席24の上方に設けられたルーフ25と、このルーフ25を支持する支柱26とを有している。図3は、この運転室7内の詳細構造を表す図1中矢印A方向から見た矢視俯瞰図である。
この図3、及び前述の図1、図2において、運転室7内の操作者が着座する座席24より前方には、左・右走行用油圧モータ11L,11Rをそれぞれ駆動し油圧ショベルの前進又は後進走行等をさせるための手でも足でも操作可能な左・右走行用操作レバー27L,27Rが設けられている。
左走行用操作レバー27Lのさらに左側足元部分には、オプション用油圧アクチュエータ(例えばブレーカ用油圧モータ)を駆動するためのオプション用操作ペダル28Lが設けられている。右走行用操作レバー27Rのさらに右側足元部分には、スイング用油圧シリンダ17を駆動しスイングポスト5(言い換えればフロント装置6全体)を左・右にスイングさせるためのスイング用操作ペダル28Rが設けられている。それら左・右走行用操作レバー27L,27R及び操作ペダル28L,28Rの前側には、操作者の前方への転落防止のための前ステー29が設けられている。
座席24の左側には、操作者の左側への転落防止のためのサイドステー30と、左コンソール31とが設けられ、座席24の右側には、前側又は後側に操作することでブレード用油圧シリンダ13を駆動しブレード14を上下動させるためのブレードレバー32と、パターン操作モニタ33等を備えた右コンソール34と、燃料タンク(図示せず)からの燃料供給を制御するための燃料レバー35とが設けられている。
そして、座席24の左・右両側には、十字操作式の左・右手動操作レバー36L,36Rをそれぞれ備え、これら左・右手動操作レバー36L,36Rの各操作方向(前後方向又は左右方向)に対応した操作対象(上記ブーム用油圧シリンダ21、上記アーム用油圧シリンダ22、上記バケット用油圧シリンダ23、及び上記旋回用油圧モータ16)にそれぞれ作動指令を与える例えば電気レバー方式の操作レバー装置37L,37R(後述の図5参照)が設けられている。これら十字操作式の手動操作レバー36L,36Rのさらに左・右両側にはパイロットポンプ(図示せず)等の油圧源からの元圧を遮断させる誤操作防止用のロックレバー38L,38Rが設けられている。
上部カバー8は、その内部に、エンジン39(後述の図5参照)、このエンジン39に駆動される油圧ポンプ40(後述の図5参照)、エンジン39の燃料を貯留する燃料タンク、油圧ポンプ40の圧油源となる作動油タンク(図示せず)、及びバッテリ41(後述の図5参照)等の機器を収納している。
図4は、上記パターン操作モニタ33の全体構造を表す上面図である。
この図4において、パターン操作モニタ33は、油圧ショベルの稼動状態に係わる状態量(例えば燃料残量、冷却水温度、稼動時間等)を表示する状態量表示部42と、操作者に各種異常を報知するための警告表示部43と、上記左・右手動操作レバー36L,36Rの各操作方向ごとに操作対象(上記ブーム用油圧シリンダ21、上記アーム用油圧シリンダ22、上記バケット用油圧シリンダ23、及び上記旋回用油圧モータ16のうちいずれか及びその動作方向)を対応づけた例えば4つの操作パターン(詳細は後述)をそれぞれ入力可能な押しボタン式のパターン切換スイッチ44a,44b,44c,44dと、選択された操作パターンの設定指示を操作者が入力可能な例えば押しボタン式のセットスイッチ45と、設定された操作パターンを表示する4つのパターン表示灯(LED)46a,46b,46c,46dとを備えている。
以上説明した構成において、左・右無限軌道履帯1L,1R、上部旋回体3、スイングポスト5、ブレード14、ブーム18、アーム19、及びバケット20は、この油圧ショベルに備えられた油圧駆動装置により駆動される被駆動部材を構成している。
図5は、本発明の建設機械の操作パターン切換システムの一実施形態を関連する油圧駆動装置の要部構成とともに表す回路図である。
この図5において、上記エンジン39と、このエンジン39により駆動される例えば可変容量型の上記油圧ポンプ40と、この油圧ポンプ40から吐出される圧油によって駆動される上記旋回用油圧モータ16、上記ブーム用油圧シリンダ21、上記アーム用油圧シリンダ22、上記バケット用油圧シリンダ23を含む複数の油圧アクチュエータと、油圧ポンプ40からそれら旋回用油圧モータ16、ブーム用油圧シリンダ21、アーム用油圧シリンダ22、バケット用油圧シリンダ23等に供給される圧油の流れをそれぞれ制御する例えば電気−油圧変換弁タイプの旋回用コントロールバルブ47、ブーム用コントロールバルブ48、アーム用コントロールバルブ49、バケット用コントロールバルブ50を含む弁ユニット51と、上部旋回体3、ブーム18、アーム19、及びバケット20の動作を指示する上記十字操作式の左・右手動操作レバー36L,36Rをそれぞれ備えた上記電気レバー方式の操作装置37L,37Rと、上記押しボタン式のパターン切換スイッチ44a〜44d、上記押しボタン式のセットスイッチ45、上記パターン表示灯46a〜46dを備えた上記パターン切換モニタ33と、コントローラ52と、それらパターン切換モニタ33及びコントローラ52に電源スイッチ53等を介し接続された上記バッテリ41とが油圧ショベルに設けられている。なお、コントローラ52は、適宜位置(例えば上記座席24の下等)に設けられている。
また、油圧ショベルとは別体として、パターン通信装置(例えば公知の携帯情報端末等)55が例えば通信配線54でコントローラ52に接続されており、パターン通信装置55はコントローラ52との間でデータ通信を可能としている。このパターン通信装置55は、画像表示する表示部(例えばLCD)56と、表示部56に表示された画面(詳細は後述)で入力操作するためのカーソル操作部57a及びボタン操作部57b,57cとを備えている。また図示しないが、通信配線54には着脱可能な一対のコネクタが設けられ、これによりパターン通信装置55は着脱可能としている。なお、通信配線54に代えて、例えば公知の通信機がコントローラ52及びパターン通信装置55にそれぞれ設けられ、コントローラ52とパターン通信装置55との間を無線信号で通信可能としてもよい。
操作レバー装置37Lは、前後方向及び左右方向に変位可能な上記十字操作式の左手動操作レバー36Lと、それぞれの変位を検出するレバー変位検出器(ポテンションメータ)58Lとを備えており、レバー変位検出器58Lは左手動操作レバー36Lの変位方向(十字方向のいずれの方向であるか)及び変位量(操作量)をそれぞれ検出し、これに応じた前後方向の操作信号又は左右方向の操作信号をコントローラ52にそれぞれ出力するようになっている。
また、操作レバー装置37Rは、前後方向及び左右方向に変位可能な上記十字操作式の右手動操作レバー36Rと、それぞれの変位を検出するレバー変位検出器58Rとを備えており、レバー変位検出器58Rは右手動操作レバー36Rの変位方向及び変位量をそれぞれ検出し、これに応じた前後方向の操作信号又は左右方向の操作信号をコントローラ52にそれぞれ出力するようになっている。
コントローラ52は、パターン切換モニタ33のパターン切換スイッチ44a〜44d及びセットスイッチ45からの入力信号に対し所定の演算処理を行い、実際に使用する操作パターンを設定するとともに、対応するパターン表示灯(46a〜46dのいずれか1つ)へ点灯信号を出力して点灯させる。また、コントローラ52は、設定した操作パターンに基づいて操作レバー装置37L,37Rから入力した操作信号に対し所定の演算処理を行い、生成した駆動信号を出力するようになっている。
また、本実施形態の大きな特徴として、コントローラ52は、パターン切換スイッチ44a〜44dからの入力信号に応じて設定可能な操作パターンを、パターン通信装置55から受信したデータで書き換えるようになっている。
図6は、コントローラ52及びパターン通信装置55の上記制御に係わる詳細機能を周辺機器と併せて表すブロック図である。
この図6において、まず、コントローラ52は、パターン切換モニタ33のパターン切換スイッチ44a〜44d及びセットスイッチ45からの入力信号を入力する第1入力部59と、操作レバー装置37L,37Rからの操作信号を入力する第2入力部60と、後述するコントローラ52の制御処理プログラムを記憶するとともに、予め設定された例えば7つの操作パターンA,B,C,D,E,F,Gの操作テーブル(後述の図7参照)及びパターン切換スイッチ44a〜44dに対する操作パターンの割付テーブル(後述の図8参照)を記憶保持する記憶部61と、この記憶部61に記憶されたプログラムに従い演算処理を行う制御部62と、この制御部62で生成した駆動信号(制御信号)を対応するパターン表示灯(46a〜46dのいずれか1つ)へ出力する第1出力部63と、制御部62で生成した駆動信号を旋回用コントロールバルブ47の電磁比例弁47A,47B、ブーム用コントロールバルブ48の電磁比例弁48A,48B、アーム用コントロールバルブ49の電磁比例弁49A,49B、及びバケット用コントロールバルブ50の電磁比例弁50A,50Bへそれぞれ出力する第2出力部64と、パターン通信装置55との通信を行う通信部65とで構成されている。
一方、パターン通信装置55は、上記表示部56と、上記カーソル操作部57aと、上記ボタン操作部57b,57cと、後述するパターン通信装置55の制御処理プログラムを記憶する記憶部66と、この記憶部66に記憶されたプログラムに従い演算処理を行う制御部67と、この制御部67からの指令に従い表示部56に表示する画面の制御を行う表示処理部68と、コントローラ52との通信を行う通信部69とで構成されている。
図7は、上記コントローラ52の記憶部61に記憶された操作パターンの操作テーブルの詳細を一例として表す図である。
この図7において、7つの操作パターンA,B,C,D,E,F,Gにおける左・右手動操作レバー36L,36Rの各操作方向(前、後、左、右方向のいずれか)に対応する操作対象(かっこ書きには各操作対象の動作方向)を示している。なお、操作パターンGは、後述の手順により自由に設定可能なカスタムパターンであり、左・右手動操作レバー36L,36Rの各操作方向に対応する操作対象は任意(但し、初期設定は例えば操作パターンA等)となっている。以降、6つの操作パターンA,B,C,D,E,Fについて詳細を説明する。
(1)操作パターンA(JIS規格パターン)
コントローラ52は、操作パターンAの操作テーブルに基づいて所定の演算処理が行われると、左手動操作レバー36Lの前後方向の操作による操作信号及び左右方向の操作による操作信号に対し、アーム19及び上部旋回体3を駆動させる駆動信号を生成し、これら駆動信号がアーム用コントロールバルブ49の電磁比例弁49A,49B及び旋回用コントロールバルブ47の電磁比例弁47A,47Bにそれぞれ出力される。また、右手動操作レバー36Rの前後方向の操作による操作信号及び左右方向の操作による操作信号に対し、ブーム18及びバケット20を駆動させる駆動信号を生成し、これら駆動信号がブーム用コントロールバルブ48の電磁比例弁48A,48B及びバケット用コントロールバルブ50の電磁比例弁50A,50Bにそれぞれ出力される。
旋回用コントロールバルブ47の電磁比例弁47A,47B、ブーム用コントロールバルブ48の電磁比例弁48A,48B、アーム用コントロールバルブ49の電磁比例弁49A,49B、及びバケット用コントロールバルブ50の電磁比例弁50A,50Bは、それらコントローラ52からの駆動信号に基づき、パイロットポンプ40からの1次パイロット圧を減圧して操作パイロット圧を生成し、それぞれ、旋回用コントロールバルブ47のパイロット操作部47a,47b、ブーム用コントロールバルブ48のパイロット操作部48a,48b、アーム用コントロールバルブ49のパイロット操作部49a,49b、及びバケット用コントロールバルブ50のパイロット操作部50a,50bへ出力し、これによって旋回用コントロールバルブ47、ブーム用コントロールバルブ48、アーム用コントロールバルブ49、及びバケット用コントロールバルブ50を切り換えるようになっている。
この結果、十字操作式の左手動操作レバー36Lが前側又は後側に操作されることでアーム用油圧シリンダ22を縮み方向又は伸び方向に駆動しアーム19をダンプ又はクラウドさせるとともに、左側又は右側に操作されることで旋回用油圧モータ16を駆動し上部旋回体3を左側又は右側に旋回させるようになっている。また、十字操作式の右手動操作レバー36Rが前側又は後側に操作されることでブーム用油圧シリンダ21を縮み方向又は伸び方向に駆動しブーム18を下げ又は上げるとともに、左側又は右側に操作されることでバケット用油圧シリンダ23を伸び方向又は縮み方向に駆動しバケット20をクラウド又はダンプさせるようになっている。
(2)操作パターンB
コントローラ52は、操作パターンBの操作テーブルに基づいて所定の演算処理が行われると、左手動操作レバー36Lの前後方向の操作による操作信号及び左右方向の操作による操作信号に対し、上部旋回体3及びアーム19を駆動させる駆動信号を生成し、これら駆動信号が旋回用コントロールバルブ47の電磁比例弁47A,47B及びアーム用コントロールバルブ49の電磁比例弁49A,49Bにそれぞれ出力される。また、右手動操作レバー36Rの前後方向の操作による操作信号及び左右方向の操作による操作信号に対し、上述した操作パターンA同様、ブーム18及びバケット20を駆動させる駆動信号を生成し、これら駆動信号がブーム用コントロールバルブ48の電磁比例弁48A,48B及びバケット用コントロールバルブ50の電磁比例弁50A,50Bにそれぞれ出力される。これに応じて、旋回用コントロールバルブ47、ブーム用コントロールバルブ48、アーム用コントロールバルブ49、及びバケット用コントロールバルブ50を切り換えるようになっている。
この結果、十字操作式の左手動操作レバー36Lが前側又は後側に操作されることで旋回用油圧モータ16を駆動し上部旋回体3を右側又は左側に旋回させるとともに、左側又は右側に操作されることでアーム用油圧シリンダ22を縮み方向又は伸び方向に駆動しアーム19をダンプ又はクラウドさせるようになっている。また、上述した操作パターンA同様、十字操作式の右手動操作レバー36Rが前側又は後側に操作されることでブーム用油圧シリンダ21を縮み方向又は伸び方向に駆動しブーム18を下げ又は上げるとともに、左側又は右側に操作されることでバケット用油圧シリンダ23を伸び方向又は縮み方向に駆動しバケット20をクラウド又はダンプさせるようになっている。
(3)操作パターンC
コントローラ52は、操作パターンCの操作テーブルに基づいて所定の演算処理が行われると、左手動操作レバー36Lの前後方向の操作による操作信号及び左右方向の操作による操作信号に対し、ブーム18及びバケット20を駆動させる駆動信号を生成し、これら駆動信号がブーム用コントロールバルブ48の電磁比例弁48A,48B及びバケット用コントロールバルブ50の電磁比例弁50A,50Bにそれぞれ出力される。また、右手動操作レバー36Rの前後方向の操作による操作信号及び左右方向の操作による操作信号に対し、アーム19及び上部旋回体3を駆動させる駆動信号を生成し、これら駆動信号がアーム用コントロールバルブ49の電磁比例弁49A,49B及び旋回用コントロールバルブ47の電磁比例弁47A,47Bにそれぞれ出力される。これに応じて、旋回用コントロールバルブ47、ブーム用コントロールバルブ48、アーム用コントロールバルブ49、及びバケット用コントロールバルブ50を切り換えるようになっている。
この結果、十字操作式の左手動操作レバー36Lが前側又は後側に操作されることでブーム用油圧シリンダ21を縮み方向又は伸び方向に駆動しブーム18を下げ又は上げるとともに、左側又は右側に操作されることでバケット用油圧シリンダ23を縮み方向又は伸び方向に駆動しバケット20をダンプ又はクラウドさせるようになっている。また、十字操作式の右手動操作レバー376が前側又は後側に操作されることでアーム用油圧シリンダ22を伸び方向又は縮み方向に駆動しアーム19をクラウド又はダンプさせるとともに、左側又は右側に操作されることで旋回用油圧モータ16を駆動し上部旋回体3を左側又は右側に旋回させるようになっている。
(4)操作パターンD
コントローラ52は、操作パターンDの操作テーブルに基づいて所定の演算処理が行われると、上述した操作パターンC同様、左手動操作レバー36Lの前後方向の操作による操作信号及び左右方向の操作による操作信号に対し、ブーム18及びバケット20を駆動させる駆動信号を生成し、これら駆動信号がブーム用コントロールバルブ48の電磁比例弁48A,48B及びバケット用コントロールバルブ50の電磁比例弁50A,50Bにそれぞれ出力される。また、右手動操作レバー36Rの前後方向の操作による操作信号及び左右方向の操作による操作信号に対し、アーム19及び上部旋回体3を駆動させる駆動信号を生成し、これら駆動信号がアーム用コントロールバルブ49の電磁比例弁49A,49B及び旋回用コントロールバルブ47の電磁比例弁47A,47Bにそれぞれ出力される。これに応じて、旋回用コントロールバルブ47、ブーム用コントロールバルブ48、アーム用コントロールバルブ49、及びバケット用コントロールバルブ50を切り換えるようになっている。
この結果、上述した操作パターンC同様、十字操作式の左手動操作レバー36Lが前側又は後側に操作されることでブーム用油圧シリンダ21を縮み方向又は伸び方向に駆動しブーム18を下げ又は上げるとともに、左側又は右側に操作されることでバケット用油圧シリンダ23を縮み方向又は伸び方向に駆動しバケット20をダンプ又はクラウドさせるようになっている。また、十字操作式の右手動操作レバー36Rが前側又は後側に操作されることでアーム用油圧シリンダ22を縮み方向又は伸び方向に駆動しアーム19をダンプ又はクラウドさせるとともに、左側又は右側に操作されることで旋回用油圧モータ16を駆動し上部旋回体3を左側又は右側に旋回させるようになっている。
(5)操作パターンE
コントローラ52は、操作パターンEの操作テーブルに基づいて所定の演算処理が行われると、左手動操作レバー36Lの前後方向の操作による操作信号及び左右方向の操作による操作信号に対し、ブーム18及び上部旋回体3を駆動させる駆動信号を生成し、これら駆動信号がブーム用コントロールバルブ48の電磁比例弁48A,48B及び旋回用コントロールバルブ47の電磁比例弁47A,47Bにそれぞれ出力される。また、右手動操作レバー36Rの前後方向の操作による操作信号及び左右方向の操作による操作信号に対し、アーム19及びバケット20を駆動させる駆動信号を生成し、これら駆動信号がアーム用コントロールバルブ49の電磁比例弁49A,49B及びバケット用コントロールバルブ50の電磁比例弁50A,50Bにそれぞれ出力される。これに応じて、旋回用コントロールバルブ47、ブーム用コントロールバルブ48、アーム用コントロールバルブ49、及びバケット用コントロールバルブ50を切り換えるようになっている。
この結果、十字操作式の左手動操作レバー36Lが前側又は後側に操作されることでブーム用油圧シリンダ21を縮み方向又は伸び方向に駆動しブーム18を下げ又は上げるとともに、左側又は右側に操作されることで旋回用油圧モータ16を駆動し上部旋回体3を左側又は右側に旋回させるようになっている。また、十字操作式の右手動操作レバー36Rが前側又は後側に操作されることでアーム用油圧シリンダ22を縮み方向又は伸び方向に駆動しアーム19をダンプ又はクラウドさせるとともに、左側又は右側に操作されることでバケット用油圧シリンダ23を伸び方向又は縮み方向に駆動しバケット20をクラウド又はダンプさせるようになっている。
(6)操作パターンF
コントローラ52は、操作パターンFの操作テーブルに基づいて所定の演算処理が行われると、左手動操作レバー36Lの前後方向の操作による操作信号及び左右方向の操作による操作信号に対し、アーム19及びバケット20を駆動させる駆動信号を生成し、これら駆動信号がアーム用コントロールバルブ49の電磁比例弁49A,49B及びバケット用コントロールバルブ50の電磁比例弁50A,50Bにそれぞれ出力される。また、右手動操作レバー36Rの前後方向の操作による操作信号及び左右方向の操作による操作信号に対し、ブーム18及び上部旋回体3を駆動させる駆動信号を生成し、これら駆動信号がブーム用コントロールバルブ48の電磁比例弁48A,48B及び旋回用コントロールバルブ47の電磁比例弁47A,47Bにそれぞれ出力される。これに応じて、旋回用コントロールバルブ47、ブーム用コントロールバルブ48、アーム用コントロールバルブ49、及びバケット用コントロールバルブ50を切り換えるようになっている。
この結果、十字操作式の左手動操作レバー36Lが前側又は後側に操作されることでアーム用油圧シリンダ22を縮み方向又は伸び方向に駆動しアーム19をダンプ又はクラウドさせるとともに、左側又は右側に操作されることでバケット用油圧シリンダ23を縮み方向又は伸び方向に駆動しバケット20をダンプ又はクラウドさせるようになっている。また、十字操作式の右手動操作レバー36Rが前側又は後側に操作されることでブーム用油圧シリンダ21を縮み方向又は伸び方向に駆動しブーム18を下げ又は上げるとともに、左側又は右側に操作されることで旋回用油圧モータ16を駆動し上部旋回体3を左側又は右側に旋回させるようになっている。
図8は、上記コントローラ52の記憶部61に記憶された操作パターンの割付テーブルの詳細を一例として表す図である。
この図8において、パターン切換スイッチ44a〜44dに対し、上記操作パターンA,B,C,D,E,F,Gのうちいずれが割り付けられているかを示している。図8においては、1つめのパターン切換スイッチ44aは操作パターンAが割り付けられ、2つめのパターン切換スイッチ44bは操作パターンBが割り付けられ、3つめのパターン切換スイッチ44cは操作パターンcが割り付けられ、4つめのパターン切換スイッチ44dは操作パターンDが割り付けられている。これにより、4つのパターン切換スイッチ44a〜44dのいずれか1つからの信号入力により、4つの操作パターンA〜Dのいずれか1つが設定選択されるようになっている。
次に、上記構成のコントローラ52及びパターン通信装置55の詳細制御手順について説明する。図9は、コントローラ52の制御処理(プログラム)内容を表すフローチャートであり、図10は、コントローラ52の操作パターン設定における制御処理内容を表すフローチャートであり、図11は、パターン通信装置55の制御処理(プログラム)内容を表すフローチャートであり、図12は、パターン通信装置55の操作パターンの割付テーブル設定における制御処理内容を表すフローチャートであり、図13は、パターン通信装置55の上記カスタムパターン(操作パターンG)の操作テーブル編集における制御処理内容を表すフローチャートである。また、図14は、パターン通信装置55の表示部56に表示されるメニュー画面を表す図であり、図15は、パターン通信装置55の表示部56に表示される操作パターン割付の設定用画面を表す図であり、図16は、パターン通信装置55の表示部56に表示されるカスタムパターンの編集用画面を表す図である。
この図9において、コントローラ52は、まずステップ100で、パターン通信装置55が接続されて、パターン通信装置55から操作パターンの割付テーブルの送信を要求する信号があるかどうかを判定する。操作パターンの割付テーブルの送信を要求する信号がある場合は、ステップ100の判定が満たされ、ステップ110に移る。ステップ110では、記憶部61に記憶保持された操作パターンの割付テーブルをパターン通信装置55に送信する。そして、ステップ120に進み、パターン通信装置55から操作パターンの割付テーブルを受信したかどうかを判定する。操作パターンの割付テーブルを受信した場合は、ステップ120の判定が満たされ、ステップ130に移る。ステップ130では、受信した操作パターンの割付テーブルを記憶部61に書き換えた後、ステップ140に移る。一方、ステップ120で操作パターンの割付テーブルを受信しない場合は、その判定が満たされず、ステップ140に移る。また、ステップ100で操作パターンの割付テーブルの送信を要求する信号がない場合は、その判定が満たされず、ステップ140に移る。
ステップ140では、パターン通信装置55からカスタムパターンの操作テーブルの送信を要求する信号があるかどうかを判定する。カスタムパターンの操作テーブルの送信を要求する信号がある場合は、ステップ140の判定が満たされ、ステップ150に移る。ステップ150では、記憶部61に記憶保持されたカスタムパターンの操作テーブルをパターン通信装置55に送信する。そして、ステップ160に進み、パターン通信装置55からカスタムパターンの操作テーブルを受信したかどうかを判定する。カスタムパターンの操作テーブルを受信した場合は、ステップ160の判定が満たされ、ステップ170に移る。ステップ170では、受信したカスタムパターンの操作テーブルを記憶部61に書き換えた後、ステップ180の操作パターン設定処理に移る。一方、ステップ160でカスタムパターンの操作テーブルを受信しない場合は、その判定が満たされず、ステップ180の操作パターン設定処理に移る。また、ステップ140でカスタムパターンの操作テーブルの送信を要求する信号がない場合は、その判定が満たされず、ステップ180の操作パターン設定処理に移る。
図10に示す操作パターン設定処理では、まずステップ181で、パターン切換スイッチ44a〜44dのいずれか1つとセットスイッチ45からの信号が同時入力されたかどうかを判定する。同時入力された場合は、ステップ181の判定が満たされ、ステップ182に移る。ステップ182では、対応するパターン表示灯(46a〜46dのいずれか1つ)に点滅信号を出力して点滅させる。そして、ステップ183に進み、パターン切換スイッチ及びセットスイッチ45からの信号が同時入力された状態が規定時間を経過したかどうかを判定する。
同時入力された状態が規定時間を経過した場合は、ステップ183の判定が満たされ、ステップ184に移る。ステップ184では、記憶部61に記憶保持された操作パターンの割付テーブルに基づいて操作パターンを設定し(すなわち操作パターンフラグFを書き換え)、ステップ185に進んで、対応するパターン表示灯に点灯信号を出力して点灯させる。すなわち、上述した図8に示す操作パターンの割付テーブルにおいては、1つめのパターン切換スイッチ44a及びセットスイッチ45からの信号が同時入力された状態が規定時間を経過すると、操作パターンフラグをF=A(操作パターンA)に書き換え、対応するパターン表示灯46aに点灯信号を出力して点灯させる。
そして、ステップ186に進み、操作パターンフラグFに応じて操作パターンの操作テーブルを記憶部61から読み込み、この操作テーブルに基づいて操作レバー装置37L,37Rからの操作信号に対し所定の演算処理を行い、生成した駆動信号を対応する電磁比例弁(47A,47B〜50A,50Bのいずれか)に出力する。このようなステップ180の操作パターン設定処理が終了すると、ステップ100に戻って上記同様の手順を繰り返す。
図11において、パターン通信装置55は電源がON状態になると、ますステップ200で、表示部56にメニュー画面70を表示する(図14参照、なお、カーソル操作部57a及びボタン操作部75b,75cの入力操作等によりメニュー画面70を呼び出してもよい)。表示部56に表示されたメニュー画面70は、「ボタン割り付け」ボタン71と、「カスタムパターン作成」ボタン72とを備えている。このメニュー画面70において「ボタン割り付け」ボタン71を操作する(例えば、カーソル操作部57aでカーソルを合わせた後にボタン操作部75b,75cでクリックする等。以下、表示部56の各画面中のボタン等の操作についてすべて同様)と、ステップ210の判定が満たされ、ステップ220の割付テーブルの設定処理に移る。
図12に示す割付テーブルの設定処理では、まずステップ221で、操作パターンの割付テーブルを要求する信号をコントローラ52に送信し、コントローラ52から操作パターンの割付テーブルを受信する。その後、ステップ222に進んで、表示部56に操作パターン割付の設定用画面73を表示する(図15(a)参照)。設定用画面73は、1つめのパターン切換スイッチ44aに対し割り付けられた操作パターンを表示する第1のパターン割付領域74aと、2つめのパターン切換スイッチ44bに対し割り付けられた操作パターンを表示する第2のパターン割付領域74bと、3つめのパターン切換スイッチ44cに対し割り付けられた操作パターンを表示する第3のパターン割付領域74cと、4つめのパターン切換スイッチ44dに対し割り付けられた操作パターンを表示する第4のパターン割付領域74dと、「戻る」ボタン75と、「書込」ボタン76とを備えている。このとき、パターン割付領域74a〜74dには、前述のステップ221でコントローラ52から受信した操作パターンの割付テーブルが表示されている。
そして、ステップ223に進んで、操作パターンの割付テーブルを設定入力する。詳細には、設定用画面73においてパターン割付領域74a〜74dのいずれかを操作すると、設定用画面73中に操作パターンA〜F及びカスタム(操作パターンG)が羅列された選択画面77が表示される(図15(b)参照)。図15(b)においては、第2のパターン割付領域74bが操作されて選択画面77が表示されており、さらに選択画面77中の「操作パターンB」を操作すると、選択画面77中の「操作パターンB」が反転表示される。その後、選択画面77が消えて、第2のパターン割付領域74bに「操作パターンB」が表示される(図15(c)参照)。
そして、設定用画面73においてパターン割付領域74a〜74dの設定入力が終了し、「書込」76ボタンを操作すると、ステップ224の判定が満たされ、ステップ225に移る。ステップ225では、上述のように設定入力した操作パターンの割付テーブルをコントローラ52に送信し、ステップ226に進んで、表示部56に終了画面78が表示される(図15(d)参照)。この終了画面78は、「OK」ボタン79を備えるとともに、例えばコントローラ52の再起動を促すメッセージ等が表示されている。そして、終了画面78において「OK」ボタン79を操作すると、ステップ227の判定が満たされ、ステップ220の割付テーブルの設定処理が終了する。その後、ステップ200に戻って上記同様の手順を繰り返す。
また、設定用画面73において「戻る」75ボタンを操作すると、ステップ228の判定が満たされ、ステップ220の割付テーブルの設定処理が終了する。その後、ステップ200に戻って上記同様の手順を繰り返す。
一方、図14のメニュー画面70において「カスタムパターン作成」ボタン72を操作すると、図11のステップ230の判定が満たされ、ステップ240のカスタムパターンの操作テーブル編集処理に移る。
図13に示す操作テーブル編集処理では、まずステップ241で、カスタムパターンの操作テーブルを要求する信号をコントローラ52に送信し、コントローラ52からカスタムパターンの操作テーブルを受信する。その後、ステップ242に進んで、表示部56にカスタムパターンの編集用画面80を表示する(図16(a)参照)。編集用画面80は、左操作レバー36Lの前方向、後方向、左方向、右方向にそれぞれ対応する操作対象を表示する前操作領域81a、後操作領域81b、左操作領域81c、右操作領域81dと、右操作レバー36Rの前方向、後方向、左方向、右方向にそれぞれ対応する操作対象を表示する前操作領域82a、後操作領域82b、左操作領域82c、右操作領域82dと「戻る」ボタン83と、「書込」ボタン84とを備えている。このとき、操作領域80a〜80d,81a〜81dには、前述のステップ241でコントローラ52から受信したカスタムパターンの操作テーブルが表示されている。
そして、ステップ243に進んで、カスタムパターンの操作テーブルを編集入力する。詳細には、編集用画面80において操作領域81a〜81d,82a〜82dのいずれかを操作すると、編集用画面80中に操作対象及びその動作方向若しくは操作対象を選択しない項目(なし)が羅列された選択画面85が表示される(図16(b)参照)。図16(b)においては、右操作レバー36Rの右操作領域82dが操作されて右操作領域82dが反転表示されるとともに選択画面85が表示されており、さらに選択画面85中の「バケット引き」を操作すると、選択画面85中の「バケット引き」が反転表示される。その後、選択画面85が消えて、右操作レバー36Rの右操作領域82dに「バケット引き」が表示される。同様に、右操作レバー36Rの左操作領域82cを操作して表示された選択画面85において「バケット押し」を操作すると、右操作レバー36Rの左操作領域82cに「バケット押し」が表示される(図16(c)参照)。
そして、編集用画面80において操作領域81a〜81d,82a〜82dの編集入力が終了し、「書込」ボタン84を操作すると、ステップ244の判定が満たされ、ステップ245に移る。ステップ245では、上記編集入力したカスタムパターンの操作テーブルをコントローラ52に送信し、ステップ246に進んで、表示部56に終了画面78が表示される(図16(d)参照)。そして、終了画面78において「OK」ボタン79を操作すると、ステップ247の判定が満たされ、ステップ240のカスタムパターンの操作テーブル編集処理が終了する。その後、ステップ200に戻って上記同様の手順を繰り返す。
また、編集用画面80において「戻る」83ボタンを操作すると、ステップ248の判定が満たされ、ステップ240の割付テーブルの設定処理が終了する。その後、ステップ200に戻って上記同様の手順を繰り返す。
なお、上記において、パターン切換スイッチ44a〜44d及びセットスイッチ45は、特許請求の範囲記載の操作パターンの設定を入力可能な設定入力手段を構成し、パターン表示灯46a〜46dは、特許請求の範囲記載の設定入力手段で設定入力された操作パターンを表示する表示手段を構成する。
また、コントローラ52の記憶部61は、設定入力手段で入力可能な複数の操作パターンを記憶保持するパターン記憶手段を構成し、かつ、予め設定された操作パターンを複数通り記憶保持するとともに、スイッチに対する操作パターンの割付を記憶保持するパターン記憶手段を構成する。また、コントローラ52の制御部62が行う図10のステップ184及び186は、設定入力手段で設定入力された操作パターンに基づいて、操作レバー装置からの操作信号に対し駆動信号を生成し、対応する電磁弁に出力する駆動信号生成手段を構成し、コントローラ52の制御部62が行う図9のステップ130及び170は、外部から操作パターンのデータを受信し、この受信したデータをパターン記憶手段に書換える書換手段を構成する。
また、パターン通信装置55が行う図12のステップ222及び223は、建設機械の設定入力手段で入力可能な操作パターンの設定用画面を表示部に表示し、設定入力手段で入力可能な操作パターンを操作部の操作により設定入力する手段を構成する。また、パターン通信装置55が行う図12のステップ224は、設定入力した操作パターンのデータ送信を操作部の操作により指示入力する手段を構成する。また、パターン通信装置55が行う図12のステップ221及び222は、建設機械のパターン記憶手段に記憶保持された設定入力手段で入力可能な操作パターンのデータを受信し、この受信したデータを表示部に表示する手段を構成する。
また、パターン通信装置55が行う図13のステップ242及び243は、表示部に特定の操作パターンの編集用画面を表示し、特定の操作パターンを操作部の操作により編集入力する手段を構成する。また、パターン通信装置55が行う図13のステップ244は、編集入力した特定の操作パターンのデータ送信を前記操作部の操作により指示入力する手段を構成する。また、パターン通信装置55が行う図13のステップ241及び242は、建設機械のパターン記憶手段に記憶保持された特定の操作パターンのデータを受信し、この受信したデータを表示部に表示する手段を構成する。
次に、本実施形態の動作及び作用効果を説明する。
例えばレンタル会社等がユーザに応じて貸し出す油圧ショベルの操作パターンを設定するような場合、手動操作レバー36L,36Rの各操作方向の操作対象をユーザ要望の操作パターンに変更しようとして、操作者がパターン切換スイッチ44a〜44dのいずれか1つとセットスイッチ45を同時入力操作すると、対応する表示灯(46a〜46dのいずれか1つ)が点滅する。そして、操作者がパターン切換スイッチ及びセットスイッチ45の同時入力操作を規定時間継続すると、コントローラ52は記憶部61に記憶保持された操作パターンの割付テーブルに基づいて操作パターンを設定し、対応する表示灯が点灯する。そして、コントローラ52は設定した操作パターンに応じて、記憶部61から操作テーブルを読み込み、その操作テーブルに基づいて操作レバー装置37L,37Rからの操作信号に対し駆動信号を生成し、この駆動信号を対応する電磁比例弁(47A,47B〜50A,50Bのいずれか)に出力する。したがって、油圧ショベルに備えられた4つのパターン切換スイッチ44a〜44dの選択操作により4つの操作パターンに(コントローラ52の記憶部61に記憶保持された操作パターンの割付テーブルで)切り換えることが可能である。
このとき、例えばレンタル会社等で使用する油圧ショベルの切換可能な操作パターン(すなわち操作パターンA〜Gのいずれか)を設定する場合、例えば製造メーカのサービスマン等が油圧ショベルのコントローラ52に例えば通信配線54を介しパターン通信装置55を通信可能に接続し、コントローラ52の記憶部61に記憶保持された操作パターンの割付テーブルをパターン通信装置55の表示部56に表示する。そして、サービスマンがパターン通信装置55で例えばレンタル会社の必要とする操作パターン(の割付テーブル)を設定入力し、この入力したデータをコントローラ52に送信する。これにより、コントローラ52はパターン通信装置55から操作パターンの割付テーブルを受信し、この受信した割付テーブルを記憶部61に書き換える。したがって、パターン通信装置55での入力操作により、油圧ショベルのパターン切換スイッチ44a〜44dで入力可能な4つの操作パターンを設定変更することができ、これにより油圧ショベル側で切換可能な操作パターンを多くとも4つの必要最小限に限定させることができる。
なお、上記一実施形態においては、十字操作式の左・右手動操作レバー36L,36Rの各操作方向と旋回用油圧モータ16、ブーム用油圧シリンダ21、アーム用油圧シリンダ22、バケット用油圧シリンダ23及びそれら動作方向とを対応づけた操作パターンについて説明し、パターン通信装置55でカスタムパターン(操作パターンG)の操作テーブルを編集する構成を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば上記操作パターンに上記スイング用操作ペダル28Rと操作対象であるスイング用油圧シリンダ17の動作方向との組み合わせを追加し、そのような操作テーブルをパターン通信装置55で編集可能としてもよい。図17は、このような変形例におけるパターン通信装置55の表示部56に表示されるカスタムパターンの編集用画面を表す図である。なお、この図17は、上記一実施形態の図16(a)に相当し、同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
この変形例におけるカスタムパターンの編集用画面80’には、スイング用操作ペダル28Rの左踏込み方向及び右踏込み方向にそれぞれ対応する操作対象を表示する左操作領域86a及び右操作領域86bを備えている。そして、この操作領域86a又は86bを操作しても(例えば、カーソル操作部57aでカーソルを合わせた後にボタン操作部75b,75cでクリックする等)、編集用画面80’中に選択画面85’(図示しないが、上記内容に加えスイング左・スイング右が追加される)が表示されて、上記一実施形態同様、カスタムパターンの操作テーブルを編集する。このような変形例においても、上記一実施形態同様の効果を得ることができる。
また、上記一実施形態においては、スイング式の油圧ショベルを例にとって説明したが、これに限られず、例えばオフセット式の油圧ショベルに適用してもよいことは言うまでもない。また、オフセット式の油圧ショベルにおいては、上記一変形例同様、パターン通信装置55でのカスタムパターンの編集用画面に、オフセット用操作ペダルの左踏込み方向及び右踏込み方向にそれぞれ対応する操作対象を表示する左操作領域及び右操作領域を追加してもよい。この場合にも、上記同様の効果を得ることができる。
なお、上記一実施形態においては、油圧ショベルの表示手段として、切換スイッチ44a〜44dに対応するパターン表示灯46a〜46dを設け、設定入力したパターン切換スイッチに対応するパターン表示灯を点灯させる構成を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば設定した操作パターンを文字表示する液晶表示装置等を設け、操作パターンの種類を直接認識するような構成としてもよい。この場合も、上記同様の効果を得ることができる。
本発明の建設機械の操作パターン切換装置が適用される小型の油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。 本発明の建設機械の操作パターン切換装置が適用される小型の油圧ショベルの全体構造を表す上面図である。 図1中矢印III方向から見た矢視俯瞰図である。 本発明の建設機械の操作パターン切換装置の一実施形態を構成するパターン切換モニタの全体構造を表す外観図である。 本発明の建設機械の操作パターン切換システムの一実施形態を関連する油圧駆動装置の要部構成とともに表す回路図である。 本発明の建設機械の操作パターン切換システムの一実施形態を構成するコントローラ及びパターン通信装置の制御に係わる詳細機能を周辺機器と併せて表すブロック図である。 本発明の建設機械の操作パターン切換システムの一実施形態を構成するコントローラの記憶部に記憶された操作パターンの操作テーブルの詳細を一例として表す図である。 本発明の建設機械の操作パターン切換システムの一実施形態を構成するコントローラの記憶部に記憶された操作パターンの割付テーブルの詳細を一例として表す図である。 本発明の建設機械の操作パターン切換システムの一実施形態を構成するコントローラの制御処理内容を表すフローチャートである。 本発明の建設機械の操作パターン切換システムの一実施形態を構成するコントローラの操作パターン設定における制御処理内容を表すフローチャートである。 本発明の建設機械の操作パターン切換システムの一実施形態を構成するパターン通信装置の制御処理内容を表すフローチャートである。 本発明の建設機械の操作パターン切換システムの一実施形態を構成するパターン通信装置の操作パターンの割付テーブル設定における制御処理内容を表すフローチャートである。 本発明の建設機械の操作パターン切換システムの一実施形態を構成するパターン通信装置のカスタムパターンの操作テーブル編集における制御処理内容を表すフローチャートである。 本発明の建設機械の操作パターン切換システムの一実施形態を構成するパターン通信装置の表示部に表示されるメニュー画面を表す図である。 本発明の建設機械の操作パターン切換システムの一実施形態を構成するパターン通信装置の表示部に表示される操作パターン割付の設定用画面を表す図である。 本発明の建設機械の操作パターン切換システムの一実施形態を構成するパターン通信装置の表示部に表示されるカスタムパターンの編集用画面を表す図である。 本発明の建設機械の操作パターン切換システムの一変形例を構成するパターン通信装置の表示部に表示されるカスタムパターンの編集用画面を表す図である。
符号の説明
16 旋回用油圧モータ
21 ブーム用油圧シリンダ
22 アーム用油圧シリンダ
23 バケット用油圧シリンダ
37L,37R 操作レバー
38L,38R 操作レバー装置
44a〜44d パターン切換スイッチ(設定入力手段)
45 セットスイッチ(設定入力手段)
46a〜46d パターン表示灯(表示手段)
40 油圧ポンプ
47 旋回用コントロールバルブ
48 ブーム用コントロールバルブ
49 アーム用コントロールバルブ
50 バケット用コントロールバルブ
47A,47B〜50A,50B 電磁比例弁
52 コントローラ(パターン記憶手段、駆動信号生成手段、書換手段)
55 パターン通信装置
56 表示部
57a カーソル操作部
57b,57c ボタン操作部
73 操作パターン割付の設定用画面
80 カスタムパターンの編集用画面

Claims (8)

  1. 複数の油圧アクチュエータと、油圧ポンプと、この油圧ポンプから前記油圧アクチュエータへの圧油の流れを制御する油圧パイロット式の複数のコントロールバルブと、前記コントロールバルブへのパイロット圧を制御する電磁弁と、複数の方向に操作可能な少なくとも1つの操作レバーを備え、この操作レバーの操作方向及び操作量に応じた操作信号を出力する操作レバー装置とを有する建設機械に設けられ、前記操作レバーの操作方向と前記油圧アクチュエータ及びその動作方向とを対応づける操作パターンを切り換える建設機械の操作パターン切換装置において、
    操作パターンの設定を入力可能な設定入力手段と、
    前記設定入力手段で入力可能な複数の操作パターンを記憶保持するパターン記憶手段と、
    前記設定入力手段で設定入力された操作パターンに応じて、前記操作レバー装置からの前記操作信号に対し駆動信号を生成し、対応する前記電磁弁に出力する駆動信号生成手段と、
    外部から操作パターンのデータを受信し、この受信したデータを前記パターン記憶手段に書換える書換手段とを備えることを特徴とする建設機械の操作パターン切換装置。
  2. 請求項1記載の建設機械の操作パターン切換装置において、前記設定入力手段は、操作パターンをそれぞれ入力可能な複数のスイッチを有し、前記パターン記憶手段は、予め設定された操作パターンを複数通り記憶保持するとともに、前記スイッチに対する操作パターンの割り付けを記憶保持することを特徴とする建設機械の操作パターン切換装置。
  3. 請求項1又は2記載の建設機械の操作パターン切換装置において、前記設定入力手段で設定入力された操作パターンを表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする建設機械の操作パターン切換装置。
  4. 複数の油圧アクチュエータと、油圧ポンプと、この油圧ポンプから前記油圧アクチュエータへの圧油の流れを制御する油圧パイロット式の複数のコントロールバルブと、前記コントロールバルブへのパイロット圧を制御する電磁弁と、複数の方向に操作可能な少なくとも1つの操作レバーを備え、この操作レバーの操作方向及び操作量に応じた操作信号を出力する操作レバー装置と、前記操作レバーの操作方向と前記油圧アクチュエータ及びその動作方向とを対応づける操作パターンの設定を入力可能な設定入力手段と、この設定入力手段で入力可能な複数の操作パターンを記憶保持するパターン記憶手段と、前記設定入力手段で設定入力された操作パターンに基づいて、前記操作レバー装置からの前記操作信号に対し駆動信号を生成し、対応する前記電磁弁に出力する駆動信号生成手段と、外部から操作パターンのデータを受信し、この受信したデータを前記パターン記憶手段に書換える書換手段とを備えた建設機械と、
    前記操作パターンのデータを建設機械側に送信するパターン通信装置とを有することを特徴とする建設機械の操作パターン切換システム。
  5. 請求項4記載の建設機械の操作パターン切換システムにおいて、前記パターン通信装置は、表示部及び操作部と、前記建設機械の前記設定入力手段で入力可能な操作パターンの設定用画面を前記表示部に表示し、前記設定入力手段で入力可能な操作パターンを前記操作部の操作により設定入力する手段と、この設定入力した操作パターンのデータ送信を前記操作部の操作により指示入力する手段とを有することを特徴とする建設機械の操作パターン切換システム。
  6. 請求項5記載の建設機械の操作パターン切換システムにおいて、前記パターン通信装置は、前記建設機械の前記パターン記憶手段に記憶保持された前記設定入力手段で入力可能な操作パターンのデータを受信し、この受信したデータを前記表示部に表示する手段をさらに有することを特徴とする建設機械の操作パターン切換装置。
  7. 請求項4記載の建設機械の操作パターン切換システムにおいて、前記パターン通信装置は、表示部及び操作部と、前記表示部に特定の操作パターンの編集用画面を表示し、特定の操作パターンを前記操作部の操作により編集入力する手段と、この編集入力した特定の操作パターンのデータ送信を前記操作部の操作により指示入力する手段とを有することを特徴とする建設機械の操作パターン切換装置。
  8. 請求項7記載の建設機械の操作パターン切換システムにおいて、前記パターン通信装置は、前記建設機械の前記パターン記憶手段に記憶保持された前記特定の操作パターンのデータを受信し、この受信したデータを前記表示部に表示する手段をさらに有することを特徴とする建設機械の操作パターン切換装置。
JP2004080542A 2004-03-19 2004-03-19 建設機械の操作パターン切換装置及び建設機械の操作パターン切換システム Expired - Fee Related JP4386265B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004080542A JP4386265B2 (ja) 2004-03-19 2004-03-19 建設機械の操作パターン切換装置及び建設機械の操作パターン切換システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004080542A JP4386265B2 (ja) 2004-03-19 2004-03-19 建設機械の操作パターン切換装置及び建設機械の操作パターン切換システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005264613A true JP2005264613A (ja) 2005-09-29
JP4386265B2 JP4386265B2 (ja) 2009-12-16

Family

ID=35089449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004080542A Expired - Fee Related JP4386265B2 (ja) 2004-03-19 2004-03-19 建設機械の操作パターン切換装置及び建設機械の操作パターン切換システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4386265B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009041314A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の走行制御装置
CN102859163A (zh) * 2010-03-05 2013-01-02 洋马株式会社 发动机装置
JP2013023982A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Kubota Corp 作業機及び作業機の設定変更システム
JP2013227983A (ja) * 2013-06-26 2013-11-07 Yanmar Co Ltd エンジン装置
JP2013241936A (ja) * 2013-06-26 2013-12-05 Yanmar Co Ltd エンジン装置
CN104954596A (zh) * 2011-07-25 2015-09-30 株式会社久保田 作业机以及作业机的设定变更系统
CN110199066A (zh) * 2016-10-20 2019-09-03 沃尔沃建筑设备公司 用于建筑机械的行进控制系统
WO2019187561A1 (ja) * 2018-03-29 2019-10-03 コベルコ建機株式会社 作業機械操縦装置
WO2022210662A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 住友建機株式会社 ショベル及びショベル用表示装置
JP7478595B2 (ja) 2019-06-17 2024-05-07 株式会社クボタ 改善された制御バルブコントローラを備える作業車両

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009041314A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の走行制御装置
US9222428B2 (en) 2010-03-05 2015-12-29 Yanmar Co., Ltd. Engine device
CN102859163A (zh) * 2010-03-05 2013-01-02 洋马株式会社 发动机装置
US10536851B2 (en) 2011-07-25 2020-01-14 Kubota Corporation Working machine and setting change system for working machine
JP2013023982A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Kubota Corp 作業機及び作業機の設定変更システム
CN104954596A (zh) * 2011-07-25 2015-09-30 株式会社久保田 作业机以及作业机的设定变更系统
US9165127B2 (en) 2011-07-25 2015-10-20 Kubota Corporation Working machine, data communcation system for working machine, operation system for working machine, and setting change system for working machine
CN104954596B (zh) * 2011-07-25 2018-03-30 株式会社久保田 作业机以及作业机的设定变更系统
JP2013227983A (ja) * 2013-06-26 2013-11-07 Yanmar Co Ltd エンジン装置
JP2013241936A (ja) * 2013-06-26 2013-12-05 Yanmar Co Ltd エンジン装置
CN110199066A (zh) * 2016-10-20 2019-09-03 沃尔沃建筑设备公司 用于建筑机械的行进控制系统
WO2019187561A1 (ja) * 2018-03-29 2019-10-03 コベルコ建機株式会社 作業機械操縦装置
JP2019173445A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 コベルコ建機株式会社 作業機械操縦装置
CN111757960A (zh) * 2018-03-29 2020-10-09 神钢建机株式会社 工程机械操纵装置
JP7014004B2 (ja) 2018-03-29 2022-02-01 コベルコ建機株式会社 作業機械操縦装置
CN111757960B (zh) * 2018-03-29 2022-05-03 神钢建机株式会社 工程机械操纵装置
US11898322B2 (en) 2018-03-29 2024-02-13 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Working machine control device
JP7478595B2 (ja) 2019-06-17 2024-05-07 株式会社クボタ 改善された制御バルブコントローラを備える作業車両
WO2022210662A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 住友建機株式会社 ショベル及びショベル用表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4386265B2 (ja) 2009-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9670939B2 (en) Operation control system
CN109863273B (zh) 用于定义升降臂的操作区域的系统和方法
JP4386265B2 (ja) 建設機械の操作パターン切換装置及び建設機械の操作パターン切換システム
JP4922104B2 (ja) 旋回作業機
CN105209692A (zh) 作业车辆
WO1999058771A1 (fr) Machine de construction
KR100656036B1 (ko) 건설기계
CN111373102A (zh) 挖掘机乘用升降机
JP3999149B2 (ja) 建設機械の操作パターン切換装置
JP2007332563A (ja) 建設機械の操作系制御装置
JP3897666B2 (ja) 建設機械の操作装置
JP3974866B2 (ja) 建設機械の操作パターン切換装置
JP4467464B2 (ja) 建設機械の制御装置及び建設機械の操作補正制御システム
JP2007092285A (ja) 作業機
JP3902098B2 (ja) 建設機械の操作装置
JP3934072B2 (ja) 建設機械の操作パターン切換装置
JP3779919B2 (ja) 建設機械の操作装置
JP4494305B2 (ja) 建設機械の盗難防止装置
JP2004270363A (ja) 建設機械の操作パターン切換装置
JP2008101343A (ja) 建設機械の無線操縦装置
JP7381817B2 (ja) 作業機械用操作機構、及び、それを備えた作業機械
JP7360581B2 (ja) 作業機械用操作機構、及び、それを備えた作業機械
WO2024106536A1 (ja) 積込機械の制御装置、遠隔制御装置および制御方法
JP2004107938A (ja) 建設機械の操作装置
JP2000034744A (ja) 建設機械

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090924

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees