JP2005264539A - 屋根の排水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドレーン管が閉塞したことが屋根の上に上がらなくてもわかる屋根の排水構造を提供する。
【解決手段】屋根20の上面に排水口を有するドレーン管41とともに、側壁30の屋根20側の面に流入孔を有するオーバーフロー管43を設けた排水構造である。屋根20の上に降った雨水は通常、屋根20に埋設されたドレーン管41から排水されるが、ドレーン管41が閉塞したときは、側壁30に埋設されたオーバーフロー管43から排水される。このため、オーバーフロー管43を見ることでドレーン管41が閉塞しているか否かを知ることができる。また、ドレーン管41が閉塞した場合でも、雨水がオーバーフロー管43から排水されるので、側壁30で囲まれた屋根20の上に雨水が必要以上に溜まることがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、外周を側壁で囲まれた屋根の排水構造に関する。
例えばベランダ、バルコニーや屋上等の、屋根の縁に側壁が設けられた構造における、雨水等を排水する排水構造としては、屋根の上面に排水口を有するドレーン管を埋設するものが一般的である。また、側壁の屋根と近接する位置に水平方向に貫通孔を設け、当該貫通孔から雨水等を排水するものもある(特許文献1参照)。
特許第3045675号明細書
上記の排水構造では、ドレーン管や貫通孔が落ち葉等により閉塞することがある。ベランダやバルコニーの場合には、ドレーン管や貫通孔が閉塞して雨水等の排水が溜まることを目視で確認することができ、直ちに閉塞物を除去することができる。
しかし、屋根の外周部が側壁で囲まれている場合には、階下からドレーン管が閉塞したことを確認することができなかった。また、屋根に上がり、屋根の上から目視で確認することは、一般の家屋では困難である。
また、側壁に貫通孔を設けた場合には、降雨時に貫通孔から排水されなくなることで貫通孔が閉塞したことがわかる。しかし、オーバーフロー管が閉塞していない時には、降雨時に常にオーバーフロー管から排水されることとなり、見た目が悪いことに加え、直下の外壁面に水が流れた跡が汚れとして残る問題もある。
本発明の課題は、ドレーン管が閉塞したことが屋根の上に上がらなくてもわかる屋根の排水構造を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、図1に示すように、外周に側壁30が設けられた屋根の排水構造であって、屋根20の上面に排水口を有するドレーン管41と、側壁30の屋根20側の面に流入孔を有するオーバーフロー管43とからなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、屋根20の上面に排水口を有するドレーン管41とともに、側壁30の屋根20側の面に流入孔を有するオーバーフロー管43を設けたため、屋根20の上に降った雨水は通常、屋根20に埋設されたドレーン管41から排水され、ドレーン管41が閉塞したときは、側壁30に埋設されたオーバーフロー管43から排水される。このため、オーバーフロー管43を見ることでドレーン管41が閉塞しているか否かを知ることができる。また、ドレーン管41が閉塞した場合でも、雨水がオーバーフロー管43から排水されるので、側壁30で囲まれた屋根20の上に雨水が必要以上に溜まることがない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の屋根の排水構造であって、前記オーバーフロー管43に流入した水が流出する流出口は側壁30の外周面に設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、オーバーフロー管43に流入した水が流出する流出口を側壁30の外周面に設けることで、流出口を屋外から容易に観察することができ、オーバーフロー管43から流出する水を屋外から目視で観察してドレーン管41が閉塞したことを知ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の屋根の排水構造であって、1本の前記ドレーン管41に対して1本の前記オーバーフロー管43が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、1本のドレーン管41に対して1本のオーバーフロー管43を設けることで、いずれかのドレーン管41が閉塞したときには、対応するオーバーフロー管43から排水されるため、どのドレーン管41が閉塞したかを直ちに知ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の屋根の排水構造であって、各オーバーフロー管43は各ドレーン管41の直近位置に設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、各オーバーフロー管43を各ドレーン管41の直近位置に設けることで、オーバーフロー管43から排水されたときに、閉塞したドレーン管41の位置を直ちに知ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の屋根の排水構造であって、前記オーバーフロー管43は前記排水口よりも15〜25cm上部に設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、オーバーフロー管43を排水口よりも15〜25cm上部に設けることで、ドレーン管41の排水能力を超える降水量の時にも、直ちにオーバーフロー管43から雨水が流出することがない。
本発明によれば、屋根の上面に排水口を有するドレーン管とともに、側壁の屋根側の面に流入孔を有するオーバーフロー管を設けたため、屋根上に降った雨水は通常、屋根に埋設されたドレーン管から排水され、ドレーン管が閉塞したときは、側壁に埋設されたオーバーフロー管から排水される。このため、オーバーフロー管を見ることでドレーン管が閉塞しているか否かを知ることができる。また、ドレーン管が閉塞した場合でも、雨水がオーバーフロー管から排水されるので、側壁で囲まれた屋根の上に雨水が必要以上に溜まることがない。
また、オーバーフロー管に流入した水が流出する流出口を側壁の外周面に設けることで、流出口を屋外から容易に観察することができ、オーバーフロー管から流出する水を屋外から目視で観察してドレーン管が閉塞したことを知ることができる。
さらに、1本のドレーン管に対して1本のオーバーフロー管を設けることで、いずれかのドレーン管が閉塞したときには、対応するオーバーフロー管から排水されるため、どのドレーン管が閉塞したかを直ちに知ることができる。
特に、各オーバーフロー管を各ドレーン管の直近位置に設けることで、オーバーフロー管から排水されたときに、閉塞したドレーン管の位置を直ちに知ることができる。
また、オーバーフロー管を排水口よりも15〜25cm上部に設けることで、ドレーン管の排水能力を超える降水量の時にも、直ちにオーバーフロー管から雨水が流出することがなくなり、ドレーン管が閉塞しているか否かを見極めることができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の屋根の排水構造が設けられた建物の屋上部分を示す鉛直断面図である。なお、この建物は、矩形の枠材に面材を接合してパネル材を形成し、パネル材からなる壁材や床材を組み立てて建物躯体を形成するパネル工法により形成されている。
図1において、建物の外壁10を構成する壁パネル11の内壁面の上端には、屋根支持材12が取り付けられている。屋根支持材12は屋根パネル21を支持している。また、壁パネル11の上端には、側壁パネル31が接続されている。
屋根パネル21の側壁30側の端部の枠材には、図示しない切欠きが設けられている。切欠きは、屋根裏換気をするための換気路となる。
屋根パネル21と側壁パネル31との間には、桁材22が設けられている。桁材22は、屋根パネル21が受ける水平方向の力を側壁パネル31へ伝達する。
側壁パネル31の下部の、屋根パネル21の切欠きと対向する内周面には、換気穴32が設けられている。なお、桁材22は屋根パネル21の切欠きと、側壁パネル31の換気穴32との間には設けられないため、屋根裏換気をするための換気路が確保される。
また、側壁パネル31の外周面の上部には、換気スリット33が設けられている。換気スリット33には、雨水の浸入を防ぐスリット部材34が設けられている。屋根裏の空気は、屋根パネル21の切欠き、側壁パネル31の換気穴32、及び換気スリット33を通じて排気することができる。
屋根パネル21の上面の側壁30に沿った部分には、樋先調整材23が敷設されている。樋先調整材23は、上部に敷設される合板246の傾斜を調整し、側壁30に向かって下方向に傾斜した屋根20の側壁30に沿った部分に、水が溜まらないように高くしている。
屋根パネル21の上面及び樋先調整材23の上部には、合板246が敷設されている。合板246は屋根パネル21を屋根20が受ける荷重から保護している。
また、側壁パネル31の上端から内周面、合板246の上面にかけて、防水シート25aが貼り付けられている。同様に、側壁パネル31の上端から外周面、壁パネル11の外壁10面にかけても、防水シート25bが貼り付けられている。ここで、防水シート25a、25bとしては、塩化ビニルシートや、日東電工株式会社製の全天シート(登録商標)等を用いることができる。
側壁パネル31の外周面、及び壁パネル11の外壁10面に貼り付けられた防水シート25bの外側には、外壁材36を固定する胴縁材35が設けられ、胴縁材35により外壁材36が固定されている。また、側壁パネル31の上端には、外壁材36と防水シート25bとの間に水が浸入するのを防ぐ笠木37が取り付けられている。換気スリット33から排気された空気は、外壁材36と笠木37との間、または側壁パネル31の内周面に貼り付けられた防水シート25aと笠木37との間から放出される。
屋根パネル21、軒先調整材、合板246、及び防水シート25aからなる屋根20には、ドレーン管41が埋設されている。ドレーン管41の上端には排水口が設けられている。排水口の外周部は防水シート7と水密に接合されている。また、ドレーン管41の上端には、ドレーン管41内部へのゴミの流入を防ぐルーフドレーン42が設けられている。
なお、ドレーン管41の内径は75mm以上であることが好ましい。ドレーン管41の内径が75mm以上であると、ドレーン管41と屋根20の表面の防水シート25aとの接合部が経年劣化し、漏水が生じた場合にも、ドレーン管41内部に外径75mm以下(例えば50mm)の代替ドレーン管41を挿入し、代替ドレーン管41と防水シート25aとを接合することで、屋根20に埋設したドレーン管41を撤去せずに容易に漏水を防ぐことができる。
ドレーン管41は屋根20裏でほぼ直角に屈曲し、壁パネル11、防水シート25b及び外壁材36を貫通し、外壁材36の外側に取り付けられた竪樋45に連通している。屋根20の上に降った雨水は、ルーフドレーン42からドレーン管41に流入し、竪樋45を通じて排水される。
また、防水シート25a、25b、側壁パネル31、及び外壁材36からなる側壁30には、オーバーフロー管43が埋設されている。オーバーフロー管43は側壁30を貫通しており、側壁30の屋根20側の内周面に流入口が設けられている。流入口の外周部は防水シート7と水密に接合されている。
側壁30の外周面に設けられたオーバーフロー管43の端部は流出口となっている。流出口にはオーバーフロー管キャップ44が取り付けられている。オーバーフロー管キャップ44は、外壁材36とオーバーフロー管43とを水密に接合する。オーバーフロー管43の排出口は側壁30の外周面に設けられているため、屋外から容易に観察することができる。
上記の排水構造では、屋根20の上に降った雨水は通常、屋根20に埋設されたドレーン管41から排水される。しかし、ドレーン管41が閉塞したときは、側壁30に埋設されたオーバーフロー管43から排水される。
ドレーン管41が閉塞して水位がオーバーフロー管43の流入口の位置に達している場合には、雨が降り始めてからすぐにオーバーフロー管43から雨水が流出するため、ドレーン管41が閉塞しているか否かを見極めることができる。また、ドレーン管41が閉塞した場合でも、雨水がオーバーフロー管43から排水されるので、側壁30で囲まれた屋根20の上に雨水が必要以上に溜まることがない。
なお、オーバーフロー管43はドレーン管41の排水口よりも5〜30cm上部に設けられていることが望ましく、15〜25cm上部に設けられていることがより好ましい。オーバーフロー管43が排水口よりも5〜30cm上部に設けられている場合には、ドレーン管41の排水能力を超える降水量の時にも、直ちにオーバーフロー管43から雨水が流出することがない。一方、30cm以上高い位置に設けた場合には、ドレーン管41の排水能力を超える降水量の時や、ドレーン管41が閉塞した時に、多量の雨水が溜まってしまい、好ましくない。
また、オーバーフロー管43は、1本のドレーン管41に対して1本ずつ設けることが好ましい。1本のドレーン管41に対してオーバーフロー管43を1本設けることで、オーバーフロー管43から排水される様子を見てどのドレーン管41が閉塞されているかを見分けることができる。
また、オーバーフロー管43は、ドレーン管41の近位置に設けることが好ましい。オーバーフロー管43とドレーン管41とが離れた位置にあると、屋根20に登らないとドレーン管41の位置がわからないが、一般の家屋は屋根20に登ることが困難である。オーバーフロー管43が、ドレーン管41の近位置に設けられていると、オーバーフロー管43から排水されたときに、閉塞したドレーン管41の位置を直ちに知ることができる。
なお以上の実施の形態においては、オーバーフロー管43が側壁パネル31を鉛直に貫通する構造としたが、側壁パネル31の内部で屈曲していてもよい。また、ドレーン管41が屋根裏で屈曲し、外壁10を貫通して竪樋45に接続する構造としたが、外壁10を貫通させなくともよい。その他具体的な細部構造についても適宜変更可能であることはもちろんである。
本発明の屋根の排水構造を示す鉛直断面図である。
符号の説明
20 屋根
30 側壁
41 ドレーン管
43 オーバーフロー管

Claims (5)

  1. 外周に側壁が設けられた屋根の排水構造であって、屋根の上面に排水口を有するドレーン管と、側壁の屋根側の面に流入孔を有するオーバーフロー管とからなることを特徴とする屋根の排水構造。
  2. 前記オーバーフロー管に流入した水が流出する流出口は側壁の外周面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の屋根の排水構造。
  3. 1本の前記ドレーン管に対して1本の前記オーバーフロー管が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の屋根の排水構造。
  4. 各オーバーフロー管は各ドレーン管の直近位置に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の屋根の排水構造。
  5. 前記オーバーフロー管は前記排水口よりも15〜25cm上部に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の屋根の排水構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009270391A (ja) * 2008-05-12 2009-11-19 Asahi Kasei Homes Co パラペット構造

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