JP2005264474A - 梁と柱の接合構造 - Google Patents

梁と柱の接合構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2005264474A
JP2005264474A JP2004075493A JP2004075493A JP2005264474A JP 2005264474 A JP2005264474 A JP 2005264474A JP 2004075493 A JP2004075493 A JP 2004075493A JP 2004075493 A JP2004075493 A JP 2004075493A JP 2005264474 A JP2005264474 A JP 2005264474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
joint structure
joined
steel pipe
reinforcing plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004075493A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihisa Yoshida
文久 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Daiwa House Industry Co Ltd
Priority to JP2004075493A priority Critical patent/JP2005264474A/ja
Publication of JP2005264474A publication Critical patent/JP2005264474A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

【課題】 増厚補強された角型鋼管柱を用いながら梁と外壁との距離を短くでき、しかも所望強度も確保された梁と鋼管柱との接合構造を提供する。
【解決手段】 本発明は梁3と柱1の接合構造であって、梁3はH型鋼とされて柱1の増厚補強部2に偏心させて溶接接合され、その偏心された側のフランジ側面が基端部が柱1の増厚補強部2に溶接接合された補強板4により補強されてなるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は梁と柱の接合構造に関する。さらに詳しくは、H型鋼梁とノンダイアフラム形式の鋼管柱との接合構造に関する。
従来より、H型鋼梁と鋼管柱との接合においては、接合部の剛性を高め、梁から鋼管柱への応力伝達が確実になされるよう、一般的にダイアフラムにより接合部の補強をなす通しダイアフラム形式が採用されている。
しかしながら、通しダイアフラム形式は、もともと一体であった角型鋼管柱を切断し、ダイアフラムを挟んで完全溶け込み溶接により再結合するため、柱部材からみて合理的な接合形式とはいえない。また、柱として最大の応力が生ずる部分で溶接接合しなければならないため、溶接部の充分な品質確保がなされなければ、建物に大きな被害を発生させるおそれもある。
かかる通しダイアフラム形式を用いた接合形式の問題点を解消すべく、高周波誘導加熱により角型鋼管柱の板厚を局所的に増厚補強してダイアフラムを省略する接合形式が採用されるようになってきている。
図9および図10にかかる増厚補強された角型鋼管柱における梁との接合部を斜視図で示す。なお、図9は一般部における接合構造100を示し、図10は最上階柱頭部における接合構造120を示す。図中、符号101は柱を示し、符号102は増厚補強部を示し、符号103は仕口を示し、符号104は梁を示し、符号121は柱を示し、符号122は増厚補強部を示し、符号123は仕口を示し、符号124は梁を示し、符号125はトッププレートを示す。
しかるに、この接合構造においては、図9および図10に示すように、柱心と梁心が一致させられている。そのため、柱が建物外周部に位置する場合には、梁と外壁との距離が長くなり、外壁を梁で支持するための構造が複雑になるという問題がある。
増厚補強型柱・梁接合部を用いた半剛接架構設計法に関する研究(鋼構造論文集第1巻第4号(1994年12月))
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みさなれたものであって、増厚補強された角型鋼管柱を用いながら梁と外壁との距離を短くでき、しかも所望強度も確保された梁と鋼管柱との接合構造を提供することを目的としている。
本発明は梁と柱の接合構造であって、前記梁はH型鋼とされ、前記柱は増厚鋼管柱とされ、前記梁が偏心させられて前記柱の増厚補強部に接合され、前記梁の偏心側フランジ側面が補強板により補強されてなることを特徴とする。
本発明の梁と柱の接合構造においては、補強板は概略三角形とされ、その幅広の基端部が増厚補強部に接合され、その側面が梁のフランジ側面に垂直に接合されてなるのが好ましい。
また、本発明の梁と柱の接合構造においては、柱が建物外周部に位置させられ、梁が外壁側に偏心させられてなるのが好ましい。
本発明によれば、柱心と梁心とを偏心させて接合可能となるので、増厚補強がなされた鋼管柱を用いた構造の汎用性の向上が図られるという優れた効果が得られる。また、補強板が接合される鋼管柱の増厚補強部は、熱処理がなされているので、溶接に悪影響を及ぼす冷間加工による残留応力や靭性の低下もなく、溶接の品質が安定し所望強度を有する溶接がなし得るという優れた効果が得られる。
柱が建物外周部に位置させられ、梁が外壁側に偏心させられている本発明の好ましい形態によれば、梁による外壁支持構造が簡素化されてコスト低減および施工の迅速化が図られるという優れた効果が得られる。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
実施形態1
図1〜図4に、本発明の実施形態1に係る梁と鋼管柱との接合構造(以下、単に接合構造という)を示す。なお、この接合構造Kは一般部におけるものである。
接合構造Kは、図1〜図4に示すように、建物の外周部に位置する鋼管柱(角型鋼管柱)1とH型鋼梁3との接合構造であって、H型鋼梁3を外壁側に寄せて鋼管柱1の増厚補強部2に溶接接合するとともに、H型鋼梁3の外壁側フランジ側面を補強板4にて補強してなるものである。つまり、H型鋼梁3の梁心を柱心から所定距離偏心させ、かつ、偏心させたことによる偏心側のフランジの応力集中に起因する損傷のおそれを補強板4にて補強することにより解消してなるものである。
補強板4は概略三角形とされるとともに、所定の補強がなし得るようにその板厚、フランジ側面に沿う長さおよび増厚補強部2に接合される基端部の幅が設定される。例えば、角型鋼管柱1がその増厚補強部2のサイズが416mmx416mm角で32mm板厚であれば、補強板4は、例えば、板厚が19mm、フランジ側面に沿う長さが320mm、基端部の幅が160mmとされる。
補強板4はフランジ側面に垂直に接合、例えば溶接にて接合され、また基端部は角型鋼管柱1の増厚補強部2角部のアールどまり近傍に、例えば突合溶接にて接合される。この溶接は、梁3に生じた応力が確実に柱1に伝達される必要があるところから、確実になされる必要がある。例えば、基端部の柱1への接合は完全溶け込みが要求される。また、フランジ側面との接合は、例えば両側隅肉溶接によりなされる。この場合、フランジ側面に開先加工した後に補強板4を溶接接合してもよい。
このように、この実施形態1によれば、建物外周部に位置する柱1に接合される梁3を外壁との距離を短くして接合しているので、梁3による外壁支持構造が簡素化されてコスト低減および施工の迅速化が図られる。
また、柱心と梁心とを偏心させて接合可能となるので、増厚補強がなされた角型鋼管柱1を用いた構造の汎用性の向上が図られる。
さらに、補強板4が接合される角型鋼管柱1の増厚補強部2角部は、熱処理がなされているので、溶接に悪影響を及ぼす冷間加工による残留応力や靭性の低下もない。そのため、溶接の品質が安定し所望強度を有する溶接がなし得る。
実施形態2
図5〜図8に、本発明の実施形態2に係る梁3と鋼管柱1との接合構造(以下、単に接合構造という)K1を示す。なお、この接合構造K1は最上階柱頭部におけるものである。
接合構造K1は、図5〜図8に示すように、建物の外周部に位置する鋼管柱(角型鋼管柱)1とH型鋼梁3との接合構造であって、H型鋼梁3を外壁側に寄せて鋼管柱1に溶接接合するとともに、H型鋼梁3の下部外壁側フランジ側面を補強板4にて補強してなるものである。つまり、H型鋼梁3の梁心を柱心から所定距離偏心させ、かつ、偏心させたことによる応力集中起因する損傷のおそれを補強板4にて補強することにより解消してなるものである。
なお、補強板は実施形態1の補強板4と同様とされ、またトッププレート5も状来と同様とされているので、それらの構成の詳細な説明は省略する。
このように、実施形態2によれば、実施形態1と同様に、建物外周部に位置する柱1に接合される梁3を外壁との距離を短くして接合しているので、梁3による外壁支持構造が簡素化されてコスト低減および施工の迅速化が図られる。
また、柱心と梁心とを偏心させて接合可能となるので、増厚補強がなされた角型鋼管柱1を用いた構造の汎用性の向上が図られる。
さらに、補強板4が接合される角型鋼管柱1の増厚補強部2角部は、熱処理がなされているので、溶接に悪影響を及ぼす冷間加工による残留応力や靭性の低下もない。そのため、溶接の品質が安定し所望強度を有する溶接がなし得る。
本発明の接合構造は、増厚補強がなされている角型鋼管柱とH型鋼梁との接合に適用できる。
本発明の実施形態1に係る梁と鋼管柱との接合構造の正面図である。 同平面図である。 同背面図である。 同側面図である。 本発明の実施形態2に係る梁と鋼管柱との接合構造の正面図である。 同平面図である。 同背面図である。 同側面図である。 一般部における従来の梁と柱の接合構造の斜視図である。 最上階柱頭部における従来の梁と柱の接合構造の斜視図である。
符号の説明
1 鋼管柱(角型鋼管柱)
2 増厚補強部
3 梁(H型鋼梁)
4 補強板
5 トッププレート
K 梁と柱の接合構造

Claims (3)

  1. 梁と柱の接合構造であって、
    前記梁はH型鋼とされ、
    前記柱は増厚鋼管柱とされ、
    前記梁が偏心させられて前記柱の増厚補強部に接合され、
    前記梁の偏心側フランジ側面が補強板により補強されてなる
    ことを特徴とする梁と柱の接合構造。
  2. 補強板は概略三角形とされ、その幅広の基端部が増厚補強部に接合され、その側面が梁のフランジ側面に垂直に接合されてなることを特徴とする請求項1記載の梁と柱の接合構造。
  3. 柱が建物外周部に位置させられ、梁が外壁側に偏心させられてなることを特徴とする請求項1記載の梁と柱の接合構造。
JP2004075493A 2004-03-17 2004-03-17 梁と柱の接合構造 Withdrawn JP2005264474A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004075493A JP2005264474A (ja) 2004-03-17 2004-03-17 梁と柱の接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004075493A JP2005264474A (ja) 2004-03-17 2004-03-17 梁と柱の接合構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005264474A true JP2005264474A (ja) 2005-09-29

Family

ID=35089312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004075493A Withdrawn JP2005264474A (ja) 2004-03-17 2004-03-17 梁と柱の接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005264474A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014163201A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd 柱頭部柱梁接合部コア付き角形鋼管柱、及びその製造方法
JP2017057665A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 大和ハウス工業株式会社 柱梁接合構造
JP2020056284A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 大和ハウス工業株式会社 架構式構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014163201A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd 柱頭部柱梁接合部コア付き角形鋼管柱、及びその製造方法
JP2017057665A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 大和ハウス工業株式会社 柱梁接合構造
JP2020056284A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 大和ハウス工業株式会社 架構式構造
JP7393861B2 (ja) 2018-09-28 2023-12-07 大和ハウス工業株式会社 架構式構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008121419A (ja) 柱梁の接合構造、柱梁の接合方法
JP2016176216A (ja) 仕口部の接合装置、仕口部の接合構造、及び仕口部の接合方法
JP2010133217A (ja) 鉄骨柱梁接合部梁端強化方法
JP2010261294A (ja) 柱梁接合部構造
JP6432108B2 (ja) 柱梁接合部材および柱梁接合方法
JP2010090595A (ja) 柱と梁の接合構造、梁部材
JP2005264474A (ja) 梁と柱の接合構造
JP4089464B2 (ja) 柱梁の接合構造、柱梁の接合方法
JP3444797B2 (ja) 鋼管柱と鉄骨梁との接合方法
JP6924609B2 (ja) ブレースと柱梁との接合構造
JP2009030357A (ja) 柱と梁の溶接接合構造
JP2003206569A (ja) 複合構造建築物の仕口構造
JP2000045385A (ja) 柱と梁の接合構造
JP2004308168A (ja) 柱梁接合部コアおよび柱梁接合構造
JP3244744U (ja) 建築用鋼製接合構造
JP3990185B2 (ja) 角形鋼管柱とh形鋼梁との接合構造およびその施工方法
JP7193175B1 (ja) コンクリート止め金物
JP2015117486A (ja) 変断面梁
JP7256698B2 (ja) 段差梁の接合構造
JP2007039930A (ja) 構造物の接合構造
JP2567437Y2 (ja) 柱−梁接合用金物
JP5115012B2 (ja) 柱と梁の溶接接合構造
JP2003105856A (ja) スプリットティ接合金物及び柱と梁の接合構造
JP2008175023A (ja) 柱と梁の接合構造
JP2007100383A (ja) 大型鉄骨h型梁の分割構造と組み立て方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605