JP2005263372A - 給紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】載置手段上に載置された媒体の最上面を押さえる媒体押さえ手段を配設することによって、前記載置手段上に載置された前記媒体を給紙方向にばらつかないように押さえることができ、前記載置手段上に載置された前記媒体が給紙方向にばらつくことがなく、給紙不良を防ぐことができるようにする。
【解決手段】媒体を載置する載置手段と、該載置手段上に載置された前記媒体の端部を検出する検出手段と、該検出手段によって前記媒体の端部が検出された後、前記載置手段上に載置された前記媒体の少なくとも一部を上昇させる昇降手段と、該昇降手段によって上昇させられた前記媒体を画像形成装置20内に供給する供給手段と、前記載置手段上に載置された前記媒体の最上面を押さえる媒体押さえ手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、給紙装置に関するものである。
従来、電子写真方式、静電記録方式、磁気方式等の画像形成方式によって記録媒体上に画像を形成するプリンタ、複写機等の画像形成装置には、記録媒体を画像形成装置内に給紙するための給紙装置が設けられている。該給紙装置は、昇降板を備える給紙トレイを有し、該給紙トレイにセットされた記録媒体を昇降板によって昇降させ、前記記録媒体を給紙ローラに接触させて、該給紙ローラの搬送力と給紙ローラ表面の媒体分離ゴムの摩擦とによって、前記記録媒体を1枚ずつ分離して給紙するようになっている。また、前記画像形成装置には、種々の記録媒体、例えば、厚紙を給紙するための給紙トレイとして手挿しトレイが設けられている。該手挿しトレイには、記録媒体の各サイズに対応して、幅方向に記録媒体がずれないように規制するサイドガイドが設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−30658号公報
しかしながら、前記従来の手挿しトレイにおいては、記録媒体を給紙方向に規制するガイドが設けられていないため、薄い記録媒体、サイズの小さな記録媒体等の重量が比較的軽い記録媒体を給紙する場合、昇降板の昇降動作による衝撃等によって、手挿しトレイにセットされた記録媒体が給紙方向とは逆方向に戻されてしまい、正常に給紙されないという問題があった。
本発明は、前記従来の給紙装置の問題点を解決して、載置手段上に載置された媒体の最上面を押さえる媒体押さえ手段を配設することによって、前記載置手段上に載置された前記媒体を給紙方向にばらつかないように押さえることができ、前記載置手段上に載置された前記媒体が給紙方向にばらつくことがなく、給紙不良を防ぐことができる給紙装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の給紙装置においては、媒体を載置する載置手段と、該載置手段上に載置された前記媒体の端部を検出する検出手段と、該検出手段によって前記媒体の端部が検出された後、前記載置手段上に載置された前記媒体の少なくとも一部を上昇させる昇降手段と、該昇降手段によって上昇させられた前記媒体を画像形成装置内に供給する供給手段と、前記載置手段上に載置された前記媒体の最上面を押さえる媒体押さえ手段とを有する。
本発明によれば、給紙装置は、媒体を載置する載置手段と、該載置手段上に載置された前記媒体の端部を検出する検出手段と、該検出手段によって前記媒体の端部が検出された後、前記載置手段上に載置された前記媒体の少なくとも一部を上昇させる昇降手段と、該昇降手段によって上昇させられた前記媒体を画像形成装置内に供給する供給手段と、前記載置手段上に載置された前記媒体の最上面を押さえる媒体押さえ手段とを有する。
この場合、載置手段上に載置された媒体を給紙方向にばらつかないように押さえることができ、載置手段上に載置された媒体が給紙方向にばらつくことがなく、給紙不良を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における給紙装置の主要部品の構成を示す側断面図、図2は本発明の第1の実施の形態における給紙装置の斜視図、図3は本発明の第1の実施の形態における媒体検出センサ周辺の拡大図である。
図に示されるように、本実施の形態における給紙装置10は、画像形成装置20の本体に取り付けられた載置手段としての手挿しトレイ11を有する。そして、該手挿しトレイ11上に媒体としての記録媒体12が載置され、前記画像形成装置20内に供給される。なお、前記手挿しトレイ11の上方には、図1に示されるように、前記画像形成装置20の本体に取り付けられたマルチパーパスフィーダ21が配設されている。該マルチパーパスフィーダ21は、各種の記録媒体12を画像形成装置20内に供給するために、オプションとして使用され、上側の載置手段として前記画像形成装置20の本体に着脱自在に取り付けられている。この場合、前記手挿しトレイ11は下側の載置手段となる。
ここで、前記画像形成装置20は、例えば、電子写真プリンタ、ファクシミリ機、複写機、プリンタ、ファクシミリ機及び複写機の機能を併せ持つ複合機等であるが、いかなる種類の画像形成方式によるものであってもよい。なお、前記画像形成装置20が電子写真方式によって画像を形成するものであるとすると、画像形成装置20内には、図示されない画像形成部として、IDカートリッジが記録媒体12の搬送経路に沿って配設されている。そして、前記IDカートリッジには、像担持体としての感光体ドラム、該感光体ドラムの周囲に配設され、該感光体ドラムの表面に電気を供給して帯電させる帯電ローラ、帯電された感光体ドラムの表面に選択的に光を照射して静電潜像を形成する露光装置が配設される。さらに、現像剤としてのトナーを静電潜像が形成された感光体ドラムの表面に搬送する現像ローラ、及び、前記感光体ドラムの表面に残留したトナーを除去するクリーニングブレードが配設される。また、記録媒体12を搬送する搬送手段としての転写ベルト、前記感光体ドラムと対向させて配設され、転写ベルトによって搬送される記録媒体12にトナー像を転写する転写ローラも配設される。そして、IDカートリッジにおいて、帯電ローラによって感光体ドラムの電荷を蓄える帯電プロセスが行われ、露光装置によって感光体ドラム上の画像データを形成する位置に光を照射する露光プロセスが行われ、現像ローラによって露光された部分にトナーを付着させる現像プロセスが行われ、転写ローラによって現像されたトナーを記録媒体12に転写させる転写プロセスが行われる。なお、記録媒体12上のトナー像を熱及び圧力で定着させる定着プロセスは定着部としての定着器によって行われる。また、前記画像形成装置20は、カラー画像を形成する装置であってもよいし、白黒画像を形成する装置であってもよい。
そして、前記手挿しトレイ11は、記録媒体12を載置するための載置フレーム13を備える。該載置フレーム13は、樹脂をモールド成形することによって成形されており、前記画像形成装置20の本体の外壁カバーになっている。そして、前記載置フレーム13は、前記手挿しトレイ11を使用する場合や、オプションであるマルチパーパスフィーダ21を画像形成装置20の本体に取り付ける場合に開口させるようになっている。また、前記載置フレーム13は、手挿しトレイ11において大きなサイズの記録媒体12を使用することができるようにするために、折り畳み機構、又は、伸縮機構を備える。さらに、図2に示されるように、載置フレーム13は、載置される記録媒体12のサイズに応じて移動可能なサイドガイド33を備える。ここで、載置フレーム13は、図1に示されるように、記録媒体12を画像形成装置20に給紙しやすいように傾斜した状態で配設されるが、水平状態で配設されていてもよい。
また、載置フレーム13の上方には、該載置フレーム13上に載置された記録媒体12の端部を検出する検出手段としての媒体検出センサ27が、回動支点25を中心として回動可能に配設される。前記媒体検出センサ27は、図3に示されるようなフォトセンサ34の赤外線が遮断されることによって、記録媒体12が載置フレーム13上載置されているか否かを判断する。また、記録媒体12が載置されていないときは、センサレバー26の自重によって垂直状態に位置する。
さらに、載置フレーム13の奥側(図1における右側)には、付勢板14が配設され、また、給紙ローラ15及び分離フレーム16から成る供給手段としての用紙分離機構が配設されている。前記付勢板14の上には載置フレーム13上に載置された記録媒体12の奥側の端部、すなわち、先端部が載置される。そして、前記付勢板14は、付勢板支点17に回動可能に取り付けられ、コイルスプリングから成る付勢部材32によって上方向に付勢されている。また、前記付勢板14は、カム機構31によって、付勢部材32の付勢力に抗して、下方向に移動させられる。前記付勢板14、付勢部材32及びカム機構31は昇降手段として機能する。そして、前記付勢板14は、前記カム機構31が作動することによって、記録媒体12を1枚給紙する度に、図1において破線で示される位置まで上昇する。これにより、付勢板14の上に載置されている記録媒体12の先端部が給紙ローラ15に押圧され、最上位の記録媒体12が、給紙ローラ15と分離フレーム16との間を通って、前記画像形成装置20内の搬送路18に供給されるようになっている。
なお、前記用紙分離機構によって、手挿しトレイ11に記録媒体12を複数枚載置しても、該記録媒体12を画像形成装置20内に供給することができる。しかし、前記手挿しトレイ11は、封筒、厚紙等の記録媒体12を載置することを主な目的としたトレイであるため、カセットトレイのように大量の記録媒体12を載置することができない。前記手挿しトレイ11に載置可能な記録媒体12の枚数は、通常、10〜50枚である。
そして、前記マルチパーパスフィーダ21の下部には、媒体押さえ手段としての媒体押さえ部材24が取り付けられている。該媒体押さえ部材24は、ステンレスの丸棒に曲げ加工を施して形成されたものであり、管状の真鍮(ちゅう)から成るおもり23を備える。そして、前記媒体押さえ部材24は、おもり支点22を中心として回動可能に前記マルチパーパスフィーダ21の下部に取り付けられている。これにより、前記媒体押さえ部材24は、おもり23とともに、図1において、矢印で示されるおもりの移動方向に移動することができ、前記おもり23の重量によって、載置フレーム13上に載置された記録媒体12を上から押さえ付ける。すなわち、自重によって記録媒体12の最上面を押さえる。なお、前記媒体押さえ部材24は、図2に示されるように、記録媒体12を左右2ヶ所の曲部で押さえ付けるようになっている。そのため、前記媒体押さえ部材24は、記録媒体12が搬送方向にばらばらにならないようにするガイドとして機能する。
次に、前記構成の給紙装置10の動作について説明する。
まず、記録媒体12を手挿しトレイ11にセットする場合、所望の記録媒体12のサイズに合わせてサイドガイド33を移動させる。そして、1枚又は複数枚の記録媒体12を載置フレーム13上に載置する。このとき、媒体押さえ部材24が載置フレーム13の上面に、曲部の点で接触しているので、記録媒体12を手挿しで載置すると、前記媒体押さえ部材24は、おもり支点22を中心に回動して上方向に移動する。そのため、スムーズに記録媒体12を載置することができる。
そして、該記録媒体12が載置フレーム13上に載置されると、前記記録媒体12の先端部が媒体検出センサ27のセンサレバー26に突き当たり、該センサレバー26を回動支点25を中心にして回動させる。これに伴ない、媒体検出センサ27の回動支点25の上側部分も回動するので、フォトセンサ34の赤外線の遮断が解除され、記録媒体12が載置フレーム13上に載置されたことが検出される。さらに、前記記録媒体12は、その先端部が分離フレーム16の突き当て面に突き当てられることで揃(そろ)えられる。このとき、マルチパーパスフィーダ21の下部に設けられた媒体押さえ部材24によって、記録媒体12を載置フレーム13に押し付けるように負荷がかかっている。そして、前記記録媒体12の載置が媒体検出センサ27によって検出されると、カム機構31が作動して付勢板14が付勢板支点17を中心に回動し、記録媒体12の先端部を押し上げる。
このとき、前記記録媒体12は、媒体検出センサ27が重力によって元の位置に戻ろうとするために、給紙方向とは逆方向に力を受ける。また、付勢板14の上昇に伴なって、前記記録媒体12にはやはり給紙方向とは逆方向に力を受ける。これら2つの力を併せて力F1とする。また、このとき、記録媒体12には媒体押さえ部材24によって力F1に抗する力F2が給紙方向に働く。そして、付勢板14の上昇によって記録媒体12の先端部が給紙ローラ15に接触すると、該給紙ローラ15が図1における矢印の方向に回転して記録媒体12の給紙が開始される。このとき、該記録媒体12が複数枚ある場合は、最上位の記録媒体12と次の記録媒体12とが分離フレーム16と記録媒体12との摩擦力によって分離され、最上位の記録媒体12だけが1枚ずつ給紙される。このとき、該記録媒体12に媒体押さえ部材24によって働く給紙方向とは逆方向の力をF3とすると、F2≧F1、かつ、F3≧F4の関係が成り立つ。
また、本実施の形態においては、画像形成装置20で使用可能な最小の記録媒体12であるA6サイズの記録媒体12を載置フレーム13上に載置した場合であっても、F2≧F1、かつ、F3≧F4の関係が成り立つように、おもり23の重量が3〔g〕に設定されている。しかし、前記画像形成装置20の機種によって使用可能な記録媒体12のサイズは、それぞれ、異なるため、使用可能な記録媒体12のサイズに対して前述したような力の関係が成り立つように、おもり23の重量を適宜変更することができる。
なお、本実施の形態において、前記媒体押さえ部材24は、マルチパーパスフィーダ21の下部に取り付けられているが、前記載置フレーム13に取り付けられていてもよいし、前記画像形成装置20の本体に取り付けられていてもよい。
このように、本実施の形態においては、媒体押さえ部材24を配設することによって、手挿しトレイ11の載置フレーム13上に載置された記録媒体12を給紙方向にばらつかないように押さえることができる。すなわち、媒体押さえ部材24によって、付勢板14の上昇や媒体検出センサ27によって記録媒体12には、給紙方向とは逆方向の力に抗する力が給紙方向に働くので、記録媒体12の先端部が給紙ローラ15に接触するまでの間に載置フレーム13上に載置された記録媒体12が給紙方向にばらつくことがなくなり、給紙不良を防ぐことができる。
また、着脱自在なマルチパーパスフィーダ21に媒体押さえ部材24を取り付けることで、手挿しトレイ11においてジャムが発生した場合でも、マルチパーパスフィーダ21を画像形成装置20の本体から取り外すことによって、媒体押さえ部材24も外れ、手挿しトレイ11の上方は開放されるので、メンテナンスがしやすくなる。
さらに、媒体押さえ部材24は記録媒体12を点で押さえるようにしているので、該記録媒体12との間に働く摩擦範囲を極めて小さく抑えることができ、記録媒体12の載置を容易に行うことができる。また、前記媒体押さえ部材24は、おもり23の重量によっておもり支点22を中心に回動可能となっているので、載置される記録媒体12の枚数に関わらず、載置フレーム13上に載置された最上位の記録媒体12には一定の力が加わり、記録媒体12の供給を安定して行うことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成を有するものは、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図4は本発明の第2の実施の形態における給紙装置の主要部品の構成を示す側断面図、図5は本発明の第2の実施の形態における給紙装置の斜視図、図6は本発明の第2の実施の形態における媒体検出センサ周辺の拡大図である。
本実施の形態においては、図4に示されるように、おもり支点22の位置は、おもり23よりも記録媒体12の搬送方向における上流側(図4における左側)に配設される。
そして、前記手挿しトレイ11は、記録媒体12を載置するための載置フレーム13を備える。該載置フレーム13は、樹脂をモールド成形することによって成形されており、前記画像形成装置20の本体の外壁カバーになっている。そして、前記載置フレーム13は、前記手挿しトレイ11を使用する場合や、オプションであるマルチパーパスフィーダ21を画像形成装置20の本体に取り付ける場合に開口させるようになっている。また、前記載置フレーム13は、手挿しトレイ11において大きなサイズの記録媒体12を使用することができるようにするために、折り畳み機構、又は、伸縮機構を備える。さらに、図5に示されるように、載置フレーム13は、載置される記録媒体12のサイズに応じて移動可能なサイドガイド33を備える。ここで、載置フレーム13は、図4に示されるように、記録媒体12を画像形成装置20に給紙しやすいように傾斜した状態で配設されるが、水平状態で配設されていてもよい。
また、載置フレーム13の上方には、該載置フレーム13上に載置された記録媒体12を検出する媒体検出センサ27が、回動支点25を中心として回動可能に配設される。前記媒体検出センサ27は、図6に示されるようなフォトセンサ34の赤外線が遮断されることによって、記録媒体12が載置フレーム13上載置されているか否かを判断する。また、記録媒体12が載置されていないときは、センサレバー26の自重によって垂直状態に位置する。
さらに、載置フレーム13の奥側(図4における右側)には、付勢板14が配設され、また、給紙ローラ15及び分離フレーム16から成る用紙分離機構が配設されている。前記付勢板14の上には載置フレーム13上に載置された記録媒体12の奥側の端部、すなわち、先端部が載置される。そして、前記付勢板14は、付勢板支点17に回動可能に取り付けられ、コイルスプリングから成る付勢部材32によって上方向に付勢されている。また、前記付勢板14は、カム機構31によって、付勢部材32の付勢力に抗して、下方向に移動させられる。そして、前記付勢板14は、前記カム機構31が作動することによって、記録媒体12を1枚給紙する度に、図4において破線で示される位置まで上昇する。これにより、付勢板14の上に載置されている記録媒体12の先端部が給紙ローラ15に押圧され、最上位の記録媒体12が、給紙ローラ15と分離フレーム16との間を通って、前記画像形成装置20内の搬送路18に供給されるようになっている。
なお、前記用紙分離機構によって、手挿しトレイ11に記録媒体12を複数枚載置しても、該記録媒体12を画像形成装置20内に供給することができる。しかし、前記手挿しトレイ11は、封筒、厚紙等の記録媒体12を載置することを主な目的としたトレイであるため、カセットトレイのように大量の記録媒体12を載置することができない。前記手挿しトレイ11に載置可能な記録媒体12の枚数は、通常、10〜50枚である。
そして、前記マルチパーパスフィーダ21の下部には、媒体押さえ部材24が取り付けられている。該媒体押さえ部材24は、ステンレスの丸棒に曲げ加工を施して形成されたものであり、管状の真鍮から成るおもり23を備える。そして、前記媒体押さえ部材24は、おもり支点22を中心として回動可能に前記マルチパーパスフィーダ21の下部に取り付けられている。これにより、前記媒体押さえ部材24は、おもり23とともに、図4において、矢印で示されるおもりの移動方向に移動することができ、前記おもり23の重量によって、載置フレーム13上に載置された記録媒体12を上から押さえ付ける。なお、前記媒体押さえ部材24は、図5に示されるように、記録媒体12を左右2ヶ所の曲部で押さえ付けるようになっている。そのため、前記媒体押さえ部材24は、記録媒体12が搬送方向にばらばらにならないようにするガイドとして機能する。
次に、本実施の形態における給紙装置10の動作について説明する。
まず、記録媒体12を手挿しトレイ11にセットする場合、所望の記録媒体12のサイズに合わせてサイドガイド33を移動させる。そして、1枚又は複数枚の記録媒体12を載置フレーム13上に載置する。このとき、媒体押さえ部材24が載置フレーム13の上面に、曲部の点で接触しているので、記録媒体12を手挿しで載置すると、前記媒体押さえ部材24は、おもり支点22を中心に回動して上方向に移動する。そのため、スムーズに記録媒体12を載置することができる。なお、本実施の形態においては、媒体押さえ部材24のおもり23とおもり支点22との位置が、前記第1の実施の形態における位置とは逆の位置に配設することによって、媒体押さえ部材24のフレームが給紙方向上流に十分長く、記録媒体12の載置の際に媒体押さえ部材24に引っ掛かることなく、極めてスムーズにセットすることができる。
そして、記録媒体12が載置フレーム13上に載置されると、前記記録媒体12の先端部が媒体検出センサ27のセンサレバー26に突き当たり、該センサレバー26を回動支点25を中心にして回動させる。これに伴ない、媒体検出センサ27の回動支点25の上側部分も回動するので、フォトセンサ34の赤外線の遮断が解除され、記録媒体12が載置フレーム13上に載置されたことが検出される。さらに、前記記録媒体12は、その先端部が分離フレーム16の突き当て面に突き当てられることで揃えられる。このとき、マルチパーパスフィーダ21の下部に設けられた媒体押さえ部材24によって、記録媒体12を載置フレーム13に押し付けるように負荷がかかっている。そして、前記記録媒体12の載置が媒体検出センサ27によって検出されると、カム機構31が作動して付勢板14が付勢板支点17を中心に回動し、記録媒体12の先端部を押し上げる。
このとき、前記記録媒体12は、媒体検出センサ27が重力によって元の位置に戻ろうとするために、給紙方向とは逆方向に力を受ける。また、付勢板14の上昇に伴なって、前記記録媒体12にはやはり給紙方向とは逆方向に力を受ける。これら2つの力を併せて力F1とする。また、このとき、記録媒体12には媒体押さえ部材24によって力F1に抗する力F2が給紙方向に働く。そして、付勢板14の上昇によって記録媒体12の先端部が給紙ローラ15に接触すると、該給紙ローラ15が図4における矢印の方向に回転して記録媒体12の給紙が開始される。このとき、該記録媒体12が複数枚ある場合は、最上位の記録媒体12と次の記録媒体12とが分離フレーム16と記録媒体12との摩擦力によって分離され、最上位の記録媒体12だけが1枚ずつ給紙される。このとき、該記録媒体12に媒体押さえ部材24によって働く給紙方向とは逆方向の力をF3とすると、F2≧F1、かつ、F3≧F4の関係が成り立つ。
また、本実施の形態においては、画像形成装置20で使用可能な最小の記録媒体12であるA6サイズの記録媒体12を載置フレーム13上に載置した場合であっても、F2≧F1、かつ、F3≧F4の関係が成り立つように、おもり23の重量が3〔g〕に設定されている。しかし、前記画像形成装置20の機種によって使用可能な記録媒体12のサイズは、それぞれ、異なるため、使用可能な記録媒体12のサイズに対して前述したような力の関係が成り立つように、おもり23の重量を適宜変更することができる。
なお、本実施の形態において、前記媒体押さえ部材24は、マルチパーパスフィーダ21の下部に取り付けられているが、前記載置フレーム13に取り付けられていてもよいし、前記画像形成装置20の本体に取り付けられていてもよい。
このように、本実施の形態においては、媒体押さえ部材24を配設することによって、前記第1の実施の形態における効果を発揮する。さらに、媒体押さえ部材24のおもり23とおもり支点22との位置が、前記第1の実施の形態における位置とは、逆の位置に配設されているので、媒体押さえ部材24のフレームが給紙方向上流に十分長く、記録媒体12の載置の際に媒体押さえ部材24に引っ掛かることなく、極めてスムーズにセットすることができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における給紙装置の主要部品の構成を示す側断面図である。 本発明の第1の実施の形態における給紙装置の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における媒体検出センサ周辺の拡大図である。 本発明の第2の実施の形態における給紙装置の主要部品の構成を示す側断面図である。 本発明の第2の実施の形態における給紙装置の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における媒体検出センサ周辺の拡大図である。
符号の説明
10 給紙装置
11 手挿しトレイ
12 記録媒体
14 付勢板
20 画像形成装置
21 マルチパーパスフィーダ
24 媒体押さえ部材
27 媒体検出センサ
31 カム機構
32 付勢部材

Claims (6)

  1. (a)媒体を載置する載置手段と、
    (b)該載置手段上に載置された前記媒体の端部を検出する検出手段と、
    (c)該検出手段によって前記媒体の端部が検出された後、前記載置手段上に載置された前記媒体の少なくとも一部を上昇させる昇降手段と、
    (d)該昇降手段によって上昇させられた前記媒体を画像形成装置内に供給する供給手段と、
    (e)前記載置手段上に載置された前記媒体の最上面を押さえる媒体押さえ手段とを有することを特徴とする給紙装置。
  2. 前記媒体押さえ手段は、自重によって前記媒体の最上面を押さえる請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記載置手段は、上下に複数設けられる請求項1又は2に記載の給紙装置。
  4. 前記載置手段は、上下に二つ設けられ、上側の載置手段が前記画像形成装置に対して着脱自在である請求項1又は2に記載の給紙装置。
  5. 下側の載置手段の媒体押さえ手段は、前記上側の載置手段に設けられる請求項4に記載の給紙装置。
  6. (a)前記昇降手段によって前記媒体を上昇させるときに働く媒体供給方向とは逆方向の力F1と、
    (b)前記昇降手段によって前記媒体を上昇させるときに前記媒体押さえ手段によって前記媒体に働く媒体供給方向の力F2と、
    (c)前記供給手段によって前記媒体を画像形成装置内に供給するときに前記媒体に働く媒体供給方向の力F3と、
    (d)前記供給手段によって前記媒体を画像形成装置内に供給するときに前記媒体押さえ手段によって前記媒体に働く媒体供給方向とは逆向きの力F4との間には、
    (e)F2≧F1、かつ、F3≧F4の関係が成り立つ請求項1〜5のいずれか1項に記載の給紙装置。
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