JP3365666B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3365666B2
JP3365666B2 JP00285594A JP285594A JP3365666B2 JP 3365666 B2 JP3365666 B2 JP 3365666B2 JP 00285594 A JP00285594 A JP 00285594A JP 285594 A JP285594 A JP 285594A JP 3365666 B2 JP3365666 B2 JP 3365666B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置、特に他
の外部給紙ユニットを取り付けるための取付部を有する
外部給紙ユニットを装着可能な画像形成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】画像形成装置としての複写機には、用紙
を収納する給紙カセットが装着される。また、給紙カセ
ットを交換することなく種々の用紙を供給することを可
能とするために、給紙ユニットを複写機本体の外部に取
り付け可能としたものも提供されている。この場合に
は、複写機本体の例えば下部に外部給紙ユニットが配置
されると共に、複写機本体の側部に設けられた取付部に
外部給紙ユニットの取付用の部材が固定される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記のような外部給紙
ユニットを取り付け可能な複写機では、その側部の取付
部に取付用の開口が形成されるので、外部ユニットが取
り付けられない場合は開口を覆うためのカバーが必要に
なる。一方、外部給紙ユニットには、他の外部給紙ユニ
ットが取り付け可能なように、複写機本体同様の取付部
としての開口が形成されている。このため、外部給紙ユ
ニットが縦方向に積層して配置される場合、最下段の外
部給紙ユニットの取り付け用の開口には、カバーが必要
になる。 【0004】このように、外部給紙ユニットが装着可能
な複写機では、複写機本体及び外部給紙ユニットのそれ
ぞれにカバーが必要になり、しかも複写機本体側のカバ
ーは、外部給紙ユニットが装着された場合には不要にな
ってしまう。本発明の目的は、外部給紙ユニットが取付
可能な画像形成装置において、部品数を減少させ、安価
な構成とすることにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、第2外部給紙ユニットを取り付け可能な第1取付
部を有する第1外部給紙ユニットを装着可能であり、シ
ートに画像を形成するための画像形成部と、本体と、カ
バーとを有している。本体は画像形成部を内部に収容
し、第1外部給紙ユニットを取り付けるための本体側
付部を有している。カバーは第1外部給紙ユニット
取付部及び第2外部給紙ユニットの第2取付部に装着
可能であり、第1外部給紙ユニットが装着されていない
本体の本体側取付部に装着される。 【0006】本発明に係る画像形成装置では、本体の外
部給紙ユニット取付部(本体側取付部)にはカバーが取
り付けられる。このカバーは、例えば、第1外部給紙ユ
ニットの、第2外部給紙ユニットを取り付けるための
取付部にも装着可能である。第1外部給紙ユニットが
画像形成装置の本体に取り付けられる場合には、カバー
は本体の本体側取付部から取り外され、例えば、第1
部給紙ユニットの第1取付部に取り付けられる。 【0007】ここでは、本体の本体側取付部に装着され
たカバーは第1外部給紙ユニットの第1取付部及び第2
外部給紙ユニットの第2取付部にも取付可能であるの
で、第1及び第2外部給紙ユニット側にはカバーが不要
となる。また、カバーを有効に使用できる。 【0008】 【実施例】図1に本発明の一実施例による給紙装置が採
用された画像形成装置としての複写機を示す。図1にお
いて、複写機本体1の上面には原稿が載置される原稿載
置台2が配置されている。原稿載置台2の上面には、原
稿押さえ3が開閉自在に設けられている。複写機本体1
の底部には、外部給紙ユニット4a,4bが装着されて
いる。また複写機本体1の図の左側方には、排出されて
きた用紙を積載するための排紙トレイ5が装着されてい
る。さらに右側方には、手差し給紙用の給紙トレイ6が
開閉自在に装着されている。 【0009】複写機本体1の内部には、原稿載置台2上
の原稿の画像情報を読み取るための読取り装置10と、
原稿読取り装置10の下方に配置され用紙に画像を形成
するための画像形成部11と、画像形成部11の下方に
配置され画像形成部11に用紙を供給するための給紙装
置12とが設けられている。また、画像形成部11の用
紙搬送方向下流側には、用紙搬送装置13と、用紙上に
形成された画像を定着するための定着装置14と、用紙
を排紙トレイ5に排出するための排出ローラ15とが順
に設けられている。 【0010】画像形成部11は、表面に静電潜像が形成
される感光体ドラム16を有しており、感光体ドラム1
6の周囲には、感光体ドラム16に電荷を帯電させる主
帯電装置17と、感光体ドラム16上の静電潜像を現像
する現像装置18と、現像されたトナー像を用紙に転写
する転写装置19と、用紙を感光体ドラム16から分離
させるための分離装置20と、感光体ドラム16上の残
留トナーを除去するためのクリーニング装置21とが配
置されている。 【0011】外部給紙ユニット4a,4bは、それぞれ
給紙カセットを有しており、各給紙カセットは前方側に
引き出し可能である。複写機本体1の右側方で手差し給
紙トレイ6の下方には、図2に示すように、外部給紙ユ
ニット取り付け部としての開口25が設けられている。
外部給紙ユニットが取り付けられない場合には、この取
り付け用開口25はカバー26によって覆われている。 【0012】一方、外部給紙ユニット4a,4bには、
それぞれ上方の複写機本体1あるいは上段の給紙ユニッ
ト4aに給紙ユニットを装着するための取り付け部材2
7が固定されている。取り付け部材27の下方には、複
写機本体1に設けられた取り付け用の開口25と同形状
の開口28が設けられている。そして、上段の給紙ユニ
ット4aは、その取り付け部材27が複写機本体1の取
り付け用開口25に固定され、また下段の給紙ユニット
4bはその取り付け部材27が上段の給紙ユニット4a
の取り付け用開口28に取り付けられる。ここで、外部
給紙ユニット4a,4bが取り付けられた場合には、複
写機本体1の取り付け用開口25を覆っていたカバー2
6は、最下段の給紙ユニット4bの取り付け用開口28
に装着されるようになっている。 【0013】ここでは、複写機本体1の取り付け用開口
25を覆うカバー26を給紙ユニット4のカバーとして
も使用することができ、部材を効率的に使用することが
可能となる。次に、給紙装置12について説明する。給
紙装置12は、用紙を収納するための給紙カセット30
と、給紙カセット30から用紙を画像形成部11側に送
るための給紙機構31とを有している。 【0014】給紙カセット30は、図1及び図3に示す
ように箱状に形成されており、略直方体状のケース本体
32と、収納された用紙の幅合わせを行うための幅合わ
せ機構33と、用紙を給紙機構31側に圧接するための
圧接機構34(図4参照)とを有している。ケース本体
32は、図5に示すように、複写機本体側のガイドフレ
ーム35a,35bに沿って前後方向に移動可能であ
る。複写機本体側のガイドフレーム35a,35bに
は、それぞれ複数のガイドコロ36が回転自在に設けら
れている。そしてケース本体32の底部下面には、ガイ
ドコロ36に嵌合するガイド溝32a,32b(図6参
照)が形成されている。各ガイド溝32a,32bはケ
ース本体32の両端に前後方向に沿って形成されてい
る。一方のガイド溝32aはガイドコロ36の上部が嵌
まり込むことが可能なように凹状に形成されている。ま
た他方のガイド溝32bは、ガイドコロ36が同様に嵌
まり込むことが可能であるが、外方側は開放されてい
る。 【0015】このような構造のガイド溝32a,32b
をケース本体32に形成することにより、ガイドコロ3
6と凹状のガイド溝32aとによって給紙カセット引き
出し時に給紙カセットが左右に移動するのを制限でき、
引き出し時の引っ掛かり等が防止されてスムーズに給紙
カセットの出し入れを行うことが可能となる。また図3
で明らかなように、複写機本体側のガイドフレーム35
bと接する側のケース本体32の側面は、その奥側と前
方側とが中央部に比較して外方側に突出しており、これ
らの突出部がガイドフレーム35bに当接するガイド面
32c,32dとなっている。そしてこれらのガイド面
32c,32dの間はガイドフレーム35bと当接しな
い離間部32eとなっている。 【0016】このように、前後に1対のガイド面32
c,32dを形成することにより、ケース本体32とガ
イドフレーム35bとの接触面積が少なくなり、前述の
凹状のガイド溝32aと併せて給紙カセット引き出し時
の位置ずれを抑えることができるとともに、給紙カセッ
トの出し入れがよりスムーズになる。次に幅合わせ機構
33について説明する。 【0017】給紙カセット30に設けられた幅合わせ機
構33は、図3及び図7に示すような1対の幅合わせガ
イド部材40を有している。幅合わせガイド部材40は
L字状に形成されており、縦方向に延びる側壁40aが
用紙の側部に当接して幅合わせを行う。給紙カセット3
0のケース本体32底面には、用紙の幅方向に沿って1
対のガイド溝41が形成されている。ガイド溝41の下
面にはラック42が配置されており、このラック42は
幅合わせガイド部材40の底部40bにガイド溝41を
通して連結されている。したがって、幅合わせガイド部
材40とラック42とはガイド溝41に沿って用紙幅方
向に移動し得る。1対の幅合わせガイド部材40のそれ
ぞれに固定されたラック42には、図8に示すように互
いに対向する側面に歯部42aが形成されている。ま
た、給紙カセット30のケース本体32の略中央部下面
にはピニオンギア43が配置されている。ピニオンギア
43は、1対の幅合わせガイド部材40のそれぞれに固
定されたラック42の歯部42aと噛み合っている。ピ
ニオンギア43の上方でケース本体32の底部上面に
は、調整板44が配置されている。調整板44の中央部
下面には支持軸45が下方に突出して固定されている。
ピニオンギア43は、この支持軸45に回転自在に支持
されている。支持軸45が貫通するケース本体32の孔
46は、図8及び図9に示すように長孔となっている。
また調整板44をケース本体32の底部に固定するため
のビス47は、調整板44に形成された長孔44aを貫
通している。このため、ビス47を緩めることによって
調整板44とともにピニオンギア43を幅方向に移動さ
せることができる。 【0018】次に、給紙機構31について説明する。給
紙機構31は、図4に示すように、給紙カセット30内
の最上位の用紙に当接して用紙を送りだす前送りコロ5
0と、前送りコロ50の給紙方向下流側に設けられた重
送防止機構51と、送りコロ50を給紙カセット30の
用紙から離反させるための離反機構53とを有してい
る。 【0019】重送防止機構51は、給紙コロ55と、給
紙コロ55に圧接される摩擦パッド56とを有してい
る。給紙コロ55は給紙軸57の中間部に固定されてお
り、図示しない駆動系によって図4において反時計回り
に回転させられる。給紙軸57は複写機本体1の後フレ
ームと前フレーム1aとの間に回転自在に支持されてい
る。摩擦パッド56はパッドハウジング58の上面に固
定されており、パッド面はハウジング58上面より上方
(給紙コロ55側)に位置している。パッドハウジング
58はその一端が給紙カセット30のケース本体32に
回動自在に装着されており、支点Pを中心にして上端部
が回動可能である。パッドハウジング58とケース本体
32との間には圧接バネ59が配置されており、パッド
ハウジング58はこのバネ59によって常に給紙コロ5
5側に付勢されている。 【0020】給紙コロ55は、図10及び図11に示す
ように、スプリングピン61によって給紙軸57に固定
されたカラー55aと、カラー55aの外周側に固定さ
れた樹脂等からなる弾性部55bとから構成されてい
る。給紙軸57の装置前方側の一端は、複写機本体1の
前フレーム1aに装着された軸受62に回転自在に支持
されている。前フレーム1aには下方から切欠き1cが
形成されており、この切欠き1cを通して給紙軸57を
下方に取り出すことが可能である。また給紙軸57の前
端にはストップリング63が装着され、これにより給紙
軸57の前後方向の移動が制限されている。また、給紙
コロ55のカラー55aと前フレーム1aとの間には給
紙ガイドとしてのパイプ64が配置されている。パイプ
64の一端は給紙コロ55のカラー55aに固定されて
おり、他端側は軸受62の外周に回転自在に支持されて
いる。パイプ64の外径は、給紙コロ55の外径よりも
小さく設定されている。一方、給紙コロ55の装置後方
側には、一時給紙ガイド57aが給紙軸57に固定され
ている。給紙ガイド57aの外径はパイプ64の外径と
同寸法に設定されている。 【0021】また、パッドハウジング58において、摩
擦パッド56の給紙方向上流側には、送られてくる用紙
を給紙コロ55と摩擦パッド56とのニップ位置に案内
するためのガイドシート60が固定されている。ガイド
シート60は、摩擦パッド56の用紙搬送方向上流側の
一部を上方から覆うように配置されている。そして、図
12に示すように、摩擦パッド60の幅方向中央部には
V字状の切欠き60aが形成されている。 【0022】給紙軸57には支持フレーム65の一端が
回動自在に支持されている。支持フレーム65の他端側
には前送りコロ50を駆動するための駆動軸66が支持
されている。給紙軸57と駆動軸66とは図示しないベ
ルトによって伝達されており、これにより給紙コロ55
と前送りコロ50とは同方向に回転させられる。なお、
支持フレーム65の前送りコロ側の先端には突起65a
が形成されており、複写機本体側のフレームに固定され
たフォトインタラプタ67とともに前送りコロ50の上
下方向の位置を検出する。 【0023】圧接機構34は、用紙の前端部が載置され
る載置板70と、載置板70の先端部を持ち上げるため
のリフト部材71とを有している。載置板70は、図3
に二点鎖線で示すように、給紙カセット30の給紙方向
側に載置されており、後端側を中心にして先端側が上下
方向に回動自在である。リフト部材71は載置板70の
前端部下方に配置されている。リフト部材71の後端部
はリフト軸72に固定されている。リフト軸72は、図
13に示すように給紙カセット30のケース本体32の
後壁からさらに後方に突出しており、その先端には係合
ピン73が装着されている。これに対して複写機本体側
には係合ピン73に噛み合うジョイント74が配置され
ている。ジョイント74は駆動軸75先端に固定されて
おり、図示しない駆動系によって回転させられるように
なっている。ジョイント74と複写機本体の後フレーム
76との間にはバネ77が配置されている。 【0024】このような構成では、駆動系によってジョ
イント74及び係合ピン73を介してリフト軸72が回
転させられ、リフト部材71の先端が図4において反時
計回りに回動する。これにより、載置板70が上方に移
動し、載置板70上部に載置された用紙が前送りコロ5
0に圧接される。なお、リフト部材71の回動量は、フ
ォトインタラプタ67からの検出信号によって制御され
る。 【0025】次に、前送りコロ50を用紙から離反させ
るための機構53について説明する。離反機構53は、
図14及び図15に示すように、送りコロ50を支持す
る支持フレーム65の装置後部側に固定された支持部材
80と、支持部材80と給紙カセット30との間に設け
られた連動機構81とを有している。連動機構81は、
装置の前後方向に移動自在で給紙カセット30の後壁面
に当接可能なカム部材82と、カム部材82と支持部材
80との間に設けられた昇降部材83とを有している。
カム部材82は複写機本体の後フレーム1bに固定され
たケース85内に収容されており、同様にケース85内
に配置されたバネ84によって装置前方側(給紙カセッ
ト側)に付勢されている。またカム部材82は、リフト
量の小さい第1カム面82aと、この第1カム面82a
よりリフト量の大きい第2カム面82bと、第1カム面
82aと第2カム面82bとの間に形成された傾斜面8
2cとを有している。そして、昇降部材83の下端は、
各カム面82a,82bと傾斜面82cとに当接して、
カム部材82の移動に伴って昇降するようになってい
る。 【0026】次に給紙コロ55から下流側の用紙搬送経
路について説明する。図1及び図16に示すように、給
紙コロ55の上方で用紙搬送方向下流側には、重送防止
機構51から送られてきた用紙の搬送方向を変更するた
めのリターン搬送ガイド部材90が配置されている。リ
ターン搬送ガイド部材90は図17に示すように装置の
前後方向に延びて設けられている。そして、下方側から
送られてきた用紙を画像形成部側に送るための曲面ガイ
ド部91を有しており、その両端には複写機本体のフレ
ーム1cにこのリターン搬送ガイド部材90を取り付け
るための取り付け部92を有している。曲面ガイド部9
1は、給紙コロ55と対向する側の第1搬送面91aに
よって複写機本体1内の給紙カセットから送られてきた
用紙をガイド部材93,94とともに画像形成部に送
り、また第1搬送面91aと逆側の第2搬送面91bに
よって外部給紙ユニット4a,4bから送られてきた用
紙を画像形成部側に送る。また取り付け部92の一方に
は、前後方向に長い長孔92aが形成されており、この
長孔92aを貫通するビス95によりリターン搬送ガイ
ド部材90がフレーム1dに微小隙間を介して取り付け
られている。 【0027】このような構成では、熱によりリターン搬
送ガイド部材90が前後方向に膨張しようとする際、膨
張分が長孔92aによって吸収されるので、曲面ガイド
部91が上下方向に撓むのを防止できる。このため、リ
ターン搬送ガイド部材90が熱により収縮しても、曲面
ガイド部91とガイド部材93及び94との隙間が予め
設定された隙間に維持され、用紙の搬送が妨げられるこ
とはない。 【0028】給紙カセット30の上方には、図4に示す
ように、給紙カセット30内に用紙があるか否かを検出
するための光反射型のセンサ100が設けられている。
この反射型センサ100は、用紙上面に光を照射する投
光部100aと、用紙から反射してきた光を受ける受光
部100bとを有している。一方、載置板70におい
て、透光部100aからの光が照射される部分には、図
3に示すように切欠き70aが形成されている。そし
て、この切欠き70a下部のケース本体32の底面に
は、図18に示すような傾斜部101が形成されてい
る。傾斜部101及びその周囲には、黒色の塗料が塗布
されており、投光部100aからの光を吸収するように
なっている。傾斜部101は先端側がその後端側に比較
して下方に位置するように傾斜している。このため、投
光部100aからの光が傾斜部101に照射され、少量
の光が反射した場合にも、その反射光が反射型センサ1
00の受光部100bに入射しないようになっている。 【0029】このような傾斜部101を設けることによ
って、用紙の有無の検出精度を高めるために反射型セン
サ100を高感度のものにした場合でも、ケース本体3
2からの反射光が受光部に入射するのを防止でき、用紙
有無の誤検出が避けられる。次に動作について説明す
る。原稿台2上に原稿が置かれ、コピースタートキーが
押されると、原稿サイズに応じて内部の給紙カセット3
0あるいは外部給紙ユニット4a,4bから適当なサイ
ズの用紙が選択されて画像形成部11側に供給される。 【0030】ここで、内部の給紙カセット30から用紙
が供給される場合の動作について説明する。給紙カセッ
ト30が複写機本体1内のセット位置にセットされた状
態では、図4に示すように載置板70がリフト部材71
によって上昇させられており、載置板70上の用紙は前
送りコロ50に当接している。コピースタートキーが押
されると、前送りコロ50が図4において反時計回りに
回転し、最上位の用紙が重送機構51側に送られる。重
送機構51側に送られた用紙は、ガイドシート60に案
内されて給紙コロ55と摩擦パッド56とのニップ位置
に案内される。このとき、2枚の用紙が同時に給紙コロ
55と摩擦パッド56とのニップ位置に供給された場合
には、給紙コロ55と用紙との間の摩擦係数が重ねて供
給された用紙間の摩擦係数よりも高いので、上部の用紙
と下部の用紙との間で滑りが生じ、上部の用紙のみが給
紙コロ55によって画像形成部11側に搬送される。こ
のようにして用紙の重送が防止される。 【0031】ここで、用紙が重送防止機構51に進入す
る際、摩擦パッド56はパッドハウジング58の上面よ
り給紙コロ55側に突出するように配置されており、し
かもガイドシート60の先端が摩擦パッド56の用紙搬
送方向上流側の一部を覆うように配置されている。この
ため、摩擦パッド56がパッドハウジング58内部に埋
設されているものに比較して、重送の発生を少なくで
き、かつ用紙先端と摩擦パッド56との衝突による用紙
先端のめくれが防止される。 【0032】ここで、ガイドシート60は図12で示す
ようにその中央部に切欠き60aを有しているので、用
紙先端がガイドシート60の先端部を通過する際、用紙
の中央部が先に摩擦パッド56に摺接する。このため、
用紙中央部の搬送スピードS1はその両端部の搬送スピ
ードS2より若干遅くなる。したがって、用紙中央部は
その両側に引っ張られた状態で給紙コロ55と摩擦パッ
ド56のニップ位置に案内される。ここでは、重送を抑
えながらかつ用紙先端のめくれを防止して確実に用紙を
送ることが可能となる。 【0033】以上のようにして給紙カセット30から送
り出された用紙は、リターン搬送ガイド部材90の第1
搬送面91aに沿ってその搬送方向が変えられ、ガイド
部材93,94によって画像形成部11側に案内され
る。画像形成部11では、原稿の画像情報に応じたトナ
ー像が用紙上に転写され、その後用紙搬送装置13によ
って定着装置14に搬送される。定着装置14では用紙
上のトナー像が定着され、定着処理後の用紙は排出ロー
ラ15によって排紙トレイ5上に排出される。 【0034】また、外部給紙ユニット4a,4bの用紙
が選択された場合には、前記同様にして給紙カセットか
ら用紙が送り出され、リターン搬送ガイド部材90の第
2搬送面91bに沿ってその搬送方向が変えられる。以
後は前記同様の処理が行われる。次に、給紙カセット3
0を複写機本体1から取り外す場合の動作について説明
する。 【0035】給紙カセット30を前方側に引き出すと、
リフト部材71と複写機本体側の駆動系とが切り離され
る。すなわち、給紙カセット30を前方側に引き出すこ
とにより、リフト軸72の先端に固定された係合ピン7
3がジョイント74が外れる。これにより、リフト軸7
2に伝達されていた駆動力が解除され、リフト部材71
は載置板70等の自重によって図4において時計回りに
回動する。これにより、給紙カセット30内において用
紙が載置板70とともに下降する。このとき、前送りコ
ロ50はその自重によって下降するが、図示しない下降
制限部材によってその下降が制限されるので、載置板7
0上の用紙の上面から前送りコロ50が離反する。 【0036】また、給紙カセット30が複写機本体内の
セット位置にセットされている場合には、連動機構81
のカム部材82は、図15の一点鎖線で示すように、バ
ネ84の付勢力に抗してケース85内に収容されてい
る。この一点鎖線で示す状態では、昇降部材83はカム
部材82の第1カム面82aに当接している。このため
支持部材80は下降しており、給紙コロ50はその自重
によって給紙カセット30内の用紙上に当接可能であ
る。 【0037】これに対して給紙カセット30が前方側に
引き出されると、カム部材82はバネ84によってケー
ス85から前方側に飛び出す。すると、昇降部材83
は、カム部材82の第1カム面80aから傾斜部82c
を通ってリフト量の高い第2カム面82bに当接する。
この状態では、昇降部材83は上昇し、支持部材80を
上方に押し上げる。すると、支持フレーム65は給紙コ
ロ55の給紙軸を中心に時計回りに回動し、図14の実
線で示すように前送りコロ50は上昇する。このため、
前送りコロ50は給紙カセット30内の用紙からさらに
離反する。 【0038】このような状態で給紙カセット30を前方
側に引き出すと、用紙と前送りコロ50とは確実に離反
しているで、用紙がずれたりあるいは給紙カセット30
から飛び出したりさらには破損したりするのを防止でき
る。しかもこの場合には、給紙カセット30を下方に下
げる必要がないので縦方向のスペースが小さくて済み、
装置全体を小型化することが可能となる。 【0039】また給紙カセット30の引き出しに際して
は、給紙カセット30のケース本体32の前後の支持部
32c,32dが複写機本体側のガイドフレーム35b
に当接し、しかも一方側のコロ36がケース32の凹状
の溝32aに嵌まり込んでいるので、ケース本体32の
がたつきを抑えながらスムーズに引き出すことが可能と
なる。 【0040】給紙カセット30が複写機本体内にセット
される場合には、給紙カセット30が複写機本体1内に
押し込まれてセット位置近傍に移動して来ると、ケース
本体32の後側壁が連動機構81のカム部材82を装置
奥側に押す。これにより、カム部材82はバネ84の付
勢力に抗して装置後方に移動する。すると、昇降部材8
3は、第2カム面82bから傾斜部82cを通ってリフ
ト量の小さい第1カム面82aに当接する。これによ
り、昇降部材83は下降し、支持部材80も図15の一
点鎖線で示す位置まで下降する。この状態では、支持フ
レーム65及び前送りコロ50はそれらの自重によって
給紙カセット30内の用紙上に当接することが可能とな
る。 【0041】また、給紙カセット30を複写機本体内に
セットすることにより、リフト軸72先端の係合ピン7
3がジョイント74の溝に係合する。ここで、ジョイン
ト74の溝と係合ピン73との係合がスムーズに行われ
ない場合には、ジョイント74が後方に押されるが、こ
の場合にはバネ77がジョイント74の移動を吸収す
る。ジョイント74の溝は円周方向に傾斜して形成され
ているので、バネ77の付勢力によってジョイント部材
74が前方に押されると係合ピン73はジョイント部材
74の溝に係合する。 【0042】ここで、給紙カセット30をセット位置に
装着した状態では載置板70が下降している。このた
め、支持フレーム65の突起65aがフォトインタラプ
タ67より下方に位置している。この場合には、複写機
本体の制御部によりリフト軸72を介してリフト部材7
1が上昇させられる。これにより載置板70及び用紙が
上昇され、前送りコロ50に当接させられる。載置板7
0が所定量上昇させられて支持フレーム65の突起65
aがフォトインタラプタ67の光を遮断すると、制御部
からの信号によってリフト部材71の回転が停止させら
れ、この状態で維持される。 【0043】次に、給紙カセット30内における用紙の
幅合わせ動作及び幅合わせ機構のセンター合わせについ
て説明する。用紙の幅合わせを行う場合には、幅合わせ
ガイド部材40をガイド溝41に沿って移動させる。幅
合わせガイド部材40にラック42が固定されており、
ラック42はピニオンギア43に噛み合っているので、
一方の幅合わせガイド部材40を移動させることによっ
て同量だけ内方あるいは外方に他方の幅合わせガイド部
材40も移動し、用紙の幅に合わせて幅合わせを行うこ
とができる。 【0044】また、画像形成部11での中心と給紙カセ
ット30内に収納された用紙の中心位置とを合わせるた
めに幅合わせ機構33のセンター合わせが必要となる。
この場合には、ピニオンギア43を支持する位置調整板
44を、ビス47を緩めて幅方向に移動させることによ
り行う。すなわち、調整板44を幅方向に移動させるこ
とにより、幅合わせガイド部材40に固定されたラック
42とピニオンギア43との噛み合い位置が変わり、幅
合わせガイド機構33の中心位置を調整する。 【0045】ここでは、位置調整板44の移動だけで幅
合わせ機構33のセンター合わせが可能となり、調整作
業が非常に容易になる。また、構造が簡単であるので装
置が安価となる。次に、給紙コロ55の交換操作につい
て説明する。給紙コロ55は消耗品であるので長期の使
用によって消耗してきた場合には交換する必要がある。
この場合には、まず装置の前方側からストップリング6
3を取り外し、軸受62を前フレーム1aから引き抜
く。次に前フレーム1aの切欠き1cを通してパイプ6
4を前フレーム1aの下方に設けられた開口まで下降さ
せ、その端面をもって前方側に引き出す。パイプ64の
一端には給紙コロ55が固定されているので、パイプ6
4を引き出すことによって給紙コロ55も同時に引き出
すことができる。 【0046】この場合には、作業者は装置内部まで手を
入れることが不要となり、容易に給紙コロ55の交換が
行える。また、パイプ64によって給紙ガイドを構成し
ているため、用紙全域をガイドすることができ、用紙の
めくれ等によるジャムを抑えることができる。 〔他の実施例〕 (a) 前記実施例では、給紙カセット30の引き出し
に連動して前送りコロ50を離反させる機構をカム部材
82等を含む離反機構53によって構成したが、給紙カ
セット30が引き出されたことを電気的に検出してソレ
ノイド等により前送りコロ50を上昇させるようにして
もよい。 (b) ガイドシート60の中央部切欠きはV字状に限
定されるものではなく、図19及び図20に示すよう
に、U字状あるいは矩形状の切欠きを形成してもよい。 (c) 前記実施例では、給紙コロ55の前方側にのみ
パイプ状の給紙ガイドを設けたが、後方側にも同様のパ
イプを設けてもよい。 【0047】 【発明の効果】以上のように本発明では、本体の取付部
に装着されたカバーが外部給紙ユニットの取付部にも取
付可能であるので、カバーを有効に使用でき、外部給紙
ユニット側にはカバーが不要となる。このため、装置全
体が安価になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例による給紙装置が採用された
複写機の縦断面概略構成図。 【図2】前記複写機の斜視分解部分図。 【図3】給紙カセットの平面図。 【図4】給紙装置の正面部分図。 【図5】給紙カセットの支持構造を示す正面図。 【図6】図5に示す構造の拡大部分図。 【図7】幅合わせ機構の斜視部分図。 【図8】幅合わせ機構の底面部分図。 【図9】図8のIX−IX断面図。 【図10】給紙コロ及び給紙軸の断面側面部分図。 【図11】給紙軸の取り付け構造を示す正面図。 【図12】摩擦パッド及びガイドシートの平面図。 【図13】リフト部材71の駆動系を示す平面図。 【図14】離反機構の正面図。 【図15】離反機構の断面側面図。 【図16】給紙装置のリターン搬送ガイド部材の正面
図。 【図17】リターン搬送ガイド部材の斜視部分図。 【図18】給紙カセット底部の傾斜部を示す斜視図。 【図19】ガイドシートの他の実施例を示す平面図。 【図20】ガイドシートのさらに他の実施例を示す平面
図。 【符号の説明】 1 複写機本体 4a,4b 外部給紙ユニット 11 画像形成部 25 取り付け用開口 26 カバー 28 外部給紙ユニットの取り付け用開口

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】第2外部給紙ユニットを取り付け可能な第
    取付部を有する第1外部給紙ユニットを装着可能な画
    像形成装置であって、 シートに画像を形成するための画像形成部と、 前記画像形成部を内部に収容し、前記第1外部給紙ユニ
    ットを取り付けるための本体側取付部を有する本体と、 前記第1外部給紙ユニット第1取付部及び前記第2
    部給紙ユニットの第2取付部に装着可能であり、前記
    外部給紙ユニットが装着されていない前記本体の本体
    取付部に装着されたカバーと、 を備えた画像形成装置。
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