JPH0717284B2 - 給送アタッチメント及び該給送アタッチメントを備えた画像形成装置 - Google Patents

給送アタッチメント及び該給送アタッチメントを備えた画像形成装置

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JPH0717284B2
JPH0717284B2 JP5091333A JP9133393A JPH0717284B2 JP H0717284 B2 JPH0717284 B2 JP H0717284B2 JP 5091333 A JP5091333 A JP 5091333A JP 9133393 A JP9133393 A JP 9133393A JP H0717284 B2 JPH0717284 B2 JP H0717284B2
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feeding
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典由 上田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート積載部と、該シ
ート積載部からシートを送り出すシート送り出し手段と
を有して、複写機・記録機等の画像形成装置に着脱自在
な給送アタッチメント及び該給送アタッチメントを備え
た画像形成装置に関する。更に詳細には、シート上に画
像を形成するため、シート給送手段によってシートを画
像形成装置本体へ送り出すための給送アタッチメント及
び該給送アタッチメントを備えた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】以下、画像形成装置として複写機を、又
給送アタッチメントとしてカセットを着脱自在に備えた
ものを例にあげて説明する。
【0003】従来から複写機において、転写紙を給送す
る装置として、コピーをとる量に応じて、手差し給送装
置と連続給送装置があった。手差し給送装置は、操作者
が転写紙を手で一枚ずつ手差し送りする給送装置で、複
写機本体に設けられた給送台に転写材をコピーをとるご
とに一枚ずつのせて給送するものである。これに対し
て、連続給送装置には、複写機本体に転写紙積載台を設
け、使用時にはこれに所望枚数だけ転写紙を載置し、一
枚ずつ自動的に分離し、給送させる転写紙積載台給送装
置や、予め所定サイズの転写紙をカセット内に積載収納
しておき、使用時には必要サイズの転写紙を収納したカ
セットを複写機本体に装着して一枚ずつ給送させるカセ
ット給送装置、さらには複写機本体内に直接多量の転写
紙を積載収納して一枚ずつ給送するデッキ給送装置等が
ある。またさらに、長尺の転写紙をロール状に収納し、
コピーごとに必要サイズだけ転写紙を送り出してカセッ
トした後給送するロール給送装置等もある。
【0004】従来の複写機には、これらの転写材給送装
置のうちの1つが単独で設けられたり、複数個あるいは
複数種組み合わせて設けられたりしていた。即ち、複写
機にも転写紙給送方式として手差し給送しかできないも
の、手差し給送と1サイズのカセット給送ができるも
の、2サイズのカセットの給送が可能なもの、あるいは
手差し給送と2サイズのカセット給送ができるもの、さ
らに2サイズのカセットと1サイズのデッキ給送ができ
るもの等々ユーザのコピー量に応じて様々なものがあっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の複
写機では、これら転写紙給送装置は、複写機本体に当初
から設置されている装置しか用いることができなかっ
た。この為低級機では、例えば手差し給送しかできない
複写機を使用しているユーザーは、コピー量が増加して
もはや手差し給送では対応しきれなくなった場合、複写
機が使用可能であっても、これを連続給送装置を備えた
複写機と取り替えねばならなかった。即ち、コピー量が
変動しただけで別の複写機が必要となる。また逆に高級
機では、複写機本体の大きさが種々の給送装置を備えた
だけ大きくなり、かつ重くなる等の問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記従
来装置の持つ欠点を解消するためのものであり、本体内
とは別のシート送り出し手段を有する給送アタッチメン
トを画像形成装置本体に対して着脱可能に設けることに
より、ユーザーのさまざまなコピー量に対応して給送機
能をシステムアップすることができ、その結果画像形成
装置の省スペース、軽量を達成するものである。
【0007】さらに本発明は給送アタッチメントを画像
形成装置本体に装着したときに本体の駆動ギアと、アタ
ッチメントのギアとが適正な噛み合い状態になるような
給送アタッチメントを提供することを目的とする。
【0008】上記目的を達成できる本発明の構成は、画
像形成装置本体(1)に着脱自在な給送アタッチメント
(20)において、シートを積載するシート積載部(2
1)と、前記シート積載部(21)からシートを送り出
す給送手段(36)と、画像形成装置本体(1)に装着
されたとき画像形成装置本体(1)の駆動ギア(51)
に噛み合って、前記給送手段(36)を駆動するための
駆動力の伝達を受けるギア(47)と、前記ギア(4
7)を支持した揺動自在な支持手段(46)と、前記ギ
ア(47)を前記駆動ギア(51)に付勢する付勢手段
(50)と、前記ギア(47)に設けられ、前記駆動ギ
ア(51)に設けられた突き当て部材(51a)に当接
して前記ギア(47)を前記駆動ギア(51)に対して
所定の位置に保持する第2の突き当て部材(47a)と
を有することを特徴とする給送アタッチメントである。
【0009】また、画像形成装置本体(1)に着脱自在
な給送アタッチメント(20)を備えた、画像形成装置
において、前記画像形成装置本体(1)は、シートに画
像を形成する画像形成手段(5、6、7)と、前記画像
形成装置本体(1)の底部よりシートを前記画像形成手
段に導く第1の通路(56)と、前記画像形成装置本体
(1)の底部に配置された駆動ギア(51)と、前記駆
動ギア(51)に設けられた第1の突き当て部材(51
a)とを有し、前記アタッチメント(20)は、シート
を積載するシート積載部(21)と、前記シート積載部
(21)からシートを送り出す給送手段(36)と、前
記給送手段(36)によって送りだされたシートを前記
第1の通路(56)に導く第2の通路(40)と、画像
形成装置本体(1)に装着されたとき画像形成装置本体
(1)の駆動ギア(51)に噛み合って、前記給送手段
(36)を駆動するための駆動力の伝達を受けるギア
(47)と、前記ギア(47)を支持した揺動自在な支
持手段(46)と、前記ギア(47)を前記駆動ギア
(51)に付勢する付勢手段(50)と、前記ギア(4
7)とに設けられ、前記第1の突き当て部材(51a)
と当接することによって、前記ギア(47)を前記駆動
ギア(51)に対して所定の位置に保持する第2の突き
当て部材と、を有することを特徴とする給送アタッチメ
ントを備えた画像形成装置である。
【0010】さらにまた、画像形成装置本体(1)に着
脱自在な給送アタッチメント(20)を備えた画像形成
装置において、前記画像形成装置本体(1)は、シート
を載置する本体側載置部(8)と、前記本体側載置部に
載置されたシートを給送する本体側給送手段(11)
と、前記本体側給送手段(11)によって給送されたシ
ートに画像を形成する画像形成手段(5、6、7)と、
前記画像形成装置本体(1)の底部よりシートを前記画
像形成手段に導く第1の通路(56)と、前記画像形成
装置本体(1)の底部に配置された駆動ギア(51)
と、前記駆動ギア(51)に設けられた第1の突き当て
部材(51a)とを有し、前記アタッチメント(20)
は、シートを積載するシート積載部(21)と、前記シ
ート積載部(21)からシートを送り出す給送手段(3
6)と、前記給送手段(36)によって送りだされたシ
ートを前記第1の通路(56)に導く第2の通路(4
0)と、画像形成装置本体(1)に装着されたとき画像
形成装置本体(1)の駆動ギア(51)に噛み合って、
前記給送手段(36)を駆動するための駆動力の伝達を
受けるギア(47)と、前記ギア(47)を支持した揺
動自在な支持手段(46)と、前記ギア(47)を前記
駆動ギア(51)に付勢する付勢手段(50)と、前記
ギア(47)に設けられ、前記第1の突き当て部材(5
1a)と当接することによって、前記ギア(47)を前
記駆動ギア(51)に対して所定の位置に保持する第2
の突き当て部材と、を有することを特徴とする給送アタ
ッチメントを備えた画像形成装置である。
【0011】
【実施例】次に、本発明の一実施例を適用した複写機の
一例を述べる。
【0012】図1は、複写機本体1の外観図、図2はそ
の下方から見た斜視図、図3はこの複写機本体1の断面
図を示している。図において、2はガラス等の透明部材
よりなる原稿載置台で、矢印a方向に往復動する。3は
短焦点小径結像素子アレイである。そして、原稿載置台
2上に置かれた原稿0の光源4による反射原稿像は、こ
のアレイ3によって感光ドラム5上にスリット露光され
る。即ち、帯電器6によって、予め一様に帯電されてい
るドラム5は、この素子アレイ3によって画像露光が行
なわれ、原稿像に応じた静電画像が形成される。次に現
像装置7により、この静電画像は顕像化される。一方手
差し台8上から手差し給送された転写紙9は、転写紙9
が手差しされたことを検知する検知手段10からの検知
信号を受けて回転する給送ローラ11と、感光ドラム5
上の画像が該転写紙9上の適正位置に来るようタイミン
グをとって開閉するレジストシャッタ12とによってド
ラム5上に送り込まれる。そして次に、転写放電器13
によって感光ドラム5上のトナー像が転写紙9上に転写
される。その後、トナー像を転写紙9に転写時、感光ド
ラム5と転写紙9の一側端部に位置してドラム5と転写
紙9の一側端部を離隔して、転写後転写紙9をドラム5
表面から離れる方向へ案内するためドラム5の一側端部
に当接もしくは近接して配置された分離ベルト14及び
ベルト14によってドラム5周面から離れる方向へ案内
された転写紙9を引き剥がすため駆動回転する分離ロー
ラ14a及び従動回転する押圧ローラ14bとによって
ドラム5から分離された転写紙9は、ガイド15によっ
て定着装置16に導かれ、転写紙9上のトナー像が定着
された後に排紙ローラ17によりトレイ18上に排出さ
れる。
【0013】なお、感光ドラム5上の転写残りのトナー
は、次工程のクリーニング手段19によって除去され
る。また、60は圧着板で、載置台2上に原稿0を圧着
するものである。
【0014】さて本実施例複写機は、転写紙を操作者が
一枚だけ手で差し込み給送可能な手差し給送装置を内蔵
しているが、コピー使用量の増大等で多数枚の転写紙を
連続的にコピーする場合には、複写機本体1下部に給送
アタッチメント20を接続することによって、カセット
21による連続給送が可能となる。アタッチメント20
を本体1に装着した状態の斜視図を図4にその断面図を
図5に示す。また図6は、アタッチメント20の構造を
示す斜視図、図7はその平面図である。
【0015】以下まず、給送アタッチメント20と本体
1との着脱可能な接続方法について述べる。
【0016】本体1に於て、トナー像転写後、感光ドラ
ム5からの転写紙9の分離は、感光体ドラム5の一側端
部に配置された分離ベルト14及び分離ローラ14a・
押圧ローラ14bとによって行なわれるので、給送され
る転写紙はそのサイズに係わりなく、分離ベルト14の
配置された片側の基準位置としての所定の搬送経路に揃
えて搬送しなくてはならない(なお本実施例に於ては、
奥側に分離ベルト14が配置されており、アタッチメン
ト20を本体1に装着した際の分離ベルト14の位置を
便宜上図7に一点鎖線で示す)。従ってカセット21を
収納するアタッチメント20は、本体1に対して精度良
く接続されなければならない。少なくとも、分離ベルト
14の設けられている側が精度良く位置決めして装着さ
れなければならない。即ち、カセット21内から送り出
される転写紙の一側端部が確実に分離ベルト14に掛か
る様に位置決めして接続されなければならない。
【0017】そこで本実施例では、本体1とアタッチメ
ント20との位置決めを次のように行なっている。
【0018】まず本体1側の底箱22の裏面に、本体1
のみで使用する際に本体1を台の上に載置するための4
個の脚部23a・b・c・dをその隅部に設けている。
ここで特に上記脚部23a〜dのうち少なくとも2個、
実施例に於ては、両者1・20が装着された際分離ベル
ト14が位置する奥側の脚部23bと前側の脚部23a
の位置が上記底箱22の所定の基準位置から精度良く作
られている。
【0019】またアタッチメント20側には、樹脂によ
って成形された筐体20aの隅部4箇所に、本体1の上
記脚部23a〜dが嵌合する凹部45a・b・c・dが
設けられている。
【0020】そこで両者を装着するために、本体1をア
タッチメント20上に載置した時に脚部23a〜dが各
々凹部45a〜dと嵌合して、凹部の周囲の壁上面bが
本体1側の脚部の根元周囲の面cに突き当たることとな
る。より具体的には、分離ベルト14の配置された側に
設けられた奥側の脚部23aと嵌合する凹部45aは、
その内径Xが脚部23aの外径Yとほぼ一致するサイズ
で形成されている。即ち、両者は形が合って互いにはめ
合わせることができる。そこで脚部23aと凹部45a
が嵌合した際、両者間にガタが生ずることがない。また
この脚部23aと対向する右前側の脚部23bと嵌合す
る凹部45bは、その幅サイズZaが脚部23bの外径
Zbとほぼ一致しており縦方向はその幅サイズZaより
も大きく所謂長穴となっている。また他の2箇所の凹部
45c・dの内径は、各々嵌合する脚部23c・dの外
径と比べて大きな寸法であり、各々両者は余裕を持って
嵌合することができる。
【0021】そこで本体1にアタッチメント20を装着
する際には、まず奥側の脚部23aを凹部45aと嵌合
する。ここで前述した様に、脚部23aは底箱22に所
定の基準位置に対して精度良く位置決めがなされている
ので、脚部23aと凹部45aとを嵌合することによ
り、本体1とアタッチメント20とは分離ベルト14の
配置されている側は精度良く位置決めがなされる。
【0022】次に脚部23bを長穴凹部45bと嵌合す
る。この際、凹部45bは細長いので、たとえ脚部23
bあるいは凹部45bの設置位置がずれていたとして
も、脚部23bは凹部45bにスムーズに挿入すること
ができる。しかも、凹部45bの幅サイズZaと脚部2
3bの外径Zbとは寸法がほぼ一致しているので、アタ
ッチメント20と本体1は一旦装着されれば両者はずれ
てガタを生ずることはない。
【0023】さらに、凹部45c・dに脚部23c・d
を挿入して係合する。この際、凹部45c・dの内径は
脚部23c・dの外径と比べて寸法が大きいので、脚部
23c・dは凹部45c・dに余裕をもって挿入できる
ので、これらの設置位置に誤差があったとしても、本体
1とアタッチメント20はスムーズに装着することがで
きる。
【0024】従って本実施例では、脚部23a・b・c
・dは凹部45a・b・c・dに各々挿入されて支持さ
れ、特に本体1はアタッチメント20に分離ベルト14
の設置されている側が精度良く装着される。
【0025】以上述べた様に、本実施例によれば本体1
とアタッチメント20とはスムーズにしかも精度良く位
置決めして装着される。しかも、分離ベルトの設けられ
ている側の位置決めを、特に精度良く行なうことができ
る。
【0026】なおアタッチメント20の右側凹部45a
とカセット21の装填位置決め部(後述)までの距離精
度は、アタッチメント20の筐体上で精度が出されてい
る。
【0027】上記方法によって、本体1とアタッチメン
ト20とは精度良く接続することができ、本体1に対し
てアタッチメント20に装填されたカセット21に収納
された転写紙は、カセット21から正しい搬送経路上を
送り出されて、分離時その一側端が確実に分離ベルト1
4に掛かり、分離がミスなく行なわれる。
【0028】なお、上記例に限ることなく、例えば本体
側の脚部以外の場所を使って凸部または凹部を設けてお
き、アタッチメント側に逆の凹部または凸部を設けて、
互いに嵌合させることにより位置決めを行うこともでき
る。
【0029】さらに上記実施例では、本体1とアタッチ
メント20との誤装着を防止できる。以下説明する。
【0030】まず上記実施例に於ては、右側2箇所に設
けられた脚部23a・bの外径Y・Zbと左側2箇所に
設けられた脚部23c・dの外径l1とが異なってお
り、誤って左右逆に本体1とアタッチメント20とを接
続させることを防止している。またさらに、両者を左右
逆に接続しようとした時、アタッチメント20の前側の
壁24が他の周囲壁よりも高く即ち突き出て設置されて
いるので、誤った方向へ取り付けようとすると本体1が
この前壁24に突き当たり、邪魔になって取り付かない
ようになっている。
【0031】またさらに本実施例では、装着時の重量に
対する配慮がなされている。
【0032】即ち、アタッチメント20に本体1を載せ
た時、本体1の重量によりアタッチメント20の筐体2
0aが変形する恐れがある。従って、それを防止するた
めに、本実施例では図8模式的に示す様に、アタッチメ
ント20の筐体20aに設けられた脚部60a・b・c
・dは、本体1の重量を受ける箇所、即ち本体1の脚部
23a・b・c・dを受け止め支持する4箇所の凹部4
5a・b・c・dの略直下となるように配置してある。
即ち脚部23a・b・c・dと凹部45a・b・c・d
及び脚部60a・b・c・dは各々垂直方向に一致して
配置される。従って、両者を装着した際、本体1の重量
をアタッチメント20の脚部60a・b・c・dで受け
留めて保持しても、アタッチメント20の筐体20aが
変形することはない。
【0033】以上、複写機本体1とアタッチメント20
との機械的接続について説明したが、次に電気的な接続
について説明する。
【0034】アタッチメント側20には、複写を開始す
るためのコピーボタン25、所望の複写枚数をセットす
るための枚数加算ボタン26及び枚数減算ボタン27、
またセットしたコピー希望枚数をクリアすることと、連
続複写を停止するための2つの機能を兼ねたクリア・ス
トップボタン28がその前面操作部62(図4・図7)
に設けられており、それぞれの信号は装着時、複写機本
体1とアタッチメント20間で受け渡しされる。図にお
いて、29はアタッチメント20側に設けられたコネク
タで、凹部45aの設けられた奥側に上向きにしかも凹
部45aの上面bよりも僅かに下方に設けられている。
そして30は、複写機本体1側の底箱22に下向きに突
き出て設けられたコネクターである。なお、コネクタ3
0の底箱22から下向きに突き出る距離は、脚部23a
・b・c・dの突き出る距離より小さくしてあり、これ
によってコネクタ30は衝撃等から保護される。またこ
れらコネクタ29・30は、それぞれ位置決め用の脚部
23a及び嵌合凹部45aから等しい距離に精度よく設
けられている。従って、本体1をアタッチメント20に
装着すると、コネクタ29・30同志も確実に接続され
ることになる。
【0035】以上のように本実施例では本体1とアタッ
チメント20とは機械的にも電気的にも接続出来る。
【0036】次に、本実施例のアタッチメント20につ
いて、図4、図5、図6、図7、図9、図10及び図1
1を用いて詳細に説明する。
【0037】図6はアタッチメント20の一実施例を示
す斜視図、図7はその平面図である。また図9、図10
はアタッチメント20の一実施例の駆動部を示す断面後
視図である。図11はカセットの位置決め部を示す断面
図である。
【0038】図において、21は転写紙を装填するため
のカセットであり、アタッチメント20と本体1を装着
したときに形成される開口部31より抜き差し可能とな
っている。転写紙Pはカセット21に設けられた揺動自
在な中板32と給送先端両隅部に設けられた分離爪33
の間にセットされ、カセットバネ34により上方に押し
上げられている。そして給紙ローラ軸35に固定された
半月形の給紙ローラ36が図中矢印A方向に回転するこ
とにより、カセットバネ34の圧力により転写紙Pの積
載最上位転写紙と給紙ローラ36との摩擦力で、最上位
転写紙はカセット21から分離爪33の協働により1枚
ずつ送り出される。また37は搬送ローラ軸、38は搬
送ローラ軸に固定された搬送ローラで、給紙ローラ36
によってカセット21から送り出された転写紙をアタッ
チメント20側から本体1側にさらに送り出すものであ
る。また39は搬送ガイドで、転写紙を本体1側へガイ
ドするガイド板部40と一体で構成されている。さらに
41は回転自在の押えコロで、搬送ガイド39に揺動自
在に取り付けられ、やはりガイド39に設けられた押え
コロバネ42により搬送ローラ38に押え付けられてい
る。なお、この搬送ガイド39は、ガイド軸44を中心
に回動可能(矢示B・C方向)であり、ガイドバネ43
により図中矢印B方向に押し付けられている。そこでガ
イド39は、ローラ38にコロ41が当接した位置でこ
のバネ43の弾性力によって位置決めして固定される。
そしてカセット21から送り出された転写紙が、ガイド
39上で搬送不良を生じた場合、把手39aにより搬送
ガイド39を図中矢印C方向に回動して開けることによ
り行なう。この際、押えコロ41は搬送ガイド39と一
体に変位するので、転写紙の取り除きがさらに行ない易
い。この状態を図12に示す。なおバネ43は、その一
端43aをアタッチメント20本体側に、また他端43
bはガイド39側に取り付けられている。
【0039】次に、アタッチメントの駆動系について、
図9及び図10を用いて説明する。
【0040】まずアタッチメント20に設けられ、給紙
ローラ軸35を中心に揺動可能な揺動板46上には、カ
プラギヤ47、アイドラギヤ48及びソレノイド49が
固設されている。この揺動板46は、やはり凹部45a
の設けられた奥側に揺動板バネ50により常に図中矢印
D方向に押しつけられている。また51は本体1側に固
設されたギヤで、突き当て部材としての位置決め用のフ
ランジ51aと一体になっている。又カプラギヤ47に
も突き当て部材としての位置決め用のフランジ47aが
一体でついており、本体1側のギヤ51とカプラギヤ4
7のバックラシュは47a及び51aにより保障され
る。また52は搬送ローラ軸37に固定された搬送ロー
ラギヤで、アイドラギヤ48と噛合している。また、給
紙ローラ軸35に取り付けられた給紙ローラギヤ53も
アイドラギヤ48と噛合しており、一回転クラッチ54
を介して給紙ローラ軸35に駆動を伝えている。この一
回転クラッチ54は、ソレノイド49のON・OFFに
よりクラッチ爪55が図中矢印E方向に作動することで
機能する。従って、カプラギヤ47・アイドラギヤ48
・給紙ローラギヤ53・ソレノイド49・一回転クラッ
チ54は、全て揺動板46上で一体となって給紙ローラ
軸35を中心に揺動する。なお本体1側の底箱22に
は、脚部23aの設けられた奥側にギヤ51がアタッチ
メント20側のカプラギヤ47と接続するための開口2
2aが設けられている。
【0041】従って、コピーボタン25が押されること
により発せられるコピースタート信号を受けて回転を始
める本体1側のモータ(図示せず)からの駆動により、
ギヤ51が回転を始める。そしてこのギヤ51からの駆
動がカプラギヤ47・アイドラギヤ48へ伝達され、さ
らにアイドラギヤ48から搬送ローラギヤ52及び給紙
ローラギヤ53に伝わる。そこで、搬送ローラ38はモ
ータ(図示せず)が駆動している間常時回転する。また
給紙ローラ36は、一枚コピーの場合はコピー信号を受
けて、連続コピーの場合はさらに原稿台の移動と同期を
とって発せられる同期信号を受けてON・OFFを繰り
返すソレノイド49の作動で機能する一回転クラッチ5
4によって、常時回転している給紙ローラギヤ53から
駆動を伝達されて給送の都度1回転して、カセット21
内から転写紙を一枚毎送り出す。
【0042】この様に本実施例では、本体1とアタッチ
メント20とが装着されることにより、本体1側のギア
51とアタッチメント20側のカプラギヤ47とが自動
的に噛合し、本体1側から駆動が伝達される。しかもア
タッチメント20側のギヤ47・48・52・53は一
体に揺動板に保持されているので、これらは一体に揺動
し各ギヤ間の噛み合いが不均一になる等の不都合が防止
でき、確実に駆動を伝達することができる。
【0043】次にアタッチメント部の動作について説明
する。まずコピーボタン25を押すことにより、複写動
作を開始する。即ちコピースタート信号が発せられると
本体のメインモータ(図示せず)が回転を始め、全ての
ギヤ類がこれに伴って回転する。同時にソレノイド49
がONし、一回転クラッチ54により給紙ローラ36は
1回転する。これによりカセット21内の最上位転写紙
は、カセット21から給紙ローラ36の周長分だけ送り
出される。分離爪33から搬送ローラ37までの距離
は、給紙ローラ36の周長分より短くとってあるため、
カセット21内から送り出された転写紙の先端は搬送ロ
ーラ37及び押えコロ41にくわえ込まれる。その後転
写紙は、搬送ローラ37に従って搬送され、ガイド板部
40に案内されて本体1側の開口部56aからシャッタ
ー12へ至るガイド56を経てシャッター12に先端が
突き当たる。その際、転写紙はシャッター12が開くま
で搬送ローラ38及び押えコロ41との間でスリップし
ている。そしてシャッター12が、ドラム5上のトナー
像と同期をとって開いた後は、前述の手差し給送の動作
と同様に複写される。
【0044】次に、カセット21のアタッチメント20
への装填について説明する。
【0045】図5において、カセット21の左右方向の
位置決めは、カセット21の底部に固設された凸部21
aと、アタッチメント20の枠体20aに設けられた凹
部20aとが係合することにより行なわれる。従って、
カセット21を図の左方向から右方向へ挿入していく
と、カセット21の凸部21aがアタッチメント20の
凹部に落ち込み位置決めされる。次に図11を用いて、
前後方向の位置決めについて説明する。アタッチメント
20の枠体20aには、本体1とアタッチメント20と
の位置決め用の凹部45aから距離精度よく設けららた
レール20bが一体に形成されており、そのレールの部
分にカセット21と一体に形成された凸部21bが嵌合
する。そこで、カセット21とアタッチメント20とは
前後方向で位置決めされる。従ってカセット21は、ア
タッチメント20の所定装填位置に正しく位置決めされ
て装填される。よって本実施例によれば、本体1とアタ
ッチメント20が精度良く位置決めされ、このアタッチ
メント20に対してカセット21が精度良く位置決めさ
れるので、本体1に対してカセット21が正しい位置に
装填されることになる。従って、カセット21から送り
出された転写紙は、所定の搬送経路を通ってその一側端
が分離ベルト14に確実に掛かる位置を通過することに
なるので、本体1とアタッチメント20とを着脱自在と
したにもかかわらず、分離ミスの発生を防止することが
できる。
【0046】なお本実施例では、アタッチメントには着
脱自在にカセットを装填する例をあげて説明したが、こ
れに限らず例えばデッキであってもあるいは手差し台で
あってもあるいは長尺シートを取り付けたものであって
も、又はデッキとカセットあるいはカセットを複数組み
合わせて設ける等でも良い。即ち本発明では、シート積
載部とは手差し台あるいはカセットあるいはデッキ等シ
ートを給送可能に積載あるいは保持できる手段ならば良
く、またこれらを組み合わせて用いても良いことは勿論
である。またシートとは転写紙に限らず、複写紙、感光
紙あるいはプラスチックシート等給送可能な薄板ならば
良い。またシート送り出し手段としては、給送ローラに
限らず空気吸引方式あるいは回転無端ベルト方式等であ
っても良い。またさらに分離部材としては、分離ベルト
に限らず、分離爪あるいはノズルから空気を吹き出す方
式であっても良い。
【0047】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明はシート積載部
と該シート積載部からシートを送り出すシート送り出し
手段を有する給送アタッチメント及び該給送アタッチメ
ントを着脱自在に備えた画像形成装置を提供するもので
ある。
【0048】さらに本発明によれば、画像形成装置の駆
動ギヤや給送アタッチメントのギヤの取り付け位置が多
少狂っていても、給送アタッチメントを画像形成装置本
体に装着したときに双方のギヤが適正な噛み合い状態に
なり、駆動伝達抵抗を小さく押さえ、駆動伝達を円滑に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例として本発明を適用した複写機の外観
斜視図。
【図2】複写機の下方からの外観斜視図。
【図3】本発明を実施した複写機本体の断面図。
【図4】アタッチメントを複写機本体に装着した状態の
外観斜視図。
【図5】アタッチメントを複写機本体に装着した状態の
断面図。
【図6】アタッチメントの構造を示す斜視図。
【図7】アタッチメントの平面図。
【図8】装着時の脚部の状態を模式的に示す斜視図。
【図9】アタッチメントの駆動部を示す側面図。
【図10】アタッチメントの駆動部を示す側面図。
【図11】カセットとアタッチメントの位置決め方法を
示す断面図。
【図12】給送部の断面図。
【符号の説明】
1 複写機本体 14 分離ベルト 20 給送アタッチメント 21 カセット 36 給紙ローラ 46 揺動板 47 カプラギヤ 47a 位置決め用のフランジ(突き当て部材) 51 駆動ギヤ 51a 位置決め用のフランジ(突き当て部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−104545(JP,A) 特開 昭50−98848(JP,A) 特開 昭54−141136(JP,A) 特開 昭55−144279(JP,A) 特開 昭57−73757(JP,A) 特開 昭57−77140(JP,A) 実開 昭56−72957(JP,U) 実開 昭57−86351(JP,U) 実公 昭53−30177(JP,Y2)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体(1)に着脱自在な給
    送アタッチメント(20)において、 シートを積載するシート積載部(21)と、 前記シート積載部(21)からシートを送り出す給送手
    段(36)と、 画像形成装置本体(1)に装着されたとき画像形成装置
    本体(1)の駆動ギア(51)に噛み合って、前記給送
    手段(36)を駆動するための駆動力の伝達を受けるギ
    ア(47)と、 前記ギア(47)を支持した揺動自在な支持手段(4
    6)と、 前記ギア(47)を前記駆動ギア(51)に付勢する付
    勢手段(50)と、 前記ギア(47)に設けられ、前記駆動ギア(51)に
    設けられた突き当て部材(51a)に当接して前記ギア
    (47)を前記駆動ギア(51)に対して所定の位置に
    保持する第2の突き当て部材(47a)とを有すること
    を特徴とする給送アタッチメント。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体(1)に着脱自在な給
    送アタッチメント(20)を備えた、画像形成装置にお
    いて、 前記画像形成装置本体(1)は、 シートに画像を形成する画像形成手段(5、6、7)
    と、 前記画像形成装置本体(1)の底部よりシートを前記画
    像形成手段に導く第1の通路(56)と、 前記画像形成装置本体(1)の底部に配置された駆動ギ
    ア(51)と、 前記駆動ギア(51)に設けられた第1の突き当て部材
    (51a)とを有し、 前記アタッチメント(20)は、 シートを積載するシート積載部(21)と、 前記シート積載部(21)からシートを送り出す給送手
    段(36)と、 前記給送手段(36)によって送りだされたシートを前
    記第1の通路(56)に導く第2の通路(40)と、 画像形成装置本体(1)に装着されたとき画像形成装置
    本体(1)の駆動ギア(51)に噛み合って、前記給送
    手段(36)を駆動するための駆動力の伝達を受けるギ
    ア(47)と、 前記ギア(47)を支持した揺動自在な支持手段(4
    6)と、 前記ギア(47)を前記駆動ギア(51)に付勢する付
    勢手段(50)と、 前記ギア(47)とに設けられ、前記第1の突き当て部
    材(51a)と当接することによって、前記ギア(4
    7)を前記駆動ギア(51)に対して所定の位置に保持
    する第2の突き当て部材と、 を有することを特徴とする給送アタッチメントを備えた
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置本体(1)に着脱自在な給
    送アタッチメント(20)を備えた、画像形成装置にお
    いて、 前記画像形成装置本体(1)は、 シートを載置する本体側載置部(8)と、 前記本体側載置部に載置されたシートを給送する本体側
    給送手段(11)と、 前記本体側給送手段(11)によって給送されたシート
    に画像を形成する画像形成手段(5、6、7)と、 前記画像形成装置本体(1)の底部よりシートを前記画
    像形成手段に導く第1の通路(56)と、 前記画像形成装置本体(1)の底部に配置された駆動ギ
    ア(51)と、 前記駆動ギア(51)に設けられた第1の突き当て部材
    (51a)とを有し、 前記アタッチメント(20)は、 シートを積載するシート積載部(21)と、 前記シート積載部(21)からシートを送り出す給送手
    段(36)と、 前記給送手段(36)によって送りだされたシートを前
    記第1の通路(56)に導く第2の通路(40)と、 画像形成装置本体(1)に装着されたとき画像形成装置
    本体(1)の駆動ギア(51)に噛み合って、前記給送
    手段(36)を駆動するための駆動力の伝達を受けるギ
    ア(47)と、 前記ギア(47)を支持した揺動自在な支持手段(4
    6)と、 前記ギア(47)を前記駆動ギア(51)に付勢する付
    勢手段(50)と、 前記ギア(47)に設けられ、前記第1の突き当て部材
    (51a)と当接することによって、前記ギア(47)
    を前記駆動ギア(51)に対して所定の位置に保持する
    第2の突き当て部材と、 を有することを特徴とする給送アタッチメントを備えた
    画像形成装置。
JP5091333A 1993-04-19 1993-04-19 給送アタッチメント及び該給送アタッチメントを備えた画像形成装置 Expired - Lifetime JPH0717284B2 (ja)

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