JP2021155187A - 給紙装置および画像形成装置 - Google Patents

給紙装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021155187A
JP2021155187A JP2020057565A JP2020057565A JP2021155187A JP 2021155187 A JP2021155187 A JP 2021155187A JP 2020057565 A JP2020057565 A JP 2020057565A JP 2020057565 A JP2020057565 A JP 2020057565A JP 2021155187 A JP2021155187 A JP 2021155187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper feeding
paper
feeding device
locking portion
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020057565A
Other languages
English (en)
Inventor
泰治 米田
Taiji Yoneda
泰治 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2020057565A priority Critical patent/JP2021155187A/ja
Publication of JP2021155187A publication Critical patent/JP2021155187A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】給紙カセットを挿入位置から容易に引き出すことを可能にする給紙装置およびその給紙装置を備える画像形成装置を提供する。【解決手段】給紙装置10は、本体部50に給紙カセット60を保持するロック部53を備え、給紙カセット60にはロック部53に係止する係止部64と、回動してロック部53に対して離接するロック解除部材65とが設けられている。ロック解除部材65が回動することで、係止部64はロック部53から離脱する。これにより、給紙カセット60は本体部50から引き出し可能となされる。【選択図】図3

Description

本発明は、給紙装置およびその給紙装置を備える画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置には、シート束の最上層から1枚ずつ分離して送り出す給紙装置が設けられている。この種の給紙装置は給紙カセットを有しており、画像形成時には装置本体に給紙カセットが挿入されており、シートの補充やジャム処理時には装置本体から給紙カセットが引き出される。
挿入されている給紙カセットを引き出す際には、例えば給紙カセットの前面に設けられた把手を手前側に引く。このとき、把手に接続されたレバーが、給紙カセットの引き出し操作と同時に操作されて、給紙カセットのロックを解除するように構成されていた。
例えば、特許文献1には、給紙カセットに一端を回動自在に枢着し、他端で用紙乗載板の他端下面を上方に押し上げる押し上げ部材と、押し上げ部材の他端を上方に付勢する付勢手段とを備えた給紙カセットについて開示されている。この給紙カセットには、さらに、押し上げ部材と連動して用紙乗載板に対する押し上げ圧を解除する押し上げ圧解除手段と、給紙カセットの引き出し位置で押し上げ圧解除手段を作動させる押し上げ圧解除作動部材とが設けられている。
特開平7−251961号公報
前記特許文献1に開示されるような従来の構成では、押し上げ圧を解除した後も給紙カセットが給紙装置に挿入されたままであり、その挿入位置に保持された給紙カセットを、挿入方向の付勢力に抗する力で引き出さなければならず、操作性が悪いという問題点があった。
本発明は、前記のような実情にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、装置本体に対して出し入れ可能な給紙カセットを挿入位置から容易に引き出すことを可能にする給紙装置およびその給紙装置を備える画像形成装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明は、装置本体に対して所定方向に出し入れ可能な収容部を備える給紙装置を前提とし、前記装置本体は、前記収容部を引き出し不能に保持するロック部を備え、前記収容部は、前記装置本体に挿入されたとき前記ロック部に係止する係止部と、回動されて前記ロック部に対して離接するロック解除部材とを有し、前記ロック解除部材が回動することで前記係止部が前記ロック部から離脱され、前記収容部が前記装置本体から引き出し可能となることを特徴としている。
前記給紙装置における、より具体的な構成として次のものが挙げられる。前記給紙装置において、前記装置本体には駆動機構が設けられ、前記収容部は前記所定方向に沿って延びる駆動軸を有し、前記ロック解除部材は前記駆動軸に備えられて前記駆動軸とともに回動可能とされており、前記駆動軸は、前記収容部が前記装置本体に挿入されると前記駆動機構に接続されることが好ましい。
また、前記構成の給紙装置において、前記収容部は、シートが載置されて前記駆動機構により傾動するリフト板を備え、前記駆動軸は押し上げ部材を介して前記リフト板に接続された構成であってもよい。
また、前記構成の給紙装置において、前記ロック部は、前記係止部が係止される係止突部と、押動されて前記係止部を前記係止突部から離脱させるレバーとを備え、前記ロック解除部材は回動によって前記レバーを押圧することが好ましい。
また、前記構成の給紙装置において、前記収容部は、前記係止部に結合された回動軸と、前記回動軸に接続された把手部とを備え、前記把手部を引く引き出し操作によっても前記係止部が回動して前記ロック部から離脱することが好ましい。
また、前記構成の給紙装置において、前記収容部は、前記装置本体に設けられた付勢部材の付勢力により、前記装置本体から引き出し方向に付勢されていることが好ましい。
また、前記構成を有する給紙装置を備えた画像形成装置も、本発明の技術的思想の範疇である。これにより、前記給紙装置の給紙カセットを挿入位置から容易に引き出すことが可能とされ、画像形成装置の操作性を高めることができる。
本発明により、給紙カセットを容易に引き出すことが可能な給紙装置とすることができ、その給紙装置を備えて操作性を向上させた画像形成装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す断面説明図である。 本発明の実施形態に係る給紙装置の給紙カセットを示す説明図である。 前記給紙カセットにおいて、リフト板が傾動した状態を示す説明図である。 前記給紙装置における要部の配置構成を示す平面図である。 前記給紙装置におけるロック部等の構成を示す斜視図である。 前記給紙装置における前記ロック部の拡大斜視図である。 前記ロック部に対して係止部がロック位置にある状態を示す斜視図である。 前記ロック部に対してロック解除部材が回動する様子を示す斜視図である。 前記ロック部に対して係止部がロック解除位置にある状態を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る給紙装置およびその給紙装置を備える画像形成装置について、図面を参照しつつ説明する。
(画像形成装置)
本実施形態に係る画像形成装置1は、一例として、プリンタなどの複写機能を有する複写機および複合機、または複写以外の機能を含む多機能周辺装置(MFP)など、画像を形成して出力する装置とされている。
図1は、実施形態に係る画像形成装置1を示す断面説明図である。この画像形成装置1において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、または単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものとされる。
画像形成装置1は、装置本体1aに光走査装置11を備えており、デジタル信号からなる画像情報に対応するレーザ光を帯電状態にある像担持体としての感光体ドラム13に照射して、静電潜像を形成する。また、装置本体1aには、現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、および帯電器15等が、各色に応じた4種類のトナー像を形成するために、それぞれ4個ずつ備えられており、それぞれがブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロー(Y)に対応付けられて、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdとされている。
いずれの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdにおいても、ドラムクリーニング装置14により感光体ドラム13表面の残留トナーを除去および回収した後、帯電器15により感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させ、光走査装置11により感光体ドラム13を露光する。そして、感光体ドラム13の表面に形成された静電潜像を、現像装置12により現像してトナー像を形成する。
現像装置12は、感光体ドラム13の表面に形成された潜像を4色(KCMY)のトナーによって、それぞれ顕像化する。これにより、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像が形成される。
中間転写ベルト21が周回移動する間、ベルトクリーニング装置22により中間転写ベルト21の残留トナーが除去および回収され、各感光体ドラム13表面の各色のトナー像が中間転写ベルト21に順次転写される。このトナー像は重ね合わされて、中間転写ベルト21上にカラーのトナー像が形成される。
中間転写ベルト21と2次転写装置23の転写ローラ23aとの間には、ニップ域が形成されている。シート搬送経路31を通じて搬送された記録媒体としてのシートは、そのニップ域に挟み込んで搬送されつつ、中間転写ベルト21表面のカラーのトナー像を、そのシート上に転写する。定着装置16の加熱ローラ24と、加圧ローラ25との間にシートを挟み込み、加熱および加圧することで、シート上のカラーのトナー像が定着する。レジストセンサ26は、中間転写ベルト21の周回移動に伴い、副走査方向に搬送される中間転写ベルト21上に形成されたテストパターンを検出する。
(給紙装置)
給紙装置10は、装置本体1aの下方に設けられ、画像形成に使用するシートが収容される給紙カセット60を備え、給紙カセット60からシートを1枚ずつ給紙方向Yに繰り出して供給する。シートは給紙カセット60から引き出され、シート搬送経路31を通じて搬送され、2次転写装置23や定着装置16を経由し、排出ローラ36を介して排紙トレイ39へと搬出される。これにより、画像形成済みのシートが排紙トレイ39に排出されることとなる。
シート搬送経路31には、シートを一旦停止させて、シートの先端を揃えた後、中間転写ベルト21と転写ローラ23a間のニップ域でのトナー像の転写タイミングに合わせてシートの搬送を開始するレジストローラ34、シート搬送を促す搬送ローラ35等が配置されている。
本実施形態に係る画像形成装置1では、給紙装置10から給紙カセット60が出し入れ可能に設けられている。給紙カセット60には、各種のサイズのシートから選択されたいずれか1つのサイズのシートを多量に搭載することができる。
図2Aおよび図2Bは、給紙装置10の構成を示す説明図であり、図2Aでは、リフト板61が最下位置まで下降した状態にあり、図2Bでは、リフト板61が傾動して給紙可能な状態にある。図3は、給紙装置10におけるリフト板61等の配置構成を示す平面図である。
なお、図中、矢符X1は、装置本体1aの給紙装置10に対する給紙カセット60の引き出し方向または給紙装置10の手前側への方向を示し、矢符X2は、給紙カセット60の挿入方向または給紙装置10の奥側への方向を示している。また、矢符Yは、給紙装置10からシートPを送り出す給紙方向を示している。
(リフトアップ機構)
図2Aおよび図2Bに示すように、給紙装置10は、収容部としての給紙カセット60を備えている。給紙カセット60は、上面が開放されており、底面の内側には、シートPを載置するリフト板61が設けられている。リフト板61は、給紙方向Yの上流側の端部(図中の左側端部)が、支持部62により回動可能に支持されている。リフト板61は、給紙カセット60内において給紙方向Yの下流側の端部を自由端として傾動するように設けられている。
給紙装置10において、このリフト板61の下流側には、リフト板61を昇降させるための駆動機構が設けられている。図3に示すように、給紙装置10の本体部50側には、駆動機構として、カップリングユニット51と、これに連結されたリフトアップモータ52とが設けられている。
本体部50に挿入される給紙カセット60には、リフト板61を押し上げる押し上げ部材63、および押し上げ部材63に取り付けられた駆動軸68が備えられている。駆動軸68は給紙カセット60に備えられ、挿入方向X2(引き出し方向X1)に沿って配設されている。押し上げ部材63は、一方の端縁が駆動軸68に結合されて駆動軸68と一体に回動する。押し上げ部材63の他方の端縁部はリフト板61の下面に接触しており、駆動軸68の回動に伴ってリフト板61を傾動させる。カップリングユニット51は、本体部50の奥側に配置されて、駆動軸68の端部を係脱可能に設けられている。
給紙カセット60が本体部50に挿入されると、給紙カセット60の駆動軸68が、カップリングユニット51に係合して連結される。これにより、リフトアップモータ52の駆動力が、駆動軸68に伝達可能とされる。リフトアップモータ52が正回転すると、図2Bに示すように、駆動軸68とともに押し上げ部材63が回動し、押し上げ部材63を介してリフト板61が持ち上げられる。
また、給紙装置10には、給紙カセット60内のシートPを搬送路に1枚ずつ給紙するため、ピックアップローラ41と、上下に対をなす給紙ローラ42および分離部材43とが設けられている。リフト板61は、リフトアップモータ52の正回転によって、載置されたシート(シート束)Pをピックアップローラ41に当接させて、給紙可能な状態となる位置まで持ち上げる。これにより、リフト板61に載置されたシートPは、最上位から1枚ずつピックアップされてシート搬送経路31に送られる。
このように、リフトアップモータ52は、リフト板61を持ち上げる駆動源として作動する。残りのシートPがなくなり、新たなシートPの補充が必要になると、リフトアップモータ52が逆回転してリフト板61を下降させる。リフト板61を持ち上げた後にリフトアップモータ52への電力供給を停止した場合は、リフト板61は下降することなく、持ち上げられた状態で保持される。
給紙装置10には図示しない残量検知部が設けられて、給紙カセット60のシートPの残量が検知されるように構成されている。なお、画像形成装置1においては、給紙装置10に複数の給紙カセット60が設けられて、リフトアップモータ52およびカップリングユニット51がそれらの給紙カセット60ごとに設けられていてもよい。
(ロック機構)
図3に示すように、給紙装置10は、挿入された給紙カセット60を引き出し不能に保持するロック部53が設けられている。また、給紙カセット60には、本体部50に挿入されたときにロック部53に係止する係止部64と、回動されてロック部53に対して離接するロック解除部材65とが設けられている。
図4は、給紙装置10におけるロック部53およびロック解除部材65の構成を示す斜視図であり、図5は、図4のD部を示す拡大斜視図である。なお、図4では、給紙装置10の奥側から手前側方向を見て示し、図5では給紙装置10の手前側からロック部53を見て示している。これらの各図において、給紙装置10における本体部50および給紙カセット60内の他の構成部材は省略して示している。
例示の形態では、ロック部53は、本体部50の手前側であって、給紙方向Yの下流側に設けられている。図5に示すように、ロック部53は、係止部64が係止される係止突部54と、レバー55とを備えている。係止突部54は、ロック部53の手前側に傾斜面541を有し、奥側に係止部64が係止する壁面542が立設された突状に設けられている。
レバー55は、係止突部54の傾斜面541に隣接して配設されており、ロック部53に揺動可能に支持されている。例示の形態では、レバー55は給紙方向Yに延びる部材とされて、揺動軸553を介して支持されている。レバー55の一端部は駆動軸68の下方に配置され、他端部は係止部64の下方に配置されている。レバー55は、一端部が押動されることで、他端部で係止部64を係止突部54から離脱させるように作用する。
図4に示すように、給紙カセット60には、引き出し操作のための把手部66と、この把手部66に接続された回動軸67とが手前側に設けられている。回動軸67には、係止部64が結合されている。例示の形態では、回動軸67は給紙方向Yと平行に延設されており、回動軸67における給紙方向Yの下流側の端部に係止部64が結合されている。係止部64は、挿入方向X2に沿って配設されたフック形状を有し、回動軸67に結合された手前側の端部を支点として、奥側の自由端部が回動可能とされている。
回動軸67に接続された把手部66を手前側に引く操作によって、回動軸67を矢符E方向に回動させるとともに係止部64を回動させ、係止突部54から離脱させることができる。回動軸67と把手部66との間には付勢部材661が介装されて、把手部66を引き戻し方向(矢符E方向と反対方向)に付勢している。
これに対して、ロック解除部材65は、引き出し方向X1(挿入方向X2)に沿って延びる駆動軸68の手前側の端部に一体に設けられている。図5に示すように、ロック解除部材65は、一端部が駆動軸68に結合され、他端部がその下方に位置するレバー55の方向へ向けて配設されている。ロック解除部材65は、駆動軸68の回転に伴って、駆動軸68まわりに回動可能とされている。この場合、ロック解除部材65は、駆動軸68に交差する方向に延設されて、先端部がロック部53のレバー55に対して離接可能とされる。
リフトアップモータ52が正回転して、図5に示すように、駆動軸68が矢符G方向に回動すると、駆動軸68に連動してロック解除部材65は回動し、レバー55から離間する方向に動作する。また、リフトアップモータ52が逆回転して、駆動軸68が矢符H方向に回動すると、これに連動してロック解除部材65も回動し、レバー55を押圧する方向に動作する。ロック解除部材65が回動してレバー55の一端部を押し下げると、レバー55は、揺動軸553を中心に傾動し、他端部が上昇して係止部64に当接するものとなる。
また、給紙カセット60は本体部50内で引き出し方向X1に付勢されている。例えば、図3に示すように、本体部50の奥側には、給紙カセット60との間に付勢部材56が設けられて、装着された給紙カセット60を引き出し方向X1に付勢している。付勢部材56は、本体部50と給紙カセット60と間の複数個所に設けられていてもよい。
給紙カセット60は、係止部64が本体部50の係止突部54に係止していることで、付勢力に抗して引き出し不能に保持されている。係止部64が係止突部54から離脱すると、給紙カセット60は付勢部材56の付勢力によって引き出し方向X1に押し出される。
(動作説明)
このように構成される画像形成装置1において、印字命令が入力されると、図示しない制御部から給紙装置10に制御信号が送信され、ピックアップローラ41および給紙ローラ42が回転駆動し、分離部材43の作用を伴ってシートPが1枚ずつ分離されつつ、シート搬送経路31へと搬送される。リフト板61上からシートPが減少するのに伴って、前記残量検知部によりシートPの上面位置を検知しながら、リフトアップモータ52を徐々に正回転させてリフト板61の下流端をシートPの給紙可能な状態に保持する(図2B参照)。
給紙カセット60のシートPの残量がゼロになったことが検知されると、新たなシートPの補充が必要であるので、リフトアップモータ52が逆回転されて、駆動軸68が矢符H方向に回動する。リフト板61は下降し、図2Aに示したような状態となる。その後も、リフトアップモータ52によって駆動軸68を矢符H方向に回動させることで、ロック解除部材65をレバー55に向けて回動させることができる。
図6A〜図6Cは、ロック解除部材65の動作について順を追って示す斜視図である。図6Aでは、ロック部53に対して係止部64がロック位置にある状態を示し、図6Bでは、ロック解除部材65が回動する様子を示し、図6Cでは、ロック部53に対して係止部64がロック解除位置にある状態を示している。
図6Aに示すように、ロック解除部材65は、より詳細には、その他端部にテーパ面651が設けられている。レバー55の一端部にも、ロック解除部材65のテーパ面651に対応して、第1テーパ面551が設けられている。また、レバー55の他端部には、傾動したときに係止部64に当接しやすくするために、第2テーパ面552が設けられている。
リフト板61にシートPが載置されており、給紙可能な状態にあるとき、駆動軸68の回動方向は矢符G方向である。その間、駆動軸68の手前側の端部に設けられたロック解除部材65は、レバー55から離間している。図6Aに示すように、係止部64は係止突部54に係止されたロック位置にある。
新たなシートPの補充が必要になると、給紙カセット60を引き出し可能な状態にするため、図6Bに示すように、駆動軸68が矢符H方向に回動するよう駆動され、ロック解除部材65が駆動軸68まわりに回動する。ロック解除部材65は、テーパ面651が、レバー55の第1テーパ面551に当接して下方へ押圧する。レバー55は、ロック解除部材65に押圧されて、第1テーパ面551が下方に押し下げられる。
これにより、レバー55は揺動して他端部の第2テーパ面552が持ち上げられ、係止部64を押し上げる。図6Cに示すように、係止部64はロック解除位置まで押し上げられることで係止突部54を乗り越える。また、給紙カセット60は引き出し方向X1に付勢されているので、その付勢力によって係止部64が係止突部54を乗り越えた状態のまま、給紙カセット60が引き出し方向X1に押し出される。係止突部54は手前側に傾斜面541を有するので(図5参照)、係止部64は傾斜面541に沿って摺動し、係止突部54から離脱する。これにより、給紙カセット60のロックは解除される。給紙カセット60の手前側の端面は、付勢力によって本体部50から自動的に突出するものとなる。
係止部64はロック部53から離脱しているので、給紙カセット60は本体部50から引き出し可能であり、給紙カセット60を引き出し方向X1へ引き出して、新たなシートPを補充することができる。このとき、給紙カセット60を軽い力で容易に引き出すことができる。
シートPの補充だけでなく、例えばシートPの交換やジャム処理等が必要となったときにも、給紙カセット60のロックが解除され、引き出し可能となるように構成されてもよい。本体部50と給紙カセット60との間に設けられた付勢部材56の付勢力を調整することで、引き出し方向X1への押し出し量を調整することができる。例えば、複数の給紙カセット60が備えられている画像形成装置1であれば、給紙装置10の手前側に、給紙カセット60が突出していることによって、どの給紙カセット60を引き出せばよいかを一目で判断することが可能となり、引き出し操作性を向上させるだけでなく、操作容易性も向上させることができる。
本実施形態に係る画像形成装置1は、前記のような構成の給紙装置10を備えていることによって、給紙カセット60を引き出す必要性が生じたときに、その給紙カセット60を極めて容易に引き出すことが可能となる。この場合、給紙カセット60を、付勢力に抗して引き出すといった操作は必要なく、軽い力で容易に引き出すことができ、引き出し操作性を格段に向上させることができる。
なお、本発明に係る画像形成装置1および給紙装置10は、前記実施形態に記載した構成であるに限られず、他の様々な形態により実施することが可能である。例えば、給紙装置10におけるロック部53、これに係止する係止部64、およびロック解除部材65等の形状は、前記の構成であるに限られず、どのように構成されてもよい。また、ロック解除部材65を回動させる駆動軸68は、リフトアップモータ52に接続可能な構成であるに限られず、他の駆動機構に接続される構成であってもよい。
本発明の技術的範囲は、前記実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲に基づくものとされる。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 画像形成装置
1a 装置本体
10 給紙装置
11 光走査装置
12 現像装置
13 感光体ドラム
41 ピックアップローラ
42 給紙ローラ
43 分離部材
50 本体部
51 カップリングユニット
52 リフトアップモータ
53 ロック部
54 係止突部
55 レバー
56 付勢部材
60 給紙カセット
61 リフト板
62 支持部
63 押し上げ部材
64 係止部
65 ロック解除部材
66 把手部
67 回動軸
68 駆動軸
P シート

Claims (7)

  1. 装置本体に対して所定方向に出し入れ可能な収容部を備える給紙装置であって、
    前記装置本体は、前記収容部を引き出し不能に保持するロック部を備え、
    前記収容部は、前記装置本体に挿入されたとき前記ロック部に係止する係止部と、回動されて前記ロック部に対して離接するロック解除部材とを有し、
    前記ロック解除部材が回動することで前記係止部が前記ロック部から離脱され、前記収容部が前記装置本体から引き出し可能となることを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1に記載の給紙装置において、
    前記装置本体には駆動機構が設けられ、
    前記収容部は前記所定方向に沿って延びる駆動軸を有し、前記ロック解除部材は前記駆動軸に備えられて前記駆動軸とともに回動可能とされており、
    前記駆動軸は、前記収容部が前記装置本体に挿入されると前記駆動機構に接続されることを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項2に記載の給紙装置において、
    前記収容部は、シートが載置されて前記駆動機構により傾動するリフト板を備え、前記駆動軸は押し上げ部材を介して前記リフト板に接続されていることを特徴とする給紙装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つの請求項に記載の給紙装置において、
    前記ロック部は、前記係止部が係止される係止突部と、押動されて前記係止部を前記係止突部から離脱させるレバーとを備え、
    前記ロック解除部材は回動によって前記レバーを押圧することを特徴とする給紙装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つの請求項に記載の給紙装置において、
    前記収容部は、前記係止部に結合された回動軸と、前記回動軸に接続された把手部とを備え、前記把手部を引く引き出し操作によっても前記係止部が回動して前記ロック部から離脱することを特徴とする給紙装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つの請求項に記載の給紙装置において、
    前記収容部は、前記装置本体に設けられた付勢部材の付勢力により、前記装置本体から引き出し方向に付勢されていることを特徴とする給紙装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つの請求項に記載の給紙装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2020057565A 2020-03-27 2020-03-27 給紙装置および画像形成装置 Pending JP2021155187A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020057565A JP2021155187A (ja) 2020-03-27 2020-03-27 給紙装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020057565A JP2021155187A (ja) 2020-03-27 2020-03-27 給紙装置および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021155187A true JP2021155187A (ja) 2021-10-07

Family

ID=77916668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020057565A Pending JP2021155187A (ja) 2020-03-27 2020-03-27 給紙装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021155187A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4729471B2 (ja) ユニット位置決め装置および画像形成装置
JP5128451B2 (ja) 手差し給紙装置および画像形成装置
US7894097B2 (en) Image forming apparatus with controller to control operation based on open or closed state of upper portion of apparatus
JP6303640B2 (ja) 画像形成装置
JP2012158422A (ja) シート給紙装置及び画像形成装置
JP2017193437A (ja) 抽斗装置及びこれを用いた画像形成装置
US8511674B2 (en) Sheet feeding apparatus and image forming apparatus with retard roller
JP5201894B2 (ja) 画像形成装置
JP6784135B2 (ja) 開閉機構及び画像形成装置
EP0367200B1 (en) Sheet feeding apparatus
JP6929085B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2021155187A (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP2019059559A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP7062895B2 (ja) 可動ユニットのロック機構及びそれを備えたシート給送装置並びに画像形成装置
JP6852325B2 (ja) 画像形成装置
JP6953695B2 (ja) 開閉機構及び画像形成装置
JP2009130722A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP4115381B2 (ja) シート給送装置、画像形成装置及びシート給送方法
JP2003005592A (ja) 画像形成装置
JP5090093B2 (ja) 給紙カセット及びこれを備えた画像形成装置
JP4435241B2 (ja) シート給送装置、画像形成装置、シート給送方法、コンピュータプログラムおよび記録媒体
JP5331739B2 (ja) 給紙装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2556539B2 (ja) 画像形成装置
JP2018127300A (ja) シート積載装置、及び画像形成装置
JP3901147B2 (ja) 給紙ユニット