JP2020075789A - シート搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長尺で折れ跡がある原稿において原稿の浮き上がりに起因した排紙積載不良の発生を低減する。【解決手段】装置本体と、搬送されたシートを排出する排出口と、前記排出口から排出された原稿が積載される排紙トレイと、前記排出口を挟んで前記排紙トレイと対向して設けられ、排出した原稿を押さえる原稿押さえ手段とを備え、前記排紙トレイは、シート搬送方向の上流側にある第1積載面と、前記第1積載面の下流端よりも下流側にあり、前記第1積載面の下流端よりも鉛直方向下方に位置する第2積載面とを有することを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置に関する。
特許文献1には、排出されたシート(原稿)が積載される積載部において、積載面の上方に設けられ積載面に対向する対向面で、積載面に対するシート先端部の浮き上がりに起因した積載不良が生じるのを抑制する浮き上がり規制部材を備えたシート積載装置が開示されている。
特開2015−113200号公報
しかしながら、近年、図7のような長尺で折れ跡のある原稿を搬送したいという要求がある。従来の排紙積載部では積載面から原稿が落ちてしまい、長尺原稿を積載することができない。さらに、折れ跡があることによって(排出中に原稿の先端に負荷がかかった場合に)原稿がコシ砕けを起こし、排紙積載不良が発生する。
上記を鑑み、本発明に係るシート搬送装置は、
装置本体と、
搬送されたシートを排出する排出口と、
前記排出口から排出された原稿が積載される排紙トレイと、
前記排出口を挟んで前記排紙トレイと対向して設けられ、排出した原稿を押さえる原稿押さえ手段と
を備え、
前記排紙トレイは、シート搬送方向の上流側にある第1積載面と、前記第1積載面の下流端よりも下流側にあり、前記第1積載面の下流端よりも鉛直方向下方に位置する第2積載面とを有することを特徴とする。
本発明によれば、排紙押さえ手段と排紙延長ユニットによって、長尺で折れ跡がついたシート(原稿)に対し、排紙積載面からのシートの浮き上がりに起因する排紙積載不良を防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置の概略構成断面図。 本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置の構成を示す概念図。 本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置における画像読取ユニットを示す断面図。 本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置における分離給送部を示す断面図。 本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置における概略構成の斜視図。 本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置における給排紙要部を示す拡大斜視図。 長尺折れ原稿の拡大斜視図。 給紙押さえワイヤの退避位置の斜視図。 給紙押さえ手段が原稿の折れ目を押さえる様子を示した断面図。 排紙延長ワイヤの退避位置斜視図。 第2積載面が第1積載面の下方に位置しない場合の排紙積載性を示す図。 本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置における概略構成の他の斜視図。 本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置における給排紙要部を示す他の拡大斜視図。 本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置における概略構成の他の斜視図。 本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置における給排紙要部を示す他の拡大斜視図。 本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置における概略構成の他の斜視図。 本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置における給排紙要部を示す他の拡大斜視図。 本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置における排紙要部を示す拡大斜視図。 原稿押さえ部材の退避位置の斜視図。 排紙押さえ部材を紙押さえ位置に設けた場合の排紙積載性の図。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る第1実施形態について、図面を用いて説明する。まず、図1、図2を用いて本実施形態の原稿搬送装置の概略構成について説明する。
<原稿搬送装置の概略構成>
原稿搬送装置200(シート搬送装置)は、原稿としてのシートを搬送し、画像読取ユニットによってシートの両面又は片面の画像を読み取ることができるシート搬送装置である。このために、原稿搬送装置200は、シート取込装置101を備える。シート取込装置101は、シート積載台1を有し、シート積載台1には、シートを複数枚積載可能である。このシート積載台1は昇降自在に構成されており、後述の制御手段によってシート積載台駆動モータ2を駆動制御することによって昇降制御される。シート検知センサ3は、シート積載台1に積載されたシートがシート取込位置にあることを検知する。シート積載検知センサ12は、シート積載台1のシート積載面1aにシートが積載されていることを検知する。シート積載台1は、シートの搬送方向に交差(本実施形態では、直交)するシートの幅方向両端に当接して、シートの幅方向位置を規制する規制板1bを有する。
原稿ピックアップ部の一例としてのピックアップローラ4(取り込み手段)は、シート積載台1のシートをシート積載台1から送り出し、装置本体の前面に開口した給紙口から原稿を装置本体内に取り込む。不図示のピックアップローラ駆動モータは、ピックアップローラ4を回転させる。また、ピックアップローラ4は、取込位置と取込位置よりも上方の退避位置とに、不図示の駆動手段によって移動される。ピックアップローラ4はシートを取り込むときは取込位置に移動され、シートの取り込みが終わったら退避位置に移動される。
給送ローラ6は、シートを搬送方向下流側に給送する方向に回転駆動されている。これによってシートを原稿搬送装置200の装置本体内に給送する。分離ローラ7は、シートを搬送方向上流側に押し戻す方向に回転する回転力を、不図示のトルクリミッタ(スリップクラッチ)を介して分離モータから常時受けている。給送ローラ6と分離ローラ7との間にシートが1枚存在するときは、上記トルクリミッタが伝達する分離ローラ7がシートを上流側に押し戻す方向の回転力の上限値より、給送ローラ6によって下流側に送られるシートと分離ローラ7との間の摩擦力によってシートが下流側に給送される方向への回転力が上回り、分離ローラ7は給送ローラ6に追従して回転する(連れ回りする)。
一方、給送ローラ6と分離ローラ7との間にシートが複数枚存在するときは、分離ローラ7はシートを上流側に押し戻す方向の回転をローラ軸から受け、最も上位のシート以外が下流側に搬送されないようにする。このように給送ローラ6がシートを下流側に給送する作用と、分離ローラ7のシートを下流側に搬送されないようにする作用とによって、シートが重なって給送ローラ6と分離ローラ7とのニップ部に送り込まれたとき、最も上のシートのみが下流側に給送され、それ以外のシートは下流側に搬送されないようにされることで、重なったシートが分離給送される。このようにして、給送ローラ6と分離ローラ7とは、一対の分離ローラ対42(原稿分離部)を構成する。なお、本実施形態では、分離ローラ対42を使用しているが、分離ローラ対42の代わりに分離ローラと給送ローラのどちらか一方をベルトにした、分離ベルトローラ対を使用してもよい。
また、本実施形態においては、シートの分離性能をさらに向上するために、分離ローラ7の上流側に分離パッド37を設けている。分離ローラ7によってシートが分離される前に分離パッド37がシートに当接するようにすることによってシートが分離されるようにして、より確実にシートが重送して搬送されることを防ぐことができる。本実施形態においては、原稿分離部と分離パッド37とによって分離給送部を構成している。分離パッド37の詳細な構成などについては後述する。
このように構成されたピックアップローラ4などからなる原稿ピックアップ部および給送ローラ6、分離ローラ7、分離パッド37などからなる分離給送部によって、シート積載台1に積載されたシートが1枚ずつに分離されて、原稿搬送装置200内部の搬送路に取り込まれる。取り込まれたシートは、読取ユニット14、15によって画像を読み取られたのちに、U字状に形成された搬送路内を搬送されて、装置本体上部に設けられた排出口から排出される。
なお、本実施形態における原稿搬送装置200の装置本体は、上部ユニット200aと下部ユニット200bとで構成されており、上部ユニット200aを下部ユニット200bに対し、排出口付近に設けられたヒンジを中心として回動させることで開閉可能である。搬送路は、その上部ユニット200aと下部ユニット200bとの間に形成されており、上部ユニット200aを上方に回動させることで、搬送路を開放可能となっている。
また、分離された原稿が通過する位置に重送検知センサ30を備えることで、原稿分離部によって原稿が一枚ずつに分離できているかどうかを検知することができる。本実施形態においては重送検知センサ30として超音波の送受信部を用いた検出装置を用いており、搬送路を跨いで配置された送受信部間における超音波の減衰量によって重送を検知することができる。
原稿分離後のシートは、搬送モータ10によって駆動される搬送ローラ17、18、20、21により原稿の画像の読み取りが行われる原稿読取位置Pまで搬送され、更にその他のローラ(原稿搬送部)によって排出口まで搬送される。また、搬送モータ10は、シートの読み取りに最適な速度や、シートの解像度等の設定に応じてシートの搬送速度を変更できるよう各ローラを駆動する。
搬送ローラ17、18で構成される搬送ローラ対、搬送ローラ20、21で構成される搬送ローラ対、搬送ローラ22、23で構成される搬送ローラ対、搬送ローラ24、25で構成される搬送ローラ対及び図1に示すさらに下流側のローラ対によって、シートが排出積載部44に搬送される。上ガイド板40と下ガイド板41との2つのガイド板は、分離ローラ対、搬送ローラ対、各搬送ローラ対及び下流側のローラ対により搬送されるシートを案内する。
レジスト前センサ32は、搬送ローラ17、18で構成される搬送ローラの上流側に配設され、搬送されるシートを検知する。レジスト後センサ34は、搬送ローラ20、21で構成される搬送ローラ対の下流側に配設され、搬送されるシートを検知する。本実施形態においては更に、搬送ローラ17、18で構成される搬送ローラ対と搬送ローラ20、21で構成される搬送ローラ対との間にレジスト中センサ33を設け、搬送ローラ17、18にシートが挟持されて搬送されていることを検知するようにしている。
レジスト後センサ34によって原稿が検知されると、制御手段としての制御装置45によって読取ユニット14、15に対し画像の読み取り指示が出され、搬送されるシートの画像が読み取られる。制御装置45は、原稿搬送装置200全体の制御を行う。このような制御装置45は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有している。CPUは、ROMに格納された制御手順に対応するプログラムを読み出しながら各部の制御を行う。また、RAMには、作業用データや入力データが格納されており、CPUは、前述のプログラム等に基づいてRAMに収納されたデータを参照して制御を行う。読取ユニット14、15によって読み取られたシートの画像は、不図示のインターフェース部を介して情報処理装置などの外部装置に対して送信される。
<読取ユニット>
次に、読取ユニット14、15の構成について説明する。読取ユニット14、15は、図1に示すようにシートが搬送される搬送路を挟むように配置され、図2に示すように、読取ユニット14の搬送路を挟んだ対向側には押圧部材としてのプラテンローラー14aが配され、読取ユニット15の搬送路を挟んだ対向側には押圧部材としてのプラテンローラー15aが配されており、各読取ユニットのコンタクトガラス54(図3参照)に対して搬送路側からシートを付勢しつつシートの両面又は片面の画像を読み取る。読取ユニット14、15は搬送路を搬送されるシートにおける互いに異なる面を読み取り可能に配置されていれば良く、すなわち、読取ユニット14、15は、原稿搬送装置200の上部ユニット200aと下部ユニット200bの一方にそれぞれ設けられ、それぞれの読取ユニットに対応するプラテンローラー14a、15a(押圧部材)が、上部ユニット200aと下部ユニット200bの他方に設けられる。
なお、以下の説明においては、読取ユニット15は、基本的に読取ユニット14と同様の構造を有する。従って、読取ユニット15については、読取ユニット14と異なる点についてのみ説明し、重複した説明は省略する。
図3は、読取ユニット14の長手方向と垂直な平面における断面図である。図3(a)は、原稿読取時の状態(原稿読取位置)を示し、図3(b)は、色基準部材読取時の状態(シェーディング位置)を示している。
読取ユニット14は、搬送ローラ20、21によって搬送されるシート(原稿)の画像を読み取り可能な読取部としてのラインイメージセンサー50と、ラインイメージセンサー50を移動可能に収容する収容部としてのセンサ箱51と、コンタクトガラス54、ガラス保持部材55、色基準部材56、保護部材57からなるガラス保持ユニット52と、ラインイメージセンサー50を移動可能する移動機構58とを備える。ラインイメージセンサー50はコンタクトガラス54を介してシートを読み取るため、コンタクトガラス54に傷がついた場合、画像不良が起こる可能性がある。よって、コンタクトガラス54、ガラス保持部材55、色基準部材56、保護部材57は一体化することが望ましい。このため、原稿搬送装置200の設置後にコンタクトガラス54を交換する必要がある。本発明では、コンタクトガラス54はガラス保持ユニット52ごと交換可能になっている。なお、ガラス保持部材55は、概略枠形状であって、コンタクトガラス54の周囲を覆いつつ、その一部における上部には保護部材57が取り付けられる。
また、ラインイメージセンサー50は、詳しくは後述するように、センサ箱51内で移動可能であり、このために、センサ箱51と相対移動可能にケーブル53により繋がれている。ラインイメージセンサー50の入出力信号は、ケーブル53を介して制御装置45と送受信される。
前述の通り、読取ユニット14のガラス保持ユニット52は、搬送ローラ20、21によって搬送されるシートを第1位置としての原稿読取位置Pにガイドするコンタクトガラス54と、コンタクトガラス54を保持するガラス保持部材55とを備える。コンタクトガラス54は、ラインイメージセンサー50に対してシートが搬送される側に、ガラス保持部材55により保持された状態でセンサ箱51に対して固定されている。したがって、ラインイメージセンサー50は、原稿読取位置Pに搬送されたシートの画像を、コンタクトガラス54を介して読み取る。
また、読取ユニット14は、コンタクトガラス54上に白色基準となる色基準部材56と、色基準部材56が通紙によって削れるのを防止する覆い部材である保護部材57を有する。色基準部材56は、コンタクトガラス54を挟んでラインイメージセンサー50と反対側に配置されており、原稿読取位置P(図3(a))とは異なる第2位置としての色基準読取位置Q(図3(b))に設けられている。本実施形態においては、色基準部材56はコンタクトガラス54上に接着によって貼り付けられている。
保護部材57は、色基準部材56に対し、シートが搬送される側を覆う。保護部材57はシートと接触するため搬送方向上流にはシートを掬い上げる傾斜が設けられており、薄紙などにおける通紙ジャムが起きにくい形状となっている。
更に、図3に示すように、読取ユニット14は、ラインイメージセンサー50を移動させる移動機構としての移動機構58を備え、原稿読取位置Pと色基準読取位置Qとの間でラインイメージセンサー50とを移動させることができる。なお、その制御は制御装置45によって行えばよい。
このような読取ユニット14、15を有する原稿搬送装置200は、搬送ローラ20、21などによってシート(原稿)を搬送し、画像の読み取りを行う。具体的には、搬送されてくるシートを、読取ユニット14、15が有する光源により照射し、ロッドレンズアレイ等により原稿からの反射光をラインイメージセンサー50のセンサ面に集光する。その後、ラインイメージセンサー50により集光した反射光を光電変換して制御装置45に出力し、制御装置45がラインイメージセンサー50の出力信号を基に原稿画像データを生成する。なお、光電変換された画像データに対し画像処理や種々の変換を行ってから制御装置45に出力しても良い。
読取ユニット14においては、光源及びロッドレンズアレイには光量むらがあり、またラインイメージセンサー50の感度むらがあるため、そのままでは一様な画像読取を行うことができない。したがって、一様な画像読取を可能にするために、色基準部材56をラインイメージセンサー50で読み取ったときの出力値(データ)を用いて、原稿読取時にラインイメージセンサー50の出力値から得られる画像データの補正が行われている。この補正は、原稿を照射する光源の発光量を適正化し、ラインイメージセンサー50の画像信号出力を増幅する際の増幅率(ゲイン)を最適化した後に行われるのが一般的である。以下、上述の発光量やゲインの調整を含む、ラインイメージセンサー50が原稿の画像情報を一様に読み取るための一連の補正をシェーディング補正という。
シェーディング補正用のデータを取得するための色基準部材56は、印刷、塗装又は接着、テープによる貼付け等の方法で、コンタクトガラス54の表面(シートが搬送される側の面)において原稿の搬送方向で原稿読取位置Pからずれた位置に設けられる。本実施形態においては、色基準部材56は白色基準部材であり、その白色基準となる白色基準面は、色基準部材56とコンタクトガラス54との密着面である。色基準部材56を原稿読取位置Pにおけるラインイメージセンサー50からの原稿までの距離と同じ距離となるコンタクトガラス54における搬送路側の面としているため、適切なシェーディング補正を行い、良好な画質を得ることが出来る。
なお、色基準部材56は、コンタクトガラス54に固定されていなくても良い。例えば、ラインイメージセンサー50が内部を移動するセンサ箱51に対して、色基準部材56が固定されていても良い。この場合、コンタクトガラス54はセンサ箱51に固定されており、色基準部材56に対して相対移動しない。
また、ラインイメージセンサー50は、図3に示す移動機構58により、ラインイメージセンサー50の読取位置が、原稿読取時には原稿読取位置P(第1位置)となり、シェーディング補正用のデータ取得時には色基準読取位置Q(第2位置)となるように、センサ箱51の内部で移動させられる。このようにして、ラインイメージセンサー50は、シートの搬送方向に沿った副走査方向に移動する(図3参照)。
本実施形態においては、ユーザが原稿搬送装置200の電源を入れ、画像の読取開始指示を行うと、制御装置45により、シェーディング補正を行うよう指示が出て、制御装置45が、ラインイメージセンサー50を原稿読取位置Pから色基準読取位置Qへ読取位置が移動するように移動機構58が制御される。
<プラテンローラー>
次に、読取ユニット14、15の保護部材について説明する。図3に示すように原稿読取位置Pの対向側にはプラテンローラー14a、15aが配されている。プラテンローラー14aは搬送ローラ25から、プラテンローラー15aは搬送ローラ24からそれぞれ駆動を伝達され回転する。そのため搬送するシートとして薄紙などを通紙してもスムーズに原稿読取位置Pにガイドされ、ジャムを起こしにくい。
本実施形態では、図2における搬送路の上側のユニット(読取ユニット14とプラテンローラー15a)が搬送路下側のユニット(プラテンローラー14a、読取ユニット15)に向けて付勢されている。具体的には、プラテンローラー14aは、そのベアリングホルダが原稿搬送装置200の搬送路などを形成する金属製のメインシャーシなどに嵌合して固定されており、その上部に位置する読取ユニット14がプラテンローラー14a側に向けて移動可能に設けられている。読取ユニット14は、ばねなどの付勢部材によって押圧されており、シートの厚みに応じてプラテンローラー14a側に接離可能となっている。
また、読取ユニット15が原稿搬送装置200の搬送路などを形成する金属製のメインシャーシなどに嵌合して固定されており、その上部に位置するプラテンローラー15aが読取ユニット15側に向けて移動可能に設けられている。本実施形態は一例であり、同様の効果を得るためには下側のユニットが上側のユニットに付勢されていても良い。
<分離給送部>
上述したように、本実施形態においては、分離パッド37と原稿分離部によって分離給送部を構成している。図4には、分離給送部、シート積載台1および原稿ピックアップ部の断面図を示している。シート積載台1に積載されたシートは、ピックアップローラ4によって給送ローラ6に向けて取り込まれ、給送ローラ6と分離ローラ7との間のニップ部において1枚に分離されたシートがさらに下流側に向けて搬送されて装置本体内に給紙される。このとき、分離パッド37が給送ローラ6と分離ローラ7との間のニップよりも上流側においてシートに当接することで、ニップに進入する前のシートを分離することができる。本実施形態においては、給送ローラ6と分離ローラ7とのニップ部の搬送方向における中央部分が、給送ローラ6のローラ軸の中心よりもやや搬送方向の下流側に位置するように、分離ローラ7が若干下流側に配置されている。そして、分離パッド37は、給送ローラ6のローラ軸の中心よりも上流側から給送ローラ6の中心側に向けて延在するように配置されている。
なお、以下の説明においては、給送ローラ6や分離ローラ7の回転中心となるローラ軸が延びる方向を搬送されるシートの幅方向(左右方向)として説明する。
図5は、給紙押さえ手段60、原稿押さえ手段70と排紙延長ユニット80(排紙トレイ)が設けられた原稿搬送装置200を示している。本実施形態においては給紙押さえ手段60、原稿押さえ手段70、排紙延長ユニット80はそれぞれ原稿搬送装置200から着脱可能に取り付けられているが、給紙押さえ手段60、原稿押さえ手段70、排紙延長ユニット80はそれぞれが本体と一体のものでもよい。
図6には、給紙押さえワイヤ61、給紙押さえコロ62とスペーサゴムチューブ63とで構成される給紙押さえ手段60と、第1排紙延長部材81と第2排紙延長部材82とで構成される排紙延長ユニット80の拡大斜視図を示している。給紙押さえコロ62は外周部がウレタンで構成されており、給紙押さえワイヤ61においてシート積載台1と対向してシートの幅方向に延在している軸を中心に回転自在である。また、回転中心となる給紙押さえコロ62は、原稿の幅方向に亘って複数箇所を押さえられるように、軸上に複数設けられ、その間にスペーサゴムチューブ63が設けられている。本実施形態においては、給紙押さえコロ62を3つ設けた例を示しているが、これに限られない。
給紙押さえコロ62は給紙される原稿が給紙押さえ手段から受ける摩擦を低減して、原稿を給紙しやすくする(不送りを防止する)。給紙押さえコロ62の外周部は、本実施形態においてはウレタンで構成されているが、ゴムや樹脂であっても良い。
また、図5に示す本実施形態におけるシート積載台1に積載される原稿として、図7に記載のような長尺の原稿が好適であり、シート積載台1に安定して積載するための給紙延長部材1cを設けている。
図8は給紙押さえ手段60の退避姿勢を示した図である。図7は、搬送方向に1回以上折り曲げられ蛇腹状になった長尺折れ原稿100の図である。図7においては、A4サイズ原稿4枚分のサイズの原稿を、蛇腹状に4つに折った長尺折れ原稿の例を示している。
給紙押さえワイヤ61は第1排紙延長部材81の第1穴部81dを中心に回動可能に取り付けられており、シート積載台1に積載された長尺折れ原稿100の第1山折れ部100a(図7参照)を押さえる図5の給紙押さえ姿勢と図8の退避姿勢に姿勢変更が可能である。
なお、本実施形態における原稿搬送装置200のシート積載台1は昇降可能である。原稿の給紙位置(高さ)は、シート積載台1に対し鉛直方向上方で対向する原稿検知レバーで決まり、原稿検知レバーが原稿を検知するまでシート積載台1が上昇して給紙位置で停止する。原稿検知レバーは装置本体に回動可能に取り付けられている。シート積載台1が上昇していき、シート積載台1に載置されている原稿がシート積載台1と対向する原稿検知レバーを所定量押し上げると、シート積載台1は上昇をやめ、給紙が開始される。そして、原稿が給紙され、原稿と原稿検知レバーの間に空間が出来ると、原稿検知レバーが自重によって下降してくる。すると、また所定量だけシート積載台1が上昇し原稿検知レバーを所定量押し上げる。このように、原稿の給紙位置(高さ)はシート積載台1と対向する原稿検知レバーで決まるため、給紙押さえ手段60とシート積載台1に載置されている長尺折れ原稿100との位置関係は常に略一定である。
図9は本実施形態における長尺折れ原稿100の給紙の様子を表す図である。本実施形態における給紙押さえ手段60は、給紙押さえ姿勢にある場合、図9のように、シート積載台1に積載された長尺折れ原稿100の第1山折れ部100aを押さえることで、第1山折れ部100aの頂点より搬送方向上流側の傾斜部100bが給紙原稿の下に積載された原稿を搬送方向下流側へ押し込む力(搬送方向Dを向く力)を低減することができ、それに伴う重送の発生を低減できる。本実施形態では、図7に示すAサイズの原稿4枚分が折り曲げられた長尺折れ原稿100を搬送するのに適したものであり、給紙押さえ手段60による原稿との当接位置は、シート積載台1の先端からA4の原稿幅に相当する210mm離れた位置に設定されており、第1山折れ部100aを押さえることができる。
本実施形態においては、給紙押さえ手段60は、長尺折れ原稿100の第1山折れ部100aの位置を押さえるものであり、そのためにはピックアップローラ4よりも上流側で押さえる必要がある。本実施形態においては、排紙延長ユニット80に対して給紙押さえ手段60を取り付けており、排紙延長ユニット80は排出積載部44から装置本体前方に向けて延びるように取り付けられるため、給紙押さえ手段60も容易に装置本体前方に向けて離れた位置(ピックアップローラ4よりも上流側に離れた位置)でシート積載台1を押さえることが可能になる。
本実施形態では、排出された長尺折れ原稿100は第1排紙延長部材81の第1積載面81aと第2排紙延長部材82上に積載される。従来の排紙積載部では長尺折れ原稿100が排出積載面から落ちてしまい、積載できなかった。本実施形態は、排出積載部44に排紙延長ユニット80(第1排紙延長部材81と第2排紙延長部材82)を取り付けることによって長尺折れ原稿100を積載することが可能になるものである。
図10は第2排紙延長部材82の退避姿勢を示した図である。第2排紙延長部材82は第1排紙延長部材81の第2穴部81eを中心に回動可能に取り付けられており、図6に示す当接部81bに当接している図5の排紙姿勢と、図6に示す突き当て部81cに当接している図10の退避姿勢に姿勢変更が可能である。第2排紙延長部材82が排紙姿勢にいる状態では、第2排紙延長部材82とシート積載台1の隙間が狭く、シート積載台1に原稿をセットしづらいため、第2排紙延長部材82を退避位置に退避させる。そうすることでシート積載台1に原稿を容易にセットすることができる。
図11は排紙の丸まりを示した図である。本実施形態のように、第2積載面82aが第1積載面81aより下方に位置していない場合、図11(a)のように排出中の原稿の先端が排紙積載された原稿の第2山折れ部100cに当たり負荷を受けることで、原稿がコシ砕けを起こし、図11(b)のように、ループ100dを形成することで後続の原稿の排出路を塞ぎ、順次、積載する事が出来なくなることがある。
本実施形態では、第2排紙延長部材82は、図6に示すように第1積載面81aより鉛直方向下方に第2積載面82aを有する。長尺折れ原稿100の搬送方向中腹部にある第2山折れ部100cが積載される位置の積載面に段差を付け、長尺折れ原稿100の第2山折れ部100cよりも先端側の第1山折れ部100aが第1積載面81aよりも鉛直方向下方に位置するようにして、第2山折れ部100cが第1積載面81aから鉛直方向上方に出っ張らないようにすることで排出中の原稿にかかる負担を低減し、図11(b)に示すループ100dを形成しにくくすることができる。
(排紙延長ユニットの他の態様)
図12、図14、図16は第1実施形態と異なる形状の第2積載面82aを持つ、原稿搬送装置における概略構成の斜視図であり、図13、図15、図17はそれぞれに対応する排紙延長ユニット80を示している。第1実施形態では第1積載面81aと第2積載面82aの段差が略垂直に構成されているが、図12のようにゆるやかに下降していっても良い。また、図14のように第2積載面82aが先端まで傾斜面で構成されていても良い。また、図16のように第2積載面82aは曲面で形成されたR形状になっていてもよい。また、図示しないが、段階的に傾斜を設けても良い。
なお、ここまでの説明における第2積載面82aは、シートの搬送方向における幅方向に間隔を空けて設けられた左右一対の線材によって仮想面を形成するものであり、その仮想面を形成する線材も仮想面に含まれることから第2積載面82aと称して説明している。当然、線材を含む仮想面に第2積載面82aを形成する面を設けても良い。
図18には、原稿押さえ部材71、回転軸72、第1取り付け板金73と第2取り付け板金74とで構成される原稿押さえ手段70の斜視図を示している。本実施形態では、原稿押さえ部材71は板金で形成された押さえ面71aによって長尺折れ原稿100を押さえているが、板金のエッジやワイヤなどで押さえても良い。
<原稿押さえ手段>
図19は原稿押さえ部材71の退避姿勢を示した図である。原稿押さえ部材71は第1取り付け板金73に回転軸72を中心に回動可能に取り付けられており、排出されてきた長尺折れ原稿100のループ100dを押さえる図5に示す押さえ姿勢と図19の退避姿勢とに姿勢変更が可能である。なお、原稿押さえ部材71が押さえ姿勢にある時、原稿押さえ部材71は第1積載面81aと略平行である。
図20は本実施形態における原稿押さえ部材71によって、排出される長尺折れ原稿100にループ100dが発生しても好適に排紙される様子を示す説明図である。図20(a)には排出された直後の長尺折れ原稿100を示しており、原稿押さえ部材71が押さえ姿勢に位置する時に排出中の長尺折れ原稿100が搬送方向中腹部の第2山折れ部100cでループ100dを形成した場合、図20(b)のように原稿押さえ部材71の押さえ面71aに当接し、ループ100dを上から押さえることで、ループ100dを押さえられた長尺折れ原稿100が図20(c)に示すように第2積載面82aに到達し、ループ100dが後続の原稿の排出路を塞ぐのを防止する。
原稿押さえ部材71は、長尺折れ原稿100のループ100dが当接し、上方への力を受けるが、自重によって上方へ退避しないようになっている。本実施形態において原稿押さえ部材71の押さえ面71aは第2排紙延長部材82の第2積載面82aより搬送方向上流側に配置しているが、図20に示す押さえ面71aより搬送方向下流側で原稿のループ100dが発生し、後続の原稿の搬出路を塞ぐ場合は押さえ面71aを搬送方向下流側へ延ばしても良い。なお、原稿押さえ部材71が長尺折れ原稿100によって上方に退避しないように、解除可能なロックを設けても良い。
なお、本実施形態においては、図20に示すように、第2積載面82aよりも搬送方向上流側に原稿押さえ部材71の先端が位置するように構成されている。図20(c)に示すように、長尺折れ原稿100を第2積載面82aまで第2山折れ部100cが到達する位置まで搬送できれば、第2積載面82aによって原稿が下方に退避することで、長尺折れ原稿100の第2山折れ部100cへのループ100dの発生が抑えられる。本実施形態では、原稿押さえ部材71によって図20(b)に示す状態で発生するループ100dを押さえることで、スムーズに長尺折れ原稿100を図20(c)に示す状態に到達可能にする作用を及ぼすことができ、排紙積載不良を好適に防ぐことができる。
このように、長尺折れ原稿100の第2山折れ部100cを原稿押さえ部材71によって押さえることによって、長尺折れ原稿100を第2積載面82aに到達させるために好適な形態は、原稿押さえ面71aの下流端で第2山折れ部100cを押さえた状態で第1山折れ部100aが第1積載面81aの下流端よりも下流に搬送されている状態となることである。またそのために、長尺折れ原稿100を搬送路の最下流にある排出ローラ26(図1参照)で排出積載部44に排出することによって、長尺折れ原稿100の第1山折れ部100aが第1積載面81aの下流端よりも下流に搬送されるように、排出ローラから第1積載面81a先端までの長さが、長尺折れ原稿100の上流端(搬送方向における最後尾)から、第1山折れ部100aよりも短くなる程度にすることが好ましい。なお、本実施形態において排出ローラ26からの長さとして説明する場合、具体的には排出ローラ26におけるニップから用紙が抜ける位置からの長さ、すなわちニップの下流端からの長さのことである。
以上説明した本実施形態における長尺折れ原稿100は、図7に示すようなA4サイズ原稿4枚を短手方向に連続して並べた分の長さを有し、A4サイズごとの境界で蛇腹状に折り曲げた長尺原稿であり、これに対して好適な例を説明した。
この場合には、A4サイズの短手方向の長さを幅wとすると、上述した関係とするために、排出ローラ26から第1積載面81a先端までの長さを3wよりも短くすることで第1山折れ部100aが第1積載面81aの下流端を超えるように搬送することができ、より好ましくは、排出ローラ26から第1積載面81a先端までの長さを2.5wよりも短くすることで、現実的な排出ローラ26の第1積載面81aからの高さや原稿押さえ部材71の第1積載面81aからの高さによらずに第1山折れ部100aが第1積載面81aの下流端を超えるように搬送することができる。
また、原稿押さえ部材71の下流端と第1積載面81aの下流端との搬送方向における距離をw以下となるようにすることで、第1山折れ部100aが第1積載面81a上にある時に、原稿押さえ部材71で第2山折れ部100cを押さえることができる。特に、原稿押さえ部材71を排出ローラ26から搬送方向に2w以上の長さに亘って延在させれば、第2山折れ部100cを確実に押さえることができる。
但し、むやみに原稿押さえ部材71や第1積載面81aを長くすることのないよう、排出ローラ26から第1積載面81aの下流端までの長さを2w以上3w未満とし、原稿押さえ部材71の下流端から第1積載面81aの下流端までの長さをw以下とすることが好ましい。同様に、図7に示す第3山折れ部100eが第1積載面81aの下流端よりも下流に排出ローラ26によって搬送されないように、排出ローラ26から第1積載面81aの下流端までの長さは、w以上であることが好ましい。また、同様の理由により、第1積載面81aの下流端から第2排紙延長部材82下流端の突き当て部82c(図6参照)までの長さLを3w以下とすることが好ましい。
本実施形態においては、長尺折れ原稿100の折れを考慮し、排出ローラ26から原稿押さえ部材71の下流端までの長さを2w、排出ローラ26から第1積載面81aの下流端までの長さを2.3wとしている。また、第1積載面81aの下流端から第2排紙延長部材82下流端の突き当て部82cまでの長さを2w以下としており、具体的には1.95wとしている。これは、本実施形態においては、長尺折れ原稿100の第2山折れ部100cが排紙延長ユニット80における第1積載面81aの下流端付近となるような寸法にすることによって整列性を向上するためであり、第1積載面81aの下流端から第2排紙延長部材82下流端の突き当て部82cまでの長さを1.9wから2wとすることによって、図20(c)のような状態で、順次排紙される長尺折れ原稿100を排紙延長ユニット80上に積載させることができる。
なお、第1積載面81aの下流端から第2排紙延長部材82の下流端の突き当て部82cまでの長さLを可変としても良い。例えば、上述した3w以下の範囲で長さLを可変とすることで、実際に排紙される原稿の折れ具合やサイズに合わせて、第2山折れ部100cが第1積載面81aの下流端付近となるように調整することが可能となる。
また、本実施形態においては、図5に示すように、排出積載部44上に排出規制板44aが設けられている。排出規制板44aは、排出方向(搬送方向)における幅方向に対向して一対設けられているが、図5においては一方のみが見える状態である。この排出規制板44aは、原稿の幅方向に対して移動可能に設けられており、排出積載部44上には、その移動を案内するレールとなる溝部が設けられている。排紙延長ユニット80は、図6に示すように、その溝部に対して引っ掛かる爪部81fが排出方向における上流側に有している。爪部81fは左右一対に設けられており、その中央部には、上流側に突出する突出積載面81gが設けられている。
以下、突出積載面81gの機能について説明する。本来、排紙延長ユニット80は、できるだけ排出ローラ26の直後でより低い位置に設けることで、排出された原稿が排紙延長ユニット80の上流側の端部に衝突してしまうことを防ぐことができる。しかし、本実施形態における原稿搬送装置200は、あらゆる種類の原稿種や原稿サイズに対応しており、排出規制板44aの位置としては、排出ローラ26の位置から下流側にずれた位置に設けられる。この排出規制板44aの移動を案内する溝部に対して排紙延長ユニット80を取り付けることになるが、排紙延長ユニット80は排出積載部44から第1排紙延長部材81及び第2排紙延長部材82がはみ出して取り付けられる。従って、排紙延長ユニット80上に原稿が積載された場合でも排紙延長ユニット80の取り付け状態を安定に保つために、上述したように、爪部81fを溝部内における上流側に引っ掛けるようにして全体を回動させながら取り付ける。このように、回動動作によって排紙延長ユニット80を取り付けることになるため、爪部81fを排紙延長ユニット80の上流端の下部に設ける必要があり、それによって、第1積載面81aが排出ローラ26から離れた位置となってしまう。これに対応し、突出積載面81gを上流側に突出させることによって実質的に第1積載面81aを上流側に延長することができ、排紙された原稿が排紙延長ユニット80の上流側の端部に衝突してしまうことを防げる。なお、突出積載面81gの突出量は、上述した排紙延長ユニット80の回動による取り付け時に排出積載部44にぶつからない程度となっている。
以上説明したように、本実施形態に係る排紙延長ユニット80は、原稿搬送装置200の装置本体に対し取り付けられるものであり、装置本体の前面に給紙口が開口し、U字形状の搬送路を搬送された原稿が装置本体の前面で給紙口の上方に開口する排紙口から排出されるものに対して特に好適に適用することができる。
以上、本発明の原稿搬送装置200について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、以上説明した各実施形態を適宜変更したり、組み合わせて適用したりすることが可能である。
1 シート積載台
4 ピックアップローラ
6 給送ローラ
7 分離ローラ
14、15 読取ユニット
37 分離パッド
60 給紙押さえ手段
61 給紙押さえワイヤ
62 給紙押さえコロ
63 スペーサゴムチューブ
70 原稿押さえ手段
71 原稿押さえ部材
72 回転軸
73 第1取り付け板金
74 第2取り付け板金
80 排紙延長ユニット
81 第1排紙延長部材
81a 第1積載面
81b 当接部
81c 突き当て部
81d 第1穴部
81e 第2穴部
82 第2排紙延長部材
82a 第2積載面
100 長尺折れ原稿
100a 第1山折れ部
100b 傾斜部
100c 第2山折れ部
100d ループ
200 原稿搬送装置
D 搬送方向

Claims (7)

  1. 装置本体と、
    搬送されたシートを排出する排出口と、
    前記排出口から排出された原稿が積載される排紙トレイと、
    前記排出口を挟んで前記排紙トレイと対向して設けられ、排出した原稿を押さえる原稿押さえ手段と
    を備え、
    前記排紙トレイは、シート搬送方向の上流側にある第1積載面と、前記第1積載面の下流端よりも下流側にあり、前記第1積載面の下流端よりも鉛直方向下方に位置する第2積載面とを有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記排紙トレイは、前記第1積載面を有する第1排紙延長部材と、前記第2積載面を形成する第2排紙延長部材と
    を備え、
    前記第2排紙延長部材は、前記第1排紙延長部材に回動可能に設けられ、排紙姿勢と退避姿勢に切り替え可能であることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記第2排紙延長部材は、前記シートの搬送方向における幅方向に間隔を空けて設けられた線材であることを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記排紙トレイは、前記装置本体に設けられた排紙積載部に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記原稿押さえ手段は、前記装置本体に取り付けるための取り付け部材を有し、
    前記取り付け部材に対し回動可能に設けられ、押さえ姿勢と退避姿勢に切り替え可能な原稿押さえ部材を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記原稿押さえ部材は、原稿を押さえる原稿押さえ面を有し、
    前記原稿押さえ面は、前記第1積載面に平行であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記原稿押さえ手段は、前記装置本体に対して、着脱可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のシート搬送装置。
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