JP2005262726A - 画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 付帯情報形成部を現像処理部の下流側に配置する場合でも画像情報と付帯情報の整合を確実にとることができる画像処理システムを提供すること。
【解決手段】 ペーパーの表面に画像を焼付露光させるレーザー露光装置6と、ペーパーの裏面に付帯情報を形成させる付帯情報形成装置14とを備えた画像処理システムであって、画像情報と付帯情報とをリンクさせるための識別情報を生成する識別情報生成手段30と、付帯情報を識別情報と関連付けて保存しておく情報データベース32と、識別情報をペーパーの端面に形成する識別情報形成装置41と、端面に形成された識別情報を読み取る識別情報読取装置13と、読み取られた識別情報に対応した付帯情報を情報データベース32から読み出し、付帯情報形成装置14に読み出された付帯情報を形成させる制御部33,34とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成媒体の表面に画像を形成させる画像形成部と、画像形成媒体の裏面に付帯情報を形成させる付帯情報形成部とを備えた画像処理システムに関するものである。
写真感光材料(ペーパー、画像形成媒体の一例)の表面には乳剤面が形成され、この乳剤面に対して画像を焼付露光(画像形成)することで、写真プリントを作成している。画像の焼付露光は、現像済み写真フィルムのコマ画像を投影露光する方法や、現像済み写真フィルムのコマ画像をスキャナーで読み取り、取得したデジタル画像データに基づいて走査露光を行う方法で行われている。また、写真感光材料の裏面には、付帯情報として種々の情報が印字される。付帯情報としては、コマ番号、写真フィルムの撮影日、写真店で行った色・濃度の補正データ等が印字される。これらは裏面に印字するためバックプリントとも呼ばれ、印字装置としては、ドットインパクトプリンタやインクジェットプリンタなどが使用される。バックプリントを行う画像処理システムとしては、例えば、下記特許文献1が公知である。
また、写真感光材料は上記の画像露光や現像処理部への搬送などの各種処理を行うために、所定の搬送経路に沿って搬送されるが、その搬送機構として搬送ローラ対が一般的に使用されている。搬送ローラ対は、駆動ローラと圧着ローラにより写真感光材料を挟持した状態で搬送させる。一方、写真感光材料の裏面に対して印字がされた後も、写真感光材料は搬送ローラ対で搬送されるが、印字された情報は直ちに乾燥されるものではないので、搬送ローラ対に対しては特別な工夫がされている。すなわち、搬送ローラ対のうち、所定の箇所に凹部を形成させており、付帯情報が形成されている箇所が搬送ローラ対に接触しないように構成している。これにより、印字インクが搬送ローラ対に付着することを防止し、インクの付着した搬送ローラ対により後続の写真感光材料が汚されることを防止している。
しかしながら、上記の搬送ローラ対に凹部を設ける構成では、裏面に形成する付帯情報の情報量が制限されてしまうという問題がある。例えば、写真感光材料の裏面全体に付帯情報を印字しようとすると、それに対応して搬送ローラ対に形成する凹部の領域も大きくしなければならないが、凹部の領域を大きくすると写真感光材料に対する搬送力の低下が生じるか、搬送不能な状態となる。従って、裏面に形成される付帯情報の量を多くしたいという要望に対して応えることができない。写真感光材料の裏面に形成されるべき付帯情報としては、前述のコマ番号、色・濃度の補正データ等の他に写真店の宣伝広告や種々のイラスト等が例としてあげられる。
一方、上述の付帯情報の印字は、一般的に現像処理部よりも上流側で行われている。例えば、画像露光部(画像形成部の一例)に隣接して付帯情報形成部が設けられている。これに対して、現像処理部よりも下流側に付帯情報形成部を設けるという考え方も存在する。現像処理部の下流側には、乾燥処理部が設けられており、写真感光材料の裏面に印字を行ったとしても、環境温度が高くなっているため速くにインクを乾燥させることができる。従って、搬送ローラ対に凹部を設けるという工夫を設けなくても、インクが速く乾燥するので、搬送ローラに対するインク転写という問題がない。従って、写真感光材料の裏面全体に付帯情報を形成することも可能である。
しかしながら、画像露光部から距離的にかなり離れた場所である現像処理部の下流側で印字を行うことは、次のような問題が生じうる。すなわち、 付帯情報のうち、コマ番号や色・濃度の補正データについては、画像との整合が必要であり、一対一に対応付けられる必要がある。しかし、写真感光材料の搬送に異常が生じた場合に画像と付帯情報との整合が取れなくなる可能性がある。画像露光部と付帯情報形成部の間の搬送経路で搬送異常が生じた場合、メンテナンスにおいて露光済みのペーパーを取り除くことがありうる。この場合、予定の順番通りに写真感光材料が搬送されてこなくなるので、画像情報と付帯情報との整合を取ることができなくなり、その画像情報に対応していない付帯情報を印字してしまうという問題が生じる。
特開平11−7090号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、付帯情報形成部を画像形成部から距離的に離れた下流側に配置する場合でも画像情報と付帯情報の整合を確実にとることができる画像処理システムを提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る画像処理システムは、
画像形成媒体の表面に画像を焼付露光させる画像形成部と、
画像形成媒体の裏面に付帯情報を形成させる付帯情報形成部とを備えた画像処理システムであって、
画像情報と付帯情報とをリンクさせるための識別情報を生成する識別情報生成手段と、
付帯情報を識別情報と関連付けて保存しておく情報保存部と、
識別情報を画像形成媒体の端面に形成する識別情報形成部と、
前記端面に形成された識別情報を読み取る識別情報読取部と、
読み取られた識別情報に対応した付帯情報を情報保存部から読み出し、付帯情報形成部に読み出された付帯情報を形成させる制御部とを備えたことを特徴とするものである。
この構成による画像処理システムの作用・効果を説明する。なお、画像形成媒体の一例として写真感光材料をあげ、写真感光材料に画像を焼付露光する方式を一例として説明する。付帯情報形成部は、現像処理部よりも下流側に設けられており、現像済みの写真感光材料の裏面に付帯情報を形成することができる。また、画像情報と付帯情報とをリンクさせるために識別情報を生成する機能を有する。付帯情報は、この生成された識別情報と関連付けて情報保存部に保存される。この識別情報は、写真感光材料の端面に形成される。端面に形成するので、写真感光材料の表裏面を汚さないようにすることができる。従って、現像処理部よりも上流側で識別情報を端面に形成することができる。端面に形成するので、搬送ローラの搬送面を汚さないように構成することができる。
上記識別情報は、識別情報読取部により読み取ることができる。読み取られた識別情報をキーとして付帯情報を情報保存部から読み出すことができる。この付帯情報を写真感光材料の裏面に形成することができる。このように、個々の写真感光材料の端面に形成される識別情報に基づいて付帯情報を形成するようにしているので、画像情報と付帯情報との整合性を確実にとることができる。また、現像処理部よりも下流側において付帯情報の形成を行うので、裏面に形成された情報は速く乾燥させることができる。その結果、付帯情報形成部を現像処理部の下流側に配置する場合でも画像情報と付帯情報の整合を確実にとることができる画像処理システムを提供することができる。
本発明において、識別情報形成部に設けられたインク吐出用のノズルと、
このノズルに対向する位置に設けられた画像形成媒体搬送用の搬送ローラ対とが設けられていることが好ましい。
識別情報の形成をインクの吐出で行う場合、端面に向けて吐出したインクにより、画像形成媒体の表裏面が汚されないようにする必要がある。そこで、画像形成媒体搬送用の搬送ローラ対に対向する位置にインク吐出用のノズルを設けておれば、インクが表裏面に飛散することを搬送ローラ対により防止することができる。
本発明において、識別情報形成部に設けられたインク吐出用のノズルと、
このノズルに対向する位置に設けられた画像形成媒体ガイド用のガイド機構とが設けられていることが好ましい。
搬送ローラ対に代えてガイド機構を設けることでも、インクが画像形成媒体の表裏面に飛散することを防止することができる。
本発明において、画像形成媒体の端面に対して照明光を照射する光源部と、
端面に形成された識別情報の画像を拡大する光学部材とを備え、
拡大された識別情報を前記識別情報読取部で読み取るように構成することが好ましい。
端面に形成された識別情報を読み取る場合、端面に対して照明光を照射し、これを光学部材を用いて拡大して識別情報読取部により読み取ることが好ましい。拡大することで、読み取りの精度を高めることができる。
本発明において、前記識別情報読取部による読み取り光軸に対応する位置に画像形成媒体搬送用の搬送ローラ対が設けられていることが好ましい。
厚みの薄い画像形成媒体の端面に識別情報を形成するので、端面の位置が安定している必要がある。そこで、識別情報読取部による読み取り光軸に対応する位置に搬送ローラ対を設ける。端面が搬送ローラ対で挟持されている位置で読み取りを行うので、安定した読み取りを行うことができる。
本発明において、前記識別情報読取部による読み取り光軸に対応する位置に画像形成媒体ガイド用のガイド機構が設けられていることが好ましい。ガイド機構を用いることでも、同じ理由により、安定した読み取りを行うことができる。
本発明に係る識別情報は、ドットコードにより構成されることが好ましい。これにより、識別情報の形成や読み取りに関する制御を簡単に行うことができる。
本発明に係る画像処理システムの好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、画像処理システムの構成を示す模式図である。
<画像処理システムの構成>
画像処理システムは、現像済み写真フィルム(ネガフィルムやポジフィルム)のコマ画像をスキャナーで読み取り、この読み取ったコマ画像のデジタル画像データに基づいてペーパー(写真感光材料及び画像形成媒体に相当)に画像を焼付露光し、写真プリントを作成する機能を有する。スキャナー20(フィルムスキャナー、画像データ取得手段に相当)は、現像済み写真フィルムに形成されているコマ画像を読み取るために設けられている。取得された画像データは、一旦画像データ記憶部21に記憶される。画像データ記憶部21は、ハードディスクやメモリにより構成することができる。画像処理部22は、画像データに対して画像処理を施す機能を有する。スキャナー20により取得された画像データは、そのまま露光用に用いるのではなく、予め色・濃度のチェックを行い、適切な色・濃度の写真プリントが作成されるように、必要に応じて色・濃度の補正データがオペレータにより入力される。これらの補正データは、付帯情報に含まれるものであり、後述するようにペーパー裏面に付帯情報として印字することができる。画像処理部22の機能として、上記の色・濃度の補正だけではなく、写真プリントのサイズにあわせた画像の拡大処理や、赤目補正等の特殊補正等も行われる。画像処理部22において画像処理された画像データは、画像送信部23に送られ、さらにレーザー制御部24へと転送される。画像処理部22は、例えば、画像処理ソフトウェア及び画像処理用のハードウェア等により構成することができる。画像送信部23は、バッファメモリ等により構成することができる。
ペーパーは、ペーパーマガジン1にロールRの形態で収容されている。写真プリントの作成を行う場合は、いずれか一方のペーパーマガジン1が使用される。ペーパーマガジン1から引き出されたペーパーは、アドバンスローラ2により下流側の搬送経路へと送り出される。ペーパーカッター3は、ペーパーマガジン1から引き出された長尺状のペーパーをプリントサイズに切断する。振り分け搬送装置4は、1列で搬送されてきたペーパーを2列の複数列になるように搬送形態を変えることができる。振り分け搬送装置4は、挟持搬送ローラ対5を備えておりペーパーを挟持して搬送させる。挟持搬送ローラ対5は、搬送経路に沿った方向と、搬送経路に直交する方向の両方に移動可能に構成されている。
レーザー露光装置6(画像形成部に相当)は、レーザーエンジン7を備えており、画像送信部23から送信されてくる画像データに基づいて露光光を走査し、ペーパーの乳剤面に画像を焼付露光する。レーザー露光装置6は、搬送ローラ対8,9を備えており、露光対象となっているペーパーを搬送経路(副走査方向)に沿って搬送させる。
レーザー露光装置6のすぐ下流側には、識別情報形成装置41が隣接して配置されている。識別情報形成装置41は、露光済みのペーパー端面に識別情報を印字する機能を有する。識別情報は、プリント処理される個々の画像を特定するIDとして機能するものであり、プリント処理される画像とその画像に対応した付帯情報とをリンクさせる機能を有する。識別情報形成装置41の詳細な構成は、後述する。
識別情報形成装置41の下流側には多数の搬送ローラ対10が設けられており、現像処理部11へと潜像が形成されたペーパーを送り込む。現像処理部11は複数の処理タンクを備えており、ペーパー表面に露光済みの画像情報を顕在化させる。乾燥処理部12は、現像済みのペーパーを乾燥処理する。識別情報読取装置13(識別情報読取部(センサー部)に相当)は、ペーパー端面に印字された識別情報を読み取る機能を有する。識別情報読取装置13の詳細な構成は、後述する。印字装置14(付帯情報形成部に相当)は、ペーパー裏面に付帯情報を印字(形成)する機能を有する。識別情報読取手段13で識別情報を読み取った後、その識別情報に対応付けられた付帯情報を抽出し、この抽出された付帯情報が印字されることになる。印字装置14は、インクリボン14aとヘッド14bを備えている。印字装置14は、ドットインパクトプリンタ、インクジェットプリンタ、熱転写プリンタ等の適宜の方式のものを使用することができる。
ペーパー裏面に付帯情報が印字されたペーパーは、搬送ローラ対15で搬送された後、プリント排出部16から仕上がりの写真プリントとして排出される。写真プリントは、不図示の集積装置にて、オーダー単位で集積される。
付帯情報取得手段25は、ペーパーの裏面に印字すべき付帯情報を取得する機能を有する。付帯情報には、先ほど説明した色・濃度の補正データが含まれ、これはオペレータにより個々の画像について入力されるものである。なお、補正の必要がないと判断された場合は、補正データは入力されない。補正データの入力は、マウスやキーボード等の入力手段26を介して入力される。付帯情報取得手段25は、ソフトウェアの機能として構成可能である。
スキャナー20により読み取られる写真フィルムがAPSフィルムである場合は、APSフィルムに記録されている磁気情報が磁気ヘッドにより読み取られる。この磁気情報は、撮影年月日や撮影時のシャッター速度や絞り値等が含まれることがあり、これらも付帯情報に相当するデータである。
付帯情報データベース27には、種々の付帯情報を入力手段26等を介して保存しておくことができる。付帯情報としては、写真店の宣伝広告や適宜のイラスト(キャラクターを含む)やはがきフォーマットも含まれている。これらの付帯情報は、画像との関連性はないものであるが、顧客に対するアピールとしてペーパーの裏面に印字できるように構成している。
制御部28は、画像処理システムの各部の動作を制御する機能を有する。付帯情報設定部29は、付帯情報を画像との整合が必要な第1付帯情報と、画像との整合が不要な第2付帯情報とに分けて設定することができる。色・濃度の補正データや、画像のコマ番号は、個々の画像との整合が必要なデータであり、それが印字されるべきペーパーも特定されなければならない。かかる付帯情報は、第1付帯情報として扱われる。また、写真店の宣伝広告、適宜のイラストデータ、はがきフォーマットは、個々の画像との整合が不要であるので、第2付帯情報として扱われる。従って、付帯情報を保存しておく場合には、付帯情報設定部29における設定内容に基づいて、第1付帯情報と第2付帯情報のいずれであるかを識別できる形態で保存される。
識別情報生成手段30は、個々の画像に対して識別情報を自動発行する機能を有する。また、オーダー情報生成手段31は、1オーダー単位でオーダーを識別するための情報を自動発行する機能を有する。これら生成手段30,31はソフトウェアの機能により構成可能である。これら識別情報やオーダー情報は、任意の桁数の数値データとすることができる。識別情報をペーパー端面に形成するときは、その数値データをドットコードという形で視覚化する。
情報データベース32は、種々の情報がデジタルデータ化されて保存されており、データベース制御部33により制御される。情報データベースに格納されている情報は、識別情報やオーダー情報(例えば、オーダー番号やコマ番号など)などをキーとして検索・抽出することができる。すなわち、 識別情報と対応して付帯情報がデータベース化されている。なおオーダー情報は1オーダー内では同じ情報であるので第2付帯情報ではあるが、第1付帯情報として扱うこともできる。識別情報により個々の画像と付帯情報とをリンクさせるわけであるが、リンクすべき付帯情報は第1付帯情報であるので、識別情報により抽出されるのは第1付帯情報のみである。
また、識別情報により対応付けられるのは付帯情報だけでなく画像データもいっしょにデータベース化しておくことが好ましい。画像をプリント処理した後も、再度同じ画像をプリント処理することがあり、その場合に画像データを保存しておけば、写真フィルムのスキャニングを行う必要がなく便利である。また、保存しておくべき画像データは、補正をしていないオリジナルの画像データであることが好ましい。色・濃度の補正データやその他の画像処理データ(赤目補正、階調補正、その他の特殊補正)は第1付帯情報として保存されているため、これらのデータを利用すれば、補正された画像データによりプリントを作成することができる。画質を修正したい場合は、補正データのみを変更すればよいのでデータの扱いが容易になる。従って、再プリントにおいても、おなじ画質のプリントを得ることができる。再プリントとしては、顧客からの依頼に基づく焼き増し処理のほか、オペレータの判断でより適切な画質のプリントが得られるようにするために行う再プリントがある。
印字制御部34は、現像済みペーパー端面から取得された識別情報に基づいて、データベース制御部33に指令を与え、その識別情報に対応した付帯情報を抽出させる。そして、抽出された付帯情報をペーパー裏面に印字できるように、印字装置14を制御する。印字されたペーパーは、ペーパー排出部16から装置外部に排出されることになる。印字制御部34とデータベース制御部33は、付帯情報形成装置13に付帯情報を形成させる制御部として機能する。
図1の構成によれば、付帯情報の形成(印字)は現像処理部11及び乾燥処理部12よりも下流側で行われる。乾燥処理部12では、現像処理されたペーパーを乾燥させるために温度が高く設定されている。従って、ペーパー裏面に付帯情報を印字したとしても、速く乾燥させることができる。従って、搬送ローラ対15等へのインクの転写により後続のペーパーに対して汚れを付着させるというような問題がない。また、識別情報を読み取った直後の搬送経路において、付帯情報を印字するようにしているので、その画像に対応した付帯情報を確実に形成することができる。
<写真プリント作成例>
図2(a)は、ペーパー裏面の付帯情報の作成例を示しており、具体的には、第1付帯情報である色・濃度の補正データとコマ番号が印字されている(Aで示すエリア)。印字される情報は、これに限定されるものではなく、他の第1付帯情報、例えば、APSフィルムの磁気情報から取得したものを追加で印字しても良い。
図2(b)は、付帯情報の別の作成例を示しており、第1付帯情報のほか、第2付帯情報も印字されている。例えば、写真店の宣伝広告、オーダー情報、キャラクター、プリント年月日である。なお、オーダー情報は、同じオーダー内では同じ情報であるので、第2付帯情報として扱うことができるが、オペレータの都合により第1付帯情報として扱うこともできる。第1付帯情報か第2付帯情報かの設定は、既に説明したように、付帯情報設定部29において設定される。
<識別情報形成装置の構成>
図3は、識別情報形成装置41の構成を示す図である。識別情報形成装置41としては、公知のインクジェットプリンタを用いることができる。識別情報形成装置41のインク吐出用ヘッド41aは、ペーパーの端面に向いており、ペーパー端面に識別情報を印字形成することができる。識別情報は、図例では1列のドットコード(ドットラインコード)として印字されている。インクの色は、黒でよい。識別情報生成手段30により生成された識別情報に基づいて、印字制御部43は、識別情報としてのドットコードをペーパー端面に印字できるように、識別情報形成装置41を制御する。
この識別情報は、画像情報と対応付けなければならないので、制御部28による制御のもと、個々の画像情報に対応した識別情報が形成されるように構成されている。ドットコードは、1次元バーコードと同じ原理を利用することができる。また、ノズル41aが向けられた位置には、搬送ローラ対42a,42bが設けられている。これにより、端面とノズル41aの位置あわせ精度を確保することができる。さらに、端面の厚み方向の位置を安定させることができる。また、ノズルから吐出されるインクによりペーパーの表裏面が汚されないようにする必要がある。図のように、搬送ローラ対42a,42bを配置することで、インクがペーパーの表裏面に飛散することを防止することができる。なお、搬送ローラ対に代えてガイド機構を用いることでも同じ目的を達成することができる。ガイド機構としては、平面的プレートを上下に配置して、これら上下のプレートによりペーパーを挟持した状態でガイドさせることができる。また、ガイド機構として、搬送ベルトを用いても良い。
インクの種類としては適宜のインク材料のものを使用することができるが、ペーパーの基材(紙)に染み込み過ぎないような粘度を有することが好ましい。また、端面に印字されたペーパーは、現像処理部11内に送り込まれるため、現像処理液に染み出しにくい油性インクを使用することが好ましい。
<付帯情報形成装置の構成>
図4は、識別情報読取装置13の構成を示す図である。識別情報読取装置13は、ペーパー端面に印字されている識別情報を読み取る機能を有する。識別情報形成装置13は、光学部材であるプリズム46と、光センサー47を備えている。また、ペーパー端面を照明するための光源部45を備えている。光源部45は、ハロゲンランプやLED等の適宜の種類の光源を用いることができる。プリズム46は、端面に形成されているドットコードの像を拡大させる機能を有する。かかる観点から、光学部材はプリズム46ではなく、レンズを用いた光学系により構成しても良い。印字制御部34には、データ解析部34aが設けられており、受光したドットコード画像から識別情報を解析する。
センサー47による読み取り光学系の光軸Lに対応する位置に搬送ローラ対44a,44bが設けられている。搬送ローラ対44a,44bを設けることで、端面の厚み方向の位置を安定させることができる。これにより、センサー47による読み取り確実性を確保することができる。搬送ローラ対に代えてガイド機構を用いることでも同じ目的を達成することができる。ガイド機構としては、平面的プレートを上下に配置して、これら上下のプレートによりペーパーを挟持した状態でガイドさせることができる。また、ガイド機構として、搬送ベルトを用いても良い。
<作動フローチャート>
図1に示す画像処理システムにおいて写真プリントを作成するまでの概略手順を図5のフローチャートにより説明する。まず、ネガフィルム等の写真フィルムをフィルムキャリアにセットする(#1)。写真フィルムを搬送させてコマ画像のスキャニングを開始する(#2)。また、処理対象である写真フィルムについて、オーダー番号がオーダー情報生成手段31の機能に基づき付与される(#3)。なお、オーダー情報を付与するタイミングは、図5に示すタイミングでなくても良い。写真フィルムのコマ画像から取得された画像データは、画像データ記憶部21に保存される(#4)。
取得された個々の画像(コマ画像)に対して、識別情報が識別情報生成手段30の機能に基づき付与される(#5)。この識別情報により各コマ画像を特定することができる。なお、識別情報を付与するタイミングについても種々変形例が考えられるので、図示のタイミングに限定されるものではない。
オペレータは、各コマ画像をモニター画面に所定枚数ずつ表示させ、適切な色・濃度の写真プリントが作成されるか否かを判断する(#6)。オペレータは、必要に応じて色・濃度の補正データを入力手段26を介して入力する。1オーダー分(フィルム1本分)の画像について、すべて判定を行う。また、必要に応じて赤目補正などの特殊補正が必要か否かを判断しても良い。入力された補正データは、第1付帯情報に相当するものであり、入力対象となった画像の識別情報と対応付けられて情報データベース32に格納される(#7)。
画像処理作業が終了すると、プリント処理開始指令を出す(#8)。例えば、モニター画面上の特定のボタンをクリックすることで開始することができる。これにより、先ほど入力した補正データに基づいて画像データの補正処理が施される。補正された画像データは、画像送信部23からレーザーエンジン7へと送信される(#9)。レーザーエンジン7では、送信されてきた画像データに基づいて、ペーパーの乳剤面に対して画像の焼付露光を行う(#10)。
画像が焼付露光されたペーパーは、レーザー露光装置6のすぐ下流側にある識別情報形成装置41に送り込まれ、識別情報であるドットコードがペーパー端面に印字される(#11)。制御部28による制御に基づいて、焼付露光された画像情報に対応した識別情報が印字される。なお、ノズルは所定周期でインクを吐出可能なように構成されており、ペーパーを一定速度で搬送させながら、インクの吐出の有無を制御することでドットコードを形成できる。例えば、4ビットのドットコードを端面に印字することができる。
画像が焼付露光され、識別情報が印字されたペーパーは、搬送ローラ対10により搬送されて現像処理部11における現像処理、乾燥処理部12における乾燥処理が施される(#12)。現像処理部11を通過することで、潜像であった画像情報が顕在化される。乾燥処理部12を通過すると、識別情報読取装置13により識別情報(ドットコード)が読み取られる(#13)。この識別情報に対応する第1付帯情報が情報データベース32から抽出される(#14)。印字制御部34は、この情報を印刷装置14に送ることで、付帯情報がペーパー裏面の所定位置に印字される(#15)。ペーパーは、ペーパー排出部16から排出され、集積装置によりオーダー単位で集積され(#16)、オペレータにより袋詰される。
なお、ペーパー裏面の印字構成例は、図2に示した通りであり、第1付帯情報のみを印字してもよいし、第1付帯情報と第2付帯情報の両方を印字しても良い。
<別実施形態>
本実施形態で説明した画像形成システムは、写真感光材料に画像露光して写真プリントを作成するシステムであるが、これに限定されるものではなく、画像露光を行わない(写真現像処理を行わない)タイプの画像形成システム、例えば、インクジェットプリンタの場合にも応用できる。この場合、画像形成部としてはインクジェットによる構造が採用される。画像が形成されたペーパー(インクジェット用ペーパーあるいは一般紙であり画像形成媒体に相当する。)は媒体排出部から装置外部に排出される。
本実施形態では、識別情報読取装置13と印字装置14を装置内部に配置しているが、装置外部(ペーパー排出部16の外側)に配置しても良い。また、これら識別情報読取手段13と印字装置14は、オプション装備にしてもよい。識別情報読取手段13と印字装置14の配置は、現像処理部11の下流側に配置するのであれば、図1に示す配置例以外の場所に配置しても良い。
本実施形態では、画像データを写真フィルムから取得する例を説明したが、これに限定されるものではない。デジタルカメラの記録媒体や、MOディスク、CD−R等のメディアから取得するようにしても良い。
画像露光部は、デジタル式のエンジンではなく、アナログ式の投影露光部により構成しても良い。
識別情報形成装置41を配置する場所は、レーザー露光装置6(画像露光部)の上流側近傍に隣接配置しても良い。あるいは、現像処理部11の直前の搬送経路途上に配置しても良い。あるいは、ペーパーカッター3の近傍に配置しても良い。
画像処理システムの構成を示す模式図 ペーパー裏面の印字構成例を示す図 識別情報形成装置の構成例を示す図 識別情報読取装置の構成例を示す図 写真プリント作成までの手順を示すフローチャート
符号の説明
6 レーザー露光装置
29 付帯情報設定部
30 識別情報生成手段
31 オーダー情報生成手段
32 情報データベース
33 データベース制御部
34 印字制御部
34a データ解析部
41 識別情報形成装置
41a ノズル
42 搬送ローラ
43 印字制御部
44 搬送ローラ対
45 光源
46 プリズム
47 光センサー

Claims (7)

  1. 画像形成媒体の表面に画像を形成させる画像形成部と、
    画像形成媒体の裏面に付帯情報を形成させる付帯情報形成部とを備えた画像処理システムであって、
    画像情報と付帯情報とをリンクさせるための識別情報を生成する識別情報生成手段と、
    付帯情報を識別情報と関連付けて保存しておく情報保存部と、
    識別情報を画像形成媒体の端面に形成する識別情報形成部と、
    前記端面に形成された識別情報を読み取る識別情報読取部と、
    読み取られた識別情報に対応した付帯情報を情報保存部から読み出し、付帯情報形成部に読み出された付帯情報を形成させる制御部とを備えたことを特徴とする画像処理システム。
  2. 付帯情報形成部に設けられたインク吐出用のノズルと、
    このノズルに対向する位置に設けられた画像形成媒体搬送用の搬送ローラ対とが設けられている請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 付帯情報形成部に設けられたインク吐出用のノズルと、
    このノズルに対向する位置に設けられた画像形成媒体ガイド用のガイド機構とが設けられている請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 画像形成媒体の端面に対して照明光を照射する光源部と、
    端面に形成された識別情報の画像を拡大する光学部材とを備え、
    拡大された識別情報を前記識別情報読取部で読み取るように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  5. 前記識別情報読取部による読み取り光軸に対応する位置に画像形成媒体搬送用の搬送ローラ対が設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  6. 前記識別情報読取部による読み取り光軸に対応する位置に画像形成媒体ガイド用のガイド機構が設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  7. 前記識別情報は、ドットコードにより構成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010008459A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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