JP2005261701A - アイアン用スイング練習台 - Google Patents

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Abstract

【課題】 練習者の乗る天板部が任意の方向に任意の傾斜角度に調整可能で構成が簡単であること。
【解決手段】 練習者の乗る天板部2と、これを下方から支持するように積層され、各々、円筒状容器を斜めに切断した形状の上段スペーサ3及び下段スペーサ4と、以上を支持すると共に設置面に固定されるベース架台5と、天板部2と上段スペーサ3間、上段スペーサ3と下段スペーサ4間及び下段スペーサ4とベース架台5間の各々の間に挿入され、るスラストベアリング6、7、8と、上段スペーサ3を回転駆動する電動モータ9と、下段スペーサ4を回転駆動する電動モータ10とで構成する。上段スペーサ3と下段スペーサ4とは、相互に独立に自転回動可能で、その自転回動に伴い、その上部に支持される天板部2の傾斜の向き及び傾斜角度を変化させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、練習者の乗る天板部が、全方位にわたって所望の傾斜状態に調整可能なゴルフのアイアン用スイング練習台に関するものである。
ゴルフコースは起伏に富んでいて、プレイヤーはプレー中に様々な向きや傾斜の斜面上のボールを打つ必要がある。このためこうした斜面でもアイアンを用い的確に打てるように習熟することが重要で、練習者の乗る天板が、全方位にわたって、所望の傾きに調整可能なゴルフのアイアン用スイング練習台が望まれている。
天板を一方向に自由な角度で傾斜させるメカニズムは比較的容易に構成可能であるが、全方位に傾斜方向を変え、かつ傾斜角度を自由に変えることができるメカニズムと云うことになると、それほど容易ではない。例えば、練習台を南北を向けて設置した場合、前記のように、南北方向にのみ傾斜させるとすれば実現は容易であるが、現実のゴルフ場の場内のフィールドは東西も含めた全方位のいずれかに傾斜しているのが普通であり、このような実状に即すれば任意の向きに傾斜させる必要があり、このような練習台は普及していない。
なお、任意の向きかつ任意の角度に傾斜できるようにしたこの種のゴルフ練習台としては、例えば、特許文献1、2、3のようなものが提案されている。
特開2004−49923号公報 特開2003−154044号公報 特開2002−210057号公報
本発明は、練習者の乗る台を簡明な機構で任意の向きに任意の傾斜角度で傾斜させ得、更にその台が安定しているものであるアイアン用スイング練習台を提供することを解決の課題とする。
本発明の1は、練習者がその上に乗ってアイアンのスイングの練習をするための天板部、該天板部の傾きを所定の角度範囲でかつ全方位にわたって自由に変更可能とする角度変更手段及び該天板部を角度変更手段を介して支持するベース架台からなるアイアン用スイング練習台に於いて、
前記角度変更手段を、
下端に下部斜面を備えた上段スペーサと、上端に該下部斜面と対面する上部斜面を備えた下段スペーサと、
上段スペーサと下段スペーサとの軸心を中心とする相互の相対的な自転動作を許容すべく、該上段スペーサの下部斜面と該下段スペーサの上部斜面との間に介在させるスラスト軸受け手段と、
前記上段スペーサの自転動作にもかかわらず前記天板部が静止状態を維持すべく、該上段スペーサの上端と該天板部の下面との間に介在させるスラスト軸受け手段と、
前記下段スペーサの前記ベース架台上に於ける自転動作を許容すべく、該下段スペーサの下端と該ベース架台の上端との間に介在させるスラスト軸受け手段と、
前記下段スペーサに配した上段スペーサの自転回動を駆動する回転駆動手段と、
前記ベース架台に配した下段スペーサの自転回動を駆動する回転駆動手段と、
で構成し、
更に前記天板部と前記ベース架台との間に該天板部の回転を防止する回転防止手段を配して構成したアイアン用スイング練習台である。
本発明の2は、本発明の1のアイアン用スイング練習台に於いて、前記上段スペーサの上端を、該上段スペーサの下部斜面と前記ベース架台上に直立状態に配した下段スペーサの上部斜面との対面状態が該下部斜面の最下部と該上部斜面の最下部及び該下部斜面の最上部と該上部斜面の最上部が相互に対面するそれになった時点で、水平状態となるように構成したものである。
本発明の3は、本発明の1又は2のアイアン用スイング練習台に於いて、前記天板部の周囲のいずれかの位置に、前記上段スペーサの下部斜面と前記下段スペーサの上部斜面との各々の最下部及び最上部の一方又は双方の位置する角度位置を示す表示手段を構成したものである。
本発明の1のアイアン用スイング練習台によれば、簡明な構成で、全方位のいずれの方向にも自在に傾斜させることが可能であり、ゴルフ場のフィールドに出てプレーする際に遭遇する種々の傾斜条件を生成させてその様な場合に対応するスイングの仕方の練習を行うことができる。また得られる傾斜状態は安定確実に保持されるものであるため、その上に乗ってスイングの練習をする者は、スイング中にその不安定性によって姿勢を崩してしまうような問題はない。それ故、安心して練習を行うことができる。
本発明の2のアイアン用スイング練習台によれば、全方位に生じさせる傾斜角度は、いずれの方位を向いたものであっても同様に同じレベルまで傾斜させうることとなる。
本発明の3のアイアン用スイング練習台によれば、これを利用する者が、前記上段スペーサの下部斜面と前記下段スペーサの上部斜面との各々の最下部及び最上部の一方又は双方の位置する角度位置を知ることができるため、所望の向きを決めてその方向に、例えば下降傾斜させたい場合は、その方向に延びる仮装ラインを挟んで対称状態にそれぞれの最下部が位置するように、上段スペーサ及び下段スペーサを回転させれば、それが実現できる。また各々の最下部の角度間隔を広げるほど傾斜は緩やかになり、そのような操作も極めて簡単にできることになる。
一定方向に上向き傾斜させる場合は、その方向を挟んで上部斜面と下部斜面の各最上部を対称に位置させるように、上段スペーサと下段スペーサとを回転させれば良く、これも極めて簡単に実現できる。両者の角度間隔を広げれば上向き傾斜は緩やかになり、このような操作は、下向き傾斜も上向き傾斜も同様で簡単にできる。
本発明は、基本的に、練習者がその上に乗ってアイアンのスイングの練習をするための天板部と、該天板部の傾きを所定の角度範囲でかつ全方位にわたって自由に変更可能とする角度変更手段と、前記天板部を角度変更手段を介して支持するベース架台とで構成したアイアン用スイング練習台である。
前記天板部は、平面形状は特に規定しないが、例えば、2m四方程度の平板で、練習者が乗ってクラブをスィングするうえで支障のない広さと強度を備え、表面には、例えば、人工芝や適当なマット類を貼るなど、コースの臨場感と共に、滑り止め効果も図り得るものとするのが適当である。その材質は、撓まないだけの剛性や強度を備え、一方で、後記するように、これを支持する角度変更手段の上段スペーサや下段スペーサを自転回動するうえで支障を来さぬ程度に軽量であると言う具合に、実用上の条件を満たしていれば、特に金属等に限るものではない。
前記角度変更手段は、下端に下部斜面を備えた上段スペーサと、上端に該下部斜面と対面する上部斜面を備えた下段スペーサと、該上段スペーサの下部斜面と該下段スペーサの上部斜面との間、該上段スペーサの上端と前記天板部の下面との間及び該下段スペーサの下端と前記ベース架台の上端との間に、それぞれ介在させるスラスト軸受け手段と、前記上段スペーサ及び下段スペーサを各々自転回動させるべく回転駆動する回転駆動手段とで構成する。
前記上段スペーサと前記下段スペーサは、種々の構成が可能であるが、例えば、共に直径が前記天板部の一辺よりも一回り小さな円筒をベースとした形状とすることができる。或いは、概ね同様の形状ではあるが、上端と下端とを各々その周縁に沿って定角度間隔に配した連結棒で結合した構成とすることもできる。
前記上段スペーサは、前記のように、下端に下部斜面を備え、前記下段スペーサは上端に上部斜面を備えるが、各々の角度は、該上段スペーサと該下段スペーサとを連続する一つの円柱体であると見なした場合に、これを斜めにカットして生じる輪切り斜面のように対応する角度関係になるように構成するのが適当である。
前記下部斜面と前記上部斜面とは、前記のように、前記スラスト軸受け手段を介して、平行状態で対面するものであるが、前記上段スペーサ及び前記下段スペーサは、後述するように、各々独自に自転回動し、いずれにしても、相互に相対的に自転回動しあう関係にあり、該下部斜面と該上部斜面との相互の平行状態を維持しながら自転回動するものであるため、相互の回転軸は一致しない。一本の軸と考えると相互に対面する上部斜面と下部斜面の位置で屈曲したような状態となっている。
下段スペーサの軸心が直立するものであるのに対して、上段スペーサの軸心は、対面する上部斜面と下部斜面との部分でそれらの平面に直交する向きとなっている。そのため、下段スペーサを直立状態に保持しておけば、上部斜面と下部斜面との傾斜角度が、相互の自転回動角の関係により、相互に加算され又は減算されて、上段スペーサが種々の向き及び角度で傾斜し、その上部に配置された天板部を種々の向き及び角度で傾斜させることができることになる。
ところで、前記上段スペーサの下部斜面及び下段スペーサの上部斜面は、全面的に閉じた文字通りの平面である必要はなく、網状であったり、格子状であったり、或いは円環状の周縁に延びるスポーク状であったりすることも可能であり、これらも含む概念である。
また前記スラスト軸受け手段は、それぞれ上段スペーサと下段スペーサの軸心を中心とする相互の相対的な自転回動を許容すべく配し、また前記上段スペーサの自転回動動作にもかかわらず前記天板部が静止状態を維持すべく配し、或いは、前記下段スペーサの前記ベース架台上に於ける自転回動動作を許容すべく配するものであり、そのような機能を果たせるものであれば、特定のそれに限定されない。以上のいずれの部位の場合も、ボールやローラを用いたリング状のスラストベアリングを採用するのが適当である。
前記回転駆動手段は、それぞれ上段スペーサと下段スペーサとを独立に自転回動させるために駆動手段であり、その都合上、前者の上段スペーサの駆動手段は下段スペーサに配し、下段スペーサの駆動手段はベース架台に配するものとする。各回転駆動手段は、いずれも駆動対象を回転駆動することができるものであれば、特に限定されないが、通常、電動モータを採用するのが適当である。
前記天板部は、前記上段スペーサの上に配されるものであるが、該上段スペーサが自転回動する際に一緒に回転したのでは、云うまでもなく、これに乗っている練習者にとって具合が悪いので、その回転を阻止する回転防止手段が必要である。これは、常に静止状態にあるベース架台との間に配する。該天板部は回転は阻止しなければならないが、角度変更手段の動作により任意の方向に任意の角度で傾斜するものであるから、他面、これを許容するものでなければならない。そのため、例えば、該天板部の周縁の複数箇所とベース架台の周縁の複数箇所とを弾力的に結合する複数本のスプリング等で構成することが可能である。
なお前記上段スペーサの上端は、該上段スペーサの下部斜面と前記ベース架台上に直立状態に配した下段スペーサの上部斜面との対面状態が該下部斜面の最下部と該上部斜面の最下部及び該下部斜面の最上部と該上部斜面の最上部が相互に対面するそれになった時点で、水平状態となるように構成するのが適当である。この状態の時点で、上段スペーサの上端が水平状態になるように設定しておけば、この上に載置状態となっている天板部の傾きのコントロールが分かりやすく容易になる。
また前記天板部の周囲のいずれかの位置に、前記上段スペーサの下部斜面と前記下段スペーサの上部斜面との各々の最下部及び最上部の一方又は双方の位置する角度位置を示す表示手段を構成しておけば、前記角度変更手段に、特別の制御手段を設けず、単に練習者が電動モータ等の回転駆動手段の動作を手動で制御するように構成した場合であっても、その傾斜方向及び傾斜角度の設定が容易にできることとなる。
上記表示手段としては、液晶表示器等を採用することができる。位置の検出はロータリーエンコーダ等を利用して行うことができる。
従って本発明のアイアン用スイング練習台は、例えば、以下のように使用する。練習者は前記天板部の上に乗り、まず下段スペーサ用及び上段スペーサ用の回転駆動手段を同時にまたは個別に回転動作させて、該天板部を所望の方向に所望の角度に傾斜させる。前記表示手段も特別の制御手段も構成していない場合は、若干試行錯誤的になるが、天板部の実際の動きを体感しながらそれぞれの回転駆動手段を動作させ、所望の方向への所望の角度の傾斜を比較的簡単に得ることができる。
前記表示手段を設けた場合は、上段スペーサの下部斜面及び下段スペーサの上部斜面の最上部又は最下部の一方又は双方の角度位置を知ることができるため、天板部の傾斜を任意の方向任意の角度に設定するのがより容易になる。例えば、一定方向に下降傾斜させたい場合は、上段スペーサの下部斜面及び下段スペーサの上部斜面の最下部をそれぞれ該一定方向を向いた仮装線を中心に0度から任意の同一角度間隔づつ離間させていけば、そのように設定することができることとなる。0度の時は相互の最下部が重なっているので該一定方向を向いた最も大きな角度での下降傾斜となり、両側への同一角度間隔での離間にともなって当該一定方向を向いた角度の小さな下降傾斜となってい行く。
一定方向に上向き傾斜させる場合は、上段スペーサの下部斜面及び下段スペーサの上部斜面の最上部の位置を利用して、同様に操作すれば、その結果が得られる。
いずれにしても極めて簡単に天板部の任意の方向への任意の傾きを設定できることになる。また特別の制御手段を構成した場合は、その制御手段により、天板部をより容易に任意の方向への任意の傾きを設定できることになるのは云うまでもない。
従って、本発明のアイアン用スイング練習台によれば、簡単な構成ながら、フィールドに出ている場合の種々の条件を想定しながら天板部の傾斜方向及び角度を任意に調整しながら練習することができ、練習効果を上げることができる。
本発明の実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施例のゴルフのアイアン用スイング練習台1は、図1及び図2に示すように、練習者の乗る天板部2と、これを支持すべくその下方に積層した上段スペーサ3及び下段スペーサ4と、該下段スペーサ4を支持すべくその下方に配したベース架台5と、前記天板部2と前記上段スペーサ3との間、該上段スペーサ3と前記下段スペーサ4との間及び該下段スペーサ4と前記ベース架台5との間にそれぞれ配するスラストベアリング6、7、8と、該上段スペーサ3を自転回動させるべく該下段スペーサ4に配した電動モータ9と、該下段スペーサ4を自転回動させるべく該ベース架台5に配した電動モータ10と、前記天板部2の各辺と前記ベース架台5の各辺との間に各々二本ずつ配したスプリング21、21…とで構成したものである。
前記天板部2は、この実施例では、図1及び図2に示すように、概ね2m四方の平板で、練習者が乗ってクラブをスィングするうえで支障のない広さとし、表面には人工芝を貼って、コースの臨場感と共に、滑り止めも図っている。該天板部2の本体は金属製の格子状部材とその上面に接合した金属板とで構成したものであり、容易に撓まない剛性や強度を備え、他方で、これを支持する前記上段スペーサ3及び前記下段スペーサ4等を自転回動させる上で支障を来さぬ程度に軽量化を図っている。
前記上段スペーサ3及び下段スペーサ4は、図1及び図2に示すように、この実施例では、前記天板部2より一回り小さな概ね1.5m径の円筒状部材を斜めに切断し、その上部側を前者に、下部側を後者に構成したような構成としたものである。従って該上段スペーサ3は下端に下部斜面を備え、下段スペーサ4はその上端に上部斜面を備えた構成となっており、この実施例では、該下部斜面及び上部斜面はそれぞれ金属板材で閉じた構成としてある。また該上段スペーサ3の上端及び該下段スペーサ4の下端も、金属板材で閉じた構成としてある。
なお前記上段スペーサ3の下部斜面と前記下段スペーサ4の上部斜面は、図2に示すように、この実施例では、共に同一傾斜角度で7.5度としている。
前記ベース架台5は、図1及び図2に示すように、金属板材で構成した基板部51と、その四隅に配した支持脚52、52…とで構成したものである。
前記スラストベアリング6、7、8は、図1及び図2に示すように、トップレース6aとアンダーレース6bとその間に配される複数のスチールボール11、11…とで構成されるリング型の一般的なそれであり、これを介在させる上下の部材相互を相対的に逆回転方向に円滑に回動可能とするものである。具体的には、スラストベアリング6のトップレース6aは前記天板部2の下面に固設され、アンダーレース6bは、前記上段スペーサ3の上端に固設されるものであり、これによって上段スペーサ3の自転回動時にも天板部2は静止状態を維持することができる。
スラストベアリング7のトップレース7aは該上段スペーサ3の下部斜面に固設され、アンダーレース7bは、前記下段スペーサ4の上部斜面に固設されるものであり、これによって上段スペーサ3と下段スペーサ4の各々の同時又は個別の自転回動動作によって生じる相互の相対的な逆回転をスムーズに実現することができる。
またスラストベアリング8のトップレース8aは前記下段スペーサ4の下端に固設され、アンダーレース8bは、前記ベース架台5の上面に固設されるものであり、これによって下段スペーサ4は該ベース架台5上での自転回動をスムーズに行うことができる。
前記電動モータ9、10は、前記したように、それぞれ前記上段スペーサ3及び下段スペーサ4を自転回動させるべく配するものであり、この実施例では、各々を適切な低回転速度で自転回動させ得るように減速器を内蔵したそれを採用している。また正逆回転制御可能なように構成したものを採用している。なおこの実施例では、図示しない操作盤が天板部2の側方に立ち上げてあり、その操作面には、押し込み操作している間だけ電動モータ9、10を正回転させる各対応する正回転ボタンと、同様に押し込み操作をしている間だけ逆回転させる各対応する逆回転ボタンとが配してある。また上段スペーサ3を回転駆動する電動モータ9のための正回転ボタン及び逆回転ボタンには倍速切換スイッチが付設してあり、これを倍速側に切り換えてから該正回転ボタン又は該逆回転ボタンを押し込むと、該電動モータ9を倍速で正回転又は逆回転動作させ得るようになっている。
該電動モータ9は、図2に示すように、下段スペーサ4の上部斜面を閉じる金属板材に取り付け、その出力軸に固設したベルト車91、上段スペーサ3の下部斜面を閉じる金属板材の中心に固設したベルト車31、それらの両者間に掛け渡したベルト92を介して、その回転出力を該上段スペーサ3を自転回動させるべく伝達するようになっている。
前記電動モータ10は、同様に図2に示すように、前記ベース架台5の基板部51に取り付け、その出力軸に固設したベルト車101、下段スペーサ4の下端を閉じる金属板材の中心に固設したベルト車41及びそれらの両者間に掛け渡したベルト102を介して、その回転出力を該下段スペーサ4を自転回動させるべく伝達するようになっている。
前記スプリング21、21…は、前記したように、前記天板部2の各辺と前記ベース架台5の各辺との間に各々二本ずつ配したものである。該天板部2の各辺毎の二本のスプリング21、21は各々該当する辺の両隅部に結合し、それらの下端はベース架台5の基板部51の該当する辺のそれぞれ隅部から1/3程度の部位に結合したものである。これらのスプリング221、21…によって、前記上段スペーサ3及び下段スペーサ4の一方又は双方が自転回動した場合でも、一方で、これらに伴う天板部2の回動を阻止し、他方で、これに伴う天板部2の任意の方向及び角度の傾斜を許容できるようになっているものである。
従ってこの実施例のアイアン用スイング練習台1によれば、簡単な構成ながら、天板部2を任意の方向に任意の角度で容易に傾斜させ、ゴルフ場でのプレーに近似する傾斜状態を実現してアイアンのスイングの練習を行うことができる。
練習者は、まず天板部2上に乗り、該天板部2に所望の向き及び所望の角度で傾斜を生じさせる。これは、前記各正回転ボタン及び逆回転ボタンをそれぞれ適当な手順で押し込み操作して行うことができる。
前記上段スペーサ3及び下段スペーサ4は、下端に位置する下部斜面又は上端に位置する上部斜面を備えており、その結果、該上段スペーサ3はその下部斜面の上部側が薄く、下部側が厚い形状となっており、他方、該下段スペーサ4はその上部斜面の上部側が厚く下部側が薄い形状となっている。そして該下段スペーサ4は、前記のように、その軸心を直立させた状態でベース架台5上に立設配置されており、該上段スペーサ3は、その下部斜面を該下段スペーサ4の上部斜面に対面させた状態で配してあるものであるため、各々を自転回動させて相互の最大厚みの部分が重なり合った状態にすると、当然、最少厚みの部分も重なり合った状態となり、天板部2は、最大厚みの部分の重なり合った側が最高所に、最少厚みの部分の重なり合った側が最低所となる傾斜を生じる。これが最大傾斜状態である。また一方の最大厚みの部分と他方の最少厚みの部分が重なり合った状態にすると、図1及び図2に示すように、両側の高さが同一となり、天板部2は水平状態となる。
前記天板部2を所望の向きで所望の傾斜状態に設定するためには、種々の手順があり、どのような手順で行うことも自由であるが、ここでは一つの簡単な例を説明する。
練習者は、前記上段スペーサ3と前記下段スペーサ4の最大厚みの部分又は最少厚みの部分を知ると操作しやすい。そこで、初めに水平になっている天板部2に乗った場合は、該上段スペーサ3を前記正回転ボタン又は逆回転ボタンを押し込み操作して自転回動させる。該上段スペーサ3を180度自転回動させれば、前記天板部2の最大傾斜状態が生じる。この実施例では特に表示手段が構成されていないので、180度自転回動したか否かは明確には分からないが、いずれかの方向に概ね最大傾斜状態になったことを確認してそのように認識することができる。
なおこの場合、前記下段スペーサ4を180度自転回動させても同様の筈であるが、上段スペーサ3は該下段スペーサ4の上に乗っているものであるため、このとき該下段スペーサ4と共に自転回動してしまい、該下段スペーサ4だけを自転回動させることはできない。そのため、この場合は、該上段スペーサ3を同時に該下段スペーサ4と逆方向に回転させなければならないこととなり、煩雑である。従って、前記のように、上段スペーサ3のみを正回転又は逆回転させるのが適当である。
この後は、該下段スペーサ4用の電動モータ10の正回転ボタン又は逆回転ボタンを押し込み操作してその最低所又は最高所の方向を所望の方向に向ける。このように下方の電動モータ10用の正回転ボタン又は逆回転ボタンを押し込み操作すると、前記下段スペーサ4がその方向に自転回動し、これに乗っている上段スペーサ3も同時に全く同様に当該の方向に自転回動するので、上記のような結果が得られる。
こうして、例えば、前記天板部2の傾斜の最低所の方向を所望の方向に向け、更に前記電動モータ9の正回転ボタン及び逆回転ボタンに付設する倍速切換スイッチを倍速側に切り換えた上で、前記上段スペーサ3又は前記下段スペーサ4駆動用のいずれか一方の正回転ボタンと他方の逆回転ボタンとを同時に押し込み操作すると、最低所の位置は変わらずに徐々に上昇し、傾斜が緩やかになってくる。所望の傾斜になったところで、ボタン操作を停止すれば、その傾斜状態に保持される。
最低所の方向が決まった上で、前記上段スペーサ3用の電動モータ9を倍速で回転動作するように切り換えた上で、いずれか一方の正回転ボタンと他方の逆回転ボタンとを同時に押し込み操作すると、前記電動モータ10に対して電動モータ9が倍速で回転動作し、その結果、ほぼ等速で前記上段スペーサ3及び前記下段スペーサ4が逆自転回動することとなり、それぞれの最少厚みの部分が、設定された最低所の方向から絶対値で同一角度間隔で各々逆方向に周回移動し、該設定された最低所には角度間隔に応じて厚くなった厚みの部分が位置することとなり、該最低所の高さがその分だけ高くなる訳である。こうして傾斜は徐々に緩やかになるが、前記のように、それが所望のものになったと感じたところで、該ボタン操作を停止すれば、該上段スペーサ3及び下段スペーサ4の自転回動は停止し、その傾斜状態が維持されることになる。
こうして得られた所望の傾斜方向及び傾斜角度で、天板部2上の所定の位置にゴルフボーるを配置してアイアンのスイングの練習を行うことができる。
実施例のアイアン用スイング練習台の概略斜視図。 図1のA−A線概略断面図。
符号の説明
1 アイアン用スイング練習台
2 天板部
21 スプリング
3 上段スペーサ
31 上段スペーサの下部斜面に固設してあるベルト車
4 下段スペーサ
41 下段スペーサのベルト車
5 ベース架台
51 基板部
52 支持脚
6 天板部と上段スペーサ間のスラストベアリング
6a スラストベアリング6のトップレース
6b スラストベアリング6のアンダーレース
7 上段スペーサと下段スペーサ間のスラストベアリング
7a スラストベアリング7のトップレース
7b スラストベアリング7のアンダーレース
8 下段スペーサとベース架台間のスラストベアリング
8a スラストベアリング8のトップレース
8b スラストベアリング8のアンダーレース
9 上段スペーサ3駆動用の電動モータ
91 電動モータ9のベルト車
92 ベルト車91とベルト車31間に掛け渡したベルト
10 下段スペーサ4駆動用の電動モータ
101 電動モータ10のベルト車
102 ベルト車101とベルト車41間に掛け渡したベルト
11 スチールボール

Claims (3)

  1. 練習者がその上に乗ってアイアンのスイングの練習をするための天板部、該天板部の傾きを所定の角度範囲でかつ全方位にわたって自由に変更可能とする角度変更手段及び該天板部を角度変更手段を介して支持するベース架台からなるアイアン用スイング練習台に於いて、
    前記角度変更手段を、
    下端に下部斜面を備えた上段スペーサと、上端に該下部斜面と対面する上部斜面を備えた下段スペーサと、
    上段スペーサと下段スペーサとの軸心を中心とする相互の相対的な自転動作を許容すべく、該上段スペーサの下部斜面と該下段スペーサの上部斜面との間に介在させるスラスト軸受け手段と、
    前記上段スペーサの自転動作にもかかわらず前記天板部が静止状態を維持すべく、該上段スペーサの上端と該天板部の下面との間に介在させるスラスト軸受け手段と、
    前記下段スペーサの前記ベース架台上に於ける自転動作を許容すべく、該下段スペーサの下端と該ベース架台の上端との間に介在させるスラスト軸受け手段と、
    前記下段スペーサに配した上段スペーサの自転回動を駆動する回転駆動手段と、
    前記ベース架台に配した下段スペーサの自転回動を駆動する回転駆動手段と、
    で構成し、
    更に前記天板部と前記ベース架台との間に該天板部の回転を防止する回転防止手段を配して構成したアイアン用スイング練習台。
  2. 前記上段スペーサの上端を、該上段スペーサの下部斜面と前記ベース架台上に直立状態に配した下段スペーサの上部斜面との対面状態が該下部斜面の最下部と該上部斜面の最下部及び該下部斜面の最上部と該上部斜面の最上部が相互に対面するそれになった時点で、水平状態となるように構成した請求項1のアイアン用スイング練習台。
  3. 前記天板部の周囲のいずれかの位置に、前記上段スペーサの下部斜面と前記下段スペーサの上部斜面との各々の最下部及び最上部の一方又は双方の位置する角度位置を示す表示手段を構成した請求項1又は2のアイアン用スイング練習台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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