JP2005261680A - 遊技機枠 - Google Patents
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Abstract
【課題】 枠本体の側壁を上下壁間に設けられた1枚板で形成した場合には、側壁の反り防止用の棚板を設ける必要があり、また、側壁を構成する1枚板を大きな材料から材料取りしなくてはならず、経済的に不利である。
【解決手段】 遊技部品を収納する前方に開口した箱状に形成された枠本体8と、枠本体にヒンジ9で着脱可能に取付けられて枠本体の前方の開口を開閉可能な開閉枠とを備えた遊技機枠において、枠本体8の側壁14を、上板18と、下板19と、これら上板18の下端部18Aと下板19の上端部19Aとを互いに上下連結する連結部材20とにより形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】 遊技部品を収納する前方に開口した箱状に形成された枠本体8と、枠本体にヒンジ9で着脱可能に取付けられて枠本体の前方の開口を開閉可能な開閉枠とを備えた遊技機枠において、枠本体8の側壁14を、上板18と、下板19と、これら上板18の下端部18Aと下板19の上端部19Aとを互いに上下連結する連結部材20とにより形成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は枠本体の側壁の反りを防止するための棚板を不要とできるとともに側壁を構成する板を小さい材料から材料取りできて材料の有効活用化を可能とする遊技機枠に関する。
スロットマシンの遊技機枠の枠本体は、後壁と上壁と下壁と両側壁と棚板とで構成され、前方に開口した箱状に形成される(特許文献1)。特許文献1における枠本体の側壁は、上下壁間を繋ぐ上下に長い1枚板により形成されているので、側壁が反りを生じ易く、側壁の反りを防止するために側壁間に棚板を挿入して棚板を両側壁に止めねじで固定する必要がある。1枚板とは、自然木板あるいは合板あるいは集成板あるいは継板等により単一の板として形成された板を言う。
特開2003−135654号公報
解決しようとする問題点は、枠本体の側壁を上下壁間に設けられた1枚板で形成した場合には、側壁の反り防止用の棚板を設ける必要があり、また、側壁を構成する1枚板を大きな材料から材料取りしなくてはならず、経済的に不利であるという点である。
本発明の遊技機枠は、遊技部品を収納する前方に開口した箱状に形成された枠本体と、枠本体にヒンジで着脱可能に取付けられて枠本体の前方の開口を開閉可能な開閉枠とを備えた遊技機枠において、枠本体の側壁が上板と、下板と、これら上板の下端部と下板の上端部とを互いに上下連結する連結部材とにより形成されたことを最も特徴とする。連結部材の前後長さが、枠本体の側壁の前端から枠本体の後壁の内面までの側壁に沿った連続長さと同じ長さに形成されたことや、連結部材が側壁の上板の下端面と側壁の下板の上端面との間隔を人の手の指の挿入可能な間隔に保持したことや、連結部材が枠本体の内側に張出す支持部を備え、支持部が、複数の遊技部品を組付けて構成された遊技部品構成体を支持したことや、連結部材には支持部に支持されて枠本体内に搭載された遊技部品構成体の左右の移動を規制する左右規制部を備え、枠本体の後壁には枠本体内に搭載された遊技部品構成体の後方への移動を規制する後規制部を備え、開閉枠の裏面には開閉枠の閉じた場合に枠本体内に搭載された遊技部品構成体の前方及び上方への移動を規制する前規制部を備えたことや、連結部材が、上板の下端側の外面と互いに連結された連結片と、連結片の下端より延長して上板の下端面と対向する横延長片と、横延長片の終端より立ち上って上板の内面と対向する上延長片と、上延長片の上端より上板の内面から離れる方向に延長する内側横延長片と、内側横延長片の終端より立ち下がる立下がり片と、立下がり片の下端より上板の内面から離れる方向に水平に延長する水平片とからなる上側構成部と、上側構成部と同機能形態に形成された下側構成部と、上側構成部の水平片と下側構成部の水平片とを互いに連結する連結片とを備えたことも特徴とする。
本発明によれば、枠本体の側壁を、上板と、下板と、これら上板の下端部と下板の上端部とを互いに上下連結する連結部材とにより形成したことで、枠本体の側壁の反りを防止するための棚板を不要とできるとともに側壁を構成する板を小さい材料から材料取りできて材料の有効活用化が図れる。連結部材の前後長さを、枠本体の側壁の前端から枠本体の後壁の内面までの側壁に沿った連続長さと同じ長さに形成したことで、連結部材の前端と閉じられた開閉枠の裏面との間、及び、連結部材の後端と後壁の内面との間との間から不正操作物を挿入できない状態に設定可能となり、遊技機枠内へ不正操作物を挿入させることによる不正操作を困難とできる。連結部材により、側壁の上板の下端面と側壁の下板の上端面との間隔が人の手の指の挿入可能な間隔に保持されるので、枠本体の外側から人が手の指を挿入できる持ち手部が形成され、スロットマシンの持ち運びを容易とできる。連結部材が枠本体の内側に張出す支持部を備えたので、複数の遊技部品を組付けた遊技部品構成体を支持する機能をも連結部材に持たせることができ、また、遊技部品構成体の枠本体内への搭載作業を簡単化でき、複数の遊技部品を一度に枠本体内に搭載できる。連結部材が枠本体内に搭載された遊技部品構成体の左右規制部を備え、枠本体の後壁が後規制部を備え、開閉枠の裏面が前規制部を備えたので、枠本体内への遊技部品構成体の搭載作業及び位置合わせ作業を容易とできる。連結片と、横延長片と、上延長片と、内側横延長片と、立下がり片と、水平片とからなる上側構成部と、上側構成部と同機能形態に形成された下側構成部と、上側構成部の水平片と下側構成部の水平片とを互いに連結する連結片とを備えた連結部材を用いることで、上板の下端部と下板の上端部とを挟む挟持部が形成され、挟持部で上板の下端部と下板の上端部とを位置決めした状態で上板の下端部と下板の上端部とを連結部材にねじ止め可能となるので、ねじ止め作業が容易になる。また、上側構成部と下側構成部の構成により、遊技部品構成体の荷重を支える支持部の強度を向上できる。また、人の手の指の挿入可能な間隔より挿入した指を上方に曲げることを可能とする凹部が形成されるので、スロットマシンの持ち運びをさらに容易とできる持ち手部を形成できる。
図1は本発明の最良形態によるスロットマシンの遊技機枠の枠本体と枠本体に収納される遊技部品構成体との関係を示し、図2は枠本体の側面を示し、図3は連結部材を示し、図4は遊技部品構成体のベース板を示し、図5は枠本体の背面を示し、図6は枠本体の縦断面を示し、図7は枠本体内に遊技部品が収納されたスロットマシンの開閉枠を開いた状態を示し、図8は枠本体内に収納された遊技部品構成体と閉じられた開閉枠との関係を示し、図9はスロットマシンの開閉枠を閉じた状態を示す。
図7を参照し、スロットマシンの遊技機枠を説明する。遊技機枠1は、回胴表示装置2、主制御装置3、副制御装置4、電源装置5、ホッパ6、スピーカ7等の遊技部品を収納する前方に開口した箱状に形成された枠本体8と、枠本体8に上下のヒンジ9;9で着脱可能に取付けられて枠本体8の前方の開口を開閉可能な開閉枠10とを備える。
図1を参照し、枠本体8について説明する。枠本体8は、後壁11と上壁12と下壁13と両側壁14;14とで形成される。下壁13は1枚板により形成される。1枚板とは、自然木板あるいは合板あるいは集成板あるいは継板等により単一の板として形成された板を言う。後壁11は横幅が下壁13の横幅と同じ長さの1枚板により形成される。後壁11は下壁13の後端側において板面が下壁13の板面に対して垂直に延長する。上壁12は横幅が後壁11の横幅と同じ長さで前後幅が下壁13より短い長さの1枚板により形成される。上壁12は後壁11の上端側より前方に延長する。上壁12の板面は後壁11の板面に対して垂直に延長して下壁13の板面と平行に対向する。側壁14は上下長さが上壁12と下壁13との側端間の垂直長さと同じ長さに形成される。側壁14の上端の前後幅は上壁12の前後幅と同じ長さに形成される。側壁14の下端の前後幅は下壁13の前後幅と同じ長さに形成される。側壁14の前端面は上方から下方に向けて前方に傾斜する。上壁12の両側端が側壁14;14の上端側の内面に突き付けられて上壁12の側端と側壁14;14の上端側とが止ねじ15により互いに連結される。後壁11の両側端が側壁14;14の後端側の内面に突き付けられて後壁11の側端と側壁14;14の後端側とが止ねじ16により互いに連結される。下壁13の両側端が側壁14;14の後端側の内面に突き付けられて下壁13の側端と側壁14;14の下端側とが止ねじ17により互いに連結される。側壁14は上板18と下板19と連結部材20とで形成される。上板18の下端面18aと下板19の上端面19aとが間隔を隔てて向き合わされた状態で、連結部材20により上板18の下端部18Aと下板19の上端部19Aとが互いに上下連結(縦連結)される。上板18及び下板19の上下長さは、上壁12と下壁13との間の垂直長さのほぼ1/2程度の長さに設定される。従って、側壁14を構成する上板18及び下板19は、上下長さが上下壁12;13間の垂直長さのほぼ1/2程度の長さの短いものでよく、小さい材料からでも材料取りできるので、材料の有効活用化を図ることができ、経済的に有利である。また、上板18及び下板19は上下長さが短いので反りにくく、側壁14;14の反りを防止するための棚板を設ける必要が無くなる。
図1;図3を参照し、連結部材20を説明する。連結部材20は、上板18の下端側の外面と止ねじ21で互いに締結された連結片としての第1垂直片22と、第1垂直片22の下端より延長して上板18の下端面18aと対向する横延長片としての第1水平片23と、第1水平片23の終端より立ち上って上板18の内面18eと対向する上延長片としての第2垂直片24と、第2垂直片24の上端より上板18の内面18eから離れる方向に延長する内側横延長片としての第2水平片25と、第2水平片25の終端より立ち下がる立下がり片としての第3垂直片26と、第3垂直片26の下端より上板18の内面18eから離れる方向に水平に延長する水平片としての第3水平片27とからなる上側構成部28と、上側構成部28とほぼ上下対称の同形態に形成された下側構成部29と、上側構成部28の第3水平片27と下側構成部29の第3水平片27とを互いに連結する連結片としての垂直連結片30とを備える。連結部材20のうち枠本体8の内側に張出す部分が支持部30Aを構成し、この支持部30Aが、複数の遊技部品を組付けて構成された後述の遊技部品構成体35を支持するので、連結部材20に遊技部品構成体35を支持する機能をも持たせることができる。また、上側構成部28と下側構成部29の構成により、遊技部品構成体35の荷重を支える支持部の強度を向上できる。
連結部材20の第1垂直片22と第1水平片23と第2垂直片24とで形成される凹部により挟持部31が形成される。上側構成部28の挟持部31内に上板18の下端部18Aが挿入されて上板18の下端部18Aの外面と上側構成部28の第1垂直片22とが外側から止ねじ21で締結される。下側構成部29の挟持部31内に下板19の上端部19Aが挿入されて下板19の上端部19Aの外面19dと下側構成部29の第1垂直片22とが外側から止ねじ21で締結される。これにより、上板18の下端部18Aと下板19の上端部19Aとが挟持部31;31により位置決めされた状態で止ねじ21により連結部材20に固定できるので、ねじ止め作業が容易になる。
連結部材20の上側構成部28の第1水平片23と下側構成部29の第1水平片23とは人の手の指の挿入可能な間隔Hを隔てて対向する(図2参照)。従って、枠本体8の外側から上側構成部28の第1水平片23と下側構成部29の第1水平片23との間に人が手の指を挿入できる持ち手部が形成され、スロットマシンの持ち運びを容易とできる。さらに、上側構成部28の第2垂直片24と第2水平片25と第3垂直片26とで形成される凹部32を備えるので、枠本体8の外側から上側構成部28の第1水平片23と下側構成部29の第1水平片23と間の間隔Hより挿入した指を上方に曲げることが可能となり、スロットマシンの持ち運びをさらに容易とできる持ち手部を形成できる。
連結部材20の前後長さは、側壁14;14の上板18の下端部18A及び下板19の上端部19Aにおける前端98から後壁11の内面11aまでの連続長さと同じ長さに形成される(図2,図6参照)。即ち、連結部材20の前後長さは、枠本体8の側壁14の前端98から枠本体8の後壁11の内面11aまでの側壁14に沿った水平連続長さと同じ長さである。よって、連結部材20の前端20fが閉じられた開閉枠10の裏面と接触するか、接触しないまでも連結部材20の前端20fと閉じられた開閉枠10の裏面との間から針金やピアノ線等の不正操作物を挿入できない程度に連結部材20の前端20fと閉じられた開閉枠10の裏面とが対向する状態に設定可能となる。同様に、連結部材20の後端20eが後壁11の内面11aと接触するか、接触しないまでも連結部材20の後端20eと後壁11の内面11aとの間から不正操作物を挿入できない程度に連結部材20の後端20eと後壁11の内面11aとが対向する状態に設定可能となる(図2,図6参照)。従って、遊技機枠1内へ不正操作物を挿入させることによる不正操作を困難とできる。
図1に左右の連結部材20;20の支持部30Aにおける上側構成部28の第3水平片27上に載置されて枠本体8内に搭載される遊技部品構成体35を示す。遊技部品構成体35は、ベース板36と、ベース板36に着脱可能に取付けられる回胴表示装置2及び副制御装置4と、回胴表示装置2の筐体37の上に着脱可能に取付けられた主制御装置3とで形成される。
図1;図4を参照し、ベース板36を説明する。ベース板36は、中央部38と、中央部38の両端より垂直に立ち上る両立上り部39;39と、立上り部39;39の上端より互いに離れる方向に延長する両水平部40;40とを備える。ベース板36の前後長さは連結部材20の前後長さと同じ長さに設定され、ベース板36の横の長さは、左右の側壁14;14に設けられた左右の連結部材20;20の上側構成部28;28の第3垂直片26;26間の最短長さより若干短い程度に設定される。ベース板36は立上り部39;39を備えるので、ベース板36の強度を向上できる。
回胴表示装置2は、複数の図柄48を所定の間隔を隔てて周方向に備えた回胴リール41と回胴リール41を回転させるステップモータ42と回胴リール41の角度情報を検出する図外のエンコーダとで構成されたリールユニット43を複数別々に備え、複数のリールユニット43が複数のリールユニット43の後方を収納する半円弧の筒形状に形成された筐体37に保持されている。即ち、筐体37は横に並べられる複数のリールユニット43の幅に対応する横幅の板を上下に湾曲形成してなるもので、上端から後方に延長して湾曲されて下端が前方に戻され、下端にベース板36の前端45に対向する取付片50を備える。リールユニット43のステップモータ42はモータ支持板46に取付けられ、モータ支持板46と筐体37とは図外の溶接や止ねじにより互いに連結される。回胴リール41は、リールユニット43毎のステップモータ42により別々に駆動され、例えばドラム状のリール47の外周に複数の図柄48を有する図柄支持体49を備える。
ベース板36の中央部38の上には回胴表示装置2が載置されて回胴表示装置2の筐体37の下部に設けられた取付片50とベース板36の前端面とが図外の取付孔を経由して止ねじ51により互いに連結される。ベース板36の右側の水平部40の上には取付ブラケット52が設けられ、副制御装置4と取付ブラケット52;52とが止ねじ53;53で互いに連結される。回胴表示装置2の筐体37の上部には取付ブラケット54が設けられ、主制御装置3と取付ブラケット54とが止ねじ55で互いに連結される。このように構成された遊技部品構成体35を、枠本体8の前面開口から枠本体8内に挿入して、ベース板36の両水平部40;40を両側壁14;14の連結部材20;20の第3水平片27;27の上に載置することで枠本体8内に遊技部品構成体35を搭載できる。即ち、回胴表示装置2と主制御装置3と副制御装置4とを組み合わせた遊技部品構成体35の枠本体8内への搭載作業を簡単化でき、3つの遊技部品を一度に枠本体8内に搭載できる。
開閉枠10の裏面には、開閉枠10が閉じられた場合に、枠本体8内に搭載された遊技部品構成体35のベース板36の取付片50の前面50aと上面50bとを抑える抑え部材56が設けられる。従って、遊技部品構成体35が枠本体8内に搭載された場合には、ベース板36の両端側が左右の連結部材20;20の上側構成部28;28の第3水平片27;27上に載置されて、ベース板の両端と左右の連結部材20;20の上側構成部28;28の第3垂直片26;26とがわずかな隙間を隔てて対向するので、左右規制部として機能する第3垂直片26;26により遊技部品構成体35の左右方向の移動が規制される。また、ベース板36の後端が後壁11の後規制部として機能する内面11aに接触して遊技部品構成体35の後方への移動が規制される。さらに、ベース板36の前面に取付けられる回胴表示装置2の筐体37の取付片50の前面50a及び上面50bが前規制部として機能する抑え部材56により抑えられて遊技部品構成体35の前方及び上方への移動が規制される(図8参照)。このように、左右規制部、後規制部、前規制部を備えるので、遊技部品構成体35が前後、左右、上方への移動を規制された状態に遊技機枠1に搭載されると、各リールユニット43の図柄支持体49が開閉枠10の前面パネル61の中央に形成された図柄視認部65の後方に位置決めされる。従って、ベース板36と左右規制部、後規制部、前規制部とにより、遊技部品構成体35が遊技機枠1内の所定の位置に位置決めされた状態に搭載される。よって、枠本体8内への遊技部品構成体35の搭載作業及び位置合わせ作業を容易とできる。
図5;6に示すように、枠本体8の後壁11の上端と上壁12との間、及び、後壁11の下端と下壁13との間には数cm程度の隙間57が形成される。後壁11の内面11aと下壁13の内面13aとに対向する断面L字状の長尺材58が枠本体8の内側から止ねじ58a(図1参照)により取付けられて隙間57が塞がれる。同様に、後壁11の内面11aと上壁12の内面12aとに対向する断面L字状の長尺材58が枠本体8の内側から止ねじ58aにより取付けられて隙間57が塞がれる。後壁11の内面11aと平行な長尺材58の片59には、枠本体8の内外に空気の流通を可能とし、かつ、外部から枠本体8内への不正操作物の挿入を困難とする程度の複数の細孔60が形成される。従って、枠本体8が遊技機設置設備99上に取付けられ、開閉枠10が閉じられてスロットマシンの電源が投入された以後、複数の細孔60により、枠本体8内に収納された遊技部品より発生する熱を枠本体8の外部に逃がすとともに枠本体8内に外気を取込むことができて遊技部品を空冷できるとともに不正操作物を用いた不正行為を困難とできる。細孔60の形成された長尺材58は、いわゆるパンチングメタルとかメタルメッシュと言われるものである。
図9を参照し、開閉枠10の前面を説明する。開閉枠10は、前面上部に前面パネル61、前面中部に操作部62、前面下部に皿構造体63を備える。前面パネル61の裏面には黒色系印刷又は黒色系塗料で形成された遮光性被膜64により図柄等の意匠が施されていて、前面パネル61の前方から前面パネル61の後方を視認できない遮蔽領域61aが形成される。前面パネル61の中央には裏面の遮光性被膜64が抜かれて形成された視認領域が形成され、この視認領域を通して枠本体8内に収納された回胴表示装置2の図柄48を前方から視認できる図柄視認部65が形成される。また、前面パネル61の下方にも遮光性被膜64が抜かれた3つの視認領域部66;67;68が形成される。3つの視認領域部66;67;68の裏には、図外のセグメント表示器が設けられ、図9の右側からクレジット数表示部、ボーナス消化表示部、賞払出数表示部が形成される。前面パネル61の前面の周囲にはランプ飾り69を備える。操作部62の上面の左にはメダル1枚掛け(1BET)投入ボタンスイッチ70、メダル2枚掛け(2BET)投入ボタンスイッチ71、メダル3枚掛け(MAXBET)投入ボタンスイッチ72が設けられる。操作部62の上面の右側にはメダル投入口73が設けられる。操作部62の前面の上部左側にはスタートレバースイッチ75、クレジット精算ボタンスイッチ76が設けられる。操作部62の前面の中央には、第1図柄停止ボタンスイッチ77、第2図柄停止ボタンスイッチ78、第3図柄停止ボタンスイッチ79が設けられる。操作部62の前面の右側には錠80が設けられ、この錠80に図外の専用の鉤を差し込んで左に回動することにより、開閉枠10と枠本体8とのロックレバー81とロック片82との係合が解除されて図7に示すように開閉枠10がヒンジ9;9を支点として片開き可能となる。開閉枠10を枠本体8の前面に押し付けることでロックレバー81とロック片82とが係合して図9に示すように開閉枠10が閉じられる。皿構造体63は、左側に灰皿83、右側にビンなどを受ける皿84、中央にメダル受け皿85を有する。枠本体8内に搭載された遊技部品構成体35に対して枠本体8内の下部右側にはホッパ(メダルタンク)6が設けられる。枠本体8に搭載された遊技部品構成体35の左横に位置する側壁14の内面18eには止ねじ等で電源装置5が取付けられる。
図7に示すように開閉枠10の裏面にはメダル投入口73より投入されたメダルをホッパ6に排出するメダル樋87、ホッパ6のメダル払出口88に連接されてメダル払出口88から払出されたメダルを受けるメダル受口89、メダル受口89からメダル受け皿85にメダルを導くメダル樋90、スピーカ7、上述したクレジット数表示部、ボーナス消化表示部、賞払出数表示部を形成する図外のセグメント表示器が搭載される基板91が取付けられる。本形態では、遊技部品構成体35や電源装置5を枠本体8内の上方に設け、枠本体8内の下部の右側にホッパ6を設け、枠本体8内の下部の左側にスペースを設けたことで、このスペースがスピーカ7の音響空間となり、この音響空間を広くできるので、スピーカ口径の大きな低音スピーカを設けることができ、低音を出力して迫力を出せるスロットマシンを提供できる。
スロットマシンの遊技制御について説明する。主制御装置3が電力供給を受けて起動し、人がメダル投入口73よりメダルを投入してスタートレバースイッチ75を操作してスタート開始を指示すると、主制御装置3はスタートレバースイッチ75からの開始信号により当たり外れ抽選を行うとともに、回胴表示装置2の3つの回胴リール41を回転させる。主制御装置3は当たり外れ抽選による当たり又は外れの抽選結果を記憶部に記憶する。そして、人が図柄停止ボタンスイッチ77;78;79を操作してこれらスイッチを投入することによって主制御装置3はこれらスイッチからの停止信号を入力して、3つの回胴リール41を別々に停止させる。この際、当たり外れ抽選の抽選結果が当たりであれば、主制御装置3は人の図柄停止ボタンスイッチ77;78;79の操作によるこれらスイッチからの停止信号を所定のタイミングで入力して、3つの回胴リール41を当たり図柄で停止させる。当たり外れ抽選の抽選結果が外れであれば、主制御装置3は人の図柄停止ボタンスイッチ77;78;79の操作によるこれらスイッチからの停止信号を所定のタイミングで入力して、回胴リール41を外れ図柄で停止させる。
ここで最良形態のように棚板を備えない構成と特許文献1のように棚板を備える構成との違いによる効果の違いを詳説する。特許文献1のように棚板を備える場合は、枠本体の側壁に棚板を取付けてから棚板に回胴表示装置を取付けなくてはならない。また、主制御装置、副制御装置も個別に枠本体内に取付けなくてはならない。従って、枠本体内への遊技部品の搭載作業が煩雑となる。また、棚板に設けられた位置決め部と回胴表示装置に設けられた位置決め部とを合わせてから両者を止ねじで互いに連結する必要があり、位置わせ作業が煩雑となる。これに対して最良形態では、3つの遊技部品を組み合わせた遊技部品構成体35の枠本体8内への搭載作業は、ベース板36の両端側の水平部40;40を左右の連結部材20;20の上側構成部28;28の第3水平片27;27の上に載置してベース板36の後端を後壁11の内面11aに突き当てるだけでよいので、枠本体8内への遊技部品の搭載作業を簡単化できる。また、3つの遊技部品を一度に枠本体8内に搭載できる。従って、枠本体8内への遊技部品の搭載作業を容易とできる。また、左右の連結部材20;20の上側構成部28;28の第3垂直片26;26と第3水平片27;27とベース板36とにより、遊技部品構成体35の回胴表示装置2が遊技機枠1内の所定の位置に容易に位置決めされるので、筐体37の取付片50とベース板36の前端面とに図外の取付孔を形成しておくことにより、この取付孔に止ねじ51を締結するだけでよいので、ベース板36に対する回胴表示装置2の位置合わせ作業を容易とできる。
図10に示すような形状に形成された連結部材200を用いてもよい。この連結部材200は、図3の連結部材20の上側構成部28の第3水平片27の終端より第3垂直片26に近い側と下側構成部29の第3水平片27の終端より第3垂直片26に近い側とを互いに連結する連結片300を備え、この連結片300と上側構成部28の第3水平片27の終端側と下側構成部29の第3水平片27の終端側とで形成されるレール301を備える。このレール301は、連結部材200の前端から後壁11の内面11aまで連続する溝により形成され、上側構成部28の第3水平片27の終端側(上規制部302)でベース板36の水平部40;40の端側の上方への移動を規制し、下側構成部29の第3水平片27の終端側(下規制部303)でベース板36の水平部40;40の端側の下方への移動を規制する。ベース板36の水平部40;40の端側を左右の連結部材200;200のレール301の前端からレール301内に挿入してレール301内をスライドさせることで遊技部品構成体35を枠本体8内に搭載できる。このような連結部材200を用いれば、レール301の上下規制部302;303により、枠本体8内に搭載した遊技部品構成体35の上下方向の移動をより確実に規制できる。
図11に示すような連結部材250を用いてもよい。即ち、上板18の下端面18aと下板19の上端面19aとを互いに人の手の指の挿入可能な間隔に保つことができて持ち手部を形成し、かつ、ベース板36の水平部40が載置される支持部としての載置面251を備えた連結部材250を用いてもよい。
図12に示すように、図11の連結部材250の前端の開口を塞ぐ塞板255と連結部材250の前端面とが互いに連結され、連結部材250の後端の開口を塞ぐ塞板256と連結部材250の後端面とが互いに連結された連結部材260を用いれば、図11の連結部材250に比べて遊技部品構成体35の荷重を支える支持部の強度を向上できる。
図13に示すように、ベース板36の中央部38の後端側に切り欠き部261や図外の孔を形成することで、ベース板36の中央部38の後端と枠本体8の後壁11の内面11aとの間に隙間を設けることができるので、矢印262のように、枠本体8の後壁11の上端側の細孔60と後壁11の下端側の細孔60との間の空気の流通が可能となり、遊技部品の冷却効果を高めることができる。
ベース板36の水平部40;40と左右の連結部材20;20の上側構成部28;28の第3水平片27;27とを図外の止ねじで互いに連結してもよい。このようすれば、抑え部材56を不要とでき、さらに、ベース板36の前後長さを短くできて中央部38の後端と枠本体8の後壁11の内面11aとの間に隙間を設けることができるので、枠本体8の後壁11の上端側の細孔60と後壁11の下端側の細孔60との間の空気の流通が可能となり、遊技部品の冷却効果を高めることができる。
図14に示すように、上板18の下端側の内面18eと下板19の上端側の内面19eとを止ねじ270等の固定具で互いに連結する平板状の連結部材280で、上板18の下端面18aと下板19の上端面19aとを互いに人の手の指の挿入可能な間隔に保って保持してもよい。連結部材280はベース板36の水平部40を載置可能な幅を有する平板材を用いればよい。この場合でも連結部材280により持ち手部を形成でき、連結部材280の上面281に遊技部品構成体35のベース板36を載置することで、連結部材280の上面281が支持部として機能する。また、このように構成しても枠本体8の側壁14の反りを防止するための棚板を不要とできるとともに側壁14を構成する板を小さい材料から材料取りできて材料の有効活用化を可能とする遊技機枠を得ることができる。
1 遊技機枠、8 枠本体、10 開閉枠、11 枠本体の後壁、14 枠本体の側壁、18 上板、19 下板、20 連結部材、30A 支持部、35 遊技部品構成体。
Claims (6)
- 遊技部品を収納する前方に開口した箱状に形成された枠本体と、枠本体にヒンジで着脱可能に取付けられて枠本体の前方の開口を開閉可能な開閉枠とを備えた遊技機枠において、枠本体の側壁が上板と、下板と、これら上板の下端部と下板の上端部とを互いに上下連結する連結部材とにより形成されたことを特徴とする遊技機枠。
- 連結部材の前後長さが、枠本体の側壁の前端から枠本体の後壁の内面までの側壁に沿った連続長さと同じ長さに形成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機枠。
- 連結部材が側壁の上板の下端面と側壁の下板の上端面との間隔を人の手の指の挿入可能な間隔に保持したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機枠。
- 連結部材が枠本体の内側に張出す支持部を備え、支持部が、複数の遊技部品を組付けて構成された遊技部品構成体を支持したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の遊技機枠。
- 連結部材には支持部に支持されて枠本体内に搭載された遊技部品構成体の左右の移動を規制する左右規制部を備え、枠本体の後壁には枠本体内に搭載された遊技部品構成体の後方への移動を規制する後規制部を備え、開閉枠の裏面には開閉枠の閉じた場合に枠本体内に搭載された遊技部品構成体の前方及び上方への移動を規制する前規制部を備えたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機枠。
- 連結部材が、上板の下端側の外面と互いに連結された連結片と、連結片の下端より延長して上板の下端面と対向する横延長片と、横延長片の終端より立ち上って上板の内面と対向する上延長片と、上延長片の上端より上板の内面から離れる方向に延長する内側横延長片と、内側横延長片の終端より立ち下がる立下がり片と、立下がり片の下端より上板の内面から離れる方向に水平に延長する水平片とからなる上側構成部と、上側構成部と同機能形態に形成された下側構成部と、上側構成部の水平片と下側構成部の水平片とを互いに連結する連結片とを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機枠。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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JP2004079010A Pending JP2005261680A (ja) | 2004-03-18 | 2004-03-18 | 遊技機枠 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005261680A (ja) |
-
2004
- 2004-03-18 JP JP2004079010A patent/JP2005261680A/ja active Pending
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