JP2005261550A - 就寝用襟掛け - Google Patents
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Abstract
【解決手段】掛け布団Cの襟元部C1となる一側辺に、その襟元部C1から少なくとも就
寝者Mの口許にまで達する丈および通気容易性を有する布地1を着脱自在に設けることに
より、掛け布団Cを被った時に就寝者Mの肩、首まわりにできる隙間を布地1が塞ぐ様に
して肩、首まわりを覆う。
【選択図】図2
Description
によって肩口が冷えるため、就寝者の多くは肩を覆う様に掛け布団を引き上げて、掛け布
団を顔まで被って眠らねばならないが、これでは鼻や口に掛け布団の襟元が被さり、やが
て息苦しくなって寝入ることができなかった。
この様なことから、例えば特許文献1に開示される様に、掛け布団の襟元に掛ける襟カ
バー上に毛布等の保温性ある素材で襟ぐりを切込み形成した肩カバーを着脱自在に止着す
ることにより、襟ぐりに首を対応させ、肩カバーを顔まで掛けなくても肩部を覆って防寒
するものが見受けられる。
睡眠中に幾度となく寝返りを打つこと、並びに肩カバーは保温性ある厚手の素材で柔軟性
が不足していることから、寝返りによって襟ぐりから首がズレ動くと隙間が発生し、そこ
から冷気が侵入して役に立たなかった。
にまで達する丈および通気容易性を有する布地を着脱自在に設けたもの、又は二人用掛け
布団に対応した前記構成の布地では、その左右境界線上において、使用時に敷布団上に接
触する様に垂れ下がると共に、左右に広げられる箱ひだを設けた就寝用襟掛けを提供する
ことにより、上記課題を解決する。
布団との間に生ずる隙間を布地が塞いで肩や首まわりを被覆するため、布団内外間の空気
の流れを妨げて肩側を保温して身体全体と肩が同一温度となって身体全体が布団の中とい
う安心感が得られる。
又、布地は就寝者の首、肩によく馴染み就寝中に幾度寝返りしても首まわりをソフトに
覆ってリラックス状態を維持でき、よって寝心地が良く安眠でき、しかもこの布地は構成
が簡単なため安価に提供できる。
又、布地が口許まで被さっても、布地の通気性により、息苦しくなく、布地を通して呼
吸できると共に、吐息によって一段と保温効果を上げることができ、マスク代わりにもな
るため、口に埃が入り難く、口や喉の渇きを防止でき、特に顔まで被って寝る習慣の人に
は有効である。
そして、上記布地は、特に汚れやすい首まわりの掛け布団の襟元カバー代わりにもなり
、布団の清潔さを保つ役目も果たすことができ、布地が汚れた場合などには掛け布団から
布地を簡単に取り外して洗濯でき清潔である。
境界線上には、使用時に敷布団上に接触する様に垂れ下がると共に、左右に広げられる箱
ひだを設けたので、この箱ひだが寝床に入った二人の間に生ずる隙間に垂れ下がってその
隙間を塞げると共に、箱ひだは各就寝者の動きに応じ広がることができるため、箱ひだを
境にして布地の左右が上記と同様に一人用として機能できる等その実用的効果甚だ大であ
る。
本発明に係る就寝用襟掛けは、掛け布団Cの襟元部C1である一側辺に着脱自在に設け
た布地1であり、該布地1は空気流通の遮断による保温性、変形容易性(柔軟性)および
通気容易性を有する素材から成り、即ち呼吸による空気流通は可能で大気の緩やかな流れ
は遮断する素材であり、肌ざわりがソフトでさわやかな感触および耐洗濯性を有するもの
がより好ましく、具体的にはタオル地、ガーゼ等が挙げられる。
尚、ガーゼの場合には数枚重ね合わせてキルティングを施して1枚の布地1として使用
している。
布地1の大きさについては、掛け布団Cの幅や厚みによって異なるが、基本的には掛け
布団Cを被った状態で、就寝者Mの肩や首まわりが隙間なく十分に被覆される様に成して
おり、更に具体的には、図1〜5に示す様に布地1の幅は人の肩幅よりも広くして仰臥や
横臥に拘らず肩や首まわりを被覆する様に設定され、図示例の如く襟元部C1の広さより
も若干狭くても又は同一であっても良く、又布地1の丈は就寝者Mが掛け布団Cを被った
時に、少なくとも襟元部C1から就寝者Mの口許に達する長さ(図3、図5中の一点鎖線
参照)を有する様に設定されており、例えば襟元部C1から食み出した長さを、掛け布団
Cの厚みにもよるが概ね30〜40cmとしている。
寝者Mが掛け布団Cを被った使用時に敷布団S上に接触する様に垂れ下がると共に、左右
に広げられる箱ひだ2を設けている。
この箱ひだ2は、布地1における左右境界線に対応する部位を弛ませる様にして左右に
設けたひだ山2a、2bを突き合わせ、その突き合わせ部において布地1の一方の長手端縁側
だけを一部縫製した所謂インバーテッドプリーツである。
布地1の一方の長手端縁に所定間隔を置いて設けた複数のボタン穴と、該ボタン穴に係合
する様に掛け布団Cの襟元部C1側適所の幅方向に逢着したボタンとから成るもの、或い
は図示しない紐、ホック、オープンファスナー、又は面ファスナーなどから成る着脱手段
3を用いても良く、いずれの着脱手段3も洗濯により布地1が傷まないものがより好まし
い。
尚、図中、符号Pは枕である。
着脱手段3にて布地1の一方の長手端縁を掛け布団Cの襟元部C1に取付けることによ
り、布地1はその他方が掛け布団Cの襟元部C1から食み出した状態で掛け布団Cに一体
連結される。
図2〜5に示す様に、寝床に入った状態では、掛け布団Cが浮き上がって生ずる隙間を
布地1が襟元部C1から垂れ下がることで塞ぎ、素材の柔軟性から就寝者Mの肩、首まわ
りを襟巻き状に覆って布団内外の空気の流通を妨げ身体を保温する。
布地1の食み出し部分は、少なくとも就寝者Mの口許にまで達する丈を有しているため
、比較的丈の長い布地1にあっては、布地1を引き延ばした状態で就寝者Mの口を覆う(
図3、図5中の一点鎖線参照)こともできる。
この状態で就寝しても、布地1は通気性に富んでいるので布地1を通して呼吸できる。
この状態において、布地1の幅は就寝者Mの肩幅より広く設定してゆとりをとっている
ため、布地1を丈方向に引き延ばしても、布地1の幅方向のゆとり分が弛んで上記隙間を
塞ぎ、就寝者Mの口許まわりを覆って身体を保温する。
使い方と口許まで覆う使い方がある。
即ち、図6の様に、布地1において、顔に対応する略中間部分のみを襟元部C1の下に
折り込み、この折り込み部分の左右部分が就寝者Mの肩、首まわりを襟巻き状に覆う様に
することもできる。
或いは、襟元部C1を折り込んだ部分をだぶつく様に折り返して図7の様に口許を覆う
様にすることもできる。
れ下がって塞ぎ、各就寝者Mを上記と同様に保温する。
又、箱ひだ2によって就寝者M間に布地1の幅方向のゆとりを有するため、布地1は各
就寝者Mの動きに対応して左右に広がり、各就寝者Mが寝返りを打って寝相が変わっても
就寝者M間に隙間ができず、布地1による各就寝者Mの保温を維持でき、この布地1の左
右部分は個々に上記一人用と同様な使用形態を可能としている。
2 箱ひだ
M 就寝者
C 掛け布団
C1 襟元部
Claims (2)
- 掛け布団の襟元部となる一側辺に、その襟元部から少なくとも就寝者の口許にまで達す
る丈および通気容易性を有する布地を着脱自在に設けたことを特徴とする就寝用襟掛け。 - 二人用掛け布団に対応した上記布地では、その左右境界線上において、使用時に敷布団
上に接触する様に垂れ下がると共に、左右に広げられる箱ひだを設けたことを特徴とする
請求項1記載の就寝用襟掛け。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004076203A JP4575686B2 (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 就寝用襟掛け |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004076203A JP4575686B2 (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 就寝用襟掛け |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005261550A true JP2005261550A (ja) | 2005-09-29 |
JP4575686B2 JP4575686B2 (ja) | 2010-11-04 |
Family
ID=35086695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004076203A Expired - Fee Related JP4575686B2 (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 就寝用襟掛け |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4575686B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100972644B1 (ko) * | 2008-04-28 | 2010-07-27 | 주식회사 한웅 | 침낭 |
CN104013262A (zh) * | 2014-06-25 | 2014-09-03 | 广西财经学院 | 三段防寒被头 |
CN107007090A (zh) * | 2017-04-17 | 2017-08-04 | 覃昌军 | 一种多功能被褥辅助保暖结构 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS465819Y1 (ja) * | 1968-01-22 | 1971-03-01 | ||
JPS6428173U (ja) * | 1987-08-10 | 1989-02-17 | ||
JPH0257216A (ja) * | 1988-08-24 | 1990-02-27 | Kimie Mitsunaga | スリット布団 |
JPH0574372U (ja) * | 1992-03-17 | 1993-10-12 | 文夫 石井 | 着脱可能な肩当て付き寝具カバー |
-
2004
- 2004-03-17 JP JP2004076203A patent/JP4575686B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4575686B2 (ja) | 2010-11-04 |
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