JP2005260048A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 生産性を低下させずに半導体素子領域への剥離やクラックの進行を抑止することのできる半導体装置を提供する。
【解決手段】
本発明の半導体装置101は、半導体素子7の形成された半導体素子形成領域52を有する半導体装置であって、主表面を有し、その主表面に半導体素子7が形成されたチップ状のシリコン基板1と、半導体素子7を覆うようにシリコン基板1の主表面上に形成され、かつ半導体素子形成領域52よりも外周側にまで延在する層間絶縁層2〜5とを備えている。層間絶縁層2〜5は半導体素子形成領域52を取り囲むように形成された凹部22を有しており、さらに、凹部22内に形成されることで半導体素子形成領域52を取り囲む壁部24〜29を半導体装置101は備えている。半導体素子形成領域52の平面形状の一辺51に沿う壁部24〜29の部分の外壁面21が、互いに異なる平面上に位置する複数の面21a〜21iの組み合わせにより構成されている。
【選択図】 図2
【解決手段】
本発明の半導体装置101は、半導体素子7の形成された半導体素子形成領域52を有する半導体装置であって、主表面を有し、その主表面に半導体素子7が形成されたチップ状のシリコン基板1と、半導体素子7を覆うようにシリコン基板1の主表面上に形成され、かつ半導体素子形成領域52よりも外周側にまで延在する層間絶縁層2〜5とを備えている。層間絶縁層2〜5は半導体素子形成領域52を取り囲むように形成された凹部22を有しており、さらに、凹部22内に形成されることで半導体素子形成領域52を取り囲む壁部24〜29を半導体装置101は備えている。半導体素子形成領域52の平面形状の一辺51に沿う壁部24〜29の部分の外壁面21が、互いに異なる平面上に位置する複数の面21a〜21iの組み合わせにより構成されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は半導体装置に関し、より特定的には、生産性を低下させずに半導体素子形成領域での剥離やクラックの発生を抑止することのできる半導体装置に関する。
半導体装置の製造工程では、半導体ウエハ上に複数の半導体素子が形成され、複数の半導体素子の間に設けられたスクライブラインに沿って、ブレードなどを用いて半導体ウエハがダイシングされる。これにより、半導体ウエハが個々の半導体素子ごとに分割される。このスクライブラインは、生産性を向上させるためになるべく幅を狭くして設計されているので、ダイシングの際にスクライブラインで発生する剥離やクラックが、スクライブラインで止まらずに半導体素子まで進行してしまうという問題があった。そこで、ダイシングの際に発生する剥離やクラックが半導体素子まで進行することを抑止可能な技術が、たとえば特開平8−339976号公報(特許文献1)に開示されている。
上記特許文献1の半導体装置においては、半導体基板上に複数の集積回路が設けられており、複数の集積回路の各々の間にスクライブラインが設けられている。スクライブラインには個々の集積回路を取り囲む壁部が設けられている。壁部は、集積回路領域の四方を取り囲む枠状の平面形状を有し、かつその枠状を構成する各部は、平面的にみて直線状の外壁と内壁とを有している。
なお、剥離やクラックの伝播を防ぐために、上記特許文献1とほぼ同様の壁部が設けられた半導体装置が、たとえば特開平5−326697号公報(特許文献2)、特開平7−263380号公報(特許文献3)などに開示されている。
特開平8−339976号公報
特開平5−326697号公報
特開平7−263380号公報
上記特許文献1〜3においては、集積回路領域(半導体素子形成領域)に形成された層間絶縁層がスクライブラインには形成されていない。ここで、スクライブラインに層間絶縁層が形成されている場合を想定すると、層間絶縁層は誘電率の低い材料により形成する必要があるので、機械的強度の低い材料となる。このため、ダイシングの際にスクライブラインの層間絶縁層に剥離やクラックが生じやすくなる。よって、壁部が剥離やクラックを止めきれず、剥離やクラックが集積回路領域にまで進行してしまうという問題があった。以下、そのことを具体的に説明する。
半導体装置においては、生産性の向上のために半導体素子の配線の間隔を狭めるとともに、配線間相互のインダクタンスを下げ、発熱や信号の減衰などのロスを小さくする必要がある。配線の間隔を狭めつつ配線間相互のインダクタンスを下げるために、たとえばポーラスSiOC膜や、分子構造が疎であるSiOC膜などの誘電率の低い材料によって層間絶縁層は形成されている。具体的には、不純物を添加していないシリコン酸化膜の誘電率は4.3であり、フッ素を添加したシリコン酸化膜の誘電率は3.6であるのに対して、ポーラスSiOC膜の誘電率は2.5であり、SiOC膜の誘電率は2.8である。しかしながら、ポーラスSiOC膜や、SiOC膜などの機械的強度は低い。具体的には、不純物を添加していないシリコン酸化膜の硬度は10GPa、弾性率は84GPaであり、フッ素を添加したシリコン酸化膜の硬度は7.9GPa、弾性率は56GPaであるのに対して、多孔質構造のSiOC膜の硬度は1GPa、弾性率は9GPaであり、SiOC膜の硬度は1.8GPa、弾性率は13GPaである。
このように、低誘電率の層間絶縁層の機械的強度は低いので、このような層間絶縁層を集積回路領域だけでなくスクライブラインにも形成した場合には、ダイシングの際に剥離やクラックが層間絶縁層に発生しやすい。このため、スクライブラインに層間絶縁層が形成されている場合には、上記特許文献1〜3のような壁部を設けても、剥離やクラックが壁部で止まらずに集積回路領域にまで進行してしまう。
ここで、ダイシングの際に発生する剥離やクラックが集積回路領域にまで進行することを抑止可能な方法として、壁部を多重に設けたり、スクライブラインの幅を大きくしたりする方法もある。しかしながら、壁部を多重に設ける方法では、壁部の数が増える分だけ半導体装置の見かけ上の大きさが大きくなってしまい、スクライブラインの幅を大きくする方法でも、同様に半導体装置の見かけ上の大きさが大きくなってしまう。その結果、生産性が低下するという問題があった。
そこで、本発明の目的は、生産性を低下させずに半導体素子形成領域への剥離やクラックの進行を抑止することのできる半導体装置を提供することである。
本発明の半導体装置は、半導体素子の形成された半導体素子形成領域を有する半導体装置であって、主表面を有し、その主表面に半導体素子が形成されたチップ状の半導体基板と、半導体素子形成領域を覆うように半導体基板の主表面上に形成され、かつ半導体素子形成領域よりも外周側にまで延在する絶縁層とを備えている。絶縁層は半導体素子形成領域の平面形状の外周を取り囲むように形成された凹部を有している。さらに、凹部内に形成されることで半導体素子形成領域を取り囲む壁部を半導体装置は備えている。半導体素子形成領域の平面形状の一辺に沿う壁部の部分の内周側の面と外周側の面とのうち外周側の面が、互いに異なる平面上に位置する複数の面の組み合わせにより構成されている。
なお、本発明において「壁部」とは、少なくとも絶縁膜よりも機械的強度が高い材料よりなっている部分を意味している。また、「絶縁層が延在する」とは、絶縁層が凹部によって途切れている場合も含む意味である。また、「チップ状の半導体基板」とは、ダイシング後の半導体基板を意味している。さらに、「半導体素子形成領域を取り囲む」とは、半導体素子形成領域を連続的に取り囲む場合の他、半導体素子形成領域を断続的に取り囲む場合も含む意味である。
本発明の半導体装置によれば、半導体基板をダイシングする際に絶縁層に発生した複数の剥離やクラックの各々は、壁部の外周側の面を構成する複数の面の各々に達する。これにより、剥離やクラックの及ぼす力が、壁部の外周側の面を構成する複数の面の各々に平行な方向に作用する。壁部の外周側の面を構成する複数の面の各々は互いに異なる平面上に位置するので、壁部の外周側の面を構成する複数の面のうち一の面に作用する剥離やクラックの力と、他の面に作用する剥離やクラックの力とが、互いに足し合わされて強い力となることはない。これにより、足し合わされた強い力で壁部内を剥離やクラックが進展することを抑制でき、剥離やクラックを壁部で止めることが可能である。その結果、半導体素子形成領域への剥離やクラックの進行を防止することができる。
また、多重の壁部を設けたり、切断する領域の幅を大きくしたりする必要がないので、半導体装置の大きさを大きくする必要がなく、生産性も低下しない。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
始めに、図1〜図4を用いて、本発明の実施の形態1における半導体装置の構造を説明する。
始めに、図1〜図4を用いて、本発明の実施の形態1における半導体装置の構造を説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における半導体装置が取り出される半導体ウエハを示す斜視図である。
図1に示すように、半導体ウエハ100は、図示しないシリコン基板と、シリコン基板上に形成された図示しない半導体素子とを備えた複数の半導体装置101の各々が行列状に等間隔に配列している。複数の半導体装置の各々の間には、スクライブライン110が格子状に形成されている。ブレードなどを用いて半導体ウエハ100をスクライブライン110に沿ってダイシングすることによって、半導体ウエハ100からチップ状の半導体装置101が取り出される。
図2は、図1の半導体ウエハ100から取り出された半導体装置101の構成を上層の保護膜、配線層などを省略して示す平面図である。図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。図4は、図2のIV−IV線に沿った断面図である。
まず、図2に示すように、半導体装置101は、中央部に形成された半導体素子形成領域52と、半導体素子形成領域52の外周を取り囲む外周領域53とを有している。半導体素子形成領域52には、コンタクト32がマトリクス状に形成されている。
図3および図4に示すように、半導体素子形成領域52は半導体素子7の形成された領域である。チップ状のシリコン基板1の表面には、たとえば薄膜トランジスタのソース/ドレイン領域7a〜7cなどが形成されている。ソース/ドレイン領域7a〜7cは、コンタクト32、35、および38の各々を介して配線33、36、および39の各々に電気的に接続されている。さらに、たとえば層間絶縁層4内において、複数の配線33の各々の上にはゲート絶縁層を挟んでゲート電極(図示なし)が形成されており、このゲート電極に加える電圧によって、ソース/ドレイン領域7aとソース/ドレイン領域7bとの間に流れる電流が制御されている。半導体素子形成領域52を覆うように、かつ半導体素子形成領域52よりも外周側、つまり外周領域53にまで延在するように、シリコン基板1の表面上に層間絶縁層2および3が積層して形成されている。
半導体素子形成領域52の層間絶縁層2および3には、複数のホール31が開口されており、ホール31内の各々には、コンタクト32の各々が形成されている。そして、層間絶縁層3上には、コンタクト32の各々に電気的に接続するように複数の配線33の各々が形成されている。
配線33上で半導体素子形成領域52を覆い、かつ外周領域53にまで延在するように、層間絶縁層3上に層間絶縁層4が形成されている。半導体素子形成領域52の層間絶縁層4には、複数のホール34が開口されており、ホール34内の各々には、コンタクト35の各々が形成されている。そして、層間絶縁層4上には、コンタクト35の各々に電気的に接続するように複数の配線36の各々が形成されている。
配線36上で半導体素子形成領域52を覆い、かつ外周領域53にまで延在するように、層間絶縁層4上に層間絶縁層5が形成されている。半導体素子形成領域52の層間絶縁層5には、複数のホール37が開口されており、ホール37内の各々には、コンタクト38の各々が形成されている。そして、層間絶縁層5上には、コンタクト38の各々に電気的に接続するように複数の配線39の各々が形成されている。
外周領域53の層間絶縁層2〜5には、シリコン基板1に達するような凹部22が形成されている。この凹部22は、コンタクト32と同じ材質からなる壁部24となる導電層を埋め込むために層間絶縁層2、3に形成された孔と、配線33と同じ材質からなる壁部25となる導電層の形成領域と、コンタクト34と同じ材料からなる壁部26となる導電層を埋め込むために層間絶縁層4に形成された孔と、配線36と同じ材質からなる壁部27となる導電層の形成領域と、コンタクト38と同じ材料からなる壁部28となる導電層を埋め込むために層間絶縁層5に形成された孔とにより構成されている。凹部22は、半導体素子形成領域52の平面形状(図2)の外周を取り囲むように形成されている。そして、凹部22内を埋め込むように、かつ凹部22から図3、4において上方へ突き出すように壁部24〜29が形成されており、これにより、壁部24〜29は半導体素子形成領域52を連続的に取り囲んでいる。
層間絶縁層5上には、壁部29の一部と配線39とを覆うように、保護膜6が形成されている。壁部29は、保護膜6に剥離やクラックが進行することを抑止する役割を果たしている。保護膜6には配線39に電気的に接続された複数の電極(図示なし)が形成されている。
なお、層間絶縁層2〜5の各々は、たとえばポーラスSiOC膜や、SiOC膜などよりなっており、コンタクト32、35、38と、配線33、36、39と、壁部24〜29とは、たとえばタングステンやアルミニウムや銅などよりなっている。なお、壁部24〜29は上記材質に限定されず、層間絶縁層より機械的強度の高い材料よりなっていればよい。保護膜6は、たとえばポリイミドよりなっている。また、半導体装置101の縁54は、図1中のスクライブライン110に沿った切断面によって構成されている。
本実施の形態では、図2に示すように、半導体素子形成領域52の平面形状の一辺51に沿う壁部24の部分(点線で囲む部分)の内周側の面である内壁面64と、外周側の面である外壁面21とのうち、外壁面21が、互いに異なる平面上に位置する複数の面21a〜21iの組み合わせにより構成されている。図5は、本発明の実施の形態1における壁部の構造を模式的に示す拡大斜視図である。
具体的には、図5に示すように、壁部24の外壁面21を構成する面21aは平面81a上に位置している。また、外壁面21を構成する面21bは平面81b上に位置している。平面81aと平面81bとは互いに平行な平面であるので、面21aと面21bとは互いに異なる平面上に位置している。同様に、外壁面21を構成する面23aは平面82a上に位置している。同様に、外壁面21を構成する面23bは平面82b上に位置している。平面82aと平面82bとは互いに平行な平面であるので、面23aと面23bとは互いに異なる平面上に位置している。
また、平面81aと、平面82aおよび平面82bとは互いに交わる平面であるので、面21aと、面23aおよび面23bとは互いに異なる平面上に位置している。同様に、平面81bと平面82aおよび平面82bとは互いに交わる平面であるので、面21bと面23aおよび面23bとは互いに異なる平面上に位置している。このように、本実施の形態では、外壁面21が、互いに異なる平面81a、81b、82a、82b上に位置する複数の面21a、21b、23a、23bの組み合わせにより構成されている。
なお、上記においては、図2中における壁部24〜29の下側の部分(点線で囲む部分)について説明したが、壁部24〜29の他の部分(図2中右側の部分、左側の部分、および上側の部分)も下側の部分と同様の構成を有している。
また、外壁面21を構成する複数の面21a〜21iの各々の平面的な長さは10μm以上30μm以下であることが好ましい。また、面21a〜21iの各々は、スクライブライン110(図1)に対して0度より大きく10度以下の角度をなしていることが好ましい。
なお、図3,図4における壁部25、27、29は省略されてもよく、この場合には、壁部24が埋め込まれる孔と、壁部26が埋め込まれる孔28と、壁部28が埋め込まれる孔とがつながっている。
続いて、本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法について説明する。
図6〜図9は、本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
始めに、図6に示すように、シリコン基板1の主表面上にソース/ドレイン領域7a〜7cを形成する。そして、ソース/ドレイン領域7a〜7cを覆うように、シリコン基板1の主表面上に互いに異なる材料からなる層間絶縁層2および3が順次堆積される。
次に、図7に示すように、層間絶縁層2および3に所定のフォトリソグラフィ工程およびエッチング工程を行なうことによって、シリコン基板1の主表面に達するホール31ならびに凹部22が形成される。そして、ホール31ならびに凹部22内に導電層が形成される。これにより、コンタクト32および壁部24が形成される。
続いて、図8に示すように、層間絶縁層3上に所定形状を有する配線33および壁部25が形成される。壁部25は、壁部24とほぼ同様の平面形状で形成される。そして、配線33および壁部25を覆うように層間絶縁層4が形成される。
図9に示すように、層間絶縁層4に所定のフォトリソグラフィ工程およびエッチング工程を行なうことによって、配線33に達するホール34ならびに壁部25に達する凹部22が形成される。そして、ホール34ならびに凹部22内に導電層が形成され、これにより、コンタクト35および壁部26が形成される。壁部26は、壁部25とほぼ同様の平面形状で形成される。続いて、層間絶縁層4上に所定形状を有する配線36および壁部27が形成される。壁部27は、壁部26とほぼ同様の平面形状で形成される。配線36および壁部27を覆うように層間絶縁層5が形成される。
その後、図3に示すように、層間絶縁層5に所定のフォトリソグラフィ工程およびエッチング工程を行なうことによって、配線36に達するホール37ならびに壁部27に達する凹部22が形成される。そして、ホール37ならびに凹部22内に導電層が形成され、これにより、コンタクト38および壁部28が形成される。壁部28は、壁部27とほぼ同様の平面形状で形成される。続いて、層間絶縁層5上に所定形状を有する配線39および壁部29が形成される。壁部29は、壁部28とほぼ同様の平面形状で形成される。さらに、壁部29の一部および配線39を覆うように、たとえばポリイミドよりなる保護膜6を形成する。以上の工程により、図3に示す半導体装置101が完成する。
本実施の形態の半導体装置101においては、半導体素子形成領域52での剥離やクラックの発生を以下の原理により抑止することができる。
図10〜図14は、本発明の実施の形態1の半導体装置において、能動領域への剥離やクラックの発生が抑止される原理を説明するための図である。
図10は、ダイシングされる前の互いに隣接する2つの半導体装置を模式的に示す断面図である。ダイシングされる前の互いに隣接する2つの半導体装置101a,101bのうち、半導体装置101aは半導体素子形成領域52aを有しており、半導体素子形成領域52aを囲むように壁部42aが形成されている。同様に、半導体装置101bは半導体素子形成領域52bを有しており、半導体素子形成領域52bを囲むように壁部42bが形成されている。ここで、壁部42a,42bは図3における壁部24〜29である。半導体装置101aと半導体装置101bとの間には切断領域50が設けられており、半導体ウエハは図9中点線で示された切断領域50のスクライブライン41に沿ってブレード40を用いてダイシングされている。それにより、半導体装置101aと半導体装置101bとが分割されている。
図11に示すように、半導体ウエハがダイシングされる際には、ブレード40から壁部42a,42bに達するようなクラック43が切断領域50に発生する。また、図12に示すように、たとえば層間絶縁層2と層間絶縁層3との間に、ブレード40から壁部24〜29に達するような剥離部分46が発生する。剥離部分46は、積層膜と他の積層膜との境界部分において積層膜が剥離している部分である。剥離部分46のような剥離は、層間絶縁層2と層間絶縁層3との間の他、層間絶縁層3と層間絶縁層4との間や、層間絶縁層4と層間絶縁層5との間においても発生する。
図13は、壁部に達したクラックが壁部に及ぼす力を示す図である。
図13に示すように、ブレード40から壁部42bに達したクラック43aは、壁部42bの外壁面を構成する面44aに対して力F1を及ぼす。力F1は、面44aに平行な成分の力F1xと、面44aに対して垂直な成分の力F1yとに分けられる。また、ブレード40から壁部42bに達した別のクラック43bは、壁部42bの外壁面を構成する面44bに対して力F2を及ぼす。力F2は、面44bに平行な成分の力F2xと、面44bに対して垂直な成分の力F2yとに分けられる。力F1および力F2のうち、力F1yおよび力F2yは半導体素子形成領域(図13中上方)へ直接進行する力である。しかし、力F1yと力F2yとは、それぞれ別々の箇所で壁部に及ぼす力であるため、足し合わされて強い力となることはない。したがって、力F1yおよび力F2yの方向に進展するクラック43a、43bは、壁部42bによって止められる。
一方、図14に示すように、力F1xによりクラック43aは面44aに沿って進行し、スクライブライン41に近づく方向へ進行する。また、力F2xによりクラック43bは面44bに沿って進行し、スクライブライン41に近づく方向へ進行する。このとき、面44aと面44bとは互いに異なる平面上に位置するので、力F1xと力F2xとが互いに足し合わされて強い力となることはない。したがって、半導体素子形成領域へのクラック43a、43bの進行を抑止することができる。
また、スクライブライン41の方向に進行方向を変更されたクラック43aが壁部42bから離れてさらに進行すると、このクラック43aによってブレード40から発生した他のクラック45の進行が止められる。したがって、半導体素子形成領域への他のクラック45の進行も抑止することができる。なお、クラック43aと同様の原理により、半導体素子形成領域への剥離部分46の進行も壁部42a,42bで抑止することができる。
これに対して、スクライブラインに平行に壁部が形成されている場合には、半導体素子形成領域へ剥離やクラックが発生しやすい。以下、半導体素子形成領域へクラックが発生する原理について説明する。
図15および図16は、スクライブラインに平行に壁部が形成されている場合において、半導体素子形成領域へクラックが発生する原理を説明するための図である。
図15に示すように、ブレード40から壁部142に達したクラック43aは、壁部142に対して力F3を及ぼす。力F3は、壁部142の外壁面144に平行な成分の力F3xと、壁部142の外壁面144に対して垂直な成分の力F3yとに分けられる。また、ブレード40から壁部142に達したクラック43bは、壁部142に対して力F4を及ぼす。力F4は、壁部142の外壁面144に平行な成分の力F4xと、壁部142の外壁面144に対して垂直な成分の力F4yとに分けられる。
ここで、クラック43aが及ぼす外壁面144に平行な成分の力F3xと、クラック43bが及ぼす外壁面144に平行な成分の力F4xとは、ともに同一平面にある。このため、力F3xと力F4xとが足し合わされ、外壁面144に平行な方向に強い力が生じる。これにより、図16に示すように、クラック43a、43bは大きく進行して壁部142を引き剥がす。その結果、クラック43a、43bが半導体素子形成領域(図16中上方)へ進行してしまう。なお、クラック43a、43bと同様の原理により、剥離部分も半導体素子形成領域へ進行してしまう。
本実施の形態の半導体装置101によれば、シリコン基板1をダイシングする際に層間絶縁層2〜5に発生した複数の剥離やクラックの各々は、壁部42bの外壁面を構成する複数の面44a、44bの各々に達する。これにより、剥離やクラックの及ぼす力F1x、F2xが、複数の面44a、44bの各々に平行な方向に作用する。複数の面44a、44bの各々は互いに異なる平面上に位置するので、面44aに作用する力F1xと、他の面44bに作用する力F2xとが、互いに足し合わされて強い力となることはない。これにより、足し合わされた強い力で壁部42a、42b内を剥離やクラックが進展することを抑制でき、剥離やクラックを壁部42a、42bで止めることが可能である。その結果、半導体素子形成領域への剥離やクラックの進行を防止することができる。
また、多重の壁部を設けたり、切断する領域の幅を大きくしたりする必要がないので、半導体装置の大きさを大きくする必要がなく、生産性も低下しない。
本実施の形態の半導体装置101において、複数の面44a、44bの各々の平面的な長さは10μm以上30μm以下である。
ダイシングの際に発生する剥離部分46やクラック43a、43bが面44a、44bに沿って進行する距離は、おおむね30μmを超える程度であることを本願発明者らは見出した。そこで、面44a、44bの平面的な長さを30μm以下とすることにより、面44a、44bでスクライブライン41の方向に進行方向を変更されたクラック43a、43bを、面44a、44bから離れてさらに進行させることができる。これにより、面44a、44bから離れて進行したクラック43a、43bによってブレード40から発生した他のクラック45の進行を止めることができる。したがって、半導体素子形成領域52への他のクラック45の進行も抑止することができる。また、面44a、44bの長さを10μm以上とすることにより、クラック43a、43bの進行方向を確実に変えることができる。
なお、本実施の形態においては、層間絶縁層3〜5の各々の上に壁部25,27,29の各々が形成される場合について示したが、本発明はこのような場合に限定されるものではない。本発明は、壁部25,27,29の各々が形成されずに、壁部24,26,28の各々が互いに接続するように形成されてもよい。
また、本実施の形態においては、壁部24〜29が同一の平面形状である場合について示したが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、壁部24〜29の平面形状が異なっていてもよい。
さらに、本実施の形態においては、半導体素子形成領域52に薄膜トランジスタが形成されている場合について示したが、本発明はこのような場合の他、半導体素子形成領域にバルクのトランジスタが形成されていてもよく、半導体素子領域の構成については任意である。
(実施の形態2)
図17は、本発明の実施の形態2における半導体装置の構成を示す平面図である。なお、図17では図2に示した平面に相当する形状が示されている。
図17は、本発明の実施の形態2における半導体装置の構成を示す平面図である。なお、図17では図2に示した平面に相当する形状が示されている。
本実施の形態の半導体装置は、図2〜図4に示す実施の形態1の半導体装置とほぼ同様の構成であるが、半導体素子形成領域52の外周側の層間絶縁層に形成された凹部と、凹部内に充填された壁部との形状のみが実施の形態1の半導体装置と異なる。以下、重複する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図17に示すように、本実施の形態の半導体装置102においては、壁部62が半導体素子形成領域52を連続的に取り囲んでおり、半導体素子形成領域52の平面形状の一辺51に沿う壁部62の部分の内壁面64が、互いに異なる平面上に位置する(同一平面上にない)複数の面64a〜64hの組み合わせにより構成されている。
本実施の形態の半導体装置102によれば、実施の形態1と同様に、壁部62の外壁面を構成する複数の面21a〜21hの各々に平行な方向へ進行方向が変わる。複数の面21a〜21hの各々は互いに異なる平面上に位置するので、面21a〜21hの各々に沿う方向に一のクラックが及ぼす力と、面21a〜21hの各々に沿う方向に他のクラックが及ぼす力とが互いに足し合わされて強い力となることはない。したがって、クラックが及ぼす力によって壁部62が引き剥がされることはない。その結果、半導体素子形成領域52への剥離やクラックの進行を抑止することができる。また、多重の壁部を設けたり、切断する領域の幅を大きくしたりする必要がないので、半導体装置の大きさを大きくする必要がなく、生産性も低下しない。
なお、本実施の形態においては、壁部62が半導体素子形成領域52を連続的に取り囲んでいる場合について示したが、本発明はこのような場合の他、図18に示すように、壁部62が半導体素子形成領域52を断続的に取り囲んでいてもよい。この場合にも実施の形態1と同様に、半導体素子形成領域52への剥離やクラックの進行を抑止することができる。また、多重の壁部を設けたり、切断する領域の幅を大きくしたりする必要がないので、半導体装置の大きさを大きくする必要がなく、生産性も低下しない。
(実施の形態3)
図19は、本発明の実施の形態3における半導体装置の構成を示す平面図である。なお、図19では図2に示した平面に相当する形状が示されている。
図19は、本発明の実施の形態3における半導体装置の構成を示す平面図である。なお、図19では図2に示した平面に相当する形状が示されている。
本実施の形態の半導体装置は、図2〜図4に示す実施の形態1の半導体装置とほぼ同様の構成であるが、半導体素子形成領域52の外周側の層間絶縁層に形成された凹部と、凹部内に充填された壁部との平面形状のみが実施の形態1の半導体装置と異なる。以下、重複する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図19に示すように、壁部67が半導体素子形成領域52を連続的に取り囲んでおり、半導体素子形成領域52の平面形状の一辺に沿う壁部67の部分の内壁面64が、単一の平面内に沿って形成されている。すなわち、図19では半導体素子形成領域52が矩形の平面形状で形成されているので、内壁面64は、半導体素子形成領域52の矩形に沿った平面形状となっている。
本実施の形態の半導体装置103によれば、実施の形態1と同様に、壁部67の外壁面を構成する複数の面21a〜21hの各々に平行な方向へ進行方向が変わる。複数の面21a〜21hの各々は互いに異なる平面上に位置するので、面21a〜21hの各々に沿う方向に一のクラックが及ぼす力と、面21a〜21hの各々に沿う方向に他のクラックが及ぼす力とが互いに足し合わされて強い力となることはない。したがって、クラックが及ぼす力によって壁部62が引き剥がされることはない。その結果、半導体素子形成領域52への剥離やクラックの進行を抑止することができる。また、多重の壁部を設けたり、切断する領域の幅を大きくしたりする必要がないので、半導体装置の大きさを大きくする必要がなく、生産性も低下しない。
(実施の形態4)
図20は、本発明の実施の形態4における壁部の構造を示す断面図である。図21は、本発明の実施の形態4における壁部の構造を模式的に示す拡大斜視図である。図22は、図21に示す壁部を各層ごとに分解した斜視図である。
図20は、本発明の実施の形態4における壁部の構造を示す断面図である。図21は、本発明の実施の形態4における壁部の構造を模式的に示す拡大斜視図である。図22は、図21に示す壁部を各層ごとに分解した斜視図である。
図20〜図22を参照して、本実施の形態においては、壁部24〜29の形状が実施の形態1と異なっている。具体的には、壁部25,27,および29は、実施の形態1の場合よりも幅の広い平面形状を有している。また、壁部24,26,および28は、一定の幅の線が蛇行しているような平面形状を有している。壁部24〜29の外周面は、互いに異なる平面上に位置する複数の面の組み合わせにより構成されている。
具体的には、壁部29の外壁面を構成する面55a〜55cの各々は、互いに平行な平面上に位置している。このため、面55a〜55cの各々は、互いに異なる平面上に位置している。同様に、壁部29の外壁面を構成する面56a〜56cの各々は、互いに平行な平面上に位置している。このため、面56a〜56cの各々は、互いに異なる平面上に位置している。さらに、面55a〜55cの各々と、56a〜56cの各々とは、互いに交差する平面上に位置している。このため、面55a〜55cの各々と、面56a〜56cの各々とは、互いに異なる平面上に位置している。同様の理由により、壁部28の外壁面を構成する面55d〜55fの各々と、壁部28の外壁面を構成する面56d〜56fの各々とは、互いに異なる平面上に位置している。なお、壁部29の外壁面を構成する面55a〜55cおよび面56a〜56cと、壁部29の外壁面を構成する面55d〜55fおよび面56d〜56fとは、互いに同一平面上にない。
なお、これ以外の構成は、図1〜図4に示す実施の形態1の半導体装置の構成とほぼ同様であるので、同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
壁部24〜29が本実施の形態のような構造を有している場合でも、実施の形態1の半導体装置101と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
図23は、本発明の実施の形態5における壁部の構造を示す断面図である。図24は、本発明の実施の形態5における壁部の構造を模式的に示す拡大斜視図である。図25は、図24に示す壁部を各層ごとに分解した斜視図である。
図23は、本発明の実施の形態5における壁部の構造を示す断面図である。図24は、本発明の実施の形態5における壁部の構造を模式的に示す拡大斜視図である。図25は、図24に示す壁部を各層ごとに分解した斜視図である。
図23〜図25を参照して、本実施の形態においては、壁部24〜29の形状が実施の形態1と異なっている。具体的には、壁部29のみが実施の形態4の壁部29と同様の平面形状を有しており、実施の形態1の場合よりも幅の広い平面形状を有している。また、壁部24〜28は、実施の形態4の壁部28と同様の平面形状を有しており、一定の幅の線が蛇行しているような平面形状を有している。
なお、これ以外の構成は、図20〜図22に示す実施の形態4の半導体装置の構成とほぼ同様であるので、同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
壁部24〜29が本実施の形態のような構造を有している場合でも、実施の形態1の半導体装置101と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態6)
図26は、本発明の実施の形態6における壁部の構造を模式的に示す拡大斜視図である。図27は、図26に示す壁部を各層ごとに分解した斜視図である。
図26は、本発明の実施の形態6における壁部の構造を模式的に示す拡大斜視図である。図27は、図26に示す壁部を各層ごとに分解した斜視図である。
図26および図27を参照して、本実施の形態においては、壁部24〜29の形状が実施の形態1と異なっている。具体的には、壁部29のみが実施の形態4の壁部29と同様の平面形状を有しており、実施の形態1の場合よりも幅の広い平面形状を有している。また、壁部24〜28は、図18に示す実施の形態2の壁部62と同様の平面形状を有しており、半導体素子形成領域を断続的に取り囲んでいる。なお、本実施の形態の壁部の断面構造は、図23に示す実施の形態5の壁構造とほぼ同様の断面構造となっている。
なお、これ以外の構成は、図20〜図22に示す実施の形態4の半導体装置の構成とほぼ同様であるので、同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
壁部24〜29が本実施の形態のような構造を有している場合でも、実施の形態1の半導体装置101と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態7)
図28は、本発明の実施の形態7における壁部の構造を示す断面図である。図29は、本発明の実施の形態7における壁部の構造を模式的に示す拡大斜視図である。図30は、図29に示す壁部を各層ごとに分解した斜視図である。
図28は、本発明の実施の形態7における壁部の構造を示す断面図である。図29は、本発明の実施の形態7における壁部の構造を模式的に示す拡大斜視図である。図30は、図29に示す壁部を各層ごとに分解した斜視図である。
図28〜図30を参照して、本実施の形態においては、壁部24〜29の形状が実施の形態1と異なっている。具体的には、壁部24〜29の各々は、下の層よりも幅が広くなるような平面形状を有している。
なお、これ以外の構成は、図20〜図22に示す実施の形態4の半導体装置の構成とほぼ同様であるので、同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
壁部24〜29が本実施の形態のような構造を有している場合でも、実施の形態1の半導体装置101と同様の効果を得ることができる。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものと意図される。
1 シリコン基板、2〜5 層間絶縁層、6 保護膜、7 半導体素子、7a〜7c ソース/ドレイン領域、21,144 外壁面、21a〜21i,23a,23b,44a,44b,55a〜55f,56a〜56f 外壁面を構成する面、22 凹部、24〜29,42a,42b,62,67,142 壁部、31,34,37 ホール、32,35,38 コンタクト、33,36,39 配線、40 ブレード、41 スクライブライン、43,43a,43b,45 クラック、46 剥離部分、50 切断領域、51 半導体素子形成領域の一辺、52,52a,52b 半導体素子形成領域、53 外周領域、54 縁、64 内壁面、64a〜64h 内壁面を構成する面、81a,81b,82a,82b 平面、100 半導体ウエハ、101,101a,101b,102,103 半導体装置、110 スクライブライン。
Claims (6)
- 半導体素子の形成された半導体素子形成領域を有する半導体装置であって、
主表面を有し、その主表面に前記半導体素子が形成されたチップ状の半導体基板と、
前記半導体素子形成領域を覆うように前記半導体基板の主表面上に形成され、かつ前記半導体素子形成領域よりも外周側にまで延在する絶縁層とを備え、
前記絶縁層は前記半導体素子形成領域の平面形状の外周を取り囲むように形成された凹部を有し、さらに、
前記凹部内に形成されることで前記半導体素子形成領域を取り囲む壁部を備え、
前記半導体素子形成領域の平面形状の一辺に沿う前記壁部の部分の内周側の面と外周側の面とのうち前記外周側の面が、互いに異なる平面上に位置する複数の面の組み合わせにより構成されている、半導体装置。 - 前記壁部が前記半導体素子形成領域を連続的に取り囲んでいる、請求項1に記載の半導体装置。
- 前記半導体素子形成領域の平面形状の一辺に沿う前記壁部の部分の前記内壁側の面が、互いに異なる平面上に位置する複数の面の組み合わせにより構成されている、請求項2に記載の半導体装置。
- 前記半導体素子形成領域の平面形状の一辺に沿う前記壁部の部分の前記内壁側の面が、単一の平面内に沿って形成されている、請求項2に記載の半導体装置。
- 前記壁部が断続的に前記半導体素子形成領域を取り囲んでいる、請求項1に記載の半導体装置。
- 前記外周側の面を構成する互いに異なる平面上に位置する前記複数の面のうち1つの面の平面的な長さが10μm以上30μm以下である、請求項1〜5のいずれかに記載の半導体装置。
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JP2009302231A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Oki Semiconductor Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
-
2004
- 2004-03-12 JP JP2004070691A patent/JP2005260048A/ja not_active Withdrawn
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