JP2005259893A - 放電灯点灯装置及び照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水の信頼性を向上できるとともに、製造し易い放電灯点灯装置を提供することにある。
【解決手段】両端部に夫々差込み形の電線コネクタ37、38が実装されるとともに、これらコネクタ37、38間に放電灯点灯回路をなす各種の電気部品33〜36が実装されたプリント配線基板32と、この基板32を両端支持する一対の端部材41と、プリント配線基板32を収容する防水筒52とを具備する。端部材41は、電線コネクタ37、38に挿入される電線が液密に挿通される軟質材料製の防水部材45を備える。この端部材41をプリント配線基板32の端部に被せて配置する。防水筒52は、その周壁が液密構造であってかつ両端が夫々開口された筒状をなす。この防水筒52の開口された両端部を一対の端部材41に夫々液密に嵌合する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、蛍光ランプ等の放電灯を点灯させる放電灯点灯装置、及びこの装置を備えた蛍光灯照明器具等の照明器具に関する。
屋外や高湿度環境で使用される照明器具に組込まれる放電灯点灯装置は防水性が求められる。このために、各種の電気部品が実装されたプリント配線基板を収容するケースを上下二つの溝形体で形成して、これら溝形体同士の長手方向に延びる係合部をシリコーン接着剤のような硬化性でかつ防水性を有する接着剤を用いて接着し、こうして組立てられたケースの両端開口を夫々ゴム製端板で塞ぎ、これら端板の周縁を硬化性でかつ防水性を有する接着剤を用いてケースの開口部に接着して、防水をした蛍光灯電子安定器が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実願平5−6055号(実開平6−60179号)のCD−ROM(段落0007、0010−0013、図1−図7)
ケースを用いて防水をした特許文献1の技術では、防水のために、ケースに端板を接着することの外に、上下の溝形体を組立ててケースとするために2箇所の接着を要する。このケースの組立てを伴う接着は、手間が掛かり、製造性を向上する場合に不利であるので、その改善が求められている。しかも、接着剤を用いて防水をする構成では、防水のための接着箇所が多いほど接着不良を生じて防水性能が損なわれる確率が上がるので、その改善も求められている。
本発明の目的は、製造し易く防水の信頼性を向上できる放電灯点灯装置、及びこの装置を備えた照明器具を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1の発明に係る放電灯点灯装置は、両端部に夫々差込み形の電線コネクタが実装されるとともに、これらコネクタ間に放電灯点灯回路をなす各種の電気部品が実装されたプリント配線基板と;電線コネクタに挿入される電線が液密に挿通される軟質材料製の防水部材を備えて、プリント配線基板の端部を収容して設けられる一対の端部材と;周壁が液密構造であってかつ両端が夫々開口された筒状をなし、プリント配線基板を収容するとともに前記開口された両端部が一対の端部材に液密に嵌合された防水筒と;を具備している。
この発明及び以下の発明で、差込み形の電線コネクタとは、電線の芯をなす電気導体が挿入されることにより、電気導体を鎖錠する鎖錠部を有して、この鎖錠部により電気導体を電気的かつ機械的に接続する機能を有しているコネクタを指している。この発明及び以下の発明で、防水筒の周壁が液密構造であるとは、周壁がその周方向に継ぎ目を有さないで一体に形成された構成、又は、継ぎ目はあるが、その継ぎ目に防水テープが接着されていて実質的に継ぎ目がないと同様な構成、或いは継ぎ目となる側縁同士が重なっているとともに予め接着されて実質的に継ぎ目がないと同様な構成等を指しているが、継ぎ目となる側縁同士が単に重なっただけで筒状をなす形態は含んでいない。又、この発明及び以下の発明で、防水筒は、弾性変形が可能な薄いフィルム状とすることが、軽量化及び内部へのプリント配線板の収容を容易にするため、並びに端部材への密接性を高めるために好ましいが、これに限らず硬質であってもよい。更に、防水筒は、部品点数を削減するために絶縁性を有することが好ましいが、これに制約されず、絶縁性を有さない場合はフィルム状の絶縁部材を防水筒の内側に併用することが可能である。又、この発明及び以下の発明で、防水筒が端部材に液密に嵌合されるとは、端部材の外周面あるいは内周面とこれに嵌合された防水筒の端部との嵌合部で液密が保証されていることを指しており、例えば後述の実施形態で説明する構成の他、防水筒の端部を端部材に接着剤で固定すること等により実現できる。端部材は、全部が防水材であっても良いし、一部分が防水材であってもよい。
この請求項1の発明では、防水筒自体が、その両端開口を除いて防水性を有しているので、プリント配線基板を収容した防水筒の両端部を端部材に夫々液密に嵌合させるだけで、プリント配線基板を確実に防水できる。これにより、防水措置を要する箇所が減るに伴い防水不良を生じる可能性がある場所が減るので、防水性能が損なわれる確率を下げることができるとともに、製造性を向上できる。
又、前記課題を解決するために、請求項2の発明に係る放電灯点灯装置は、両端部に夫々差込み形の電線コネクタが実装されるとともに、これらコネクタ間に放電灯点灯回路をなす各種の電気部品が実装されたプリント配線基板と;電線コネクタに挿入される電線が液密に挿通される軟質材料製の防水部材を備えて、プリント配線基板の端部を収容して設けられる一対の端部材と;周壁が液密構造であってかつ両端が夫々開口された筒状をなし、プリント配線基板を収容するとともに前記開口された両端部が一対の端部材に液密に嵌合された防水筒と;プリント配線基板、一対の端部材、及び防水筒により組立てられた回路モジュールを収容するベースケースと;回路モジュールを覆ってベースケースと組合わされてケース体を形成するとともに、一対の端部材をベースケースとの間に挟着する押え部を有したカバーケースと;を具備している。
この発明では、請求項1に記載のプリント配線基板、一対の端部材、及び防水筒により組立てられた回路モジュールを備えているので、本発明の課題を解決できる。しかも、この回路モジュールをベースケースとカバーケースとからなるケース体に収容したので、このケース体によって、回路モジュールを押え付けて動かないように保持できるとともに、保護することができる。
又、前記課題を解決するために、請求項3の発明に係る照明器具は、シャーシと;このシャーシに取付けられた請求項1又は2に記載の放電灯点灯装置と;シャーシに取付けられた放電灯ソケットと;このソケットに支持されて放電灯点灯装置で点灯される放電灯と;を具備している。
この発明では、製造し易く防水の信頼性を向上できる請求項1又は2に記載の放電灯点灯装置を備えた照明器具を提供できる。
請求項1の発明によれば、製造し易く防水の信頼性を向上できる放電灯点灯装置を提供できる。
請求項2の発明によれば、製造し易く防水の信頼性を向上できるとともに、回路モジュールを動かないように保持しかつ保護できる放電灯点灯装置を提供できる。。
請求項3の発明によれば、製造し易く防水の信頼性を向上できる請求項1又は2に記載の放電灯点灯装置を備えた照明器具を提供できる。
図1から図8を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1に示す照明器具1は、下面が開放した細長い箱状のシャーシ2を備え、このシャーシ2の下面は反射板3で塞がれている。シャーシ2の長手方向両端部には放電灯ソケットとして例えば蛍光ランプソケット4が夫々取付けられ、これらソケット4は反射板3の長手方向両端部を下方に貫通している。シャーシ2内にはいわゆる電子安定器と称される放電灯点灯装置(以下、点灯装置と略称する。)5が収容されている。この点灯装置5により点灯される放電灯例えば直管形蛍光ランプ6が、その長手方向両端を夫々蛍光ランプソケット4に取外し可能に接続して支持されて、反射板3の下側に配置されている。
次に、点灯装置5を図2から図7を参照して説明する。この点灯装置5は、図3から図6等に示すようにケース体11と、これに収容された回路モジュール31とを具備している。ケース体11はシャーシ2への取付けと回路モジュール31の保護を担っている。回路モジュール31は、インバータ制御により電力変換を行って蛍光ランプ6の点灯制御を担っている。
ケース体11は、ベースケース12とカバーケース21とを連結して、細長い箱形状に形成されている。これらベースケース12とカバーケース21とは、金属、例えば熱伝導性に優れる軽金属、具体的にはアルミニューム合金製である。
図3から図6等に示すようにベースケース12は、平板状のベース主壁12a、及びこのベース主壁12aの幅方向両側から折り曲げられてベース主壁12aの片面に突出するベース側壁12bを有して、断面コの字状をなしている。ベース主壁12aの長手方向両端部には夫々取付け孔13が開けられているとともに、1以上例えば2個のストッパ突起14が夫々切起こされている。このベースケース12は、その内側から取付け孔13に通されてシャーシ2にねじ込まれた図示しないねじを介して図3に示した姿勢とは上下逆様の姿勢でシャーシ2に取付けられる。この取付け状態で、点灯装置5の熱をシャーシ2に放出できるようにベース主壁12aはシャーシ2に密接される。又、ベース側壁12bの夫々には、その長手方向両端部に位置してカバーケース21との連結を担う係止孔15が設けられているとともに、これら係止孔15間に位置して(図2参照)カバーケース21の長手方向へのずれ止めを担う係止溝16が切り欠かれている。
カバーケース21は、例えばベースケース12より短く、このベースケース12に被さって設けられる。カバーケース21は、そのカバー主壁21aの幅方向両側にベース側壁12bの外側に重なるカバー側壁21bを有している。これらカバー側壁21bの夫々には、その長手方向両端には係止爪22が夫々設けられているとともに、これら係止孔15間に位置して(図2参照)位置決め突片23が設けられている。カバー主壁21aの長手方向両端部には押え部24が夫々設けられている。押え部24は例えばカバー主壁21aの長手方向両端を裏側に折り曲げた縁で形成されている。なお、この折り曲げ縁に代えて、カバー主壁21aの長手方向両端部の一部を裏側に変形させて設けた凸部を押え部24とすることもでき、或いはカバー主壁21aの長手方向両端裏面にピースを取付けて、これを押え部24とすることもできる。
このカバーケース21とベースケース12とは以下の手順で連結される。まず、ベースケース12に対して位置合わせしてカバーケース21を被せる。次に、各係止爪22を変形させて対向している係止孔15に入り込ませて引掛ける。この引掛りでカバーケース21がベースケース12に対して上下方向に動かないように連結される。この後、各位置決め突片23を折り曲げて係止溝16の縁に引掛ける。この引掛りでカバーケース21がベースケース12の長手方向に動かないように連結される。こうしてケース体11が組立てられた状態は図3に示されている。
回路モジュール31は、図4から図7に示すようにプリント配線基板32と、防水筒52と、一対の端部材41っと、液密手段として機能する一対のカバーチューブ55とを備えている。
図2、図5、図6に示すようにプリント配線基板32は、一方の板面を部品実装面とし、他方の面に配線層(図示しない)を有している。このプリント配線基板32の幅は一対のベース側壁12bの対向面間の離間距離に略等しい。プリント配線基板32の少なくとも部品実装面には、配線層とともに点灯回路をなすための部品である、スイッチングトランジスタ33、トランス34,35、及びその他各種の電気部品36とともに、入力用電線コネクタ37、及び出力用電線コネクタ38等が実装されている。
図2に示すように回路モジュール31の長手方向一端側に配置された各種の電気部品により、入力用電線コネクタ37を経て商用交流電源が印加される入力回路部31aが形成されている。回路モジュール31の長手方向他端側に配置された各種の電気部品により、出力用電線コネクタ38を経て蛍光ランプ6に器具内配線を介して接続される出力回路部31bが形成されている。入力回路部31aで作られた直流を高周波に変換する電力変換用回路部品としてのスイッチングトランジスタ33は、入力回路部31aと出力回路部31bとの間に配置されている。
このスイッチングトランジスタ33は、アルミニューム合金製の放熱板39を部品実装面との間に挟んでプリント配線基板32に取付けられている。図6に示すように放熱板39は部品実装面に対し直角となる板部39aを有し、この板部39aはプリント配線基板32の一側からはみ出している。これにより、回路モジュール31がベースケース12に収容された状態で、板部39aは、一方のカバー側壁21bの内面に防水筒52を挟んで熱伝導的に配置される。したがって、スイッチングトランジスタ33の熱はケース体11に熱伝導して放出されるようになっている。
一対の端部材41は、いずれも合成樹脂等の電気絶縁材料で一体成形されており、図5図6で代表して示すように周壁41aと、この周壁41aの一端を塞いだ端壁41bとを有して、他端が開口されたキャップ状をなしている。端部材41はプリント配線基板32の端部を収容できる大きさに作られていて、その内部には基板支持部42が設けられている。図2及び図6に例示するように基板支持部42は例えば周壁41aの側部内面の段部で作られている。
端部材41は少なくとも1つの防水部材45を有している。つまり、入力側に配置される一方の端部材41には1つの防水部材45が設けられ、出力側に配置される他方の端部材41には3つの防水部材45が設けられる。
防水部材45はゴム又はエラストマ等のような軟質で弾性を有する材料からなり、図4及び図5に示すように筒部45aと、この筒部45aの一端開口を閉じた端板部45bとを有している。端板部45bにはその表面からくぼむ凹部45cが形成されている。この防水部材45は、端部材41の端壁41bの裏面に一体に形成された裏側凸部46(図5及び図6参照)の内側の凹みに、筒部45aを圧入することによって端部材41に装着されている。
裏側凸部46の奥壁には筒部45aの内部と連通する小孔46aが開けられている。図5で代表するように裏側凸部46の奥壁の裏面に入力用電線コネクタ37又は出力用電線コネクタ38がその電線入口(図示しない)を接して配置されている。入力用電線コネクタ37及び出力用電線コネクタ38には鎖錠部(図示しない)を有した差込み形のものが使用されている。従って、器具内配線や電源線などの絶縁被覆された電線47(図5の器具内配線で代表する。)を、防水部材45に押し込むとともに、この電線47の電気導体47aが小孔46aを通って入力用電線コネクタ37又は出力用電線コネクタ38に挿入されると、この電気導体47aが電気的かつ機械的に接続される。又、こうした電線接続において、電線47は端板部45bの凹部45cを突き破って筒部45aを挿通するので、この電線47の外周に端板部45b及び筒部45aの内面が弾性的に密接する。これにより、入力用電線コネクタ37又は出力用電線コネクタ38に対する電線挿通部に防水のための接着剤を塗布する手間を要することなく、電線挿通部の液密性を確保できる。
一対の端部材41は、その内部にプリント配線基板32の端部が挿入されることによって、このプリント配線基板32を両端支持している。この支持において、端部材41に収容されたプリント配線基板32の端部は、図5に示すように基板支持部42と裏側凸部46との間に挟まれるように挿入して支持される。これにより、シャーシ2への点灯装置5の取付け状態で、プリント配線基板32の上下方向の動き規制される。
防水筒52は、両端が夫々開口された筒状をなし、その周壁は液密構造である。本実施形態では図2および図6に示すように継ぎ目なしの液密構造としてある。防水筒52は一対の端部材41にわたる長さを有している。この防水筒52は、好ましくは電気絶縁性を有し、かつ、熱伝導性を得るためにフィルム状に薄く、しかも、弾性変形が可能な材料、例えばルミラー(商品名)で作られている。
防水筒52は、その長手方向両端部を夫々端部材41の外周に嵌合させるとともに、プリント配線基板32を収容して設けられている。この防水筒52は、薄く弾性変形が可能であるので、その内部へのプリント配線基板32の収容作業、及び端部材41への被嵌作業を容易にできる。この防水筒52の両端部はカバーチューブ55を用いて端部材41に液密に被嵌されている。
すなわち、カバーチューブ55には熱収縮性のチューブが用いられている。図4、図5、及び図7に示すようにカバーチューブ55は、防水筒52の端部と端部材41の外周とにわたって被嵌されて、この状態で外側から加えられた熱で収縮されている。この収縮によって、防水筒52の端部が端部材41の外周面に密着されて、端部材41周りの液密性が確保されている。このように熱収縮性のカバーチューブ55を用いて端部材41と防水筒52との間の防水を図る構造は、接着を要しないので簡単に行える点で優れている。以上説明した手順で端部材41周りの防水が形成されると同時に、回路モジュール31が組立てられる。
組立てられた回路モジュール31は、図4に示すようにベースケース12内に組み込まれる。この組込みは、ベース側壁12bを外側に多少押し開きながら行われるので、放熱板39の板部39aが防水筒52を介して一方のベース側壁12bに密接される。又、ベースケース12内に組み込まれた回路モジュール31の両端、つまり、一対の端部材41の端壁41bにストッパ突起14が係合し得る状態になるから、これにより、ベースケース12ひいてはケース体11に対する回路モジュール31の長手方向に沿う移動が防止される。
この後、回路モジュール31を覆ってベースケース12にカバーケース21が被される。この状態で、係止爪22及び位置決め突片23が曲げ加工されることにより、ケース体11が組立てられる。こうして点灯装置5の組立てがねじなどの固定部品を用いることなく完了する。この組立てに伴って、カバーケース21の両端の押え部24が、ベースケース12のカバー主壁21aに向けて一対の端部材41を夫々押圧する(図5参照)。それにより、端部材41がベースケース12とカバーケース21との間に上下方向に動かないように挟着される。
前記構成の点灯装置5において、プリント配線基板32を両端支持した一対の端部材41に跨った防水筒52は、それ自体が両端開口を除いて防水性を有していて、プリント配線基板32を収容している。そして、この防水筒52の両端部は端部材41の外周に夫々液密に被嵌されている。更に、端部材41に対する電線47の挿通部は、この電線47が通った防水部材45で防水されている。こうして端部材41と防水筒52との接続部、及び端部材41に対する電線挿通部の防水が確保されることにより、密閉空間内にプリント配線基板32を配置できるから、このプリント配線基板32を確実に防水できる。
この場合、防水部材45への電線47の挿通と同時に、この挿通部での防水が図られるので、防水措置として、防水筒52の両端部を端部材41の外周に液密に被嵌させるだけでよい。このため、ケース体11を防水のために利用する構成と比較して、防水措置を要する箇所を減らすことができる。したがって、防水不良を生じる可能性がある場所が減るので、防水性能が損なわれる確率が下がって、屋外や高湿度環境で支障なく使用できる点灯装置5を備えた照明器具1を提供できる。
そして、既述のように防水措置を要する箇所が少ないこととあいまって、ねじなどの固定部品を要することなく、点灯装置5を組み立てることができるので、製造性を向上できるとともに、組立ての機械化にも適している。これにより、点灯装置5のコストを低減できる。
更に、防水筒52は、防水の機能だけではなく、電気絶縁性を有しているので、プリント配線基板32に実装された各種電気部品と、金属製のケース体11との間の電気的絶縁を兼ねることができる。これにより、格別に絶縁部材を用いる場合に比較して部品点数を削減できて、コストダウンが可能である。
又、薄い防水筒52を介してべースケース12のベース側壁12bに熱伝導的に接続するので、点灯に伴って初滅するスイッチングトランジスタ33の熱は、ケース体11に放出され、更にシャーシ2に熱伝導して放出される。
なお、放電灯点灯装置の長さを短くして小形にするために、例えば防水筒52に収容されるプリント配線基板32には、図8(A)又は図8(B)に示すプリント配線基板32を用いることが可能である。
図8(A)の例では、プリント配線基板32が、第1の基板要素32aと、第2の基板要素32bと、フレキシブルな配線基板32cとから形成されている。第1の基板要素32aはこれに実装された電気部品36a等により例えば入力回路部31aを形成し、第2の基板要素32bはこれに実装された電気部品36b等により出力回路部31bを形成している。第1の基板要素32aの一端部と、この一端部に対応した第2の基板要素32bの一端部とは、配線基板32cで電気的に接続されている。第1の基板要素32aと第2の基板要素32bとは、それらの部品実装面が互いに向かい合うように積層状態に並べられ、かつ、相互間に絶縁紙等の絶縁シート30を設けて組み合わされている。絶縁シート30は図示しない保持手段により第1の基板要素32aと第2の基板要素32bとの間の適正位置からずれないように保持される。こうした二分割形のプリント配線基板32の採用によって、その長さを短くできるから、このプリント配線基板32を備えた放電灯点灯装置を小形にできる。
図8(B)の例でも、プリント配線基板32が、第1の基板要素32aと、第2の基板要素32bと、フレキシブルな配線基板32cとから形成されている。第1の基板要素32aはこれに実装された電気部品36a等により例えば入力回路部31aを形成し、第2の基板要素32bはこれに実装された電気部品36b等により出力回路部31bを形成している。電気絶縁性を有するフレキシブルな配線基板32cは、第1の基板要素32aの一端部と、この一端部に対して反対側に位置する第2の基板要素32bの他端部とを電気的に接続している。この配線基板の32cの中間部は第1の基板要素32aと第2の基板要素32bとの間に配置されている。第1の基板要素32aと第2の基板要素32bとは、それらの部品実装面が互いに向かい合うように並べられ、かつ、相互間は配線基板32cで電気的に絶縁されている。こうした二分割形のプリント配線基板32の採用によって、その長さを短くできるから、このプリント配線基板32を備えた放電灯点灯装置を小形にできる。しかも、フレキシブルな配線基板32cを利用して、積層状態に組み合わされた第1の基板要素32aと第2の基板要素32bとを絶縁しているので、格別に絶縁シートを要しない。この部品点数の削減によるコストダウンが可能であるとともに、絶縁シートの保持手段を要しないために形状的にもプリント配線基板32を小さくすることが可能である。
なお、図8(A)(B)中符号12Cはベースケース、21Cはカバーケースを示しており、互いの開口をあわせて組み合わされてケース体を形成し、このケース体には2分割形のプリント配線基板32が収容される。この場合、非防水形の点灯装置とする構成では、防水筒を使用しないで実施すればよい。
本発明は前記一実施形態には制約されない。回路モジュールを保護するケース体を省略して放電灯点灯装置とすることも可能であり、この場合、両端の端部材をクランプなどによりシャーシに取付けるようにするか、端部材にその外側に突出するねじ止め部を設けて、このねじ止め部にねじを通してシャーシに取付けて実施することができる。
本発明の一実施形態に係る照明器具を一部断面して示す側面図。 図1の照明器具が備える本発明の一実施形態に係る放電灯点灯装置を分解して示す斜視図。 図2の放電灯点灯装置の一端部を示す斜視図。 図3の一端部を分解して示す斜視図。 図3中F5−F5線に沿って示す断面図。 図2の放電灯点灯装置が有したスイッチングトランジスタ回りを示す断面図。 図2の放電灯点灯装置が備える回路モジュールの一端部を示す平面図。 (A)は図2の放電灯点灯装置に組込み可能なプリント配線基板の他の例を示す斜視図。(B)は図2の放電灯点灯装置に組込み可能なプリント配線基板の更に他の例を示す斜視図。
符号の説明
1…照明器具、2…シャーシ、3…蛍光ランプソケット(放電灯ソケット)、6…蛍光ランプ(放電灯)、11…ケース体、12…ベースケース、21…カバーケース、24…押え部、31…回路モジュール、32…プリント配線基板、33…スイッチングトランジスタ(電気部品)、34…トランス(電気部品)、35…トランス(電気部品)、36…電気部品、37…入力用電線コネクタ、38…出力用電線コネクタ、41…端部材、45…防水部材、47…電線、52…防水筒、55…カバーチューブ(液密手段)

Claims (3)

  1. 両端部に夫々差込み形の電線コネクタが実装されるとともに、これらコネクタ間に放電灯点灯回路をなす各種の電気部品が実装されたプリント配線基板と;
    電線コネクタに挿入される電線が液密に挿通される軟質材料製の防水部材を備えて、プリント配線基板の端部を収容して設けられる一対の端部材と;
    周壁が液密構造であってかつ両端が夫々開口された筒状をなし、プリント配線基板を収容するとともに前記開口された両端部が一対の前部材に液密に嵌合された防水筒と;
    を具備したことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 両端部に夫々差込み形の電線コネクタが実装されるとともに、これらコネクタ間に放電灯点灯回路をなす各種の電気部品が実装されたプリント配線基板と;
    電線コネクタに挿入される電線が液密に挿通される軟質材料製の防水部材を備えて、プリント配線基板の端部を収容して設けられる一対の端部材と;
    周壁が液密構造であってかつ両端が夫々開口された筒状をなし、プリント配線基板を収容するとともに前記開口された両端部が一対の端部材に液密に嵌合された防水筒と;
    プリント配線基板、一対の端部材、及び防水筒により組立てられた回路モジュールを収容するベースケースと;
    回路モジュールを覆ってベースケースと組合わされてケース体を形成するとともに、一対の端部材をベースケースとの間に挟着する押え部を有したカバーケースと;
    を具備したことを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. シャーシと;
    このシャーシに取付けられた請求項1又は2に記載の放電灯点灯装置と;
    シャーシに取付けられた放電灯ソケットと;
    このソケットに支持されて放電灯点灯装置で点灯される放電灯と;
    を具備したことを特徴とする照明器具。
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