JP2005259079A - ツール - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザが、表示器とコントローラ間の通信コマンドや通信設定を意識せずに、PLCのI/Oメモリに割り付けられていないループコントローラが保有するデータに基づいて表示器の画面データを生成することが可能となるツールを提供すること
【解決手段】 S11の処理を実行して取得したループコントローラに実装されるファンクションブロックについてタグ名とアドレス情報と種類情報を関連づけたタグ情報に基づき表示器がアクセスすべきデータであって、そのループコントローラが実装されたプログラマブルコントローラのI/Oメモリに反映されないデータを有するプログラム要素を抽出する抽出機能(S15)と、その抽出機能により抽出されたプログラム要素に対し、前記アドレス情報を用いてそのプログラム要素にアクセスする通信コマンドを作成するとともに、対応する画面要素に割り付けて機能部品を生成する機能(S14)を備えた。そして、生成した機能部品を表示器に出力する(S17)。
【選択図】 図5

Description

この発明は、ループコントローラにアクセスする表示器用のツールに関するものである。
生産工場(製造現場)に設置されるファクトリーオートメーション(FA)の制御装置として、プログラマブルコントローラ(PLC)が用いられている。このPLCは、複数のユニットから構成される。すなわち、電源供給源の電源ユニット,PLC全体の制御を統率するCPUユニット,FAの生産装置や設備装置の適所に取り付けたスイッチやセンサの信号を入力する入力ユニット,アクチュエータなどに制御出力を出す出力ユニット,通信ネットワークに接続するための通信ユニットなどの各種のユニットを適宜組み合わせて構成される。
PLCのCPUユニットにおける制御は、入力ユニットで入力した信号をCPUユニットのI/Oメモリに取り込み(INリフレッシュ)、予め登録されたユーザプログラム記述言語(例えばラダー言語)で組まれたユーザプログラムに基づき論理演算をし(演算実行)、その演算実行結果をI/Oメモリに書き込んで出力ユニットに送り出し(OUTリフレッシュ)、その後、通信ユニットを介して通信ネットワーク上の他のPLCとデータ送受信を行ったり、CPUユニットに備えられた通信ポートを介して外部の機器とデータ送受信などを行ったりする(周辺処理)ことをサイクリックに繰り返し処理するようになる。なお、INリフレッシュとOUTリフレッシュと一括して行なう(I/Oリフレッシュ)場合もある。
ところで、PLCを構成するユニットの中には、インテリジェントな高機能な制御を行うための高機能ユニットもある。この高機能ユニットで行う制御の一つとしては、例えば、温度等のアナログ値を受け、PID制御を行う等の専用のプロセス制御(アナログ制御)のプログラムを実施する機能を持つものや、モーションコントロール制御を行うものなど、各種のものがある。そして、これら各ユニットは、実行される機能名をつけて呼ばれることもり、アナログユニットやモーションコントロールユニットと称されることもある。また、これらの機能を備えた機器は、独立した筐体に実装されるユニットと、CPUユニットなどにインナーボードとして実装されるボードタイプのものがある。なお、本明細書では、それらを総称してループコントローラと称する。
これらループコントローラは、CPUユニットの演算処理とは非同期に所定の制御を実行することにより、制御の高速化・高度化を図ることができるようになっている。また、ループコントローラは、自らの運転状態をCPUユニットのI/Oメモリ上に常に反映させている。
一方、PLCシステムの場合、PLCのメモリや、スレーブの各ユニットの情報その他の状態を表示させたり、PLCに対して各種の設定をすることができるプログラマブル表示器(以下、「表示器」と称する)を設け、PLCシステムの管理・監視等を行うようにしたものがある。また、監視対象の情報は、I/O情報に限ることはなく、例えば温度調節器の設定温度と現在の温度のような情報でも良い。
そして、実際の作業時に表示器を用いて監視等するための動作画面は、予めプログラマブル表示器用の専用ソフトウェアを使用し、表示画面のレイアウトを作成し、それを表示器に転送することにより行う。つまり、表示画面内に、監視するPLCの内部メモリの内容(I/O情報)を表示する領域や、各領域に併記する文字等の構成要素(部品)を配置し、表示画面を作成する。さらに、実際にデータ等を表示するために、各部品に対して各種の設定項目を割り付ける。この設定項目の具体的な内容としては、例えば、監視対象の情報を呼び出す際に使用するPLCのI/Oメモリなどへの割付アドレス等がある。上記した表示器は、例えば特許文献1などにより公開されている。
特開平10−116109号公報(段落[0010]から[0028],図2から図4等)。
上述した従来の表示器を用いたモニタシステムでは、以下に示す問題を有する。すなわち、図1に示すように、PLC1を構成するCPUユニット2とループコントローラ3は、内部のCPUバスを介して通信を行なう。そして、ループコントローラ3のメモリ3aに記憶された一部のデータA,Bは、CPUユニット2のI/Oメモリ2aに定期的に反映されている。また、表示器4は、CPUユニット2のI/Oメモリ2aにアクセスし、データの読み書きをすることができる。従って、(1)表示器4がI/Oメモリ2aに所定のデータを書き込み、(2)その書き込んだデータをループコントローラ3のメモリ3aに転送することで、ループコントローラ3の設定を変更することが可能となる。また、(3)ループコントローラ3のメモリ3aに記憶された所定のデータBは、I/Oメモリ2aに転送されるため、(4)表示器4は、そのI/Oメモリ2aにアクセスすることにより、その格納したデータBを取得することができる。これにより、その取得したデータBに基づいて表示器4の表示画面に所定の表示をすることができる。
しかし、I/Oメモリにもメモリ容量の制限があり、ループコントローラ3のすべてのデータをI/Oメモリ2aに割り付けて反映することはできない。したがって、例えば図1中のループコントローラ3のメモリ3aに格納されたデータC,Dについては、表示器4から読み書きすることができない。よって、I/Oメモリ2aに割り付けられていないデータに基づいて、より詳細な情報を見たいという要求に対して、簡単に対応することは困難であった。
また、係るデータC,Dに対しては、所定の通信コマンドを設定することによりアクセスすることは可能であるが、係る通信コマンドを用いたアクセスは、メーカ側で設定されるものであり、ユーザが表示器4を操作して簡単にアクセスすることはできなかった。
この発明は、ユーザは、表示器とコントローラ間の通信コマンドや通信設定を意識せずに、PLC(CPUユニット)のI/Oメモリに割り付けられていないループコントローラが保有するデータに基づいて表示器の画面データを生成することが可能となり、ユーザのエンジニアリング工数の削減に寄与することのできるツールを提供することを目的とする。
この発明によるツールは、ループコントローラにアクセスする表示器用のツールであって、ループコントローラに実装されるプログラム要素についてアドレス情報と種類情報を関連づけた関連情報の前記種類情報に基づき、表示器がアクセスすべきデータであって、そのループコントローラが実装されたプログラマブルコントローラのI/Oメモリに反映されないデータを有するプログラム要素を抽出する抽出機能と、その抽出機能により抽出されたプログラム要素に対し、前記アドレス情報を用いてそのプログラム要素にアクセスする通信コマンドを作成するとともに、対応する画面要素(表示器に表示する表示画面を構成する部品)に割り付けて機能部品を生成する機能を備えて構成した。関連情報は、自己の揮発性あるいは不揮発性の記憶手段に格納したものでもよいし、別途用意されたデータベース等にアクセスして取得してもよい。
ここで、プログラム要素は、実施の形態では、ファンクションブロックに対応する。アドレス情報は、実施の形態では、図7の(1)通信アドレスと(4)計器ブロック番地に対応する。種類情報は、実施の形態では、図7の(3)計器ブロック番地に対応する。抽出機能は、図5のフローチャートのS13を実行する機能である。もちろん、S12の実行機能を含めても良い。さらに、機能部品を生成する機能は、図5のフローチャートのS14を実行する機能に対応する。ループコントローラに実装されるプログラム要素についての関連情報は、実際にループコントローラに実装されているものを呼び出して取得しても良いし、プログラミングツール等にてループコントローラに実装するプログラムを作成した際に作成したものを取得しても良く、入手経路は任意である。
前記ループコントローラのデータが前記I/Oメモリに反映される場合に、そのI/Oメモリのアドレス情報も前記関連情報に関連づけられ、前記表示器がアクセスすべきデータが、前記I/Oメモリに反映される場合には、前記関連情報を用いてそのI/Oメモリにアクセスする部品を生成する機能を備えるようにしてもよい。さらに、前記プログラム要素には、タグ名が設定されており、前記関連情報は、そのタグ名も関連づけられたタグ情報ですることができる。
この発明によれば、ループコントローラに実装されるプログラム要素についての関連情報に基づき、表示器がI/Oメモリ経由でデータの読み書きが可能か否かを判断し、読み書きできない場合には、ループコントローラにアクセスする通信コマンドを作成し、表示器の表示画面に表示する画像部品と関連づけた機能部品が生成される。従って、その機能部品を表示器に実装することにより、ユーザは、表示器を操作して格納された機能部品を読み出すことで適宜表示器の画面を操作することにより、ループコントローラにアクセスできる。そして、本発明のツールを用いることにより、機能部品を自動的に生成することができ、ユーザは、表示器とコントローラ間の通信コマンドや通信設定を意識せずに、表示器の画面データを生成することが可能となり、ユーザのエンジニアリング工数の削減に寄与する。
この発明では、ユーザは、表示器とコントローラ間の通信コマンドや通信設定を意識せずに、PLCのI/Oメモリに割り付けられていないループコントローラが保有するデータに基づいて表示器の画面データを生成することが可能となる。
図2は、本発明か適用されるシステムの一例を示している。この図示した例では、PLC10に表示器20およびツール30が、ネットワークを介して接続されている。PLC10は、複数のユニットを連結して構成されている。すなわち、電源ユニット11と、CPUユニット12と、ツールコントローラユニット13と、その他の所定のユニット14とを備えている。もちろん、PLCの構成は、図示するものに限ることなく、必要に応じて所望のユニットを追加接続可能である。
表示器20およびツール30は、CPUユニット12のシリアルポートに接続される。そして、本発明との関係で言うと、ツール30からPLC10に対しては、例えばループコントロールユニット13へのプログラム転送がCPUユニット12を経由しループコントロールユニット13へ与えられる。また、表示器20はPLC10の所定のユニットと通信を行い、取得した情報に基づきループコントロールユニット13の動作状態を表示する。さらに、ツール30を表示器20に接続し、ツール30から画面データを転送する。この転送する画面データ(画面要素)は、PLC10との通信に基づいて表示されるループコントロールユニット13の動作状態を表示するための表示画面に関するものである。
図3は、ループコントロールユニット13を含むPLC10の内部構造並びに外部の装置等との接続形態を示している。図示するように、このPLC10では、他のユニットとしてADユニット14aとDAユニット14bを用意している。そして、実際の制御対象32に設置したセンサから、例えば液面,圧力,温度などのアナログデータを取得するとともに、ADユニット14aのI/Oメモリ14a′の所定エリアに格納する。このI/Oメモリ14a′に格納されたデータ(AD変換値(入力))は、I/Oバス10aを介してCPUユニット12のI/Oメモリ12aの所定エリアに転送される。ループコントロールユニット13は、予め設定されたCPUユニット12のI/Oメモリ12aの所定エリアを定期的にアクセスして取得するため、そのI/Oメモリ12aに格納されたAD変換値(入力)は、CPUバス10bを介して入力インタフェース13aが取得し、所定のファンクションブロック13bに渡す。ここでは、係るAD変換値(入力)を、PID制御を実行するPIDブロックに対し、入力値として渡している。PIDブロックは、与えられた入力値に基づきPID演算を行なう。そして、算出して得られた出力値は、出力インタフェース13cを介してCPUバス10b経由でCPUユニット12のI/Oメモリ12bに格納する。この格納されたデータがDAユニット10bのI/Oメモリ14b′に転送され、制御対象32のバルブの開度などの指令値として出力される。
このようにすることにより、アナログデータに基づくPID制御が行なわれる。なお、ループコントロールユニット13に替えて、ループコントロールボードにした場合には、CPUバス10bはインナーバスになる。また、ファンクションブロック13bには、図示したPIDブロックに加え、折れ線プログラムを作成するブロックを例示したが、これ以外にも多数のブロックが存在する。図示の便宜上、入出力インタフェース13a,13cとPIDブロックが直接接続されているように示しているが、実際には、図示省略するがメモリが存在し、入力インタフェース13aは、メモリの所定エリアに書き込むことにより、そのエリアを参照するPIDブロックが入力データを取得し、演算結果を上記と異なる記憶エリアに格納することにより出力インタフェース13cがそれを読み出してCPUユニット12のI/Oメモリ12bに転送する処理を行なう。
また、ループコントロールユニット13のメモリに格納され、使用されるデータは、上述したようにI/Oメモリ12a,12bを介して転送されるもの以外に、通信コマンドを用いて外部の機器(例えばツール30)と送受されるものもある。この場合、例えばCPUユニット12の通信ポート12c(シリアルポート等)にツール30を接続し、ツール30から送られる通信コマンドに従いCPUユニット12経由でループコントロールユニット13の所定のメモリに設定が書き込まれ、また、係るメモリに書き込まれている設定をツール30が読み出すことができるようになっている。係るメモリへの読み書きは、通信サーバ機能13dが稼働して行なわれる。なお、上述した各機能は、基本的に従来と同様である。
ここで本発明では、上述したようにツール30からのコマンド入力によりループコントロールユニット13の任意のメモリにアクセスするのではなく、図4に示すように、表示器20から直接(CPUユニット12経由で)ループコントロールユニット13のメモリ13eにアクセスし、I/Oメモリ12a,12bに反映されないデータCを設定したり、データDを読み出したりできるようにしている。これにより、ユーザは表示器20を操作することにより、データC,Dが格納されるループコントロールユニット13のメモリエリアに格納されるデータを読み書きすることができ、各種の設定や、情報を読み出してそのループコントロールユニット13の動作状況を表示器20に表示することができるようになる。しかも、ユーザは、通信コマンドや、アドレスなどを気にすることなく係る処理を行えるようになる。
すなわち、ループコントロールユニット13は、保有する機能により、従来と同様に、PLC10(CPUユニット12)上のI/Oメモリ12a,12b経由でデータの送受信を定期的に実行することにより、データBを定期的に表示器4に送り、そのデータBに基づいて表示器20の表示画面に動作状況を表示すること、および、表示器20からI/Oメモリ12aに書き込むことで、ループコントロールユニット13の設定(データA)を変更することに加え、PLC10(CPUユニット12)のI/Oメモリ12a,12b経由で読み書きを行えないデータC,Dに関しては、後述する機能部品(デバイスライブラリ)を使用することで、表示器20からループコントロールユニット13宛に通信コマンドを送信することで、設定の読み書きが行えるようになる。
そして、係る処理ができるようにするために、本発明では、ツール30に図5に示すフローチャートを実行する機能を持たせ、そのフローチャートを実行して得られた情報(データ:機能部品)を表示器20にダウンロードするようにしている。係る処理を実行するツール30は、パソコンに所望の機能を実行するソフトウェアアプリケーションを実装することにより実現される。すなわち、図6に示すように、ツール30は、キーボード,ポインティングデバイスなどの入力部31と、アプリケーションを実行する制御部32と、制御部32でアプリケーションを実行中に使用するワークメモリや必要なデータが格納されたメモリ33と、ディスプレイ等の出力部34と、外部機器(本実施の形態では、CPUユニット12や表示器20)と通信するためのインタフェース35を備えている。係るハードウェア構成は一般のものと同じである。このメモリ33は、図6では1つのブロックとして示しているが、RAMなどの揮発性メモリと、ハードディスクその他の不揮発性メモリを適宜混在して設けて実現しても良い。
そして、本実施の形態では、図5に示すフローチャートが制御部32で実行されるとともに、係る処理を実行するに必要なタグ情報がメモリ33内にタグ情報データベースとして格納されている。さらに、各機能部品(テンプレート)などもライブラリとしてメモリ33に格納されている。
タグ情報は、図7に示すように、(1)通信アドレスと、(2)タグ名と、(3)計器ブロック番号と、(4)計器ブロック番地と、(5)PLC上のメモリエリア種別と、(6)PLC上のメモリアドレスを関連づけたテープルとなっている。ループコントローラ(ループコントロールユニット13)で使用される全てのファンクションブロックに対して個々に設定されている。各項目の具体的な内容は以下の通りである。
(1)通信アドレスは、ネットワーク上のループコントローラ(ユニット,ボード)のアドレスを特定する情報である。そのループコントローラが実装されたPLCが存在するネットワーク番号と、そのネットワークにおけるPLCのノード番号と、そのPLC内でのユニット番号などにより特定される。
(2)タグ名の欄には、ファンクションブロックに付された名前が格納される。
(3)計器ブロック番号の欄には、それぞれのファンクションブロックの種類が格納される。例えばPIDブロックであれば何番、折れ線プログラムであれば何番などである。この種類より、表示器に表示する対象となるファンクションブロックであるか否かが特定される。
(4)計器ブロック番地の欄には、ループコントローラ内のファンクションブロックの位置情報を特定するものである。上記の(1)の通信アドレス情報と、この計器ブロック番地の情報により、対象となるファンクションブロックがネットワーク上で一意に特定できる。すなわち、たとえばPIDブロックを複数使用しているように同じ計器ブロック番号のファンクションブロックが複数存在している場合であっても、存在位置は必ず異なるため、この(4)の情報まで使用することにより目的のファンクションブロックを特定できる。
(5)PLC上のメモリエリア種別の欄には、各ファンクションブロックの情報が反映されるPLC(CPUユニット12)上のI/Oメモリのメモリエリア種別を格納する。
(6)PLC上のメモリアドレスの欄には、各ファンクションブロックの情報が反映されるPLC(CPUユニット12)上のメモリアドレスが格納される。
次に、上述したタグ情報に基づき、制御部32は、図5に示すフローチャートを実行して割付・変換処理を行なう。すなわち、まずメモリ33にアクセスし、タグ情報を読み込む(S11)。
次いで、読み込んだタグ情報のうち、(3)の計器ブロック番号を検索し、変換すべき計器ブロックが存在するか否かを判断する(S12)。すなわち、ファンクションブロックは多数の種類が存在するが、表示器20の表示画面に表示すべきデータに関係するファンクションブロックはそのうちの一部の限られたものである。そして、係る一部の限られたファンクションブロックが変換すべき計器ブロックとなる。そこで、その一部の限られたファンクションブロックの計器フロック番号の一覧を予めメモリ33に記憶保持しておき、タグ情報中に該当する計器ブロック番号が存在するか否かを判断する。存在しない場合には、このS12の分岐判断はNoとなるので、処理を終了する。
また、該当する計器ブロック番号が存在する場合には、この分岐判断がYesとなるので、次は、(3)の計器ブロック番号の情報を元にデバイスライブラリの割付が必要か否かを判断する(S13)。この分岐判断の処理対象は、S12でYesとされたファンクションブロックのみである。そして、この分岐判断では、CPUユニット12のI/Oメモリに割り付けられていないデータが存在し、そのデータがループコントロールユニット13に実装の動作状態を表示する際に使用するものが有るか否かを判断する。例えば、PIDブロックの場合には、少なくとも表示器20の表示画面に表示するために使用するデータは、I/Oメモリに反映されているため、デバイスライブラリの割付は不要となるが、折れ線プログラムのように、ファンクションブロックのあるデータを時系列にサンプリングし、その経時変化の状態を折れ線グラフにして表示するようなプログラムの場合、そのデータがI/Oメモリに反映されていないので、デバイスライブラリの割付が必要となる。そして、S12でYesとなって抽出されるファンクションブロックのうち、どのファンクションブロックが割付が必要であるかは、ファンクションブロックの種類により決まっているので、この判断も該当する計器ブロック番号の一覧を予めメモリ33に記憶保持しておき、該当する計器ブロック番号があるか否かにより判断する。
そして、割付が必要な計器ブロックがあると、S14に飛び、(1)の通信アドレスと、(4)の計器ブロック番地の情報を元に詳細設定画面にデバイスライブラリを割り付ける。すなわち、ファンクションブロックに対応した表示画面のテンプレートが用意されているため、まず、それを読み出し、処理対象のファンクションブロックのアドレスと関連づける。一例を挙げると、図8のA,Bで示す表示領域は、折れ線プログラムのデータを用いて状態表示する部品(機能部品)のテンプレートである。そして、どの表示部分にファンクションブロックのどのデータを割り付けるかが予め決まっている。すなわち、あるファンクションブロックが使用するデータは予め分かっており、たとえば、入力値はそのファンクションブロックに割り当てられたメモリエリアの先頭から何番目の記憶エリアに格納するなど、先頭アドレスからのオフセット値が各データごとに決まっている。そして、先頭アドレスは、(1),(4)の情報により一意に決まるため、それらの情報を用いることにより、機能部品の各エリアに関連づけられるデータのアドレスも特定される。そこで、それらの関連づけを行なう。
また、各機能部品には、マクロとして、データ収集のための通信コマンドを割り付けておき、所定のトリガ(定期的あるいはボタンの押下など)に基づきマクロを実行して通信コマンドを発行する。この通信コマンド内に定義された宛先に、(1),(4)で特定されるループコントロールユニット13のアドレスを設定することにより、通信コマンドがループコントロールユニット13に伝達される。そして、係る通信コマンドに対するレスポンスが、通信コマンドの宛先であるループコントロールユニット13から返信されてくるので、そのレスポンスを表示器20内の内部メモリの所定アドレスに格納する。各機能部品は、常時内部メモリの所定アドレスを参照し、その所定アドレスに格納されたデータを表示するようになっている。これにより、レスポンスにより送られてきたデータが内部メモリに格納されることにより、機能部品1の表示に反映される。
さらに本実施の形態では、図8に示すように、表示器20に表示する複数の部品の集合体である部品群A,Bを予めデバイスライブラリとして用意しておき、それを提供することができるようにしている。ここで言う部品群は、表示器の制御対象機器(デバイス)を管理等するために必要な部品11の集合体であり、表示画20上での表示レイアウト並びに各部品に関連付ける通信コマンドも登録されたものである。
すなわち、例えばある制御対象に関係するアナログ量を管理するために、具体的な数値の履歴を表形式で表示する部品Aと、履歴をグラフにして表示する部品Bが必要である場合に、各部品A,Bに、データ収集するための通信コマンドや、各種の命令・データ設定を送る通信コマンドなどを割り付けておく。また、部品A自体も複数の部品から構成されているため、部品A自体を1つの部品群として見ることもできる。
このS14の処理を実行後、あるいはS13の分岐判断でNoとされたならば、S15に進み、(1)(4)(5)(6)の情報を元に、読み込んだタグ情報に基づいて絶対アドレスに変換する(S15)。このS15の処理は、I/Oメモリに反映されるループコントロールユニット13のメモリに対してアクセスするためのものである。つまり、表示器20が、ループコントロールユニット13の対象となるファンクションブロックに関係するデータが反映されるI/Oメモリのアドレスと種別が特定されるため、そのメモリのアドレスを絶対アドレスに変換する。また、表示器20がそのI/Oメモリの所定エリアに読み書きするための設定も行なう。なお、これらの処理は、従来のものと同様である。
その後、上記の変換結果に基づいて、タグごとの部品(アドレス,通信コマンド等のマクロ付)を生成し(S16)、生成した画面要素/部品を組み合わせたプロジェクトデータを表示器20に出力する(S17)。
上記した処理を実行し、所定のデータがセットされた表示器20を実際に稼働すると、I/Oメモリにアクセスして読み書きしたり、ループコントロールユニット13宛に通信コマンドを発行して所望のデータを読み書きしたりできる。これにより、例えば図8に示すように、符号Cで示すように、I/Oメモリに反映されたデータに基づいてPIDブロックの動作状況を表示したり、符号A,Bで示すようにループコントロールユニット13に直接アクセスして得られたデータに基づき折れ線プログラムによる動作状況を表示したりできる。
従来例を示す図である。 本発明の一実施の形態が適用されたシステムを示す図である。 ループコントロールユニットが組み込まれたPLCの内部構成を示すブロック図である。 本発明による効果を説明する図である。 本発明に係るツールの一実施の形態の機能を示すフローチャートである。 そのツールの内部構成図である。 タグ情報のデータ構造の一例を示す図である。 表示器20の表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
10 PLC
11 電源ユニット
12 CPUユニット
12a,12b I/Oメモリ
13 ループコントロールユニット
13a 入力インタフェース
13b ファンクションブロック
13c 出力インタフェース
13d 通信サーバ機能
13e メモリ
14 その他のユニット
14a ADユニット
14b DAユニット
20 表示器
30 ツール

Claims (3)

  1. ループコントローラにアクセスする表示器用のツールであって、
    ループコントローラに実装されるプログラム要素のアドレス情報と種類情報を関連づけた関連情報の前記種類情報に基づき、表示器がアクセスすべきデータであって、そのループコントローラが実装されたプログラマブルコントローラのI/Oメモリに反映されないデータを有するプログラム要素を抽出する抽出機能と、
    その抽出機能により抽出されたプログラム要素に対し、前記アドレス情報を用いてそのプログラム要素にアクセスする通信コマンドを作成するとともに、対応する画面要素に割り付けて機能部品を生成する機能を備えたことを特徴とするツール。
  2. 前記ループコントローラのデータが前記I/Oメモリに反映される場合に、そのI/Oメモリのアドレス情報も前記関連情報に関連づけられ、
    前記表示器がアクセスすべきデータが、前記I/Oメモリに反映される場合には、前記関連情報を用いてそのI/Oメモリにアクセスする部品を生成する機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載のツール。
  3. 前記プログラム要素には、タグ名が設定されており、前記関連情報は、そのタグ名も関連づけられたタグ情報であることを特徴とする請求項1または2に記載のツール。
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