JP2005258323A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 像担持体上のトナーの帯電量の調整を的確に行うことで、帯電手段のトナー汚れを防止して、このトナー汚れに起因するプリントサンプル上のディフェクトを防止可能な画像形成装置を得る。
【解決手段】 感光体13とトナー帯電量制御ローラ34との間の上流側くさび部46A及び下流側くさび部46Bの少なくとも一方に光照射部材48が配置される。感光体13に対して、トナー帯電量制御ローラ34での放電による帯電と、その直後の光照射部材48での光照射による除電が行われることになるので、より多くの放電電流が流れ、感光体13上のトナーを十分にマイナス帯電させることができる。このため、帯電ローラ36に感光体13上のトナーが不用意に付着して汚染されることはなく、汚染に起因した画質ディフェクトを長期にわたって防止することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、像担持体から転写媒体へのトナー像の転写後に像担持体上のトナーの帯電量を制御して、現像手段等で回収可能とされた画像形成装置に関する。
従来から、クリーニングブレードを用いない所謂クリーナーレスシステムの画像形成装置が考案されている(例えば、特許文献1参照)。このようなクリーナーレスシステムの画像形成装置としては、像担持体から転写媒体へのトナー像の転写後に像担持体上のトナーの帯電量を制御して、現像手段等で回収するように構成されたものがある。この構成では、像担持体上のトナーの帯電量制御を確実に行って所望の帯電状態とする必要がある。
しかしながら、トナーの帯電量の調整を十分に行えない場合があり、この場合には、帯電ローラ等の帯電手段にトナーの一部が付着するなどして、プリントサンプルに白抜け等の画質ディフェクトが発生することがある。
特開平09−190079号公報
本発明は上記事実を考慮し、像担持体上のトナーの帯電量の調整を的確に行うことで、帯電手段のトナー汚れを防止して、このトナー汚れに起因するプリントサンプル上のディフェクトを防止可能な画像形成装置を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、像担持体と、前記像担持体を帯電する帯電手段と、前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の帯電面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像をトナーで現像する現像手段と、前記像担持体に圧接されてトナーを転写される転写媒体と、前記転写媒体と前記帯電手段との間に配設され、前記像担持体に残留したトナーの帯電量を制御するトナー帯電量制御手段と、前記転写媒体から前記トナー帯電量制御手段の近傍までの間に配置され、光の照射により少なくとも像担持体表面を除電する光除電手段と、を有することを特徴とする。
この画像形成装置では、像担持体が、まず帯電手段によって帯電され、そして、帯電面が露光手段によって露光されて静電潜像が形成される。その後、現像手段によって静電潜像がトナーで現像され、このトナーが、像担持体に圧接された転写媒体に転写される。
ここで、像担持体上には、トナーが残留することがあるが、このトナーの帯電量は、転写媒体と帯電手段との間に配設されたトナー帯電量制御手段によって制御される。さらに、転写媒体からトナー帯電量制御手段の近傍までの間に配置された光除電手段によって、少なくとも像担持体表面が除電される。これにより、トナー帯電量制御手段による放電と光除電手段による除電とが行われるので、光除電を行わない構成と比較して、より多くの放電電流が流れるために、トナーを十分に帯電させることができる。したがって、帯電手段へのトナーの付着を防止することができ、帯電手段のトナー汚れに起因するプリントサンプル上のディフェクトを防止できる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記光除電手段が、前記トナー帯電量制御手段と前記像担持体とが接触する接触部近傍のくさび部を除電可能に配置されていることを特徴とする。
これにより、トナー帯電量制御手段による放電と、光除電手段による除電とが繰り返されるので、より多くの放電電流が流れ、トナーを十分に帯電させることができる。この構成は、たとえば、請求項3に記載のように、前記光除電手段が、前記像担持体の前記トナー帯電量制御手段に対する移動方向上流側の前記くさび部を除電可能に配置されてもよいし、請求項4に記載のように、前記光除電手段が、前記像担持体の前記トナー帯電量制御手段に対する移動方向下流側の前記くさび部を除電可能に配置されてもよい。
特に、請求項4に記載の構成では、トナー帯電量制御手段を通過した後の像担持体を除電できるので、続く帯電手段により均一に帯電させることができる。したがって、トナー帯電量制御手段のトナー汚れ等による電位むらを解消でき、この電位むらに起因するディフェクトを防止できる。
また、上流側と下流側の双方のくさび部をそれぞれの光除電手段で光除電することも可能であり、像担持体上トナーをさらに十分に帯電させて、帯電手段へのトナーの付着を防止することができる。
トナー帯電量制御手段としては、請求項5に記載の前記像担持体に接触して相対回転可能に配置された帯電制御ブラシ、や、請求項6に記載の前記像担持体に接触して相対回転可能に配置された帯電制御ローラ、を使用することができる。
請求項7に記載の発明では、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の発明において、前記帯電手段が、少なくとも画像形成時には直流に交流を重畳した電圧を印加可能とされていることを特徴とする。
このように、少なくとも画像形成時には直流に交流を重畳した電圧を帯電手段が印加する構成では、直流電圧のみを印加する構成と比較して、トナーが付着しづらいので、ディフェクトをさらに効果的に防止できる。
本発明は上記構成としたので、像担持体上のトナーの帯電量の調整を的確に行うことで、帯電手段のトナー汚れを防止して、このトナー汚れに起因するプリントサンプル上のディフェクトを防止することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の各実施形態について詳細に説明する。なお、以下では説明の便宜上、具体的数値を挙げることがあるが、本発明はこれらの数値に限定されないことはもちろんである。
図1には、本発明の第1実施形態の画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタ10(以下、プリンタという)が示されている。プリンタ10は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色の現像ユニット12C、12M、12Y、12Kと感光体13C、13M、13Y、13Kが中間転写ベルト14に面して並列して配置され、中間転写ベルト14が1周する間に4色のトナー像を重ね合せる、いわゆるタンデム式のフルカラーレーザープリンタである。
このプリンタ10は、底部に給紙トレイ16を備える。この給紙トレイ16にセットされた用紙Pの搬送方向の先端部には給紙ローラ18が当接しており、この給紙ローラ18と図示しない用紙捌き手段によって、用紙Pが1枚ずつ給紙トレイ16から搬送方向下流側へ給紙される。そして、給紙ローラ18の搬送方向下流側には、2組の搬送ローラ20が配置されており、用紙Pは、この搬送ローラ20からの搬送力で上方の転写部22へ搬送される。
この転写部22には、中間転写ベルト14が巻き掛けられたベルト搬送ローラ24Aと、このベルト搬送ローラ24Aに圧接された転写ローラ26が配設されている。ベルト搬送ローラ24Aと転写ローラ26とのニップ部には、中間転写ベルト14が挟み込まれており、用紙Pはこのニップ部を通過する際に中間転写ベルト14からトナー像を転写される。
そして、転写部22の上方且つ搬送方向下流側には定着ユニット28が配設されている。この定着ユニット28には、高温になるヒートローラ28Aと、このヒートローラ28Aに圧接されたバックアップローラ28Bが配設されており、用紙Pが、ヒートローラ28Aとバックアップローラ28Bとのニップ部を通過する際に、トナーが溶融、凝固して用紙Pに定着される。そして、用紙Pは、定着ユニット28の搬送方向下流側に配置された排紙ローラ29によって排紙される。
ここで、感光体13C、M、Y、Kが、中間転写ベルト14にトナー像を重ね合せるプリント部30について説明する。なお、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色を区別する際には、符号の後にC、M、Y、Kを付加して説明するが、各色を区別する必要がない場合は、符号の後のC、M、Y、Kは省略する。
図2に示すように、中間転写ベルト14は、上述したベルト搬送ローラ24Aと、ベルト搬送ローラ24Aの下方に配設されたベルト搬送ローラ24Bと、ベルト搬送ローラ24Bの斜め上方且つ用紙搬送路の反対側に配設されたベルト搬送ローラ24Cに巻き掛けられている。
中間転写ベルト14のベルト搬送ローラ24Bとベルト搬送ローラ24Cとの間の斜め下方を向いた面が感光体13C、M、Y、Kからトナー像を転写される転写面14Aとなっている。この転写面14Aに面して、現像ユニット12C、M、Y、Kと、感光体13C、M、Y、Kが並列して配置されており、感光体13C、M、Y、Kが転写面14Aに当接している。また、転写ローラ32C、M、Y、Kが、転写面14Aを介して感光体13C、M、Y、Kに圧接されている。
図3(A)に示すように、感光体13の感光面13Aには、回転方向に順に、中間転写ベルト14、トナー帯電量制御ローラ34、帯電ローラ36、現像ローラ38が当接している。現像ローラ38は、感光体13の回転方向と同方向に回転している。即ち、現像ローラ38は、ニップ部においては感光体13に対して逆回転している。これによって、現像ローラ38から感光体13への現像効率が高められている。また、帯電ローラ36と現像ローラ38との間には、感光面13Aをライン露光するLEDアレイヘッド40が配置されている。
帯電ローラ36には、交流電圧と直流電圧とを重畳した電圧を印加可能な重畳電源42が接続されている。帯電ローラ36はこの電圧により、感光体13の表面を均一に帯電することができる。
トナー帯電量制御ローラ34は、半導電性のローラで構成されており、このローラが感光体13と平行な回転軸まわりに回転可能に保持されている。トナー帯電量制御ローラ34には−1kVの電圧を印加するマイナス電源44が接続されており、感光体13上のトナーを所定の帯電量に帯電させる。
感光体13とトナー帯電量制御ローラ34との間には、感光体13の回転方向の上流側及び下流側にそれぞれ、上流側くさび部46A及び下流側くさび部46Bが構成されている。そして本実施形態では、下流側くさび部46Bを光除電するように、光照射部材48が配置されている。
以下、トナー像を中間転写ベルト14に転写するまでの流れを説明する。
感光体13が図中反時計回りに回転すると、まず、感光面13Aが、帯電ローラ36によって均一に所定の極性電位に帯電される。
そして、更に感光体13が回転すると、感光面13Aの帯電面が、LEDアレイヘッド40によって露光され、帯電面の露光された部分の電位が低下して(たとえば−200V)静電潜像が形成される。その後、感光体13の帯電極性と同極性に帯電している現像トナーを、現像ローラ38によって、帯電面の電位低下部に電気的に付着させることで、静電潜像を現像(可視化)する。そして、このトナーと逆極性の転写電圧が印加された転写ローラ32に、トナーが電気的に引き寄せられる。これによって、トナー像が、感光体13から中間転写ベルト14へ転写される。
ここで、感光体13から中間転写ベルト14へトナー像が転写される際に、中間転写ベルト14に転写されずに感光体13に残留する転写残トナーが発生する。また、中間転写ベルト14に上流側で転写されたトナーが下流側の感光体13にオフセットするリトランスファートナー(以下、リトラトナーと言う)が発生する。このため、この転写残トナー、リトラトナーを感光体13から除去する必要がある。
ここで、上流側くさび部46Aでは特に除電されていないので、トナー像転写後の感光体13の電位が、図3(B)に示すように、帯電ローラ印加電圧(−1kV)から放電開始電圧(約600V)を引いた値(−400V)になるまで放電が起こる。すなわち、上流側くさび部46Aのみを考えると、この条件が満たされれば放電が終了するので、十分な放電電流が流れず、感光体13上のトナーが十分にマイナスに帯電されないおそれがある。たとえば、転写後の画像部の感光体電位は−30V程度であり、ここにマイナス帯電の転写残トナーが存在しているが、転写後の非画像部の感光体電位は−200V程度であり、ここには、プラス帯電のリトナトナーが存在している。このプラス帯電のリトラトナーは、放電終了後、すなわち感光体電位が−400Vになった状態で200V分の放電しか発生していないので、このリトナトナーがマイナスに極性変化されず、プラス帯電が維持されてしまうことがある。
しかしながら本実施形態では、感光体13がさらに回転すると、下流側くさび部46Bが光照射部材48によって光除電され、図4(A)に示すように、感光体13の電位が、画像部及び非画像部共に0V程度となる。そして、この状態からトナー帯電量制御ローラ34を通過すると、図4(B)に示すように、感光体13の表面電位が−400V程度になり放電が起こる。すなわち、感光体13に対して、トナー帯電量制御ローラ34での放電による帯電と、その直後の光照射部材48での光照射による除電が行われることになる。このように、帯電と除電とがとが繰り返されるので、光除電を行わない構成と比較してより多くの放電電流が流れ、感光体13上のトナーを十分にマイナス帯電させることができる。
このように、本実施形態では感光体13上のトナーを十分にマイナス帯電させるので、帯電ローラ36に感光体13上のトナーが不用意に付着して汚染されることはなく、汚染に起因した画質ディフェクトを長期にわたって防止することができる。感光体13上のトナーは、感光体13に付着させたまま帯電ローラ36による帯電領域、及びLEDアレイヘッド40による露光領域を通過させる。即ち、このトナーが感光体13に付着したままの状態でAC帯電、露光を行う。
そして、感光体13上のトナーは、例えば−400Vの電圧を印加された現像ローラ38に電気的に回収され、現像ユニット12内で現像ローラ38に摺接するブレード39によって現像ローラ38からトナー収容部41へ掻き落される。
図5には、本発明の第2実施形態の画像形成装置のプリント部が示されている。第2実施形態では、光照射部材48が、下流側くさび部46Bではなく上流側くさび部46Aを光除電するように配置されているが、これ以外は第1実施形態と同一の構成とされているので、同一の構成要素、部材等には同一符号を付して説明を省略する。
したがって、第2実施形態では、トナー帯電量制御ローラ34での放電によって感光体13が帯電されるが、直後に光の照射によって除電されるため、放電と除電とが繰り返される。したがって、第1実施形態と同様に、光除電を行わない構成と比較してより多くの放電電流が流れ、感光体13上のトナーを十分にマイナス帯電させることができる。このため、帯電ローラ36に感光体13上のトナーが不用意に付着して汚染されることはなく、汚染に起因した画質ディフェクトを長期にわたって防止することができる。
図6には、本発明の第3実施形態の画像形成装置のプリント部が示されている。第3実施形態では、上流側くさび部46Aと下流側くさび部46Bのそれぞれを光除電できるように2つの光照射部材48が配置されているが、これ以外は第1実施形態と同一の構成とされているので、同一の構成要素、部材等には同一符号を付して説明を省略する。
したがって、第3実施形態では、まず、上流側くさび部46Aにおいて、トナー帯電量制御ローラ34での放電によって感光体13が帯電されるが、直後に光の照射によって除電されるため、放電と除電とが繰り返される。
さらに、続く下流側くさび部46Bにおいても光照射部材48からの光照射による除電が行われる。すなわち、感光体13に対して、トナー帯電量制御ローラ34での放電による帯電と、その直後の光照射部材48での光照射による除電が行われることになる。このように、帯電と除電とがとが繰り返されるので、光除電を行わない構成と比較してより多くの放電電流が流れ、感光体13上のトナーを十分にマイナス帯電させることができる。
したがって、本実施形態では、第1実施形態や第2実施形態と比較して、感光体13上のトナーの放電量を多くして、十分に感光体13上のトナーをマイナス帯電させることができる。このため、第1実施形態や第2実施形態よりもさらに効果的に、帯電ローラ36への感光体13上のトナー付着による汚染を防止でき、汚染に起因した画質ディフェクトを長期にわたって防止することができる。
図7には、本発明の第4実施形態の画像形成装置のプリント部が示されている。第4実施形態では、トナー帯電量制御手段として、第1〜第3実施形態のトナー帯電量制御ローラ34に代えて、トナー帯電量制御ブラシ50が用いられている。トナー帯電量制御ブラシ50は、感光体13と平行な回転軸まわりに回転可能とされ、周囲に多数のブラシが植毛されている。このトナー帯電量制御ブラシ50も、第1〜第3実施形態のトナー帯電量制御ローラ34と同様に、感光体13上のトナーを所定の帯電量に帯電させることができる。
そして、第4実施形態では、第2実施形態と同様に、光照射部材48が、上流側くさび部46Aを光除電するように配置されているが、これ以外は第1実施形態と同一の構成とされているので、同一の構成要素、部材等には同一符号を付して説明を省略する。
したがって、第4実施形態においても、トナー帯電量制御ブラシ50での放電によって感光体13が帯電されるが、直後に光の照射によって除電されるため、放電と除電とが繰り返される。光除電を行わない構成と比較してより多くの放電電流が流れ、感光体13上のトナーを十分にマイナス帯電させることができるので、帯電ローラ36のトナー汚染に起因した画質ディフェクトを長期にわたって防止することができる。
本発明において、光除電部材としては、上流側くさび部46A又は下流側くさび部46Bにおいて少なくとも感光体13上を除電できれば特に限定されない。除電に使用する光の波長は、感光体13の感光特性等に応じて適宜選択でき、たとえば、各実施形態では、感光体13は700〜800nmの近赤外域に感度をもつので、波長がほぼ780nmの光を出力するランプを選択できる。
本発明において光除電を行う部位は、上記説明から明らかなように、上流側くさび部46Aであっても下流側くさび部46Bであってもよい。さらには、これらくさび部に限定されず、たとえば、中間転写ベルト14(転写ローラ32)から、トナー帯電量制御手段(トナー帯電量制御ローラ34又はトナー帯電量制御ブラシ50)までの間において、感光体13に対して光を照射して光除電する構成でもよい。本実施形態のように、くさび部において光除電すると、トナー帯電量制御手段による放電と光除電手段による除電とを繰り返し発生させることができ、より多くの放電電流が流れるので、好ましい。
なお、第2実施形態や第4実施形態のように、上流側くさび部46Aのみで光除電する構成では、下流側くさび部46Bにおいて、感光体13の電位が−400V程度になるまで放電が起こる。このとき、トナー帯電制御手段(トナー帯電量制御ローラ34又はトナー帯電量制御ブラシ50)の表面にはトナーが付着している。このため、トナー帯電制御手段の表面電位は−400Vであっても、実際には電位ムラが生じることがある。これにより、帯電ローラ36での電位のレベリング能力が十分でない場合には感光体13上にも電位ムラが残り、プリントサンプル上にもムラが発生するおそれがある。これに対し、第1実施形態や第3実施形態のように、少なくとも下流側くさび部46Bで除電する構成では、トナー帯電制御手段を通過した後に感光体13の電位を0V程度に除電できる。上記した電位ムラが生せず、電位ムラに起因するプリントサンプル上のムラも発生しないので、より好ましい。
本発明の第1実施形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明の第1実施形態の画像形成装置のプリント部の概略構成を示す図である。 (A)は、本発明の第1実施形態の画像形成装置のプリント部の構成を拡大して示す図であり、(B)は一般的な画像形成装置の感光体の電位及びトナーの動きを示す説明図である。 本発明の第1実施形態の画像形成装置での感光体の電位及びトナーの動きを示し、(A)は光除電後、(B)は放電後である。 本発明の第2実施形態の画像形成装置のプリント部の構成を拡大して示す図でる。 本発明の第3実施形態の画像形成装置のプリント部の構成を拡大して示す図でる。 本発明の第4実施形態の画像形成装置のプリント部の構成を拡大して示す図でる。
符号の説明
10 カラーレーザプリンタ(画像形成装置
12 現像ユニット
13 感光体(像担持体)
13A 感光面
14 中間転写ベルト
14A 転写面
22 転写部
26 転写ローラ
28 定着ユニット
30 プリント部
32 転写ローラ
32C 転写ローラ
34 トナー帯電量制御ローラ(トナー帯電量制御手段)
36 帯電ローラ(帯電手段)
38 現像ローラ(現像手段)
40 アレイヘッド(露光手段)
46A 上流側くさび部
46B 下流側くさび部
48 光照射部材(光除電手段)
50 トナー帯電量制御ブラシ(トナー帯電量制御手段)
P 用紙

Claims (7)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体を帯電する帯電手段と、
    前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の帯電面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、
    前記静電潜像をトナーで現像する現像手段と、
    前記像担持体に圧接されてトナーを転写される転写媒体と、
    前記転写媒体と前記帯電手段との間に配設され、前記像担持体に残留したトナーの帯電量を制御するトナー帯電量制御手段と、
    前記転写媒体から前記トナー帯電量制御手段の近傍までの間に配置され、光の照射により少なくとも像担持体表面を除電する光除電手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記光除電手段が、前記トナー帯電量制御手段と前記像担持体とが接触する接触部近傍のくさび部を除電可能に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記光除電手段が、前記像担持体の前記トナー帯電量制御手段に対する移動方向上流側の前記くさび部を除電可能に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記光除電手段が、前記像担持体の前記トナー帯電量制御手段に対する移動方向下流側の前記くさび部を除電可能に配置されていることを特徴とする請求項1又〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記トナー帯電量制御手段が、前記像担持体に接触して相対回転可能に配置された帯電制御ブラシ、であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー帯電量制御手段が、前記像担持体に接触して相対回転可能に配置された帯電制御ローラ、であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記帯電手段が、少なくとも画像形成時には直流に交流を重畳した電圧を印加可能とされていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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