JP2005257450A - 試料分析装置、プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

試料分析装置、プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 検出部を追加することなく、また、試薬の使用量を増加させることなく、細胞の内容物の量に相当する値を出力する。
【解決手段】 生体試料に光を照射して前記生体試料に含まれる細胞から散乱光情報を取得する検出部と、前記検出部によって取得された散乱光情報に基づいて前記細胞の種類ごとの細胞群を作成する細胞群作成手段と、所定の細胞群に含まれる細胞に関する散乱光情報である細胞群散乱光情報を取得する細胞群散乱光情報取得手段と、前記細胞群散乱光情報を前記所定の細胞群に含まれる細胞の内容物の量に相当する値である内容量相当値に変換するための演算式を記憶する演算式記憶手段と、前記演算式を使用して前記細胞群散乱光情報から前記内容量相当値を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記内容量相当値を出力する出力手段とを備える試料分析装置を提供する。
【選択図】 図4


Description

この発明は、試料分析装置、プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体に関し、特に、散乱光情報に基づいて生体試料を分析する試料分析装置、プログラムおよびびそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、フローサイトメータを使用して血液を分析する血液分析装置が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
また、網状赤血球の大きさは、その細胞に含まれているヘモグロビン量と密接な関係があることが指摘されている(例えば、非特許文献1)。
米国特許第4,735,504号明細書 米国特許第6,525,807号明細書 Briggs C, Rogers R, Thompson B, Machin S.J : New Red Cell Parameters on the Sysmex XE-2100 as Potential Markers of Functional Iron Deficiency; Infus. Ther. Transfus Med 2001; 28:256-262
上記特許文献1および2などの従来の血液分析装置においては、装置を大型化させたり、試薬の消費量を増加させたりすることなく、治療方法の決定に有用な測定項目をさらに増加させたり、出力された測定データの信頼性をさらに向上させることが求められている。
上記特許文献1には、光散乱パターンを使用して赤血球の容積とヘモグロビンの濃度を解析する装置が開示されている。
しかし、その解析方法は、第1および第2の信号をペアとして、容積および屈折率が既知の赤血球により発生された相当する信号のペアと比較することにより、前記第1および第2の信号の大きさから赤血球の容積および屈折率を決定するという複雑なものであるという問題がある。
非特許文献1によれば、網状赤血球の大きさは、その細胞に含まれているヘモグロビン量と密接な関係があることが指摘されている。
しかし、使用者は、従来の血液分析装置を使用して網状赤血球の大きさ情報を得たとしても、その情報から即座にヘモグロビン量を取得することは困難である。
また、大きさ情報として得た網状赤血球の分析結果が、量を示す情報であるヘモグロビン量と密接な関係があるということは、使用者にとって非常に理解しにくいものである。
また、非特許文献1には単に、網状赤血球の大きさは、その細胞に含まれているヘモグロビン量と密接な関係があることが示されているだけであり、その事実を従来の血液分析装置にどのように組み込むかについては開示されていない。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面による試料分析装置は、生体試料に光を照射して前記生体試料に含まれる細胞から散乱光情報を取得する検出部と、前記検出部によって取得された散乱光情報に基づいて前記細胞の種類ごとの細胞群を作成する細胞群作成手段と、所定の細胞群に含まれる細胞に関する散乱光情報である細胞群散乱光情報を取得する細胞群散乱光情報取得手段と、前記細胞群散乱光情報を前記所定の細胞群に含まれる細胞の内容物の量に相当する値である内容量相当値に変換するための演算式を記憶する演算式記憶手段と、前記演算式を使用して前記細胞群散乱光情報から前記内容量相当値を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記内容量相当値を出力する出力手段とを備える。
この第1の局面による試料分析装置では、上記のように、所定の細胞群に含まれる細胞ついての散乱光情報である細胞群散乱光情報を取得する細胞群散乱光情報取得手段と、前記細胞群散乱光情報を前記所定の細胞群に含まれる細胞の内容物の量に相当する値である内容量相当値に変換するための演算式を記憶する演算式記憶手段と、前記演算式を使用して前記細胞群散乱光情報から前記内容量相当値を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記内容量相当値を出力する出力手段とを備えるので、検出部を追加することなく、また、試薬の使用量を増加させることなく、細胞の内容物の量に相当する値を出力することができる。
また、所定の細胞の内容物の量を他の検出部でも測定可能な装置に本発明を適用すれば、所定の細胞の内容物の量に対する信頼性を向上させることができる。
また、細胞の内容物の量に相当する値は、前記細胞群散乱光情報を前記所定の細胞群に含まれる細胞の内容物の量に相当する値である内容量相当値に変換するための演算式を使用して算出されるので、上記特許文献1記載の装置のような複雑な解析を必要としない。
この発明の第2の局面による試料分析装置は、生体試料に光を照射して前記生体試料に含まれる細胞から散乱光情報を取得する検出部と、前記検出部によって取得された散乱光情報に基づいて前記細胞の種類ごとの細胞群を作成する細胞群作成手段と、所定の細胞群に含まれる細胞の散乱光強度の平均値を取得する平均値取得手段と、前記平均値取得手段が取得した平均値に基づいて前記所定の細胞群に含まれる細胞の内容物の量に相当する値である内容量相当値を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記内容量相当値を出力する出力手段とを備える。
この第2の局面による試料分析装置では、上記のように、所定の細胞群に含まれる細胞の散乱光強度の平均値を取得する平均値取得手段と、前記平均値取得手段が取得した平均値に基づいて前記所定の細胞群に含まれる細胞の内容物の量に相当する値である内容量相当値を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記内容量相当値を出力する出力手段とを備えるので、検出部を追加することなく、また、試薬の使用量を増加させることなく、細胞の内容物の量に相当する値を出力することができる。
また、所定の細胞の内容物の量を他の検出部でも測定可能な装置に本発明を適用すれば、所定の細胞の内容物の量に対する信頼性を向上させることができる。
また、細胞の内容物の量に相当する値は、前記平均値取得手段が取得した平均値に基づいて算出されるので、上記特許文献1記載の装置のような複雑な解析を必要としない。
この発明の第3の局面による試料分析方法を実行するためのプログラムは、生体試料に光を照射して前記生体試料に含まれる各細胞から散乱光情報を取得するステップと、前記検出部によって取得された散乱光情報に基づいて前記細胞の種類ごとの細胞群を作成するステップと、所定の細胞群に含まれる細胞に関する散乱光情報である細胞群散乱光情報を取得するステップと、前記細胞群散乱光情報を前記所定の細胞群に含まれる細胞の内容物の量に相当する値である内容量相当値に変換するための演算式を使用して前記細胞群散乱光情報から前記内容量相当値を算出するステップと、前記算出手段によって算出された前記内容量相当値を出力するステップとを備える。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態による試料分析装置は、血液を分析して白血球(WBC)、赤血球(RBC)および血小板(PLT)などの数を算出する血球計数装置である。
図1は、本発明の一実施形態による試料分析装置およびその周辺機器の全体構成を示した斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の試料分析装置10は、装置本体1と、装置本体1に通信ケーブルを介して接続されるデータ処理端末2とを含む。
装置本体1は、装置本体1に陽圧や陰圧を供給する空圧源5にチューブを介して接続されている。また、装置本体1は、検体を収容した検体容器を自動で装置本体1に供給するサンプラ部6に接続されている。また、装置本体1は、図示しない試薬容器にチューブを介して接続され、空圧源5から供給される陰圧を使用して試薬容器から試薬を吸引する。
装置本体1は、血液の吸引を行う試料吸引部14a、14b、液晶ディスプレイを含む本体側表示部11、および、キーボードを含む本体側入力部12などを備えている。
試料吸引部14aは、使用者が検体容器を保持しながら血液を吸引させるマニュアルモードで使用される吸引部であり、試料吸引部14bは、サンプラ部6を使用して自動で血液を吸引するサンプラモードで使用される吸引部である。
データ処理端末2は、端末本体15、CRTディスプレイを含む端末側表示部16、および、キーボードや図示しないマウスを含む端末側入力部18を含む。
データ処理端末2は、分析結果のリストを印字するためのページプリンタ3、粒度分布図やスキャッタグラムを印字するカラーグラフィックプリンタ4、および、分析結果を検査伝票形式の用紙に印字するデータプリンタ7にそれぞれ通信ケーブルを介して接続されている。
図2は、装置本体1およびデータ処理端末2の内部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、装置本体1は、試料吸引部14a,14b、試料調製部16、検出部19、本体側制御部26、本体側表示部11、本体側入力部12、および、出入力インターフェイス32aを含む。
試料調製部16は、試料吸引部14aおよび14bによって吸引された血液と図示しない試薬容器から吸引した試薬とを混合することによって、希釈、溶血、および染色などの処理をする。そして、これらの処理によって作成された測定用試料を検出部19に供給する。
検出部19は、光学系検出部20と、電気系検出部22と吸光度検出部24とを含む。
光学系検出部20については後述する。
電気系検出部22は、RF/DC検出方式を採用した検出器と、シースフローDC検出方式を採用した検出器とを含む。なお、シースフローDC検出方式を採用した検出器としては、例えば、米国特許第6,525,807号明細書に第1測定部として記載された検出器が使用できる。
吸光度検出部24としては、発光ダイオードと、受光素子と、それらの間に配置された透明なセルとを含む検出器が使用されている。吸光度検出部24は、希釈液のみの透過光強度とヘモグロビン測定用試料の透過光強度とを本体側制御部26に出力し、本体側制御部26は、これらの透過光強度の差(吸光度)からヘモグロビン(HGB)濃度を算出する。
本体側制御部26は、CPU、ROM、RAM、A/D変換回路などを含み、検出部19から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、それらのデータから分析結果を算出する。そして、本体側制御部26は、算出した分析結果を出入力インターフェイス32aを介してデータ処理端末2に送信する。また、本体側制御部26は、分析結果の算出に使用される後述する演算式を記憶している。
また、本体側制御部26は、試料吸引部14a,14b、試料調製部16、および検出部19などの動作を制御する。また、本体側制御部26は、本体側入力部12から入力されたデータを受け付けるとともに、所定の情報を本体側表示部11に表示させる。本体側表示部11に表示させる情報としては、分析結果のうち主要な項目や、エラーの情報などが挙げられる。
端末本体15は、出入力インターフェイス32bと、端末側制御部34とを含む。出入力インターフェイス32aと32bとは通信ケーブル33を介して接続されている。
端末側制御部34は、CPU,ROM、RAM、およびハードディスクなどを含む。端末側制御部34は、出入力インターフェイス32bを介して装置本体1から送信された分析結果を端末側表示部16に表示させたり、各種プリンタ(図1参照)に印字させたりすることができる。
また、端末側制御部34は、端末側入力部18から入力された情報を装置本体1に送信することができる。
図3は、光学系検出部20の構成を示した斜視図である。
図3に示すように、光学系検出部20は、ノズル36、レーザダイオード40、コリメータレンズ42、シースフローセル43、集光レンズ44、ピンホール板45、フォトダイオード46、集光レンズ47、ダイクロイックミラー48、フォトマルチプライヤチューブ(以下、フォトマルとよぶ)49、フィルタ50、ピンホール板51、フォトマルチプライヤチューブ(以下、フォトマルとよぶ)52、および、アンプ53〜55を含む。
試料調製部16(図2参照)から供給された測定用試料は、ノズル36を介してシースフローセル43のオリフィス部38を流れる。
レーザダイオード40から発せられた光は、シースフローセル40のオリフィス部38を流れる測定用試料をコリメータレンズ42を介して照射する。オリフィス部38を流れる測定用試料によって前方に散乱した光(前方散乱光)は、集光レンズ44とピンホール板45とを介してフォトダイオード46に入射する。
オリフィス部38を流れる測定用試料によって側方に散乱した光(側方散乱光)は、集光レンズ47とダイクロイックミラー48とを介してフォトマル49に入射する。
光が照射されることによって、オリフィス部38を流れる測定用試料から発せられた蛍光(側方蛍光)は、集光レンズ47とダイクロイックミラー48とフィルタ50とピンホール板51とを介してフォトマル52に入射する。
フォトダイオード46は、入射された前方散乱光をその強度に応じた電気的な情報に変換して前方散乱光強度として出力する。フォトマル49は、入射された側方散乱光をその強度に応じた電気的な情報に変換して側方散乱光強度として出力する。フォトマル52は、入射された側方蛍光をその強度に応じた電気的な情報に変換して側方蛍光強度として出力する。
フォトダイオード46から出力される前方散乱光強度と、フォトマル49から出力される側方散乱光強度と、フォトマル52から出力される側方蛍光強度とは、それぞれアンプ53,54,55によって増幅され、本体側制御部26に入力される。
図1〜図10を参照して、本実施形態の試料分析装置の動作について説明する。
使用者が本体側入力部12または端末側入力部18を操作して、分析動作開始の指示をすると、選択されているモードに応じて試料吸引部14aまたは14bが血液の吸引を行い、試料調製部16が、所定の測定用試料を作成し、検出部19の各検出部に供給する。そして、光学系検出部20は光学情報として散乱光強度および蛍光強度を本体側制御部26に出力する。電気系検出部22は、電気情報を本体側制御部26に出力する。吸光度検出部24は、透過光強度を本体側制御部26に出力する。本体側制御部26は、検出部19から出力された情報を解析して、種々の測定項目についての分析結果を得る。そして、本体側制御部26は、分析結果のうち所定の項目を本体側表示部11に表示させるとともに、分析結果の全てをデータ処理端末2に送信する。そして、データ処理端末2の端末側制御部34は、送信された分析結果を端末側表示部16に表示させる。
以下、光学系検出部20を使用して網状赤血球(RET)および成熟赤血球の分析を行う動作についてさらに詳しく説明する。
網状赤血球および成熟赤血球の分析を行う場合、試料調製部16は、試料吸引部14aまたは14bによって吸引された血液を約200倍に希釈し、所定の染色液で染色する。このようにして調製された測定用試料は、光学系検出部20に供給される。そして、光学系検出部20は、測定用試料に光を照射して、前方散乱光強度、側方散乱光強度、および、側方蛍光強度を本体側制御部26に出力する。本体側制御部26は、光学系検出部20から出力された情報のうち、前方散乱光強度および側方蛍光強度を使用して網状赤血球および成熟赤血球についての分析を行う。なお、試料の調製に使用される試薬としては、米国特許第5,821,127号明細書に記載されている試薬を使用することができる。
図4は、光学系検出部20から光学情報を出力された本体側制御部26が、網状赤血球および成熟赤血球を分析する処理を示すフローチャートである。
光学系検出部20から前方散乱光強度、側方散乱光強度、および、側方蛍光強度が本体側制御部26に入力されると、本体側制御部26は、前方散乱光強度と側方蛍光強度とを所定期間取得し、記憶する(ステップS1)。
次に、本体側制御部26は、記憶した前方散乱光強度と側方蛍光強度とから、前方散乱光強度を縦軸、側方蛍光強度を横軸とする2次元分布図(スキャッタグラム)を作成し、記憶する(ステップS2)。本体側制御部26に記憶されたスキャッタグラム58を図5に示す。
次に、本体側制御部26は、図6に示すように、作成されたスキャッタグラムについて、成熟赤血球領域60、網状赤血球領域62、破砕赤血球領域63、および、血小板領域64の各細胞群を作成し、記憶する(ステップS3)。
成熟赤血球領域60、網状赤血球領域62、および、血小板領域64の作成は、米国特許第5,006,986号明細書および米国特許第5,117,357号明細書記載の方法に従って行うことができる。成熟赤血球は細胞内にRNAを含有しないので、得られる側方蛍光強度は非常に小さい。網状赤血球は、細胞内にRNAを含有するので、比較的大きい側方蛍光強度が得られる。上記方法は、このことを利用して、所定量以上の側方蛍光強度を発する細胞を網状赤血球に分類する方法である。一方、細胞に光を照射して得られる散乱光強度は、細胞の大きさを反映する。血小板は、成熟赤血球や網状赤血球より小さいので、血小板を成熟赤血球および網状赤血球から分類することができる。
破砕赤血球領域63の作成は、米国特許公開公報第2001−53551号明細書記載の方法に従って行うことができる。
次に、本体側制御部26は、図7に示すように、網状赤血球領域62を、側方蛍光強度に応じて3等分してLFR領域66、MFR領域68、および、HFR領域70を作成し、記憶する(ステップS4)。
ここで、側方蛍光強度が大きい細胞ほど含有しているRNA量が多い細胞であることから、側方蛍光強度が大きい網状赤血球ほど幼若な網状赤血球であると言える。すなわち、HFR領域70に属する網状赤血球は、MFR領域68に属する網状赤血球より幼若であり、MFR領域68に属する網状赤血球は、LFR領域66に属する網状赤血球より幼若であると言える。
次に、本体側制御部26は、細胞群散乱光情報として、RET−YとRBC−Yを算出し、記憶する(ステップS5)。
図8に示すように、RET−Yは、網状赤血球領域62に含まれる全ての細胞(すなわち網状赤血球)の前方散乱光強度の平均値である。
RBC−Yは、成熟赤血球領域60に含まれる全ての細胞(すなわち成熟赤血球)の前方散乱光強度の平均値である。
次に、本体側制御部26は、IRF−YとLFR−Yを算出し、記憶する(ステップ6)。
図8に示すように、IRF−Yは、MFR領域68とHFR領域70とに含まれる全ての細胞(すなわち幼若な網状赤血球)の前方散乱光強度の平均値である。
LFR−Yは、LFR領域66に含まれる全ての細胞(すなわち成熟赤血球に近い網状赤血球)の前方散乱光強度の平均値である。
次に、本体側制御部26は、成熟赤血球領域60に含まれる細胞数(成熟赤血球数)RBC−Oと、網状赤血球領域62に含まれる細胞数(網状赤血球数)RET#と、網状赤血球領域62に含まれる細胞数(網状赤血球数)の全赤血球数に対する割合RET%と、血小板領域64に含まれる細胞数(血小板数)RLT−Oと、破砕赤血球領域63に含まれる細胞数(破砕赤血球数)FRC#と、破砕赤血球領域63に含まれる細胞数(破砕赤血球数)の全赤血球数に対する割合FRC%とを算出し、記憶する(ステップS7)。
次に、本体側制御部26は、ステップS5で記憶したRET−YおよびRBC−Yの算出結果からそれぞれ、内容量相当値としてRET−HeおよびRBC−Heを算出し、記憶する(ステップS8)。
RET−Heは、本体側制御部26に記憶されている以下の式を使用して算出される。RET−Heは、網状赤血球に含まれるヘモグロビンの量に相当する。
<式2>
RET−He=A×exp(B×RET−Y)
(但し、A=5.8439、B=0.0098)
RBC−Heは、本体側制御部26に記憶されている以下の式を使用して算出される。RBC−Heは、成熟赤血球に含まれるヘモグロビンの量、すなわち、MCH(平均赤血球血色素量)に相当する。
<式3>
RBC−He=C×exp(D×RBC−Y)
(但し、C=5.8439、D=0.0098)
次に、本体側制御部26は、ステップS8で記憶したRET−HeおよびRBC−Heの算出結果からDelta−Heを算出し、記憶する(ステップS9)。
Delta−Heは、RET−HeからRBC−Heを引くことによって算出される。
次に、本体側制御部26は、ステップS1〜S9で記憶したデータの全てをデータ処理端末2の端末側制御部34に送信する(ステップS10)。
そして、本体側制御部26は、網状赤血球および成熟赤血球の分析制御ルーチンを終了し、他の測定項目についての分析制御を開始する。
なお、式2および式3は、以下の方法で決定されたものである。
式3は、あらかじめ複数の検体を分析して成熟赤血球の前方散乱光強度(RBC−Y)とMCH(平均赤血球血色素量)とを取得し、それらの分析結果を2次元分布図にプロットし、RBC−YとMCHの関係を示す式を求めることによって得られたものである。
図11を使用して式3の求め方を具体的に説明する。
図11は、式3の決定のために使用される2次元分布図を示す図である。
まず、約500個の検体を光学系検出部20を使用して分析し、RBC−Yを取得した。
また、同じ約500個の検体について、電気系検出部22を使用してRBC数(以下、RBCという)を取得し、吸光度検出部24を使用してHGB濃度(以下、HGBという)を取得した。
そして、得られたRBCとHGBから、以下の式4を使用してMCHを算出した。
<式4>
MCH=(HGB/RBC)×1000
そして、上記の約500個の検体についての分析結果をプロットして、縦軸をMCH、横軸をRBC−Yとする2次元分布図160(図11参照)を作成した。
そして、2次元分布図160の分布の状態から、RBC−YとMCHの関係を示す式として曲線162で表される式を算出した。この式が上述の式3である。
式2は、以下のように決定された。
RBC−Yは、成熟赤血球の前方散乱光強度の平均値であり、MCHは成熟赤血球に含まれるヘモグロビン量である。一方、RET−Yは、網状赤血球の前方散乱光強度の平均値であるから、式3を使用したRBC−Heの算出と同様の演算をすれば、網状赤血球に含まれるヘモグロビン量に相当する値が得られる。このことから、RET−Heを算出するための式2として式3と同じ形式の式を用いた。なお、MCHは、本来、赤血球(成熟赤血球と網状赤血球とを含む)に含まれるヘモグロビン量であるが、抹消血液中に含まれる成熟赤血球の数は、網状赤血球の数より十分に多いため、MCHは成熟赤血球に含まれるヘモグロビン量と考えて差し支えない。
なお、上記実施形態では、式2を上述の方法で決定したが、あらかじめ複数の検体を分析して網状赤血球の前方散乱光強度(RET−Y)と網状赤血球に含まれるヘモグロビン量とを取得し、それらの分析結果を2次元分布図にプロットし、2次元分布図の分布状態からRBC−Yと網状赤血球に含まれるヘモグロビン量との関係を示す式を求めることによって決定してもよい。網状赤血球に含まれるヘモグロビン量は、例えばADVIA120(Bayer Diagnostics製)を用いて取得することができる。
図9および図10を使用して、本体側制御部26が全ての測定項目についての分析制御を終了した後に端末側表示部16に表示される画面について説明する。
図9および図10は、本体側制御部26による試料の分析が全て終了すると端末側表示部16に表示される分析結果画面71を示しており、図9は、メイン画面が選択された場合、図10は、リサーチ(RBC系)画面が選択された場合を示している。
分析結果画面71は、検体情報表示部72および分析結果表示部74を含む。
検体情報表示部72は、分析した検体(血液)の検体番号が表示される検体番号表示部102、分析した検体を採取した患者の識別番号が表示される患者ID表示部103、上記患者の名前が表示される患者名表示部104、上記患者の誕生日が表示される誕生日表示部105、上記患者の性別が表示される性別表示部106、上記患者が入院している病棟が表示される病棟表示部107、上記患者の担当医が表示される担当医表示部108、任意のコメントが表示されるコメント表示部109、検体を分析した年月日が表示される測定年月日表示部110、および、検体を分析した時刻が表示される測定時刻表示部111を含む。
分析結果表示部74は、タグ表示部76を含み、タグ表示部76の下には選択されたタグに対応する画面が表示される。
タグ表示部76は、主要な分析結果を表示させるためのメインタグ114、得られた分析結果の全てを表示させるためのグラフタグ116、白血球に関する分析結果を表示させるためのWBCタグ118、赤血球に関する分析結果を表示させるためのRBCタグ120、上記患者から採取した検体の分析結果を時系列に表示させるための時系列タグ122、検体の陽性または陰性の度合を表示させるためのQ−Flagタグ124、所定のサービスデータを表示させるためのサービスタグ126、電気系検出部22に含まれるRF/DC検出器から出力される電気情報を解析して得られるHPC数を表示するためのHPCタグ128、白血球に関するリサーチ項目を表示させるためのリサーチ(WBC系)タグ130、および、赤血球に関するリサーチ項目を表示させるためのリサーチ(RBC系)タグ132を含む。
図9に示す画面では、メインタグ114が選択されているので、主要な分析結果を示すメイン画面101が表示されている。メイン画面101は、分析データ表示部78a、78b、および、フラグ表示部80を含む。
分析データ表示部78aおよび78bは、項目欄136、データ欄138、単位欄140、および、正常範囲欄142を含む。
項目欄136には、測定項目(分析項目)が表示され、データ欄138には、分析結果が表示され、単位欄140には、データ欄138に表示されている分析結果の単位が表示され、正常範囲欄142には、分析された検体が正常範囲に対してどの位置にあるかが表示される。
分析データ表示部78aおよび78bに表示されている測定項目のうち、WBC,RET%,RET#,IRF,LFR,MFR,HFR,RET−He,NRBC#,NRBC%,NEUT#,LYMPH#,MONO#,EO#,BASO#、NEUT%,LYMPH%,MONO%,EO%,および、BASO%は、光学系検出部20を使用して算出されたものであり、RBC,HCT,MCV,PLT,RDW−SD,RDW−CV,PDW,MPV,および、P−LCRは電気系検出部22を使用して算出されたものであり、HGBは吸光度検出部24を使用して算出されたものであり、MCHおよびMCHCは電気系検出部22および吸光度検出部24を使用して算出されたものであり、PLTは、光学系検出部20または電気系検出部22を使用して算出されたものである。
フラグ表示部80は、WBCに関するフラグ(分析結果が正常でないことを示すメッセージ)を表示するWBCフラグ表示部144、RBCおよびRETに関するフラグを表示するRBC/RETフラグ表示部146、およびPLTに関するフラグを表示するPLTフラグ表示部148を含む。図9に示す画面においては、これらのフラグ表示部にはフラグは表示されていない。
図10に示す画面では、リサーチ(RBC系)タグ132が選択されているので、赤血球に関するリサーチ項目を含む画面として、リサーチ(RBC系)画面151が表示されている。
リサーチ(RBC系)画面151は、分析データ表示部82a、82b、82c、フラグ表示部86、および、スキャッタグラム/粒度分布図表示部88を含む。
分析データ表示部82a、82b、および82cには、測定項目(分析項目)、分析結果およびその単位が表示される。
分析データ表示部82a、82b、および82cには、メイン画面101に表示される測定項目のうち赤血球に関する項目と、RBC−O、PLT−I,PLT−O,RBC−He、D−He,RET−Y,RBC−Y,IRF−Y,RPI,FRC#、およびFRC%が表示される。
RBC−Oは、前述のように、成熟赤血球領域60に含まれる細胞数であり、成熟赤血球の数に相当する量である。本実施形態の試料分析装置は、電気系検出部22を使用して赤血球数RBCを算出しており、2つの測定原理で同じ測定項目を分析することによって、分析結果に対する信頼性を向上させている。
RBC−Heは、前述のように、成熟赤血球に含まれるヘモグロビンの量、すなわち、MCH(平均赤血球血色素量)に相当する値である。本実施形態の試料分析装置は、電気系検出部22および吸光度検出部24を使用してMCHを算出しており、2つの測定原理で同じ測定項目を分析することによって、分析結果に対する信頼性を向上させている。
PLT−Iは、電気系検出部22を使用して算出された血小板数であり、PLT−Oは、血小板領域64に含まれる細胞数である。本実施形態の試料分析装置は、PLT−IとPLT−Oのうち、より信頼性の高い値を血小板数PLTとすることによって、分析結果に対する信頼性を向上させている。
D−Heは前述したDelta−Heを意味する。
RET−Heは、前述のように、網状赤血球に含まれるヘモグロビン量に相当する値であるので、重さを示す単位であるpgが付けられている。これによって使用者は、RET−Heが量に関連する値であることを容易に理解することができる。
同様に、RBC−Heは、赤血球に含まれるヘモグロビン量に相当する値であるので、重さを示す単位であるpgが付けられている。これによって使用者は、RBC−Heが量に関連する値であることを容易に理解することができる。
RPIは、RET%とHCTの分析結果(この例では、0.75%と42.4%)から算出される値であり、赤血球の産生状態の評価に有用である。
スキャッタグラム/粒度分布図表示部88は、スキャッタグラム90,92,94,96、粒度分布図98、および100を含む。
スキャッタグラム90は、図5に示したスキャッタグラム58のうち側方蛍光強度が小さい領域のみを拡大して表示したものである。
スキャッタグラム92は、図5に示したスキャッタグラム58を表示したものである。
スキャッタグラム94は、図5に示したスキャッタグラム58の血小板領域64付近を拡大して表示したものである。
スキャッタグラム96は、NRBC#およびNRBC%を算出するために、網状赤血球および成熟赤血球を分析するための測定用試料とは異なる測定用試料を使用して作成したスキャッタグラムである。
粒度分布図98は、電気系検出部22を使用して作成された赤血球の粒度分布を示す粒度分布図である。
粒度分布図100は、電気系検出部22を使用して作成された血小板の粒度分布を示す粒度分布図である。
上述のRBCやPLT−Iは、これらの粒度分布図を分析することによって得られる分析結果である。
図9および図10に示したように、メイン画面101には内容量相当値であるRET-Heは表示されているが、網状赤血球の前方散乱光強度の平均値であるRET-Yは表示されていない。一方、リサーチ(RBC系)画面151には、RET-HeとともにRET-Yも表示されている。これによって、使用者は、メイン画面101を使用すれば主要な項目についての分析結果を迅速に知ることができ、リサーチ(RBC系)画面151を使用すれば赤血球に関する詳細な項目についての分析結果についても知ることができるので、便利である。さらに、これらの画面はタグを使用して容易に切り替え可能である。
網状赤血球に含まれるヘモグロビン量を分析することの臨床的意義について説明する。
代表的な貧血として、鉄欠乏性貧血と慢性疾患に合併する貧血(anemia of chronic disorder: ACD)が挙げられる。鉄欠乏性貧血の治療においては、鉄剤の投与が非常に有効であるが、ACDの治療においては、鉄剤の投与は有効でない場合もある。
従って、貧血の治療にあたっては、鉄欠乏製貧血とACDとの鑑別が必要になる。この鑑別のためには、血液中の鉄量の変化(鉄動態)を把握することが有効である。鉄動態を把握する検査には、血清鉄、血清フェリチン、可溶性トランスフェリン受容体(sTfR)などの検査が挙げられるが、これらの検査は感度が不十分であるとともに、費用が多くかかる。
一方、網状赤血球に含まれるヘモグロビン量は、新規に産生される網状赤血球の鉄含有量を反映するものであるため、この量を分析することは鉄動態の把握に有効である。
本実施形態の試料分析装置を使用してRET−Heを出力すれば、網状赤血球に含まれるヘモグロビン量に相当する値が得られ、低コストで、しかも迅速に鉄動態を把握することができ、貧血の鑑別に有効である。
さらに近年、腎性貧血の治療法として、遺伝子組み替えヒトエリストポエチン(rHuEPO)の投与が普及している。腎性貧血は、腎臓でのエリスロポエチン(EPO)の産生・分泌が低下することが原因となる疾患である。
腎性貧血の治療において、rHuEPOを投与したにも係わらず改善が認められないことがしばしば起こる。その原因として最も多いのは、rHuEPOの投与により機能性鉄欠乏状態となる場合が挙げられる。この場合には、rHuEPOの投与に加えて鉄剤を投与する必要がある。
従って、腎性貧血の治療においても、鉄動態を把握することが重要であり、網状赤血球に含まれるヘモグロビン量を分析することは有効である。
この場合にも、本実施形態の試料分析装置を使用してRET−Heを出力すれば、網状赤血球に含まれるヘモグロビン量に相当する値が得られ、低コストで、しかも迅速に鉄動態を把握することができ、腎性貧血の治療に有効である。
また、本実施形態の試料分析装置が算出したDelta−Heは、赤血球の産生状態を評価する指標として使用でき、上記の貧血の鑑別や治療に有効である。
なお、上記実施形態の試料分析装置においては、ステップS6(図4参照)で算出したLFR−Yを端末側表示部16に表示させていないが、これを表示させてもよい。LFR−Yは、成熟赤血球への分化段階にある網状赤血球のサイズおよびヘモグロビン含有量を反映する値として利用できる。なお、IRF−Yは、幼若な網状赤血球のサイズおよびヘモグロビン含有量を反映する値として利用できる。従って、これらの値も貧血の鑑別および治療に有効である。
上記実施形態の試料分析装置においては、本体側制御部26がRET−YとRBC−Yの比を算出し、これを端末側表示部16に表示させてもよい。RET−YとRBC−Yの比は、赤血球の算出状態を評価する指標として使用でき、貧血の鑑別や治療に有効である。
上記実施形態の試料分析装置においては、散乱光情報を使用して網状赤血球および成熟赤血球の内容物に相当する値を算出したが、他の細胞、例えばリンパ球や単球の内容物に相当する値を算出して出力してもよい。
上記実施形態の試料分析装置においては、本体側制御部26が分析結果を算出し、端末側表示部16が分析結果の全てを表示する構成であるが、本体側表示部11が分析結果の全てを表示してもよいし、端末側制御部34が分析結果を算出してもよい。
上記実施形態の試料分析装置においては、細胞群散乱光情報として、網状赤血球の前方散乱光強度の平均値や成熟赤血球の前方散乱光強度の平均値を用いているが、これらの前方散乱光強度の重心値や最頻値を用いてもよい。
上記実施形態の試料分析装置においては、前方散乱光強度と側方蛍光強度とからスキャッタグラムを作成しているが、2種類の散乱光強度からスキャッタグラムを作成してもよいし、散乱光強度と電気情報(電気的強度)とからスキャッタグラムを作成してもよい。
本発明の試料分析装置は、必ずしも装置本体1とデータ処理端末2とを含む構成とする必要はなく、データ処理端末2の機能が装置本体1に組み込まれた試料分析装置に本発明を適用してもよい。
上記発明の試料分析装置を、尿分析装置などの他の試料分析装置に適用してもよい。
上記実施形態においては、試料分析装置に本発明を適用したが、試料分析装置を制御するためのプログラムに本発明を適用してもよい。また、前記プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に本発明を適用してもよい。
本発明の一実施形態による試料分析装置およびその周辺機器の全体構成を示した斜視図である。 装置本体1およびデータ処理端末2の内部構成を示すブロック図である。 光学系検出部20の構成を示した斜視図である。 網状赤血球および成熟赤血球を分析する処理を示すフローチャートである。 本体側制御部26に記憶されたスキャッタグラム58を示す図である。 本体側制御部26に記憶されたスキャッタグラム58を示す図である。 本体側制御部26に記憶されたスキャッタグラム58を示す図である。 本体側制御部26に記憶されたスキャッタグラム58を示す図である。 端末側表示部16に表示される分析結果画面71を示す図である。 端末側表示部16に表示される分析結果画面71を示す図である。 式決定のために使用される2次元分布図を示す図である。
符号の説明
1 装置本体
2 データ処理端末
3 ページプリンタ
4 カラーグラフィックプリンタ
5 空圧源
6 サンプラ部
7 データプリンタ
10 試料分析装置
11 本体側表示部
12 本体側入力部
14a、14b 試料吸引部
15 端末本体
16 端末側表示部
18 端末側入力部
19 検出部
20 光学系検出部
22 電気系検出部
24 吸光度検出部
26 本体側制御部
28 本体側入力部
30 本体側表示部
32a 出入力インターフェイス
32b 出入力インターフェイス
33 通信ケーブル
34 端末側制御部

Claims (16)

  1. 生体試料に光を照射して前記生体試料に含まれる細胞から散乱光情報を取得する検出部と、
    前記検出部によって取得された散乱光情報に基づいて前記細胞の種類ごとの細胞群を作成する細胞群作成手段と、
    所定の細胞群に含まれる細胞に関する散乱光情報である細胞群散乱光情報を取得する細胞群散乱光情報取得手段と、
    前記細胞群散乱光情報を前記所定の細胞群に含まれる細胞の内容物の量に相当する値である内容量相当値に変換するための演算式を記憶する演算式記憶手段と、
    前記演算式を使用して前記細胞群散乱光情報から前記内容量相当値を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された前記内容量相当値を出力する出力手段とを備える試料分析装置。
  2. 前記所定の細胞群は、網状赤血球からなる群を含み、前記演算式は、網状赤血球に関する散乱光情報を網状赤血球のヘモグロビン含有量に相当する値に変換するための演算式であり、前記算出手段は、網状赤血球のヘモグロビン含有量に相当する値を算出する請求項1記載の試料分析装置。
  3. 前記所定の細胞群は、成熟赤血球からなる群を含み、前記演算式は、成熟赤血球に関する散乱光情報を成熟赤血球のヘモグロビン含有量に相当する値に変換するための演算式であり、前記算出手段は、成熟赤血球のヘモグロビン含有量に相当する値を算出する請求項1または2記載の試料分析装置。
  4. 前記所定の細胞群は、網状赤血球からなる群と成熟赤血球からなる群とを含み、
    前記演算式は、網状赤血球に関する散乱光情報を網状赤血球のヘモグロビン含有量に相当する値に変換するための第1演算式と、成熟赤血球に関する散乱光情報を成熟赤血球のヘモグロビン含有量に相当する値に変換するための第2演算式とを含み、
    前記算出手段は、網状赤血球のヘモグロビン含有量に相当する値と成熟赤血球のヘモグロビン含有量に相当する値との差を算出する請求項1〜3のいずれか1項に記載の試料分析装置。
  5. 前記細胞群散乱光情報は、前記所定の細胞群に含まれる全ての細胞の散乱光強度に基づいて求められる請求項1〜4のいずれか1項に記載の試料分析装置。
  6. 前記細胞群散乱光情報は、前記所定の細胞群に含まれる細胞の散乱光強度の平均値である請求項1〜5のいずれか1項に記載の試料分析装置。
  7. 前記演算式は、複数の生体試料についてあらかじめ取得された前記細胞群散乱光情報と、前記複数の生体試料についてあらかじめ取得された前記細胞の内容物の量とを用いて作成された式である請求項1〜6のいずれか1項に記載の試料分析装置。
  8. 前記演算式は、以下の式で表される請求項1〜7のいずれか1項に記載の試料分析装置。
    <式1>
    内容量相当値=A×exp(B×細胞群散乱光情報)
    (但し、AおよびBは定数)
  9. 前記検出部は、前記各細胞から蛍光情報をさらに取得し、
    前記細胞群作成手段は、前記散乱光情報および前記蛍光情報に基づいて前記細胞群を作成する請求項1〜8のいずれか1項に記載の試料分析装置。
  10. 前記出力手段は、重さを示す単位とともに前記内容量相当値を出力する請求項1〜9のいずれか1項に記載の試料分析装置。
  11. 生体試料に光を照射して前記生体試料に含まれる細胞から散乱光情報を取得する検出部と、
    前記検出部によって取得された散乱光情報に基づいて前記細胞の種類ごとの細胞群を作成する細胞群作成手段と、
    所定の細胞群に含まれる細胞の散乱光強度の平均値を取得する平均値取得手段と、
    前記平均値取得手段が取得した平均値に基づいて前記所定の細胞群に含まれる細胞の内容物の量に相当する値である内容量相当値を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された前記内容量相当値を出力する出力手段とを備える試料分析装置。
  12. 前記出力手段は、前記所定の細胞群に含まれる細胞数と前記内容量相当値とを含む画面を表示する表示手段を含む請求項11記載の試料分析装置。
  13. 前記所定の細胞群は、網状赤血球からなる群を含み、前記内容量相当値は、網状赤血球のヘモグロビン含有量に相当する値を含む請求項11または12記載の試料分析装置。
  14. 前記所定の細胞群は、成熟赤血球からなる群を含み、前記内容量相当値は、成熟赤血球のヘモグロビン含有量に相当する値を含む請求項11〜13のいずれか1項に記載の試料分析装置。
  15. 生体試料を分析する方法を実行するプログラムであって、
    前記生体試料に光を照射して前記生体試料に含まれる各細胞から散乱光情報を取得するステップと、
    前記検出部によって取得された散乱光情報に基づいて前記細胞の種類ごとの細胞群を作成するステップと、
    所定の細胞群に含まれる細胞に関する散乱光情報である細胞群散乱光情報を取得するステップと、
    前記細胞群散乱光情報を前記所定の細胞群に含まれる細胞の内容物の量に相当する値である内容量相当値に変換するための演算式を使用して前記細胞群散乱光情報から前記内容量相当値を算出するステップと、
    前記算出手段によって算出された前記内容量相当値を出力するステップとを備えた試料分析方法を実行するためのプログラム。
  16. 請求項15記載のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。


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