JP2005256771A - コールドトラップおよび真空排気装置 - Google Patents

コールドトラップおよび真空排気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005256771A
JP2005256771A JP2004071014A JP2004071014A JP2005256771A JP 2005256771 A JP2005256771 A JP 2005256771A JP 2004071014 A JP2004071014 A JP 2004071014A JP 2004071014 A JP2004071014 A JP 2004071014A JP 2005256771 A JP2005256771 A JP 2005256771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cold
panel
cold trap
temperature
trap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004071014A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4182905B2 (ja
Inventor
Keiji Oshima
恵司 大嶋
Shin Matsumoto
伸 松本
Satoyuki Matsushita
智行 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Holdings Ltd filed Critical Fuji Electric Holdings Ltd
Priority to JP2004071014A priority Critical patent/JP4182905B2/ja
Publication of JP2005256771A publication Critical patent/JP2005256771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4182905B2 publication Critical patent/JP4182905B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

【課題】 低電力消費および高速度排気を実現するとともに吸着容量を増加させるコールドトラップ、および、このような利点を持つコールドトラップにターボ分子ポンプを併用した真空排気装置を提供する。
【解決手段】
コールドパネル12は、断面が半径方向に沿って凹凸する波状円筒体である外周パネル12aおよび内周パネル12bが同軸上に配置されたものである。これにより、水分子を凍結捕集するコールドパネルのトラップ面の表面積を大きくするため吸着容量を増加させ、さらに気体流路方向には対向しないように表面積を大きくするため低電力消費および高速度排気も併せて実現するコールドトラップ10とした。
また、コールドトラップ10の下流にターボ分子ポンプが配置される真空排気装置とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、コールドトラップ、および、このコールドトラップとターボ分子ポンプとを併用した真空排気装置に関する。
真空チャンバ内を排気する真空排気装置の一例としてターボ分子ポンプがある。このターボ分子ポンプは、排出しようとする気体分子の分子量(分子の大きさ)により排気性能が異なる。特に分子量が小さい水蒸気の排気が困難であり、例えば、ターボ分子ポンプにより真空チャンバ内の気体を排気し、10−6Pa〜10−12Pa程度まで排気した場合、真空チャンバ内における残留ガスは、その大部分が水蒸気である。このような水蒸気が真空チャンバ内に残留すると、真空度および真空環境に悪影響を及ぼす。
そこでターボ分子ポンプの上流(一般には真空チャンバとターボ分子ポンプとの間)にコールドトラップが設けられる。
このコールドトラップは、極低温に冷却された面(以下、コールドパネルという)と接するようにガスを通過させ、このような通過するガスに含まれる水蒸気を冷却して氷に凍結して捕集する装置であり、真空チャンバ内に水蒸気の少ない真空環境を得ることができる。
コールドトラップの水蒸気除去により、ターボ分子ポンプに水蒸気をあらかじめ取り除いたガスを流入させて、真空チャンバの排気速度を向上させることができる。また、コールドトラップは冷却温度を適宜設定することにより、他のガス(例えば、Br,NH,Cl,CO等)も凍結捕集することができる。
なお、本来は固体(氷)から気体(水蒸気)への変化、および、気体(水蒸気)から固体(氷)への変化をともに昇華というが、混乱を招きやすいことに鑑み、本明細書中では特に気体(水蒸気)から固体(氷)への変化を凍結といい、固体(氷)から気体(水蒸気)への変化を昇華と呼んで区別する。
さて、このようなコールドトラップには各種の従来技術がある。他の従来技術として、例えば、特許文献1(ターボ分子ポンプ)、または、特許文献2(コールドトラップおよび真空排気装置)に記載された発明が知られている。
特許文献1には、液体窒素により冷却するコールドトラップについて記載されており、また、特許文献2には、GM方式(ギフォード・マクマホン方式)のヘリウム冷凍機を利用するコールドトラップについて記載されている。
特開平9−317688号公報 (段落番号0022〜0036,図1〜図4) 特開平11−294330号公報 (段落番号0032〜0049,図1〜図3)
分子流領域の水蒸気の排気速度および吸着量はコールドパネルの表面積の大きさに比例して増大する。しかしながら、単純に表面積を大きくすると、(1)排気抵抗が大きくなる、(2)ケーシングからの放射による熱侵入量が増大し、これを補うため冷凍機の消費電力が大きくなる、という問題点があった。
そこで、上記した問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、低電力消費および高速度排気を実現するとともに吸着容量を増加させるコールドトラップ、および、このような利点を持つコールドトラップにターボ分子ポンプを併用した真空排気装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る発明のコールドトラップは、
ケーシングと、
ケーシング内空間に設置されるコールドパネルと、
圧縮機、膨張機および冷却端を有し、少なくともケーシングの内部空間でこの冷却端がコールドパネルに熱的に接続されて配置される冷凍機と、
を備え、
コールドパネルは、略円筒状で筒壁面が半径方向に沿って凹凸する波状円筒体であって、水分子を凍結捕集するコールドパネルのトラップ面の表面積を大きくすることを特徴とする。
この構成によれば、円筒の径はそのままに水分子を凍結捕集するコールドパネルのトラップ面の表面積を大きくするため吸着容量増加および高速度排気を実現させることができる。さらに気体流路方向には対向しないように表面積を大きくするため排気コンダクタンスを増加させることがなく、その結果低電力消費も実現する。
また、本発明の請求項2に係る発明のコールドトラップは、
請求項1記載のコールドトラップにおいて、
前記コールドパネルは、略円筒状で筒壁面が半径方向に沿って凹凸する波状円筒体であって、半径が異なる複数の波状円筒体が同軸上に多重に配置されて複数層にわたり形成されることを特徴とする。
この構成によれば、波状円筒体を同軸上に多重に配置し、隣接する波状円筒体間のピッチを最適化することにより、主に円形断面の取り付け空間を有効に活用することができ、排気コンダクタンスの増加を極力防止しつつトラップ面の表面積を大きくすることができる。
また、本発明の請求項3に係る発明のコールドトラップは、
請求項2記載のコールドトラップにおいて、
内側の波状円筒体の開口部は外側の波状円筒体の開口部よりも中側に位置することを特徴とする。
この構成によれば、外側の波状円筒体は遮蔽壁として機能し、複数層ある常温の配管管壁または真空チャンバの内壁と対向する内側の波状円筒体パネルの表面積を小さくすることができ、それぞれ温度差の4乗と表面積比の比例する侵入熱量を小さくすることができる。
また、本発明の請求項4に係る発明のコールドトラップは、
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のコールドトラップにおいて、
前記コールドパネルは、低温域における熱伝導率が大きい純チタンを材料とすることを特徴とする。
この構成によれば、コールドパネルの表面温度分布を、通常用いられるステンレス材に比べて均一にすることができるので、コールドパネルの有効表面積を大きくすることができる。
また、本発明の請求項5に係る発明のコールドトラップは、
請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のコールドトラップにおいて、
前記コールドパネルは、低温域における熱伝導率が大きい銅または銅合金を材料とすることを特徴とする。
この構成によれば、純チタン同様にコールドパネル全体の表面温度分布を、通常用いられるステンレス材に比べて均一にすることができるため、コールドパネルの有効表面積を大きくすることができる。
また、本発明の請求項6に係るコールドトラップは、
前記コールドパネルは、その表面に耐食性を向上させる保護層を形成したことを特徴とする。
銅または銅合金にガスが接触しないような保護層を形成することで銅または銅合金の表面の腐食を防止することができる。
また、本発明の請求項7に係るコールドトラップは、
請求項1〜請求項6の何れか一項に記載のコールドトラップにおいて、
前記膨張機は、パルスチューブ膨張機であることを特徴とする。
この構成によれば、パルスチューブ冷凍機の膨張機(以下、単にパルスチューブ膨張機という)には、GM式の冷凍機のように非金属の摺動材などの可動部がなく、全て金属製とすることができるため、再生処理時の加熱温度を、可動部のあるGM冷凍機に比べて大幅に高く設定することができるとともにヒートショックに対する信頼性も向上させることができる。
また、本発明の請求項8に係るコールドトラップは、
請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のコールドトラップにおいて、
コールドパネルを加熱する加熱手段と、
コールドパネルの温度を計測する温度計測手段と、
加熱手段、冷凍機および温度計測手段が接続される温度制御手段と、
を備え、
この温度制御手段は、温度計測手段が計測したコールドパネルの温度に基づき、コールドパネルの温度を所定温度とするように冷凍機または加熱手段を制御することを特徴とする。
この構成によれば、コールドパネルの温度について、吸着時は、ガスの吸着特性に合わせた効果的な温度を選択して最適な選択吸着を可能とし、再生処理時には、水分の放出に効果的な温度を選択し、コールドパネルのトラップ面の温度が最適となるように制御することができ、コールドパネルの表面温度(トラップ面)を吸着・再生に最適な任意の温度とすることができる。
また、本発明の請求項9に係るコールドトラップは、
請求項8記載のコールドトラップにおいて、
前記加熱手段は、コールドパネルに内蔵されることを特徴とする。
この構成によれば、コールドパネルを均一に素早く加熱できるとともにヒータ等の構成部材からのアウトガスを真空チャンバ内に放出することがない。
また、本発明の請求項10に係る発明のコールドトラップは、
水分子を凍結捕集した残りのガスを流出させる請求項1〜請求項8の何れか一項に記載のコールドトラップと、
コールドトラップから流出したガスを排気するターボ分子ポンプと、
を備えることを特徴とする。
この構成によれば、コールドパネルのトラップ面の表面積を大きくして水分子を凍結捕集する吸着容量を増加させたコールドパネルとしたので、ターボ分子ポンプと併用して稼働率が高く、ランニングコストの低い真空排気装置を提供することができる。
以上のような本発明によれば、低電力消費および高速度排気を実現するとともに吸着容量を増加させるコールドトラップ、および、このような利点を持つコールドトラップにターボ分子ポンプを併用した真空排気装置を提供することができる。
続いて、本発明を実施するための最良の形態について、図を参照しつつ説明する。図1は本形態のコールドトラップ、ならびに、コールドトラップおよびターボ分子ポンプからなる真空排気装置の側面断面図である。図2はコールドパネルの説明図であり、図2(a)はコールドパネルとパルスチューブ冷凍機の側面図、図2(b)はコールドパネルの平面図である。図3,図4は他のコールドパネルの説明図、図5は本形態の真空排気装置のブロック構成図、図6は温度制御系のブロック図、図7は本形態の真空排気装置のブロック構成図である。
本形態の真空排気装置100は、図1,図5で示すように、コールドトラップ10とターボ分子ポンプ20とを備えている。図1では具体的構成を、図5では単純化したブロック図として図示している。
コールドトラップ10は、ケーシング11と、コールドパネル12と、ヒータ13と、パルスチューブ冷凍機14と、温度センサ15と、端子部16と、コントローラ17と、電源18と、を備えている。
ケーシング11は、胴部11aと、フランジ11bと、を備えている。胴部11aは円筒状であり、フランジ11bはこの胴部11aの上下の開口部の周縁に連接して形成されている。
コールドパネル12は、外周パネル12a、内周パネル12b、支持部12cを備えている。
外周パネル12aの内側に棒やパイプなどである支持部12cが取り付けられる。内周パネル12bは、外周パネル12aの内側に収納できる大きさであり、支持部12cに支持固定されている。これら外周パネル12a、内周パネル12b、支持部12cは熱的に接続されている。このコールドパネル12は、ケーシング11内の略中央に設置される。
これら外周パネル12a、内周パネル12bは、略円筒状で筒壁面が半径方向に沿って凹凸する波状円筒体として形成され、トラップ面の表面積を大きくしている。具体的には、図2(b)で示すような形状となる。このような波状円筒体では単なる円筒と比べて表面積が増加する。例えば、図2の拡大部で図示するように角度が60°の正三角形による波状円筒体とした場合、単なる円筒ではaの長さが、波状円筒体では2aの長さになることから、表面積も2倍になるというものであり、角度により増減はあるものの、単なる円筒体よりは表面積が増大する。このように表面積が増大したトラップ面に分子流が接触するため、水分子を捕集し易くなる。このようにトラップ面の表面積の増加により分子を効率的に凍結捕集することができる。
また、コールドパネル12では、内周パネル12bの軸方向の長さは、外周パネル12aの軸方向の長さよりも短くし、かつ内周パネル12bの上下の開口部はこれら外周パネル12aの上下の開口部よりも中側に位置するようになされている。これにより、ケーシング11の胴部11a(さらに図示しないが上流・下流にある配管管壁または真空チャンバの内壁)から内周パネル12bへの視野が狭くなる、つまりケーシング11と内周パネル12bとの間を外周パネル12aが遮蔽しており、ケーシング11の胴部11aの内周壁面からの放射熱が内周パネル12bへ到達しないようにする。
例えば、外周パネル12aがなく内周パネル12bが胴部11aの内周壁面に直接対向すると考えると胴部11aから熱放射が内周パネル12bに到達して冷却能力が低くなることから考えて、逆に上記のように外周パネル12aが遮蔽する構成とすれば、常温であるケーシング11の胴部11aと直接対向して輻射熱が到達する内周パネル12bの表面積を小さくすることができ、それぞれ温度差の4乗と表面積比と比例する侵入熱量を小さくすることができる。
このように多重構造とすることで外部からの輻射による侵入熱量を低減できる。なお、本形態では二重構造であるが、三重以上に構成することにより、外部からの輻射による侵入熱量を低減する効果をより大きくすることができる。
また、コールドパネル12は、70K(−203℃)程度の極低温でステンレスよりも熱伝導率の大きな純チタンを材料として製作される。純チタンを材料とするコールドパネル12を使用することにより、表面温度分布を通常用いられるステンレス材に比べて均一にすることができ、コールドパネル12の有効表面積を大きくすることができる。
また、純チタンは水蒸気・ガスに対して錆びないため耐食性が高いという利点もある。
また、このコールドパネル12は、70K(−203℃)程度の極低温域においてステンレスよりも熱伝導率が大きい銅または銅合金を材料としても良い。このように熱伝導率が大きいため、冷却端14aの熱が直ちにコールドパネル12全体に熱伝導されて短時間でコールドパネル12全体が冷却端14aと同じ温度となる。この場合、コールドパネル12全体の表面温度分布が均一な状態となり、通常用いられる熱伝導率が小さいステンレス材のように不均一な温度分布とならないため、コールドパネル12の有効表面積を大きくすることができ、コールドパネル12の全面で水分子を捕集できる。
さらに銅または銅合金を材料とするコールドパネル12は、その表面に耐食性を向上させる保護層(具体的にはニッケルメッキ層)を形成し、ガスが銅・銅合金と接触しないようにしている。これにより、腐食(つまり酸化)しやすい銅または銅合金に対して、耐食性を向上させてガス(特に水蒸気)により緑青等が生じないように配慮している。銅または銅合金の熱伝導性とニッケルの耐腐食性により、コールドトラップ10特有の用途(水分子の凍結捕集)に適したものとしている。
さらに、外周パネル12aおよび内周パネル12bの内側面(トラップ面)は、例えばブラスト加工やピーニング加工によりなし地状に形成して表面積を拡大するように構成してもよい。なお、表面積を拡大できれば良く突起体を多数形成した凹凸面としてもよい。
また、外周パネル12aおよび内周パネル12bの外側面(ケーシング11の胴部11aに相対向する面)ではできるだけ放射率の小さな鏡面(光沢面)に仕上げて放射率を小さくするように構成する。これにより常温側から侵入する熱量をさらに低減できる。
ヒータ13は、本発明の加熱手段の一具体例であり、例えばコールドパネル12の外周面パネル12aおよび内周面パネル12bの内部にサンドイッチ状に密封内蔵され、円筒状となった面状ヒータであり、電流線や絶縁部がコールドパネル12の外周面パネル12aおよび内周面パネル12bのトラップ面から露出しないように構成する。
本形態では、図2(b)の拡大部で示すように、例えば外周パネル12aを更に外パネル121と内パネル122との二層構造とし、これら外パネル121と内パネル122との間にヒータ13を配置している。
なお、ヒータ13は、コールドパネル12の外周面パネル12aおよび内周面パネル12bにほぼ均一に設置できればシーズヒータのような線状ヒータでも良い。また、コールドパネル12の外周面パネル12aおよび内周面パネル12bを鋳物として製造する場合には、鋳込みヒータとしても良く、各種ヒータの採用が可能である。
パルスチューブ冷凍機14は、本発明の冷凍機の具体例であり、冷却端14a、膨張機14b、圧縮機14cを備えている。パルスチューブ冷凍機14は、ヘリウムガスを冷媒としたクローズドタイプの冷凍機であり、膨張機14bおよび圧縮機14cのスターリングサイクルにより冷却端14aが冷却されるように構成されている。通常のスターリング型冷凍機では膨張機がピストンとシリンダとにより機械的に構成されるが、パルスチューブ冷凍機14では可動部がなく、パルスチューブ(図示せず)内のガス(ガスピストン)がその役割を担っている。
パルスチューブ冷凍機14は、ケーシング11の胴部11aの外側面に圧縮機14cおよび膨張機14bが取り付けられ、また、ケーシング11の胴部11aの内部に少なくとも冷却端14aが配置されるように取り付けられる。
外周パネル12aは、このパルスチューブ冷凍機14の冷却端14aに熱的に接続されており、外周パネル12a、支持部12c、内周パネル12bという経路を経てコールドパネル12全体が、パルスチューブ冷凍機14により冷却される。
温度センサ15は、本発明の温度計測手段の一具体例であり、図1で詳述していないが、シーズタイプのものをコールドパネル12の外周パネル12aや内周パネル12bに取り付け、コールドパネル12の主要部の温度を計測できるようにする。
端子16は、ヒータ13に接続された電流線および温度センサ15に接続された信号線をケーシング11から引き出すために設けられる。この端子16は真空下で使用できるものであり、例えばハーメチック等が用いられる。
コントローラ17は、本発明の温度制御手段の一具体例であり、ケーシング11から外部に引き出された制御線、電流線および信号線と接続されている。コントローラ17は、電流線を介して接続されるヒータ13、制御線を介して接続されるパルスチューブ冷凍機14、さらに信号線を介して接続される温度センサ15に対して後述するような情報の読み出し、各種の制御を行う。
電源18は、コントローラ17を介してヒータ13やパルスチューブ冷凍機14へ電源を供給する。このコールドトラップ10の温度制御系は図6で示すようになる。なお、圧力センサ19については後述する。
コールドトラップ10はこのように構成される。
ターボ分子ポンプ20は、周知技術であるが、多数の動翼と多数の固定翼を交互に配置し、動翼を数万rpmという極めて高速で回転させて、分子を移動させて排気するポンプである。クリーンな真空が得られる、という利点がある。
これらコールドトラップ10およびターボ分子ポンプ20により真空排気装置100が構成される。
このようなコールドトラップ10では、特に、コールドパネル12の表面積が増大したため、水分子を凍結捕集するコールドパネルのトラップ面の表面積を大きくして吸着容量増加および高速度排気を実現させることができる。
さらに気体流路方向には対向しないように表面積を大きくするため排気コンダクタンスを増加させることがなく、また、ケーシングからの放射による熱侵入を極力抑止する構造を採用し、これら効果が相俟って低電力消費も実現する。
なお、コールドパネル12の形状については、各種考えられ、図3で示すように、同軸に配置したコールドパネル12の外周パネル12aの長さと内周パネル12bの長さを同じとし、外周パネル12aの上下の開口部と内周パネル12bの上下の開口部とが同じ高さに位置するようにしても良い。先に図2で示した形態と比較して、内周パネル12bが常温であるシールド11の胴部11bと対向する面積が増大し輻射熱による侵入熱量が増大してこの点で冷却能力が若干低下するが、それでもコールドパネル12の総表面積は増大して水分子の捕集能力が高まるという利点もある。
さらには、例えば図4で示すように、単体のコールドパネル12としても良い。この場合でも、パネル表面積は単純な円筒形状に比べて約2倍に増大しており、従来技術の単純な円筒のコールドパネルと比較して捕集能力を高めている。また、常温面と対向するコールドパネルの常温面からの視野内の表面積は、単純な円筒形状の場合と変わらないので単純な円筒形状のコールドパネルと比較して放射による侵入熱量は増加しない。
続いて、真空排気装置100を稼働させるときのコールドトラップ10およびターボ分子ポンプ20の動作について説明する。なお、図7で示すような排気システムを想定し、真空チャンバ30、ゲートバルブ40、コールドトラップ10、ターボ分子ポンプ40が接続され、真空チャンバ10内を排気するものとして説明する。
上記構成の真空排気装置100において、ターボ分子ポンプ20の排気とともにコールドトラップ10を動作させる。
真空チャンバ30内のガスが排気され始めると、真空チャンバ30内のガスの圧力が低下し始める。真空チャンバ30内のガスの圧力の低下とともに真空チャンバ30の水分は水蒸気へと気化する。これらの水蒸気を含むガスが、ゲートバルブ40を経てコールドトラップ10を通過する。
コールドトラップ10では、図1,図6で示すように、コントローラ17がパルスチューブ冷凍機14の運転を開始するとともに、温度センサ15が出力する温度計測信号をフィードバック入力することにより、コールドパネル12を所定温度に維持する。
例えば、コールドパネル12の所定温度の一例として水蒸気のみを凍結捕集する最適な温度である120K〜150K(−153℃〜−123℃)の範囲内の温度を選択して制御し、コールドパネル12に水蒸気を凍結捕集して吸着させるようにする。
これにより、真空チャンバ30内の水分が吸着され、水分以外の分子はターボ分子ポンプ20で高い圧縮比に圧縮されて排気される。
このようなコールドトラップ10について以下のような利点がある。
例えば、従来技術のGM式の冷凍機では、一旦稼働させたならば負荷に関係なく定格で連続運転していたが、本形態のコールドトラップ10では、パルスチューブ冷凍機14の運転を、コールドパネル10の吸着能力に応じた最適な温度となるような電力とするだけでよく、無駄な電力消費を回避できる。
また、コールドトラップ10は、冷却ではパルスチューブ冷凍機14を用いたり、加熱ではヒータ13を用いたり、または、パルスチューブ冷凍機14およびヒータ13を併用したりすることで、コールドパネル12に直接に冷却・加熱の両方が可能となり、60K〜573K(−213℃〜300℃)という広範囲の任意の温度に制御でき、水蒸気だけでなく任意のガス(例えばBr,NH,Cl,CO等)を選択吸着することも可能である。
さて、このようなコールドトラップ10のコールドパネル12の全面が氷に覆われて吸着効率が落ち、排気速度が低下した場合は、以下の第1の方法(便宜上、急速再生法と呼ぶ。)および第2の方法(便宜上、緩速再生法と呼ぶ。)によりコールドパネル12から氷を取り除いて再生することができる。以下、第1,第2の方法について説明する。
第1の方法(急速再生法)について
本方法では、凝結した氷を急速に高温加熱して全て水蒸気とし、コールドトラップ10内から排気除去して、コールドパネル12を急速に再生するというものである。以下、図1,図6,図7を参照しつつ時系列的に説明する。
(1)図7で示すように、真空チャンバ30とコールドトラップ10との間に設けたゲートバルブ40を閉じる。
(2)図1,図6で示すように、コントローラ17がパルスチューブ冷凍機14の運転を停止するように制御する。
(3)コントローラ17がヒータ13を制御し、コールドパネル12を一気に300℃まで加熱する。コントローラ17は温度センサ15から出力される温度計測信号に基づいて、立ち上がり時間が最短となるように温度制御する。
(4)ケーシング11の胴部11aに設けた図示しない再生排気口から気化した水蒸気を排出する。なお、再生排気口の下流には図示しない真空ポンプが接続され、高速に排気する。
(5)コントローラ17がパルスチューブ冷凍機14の運転を再開するように制御する。
(6)図7で示すように、真空チャンバ30とコールドトラップ10との間に設けたゲートバルブ40を開き、ターボ分子ポンプ20による真空チャンバ40内の排気を継続する。
このような急速再生方法の採用は、従来技術では困難であった。従来のGM式冷凍機の膨張機は、樹脂材による耐摩耗性シールが存在するため、上限温度が100℃以下に制限されている。最近では180℃程度で再生できるものも出現しているが、本質的に高温加熱はできない構成である。
一方、本形態では、特に、パルスチューブ冷凍機14のパルスチューブ膨張機は可動部がなく、全て金属で構成されている。これにより温度の上限が緩和され、短時間で300℃まで加熱することができる。これにより再生時間を大幅に短縮できる。
第2の方法(緩速再生法)について
本方法では、真空排気装置100を通常運転している最中に、コールドパネル12に凍結した氷を少しづつ水蒸気に昇華し、コールドトラップ10内からターボ分子ポンプ20を経て少しづつ排気除去して、コールドパネル12を緩速(ゆっくり)に再生するというものである。
(1)図1で示すように、コントローラ17は、真空チャンバ30(またはコールドトラップ10のケーシング11)の内部に設けられた圧力センサ19(図6参照)から圧力計測信号を入力する。例えば圧力センサ19(図6参照)からの圧力計測信号に基づいてコントローラ17が10−8Paと判断したものとする。
(2)コントローラ17は、この圧力計測信号から算出した圧力に対応する水蒸気の飽和温度を図示しないメモリから読み出す。例えば10−8Pa に対応する飽和温度は約130Kである。
(3)コントローラ17は、コールドパネル12の温度が飽和温度より少し低い温度となるように制御する。この場合コントローラ17の制御は、温度センサ15から出力される温度計測信号をフィードバック入力し、目標温度に近づくようにヒータ13(またはパルスチューブ冷凍機14)の温度を制御する。ここに目標温度とは例えば飽和温度130Kを下回る約125Kであるものとする。コールドパネル12に直接接触する位置にある氷は飽和温度を上回ることはないが、コールドパネル12から離れた箇所にある氷は飽和温度を超える。
(4)飽和温度に到達した氷は、この低温度下では液化することなく、直ちに水蒸気へと昇華する。
(5)以下、コールドパネル12の温度を飽和温度130Kに近づけるように徐々に上昇させて、コールドパネル12を徐々に再生する。ここで温度上昇時間は予め実験等により最適な時間を図示しないメモリに登録するようにしても良い。
なお、温度上昇が急激すぎると、水蒸気分子の増大により真空チャンバ30内の真空度が低下するため、コントローラ17は、圧力センサ19から出力される圧力計測信号から得られる圧力値を監視し、圧力が急激に上昇しないようにヒータ13(またはパルスチューブ冷凍機14)の温度を上昇させていき、圧力値が上昇(真空度が低下)したならば、ヒータ13を停止させる(またはパルスチューブ冷凍機14による冷却温度を低下させる)ような制御を行うようにしてもよい。
なお、本実施形態ではコールドトラップ10の下流に直接ターボ分子ポンプ20を直列に配置した構成であるが、他の形態を採用することもできる。図8,図9は他の真空排気装置のブロック構成図である。
例えば、図8で示すように、真空チャンバ30の上流にコールドトラップ10を、また、下流にターボ分子ポンプ20を接続してもよい。
また、図9で示すように真空チャンバ30にそれぞれ多数の真空排気装置100を並列に取り付けても良い。真空チャンバ30の大きさによって接続数が決定される。
以上の通り、本発明のコールドトラップ10または真空排気装置100によれば、流れ方向と同じ方向に対しては面積を少なく、また、流れ方向と鉛直方向に対しては面積を多くするような波状円筒体のパネルとしたため、コールドパネル12の表面積を増加させつつガスが流れる際の流体抵抗(排気コンダクタンス)を増加させない構成として、低消費電力および高排気速度であるにも拘らず吸着容量を増加させるコールドトラップとした。さらにこのような利点を持つコールドトラップにターボ分子ポンプを併用した真空排気装置として、真空排気能力を高めることができた。
本発明を実施するための最良の形態のコールドトラップ、ならびに、コールドトラップおよびターボ分子ポンプからなる真空排気装置の側面断面図である。 コールドパネルの説明図であり、図2(a)はコールドパネルとパルスチューブ冷凍機の側面図、図2(b)はコールドパネルの平面図である。 他のコールドパネルの説明図である。 他のコールドパネルの説明図である。 本発明を実施するための最良の形態の真空排気装置のブロック構成図である。 温度制御系のブロック図である。 本発明を実施するための最良の形態の真空排気装置のブロック構成図である。 本発明を実施するための最良の形態の他の真空排気装置のブロック構成図である。 本発明を実施するための最良の形態の他の真空排気装置のブロック構成図である。
符号の説明
100 :真空排気装置
10 :コールドトラップ
11 :ケーシング
11a :胴部
11b :フランジ
12 :コールドパネル
12a :外周パネル
12b :内周パネル
12c :支持部
121 :外パネル
122 :内パネル
13 :ヒータ
14 :パルスチューブ冷凍機
14a :冷却端
14b :膨張機
14c :圧縮機
15 :温度センサ
16 :端子部
17 :コントローラ
18 :電源
19 :圧力センサ
20 :ターボ分子ポンプ
30 :真空チャンバ
40 :ゲートバルブ

Claims (10)

  1. ケーシングと、
    ケーシング内空間に設置されるコールドパネルと、
    圧縮機、膨張機および冷却端を有し、少なくともケーシングの内部空間でこの冷却端がコールドパネルに熱的に接続されて配置される冷凍機と、
    を備え、
    コールドパネルは、略円筒状で筒壁面が半径方向に沿って凹凸する波状円筒体であって、水分子を凍結捕集するコールドパネルのトラップ面の表面積を大きくすることを特徴とするコールドトラップ。
  2. 請求項1記載のコールドトラップにおいて、
    前記コールドパネルは、略円筒状で筒壁面が半径方向に沿って凹凸する波状円筒体であって、半径が異なる複数の波状円筒体が同軸上に多重に配置されて複数層にわたり形成されることを特徴とするコールドトラップ。
  3. 請求項2記載のコールドトラップにおいて、
    内側の波状円筒体の開口部は外側の波状円筒体の開口部よりも中側に位置することを特徴とするコールドトラップ。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のコールドトラップにおいて、
    前記コールドパネルは、低温域における熱伝導率が大きい純チタンを材料とすることを特徴とするコールドトラップ。
  5. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のコールドトラップにおいて、
    前記コールドパネルは、低温域における熱伝導率が大きい銅または銅合金を材料とすることを特徴とするコールドトラップ。
  6. 請求項5に記載のコールドトラップにおいて、
    前記コールドパネルは、その表面に耐食性を向上させる保護層を形成したことを特徴とするコールドトラップ。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか一項に記載のコールドトラップにおいて、
    前記膨張機は、パルスチューブ膨張機であることを特徴とするコールドトラップ。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか一項に記載のコールドトラップにおいて、
    コールドパネルを加熱する加熱手段と、
    コールドパネルの温度を計測する温度計測手段と、
    加熱手段、冷凍機および温度計測手段が接続される温度制御手段と、
    を備え、
    この温度制御手段は、温度計測手段が計測したコールドパネルの温度に基づき、コールドパネルの温度を所定温度とするように冷凍機または加熱手段を制御することを特徴とするコールドトラップ。
  9. 請求項8記載のコールドトラップにおいて、
    前記加熱手段は、コールドパネルに内蔵されることを特徴とするコールドトラップ。
  10. 水分子を凍結捕集した残りのガスを流出させる請求項1〜請求項9の何れか一項に記載のコールドトラップと、
    コールドトラップから流出したガスを排気するターボ分子ポンプと、
    を備えることを特徴とする真空排気装置。
JP2004071014A 2004-03-12 2004-03-12 コールドトラップおよび真空排気装置 Expired - Fee Related JP4182905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004071014A JP4182905B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 コールドトラップおよび真空排気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004071014A JP4182905B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 コールドトラップおよび真空排気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005256771A true JP2005256771A (ja) 2005-09-22
JP4182905B2 JP4182905B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=35082733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004071014A Expired - Fee Related JP4182905B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 コールドトラップおよび真空排気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4182905B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011055465A1 (ja) * 2009-11-09 2011-05-12 住友重機械工業株式会社 クライオポンプ、及び真空排気方法
US8572988B2 (en) 2010-02-19 2013-11-05 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Cold trap and vacuum evacuation apparatus
KR20150063916A (ko) * 2013-12-02 2015-06-10 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 콜드트랩

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6013886B2 (ja) * 2012-11-13 2016-10-25 住友重機械工業株式会社 クライオポンプ
JP6677137B2 (ja) 2016-09-23 2020-04-08 株式会社ダイフク 物品搬送車

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011055465A1 (ja) * 2009-11-09 2011-05-12 住友重機械工業株式会社 クライオポンプ、及び真空排気方法
CN102686880A (zh) * 2009-11-09 2012-09-19 住友重机械工业株式会社 低温泵及真空排气方法
JP5679218B2 (ja) * 2009-11-09 2015-03-04 住友重機械工業株式会社 クライオポンプ、クライオポンプの製造方法、及び真空排気方法
CN102686880B (zh) * 2009-11-09 2015-05-13 住友重机械工业株式会社 低温泵及真空排气方法
US9032741B2 (en) 2009-11-09 2015-05-19 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Cryopump and vacuum pumping method
US8572988B2 (en) 2010-02-19 2013-11-05 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Cold trap and vacuum evacuation apparatus
KR20150063916A (ko) * 2013-12-02 2015-06-10 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 콜드트랩
KR101665065B1 (ko) * 2013-12-02 2016-10-12 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 콜드트랩
US9999844B2 (en) 2013-12-02 2018-06-19 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Cold trap

Also Published As

Publication number Publication date
JP4182905B2 (ja) 2008-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4724677A (en) Continuous cryopump with a device for regenerating the cryosurface
JP6145443B2 (ja) 輻射シールド、極低温ユニットおよびクライオポンプ
JP5808691B2 (ja) クライオポンプ、及びクライオポンプの再生方法
JP5090200B2 (ja) クライオパネル及びこれを用いたクライオポンプ
KR101047398B1 (ko) 크라이오펌프 및 진공배기방법
JP5552693B2 (ja) クライオポンプルーバ拡張部
US10632399B2 (en) Multi-refrigerator high speed cryopump
EP0079960A1 (en) IMPROVED CRYOPUMP.
JP5748682B2 (ja) コールドトラップおよびコールドトラップの制御方法
JP4182905B2 (ja) コールドトラップおよび真空排気装置
JP2000516317A (ja) クライオポンプ
JP4371010B2 (ja) コールドトラップおよび真空排気装置
JP4304450B2 (ja) 真空排気装置
US4454722A (en) Cryopump
US4838035A (en) Continuous cryopump with a method for removal of solidified gases
JP4228840B2 (ja) コールドトラップおよび真空排気装置
JP2007154785A (ja) コールドトラップおよび真空排気装置
JPH1047245A (ja) 真空排気装置
JPH0544642A (ja) 低温トラツプ付クライオポンプ
JP3604228B2 (ja) 真空排気装置
TWI655365B (zh) Cryopump
JP2943489B2 (ja) 真空排気装置のコールドトラップ
JP2005054689A (ja) クライオポンプ
KR20230154172A (ko) 크라이오펌프
JPH06341375A (ja) 低温トラップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060810

A977 Report on retrieval

Effective date: 20080623

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080626

A521 Written amendment

Effective date: 20080724

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20080812

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080825

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees