JP2005255819A - マンガン賦活ケイ酸亜鉛系蛍光体及びプラズマディスプレイパネル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 マンガン平均含有率が粒子内部よりも、粒子表面において高い粒子から、実質的になることを特徴とするマンガン賦活ケイ酸亜鉛系蛍光体。
【選択図】 なし
Description
マンガン平均含有率が粒子内部よりも、粒子表面において高い粒子から、実質的になることを特徴とするマンガン賦活ケイ酸亜鉛系蛍光体。
粒子内部におけるマンガン平均含有率の値に対する粒子表面における平均マンガン含有率の値の比が50モル%以上、99モル%以下である粒子から、実質的になることを特徴とする請求項1に記載のマンガン賦活ケイ酸亜鉛系蛍光体。
粒子表面におけるマンガン平均含有率の標準偏差(σ)が、0≦σ≦10の範囲であることを特徴とするマンガン賦活ケイ酸亜鉛系蛍光体。
粒子表面におけるマンガン平均含有率の標準偏差(σ)が、0≦σ≦10の範囲であることを特徴とする請求項1または2記載のマンガン賦活ケイ酸亜鉛系蛍光体。
請求項1〜4のいずれか一項に記載のマンガン賦活ケイ酸亜鉛系蛍光体を含有する蛍光体層を有することを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
また、測定した蛍光体の50分割サンプル間でのマンガン元素の平均含有率の標準偏差(σ)をとり、これを蛍光体の粒子表面のマンガン元素の平均含有率の粒子間でのバラツキの尺度に近似した。
本発明のマンガン賦活ケイ酸亜鉛系蛍光体の製造について詳細に説明する。
前記透明電極11aとしては、ネサ膜等の透明電極が使用でき、そのシート抵抗は、100Ω以下であることが好ましい。透明電極11aの幅としては、10〜200μmの範囲が好ましい。
(1)蛍光体1−1の製造
二酸化ケイ素45gを含むコロイダルシリカ(扶桑化学工業株式会社製 PL−3)とアンモニア水(28%)219gを純水に混合して液量を1500mlに調整したものをA液とした。同時に、硝酸亜鉛6水和物(関東化学株式会社製、純度99.0%)424gと硝酸マンガン6水和物(関東化学株式会社製、純度98.0%)21.5gを純水に溶解して液量を1500mlに調整したものをB液とした。
乾燥済み前駆体を5時間焼成する以外は上記(1)の蛍光体1−1と同様にして蛍光体1−2を得た。
乾燥済み前駆体を8時間焼成する以外は上記(1)の蛍光体1−1と同様にして蛍光体1−3を得た。
乾燥済み前駆体を16時間焼成する以外は上記(1)の蛍光体1−1と同様にして蛍光体1−4を得た。
上記の(1)〜(4)で得られた蛍光体1−1〜1−4について、組成分析、発光強度、1/10残光時間について評価を行った。
蛍光体粒子表面のマンガン元素の平均含有率についてはVGエレメンタル社製X線光電子分光分析装置ESCALab200Rを用いた。
0.1〜1.5Paの真空槽内でエキシマ146nmランプ(ウシオ電機社製)を用いて真空紫外線を照射して、蛍光体から緑色光を発光させた。次に、得られた緑色光を検出器(大塚電子株式会社製 MCPD−3000)を用いてその発光強度を測定した。そして、蛍光体1−1を100とした相対値で発光のピーク強度を求めた。
蛍光寿命測定器を用いて測定した。残光時間は、励起光を遮断した後の発光強度が遮断直前の発光強度の1/10になるまでの時間とし、蛍光体1−1を100とした相対値で1/10残光時間を求めた。
(1)蛍光体2−1の製造
二酸化ケイ素45gを含むコロイダルシリカ(扶桑化学工業株式会社製 PL−3)とアンモニア水(28%)219gを純水に混合して液量を1500mlに調整したものをA液とした。同時に、硝酸亜鉛6水和物(関東化学株式会社製、純度99.0%)424gと硝酸マンガン6水和物(関東化学株式会社製、純度98.0%)21.5gを純水に溶解して液量を1500mlに調整したものをB液とした。
前駆体形成時におけるA液とB液の添加速度を1600ml/minにする以外は上記(1)の蛍光体2−1と同様にして蛍光体2−2を得た。
前駆体形成時におけるA液とB液の添加速度を2200ml/minにする以外は上記(1)の蛍光体2−1と同様にして蛍光体2−3を得た。
上記の(1)〜(3)で得られた蛍光体2−1〜2−3について、組成分析、発光強度、1/10残光時間について評価を行った。尚、評価値は実施例1における相対値をそのまま用いた。
実施例1で製造した蛍光体1−1及び1−4と実施例2で製造した蛍光体2−3と、下記に示す方法で製造した青色発光蛍光体及び赤色発光蛍光体と、これらの蛍光体を含む蛍光体層を備えたPDPを製造し、白色輝度について評価した。
(1)赤色発光蛍光体〔(Y,Gd)BO3:Eu3+〕の作製
保護コロイドの存在下で反応晶析法により赤色発光蛍光体前駆体を形成した。まず、純水300mlにゼラチン(平均分子量約1万5千)をその濃度が5質量%となるように溶解しA液とした。
上記(1)と同様に、純水300mlにゼラチン(平均分子量約1万5千)をその濃度が5質量%となるように溶解し、A液とした。また、硝酸バリウム5.80gと、硝酸ユーロピウム6水和物0.89gと、硝酸マグネシウム6水和物5.13gを純水295.22mlに溶解し、B液とした。さらに、硝酸アルミニウム9水和物85.03gを純水268.85mlに溶解し、C液とした。
実施例1で製造した蛍光体1−1及び1−4と実施例2で製造した蛍光体2−3と上記で製造した赤色発光蛍光体、青色発光蛍光体を用いて、それぞれ蛍光体ペーストを調整した。調整の際には、それぞれの蛍光体の固形分濃度が50質量%となるようにして、エチルセルロース、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ターピネオール及びペンタンジオールの1:1混合液と共にそれぞれ混合した。得られた各混合物を、後述するPDPのセル内に塗布する蛍光体ペースト3−1〜3−3、及び赤色発光蛍光体ペースト、青色発光蛍光体ペーストとした。
(1)PDP3−1の製造
上記で調整した蛍光体ペースト3−1と、赤色発光蛍光体ペースト、青色発光蛍光体ペーストを用いて、以下のように図1に示すPDPを製造した。
上記(1)において、蛍光体ペースト3−1の代わりに、上記で調製した蛍光体ペースト3−2を用いる以外は、上記(1)のPDP3−1と同様にして、PDP3−2を製造した。
上記(1)において、蛍光体ペースト3−1の代わりに、上記で調製した蛍光体ペースト3−3を用いる以外は、上記(1)のPDP3−1と同様にして、PDP3−3を製造した。
1.白色輝度
上記で製造したPDP3−1〜3−3について、電極に同等維持電圧(180Vの交流電圧)を印加したときの白色輝度を測定した。そして、PDP3−1の白色輝度を100とした時のPDP3−2及びPDP3−3の相対値を求めた。
10 前面板
20 背面板
30 隔壁
31 放電セル
35G、35B、35R 蛍光体層
Claims (5)
- マンガン平均含有率が粒子内部よりも、粒子表面において高い粒子から、実質的になることを特徴とするマンガン賦活ケイ酸亜鉛系蛍光体。
- 粒子内部におけるマンガン平均含有率の値に対する粒子表面における平均マンガン含有率の値の比が50モル%以上、99モル%以下である粒子から、実質的になることを特徴とする請求項1に記載のマンガン賦活ケイ酸亜鉛系蛍光体。
- 粒子表面におけるマンガン平均含有率の標準偏差(σ)が、0≦σ≦10の範囲であることを特徴とするマンガン賦活ケイ酸亜鉛系蛍光体。
- 粒子表面におけるマンガン平均含有率の標準偏差(σ)が、0≦σ≦10の範囲であることを特徴とする請求項1または2記載のマンガン賦活ケイ酸亜鉛系蛍光体。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載のマンガン賦活ケイ酸亜鉛系蛍光体を含有する蛍光体層を有することを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
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