JP2005255299A - 紙幣搬送装置、台間紙幣搬送装置および島紙幣搬送装置 - Google Patents
紙幣搬送装置、台間紙幣搬送装置および島紙幣搬送装置 Download PDFInfo
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Abstract
本発明の第1の目的は、ベルトの位置を精度良く調整せずとも紙幣ジャムや脱落を生じない紙幣搬送装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、ベルトの位置を精度良く調整せずとも紙幣ジャムや脱落を生じない台間紙幣搬送装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、ベルトの位置を精度良く調整せずとも紙幣ジャムや脱落を生じない島紙幣搬送装置を提供することである。
本発明の第4の目的は、台間紙幣搬送装置から島紙幣搬送装置への紙幣の受け渡しを確実に行うことができる移動装置を提供することである。
【解決手段】
紙幣を並行して移動するベルトの間に挟持して搬送する紙幣搬送装置において、前記ベルトの相対する面に柔軟性を有する繊維を植えてブラシ状とし、それらブラシの先端が接触していることを特徴とする紙幣搬送装置である。
【選択図】図3
Description
さらには、ゲーム機の間に配置され、利用者によって挿入された紙幣を次工程へ搬送する台間紙幣搬送装置に関する。
さらに詳細には、複数の台間紙幣搬送装置から送られる紙幣を次工程へ搬送する島紙幣搬送装置に関する。
なお、ゲーム機の代表例は、パチンコゲーム機やパチスロゲーム機である。
本明細書において、紙幣とは、はがき、手紙、有価証券等のシート状のものを含む概念であり、台間とは、シート状のものの処理装置の間を意味し、島とは、複数の前記処理装置を集約した一単位を意味する。
また、前記平ベルトで搬送した紙幣を空気流に載せて一対の平ベルトからなる島搬送装置に受け渡し、所定方向へ搬送する装置が知られている(例えば、上記特許文献1参照。)。
本発明の第2の目的は、ベルトの位置を精度良く調整せずとも紙幣ジャムや脱落を生じない台間紙幣搬送装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、ベルトの位置を精度良く調整せずとも紙幣ジャムや脱落を生じない島紙幣搬送装置を提供することである。
本発明の第4の目的は、台間紙幣搬送装置から島紙幣搬送装置への紙幣の受け渡しを確実に行うことができる移動装置を提供することである。
並行して移動するベルトの間に紙幣を挟持して搬送する紙幣搬送装置において、前記ベルトの相対する面に柔軟性を有する繊維を植えてブラシ状とし、それらブラシの先端が接触していることを特徴とする紙幣搬送装置である。
ブラシは、柔軟性を有するため、ベルトの位置がラフな場合、ブラシが撓んで紙幣の保持力が自動的にほぼ一定に調整される。
結果として、ベルト位置がラフな場合であっても、紙幣の保持力はほぼ均一であるので、紙幣のジャムや脱落を生じることなく搬送できる利点がある。
この構成において、紙幣識別装置で受け入れた真紙幣は、ブラシベルト搬送装置のブラシの間に保持されて所定方向へ搬送される。
したがって、ブラシは、柔軟性を有するため、ブラシベルトの位置がラフな場合、ブラシが撓んで紙幣の保持力が自動的にほぼ一定に調整されるので、ブラシベルトの位置調整がラフであっても紙幣識別装置で受け入れた真紙幣をジャムや脱落を生じることなく搬送できる利点がある。
次いで、複数の台間ブラシベルト搬送装置から送られた紙幣は、島ブラシベルト搬送装置のブラシ先端間に受け渡され、そのブラシ先端間に保持されてブラシベルトの進行方向に搬送される。
したがって、ブラシは、柔軟性を有するため、ベルトの位置がラフな場合、ブラシが撓んで紙幣の保持力が自動的にほぼ一定に調整されるので、ベルトの位置調整がラフであっても紙幣識別装置で受け入れた真紙幣をジャムや脱落を生じることなく搬送できる利点がある。
さらに、複数の台間ブラシベルト搬送装置によって搬送された紙幣は、島ブラシベルト搬送装置のブラシ先端間に保持されて一定方向に搬送される。
島ブラシベルト搬送装置においても、ブラシが撓んで紙幣の保持力が自動的に調整されるので、ベルトの位置調整がラフであっても受け入れた紙幣をジャムや脱落を生じることなく搬送できる利点がある。
この構成において、紙幣識別装置で受け入れた紙幣を、そのまま島ブラシベルト搬送装置に受け渡した場合、島ブラシベルト搬送装置を搬送される紙幣に衝突する。
これを回避するため、紙幣識別装置で受け入れた紙幣を紙幣保留装置に一時保留し、衝突しない状況になった場合、保留紙幣を台間ブラシベルト搬送装置に受け渡した後、島ブラシベルト搬送装置に受け渡す。
したがって、紙幣識別装置で受け入れた紙幣をジャムを生じることなく島ブラシベルト搬送装置で一定方向へ搬送できる利点がある。
本発明において、台間紙幣搬送装置及び島紙幣搬送装置ともブラシベルト搬送装置が用いられているため、機械的受け渡し装置はそのブラシの撓みによりそれらの間に進入することができる。
したがって、台間ブラシベルト搬送装置から島ブラシベルト搬送装置への紙幣の受け渡しは、機械的受け渡し装置により強制的に行うので、受け渡しミスを生じることがない利点を有する。
図1(B)は、実施例の図1(A)のX―X線断面図である。
図2は、台間紙幣搬送装置及び島紙幣搬送装置の概略平面図である。
図3は、図2におけるY―Y線断面図である。
隣接するゲーム機100の間には、台間紙幣識別装置104、紙幣一時保留装置106及び台間紙幣搬送装置108が一列に配置されている。
台間紙幣識別装置104は、受入れた紙幣BNの真偽を、光学的、磁気的又は物理的に判別する機能を有する。
本実施例において、紙幣識別装置104は、紙幣BNを水平状態で受入れる。
したがって、一時保留装置106は識別装置104と組み合わされ、一体に構成することができる。
台間紙幣搬送装置108は、一時保留装置106の下流に配置され、一時保留装置106から受け取った紙幣BNを島紙幣搬送装置110に搬送する機能を有する。
台間紙幣搬送装置108は、一対のブラシベルト112、114を上下に配置して構成されている。
したがって、台間紙幣搬送装置108は、台間ブラシベルト搬送装置116である。
繊維124の長さは、20ミリ以上50ミリ以下が好ましい。
繊維124の長さが20ミリ以下の場合、後述の機械的受け渡し装置130の侵入が困難であり、50ミリ以上の場合、装置が大型化するためのである。
上側のプーリー132は図3において反時計方向に回転され、下側のプーリー136は図3において時計方向に回転され、それらは同期して同速度で回転される。
したがって、ブラシベルト112と114の相対するベルト部は、引っ張り側である。
また、ブラシベルト112及び114が引っ張られている場合、それらブラシ126及び128の先端は、間に挟んだ紙幣BNを搬送するため、僅かにオーバーラップするよう配置されている。
すなわち、ブラシ126と128の先端は、接触している。
そして、ブラシベルト112及び114が同速度で同方向へ移動するため、その保持された状態で搬送される。
なお、平ベルト120のプーリー132と134の間での撓みを防止するため、前記引っ張り側のベルトを所定の間隔で配置したプーリー142で支持することができる。
また、少なくとも、ブラシベルト112と114の側方に位置する板状のカバーによって紙幣BNを案内することができる。
島紙幣搬送装置110は、背中合わせに配置されたゲーム機100の列の中間に、台間紙幣搬送装置108と直交方向に伸びるよう配置されている。
島紙幣搬送装置110は、前記台間紙幣搬送装置108と同様に構成されている。
すなわち、上側ブラシベルト150と下側ブラシベルト152とがそれぞれプーリー154、156によって張設されている。
ブラシベルト150及び152は、ブラシベルト112、114と同様に、平ベルト160及び162に密に繊維124を植えてブラシ164、166を構成している。
ブラシ164及び166の先端部は、僅かにオーバーラップして配置され、それら先端部は接触している。
本実施例において、紙幣BNは図1(A)において左方へ搬送される。
島紙幣搬送装置110によって搬送された紙幣BNは、その端部に設置された紙幣保留部172において積み重ねられ、保留される。
次に機械的受け渡し装置130を図2を参照して説明する。
機械的受け渡し装置130は、台間紙幣搬送装置108によって搬送される紙幣BNを機械的に保持し、島紙幣搬送装置110に受け渡す機能を有する。
実施例において、台間紙幣搬送装置108及び島紙幣搬送装置110の側方に位置する回転軸176から周方向にレバー178が突出している。
回転軸176は、例えばステッピングモータ178によって、回転角を制御される。
回転軸176は、紙幣識別装置104からの真紙幣信号、第1紙幣センサ182からの信号及び第2紙幣センサ184からの信号によって、選択的に回転され、また、停止される。
詳述すれば、図2に示すように、クランパ180は、回転軸176の反時計方向の回転によって、水平な平面内において回転可能である。
また、クランパ180は台間紙幣搬送装置108のブラシベルト112と114の間に進入可能である。
また、島紙幣搬送装置110の平ベルト160と162のブラシ164及び166の先端間にも進入可能である。
クランパ180は、台間紙幣搬送装置108とほぼ平行な位置Aにおいて待機する。
紙幣識別装置104からの真紙幣信号により、ステッピングモータ178が作動され、回転軸176を図2において反時計方向に90度回動させて実線示位置Bまで回動させる。
紙幣一時保留装置106を経由し、ブラシ126及び128との先端間に保持されて搬送される紙幣BNは、台間紙幣搬送部168を搬送され、その先端がそれら保持体186及び188間に進入する。
クランパ180が紙幣BNの先端を保持した直後、回転軸176がステッピングモータ178によって急速に90度回動される。
この回動により、クランパ180はブラシ164及び166を撓ませて島紙幣搬送装置110の上側ブラシベルト150及び下側ブラシベルト152の間に進入する。
そして、クランパ180が島紙幣搬送装置110とほぼ直角になった開放位置Cにおいて、保持体186及び188を引き離し、紙幣BN先端を開放する。
したがって、紙幣BKは、島紙幣搬送装置110のブラシ164及び166の先端部間の島紙幣搬送部170において上側ブラシベルト150及び下側ブラシベルト152によって保持されて搬送され、紙幣保留部172の保留部に積層されて保留される。
そのため、本実施例においては、第2紙幣センサ184が島紙幣搬送装置110によって搬送される紙幣を検知した後、所定時間の間、台間紙幣搬送装置108から紙幣BNを送り込まないようにしている。
そして、その所定時間経過後、紙幣保留装置106の送り装置(図示せず)及びモータ140が駆動される。
これにより、紙幣BNは台間紙幣搬送部168において搬送される。
紙幣BNの後端が第1紙幣センサ182によって検知された場合、前述のように紙幣BNの先端部を第1保持体186及び第2保持体188によって保持する。
これにより、島紙幣搬送装置110を搬送される紙幣BNに干渉することなく、台間紙幣搬送装置108の紙幣BNは前述のように島紙幣搬送装置110に受け渡される。
100 ゲーム機
104 紙幣識別装置
106 紙幣保留装置
108、110 紙幣搬送装置
112、114、150、152 ブラシベルト
116 台間ブラシベルト搬送装置
120、122、160、162 ベルト
124 繊維
126、128、164、166 ブラシ
130 機械的受け渡し装置
158 島ブラシベルト搬送装置
Claims (5)
- 並行して移動するベルト(120、122、160、162)の間に紙幣(BN)を挟持して搬送する紙幣搬送装置(108、110)において、
前記ベルトの相対する面に柔軟性を有する繊維(124)を植えてブラシ(126、128、164、166)状とし、それらブラシの先端が接触していることを特徴とする紙幣搬送装置。 - ゲーム機(100)の間に配置される紙幣識別装置(104)、
多数の繊維(124)を植えてブラシ(126、128)状としたブラシベルト(112、114)のブラシ先端が接触するように並行配置し、前記紙幣識別装置(104)側から紙幣(BN)を受け取り、前記ブラシの先端間に紙幣を保持して次工程へ搬送する台間ブラシベルト搬送装置(116)、
を備えた台間紙幣搬送装置。 - ゲーム機(100)の間に配置される紙幣識別装置(104)、
多数の繊維(124)を植えてブラシ(126、128)状としたブラシベルト(112、114)のブラシ先端が接触するように並行配置し、前記紙幣識別装置(104)から紙幣(BN)を受け取り、前記ブラシの先端間に紙幣(BN)を保持して次工程へ搬送する台間ブラシベルト搬送装置(116)、
前記台間ブラシベルト搬送装置のベルトの進行方向に対し直交する方向に移動し、多数の繊維(124)を植えてブラシ(164、166)状としたブラシベルト(150、152)のブラシ先端が接触するように並行配置し、前記台間ブラシベルト搬送装置(116)から紙幣(BN)を受け取り、前記ブラシの先端間に紙幣を保持して次工程へ搬送する島ブラシベルト搬送装置(158)を備えた島紙幣搬送装置。 - 前記紙幣識別装置(104)と台間ブラシベルト搬送装置(108)との間に紙幣保留装置(106)を配置し、島ブラシベルト搬送装置(158)の状況に基づいて紙幣(BN)を前記紙幣保留装置(106)に保留することを特徴とする請求項3の島紙幣搬送装置。
- 台間ブラシベルト搬送装置(116)と島ブラシベルト搬送装置(158)との間を移動し、それらの各ブラシ(126、128、164、166)の先端間に位置可能であって、台間ブラシベルト搬送装置において紙幣(BN)の先端部を掴み、島ブラシベルト搬送装置において前記紙幣を開放する機械的受け渡し装置(130)を備える請求項4の島紙幣搬送装置。
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