JP2005253880A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所定以上の期待値の図柄変動パターンのトータル的な選択確率を大幅に変動させることなく、特定の遊技状態の下で当該所定以上の期待値の図柄変動パターンを選択し易くして、遊技の趣向性を高める。
【解決手段】 選択確率設定部262において、3種類のモードを準備しておき、通常確率選択モードにおいて、50回の図柄変動パターン選択機会でリーチパターンが選択されないと、高確率選択モードへ移行させ、通常確率選択モード又は高確率選択モードにおいて、リーチパターンが選択されると、低確率選択モードへ移行させ、低確率選択モードにおいて、3回の図柄変動パターン選択機会が終了すると、通常確率選択モードへ移行させ、低確率選択モードにおいて、リーチパターンが選択されると、低確率時カウンタがリセット・スタートし、低確率選択モードを継続させるようにしたため、所謂「ハマリ」状態を回避することができ、遊技の趣向性が高まり、稼動率を上げることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、遊技球が遊技盤面上の始動入賞口に入賞することで所定の抽選確率の下で抽選が実行され、当選の期待値に基づいて、所定の選択確率の下で、複数種類の図柄変動パターンから選択された図柄変動パターンによって、前記抽選結果の報知演出を実行する図柄変動パターン演出表示装置を備えた遊技機に関するものである。
なお、期待値とは、当選か落選かを判断する演出形態を対象とした、当該演出形態の結果が当選となり得る割合であり、より詳しくは、各リーチパターンが表示される場合に、その結果として当たり作動が行われる割合を示すものである。
従来より、遊技機、特にパチンコ機において、通常遊技状態で、始動口(特別図柄始動入賞口)に入賞したパチンコ球を検出することで抽選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると、前記通常遊技状態では閉止状態とされている大入賞口が所定期間、所定回数開放され(1回の開閉を1ラウンドとし、一般に10〜16ラウンド継続する。)、遊技球の入賞率を高める、遊技者に有利な状態とする特別遊技状態(以下、大当り処理という)を持つパチンコ機がある。
この種のパチンコ機では、遊技盤面(一般には中央にあるセンター役物等)に液晶表示装置等の表示部を配置し、この表示部に、例えば複数の図柄列をスクロール変動させ、当該変動が停止したときの各列の図柄の状態(図柄配列状態)で、前記抽選の結果を報知することがなされている(以下、図柄変動パターン演出という)。
この図柄変動パターンは、当選の期待値に基づいて複数種類存在し、期待値が高い場合には、最終停止図柄が停止する前の段階で、停止している他の図柄が当たり図柄となる所謂リーチパターンがある。例えば、3列の図柄変動パターンにおいて、同一図柄が3列揃うと当たりの場合、先に停止する2列が同一図柄となる場合を言う。
このようなリーチパターンは、遊技者に対して当選の期待感を与えるため、期待値が高いということができる。
このようなリーチパターンが、混在することで、たとえ外れたとしても、遊技の趣向性を高めることができる。
ところで、上記リーチパターンの中でも期待値の異なるリーチパターンを設定し(例えば期待値の低い順にノーマルリーチパターン、スーパーリーチパターン、スペシャル(プレミアム)リーチパターン等)、これらを所定の確率で選択させることがなされていれば、最も出現確率の高いリーチパターン(一般にはノーマルリーチパターン)ばかりが選択される可能性が高く、遊技者の期待感が薄れる傾向となる。出現確率と期待値は反比例の関係にあり、出現確率が高くなれば期待値が低くなるようになっている。また、出現確率とは、始動入賞して変動パターンが選択される確率である。
そこで、特定のリーチパターンばかりが選択された場合には、リーチパターンの種類の選択確率を時間的要素を条件として変更することが提案されている(特許文献1参照)。
これによれば、特定のリーチパターンに偏ることがなく、遊技者に与える期待感を損ねることがない。
特開2003−175196公報
しかしながら、上記特許文献1のような従来技術では、リーチパターンが選択されることが最低条件であり、リーチパターンそのものが選択されない状態が続くと、遊技が短調になり、遊技者の期待感が損なわれる。すなわち、所謂「ハマリ」状態に陥ることで、遊技の趣向性を著しく低下させる結果となり得る。
本発明は上記事実を考慮し、所定以上の期待値の図柄変動パターンのトータル的な選択確率を大幅に変動させることなく、特定の遊技状態の下で当該所定以上の期待値の図柄変動パターンを選択し易くして、遊技の趣向性を高めることができる遊技機を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、遊技球が遊技盤面上の始動入賞口に入賞することで所定の抽選確率の下で抽選が実行され、当選の期待値に基づいて、所定の選択確率の下で、複数種類の図柄変動パターンから選択された図柄変動パターンによって、前記抽選結果の報知演出を実行する図柄変動パターン演出表示装置を備えた遊技機であって、前記期待値のしきい値を定め、当該しきい値未満の期待値の図柄変動パターンが連続して所定回数選択された場合に、前記選択確率を変更する選択確率変更手段を有している。
請求項1記載の発明によれば、図柄変動パターンの選択確率が一律であると、長いスパンでは、設定された確率どおりの選択がなされるが、比較的短いスパンでは、偏りが生じる場合がある。そこで、選択確率変更手段では、期待値のしきい値を定め、当該しきい値未満の期待値の図柄変動パターンが連続して所定回数選択された場合に、前記選択確率を変更する。すなわち、遊技者にとって、しきい値未満で期待値の図柄変動パターン演出が続くと、遊技意欲が損なわれ、稼働率の低下につながる。このような場合に、例えば、選択確率を変更して、しきい値以上の期待値の図柄変動パターンの選択確率を一時的に高めることで、遊技意欲の減退を抑制することができる。
また、前記選択確率変更手段による選択確率の変更があるとその影響で、前記遊技者に必要以上の期待感を持たせる演出が増える可能性がある(キャラクタの登場等の事前予告演出)。このような、必要以上の期待感を是正することが好ましい。その場合には、演出制御部にてモードを把握し制御すればよい。
請求項2に記載の発明は、遊技球が遊技盤面上の始動入賞口に入賞することで抽選が実行され、当選の期待値に基づいて複数種類の図柄変動パターンから選択された図柄変動パターンによって、前記抽選結果の報知演出を実行する図柄変動パターン演出表示装置を備えた遊技機であって、予め設定される確率の下で図柄変動パターンを選択する通常確率選択モード、前記所定以上の期待値の図柄変動パターン選択確率を高くする高確率選択モード、並びに前記所定以上の期待値の図柄変動パターン選択確率を低くする低確率選択モード、を記憶するモード記憶手段と、前記通常確率選択モードでの所定回数の遊技で前記所定以上の期待値の図柄変動パターン演出が選択されなかったときに前記高確率選択モードへ移行し、前記通常選択確率モード又は高確率選択モードの何れかにおいて前記所定以上の期待値の図柄変動パターン演出が実行されたときに前記低確率選択モードへ移行し、前記低確率選択モードでの所定回数の遊技終了後に前記通常確率選択モードへ移行するモード移行制御手段と、を有している。
請求項2に記載の発明によれば、所定以上の期待値の図柄変動パターンを選択するモードとして、モード記憶手段には、通常確率選択モード、高確率選択モード、低確率選択モードの3種類のモードを記憶している。
通常の遊技状態では、通常確率選択モードに基づいて、図柄変動パターンが選択される。ここで、モード移行制御手段では、前記通常確率選択モードでの所定回数の遊技(図柄変動実行回数)で前記所定以上の期待値の図柄変動パターン演出が選択されなかったときに前記高確率選択モードへ移行させる。これにより、所定以上の期待値の図柄変動パターンが選択されやすくなる。
また、モード移行制御手段では、前記通常選択確率モード又は高確率選択モードの何れかにおいて前記所定以上の期待値の図柄変動パターン演出が実行されたときに前記低確率選択モードへ移行する。これにより、高確率選択モードとのバランスを図ることができ、かつ、この低確率選択モードでの所定以上の期待値の図柄変動パターンの選択は、遊技者にさらに期待感を持たせることができる。
なお、低確率選択モードでの所定回数の遊技終了後には、前記通常確率選択モードへ移行する。
このように、図柄変動パターンの選択の際の所定以上の期待値の図柄変動パターンの選択確率を変動させることで、所謂「ハマリ」(所定以上の期待値の図柄変動パターン演出が選択されない期間が長い遊技状態)となった遊技者への遊技意欲の回復を助長することができる。また、比較的長いスパンでの統計(確率)のバランスを、比較的短いスパンで実現させることができる。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記所定以上の期待値の図柄変動パターンが、複数の変動図柄配列の内、最終停止図柄以外の図柄が、当選時の図柄配列となるリーチパターンであることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、リーチパターンは、最終停止図柄以外が当選時の図柄配列となっているため、最終停止図柄の停止状態を期待するため、このようなリーチパターンの選択確率を変更することが、遊技者の期待感に大きな影響力がある。なお、単なるリーチパターン(ノーマルリーチ)ではなく、予告演出が同時に発生するパターンのときに変更するものでもよい。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記所定の確率の下での抽選を行う通常遊技状態に対して、所定の条件が成立した場合の特典として、前記抽選の確率が高まる高確率遊技状態、或いは図柄変動パターン演出時間を短縮することで単位時間当たりの抽選の機会を増加させる時短遊技状態、の少なくとも一方へ遊技状態を移行させる遊技状態変更手段をさらに有し、前記遊技状態のそれぞれに基づいて、前記遊技状態変更手段により変更される遊技状態のそれぞれに基づいて、前記通常確率選択モードで実行される前記所定回数、前記低確率選択モードで実行される遊技の前記所定回数が、それぞれ設定されることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、遊技状態として、通常遊技状態の他、抽選の確率が高い高確率遊技状態、図柄変動パターン演出が短縮される時短遊技状態があり、遊技者への特典として、大当たり処理後に実行する場合がある。
前記遊技状態変更手段により変更される遊技状態のそれぞれに基づいて、前記通常確率選択モードで実行される前記所定回数、前記低確率選択モードで実行される遊技の前記所定回数をそれぞれ設定することで、それぞれの遊技状態でのバランスをとることができる。
以上説明した如く本発明では、所定以上の期待値の図柄変動パターンのトータル的な選択確率を大幅に変動させることなく、特定の遊技状態の下で当該所定以上の期待値の図柄変動パターンを選択し易くして、遊技の趣向性を高めることができるという優れた効果を有する。
図1には、本実施の形態に係るパチンコ機10が示されている。パチンコ機10は外枠12を備え、外枠12の前面には、窓部を有する額縁状の内枠14の一側部(図1の左辺部)が開閉可能に取付けられている。
内枠14には、複数の表示灯62やスピーカ64が設けられている。また、内枠14の中央には、窓部となっており、この窓部には紙面奥行き方向に所定の間隔で互いに平行とされた一対のガラス16(二重構造)が装着されたガラス枠20が設けられている。また、内枠14の図1の右辺部には施錠装置(シリンダ)22が設けられている。
ガラス枠20の下方位置には、球皿部24を備えた一体皿26が配設されている。この一体皿の球皿部24には、貯球タンク(図示省略)と連通し、この貯球タンク内のパチンコ球を球皿部24へ流出させる連通口23が設けられている。
一体皿26は、その一側部(図1の左辺部)が内枠14に対して開閉可能に取付けられている。一体皿26の前面には、左側下部に灰皿28が配置され、右側下部には発射装置164(図3参照)から発射する打球の飛距離を調整するための発射ハンドル30が設けられている。
また内枠14の窓部には、遊技盤載置台に載せて交換可能とされた遊技盤32が窓部に対応して設置されている。
図2に示される如く、遊技盤32は、外バンド36及び内バンド38によって囲まれた略円形状の遊技領域40が形成されている。
遊技領域40には、図示しない釘や風車の他、センター役物42、当該センター役物42に設けられた表示部43、並びに大入賞口(変動入賞装置)44等の役物、始動口46や通過装置48、入賞装置49等の遊技部品が取り付けられており、最下位置にアウト口54が配置されている。なお、センター役物42の上端部には、普通図柄表示装置42Aが設けられている。
通過装置48は、前記普通図柄表示装置42Aの始動トリガとなっており、通過装置48をパチンコ球が通過すると普通図柄抽選が実行され、当たりの場合、普通図柄表示装置42Aの表示が当りを表示し、電動チューリップ47が開放し、始動口46への入賞の確率が物理的に高まるようになっている。
また、表示部43の上部には、保留ランプ100が設けられており、本実施の形態では、最大4個の保留が可能であるため、この数に対応した4個の保留ランプ100が設けられている。
保留とは、前記表示部43において、図柄変動パターン演出を実行中に新たに始動口46に入賞した場合に、この入賞により実行された抽選の結果の報知を待機することを言う。なお、大当たり処理中に始動口46に入賞した場合も、表示部43が大当たり処理演出の動画パターンを再生しているため、保留の対象となる。但し、保留する数には限度があり(本実施の形態では4個)、これ以上の始動口46への入賞は抽選の対象とはならない。
図3には、パチンコ機10を制御するための制御系の概略が示されている。制御系は、主制御部150を中心として構成されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
この主制御部150には、始動口46に設けられた始動入賞センサ168、通過装置48や入賞装置49に設けられた通過/入賞センサ172並びに大入賞口44に入賞したパチンコ球を検出する大入賞口センサ173が接続されている。なお、大入賞口44には、大入賞口の開閉動作を継続するためのVゾーンが設けられており、このVゾーンにもVゾーンセンサ177が設けられており、主制御部150に接続されている。なお、Vゾーンセンサ177を省略し、大入賞口センサ173のみにするものでもよい。
さらに、主制御部150には、始動入賞口46に設けられた電動チューリップ47(図2参照)を開閉させるためのソレノイド174、大入賞口44を開閉させるためのソレノイド175が接続されている。
また、主制御部150からは盤用外部端子200を介してホールコンピュータへ遊技の進行状態を示す情報が出力されるようになっている。
ここで、パチンコ球が始動口46に入賞すると、これを始動入賞センサ168で検出することで抽選が実行されるようになっており、当たりの場合は、通常遊技状態から特別遊技状態へ遊技状態が移行されるようになっている。
一方、この主制御部150には、演出制御部152と、払出制御部154とが接続されている。
演出制御部152には、図柄・音声制御部156を介してスピーカ64、センター役物42の表示部(LCD)43、普通図柄表示装置42A、並びに保留ランプ100が接続されている。また、演出制御部152は、パチンコ機10のガラス枠20に取り付けられた複数の表示灯62の点灯・消灯を制御する。なお、表示部43では、前記抽選の結果を報知するための図柄変動パターン演出画像を表示すると共に、スピーカ64からは当該図柄変動パターン演出時のBGMが出力されるようになっている。すなわち、遊技者は、視覚及び聴覚を通じて、抽選の結果を含む演出を楽しむことができる。なお、普通図柄表示装置42A、保留ランプ100は表示部43にて表示するものでもよい。
次に、前記主制御部150に接続された払出制御部154には、パチンコ球の払出しを実行する払出装置206が接続されている。
また、払出制御部154には、発射制御部158が接続されており、発射制御部158は、発射装置164を制御して、遊技者によるハンドル30の操作に応じてパチンコ球を打ち出す。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子208を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータへ送出するようになっている。
ここで、前記抽選の結果が当たりとなり、表示部43における図柄変動パターン演出並びにスピーカ64からのBGM出力によって、当該当選を報知し終えると、特別遊技状態である大当たり処理が実行される。
この大当たり処理は、前記大入賞口44が所定回数(ラウンド)開放するものである。1ラウンドの開放時間は役30秒とされ、この間に最大10個のパチンコ球が入賞可能となる。すなわち、時間制限である30秒、或いは数制限である10個の何れか一方が先に満足されると、そのラウンドの権利は消滅し、当該大当たり処理中に大入賞口44内のVゾーンへの入賞があった場合に、次のラウンドへ移行することが約束される。なお、Vゾーンを省略し、単に所定個数のカウントをし、それを基に、次に継続するものでもよい。
このため、特別遊技状態では、通常遊技状態よりも短期間で多くの入賞が期待され、遊技者にとって有利な遊技状態とすることができる。
前述したように、前記表示部43において、図柄変動パターン演出を実行中に新たに始動口46に入賞した場合、並びに大当たり処理中に始動口46に入賞した場合、保留ランプ100の表示がその分、点灯数が増えていく(最大4個)。
一方、前回の図柄変動パターン演出が終了する、或いは大当たり処理が終了すると、表示部43では、保留分の抽選結果の報知を行うべく、新たな図柄変動パターン演出が開始される。これに伴い、保留ランプ100が1個消灯し、保留分の消化を遊技者に報知する。
ところで、前述した図柄変動パターンは、当たり/外れの抽選の後に、図柄変動パターンの選択抽選によって決められるようになっている。
すなわち、図柄変動パターンは、複数種類あり、その中でも当選の期待値が低いものから高いものまで様々な種類が存在し、遊技者に対して本来の目的である抽選結果の報知とは別に、表示部43での演出による趣向性を提供することができるようになっている。
期待値が最も明確に高まる境界(請求項1に示すしきい値に相当)として、リーチパターンがある。リーチパターンとは、3列の図柄変動の内、先に停止する2列の図柄が当選図柄(同一の図柄)で停止し、最終列の図柄が変動している状態を言う。
このリーチパターンとなると、当選の期待値は飛躍的に高まり、遊技者は表示部43での図柄変動パターン演出を期待感を持って見ることになる。
ここで、同じ外れが続く状態でも、全くリーチパターンが選択されない場合がある(所謂「ハマリ」状態)。このような状況下では、遊技者の遊技意欲が減退し、台離れによる稼動率低下を招く。また、当選確率が決まっている以上、長いスパン(1日、或いは1週間等)ではこの当選確率に即した結果となるため、遊技仕様上問題ではないが、短いスパン(1人の遊技者が遊技する数時間)では、当選確率に即した結果とならず、上記のような「ハマリ」状態に陥ることは少なくない。
そこで、本実施の形態では、図柄変動パターンの選択確率を通常確率選択モードに加え、高確率選択モードと低確率選択モードとを設定し、所定の条件が成立した場合に、モードの変更を実行し、短いスパンでの「ハマリ」状態の解消を実現した。
図4には、主制御部150におけるモード設定制御のための機能ブロック図が示されている。
始動入賞センサ168は、抽選部250に接続されており、始動入賞センサ168によりパチンコ球の始動口46への入賞を検出すると、抽選に有効な入賞であることを条件に抽選が実行される。
抽選部250の抽選結果は、当/外判定部252へ送出され、抽選の結果が当たりか外れかの判定がなされる。
この判定結果は、遊技状態制御部254へ送出されることで、以後の遊技状態が制御される。遊技状態制御部254では、遊技状態により演出制御部152を制御する必要が生じた場合、当該必要時にコマンド生成部256を制御して、コマンドが生成され、コマンド出力部258によって、演出制御部152へコマンドが送出される。
また、前記当/外判定部252は、図柄変動パターン選択部260に接続されており、当/外の判定結果に基づいて、図柄変動パターンの選択が実行される。
図柄変動パターン選択部260での図柄変動パターンの選択は、設定される選択確率モードに基づいて実行されるようになっている。
この選択確率モードは、選択確率設定部262によって設定され、モード決定信号を出力して、選択されたモードから変動パターンを選択するように、図柄変動パターン選択部260へ指示される。
選択確率設定部262には、選択確率モードメモリ264が接続されている。
選択確率モードメモリ264には、通常確率選択モード、高確率選択モード、低確率選択モードの3種類のモードが記憶されている。高確率遊技状態、時短遊技状態、通常遊技状態にそれぞれモードを記憶するものでもよい。
選択確率設定部262では、所定の条件(以下で説明)に基づいて、前記3種類のモードの内の1つを選択して読み出し、図柄変動パターン選択部260へ送出する。
選択確率設定部262は、モード認識部266に接続されており、モード認識部266では、認識されたモードに基づいて、モードの変更が行われたときには選択確率設定部262から図柄変動パターン選択部260への指示を同じタイミングで通常確率カウンタ起動部268又は低確率カウンタ起動部270へ起動信号(リセット・スタート指示信号)を送出する。
また、モード認識部266には、モード変更コマンド生成部267が接続され、モードが変更される毎に演出制御部152へ送出するコマンドが生成され、コマンド出力部258により出力されるようになっている。この出力は、変動パターン指定コマンドより優先するように制御する。
このモード変更コマンドは、演出制御部152において、同じ図柄変動パターンにおいてキャラクタ等の出現をするか否かを決める判断の1つとして機能する。すなわち、高確率選択モードで頻繁にリーチパターンが選択されると、キャラクタの出現も増え、かえって、遊技者に違和感を与えることを回避するためのキャラクタ等の出現率を低減する、といった制御が実行される。例えば、演出制御部152にも、モード認識部を備えて、モード変更コマンドの受信に基づいて事前予告演出制御をモードにあわせて制御するようにすればよい。
通常確率カウンタ起動部268には、通常確率時カウンタ272に接続されている。通常確率カウンタ起動部268には、通常確率選択モードが設定されたときに起動信号が送出され、この通常確率時カウンタ272のリセット・スタートを制御する。
本実施の形態では、通常確率時カウンタ272は、図柄変動パターン種判定部276によるカウントダウン信号に基づいて、50回の遊技(抽選に有効な始動口46への入賞機会(図柄変動実行回数))をカウントし(カウントダウン)、カウントアップする(0になる)と、通常確率選択モードから高確率選択モードへの移行を指示する選択確率設定部262へ送出する。
低確率カウンタ起動部270には、低確率時カウンタ274に接続されている。低確率カウンタ起動部270には、低確率選択モードが設定されたときに起動信号が送出され、この低確率時カウンタ274のリセット・スタートを制御する。
本実施の形態では、低確率時カウンタ274は、後述する図柄変動パターン種判定部276からのカウントダウン信号に基づいて、3回の遊技(抽選に有効な始動口46への入賞機会(図柄変動実行回数))をカウントし(カウンドダウン)、カウントアップする(0になる)と、低確率選択モードから通常確率選択モードへの移行を指示する選択確率設定部262へ送出する(モード昇格信号を出力する)。
一方、図柄変動パターン選択部260で選択された結果は、図柄変動パターン種判定部276に送出されるようになっている。
図柄変動パターン種選択部276では、選択された図柄変動パターンがリーチパターンか否かを判定すると共に、判定された図柄変動パターン種を前記コマンド生成部256へ送出する。コマンド生成部256では、判定された図柄変動パターン種に基づいて図柄変動パターン指定コマンドが生成され、コマンド出力部258から演出制御部152へ送出される。
また、図柄変動パターン種判定部276は、通常確率時カウンタ272、低確率時カウンタ274、並びにリセット部278に接続されている。通常確率時カウンタ272、低確率時カウンタ274には、前述の如く、カウントダウン信号を送出する。また、リセット部278には、図柄変動パターン種判定部276でリーチパターンが選択された時点でリーチ信号が入力され、このリーチ信号の入力に基づいて、現在の確率選択モードの如何に拘わらず、前記選択確率設定部262へ低確率選択モードへの移行を指示するようになっている(モード降格信号を出力する)。
すなわち、選択確率設定部262では、以下のモード変更設定が実行される。
(1) 通常確率選択モードにおいて、50回の図柄変動パターン選択機会でリーチパターンが選択されないと、高確率選択モードへ移行する。
(2) 通常確率選択モード又は高確率選択モードにおいて、リーチパターンが選択されると、低確率選択モードへ移行する。
(3) 低確率選択モードにおいて、3回の図柄変動パターン選択機会が終了すると、通常確率選択モードへ移行する。
(4) 低確率選択モードにおいて、リーチパターンが選択されると、低確率時カウンタがリセット・スタートし、低確率選択モードが継続される。
ここで、通常の遊技状態での、上記3種類のモードの確率の一例を示す。
Figure 2005253880
上記表1における「全リーチパターン選択確率」とは、当たりとなるリーチを含めてリーチパターンが選択される確率を示すものであり、大当たり確率を1/320として計算したものである。すなわち、大当たりは、全てリーチパターンとなるため、1/320である。上記表1の「外れリーチパターン選択確率」は、外れの確率(319/320)の中での確率であり、(23/251)×(319/320)となり、この結果と、前記大当たりのリーチパターン確率(1/320)との和が「全リーチパターン選択確率」となる。従って、通常確率選択モードにおける全リーチパターン選択確率は、
(23/251)×(319/320)+(1/320)≒0.0941・・・(1)
となる。
以下同様に、低確率選択モードにおける全リーチパターン選択確率は、
( 4/251)×(319/320)+(1/320)≒0.0191・・・(2)
となる.
また、高確率選択モードにおける全リーチパターン選択確率は、
(60/251)×(319/320)+(1/320)≒ 0.242・・・(3)
となる。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
まず、通常遊技の流れを説明する。
遊技者がハンドル30を把持し、発射のための操作を行なうと、このハンドル操作量(回転量)に応じた強度で、パチンコ球が打ち出される。
パチンコ球が打ち出されると、外バンド36及び内バンド38に案内されて盤面32の釘や風車等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落下していく。ここで、始動口46にパチンコ球が入賞すると、乱数カウンタ等を備えた抽選部250により所定の確率下で抽選が開始される。
抽選の結果が当りの場合は、大当たり処理の実行が開始され、予め設定したラウンド数(例えば、15ラウンド)の大当たり処理が実行される。この大当たり処理中は、大入賞口44がほとんど開放状態であるため、遊技者によって有利な状態とすることができる。所定ラウンドの大当たり処理が終了すると、通常の遊技に戻る。
ところで、図柄変動パターンの内、リーチパターンとなると、当選の期待値は飛躍的に高まり、遊技者は表示部43での図柄変動パターン演出を期待感を持って見ることになるが、その反面、全くリーチパターンが選択されない場合(所謂「ハマリ」状態)は、遊技者の遊技意欲が減退する。そこで、本実施の形態では、図柄変動パターンの選択確率モードを所定の条件が成立した場合に、モードの変更を実行し、短いスパンでの「ハマリ」状態の解消を実現した。
以下、図5のフローチャートに従い、図柄変動パターンの選択確率モード設定制御ルーチンを説明する。なお、このルーチンは、始動口46に抽選に有効なパチンコ球の入賞(すなわち、保留の制限内での入賞)があったときに処理されるものである。
ステップ300では、初期設定(電源投入時)として、低確率時カウンタ(リーチアガリカウンタ)274及び通常確率時カウンタ(リーチハマリカウンタ)272をリセット・スタートさせ、次いでステップ302へ移行する。
(通常確率選択モード→高確率選択モード)
まず、通常確率選択モードで遊技が進行し、50回の図柄変動でリーチパターンが選択されないときの流れで説明すると、ステップ302では、図柄変動パターン選択部26において、リーチパターンが選択されたか否かが判断される。このステップ302で否定判定されて、ステップ304へ移行して選択確率設定部262で選択されている実行中のモードが低確率選択モードであるか否かが判断される。
上記の場合、ステップ304で否定判定されるため、ステップ306へ移行して通常確率時カウンタ(リーチハマリカウンタ)272が0(カウントアップ)になったか否かが判断される。
通常確率選択モードでの図柄変動パターン選択が50回に達しない場合は、このステップ306で否定判定され、ステップ308へ移行して通常確率時カウンタ(リーチハマリカウンタ)272を「1」減算してステップ310へ移行し、再度通常確率時カウンタ(リーチハマリカウンタ)272が0になったか(カウントアップしたか)否かが判断される。
このステップ310で否定判定されると、ステップ302へ戻る。また、ステップ310で肯定判定、すなわち通常確率時カウンタ(リーチハマリカウンタ)272が0になった(カウントアップした)と判断し(リーチパターン無しで、50回の図柄変動パターン選択がなされたと判断し)、ステップ312へ移行する。
ステップ312では、選択確率設定部262により高確率選択モードが設定され、次いでステップ314へ移行して高確率選択モードコマンドをモード認識部266、モード変更コマンド生成部267、コマンド出力部258を経て、演出制御部152へ送信する。この送信で、演出制御部152では、例えば、演出制御部152側のモード認識部にて事前予告演出制御をモードに応じて変更し、キャラクタ出現等の期待値を増大するような演出の確率を下げるように制御される。
この高確率選択モードに移行すると、ステップ302で肯定判定、すなわち図柄変動パターン選択部260でリーチパターンが選択されるまで、ステップ302、304、306を繰り返すことになる。言い換えれば、リーチパターンが選択されるまで、高確率選択モードは継続される。
ステップ302で肯定判定(図柄変動パターン種判定部276でのリーチパターンの選択)されると、ステップ316へ移行する。なお、前記通常確率選択モードにおいて、途中でリーチパターンが選択された場合も、ステップ302からステップ316へ移行する。
(通常確率選択モード又は高確率選択モード→低確率選択モード)
ステップ316では、低確率時カウンタ(リーチアガリカウンタ)274がリセット・スタートされ、次いでステップ318へ移行して、選択確率設定部262において、低確率選択モードが設定される。次のステップ320では、モード認識部266で認識したモード(低確率選択コマンド)に基づき、モード変更コマンド生成部267で生成されたコマンド(低確率選択モードコマンド)をコマンド出力部258から演出制御部152へ送信し、ステップ302へ戻る。この送信で、演出制御部152では、高確率選択モードへ移行したときの制限とは反対に、頻繁にキャラクタ出現等の期待値を増大するような演出の確率を上げるように制御される。
(低確率選択モード→通常確率選択モード)
低確率選択モードに設定された状態で、ステップ302でリーチか否かが判断される。この低確率選択モードではリーチパターンが選択される確率は極めて低く、逆にリーチパターンが選択された場合には、当たりの期待値が飛躍的に高いということができる。このため、遊技者は、現在のモードが低確率選択モードであることを認知していれば、非常に期待感を持って図柄変動パターンを見ることになる。なお、認知は、積極的に低確率モードであることを報知してもよいし、遊技者の雑誌、インターネット等からの情報収集による認知であってもよい。
なお、リーチパターンが選択されて、抽選の結果が外れの場合は、ステップ316へ移行して低確率時カウンタ(リーチアガリカウンタ)274がリセット・スタートすることになる。
一方、前記ステップ302で否定判定されると、ステップ304でモード認識部266において低確率モードか否かが判断され、この場合は肯定判定されて、ステップ322へ移行する。
ステップ322では、低確率時カウンタ(リーチアガリカウンタ)274を「1」減算し、次いでステップ324で低確率時カウンタ(リーチアガリカウンタ)274が0になったか(カウントアップしたか)否かが判断され、否定判定された場合は、ステップ302へ戻る。
また、ステップ324で肯定判定されると、3回の低確率選択モードが終了したと判断され、ステップ326へ移行して通常確率時カウンタ(リーチハマリカウンタ)272をリセット・スタートさせ、次いでステップ328で通常確率選択モードに設定する。
次のステップ330では、通常確率選択モードコマンドを演出制御部152へ送信し、ステップ302へ戻る。この送信で、演出制御部152では、低確率選択モードへ移行したときの制御(頻繁にキャラクタ出現等の期待値を増大するような演出の確率を上げる制御)を解除するように制御される。
以上説明したように本実施の形態では、選択確率設定部262において、3種類のモードを準備しておき、通常確率選択モードにおいて、50回の図柄変動パターン選択機会でリーチパターンが選択されないと、高確率選択モードへ移行させ、通常確率選択モード又は高確率選択モードにおいて、リーチパターンが選択されると、低確率選択モードへ移行させ、低確率選択モードにおいて、3回の図柄変動パターン選択機会が終了すると、通常確率選択モードへ移行させ、低確率選択モードにおいて、リーチパターンが選択されると、低確率時カウンタがリセット・スタートし、低確率選択モードを継続させるようにしたため、所謂「ハマリ」状態を回避することができ、遊技の趣向性が高まり、稼動率を上げることができる。当たり後は、当たりリーチパターンを経ることになるので、低確率選択モードから始まることになる。しかし、当たり後は、通常状態から始まるように制御してもよい。
なお、本実施の形態では、遊技状態を通常遊技状態として説明したが、大当たりの特典として、時短(時間短縮)遊技状態と、確変(確率変動)遊技状態とが一般的になされる。このような、遊技状態において、それぞれ図柄変動パターン選択確率や、モード変更条件を設定することが好ましい。例えば、主制御部150における通常状態制御部254において時短遊技状態、確変遊技状態を検出し、その状態に応じて、しきい値変更信号をしきい値メモリに出力して、それに基づき、設定を行うようにすればよい。
表2は、時短遊技状態における図柄変動パターン選択確率を示している。
Figure 2005253880
また、この時短遊技状態では、通常確率時カウンタ272(リーチハマリカウンタ)のカウントアップ値は80、低確率時カウンタ274(リーチアガリカウンタ)のカウントアップ値は3としている。
表3は、確変遊技状態における図柄変動パターン選択確率を示している。
Figure 2005253880
また、この確変遊技状態では、通常確率時カウンタ272(リーチハマリカウンタ)のカウントアップ値は70、低確率時カウンタ274(リーチアガリカウンタ)のカウントアップ値は3としている。
なお、上記数値は、本発明を限定するものではなく、通常確率、低確率、高確率で確率のバランスがとれていれば(低確率値<通常確率値<高確率値)、特に数値は限定されるものではない。
さらに、各モードの状態を表示部43等で遊技者に報知するように制御するものでもよい。例えば、保留ランプ100の色を変更する、表示部43の画面の状態を変更する、等が考えられる。
本実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。 本実施の形態に係る遊技盤の正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ機の制御系の概略を示すブロック図である。 主制御部におけるモード設定制御のための機能ブロック図である。 図柄変動パターンの選択確率モード設定制御ルーチンを示す制御フローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
32 遊技盤
43 表示部
44 大入賞口
46 始動口
54 アウト口
100 保留ランプ
150 主制御部
152 演出制御部
156 図柄・音声制御部
168 始動入賞センサ
250 抽選部
252 当/外判定部
254 遊技状態制御部
256 コマンドが生成部
258 コマンド出力部
260 図柄変動パターン選択部
262 選択確率設定部(選択確率変更手段、モード移行制御手段)
264 選択確率モードメモリ(モード記憶手段)
266 モード認識部
267 モード変更コマンド生成部
268 通常確率カウンタ起動部
270 低確率カウンタ起動部
272 通常確率時カウンタ(モード移行制御手段)
274 低確率時カウンタ(モード移行制御手段)
276 図柄変動パターン種選択部
278 リセット部

Claims (4)

  1. 遊技球が遊技盤面上の始動入賞口に入賞することで所定の抽選確率の下で抽選が実行され、当選の期待値に基づいて、所定の選択確率の下で、複数種類の図柄変動パターンから選択された図柄変動パターンによって、前記抽選結果の報知演出を実行する図柄変動パターン演出表示装置を備えた遊技機であって、
    前記期待値のしきい値を定め、当該しきい値未満の期待値の図柄変動パターンが連続して所定回数選択された場合に、前記選択確率を変更する選択確率変更手段を有する遊技機。
  2. 遊技球が遊技盤面上の始動入賞口に入賞することで抽選が実行され、当選の期待値に基づいて複数種類の図柄変動パターンから選択された図柄変動パターンによって、前記抽選結果の報知演出を実行する図柄変動パターン演出表示装置を備えた遊技機であって、
    予め設定される確率の下で図柄変動パターンを選択する通常確率選択モード、前記所定以上の期待値の図柄変動パターン選択確率を高くする高確率選択モード、並びに前記所定以上の期待値の図柄変動パターン選択確率を低くする低確率選択モード、を記憶するモード記憶手段と、
    前記通常確率選択モードでの所定回数の遊技で前記所定以上の期待値の図柄変動パターン演出が選択されなかったときに前記高確率選択モードへ移行し、前記通常選択確率モード又は高確率選択モードの何れかにおいて前記所定以上の期待値の図柄変動パターン演出が実行されたときに前記低確率選択モードへ移行し、前記低確率選択モードでの所定回数の遊技終了後に前記通常確率選択モードへ移行するモード移行制御手段と、
    を有する遊技機。
  3. 前記所定以上の期待値の図柄変動パターンが、複数の変動図柄配列の内、最終停止図柄以外の図柄が、当選時の図柄配列となるリーチパターンであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記所定の確率の下での抽選を行う通常遊技状態に対して、所定の条件が成立した場合の特典として、前記抽選の確率が高まる高確率遊技状態、或いは図柄変動パターン演出時間を短縮することで単位時間当たりの抽選の機会を増加させる時短遊技状態、の少なくとも一方へ遊技状態を移行させる遊技状態変更手段をさらに有し、前記遊技状態のそれぞれに基づいて、前記遊技状態変更手段により変更される遊技状態のそれぞれに基づいて、前記通常確率選択モードで実行される前記所定回数、前記低確率選択モードで実行される遊技の前記所定回数が、それぞれ設定されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の遊技機。
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