JP2005253648A - 食器洗浄乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 インペラ回転軸25と一体的に構成されたインペラ支持具27は,図2(b)のように洗浄槽底壁3に装着されており,インペラ8に設けられたマグネット21とモータ9の回転子7に設けられたマグネット22とは磁気的に結合している。したがって,モータ9が回転をはじめると,回転子7の回転に同期してインペラ8が回転する。
インペラ回転軸25と一体に構成されたインペラ支持具27は洗浄槽底壁3に着脱可能に取り付けられるものであり,インペラ支持具27の装着時には,インペラ支持具27に設けられた突出子23が洗浄槽底壁3に設けられた前記下カバー1cの受け孔24に嵌合され装着される。
【選択図】 図2
Description
乾燥工程においては,図5に示すように,洗浄槽101内の空気を換気する換気ファン106が作動することによって,外部の空気は洗浄槽101内に供給され,加熱ヒータ105によって加熱されて食器かご102に載置された食器を乾燥する。そして,洗浄槽101内の空気は排気口110から排出される。
このとき,モータ112がインペラ108を駆動することにより,洗浄槽101内の温められた空気は,矢印で示すように撹拌されて洗浄槽101内に十分に行き渡ることができるので,食器の乾燥むらを防止することができ,乾燥性能を向上させている(特許文献1)。
また,食器洗浄の始終において,インペラ108に食器の汚れなどが付着した場合でもインペラ108が固定されているため着脱ができず,清掃が容易にできなかった。
このように,前記インペラと前記モータとが磁気的に結合されているため,前記洗浄槽外に設けられた前記モータが前記洗浄槽壁を隔てて設けられた前記インペラを駆動させることができる。したがって,上記洗浄槽壁に孔を設ける必要がないので,前記洗浄槽内の洗浄水およびすすぎ水の漏水が生じないので安全性を向上させることができ,また,前記孔を設ける際には必要な漏水防止用部材を削減することができる。
このように,上記インペラは着脱することができるので保守性が向上し,食品カス等が付着した場合などには,前記インペラを容易に洗浄することができるので前記インペラを清潔に保つことができる。
これにより,前記インペラを保護した上で,前記洗浄槽内の空気を攪拌させることができる。
これにより,前記インペラに直接的に洗浄水や残菜などが衝突,若しくは付着することを防ぐことができる。
これにより,前記カバー部材を開閉することにより,上記インペラを容易に前記洗浄槽壁から着脱することができる。
これにより,上記インペラの取り付け不完全を防止することができるので,取り付け不完全な状態での駆動に起因する故障,前記インペラの破損,食器の破損などを防止することができる。
これにより,前記カバー部材が適正に装着されない場合には,上記インペラの取り付け不完全を認識することができるので,取り付け不完全な状態での駆動に起因する故障,前記インペラの破損,食器の破損などを防止することができる。
これにより,上記カバー部材に設けられた前記通気口を,前記カバー部材を前記洗浄槽壁に固定する手段として併用することができる。
これにより,洗浄水や残菜などが上記インペラの外周部に滞留することを防止し,前記インペラの始動トルクを減少させることができる。したがって,上記モータは始動トルク容量の小さなものを採用することが可能である。
これにより,上記インペラと上記モータとが磁気的に結合している場合には前記インペラが前記モータのほうへ引き寄せられており,前記磁気的な結合が成立しなくなった場合には前記インペラは上方向に移動するため,前記インペラと前記モータとが吸引,反発を繰り返すことにより発生する騒音を防止することができる。
これにより,上記インペラと上記モータとが磁気的に結合している場合には,前記インペラが前記モータのほうへ引き寄せられており,前記磁気的な結合が成立しなくなった場合には,前記インペラは上記バネ部材部材により上方向に移動させられるため,前記インペラと前記モータとが吸引,反発を繰り返すことにより発生する騒音を防止することができる。
ここに,図1は本発明に係る食機洗浄乾燥機Yの概念図,図2は図1におけるA−A断面の詳細図であって,(a)は分解図,(b)は組立て図,図3は上カバー11の詳細図であって,(a)は側面図,(b)は(a)におけるB−B断面図,図4はインペラ8を中心とした拡大図であって,(a)は図2(a)の状態図,(b)は図2(b)の状態図である。
上記インペラ回転軸25と一体に構成されたインペラ支持具27は洗浄槽底壁3に着脱可能に取り付けられるものであり,インペラ支持具27の装着時には,インペラ支持具27に設けられた突出子23が洗浄槽底壁3に設けられた前記下カバー1cの受け孔24に嵌合され装着される。そして,前記上カバー11は仕切壁1aに設けられた前記円筒部1bに形成された複数のカバー固定部材26と係合することで該円筒部1bに固定される。このとき,上カバー11に設けられた複数の通気口31は,カバー固定部材26と嵌合若しくは係合するための被嵌合若しくは被係合部としての役割を果たす。したがって,複数の通気口31のいずれかを選択的に被嵌合若しくは被係合部として利用することができるため,上カバー11の取付け方向などを危惧することなく取付けが容易にできる。もちろん取外しも容易である。
そして,インペラ支持具27の取外し時には,上カバー11を取外してから,インペラ支持具27の突出子23を洗浄槽底壁3の受け孔24から取外す。このようにして取外したインペラ支持具27と一体的に構成されたインペラ回転軸に取付けたインペラ8は,容易に洗浄することができるため,インペラ8を清潔に保つことができる。
上記乾燥工程において,インペラ回転軸25と一体的に構成されたインペラ支持具27は,図2(b)のように洗浄槽底壁3に装着されており,インペラ8に設けられたマグネット21とモータ9の回転子7に設けられたマグネット22とは磁気的に結合している。したがって,モータ9が回転をはじめると,回転子7の回転に同期してインペラ8が回転する。これによって,上記乾燥工程における洗浄槽1内の空気を攪拌することができるので食器の乾燥むらを防ぎ,乾燥性能を向上させることができる。
このように,インペラ8は,モータ9の回転子7と磁気的に結合することによって回転子7の回転に同期して回転するため,洗浄槽底壁3にはモータ9の駆動力をインペラ8に伝達するための孔を設ける必要がない。したがって,洗浄槽1外への洗浄水の漏水を防止することができ,また,前記孔を設ける場合には必要な漏水防止部材を削減することができる。
また,インペラ支持具27が洗浄槽底壁3に装着され,上記磁石の同期が完成し,互いの磁石21,22が引き合っている状態では,図4(b)に示すように前記磁気的な結合の成立によりインペラ8はモータ9の方向(下方向)に引き寄せられている。
これによって,前記駆動状態において,たとえば,食品カスの付着によるインペラ8の回転負荷の増大によりインペラ8とモータ9の回転子7とが正常に磁気的に結合しなくなった場合には,インペラ8はバネ29によって,モータ9の回転子7との磁気的な結合の成立しない位置に移動させられ,モータ9が回っているかぎり磁気的結合は成立しないため,インペラ8が回転子7と吸引,反発を繰り返すことにより生じるマグネットブザーに似た原理で発生する騒音を防止することができる。但し,インペラ8とモータ9の回転子7の回転が減速すれば,再び前記磁気的な結合が成立し,インペラ8はモータ9の方向に引き寄せられ,インペラ8が回転を再開することはあり得る。
また,ここでは,駆動状態において,インペラ8とモータ9の回転子7とが正常に磁気的に結合しなくなった場合にインペラ8をモータ9の回転子7との磁気的な結合の成立しない位置に移動させる手段としてバネ29を採用しているが,前記効果を奏すればこれに限るものではない。
1a…仕切壁
1b…円筒部
1c…下カバー
2…食器かご
3…洗浄槽底壁
4…洗浄ノズル
5…加熱ヒータ
6…換気ファン
7…回転子
8…インペラ
8a…インペラの傾斜
9…モータ
10…排気口
11…カバー
21,22…マグネット
23…突出子
24…受け孔
25…インペラ回転軸
26…カバー固定部材
27…インペラ支持具
28…モータ駆動軸
29…バネ
30…係止部材
31…通気口
Claims (11)
- 食器類を載置する食器かごを収納する洗浄槽と,前記洗浄槽内の水を循環させる洗浄ポンプと,食器等に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと,前記洗浄槽内の洗浄水及び/又は空気を加熱する加熱ヒータと,前記洗浄槽内を換気する換気ファンと,前記換気ファンとは別に設けられ,前記洗浄槽内の洗浄水及び/又は空気を撹拌するインペラと,前記インペラとは前記洗浄槽を囲む洗浄槽壁を隔てて設けられ,前記インペラを駆動させるモータとを備えた食器洗浄乾燥機において,
前記インペラと前記モータとが前記洗浄槽壁を隔てて磁気的に結合されてなることを特徴とする食器洗浄乾燥機。 - 前記インペラが,前記洗浄槽壁上に着脱自在に設けられてなる請求項1に記載の食器洗浄乾燥機。
- 前記インペラが,1乃至複数の通気口を備えた囲繞部材により囲まれてなる請求項1又は2に記載の食器洗浄乾燥機。
- 前記インペラ上部の前記囲繞部材は,透過性のないカバー部材により構成されてなる請求項3に記載の食器洗浄乾燥機。
- 前記カバー部材は開閉自在である請求項4に記載の食器洗浄乾燥機。
- 前記インペラが正常に装着されていないことを表示する異常装着表示手段を更に備えてなる請求項2〜5のいずれかに記載の食器洗浄乾燥機。
- 前記異常装着表示手段が,前記インペラを正常に装着されない場合に前記カバー部材が適正に装着されないことによって,前記インペラが正常に装着されていないことを表示するものである請求項6に記載の食器洗浄乾燥機。
- 前記洗浄槽壁に前記カバー部材を固定するための1又は複数の固定部材を備え,
前記1乃至複数の通気口は,前記カバー部材に設けられており,
前記カバー部材は,前記通気口に前記固定部材が嵌合若しくは係合することにより前記洗浄槽壁に固定されてなる請求項4〜7のいずれかに記載の食器洗浄乾燥機。 - 前記インペラは,上方向に向けて外向きに傾斜してなるものである請求項1〜8のいずれかに記載の食器洗浄乾燥機。
- 前記インペラが前記モータの駆動軸の方向に摺動自在に設けられ,
前記インペラと前記モータとが磁気的に結合されている時には前記インペラが前記モータの方向へ引き寄せられてなる請求項1〜9のいずれかに記載の食器洗浄乾燥機。 - 上方向に前記インペラを常時付勢するバネ部材を備え,
前記磁気的な結合が成立していない場合には,前記バネ部材によって,前記インペラが上向きに移動させられてなる請求項10に記載の食器洗浄乾燥機。
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