JP2005251856A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体素子と第3の金属体とを接合する第2の接合材が、接合時において、半導体素子の主電極から外側にはみ出すことによる半導体素子の動作不良を抑制することができる半導体装置を提供する。
【解決手段】 半導体素子1と、半導体素子1の裏面2側に設けられた第1の金属体3と、半導体素子1の表面4側に設けられた第2の金属体5と、半導体素子1と第2の金属体5との間に設けられた第3の金属体6とを備えた半導体装置において、第3の金属体6の半導体素子1と対向する主表面21の大きさを、半導体素子1の主電極11と同じ、もしくはそれよりも小さくする。そして、第3の金属体6の側面23に、第3の金属体6の半導体素子1の主電極11と対向する面21からその反対側の面22にいたって、スリット(溝)6aを設け、接合時に余剰となった第2の接合材を溜め込み、外側へのはみ出しを防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、本発明は、半導体素子の両側を一対の金属体で挟んでなり、装置のほぼ全体が樹脂でモールドされてなる半導体装置に関する。
図14に従来における半導体装置の一例を示す。図14では、半導体装置の断面構造を示している。図14に示すように、従来より、半導体素子1と、半導体素子1の裏面2側に設けられ電極と放熱体とを兼ねる第1の金属体3と、半導体素子1の表面4側に設けられ電極と放熱体とを兼ねる第2の金属体5と、半導体素子1の表面4と第2の金属体5との間に設けられた第3の金属体6と、半導体素子1、第1の金属体3および第2の金属体5を包み込むように封止するモールド樹脂7とを備えた半導体装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
第1の金属体3と半導体素子1は第1の接合材8により接合され、半導体素子1と第3の金属体6は第2の接合材9により接合され、第3の金属体6と第2の金属体5は第3の接合材10により接合されている。また、第1〜第3の接合材8〜10としては、例えば、半田が用いられている。
図15(a)に、図1中の半導体素子1と第3の金属体6の平面拡大図を示し、図15(b)に、図15(a)中の半導体素子1および第3の金属体6のA−A’線断面図を示す。なお、図15(a)は、図14中の半導体装置を図中上方向から見たときの図であり、第3の接合材10、第2の金属体5、モールド樹脂7が省略されている。
半導体素子1は、図15(b)に示すように、表面4に、主電極11と、主電極11の周辺の絶縁部12が設けられている。その絶縁部12にはボンディングパッド13が設けられている。そして、ボンディングパッド13は、図14、15に示すように、リードフレーム14とボンディングワイヤ15によりワイヤボンディングされている。また、主電極11は、図15(b)に示すように、第2の接合材9を介して、第3の金属体6と接続されている。なお、第2の接合材9は、通常、図15(a)、(b)に示すように、主電極11と同等の大きさか、もしくはそれよりも小さく、主電極11より外側に、はみ出していない。
特開2001−156225号公報
上記した構造の半導体装置は、例えば、以下のようにして製造される。
まず、第1の金属体3と半導体素子1と第3の金属体6とを接合する工程を行う。すなわち、第1の金属体3の上に、半田箔(第1の接合材8)と、半導体素子1と、半田箔(第2の接合材9)と、第3の金属体6とを積層する(図14、15参照)。なお、半田箔9は、半導体素子1の主電極11と面積が同等もしくはそれよりも小さいものである。
その後、加熱装置(リフロー装置)を用いて加熱処理(リフロー処理)を施し、上記半田箔8、9を溶融させることで、第1の金属体3と半導体素子1、半導体素子1と第3の金属体6を接合する。このとき、第1の金属体3と第3の金属体6を押し合わせるように、第1の金属体3と第3の金属体6に対して、応力を加える。
そして、半導体素子1のボンディングパッド13とリードフレーム14とを、ボンディングワイヤ15でワイヤボンディングする工程を行う。
次に、第3の金属体6に第2の金属体5を積層する工程を行う。すなわち、第3の金属体6の上に、半田箔(第3の接合材10)と、第2の金属体5とを積層する(図14参照)。
その後、第3の金属体6と第2の金属体5を接合する工程(最終的な全体の接合をする工程)を行う。すなわち、積層された第1の金属体3、半導体素子1、第3の金属体6、第2の金属体5を、リフロー装置を用いてリフロー処理を施すことで、全体の温度を半田の融点以上の温度とし、上記半田箔8、9、10を溶融させる。このときも、第1の金属体3と第2の金属体5を押し合わせるように、第1の金属体3と第2の金属体5に対して、応力を加える。
そして、全体の温度を半田の融点以下の温度とすることで、第1の金属体3、半導体素子1、第3の金属体6、第2の金属体5を接合する。
続いて、接合された第1の金属体3、半導体素子1、第3の金属体6、第2の金属体5をモールド樹脂7により封止する工程を行う。以上の方法により、上記した構造の半導体装置が製造される。
しかし、この製造方法では、第1の金属と第3の金属とを接合する工程や、最終的な全体の接合の工程において、第1〜第3の接合材8〜10の供給量を一定となるように制御しているが、接合時に第1の金属体3、第3の金属体6もしくは第2の金属体5から生じる圧力のばらつき等により、第1〜第3の接合材8〜10がはみ出す場合がある。
例えば、最終的な全体の接合の工程において、第1〜第3の接合材8〜10が均等に溶けず、第1〜第3の接合材8〜10のうち、第2の接合材9が先に溶けた場合、第2の接合層9に強い圧力が加えられたのと同様の状態となる。このため、液状となった第2の接合層9が主電極11よりも外側に広がり、図16(a)、(b)に示すように、主電極11からはみ出ることがある。なお、図16(a)、(b)は、第2の接合材9がはみ出したときの様子を示す図である。
また、接合時に、各第1〜第3の接合材8〜10、例えば、第2の接合材9の全体が均等に溶けず、片側から先に溶け始めた場合、その第2の接合材9の先に溶け始めた側が押しつぶされることで、液状となった第2の接合材9がはみ出すことが考えられる。
このような場合、特に、半導体素子1の上側に位置する第2の接合材9が主電極11からはみ出す場合、以下のような問題が生じる。
(1)第2の接合材9が主電極11の上から外側にはみ出し、図16(a)、(b)の領域Bに示すように、第2の接合材9aがボンディングパッド13まで到達した場合、ボンディングパッド13と主電極11とが短絡したり、ボンディングワイヤ15同士が短絡したりする。このため、半導体素子1が動作不良となる。
(2)第2の接合材9が半導体素子上から外側にはみ出し、図16(a)、(b)の領域Cに示すように、第2の接合材9bが半導体素子1の側面を伝って、第1の金属体3の表面上に到達した場合、半導体素子1の裏面2と表面4とが短絡する。このため、半導体素子1が動作不良となる。
なお、上記した問題を防止する方法としては、半導体素子1における絶縁部12の領域を広くすることで、主電極11とボンディングパッド13との間の絶縁性や、半導体素子1の裏面2と表面4との間の絶縁性を確保する方法が考えられる。しかし、この方法では、半導体素子1のサイズが必要以上に大きくなるため、好ましくない。
本発明は、上記点に鑑み、半導体素子1と第3の金属体6とを接合する第2の接合材9が、半導体素子1の主電極11から外側にはみ出すことによる半導体素子1の動作不良を抑制することができる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第3の金属体(6)に、半導体素子(1)と対向する面(21)に、窪み(6a、6b、6c)を設けたことを特徴としている。
本発明によれば、半導体装置の製造において、半導体素子と第1の金属体とを流動性のある第2の接合材で接合するとき、第2の接合材に余剰分が生じても、その余剰分が半導体素子1からはみ出る前に、その余剰分を第3の金属体の窪みに溜め込むことができる。
これにより、接合時において、第2の接合材が半導体素子の主電極上から外側にはみ出るのを抑制することができる。この結果、接合時において、第2の接合材が半導体素子の主電極上から外側にはみ出すことによる半導体素子の動作不良の発生を抑制することができる。
なお、窪みの配置場所は、第3の金属体の半導体素子と対向する面(21)、言い換えると、第3の金属体の半導体素子と接続される面内であれば、どの場所でも良い。例えば、第3の金属体の半導体素子と対向する面の全面や、その面の中央部や、請求項2に示すように、その面の外周部に、窪み(6a、6b、6c)を配置することもできる。また、第3の金属体における外周の全域やその一部に窪みを配置することができる。
また、請求項3に示すように、第3の金属体(6)の半導体素子(1)と対向する面(21)の最外周であって、第3の金属体(6)の側面(23)に沿って、窪み(6a、6b、6c)を形成することもできる。
また、請求項4に示すように、窪み(6a、6b、6c)を構成する面(24、25a、25b)における半田の濡れ性を、第3の金属体(6)の半導体素子(1)と接合される面(21)における半田の濡れ性と同等、もしくはそれよりも高くすることが好ましい。窪みに半田が流れ込みやすくするためである。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態の第1の例における半導体装置の一部を示す。図1(a)は、半導体素子1と第3の金属体6との接合面に対して垂直な方向からこれらを見た図であり、図1(b)は、図1(a)中の半導体素子1と第1の金属体3のD−D’線断面図である。なお、図1は図15に対応する図であり、図1では、図15と同様の構造部に、図15と同一の符号を付している。
本実施形態の半導体装置は、第3の金属体6の構造のみが、図14、15に示す従来の半導体装置と異なるものであり、他の構造部については、図14、15に示す従来の半導体装置と同様である。したがって、以下では、主に第3の金属体6について説明し、他の構造部については、説明を一部省略する。
第3の金属体6は、図1(a)、(b)に示すように、向かい合う一組の略正方形形状の主表面21、22と、向かい合う二組の長方形形状の側面23とを有する直方体形状である。第3の金属体6における主表面21、22の形状が略正方形となっているのは、半導体素子1の主電極11の形状が略正方形だからである。なお、側面23は、主表面21、22に対して垂直となっている。
なお、図1(a)では、第3の金属体6における主表面21、22の形状は略正方形であるが、主電極11の形状が他の形状の場合、主電極11の形状に合わせて、主表面21、22の形状を他の形状とすることもできる。側面23の形状についても同様に他の形状とすることもできる。
第3の金属体6の主表面21、22は、図1(a)に示すように、主電極11よりも一回り小さくなっている。主表面21、22の大きさは、主電極11に対する比が1もしくはそれよりも小さくなっていれば良い。
第3の金属体6における主表面21、22のうち、半導体素子1の主電極11と対向する面21が、第2の接合材9を介して、主電極11と接続されている。
第3の金属体6の4つの側面23には、複数のスリット(溝)6aが形成されている。このスリット6aが本発明の窪みに相当する。スリット6aは、図1(a)に示すように、主表面21、22に対して垂直な方向から見たとき、3辺(3面)24、25a、25bから構成されており、各辺24、25a、25b同士がなす角が例えば90°である四角形形状となっている。また、1つのスリット6aは、第3の金属体6における半導体素子1の主電極11と対向する面21から、その面の反対側の面22にいたって、側面23に形成されている。
すなわち、第3の金属体6において、半導体素子1に対向する主表面21と、第2の金属体5に対向する主表面22との両方の面は、図1(a)に示すように、四角形をなすように配置された3辺24、25a、25bを有している。そして、図示しないが、これらの3辺(3面)24、25a、25bは、それぞれ四角形の面であり、これらの面24、25a、25bによって、スリット6aが構成されている。
また、スリット6aは、所定の間隔Iで、各側面23に配置されており、第3の金属体6の外周全域に配置された状態となっている。
第3の金属体6は、例えば、金メッキが施された銅により構成されている。そして、スリット6aを構成する面24、25にも、金メッキが施されている。このように、金メッキが施されることで、銅の酸化による半田の濡れ性の悪化が抑制される。また、金は半田の濡れ性が高い。したがって、第3の金属体6の主電極11と対向する面21と、スリット6aを構成する面24、25とは、ともに半田の濡れ性が高くなっている。
次に、本実施形態の半導体装置の製造方法について説明する。本実施形態における半導体装置の製造方法は、上記した構造の第3の金属体6を用意する点を除いて、上記発明が解決しようとする課題の欄で説明した製造方法と同様である。したがって、第3の金属体6の形成方法のみを説明する。
上記した形状の第3の金属体6の形成方法としては、例えば、銅板を型で打ち抜くことで、図1(a)に示す形状の第3の金属体6を形成する方法を採用することができる。他にも、例えば、一度、直方体に成形された第3の金属体6を用意し、この第3の金属体6に、加工具を押し当てたり、切削具で削りとったりすることで、側面23にスリット6aを形成する方法を採用することもできる。そして、図1に示す形状の第3の金属体6に対して金メッキを施す。
本実施形態では、以上説明したように、第3の金属体6の主表面21、22は、半導体素子1の主電極11よりも面積が小さくなっている。そして、第3の金属体6の外周全域にスリット6aが形成されている。すなわち、第3の金属体6の主表面21、22のうち、半導体素子1の主電極11と対向する面21であって、その面21の最外周の領域から、側面23に沿って窪み6aが形成されている。
このため、半導体装置の製造の際、第1の金属3と第3の金属6とを接合する工程や、最終的な全体の接合の工程において、半導体素子1と第3の金属体6との間の第2の接合材(例えば、半田)9が熱により溶け、液状となった場合であって、第1の金属体3等から生じた圧力のばらつきによって、半田9に余剰分が生じたとき、その余剰分は第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21からスリット6aに流れ込む。これにより、図1(b)に示すように、半田9の余剰分9cをスリット6aの内部に蓄えることができる。
半田9の余剰分9cをスリット6aの内部に蓄えることに関して、本実施形態では、以下のことが言える。図14、15に示す従来の半導体装置のように第3の金属体6の側面が平面である場合と比較して、スリット6aが形成されていることから、第3の金属体6の沿面距離(側面の表面積)が増加している。そして、スリット6aを構成する面24、25は、第3の金属体6の主電極11と対向する面21と同様に、半田の濡れ性が高くなっている。また、一般に、溶けて液状となった半田は、濡れ性の高い面に沿って流れることが知られている。
したがって、本実施形態では、第3の金属体6の側面23は、図14、15に示す従来の半導体装置と比較して、半田が濡れることができる領域が増加している。このため、余剰分の半田9cが、スリット6aを構成する面24、25に沿って、はい上がりやすくなっている。すなわち、余剰分の半田9cがスリット6aの内部に流れ込みやすくなっている。
また、本実施形態では、このスリット6aが細い管のように機能するため、第3の金属体6のスリット6aの内部に、毛管現象により、液状となった半田が流れる。このことからも、余剰分の半田9cが、スリット6aの内部に流れ込みやすくなっている。
この結果、接合の工程において、第2の接合材9が半導体素子1の主電極11の上から外側にはみ出るのを抑制することができる。このため、接合の工程において、第2の接合材9が半導体素子1の主電極上や、半導体素子1の表面4の上から外側にはみ出すことによる半導体素子1の動作不良の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、第3の金属体6の半導体素子1に対向する面21のうち、外周部にのみ窪み(スリット)6aが形成されている。
半導体素子1と第3の金属体6とが接合される工程では、半導体素子1と第3の金属体6との間に配置される半田箔9が熱により溶かされることで、液状となった半田9が第3の金属体6に対して濡れることで、半田により半導体素子1と第3の金属体6とが接合される。
かりに、第3の金属体6の半導体素子1に対向する面21のうち、中央部にも窪み6aが形成されている場合、液状となった半田9が先に窪み6aに流れ込む。この場合、第3の金属体6の半導体素子1に対向する面21の全域に半田が行き渡らないおそれが生じる。
これに対して、本実施形態では、第3の金属体6の外周にのみ窪み6aが配置されているので、上記した問題の発生を抑制することができる。すなわち、本実施形態では、第3の金属体6の半導体素子1に対向する面21の全域に半田が行き渡った後、半田9の余剰分9cが半導体素子1からはみ出る前に、半田9の余剰分9cを窪み6aに流れ込ませることができる。
図2(a)、(b)、(c)に、本実施形態の第2、3、4の例における第3の金属体6の形状を示す。これらの図は、図1(a)中の一点鎖線で囲まれた領域における主電極11と第3の金属体6に相当する図である。
図1(a)では、第3の金属体6の主表面21、22に対して垂直な方向からスリット6aを見たときのスリット6aの形状を、3辺24、25により構成された四角形形状とした場合を示しているが、スリット6aの形状を他の形状とすることもできる。
すなわち、図2(a)に示すように、スリット6aを2辺26、27で構成し、三角形状とすることもできる。また、図2(b)に示すように、スリット6aを4辺28、29、30、31で構成し、五角形形状とすることもできる。なお、4辺に限らず、スリット6aを複数の辺で構成し、多角形形状とすることができる。
また、図2(c)に示すように、スリット6aを曲線状の1辺32で構成し、U字型形状とすることもできる。
なお、スリット6aの形状は、半田を蓄えるという観点から、スリット6aを構成する面全体の表面積が大きくなり、加工性の観点から加工しやすい形状となるように、適宜選択されるものである。
また、本実施形態では、第3の金属体6の外周全域に複数のスリット6aを配置する場合を例として説明したが、第3の金属体6の外周の一部にスリット6aを配置することもできる。例えば、4つの側面23のうち、2つの側面23にのみスリット6aを配置することもできる。
また、本実施形態では、図1(a)、(b)に示すように、スリット6aが、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21からその反対側の主表面22にいたって、側面23に形成されている場合を説明したが、必ずしも、反対側の主表面22にいたってスリット6aが形成されていなくても良い。第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21から側面23に沿ってスリット6aが形成されていれば良く、スリット6aの形状を、以下に説明する形状にすることもできる。
図3に、本実施形態の第5の例における半導体装置の断面構成を示す。図3は、図1(b)に対応する図であり、図1に示されるスリット6aの変形例を示す図である。例えば、図3に示すように、スリット6aの深さTを、第3の金属体6における主表面21、22に対して垂直な方向の厚さよりも小さくすることもできる。このように、半導体素子1に対向する主表面21からの深さTを適宜選択することができる。
ここで、スリット6aが、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21からその反対側の主表面22にいたって、側面23に形成されている場合では、最終的な全体の接合工程において、第3の金属体6と第2の金属体5との間に配置された第3の接合材(例えば半田)10が液状となったとき、第3の接合材10がスリット6aを伝って、濡れ落ちるおそれがある。そして、第3の接合材10が濡れ落ちると、第2の接合材9の量が増加する。このため、第2の接合材9が半導体素子1の主電極11から外側にはみ出すおそれがある。
これに対して、第5の例では、図3に示すように、第3の金属体6の主表面21、22のうち、第2の金属体5に対向する面22まで、スリット6aが到達していない。このため、最終的な全体の接合工程において、第3の接合材10がスリット6aを伝って、濡れ落ちるのを防ぐことができる。
図4、5に、本実施形態の第6、7の例における第3の金属体6の形状を示す。各図の(a)は、図1(a)中の一点鎖線で囲まれた領域における主電極11と第3の金属体6に相当する図であり、各図の(b)は、各図の(a)中のE−E’線断面図であり、各図の(c)は、各図の(a)の第3の金属体6等を矢印Fの方向で見たときにおける第3の金属体6等の側面図である。各図の(d)は、スリット6aの形状を説明するための第3の金属体6の斜視図であり、図(d)では、便宜上、1つのスリット6aのみ示している。
なお、図4は、図1に示されるスリット6aの変形例を示す図であり、図5は、図2(a)に示されるスリット6aの変形例を示す図である。また、これらの図では、図1と同様の構成部には、図1と同じ符号を付している。
第1の例では、スリット6aを構成する3面24、25a、25bの形状は、全て四角形であったが、第6の例では、図4(d)に示すように、スリット6aを構成する3面24、25a、25bのうち、対向する2面25a、25bの形状を直角三角形とすることもできる。
第6の例では、図4(a)、(d)に示すように、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21において、スリット6aを構成する3辺(3面)24、25a、25bが四角形形状に配置されている。
また、図4(b)、(c)、(d)に示すように、形状が直角三角形である2面25a、25bの頂点25c、25dは、第3の金属体6の第2の金属体5に対向する主表面22の一辺に位置している。すなわち、スリット6aの深さTは、第3の金属体6の厚さと同じ大きさである。
このように、第6の例では、スリット6aは、第3の金属体6の第2の金属体5に対向する主表面22に到達していない。したがって、第6の例においても、第5の例と同様の効果を有している。
また、第7の例では、図5(a)、(d)に示すように、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21において、スリット6aを構成する2辺(2面)26、27が3角形形状をなすように配置されている。
そして、2面26、27の形状は、図5(d)に示すように、三角形形状である。そして、図5(b)、(c)、(d)に示すように、2面26、27の頂点26a、27aも、第3の金属体6の第2の金属体5に対向する主表面22の一辺に位置している。
したがって、第7の例においても、スリット6aは、第3の金属体6の第2の金属体5に対向する主表面22に到達していないため、第5の例と同様の効果を有している。
なお、第6、第7の例では、スリット6aを構成する三角形形状の面の頂点25c、25d、26a、27aが、第3の金属体6の第2の金属体5に対向する主表面22の一辺に位置し、スリット6aの深さTが、第3の金属体6の厚さと同じ大きさである場合を例として説明したが、スリット6aの深さTが、第3の金属体6の厚さよりも小さくなるように、頂点25c、25d、26a、27aを第3の金属体6の側面23内に配置することもできる。すなわち、第6、第7の例において、スリット6aを構成する三角形形状の面25a、25b、26、27の斜辺25e、25f、26b、27bの長さを、図4、5に示すときよりも短くすることもできる。
また、スリット6aの開口幅W、高さ(奥行き)H、隣り合うスリット6a同士の間隔Iにおいても、これらの必要な大きさは、使用する接合剤の濡れ性や、接合条件、第3の金属体6に施す金メッキ等の表面処理の状態等によって異なるため、使用する接合剤の種類等や接合条件等に応じて、適宜選択することができる。
また、本実施形態では、スリット6aを構成する面23〜32の半田の濡れ性が、第3の金属体6の半導体素子1と対向する主表面21の濡れ性と同等の場合を例として説明したが、スリット6aに余剰分の半田9cをより溜め込み易くするという観点から、スリット6aを構成する面23〜32の半田の濡れ性を主表面21の濡れ性よりも高くすることもできる。
(第2実施形態)
図6に、本発明の第2実施形態の第1の例における半導体装置の一部を示す。図6(a)、(b)は、それぞれ図1(a)、(b)に対応する図である。
第1実施形態では、第3の金属体6の側面23にスリット6aを設けた場合を説明したが、本実施形態のように、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21の外周部(側面23よりもやや内側の部分)に、複数のホール6bを設けることもできる。なお、このホール6bが本発明の窪みに相当する。
ホール6bは、図6(a)に示すように、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21において、外周付近に沿うように形成された円(真円)筒形状の孔である。本明細書で言うホールとは、図6(a)に示すように、縦横の幅Wがほぼ同等であるものを言う。また、ホール6bは、図6(b)に示すように、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21からその反対側の主表面22まで貫通している。
このように、第3の金属体6にホール6bを設けても、第1実施形態と同様の効果を有する。
この場合においても、ホール6bの幅W、ホール6bの深さT、隣り合うホール6b同士の間隔Iを、使用する接合剤の種類等や接合条件等に応じて、適宜選択することができる。
図7に、本発明の第2実施形態の第2の例における半導体装置の一部を示す。図7は、図1(a)に対応する図である。図7に示すように、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21の全面に、ホール6bを配置することもできる。
また、図示しないが、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21の中央部のみにホール6bを設けることもできる。このように、ホール6bの数や、ホール6bの配置場所を、適宜選択することができる。
ただし、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21の中央部にのみ、ホール6bが配置されている場合、以下の問題が生じる。接合の工程において、半田箔9の大きさが、第3の金属体6よりも小さい場合、熱により液状となった半田9が第3の金属体6の外周側に流れる前に、ホール6bの内部に半田9が流れ込む。このとき、十分に温度が高く、半田が溶融し、半田が第3の金属体6に十分に濡れた状態であれば、第3の金属体6の主表面21の全体に半田が行き渡るが、そうでない場合、主表面21の最外周まで半田9が到達しないおそれがある。
したがって、第3の金属体6の主表面21の最外周まで半田を確実に到達させるという観点では、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21において、その面の外周部にホール6bを配置することが好ましい。
また、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21の中央部にも、ホール6bを配置した場合であって、そのホール6bが主表面21、22を貫通していない深さTである場合、ホール6bが深いと、ホール6bの内部に半田が行き渡らず、ボイドとして残ってしまうおそれがある。ボイドが存在すると、それが原因となって第3の金属体6と第2の接合材(半田)9とが剥離するおそれがある。
このため、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21の中央部に、ホール6bを配置する場合では、そのホール6bの深さTを浅くすることが好ましい。
ところで、通常、接合工程では、常圧環境下でリフロー処理を施す。しかし、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21の中央部、または外周部に主表面21、22を貫通していないホール6bを配置する場合では、減圧環境下でのリフロー処理が可能である装置を用いて、第3の金属体6と半導体素子1の間の半田等に対して、減圧環境下でリフロー処理を施すこともできる。これにより、ボイド残りを軽減することができる。
なお、図6、7では、第1の金属体3の主表面21、22に対して垂直な方向から見たときのホール6bの形状を、真円としていたが、真円に限らず、楕円や変形円とすることもできる。また、図8に示すように、四角形とすることもできる。図8は、本実施形態の第3の例における半導体装置の第3の金属体6を示す図である。また、ホール6bの形状を、四角形に限らず、多角形等他の形状とすることもできる。
(第3実施形態)
図9に、本発明の第3実施形態の第1の例における半導体装置の一部を示す。図9(a)、(b)は、それぞれ図1(a)、(b)に対応する図である。
本実施形態のように、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21において、第3の金属体6の外周付近に溝6cを設けることもできる。本実施形態では、この溝6cが本発明の窪みに相当する。
溝6cは、図9(a)に示すように、第3の金属体6の主表面21であって、外周部に、側面23に沿って形成された細長い窪みである。本明細書で言う溝とは、図9(a)に示すように、縦横の長さが同じでないものを意味する。溝6cは、連なった状態で、外周部の全域に配置されている。溝6cは、第1の金属体3の主表面21における最外周(側面23)よりもやや内側に配置されている。
また、図9(b)に示すように、溝6cの断面形状は、3辺で構成された四角形となっている。また、溝6cは、所定の深さTとなっている。本実施形態においても、溝6cを有していることから、第1実施形態と同様の効果を有している。
なお、本実施形態においても、溝6cの幅Wや、深さTを、必要に応じて適宜選択することができる。また、図示しないが、溝6cの断面形状を4辺で構成した五角形形状とすることもできる。また、4辺に限らず溝6cの断面形状を複数の辺で構成した多角形形状とすることもできる。
図10(a)、(b)に、本実施形態の第2の例における半導体装置の一部を示す。図10(a)、(b)は、それぞれ図1(a)、(b)に対応する図である。溝6cの断面形状としては、図10(b)に示すように、溝6cの角に丸みを付けたU字型形状とすることもできる。
図11(a)、(b)に、本実施形態の第3の例における半導体装置の一部を示す。図11(a)、(b)は、それぞれ図1(a)、(b)に対応する図である。図11に示すように、溝6cを、第3の金属体6の主表面21の最外周に配置することもできる。すなわち、第3の金属体6の主表面21から側面23に渡って溝6cを形成することもできる。
なお、本実施形態では、第3の金属体6の半導体素子1に対向する主表面21において、外周部にのみ、溝6cを配置する場合を説明したが、中央部に溝6cを配置することもできる。例えば、溝6cを同心円状に複数配置することで、主表面21の全面に溝6cを配置することもできる。
また、本実施形態では、外周部に1つの連なった溝6cを配置する場合を例として説明したが、溝6c(第3の金属体6の主表面に対して垂直な方向から見たときの形状が細長い窪み)を、外周部に複数配置することもできる。例えば、第3の金属体6の主表面21が四角形であるとき、図示しないが、4つの辺のそれぞれに沿った直線状の溝を外周部に4つ配置することもできる。
(第4実施形態)
図12、13に、本発明の第4実施形態における半導体装置を示す。図12は、半導体装置の断面構成を示す図である。図13は、半導体素子1と第3の金属体6との接合面に対して垂直な方向からこれらを見た図であり、図1(a)に対応する図である。なお、図12では、図14と同様の構成部に、図14と同じ符号を付している。
上記した各実施形態では、1つの半導体素子1を用いた半導体装置を例として説明したが、図12に示すように、2つの半導体素子1を用いた半導体装置においても、本発明を適用することができる。
図12、13に示すように、この半導体装置では、2つの半導体素子1a、1bは、サイズが異なっている。第3の金属体6は、2つの半導体素子1a、1bを覆うことができる大きさとなっている。2つの半導体素子1a、1bに対して、1つの第3の金属体6が半導体素子1の主電極11と接続されている。なお、図13中の破線を斜めに付している領域が半導体素子1の主電極11である。
図13に示すように、第3の金属体6では、図中左側の部分が、大きい方の半導体素子1aにおける主電極11と同じ形状となっている。そして、第3の金属体6における図中左側の部分には、第1実施形態と同様に、側面23a、23b、23cにスリット6aが形成されている。また、第3の金属体6における主表面21のうち、主電極11と対向する領域とそうでない領域との境に、第3実施形態と同様に、直線状の溝6cが形成されている。なお、第3の金属体6の図中左側における溝6cの位置は、主電極11よりも図中右側に位置しており、主電極11に対向する領域の外側に位置している。
一方、第3の金属体6における図13中右側の部分は、側面23a、23dのうち、小さい方の半導体素子1bの上側に位置する部分に、スリット6aが形成されており、第3の金属体6における主表面21のうち、主電極11と対向する領域とそうでない領域との境に、溝6cが形成されている。なお、第3の金属体6の図中右側における溝6cは、小さな半導体素子1bの主電極11に対向する領域内に配置されている。
このように、2つの半導体素子1を用い、これらに1つの第3の金属体6を接合させる半導体装置においても、第3の金属体6にスリット6aや溝6cを設けることで、第1実施形態と同様の効果を持たせることができる。
なお、本実施形態では、サイズが異なる2つの半導体素子1a、2bを用いる場合を例として説明したが、同じ大きさの2つの半導体素子1a、2bを用いることもできる。また、本実施形態では、2つの半導体素子1a、1bを用いる場合を例として説明したが、半導体素子1の数は2つに限らず、半導体素子1の数を1つ、3つ、4つ等他の数とすることもできる。
また、半導体素子1を3つ以上用いる場合では、全ての半導体素子1を1つの第3の金属体6に接合させたり、全ての半導体素子ではないが、複数の半導体素子1を1つの第3の金属体6に接合させたりすることができる。後者の例としては、半導体素子1を3つ用いる場合、2つの半導体素子1を1つの第3の金属体6と接合させ、残りの1つの半導体素子1を他の第3の金属体6と接合させることもできる。すなわち、3つの半導体素子1に対して、2つの第3の金属体6を用いることもできる。
また、半導体素子1を4つ用いる場合では、2つの第3の金属体6を用い、それぞれの第3の金属体6に対して接合される半導体素子1の数の比を、2:2や、3:1とすることもできる。
このように1つ、または、複数の半導体素子1を用い、これらに1つ、または、複数の第3の金属体6を接合させる半導体装置においても、第3の金属体6にスリット6aや溝6cを設けることで、第1実施形態と同様の効果を持たせることができる。
(他の実施形態)
第1〜第3実施形態では、第3の金属体6に設けられた窪み6a、6b、6cの形状についてそれぞれ説明したが、各実施形態で説明した窪み6a、6b、6cを、第4実施形態のように、組み合わせることもできる。すなわち、第3の金属体6に、スリット6aとホール6b、スリット6aと溝6c、スリット6aとホール6bと溝6c等の複数の種類の窪み6a、6b、6cを設けることもできる。
また、上記した各実施形態では、接合材8、9、10として、半田を用いる場合を例として説明したが、充分な導電性と接合強度、耐熱温度を有する材料であれば、接合材8、9、10として他の材料を用いることもできる。したがって、接合材8、9、10に用いる材料については、用途、使用環境に応じて適宜、選択することができる。
(a)は本発明の第1実施形態の第1の例における半導体装置の半導体素子1と第3の金属体6とを示す平面図であり、(b)は(a)中の半導体素子1および第3の金属体6のD−D’線断面図である。 (a)、(b)、(c)は、それぞれ、本発明の第1実施形態の第2、3、4の例における半導体装置の第3の金属体6の一部を示す平面図である。 本実施形態の第5の例における半導体装置の断面図である。 (a)は、本発明の第1実施形態の第6の例における半導体装置の第3の金属体6の一部を示す平面図であり、(b)は、(a)中のE−E’線断面図であり、(c)は、(a)の第3の金属体6等を矢印Fの方向で見たときにおける第3の金属体6等の側面図であり、(d)は、スリット6aの形状を説明するための第3の金属体6の斜視図である。 (a)は、本発明の第1実施形態の第7の例における半導体装置の第3の金属体6の一部を示す平面図であり、(b)は、(a)中のE−E’線断面図であり、(c)は、(a)の第3の金属体6等を矢印Fの方向で見たときにおける第3の金属体6等の側面図であり、(d)は、スリット6aの形状を説明するための第3の金属体6の斜視図である。 (a)は本発明の第2実施形態の第1の例における半導体装置の半導体素子1と第3の金属体6とを示す平面図であり、(b)は(a)中の半導体素子1および第3の金属体6のD−D’線断面図である。 本発明の第2実施形態の第2の例における半導体装置の半導体素子1と第3の金属体6とを示す平面図である。 本発明の第2実施形態の第3の例における半導体装置の第3の金属体6の一部を示す平面図である。 (a)は本発明の第3実施形態の第1の例における半導体装置の半導体素子1と第3の金属体6とを示す平面図であり、(b)は(a)中の半導体素子1および第3の金属体6のD−D’線断面図である。 (a)は本発明の第3実施形態の第2の例における半導体装置の第3の金属体6の一部を示す平面図であり、(b)は(a)中の第3の金属体6の断面図である。 (a)は本発明の第3実施形態の第3の例における半導体装置の第3の金属体6の一部を示す平面図であり、(b)は(a)中の第3の金属体6の断面図である。 本発明の第4実施形態における半導体装置の断面構成を示す図である。 図12中の半導体装置の半導体素子1と第3の金属体6の平面図である。 従来における半導体装置の断面構成を示す図である。 図14中の半導体装置の半導体素子1と第3の金属体6とを示す平面図であり、(b)は(a)中の半導体素子1および第3の金属体6のA−A’線断面図である。 (a)は、図14の半導体装置において、第2の接合材9がはみ出したときにおける半導体素子1と第3の金属体6とを示す平面図であり、(b)は、(a)中の半導体素子1および第3の金属体6のA−A’線断面図である。
符号の説明
1…半導体素子、3…第1の金属体、5…第2の金属体、
6…第3の金属体、6a…スリット、6b…ホール、6c…溝、
7…モールド樹脂、8…第1の接合材、9…第2の接合材、
10…第3の接合材、11…半導体素子表面の主電極、
12…半導体素子表面の絶縁部、13…ボンディングパッド、
14…リードフレーム、15…ボンディングワイヤ。

Claims (4)

  1. 半導体素子(1)と、前記半導体素子(1)の裏面(2)側に設けられ電極と放熱体とを兼ねる第1の金属体(3)と、前記半導体素子(1)の表面(4)側に設けられ電極と放熱体とを兼ねる第2の金属体(5)と、前記半導体素子(1)の前記表面(4)と前記第2の金属体(5)との間に設けられた第3の金属体(6)と、前記半導体素子(1)、前記第1の金属体(3)、前記第2の金属体(5)、前記第3の金属体(6)を封止するモールド樹脂(7)とを備えた半導体装置において、
    前記第3の金属体(6)は、前記半導体素子(1)と対向する面(21)に、窪み(6a、6b、6c)を有していることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記窪み(6a、6b、6c)は、前記第3の金属体(6)の前記半導体素子(1)と対向する面(21)の外周部にのみ配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第3の金属体(6)は、前記半導体素子(1)と対向する面(21)と、前記第2の金属体(5)と対向する面(22)との間に位置する側面(23)を有しており、前記窪み(6a、6b、6c)は、前記第3の金属体(6)の前記半導体素子(1)と対向する面(21)の最外周であって、前記第3の金属体(6)の前記側面(23)に沿って、形成されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体素子(1)と前記第3の金属体(6)は、半田により接合されており、前記第3の金属体(6)は、前記窪み(6a、6b、6c)を構成する面(24、25a、25b)における半田の濡れ性が、前記第3の金属体(6)の前記半導体素子(1)と接合される面(21)における半田の濡れ性と同等、もしくはそれよりも高いことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の半導体装置。
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