JP2005251078A - 情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法 - Google Patents

情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異状部位の特定を短時間で行える制御方法を提供する。
【解決手段】複数の第1通信ポートを有する情報処理装置と複数の第2通信ポートを有するスイッチと複数の第3通信ポート及び複数の記憶ボリュームを有するストレージ装置とを備え、第1通信ポート及び第3通信ポートが第2通信ポートと1対1に通信可能に接続されてなる情報処理システムにおける情報処理装置であって、第1通信ポートから第1記憶ボリュームへの第1通信路による第1データ入出力要求に対するストレージ装置からの応答を所定時間内に受信できない場合に、第1通信路上の第1ポートから、第2、第3通信路によりそれぞれ第2、第3のデータ入出力要求を送信し、第1通信路上の第2通信ポートの検査要求をスイッチに送信し、第2、第3データ入出力要求に対する応答を所定時間内に受信せず、検査要求に対する応答を所定時間内に受信した場合には第1通信路上の第1通信ポートを異常と判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法に関する。
近年、情報処理装置とディスクアレイ装置などのストレージ装置との間をSAN(Storage Area Network)などのネットワークで通信可能に接続する構成の情報処理システムが実現されている。このような情報処理システムでは、情報処理装置とストレージ装置との間はスイッチを介して接続され、通信アルゴリズムに従って適宜に選択された通信路により、ストレージ装置に記憶されるデータの読み書きが行われる。
特開2003−167794号公報
ところで、このような構成においては、情報処理装置からストレージ装置に記憶されるデータの読み書きが正常に行えなくなった場合に、通信路のどこで異常が発生したのかを特定することは困難であり、多くの時間と労力を必要とする。
異常部位特定の長時間化は情報処理システムの可用性を低下させることになる。そのため、異常部位の特定を短時間で行えるようにするための技術が切望されている。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法を提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の第1の通信ポートを有する情報処理装置と、複数の第2の通信ポートを有するスイッチと、複数の第3の通信ポート及び複数の記憶ボリュームを有するストレージ装置とを備え、前記第1の通信ポート及び前記第3の通信ポートが前記第2の通信ポートと1対1に通信可能に接続されてなる情報処理システムにおける前記情報処理装置であって、前記第1の通信ポートの識別子と、前記第1の通信ポートに接続される前記第2の通信ポートの識別子とにより特定される第1のパス、前記第3の通信ポートの識別子と、前記第3の通信ポートに接続される前記第2の通信ポートの識別子とにより特定される第2のパス、及び前記第3の通信ポートの識別子と第1の前記記憶ボリュームの識別子とにより特定される第3のパス、により特定される、前記第1の通信ポートから前記第1の記憶ボリュームへの第1の通信路により第1のデータ入出力要求を送信する第1のデータ入出力要求送信部と、前記第1のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信できない場合に、前記第1の通信路に対して、前記第1のパスが同じで、前記第2のパス及び前記第3のパスが異なる前記第1の記憶ボリュームへの第2の通信路、及び前記第1のパス及び前記第2のパスが同じで、前記第3のパスが異なる、第2の前記記憶ボリュームへの第3の通信路、により、それぞれ第2乃至第3のデータ入出力要求を送信する第2のデータ入出力要求送信部と、前記第1の通信路上の前記第1の通信ポートとは異なる前記第1の通信ポートから、前記スイッチに、前記第1の通信路上の前記第1の通信ポートに接続される前記第2の通信ポート、及び前記第1の通信路上の前記第3の通信ポートに接続される前記第2の通信ポート、をそれぞれ検査するための第1及び第2の検査要求を送信する検査要求送信部と、前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第2の通信路により送信された前記第2のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第1の検査要求に対する前記スイッチからの応答を所定時間内に受信した場合には、前記第1の通信路における前記第1の通信ポートを異常と判定する異常箇所判定部と、を備えることを特徴とする情報処理装置に関する。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための最良の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法を提供することができる。
===全体構成例===
まず、本実施の形態に係る情報処理システムの全体構成を示すブロック図を図1に示す。本実施の形態に係る情報処理システムは、情報処理装置200及びストレージ装置600がSAN(Storage Area Network)500で通信可能に接続されて構成される。
情報処理装置200は、ストレージ装置600が備える記憶ボリューム310により提供される記憶資源を利用し、各種の情報処理サービスを提供する情報機器である。情報処理装置200により提供される情報処理サービスとしては、例えば銀行の自動預金預け払いサービスや、航空機の座席予約サービス等とすることができる。
記憶ボリューム310は、ハードディスクドライブ等により提供される物理的な記憶領域である物理ボリュームと、物理ボリューム上に論理的に設定される記憶領域である論理ボリュームとを含む、データを記憶するための記憶領域である。
情報処理装置200は、他の情報処理装置200とLAN(Local Area Network)400により通信可能に接続されるようにすることもできる。ここでLAN400は例えばインターネットとすることができる。またLAN400はプライベートな通信ネットワークとすることもできる。
SAN500は、情報処理装置200とストレージ装置600とを通信可能に接続するネットワークである。SAN500は、複数の通信ポート(第2の通信ポート)512を有するスイッチ510を備えて構成される。情報処理装置200とストレージ装置600とは、それぞれ通信ケーブル520によりスイッチ510の通信ポート512と接続されている。
なお情報処理装置200とストレージ装置600との間は、SAN500以外にも例えばFICON(Fibre Connection)(登録商標)やESCON(Enterprise System Connection) (登録商標)、ACONARC(Advanced Connection Architecture)(登録商標)、FIBARC(Fibre Connection Architecture)(登録商標)、iSCSI(Internet Small Computer Systems Interface)等の通信プロトコルを用いたネットワークにより接続されるようにすることもできる。
情報処理装置200とストレージ装置600とをSAN500で接続して構成した情報処理システムにおいては、通信経路上で障害が発生した場合の障害箇所の特定は困難であるが、本実施の形態に係る情報処理装置200においては、後述するような仕組みにより、障害部位の特定や障害部位の表示を行うことができる。
===情報処理装置===
本実施の形態に係る情報処理装置200の構成を示すブロック図を図2に示す。
情報処理装置200は、CPU210、メモリ220、ポート230、記録媒体読取装置240、入力装置250、出力装置260、記憶装置280、HBA(Host Bus Adapter)290を備える。
CPU210は情報処理装置200の全体の制御を司るもので、メモリ220に記憶されたアプリケーションプログラム221を実行することにより上述した各種情報処理サービスの提供を行う。またCPU210は、メモリ220に記憶された、本実施の形態に係る各種の動作を行うためのコードから構成されるオペレーティングシステム222(以下、OS222とも記す)やHBA制御プログラム223を実行する。CPU210によりオペレーティングシステム222やHBA制御プログラム223が実行されることにより、第1のデータ入出力要求送信部や第2のデータ入出力要求送信部、検査要求送信部、異常箇所判定部、判定表示部が実現される。
メモリ220には、HBAドライバ構成情報管理テーブル224、障害ルートチェックマップ225、HBA基本構成情報テーブル226が記憶される。これらの詳細については後述する。なお、HBA制御プログラム223やオペレーティングシステム222は、それぞれ個別のプログラムとすることもできるし、これらのプログラムの少なくとも一部が同一プログラムにより構成されるようにすることもできる。また各プログラムが複数のプログラムにより構成されるようにすることもできる。
記録媒体読取装置240は、記録媒体270に記録されているプログラムやデータを読み取るための装置である。読み取られたプログラムやデータはメモリ220や記憶装置280に格納される。従って、例えば記録媒体270に記録されたHBA制御プログラム223やオペレーティングシステム222を、記録媒体読取装置240を用いて上記記録媒体270から読み取って、メモリ220や記憶装置280に記憶するようにすることができる。記録媒体270としてはフレキシブルディスクや磁気テープ、CD−ROM、半導体メモリ等を用いることができる。記録媒体読取装置240は情報処理装置200に内蔵されている形態とすることもできるし、外付されている形態とすることもできる。記憶装置280は、例えばハードディスク装置や半導体記憶装置等とすることができる。HBA制御プログラム223やオペレーティングシステム222、HBAドライバ構成情報管理テーブル224、障害ルートチェックマップ225、HBA基本構成情報テーブル226は、記憶装置280に記憶されるようにすることもできる。入力装置250はオペレータ等による情報処理装置200へのデータ入力等のために用いられるユーザインタフェースである。入力装置250としては例えばキーボードやマウス等を用いることができる。出力装置260は情報を外部に出力するためのユーザインタフェースである。出力装置260としては例えばディスプレイやプリンタ等を用いることができる。ポート230は通信を行うための装置である。例えばLAN400を介して行う他の情報処理装置200との通信は、ポート230を介して行われるようにすることができる。また例えば、アプリケーションプログラム221やHBA制御プログラム223、オペレーティングシステム222を、ポート230を通じて他の情報処理装置200から受信して、メモリ220や記憶装置280に記憶するようにすることもできる。HBA290は、情報処理装置200がストレージ装置600との間でデータの送受信を行うための装置である。HBA290は通信ポート(第1の通信ポート)291を備えており、通信ポート291を通じてデータ入出力要求をストレージ装置600に送信したり、ストレージ装置600からの応答を受信したりする。なお、図2に示す情報処理装置200には2つの通信ポート291を備えたHBAが一つが備えられる構成が示されるが、複数のHBA290を備えるようにすることもできる。またこの場合、各HBA290が備える通信ポート291は一つとすることもできる。HBA290が備える通信ポート291は、スイッチ510が備える通信ポート512と1対1に通信可能に接続される。なお、HBA290は情報処理装置200に内蔵される形態とすることもできるし、外付けされる形態とすることもできる。情報処理装置200とストレージ装置600との間が複数の通信路により通信可能に接続されている場合に、情報処理装置200とストレージ装置600との間の通信をいずれの通信ポート291を用いて行うかは、HBA制御プログラム223が実行されることにより制御される。
===ストレージ装置===
次に本実施の形態に係るストレージ装置600について、図1を用いて説明する。
ストレージ装置600は、ストレージ制御装置100と、ストレージ駆動装置300と、管理端末160とを備える。
ストレージ制御装置100は、情報処理装置200との間で通信を行い、ストレージ駆動装置300が備える記憶ボリューム310に対するデータの読み書きを制御する。例えば情報処理装置200から記憶ボリューム310に対するデータの書き込み要求を受信した場合には、ストレージ駆動装置300が備える記憶ボリューム310に対してデータの書き込み処理を行う。また情報処理装置200から記憶ボリューム310に対するデータの読み出し要求を受信した場合には、ストレージ駆動装置300が備える記憶ボリューム310に記憶されたデータの読み出し処理を行う。
ストレージ制御装置100は、CPU110、メモリ120、FC I/F(Fibre Channel InterFace)130、ディスクI/F(ディスクInterFace)140を備える。
CPU110は、ストレージ制御装置100の全体の制御を司るもので、メモリ120に記憶された、各種の動作を行うためのコードから構成されるストレージ制御プログラム121を実行する。CPU110によりストレージ制御プログラム121が実行されることにより、上記記憶ボリューム310に対するデータの読み書きが制御される。またメモリ120にはストレージ装置構成情報管理テーブル122、ストレージ装置ポートチェックテーブル123が記憶されている。これらの詳細については後述する。なお、ストレージ制御プログラム121は、複数のプログラムにより構成されるようにすることもできる。FC I/F130は通信ポート(第3の通信ポート)131を備えており、情報処理装置200と通信を行うためのインタフェース機能を有する。図1に示すストレージ制御装置100には2つの通信ポート131を備えたFC I/F130が一つ備えられる構成が示されるが、複数のFC I/F130を備えるようにすることもできる。この場合、各FC I/F130が備える通信ポート131は一つとすることもできる。FCI/F130が備える通信ポート131は、スイッチ510が備える通信ポート512と1対1に通信可能に接続される。ディスクI/F140はストレージ駆動装置300とデータの授受を行うためのインタフェース機能を有する。
ストレージ駆動装置300はデータを記憶する複数の記憶ボリューム310を有する。記憶ボリューム310は、ハードディスクドライブ等により提供される物理的な記憶領域である物理ボリュームと、物理ボリューム上に論理的に設定される記憶領域である論理ボリュームとを含む記憶領域である。
管理端末160は、ストレージ装置600の保守管理を行うための情報機器である。管理端末160はストレージ装置600に内蔵されるように構成することもできるし、外付けされるように構成することもできる。また管理端末160はストレージ装置600の保守・管理を専用に行うコンピュータとすることもできるし、汎用のコンピュータに保守・管理機能を持たせたものとすることもできる。また管理端末160は、例えばLAN400により情報処理装置200と通信可能に接続されるようにすることもできる。
===障害部位について===
次に、本実施の形態に係る情報処理装置200からストレージ装置600が備える記憶ボリューム310に対して送信されるデータ入出力要求(第1のデータ入出力要求)の通信路(第1の通信路)における障害部位について、図3乃至図7を用いて説明する。
情報処理装置200は、HBA105(290)、HBA106(290)、HBA107(290)、HBA108(290)を備えている。ここでは各HBA290が備える通信ポート291が一つである場合を例に説明する。そのため以下の説明においては、HBA290が備える通信ポート291を単にHBA290と記す場合がある。HBA制御プログラム223は、オペレーティングシステム222を通じてアプリケーションプログラム221からデータ入出力要求の送信指示を受けると、これらのHBA290のいずれかを選択して、データ入出力要求をスイッチ510に送信する。HBA制御プログラム223によるHBA290の選択は、ラウンドロビン式に順番に行うようにすることもできるし、処理負荷の少ない順に行うようにすることもできる。
一方、スイッチ510は、複数の通信ポート(第2の通信ポート)512、制御部511、メモリ513を備える。スイッチ510は、SW111(512)〜SW118(512)の8つの通信ポート512を備える。SW111(512)〜SW114(512)は、それぞれ情報処理装置200のHBA105(290)〜HBA108(290)と通信ケーブル520により1対1に接続されている。また、SW115(512)〜SW118(512)は、それぞれストレージ装置600が備えるFC I/F(130)の通信ポート131であるR121(131)〜R124(131)と通信ケーブル520により1対1に接続されている。
制御部511はスイッチ510の制御を司る。メモリ513には、制御部511がスイッチ510を制御するために必要なデータやテーブルが記憶される。また本実施の形態に係るメモリ513にはスイッチ情報管理テーブル514が記憶される。詳細については後述する。
ストレージ装置600は、前述したように、複数の通信ポート131と複数の記憶ボリューム310を備える。ストレージ装置600は、R121(131)〜R124(131)の各通信ポート131を備える。またLUN(Logical Unit Number)125(310)〜LUN130(310)の各記憶ボリュームを備える。
図3乃至図7には、情報処理装置200のHBA105(290)から、スイッチ510のSW111(512)、SW115(512)、及びストレージ装置600のR121を経由して、LUN125(310)にデータ入出力要求(第1のデータ入出力要求)が送信された場合の例を示す。このように情報処理装置200から記憶ボリューム310への通信路は、HBA290の通信ポート291の識別子(例えばHBA105)と、その通信ポート291に接続されるスイッチ510の通信ポート512の識別子(例えばSW111)とにより特定される第1のパス、ストレージ装置600の通信ポート131の識別子(例えばR121)と、その通信ポート131に接続されるスイッチ510の通信ポート512の識別子(例えばSW115)とにより特定される第2のパス、及び、ストレージ装置600の通信ポート131の識別子(例えばR121)と、その記憶ボリューム310の識別子(例えばLUN125)とにより特定される第3のパスにより特定される。ここで、HBA290の通信ポート291の識別子は例えばWWPN(World Wide Port Name)とすることができる。またスイッチ510の通信ポート512の識別子も例えば同様にWWPNとすることができる。同様にストレージ装置600の通信ポート131の識別子も例えばWWPNとすることができる。また記憶ボリューム310の識別子は例えばLUN(Logical Unit Number)とすることができる。
情報処理装置200からストレージ装置600が備える記憶ボリューム310までの通信路に障害が発生していなければ、情報処理装置200からのデータ入出力要求はストレージ装置600に送信され、ストレージ装置600において記憶ボリューム310に記憶されるデータの読み書きが行われた後に、ストレージ装置600から情報処理装置200に、データ入出力要求に対する応答が送信される。応答の内容は、例えばデータ入出力要求がデータ読み出し要求であった場合には読み出されたデータを含み、データ入出力要求がデータの書き込み要求であった場合には、記憶ボリューム310へのデータ書き込みが正しく行われたか否かを示すデータを含むようにすることができる。
情報処理装置200は、ストレージ装置600にデータ入出力要求を送信した場合には、ストレージ装置600から応答が送信されてくるのを待つ。そして所定時間内にストレージ装置600から応答を受信しない場合には、情報処理装置200は、通信路に何らかの障害が発生したと判断する。
図3には、LUN125(310)に障害が発生したために、情報処理装置200が応答を受信できない場合を示す。図4には、R121(131)に障害が発生したために、情報処理装置200が応答を受信できない場合を示す。図5には、SW115(512)に障害が発生したために、情報処理装置200が応答を受信できない場合を示す。図6には、SW111(512)に障害が発生したために、情報処理装置200が応答を受信できない場合を示す。図7には、HBA105(290)に障害が発生したために、情報処理装置200が応答を受信できない場合を示す。
===障害部位の特定===
上述のように、情報処理装置200は、所定時間内にストレージ装置600から応答を受信しない場合には、通信路に何らかの障害が発生したと判断する。そして本実施の形態に係る情報処理装置200は、障害部位を特定することができる。以下、図8乃至図23及び図33を参照しながら詳細に説明する。
まず図17を参照しながら、情報処理装置200からストレージ装置600に対してデータ入出力要求が送信される場合の処理の流れについて説明する。HBA制御プログラム223は、OS222からデータ入出力要求を受領すると(S1000)、そのデータ入出力要求の通信路が縮退中の状態から回復しているか否かを確認する(S1001)。縮退中とは、当該通信路による通信ができない状態をいう。縮退中の状態から回復している場合には”Yes”に進み、縮退回復確認命令をストレージ装置600に送信する(S1002)。縮退回復確認命令は、例えばデータの読み出し要求とすることができる。そして縮退回復確認命令(例えばデータ読み出し要求)に対する応答が正常に受信できれば、縮退から回復したことを確認することができる。縮退中の状態から回復している場合ではない場合は、S1001において”No”に進む。縮退中の状態から回復している場合ではない場合とは、まだ縮退中の状態である場合や、もともと通信路が縮退中でなかった場合である。当該通信路がまた縮退中の状態であればS1003において”Yes”に進む。そして目的の記憶ボリューム310に至る他の通信路(他ルート)があれば、S1004において”Yes”に進み、OS222から受信したデータ入出力要求を他ルートでストレージ装置600に送信する(S1006)。一方、他ルートがない場合には、情報処理装置200からストレージ装置600へデータ入出力要求を送信することはできないので、S1004にて”No”にすすみ、OS222に障害の報告を行う。また、もともと通信路が縮退中でなかった場合には、S1003において、”No”に進み、OS222から受信したデータ入出力要求をストレージ装置600に送信する(S1006)。
情報処理装置200からストレージ装置600にデータ入出力要求、あるいは縮退回復確認命令を送信すると、ストレージ装置600から情報処理装置200に対して、データ入出力要求や縮退回復確認命令に対する応答が送信されてくる。ストレージ装置600からの応答受信時の処理を図18に示す。
まずHBA制御プログラム223は、S2000において障害部位探査中であるか否かを判定する(S2000)。障害部位探査中とは、S2005における障害部位探査の処理を実行中であることを示す。後述するが、図19のS3012の処理を実行することにより障害部位探査中となる。そして図19のS3015の処理を実行することにより障害部位探査中ではなくなる。障害部位探査中でなければ”No”に進む。そしてデータ入出力要求に対するストレージ装置600からの応答が正常に受信された場合にはS2001において”No”に進む。そしてデータ入出力要求の通信路が縮退中の状態から回復した状態でなければ、S2002において”No”に進み、OS222へ正常終了報告を行う。一方、データ入出力要求の通信路が縮退中の状態から回復した状態であればS2002において”Yes”に進み、HBAドライバ構成情報管理テーブル224を更新する(S2003)。HBAドライバ構成情報管理テーブル224については後述する。データ入出力要求に対するストレージ装置600からの応答が所定時間内に受信されない場合にはS2001において”Yes”に進み、どこに障害が発生したのかを特定する(S2005)。
この場合、まず情報処理装置200は、スイッチ510及びストレージ装置600に対して、それぞれスイッチ情報管理テーブル514及びストレージ装置構成情報管理テーブル122の送信要求を送信する。このスイッチ情報管理テーブル514及びストレージ装置構成情報管理テーブル122の送信要求の送信は、どの通信路により行ってもかまわない。またデータ入出力要求に対する応答を受信しない場合に送信することもできるし、予め送信しておくようにすることもできる。情報処理装置200からスイッチ510及びストレージ装置600に対して、それぞれスイッチ情報管理テーブル514及びストレージ装置構成情報管理テーブル122の送信要求を送信する様子をそれぞれ図23、図22に示す。またそれぞれのフローチャートを図29及び図25に示す。
ここで、スイッチ情報管理テーブル514を図9に示す。スイッチ情報管理テーブル514には、スイッチ510が備える通信ポート512の識別子が記載されている。
またストレージ装置構成情報管理テーブル122を図8に示す。ストレージ装置構成情報管理テーブル122には、ストレージ装置600が備える通信ポート131の識別子と、各通信ポート131と通信可能に接続されるスイッチ510の通信ポート512の識別子が記載される。また各通信ポート131を通じて読み書き可能な記憶ボリューム310の識別子も記載される。
情報処理装置200は、スイッチ情報管理テーブル514及びストレージ装置構成情報管理テーブル122に記載された情報、並びに、情報処理装置200のメモリ220に記憶されたHBA基本構成情報テーブル226に基づいて、HBAドライバ構成情報管理テーブル224を作成する。
HBA基本構成情報テーブル226は、情報処理装置200のHBA290に接続されるスイッチ510やストレージ装置600の情報を記憶したものである。HBA基本構成情報テーブル226を図33に示す。「HBA」欄にはHBA290の識別子が記載される。「RAIDWWNN」欄にはストレージ装置600の識別子が記載される。ここでは例えばWWNN(World Wide Node Name)が記載される。「RAIDWWPN」欄にはストレージ装置600の通信ポート131の識別子が記載される。「LUN」欄には記憶ボリューム310の識別子が記載される。「Switch情報」欄にはスイッチ510の識別子が記載される。「SWWWPN」欄には、情報処理装置200やストレージ装置600の通信ポート291、131と接続されるスイッチ510の通信ポート512の識別子が記載される。また「SW−SW」欄には、スイッチ510をカスケード接続した場合にスイッチ510間で接続される通信ポート512の識別子が記載される。
以上の情報に基づきHBAドライバ構成情報管理テーブル224が作成される。HBAドライバ構成情報管理テーブル224は、情報処理装置200の各通信ポート291からストレージ装置600の各記憶ボリューム310までの全ての通信路を列挙したものである。作成されたHBAドライバ構成情報管理テーブル224の一部を図10に示す。
HBAドライバ構成情報管理テーブル224は、「構成番号」欄、「目的LUN」欄、「構成情報」欄、「状態管理」欄を備える。「構成番号」欄は列挙された通信路の識別番号が記載される欄である。「目的LUN」欄は、記憶ボリューム310の識別子が記載される欄である。「構成情報」欄は、記憶ボリューム310に至る各通信路において経由する通信ポート291、512、131を示す欄である。「状態管理」欄は、通信路の状態が記載される欄である。例えば図10に示す例では、構成番号1で示される、HBA105、SW111、SW115、R121を経由してLUN125に至る通信路は使用不可であることが示される。この「状態管理」欄は、情報処理装置200からストレージ装置600に対して送信されるデータ読み出し要求や書き込み要求等のデータ入出力要求に対する応答の結果に基づいて記載される。図18のS2003で述べたように、縮退回復の場合にはHBAドライバ構成情報管理テーブル224の「状態管理」欄が更新される。なお、HBAドライバ構成情報管理テーブル224の作成は、データ入出力要求に対する応答を受信しない場合に行うようにすることもできるし、予め行っておくようにすることもできる。
図18に戻って、続いて情報処理装置200は、障害部位の探査を開始する(S2005)。障害部位探査の処理を図19に示す。まずS3000において障害部位探査中であるか否かを判定する(S3000)。障害部位探査中でなければ”No”に進む。そして情報処理装置200は、HBAドライバ構成情報管理テーブル224を読み込む(S3001)、又は作成する。そして情報処理装置200はHBAドライバ構成情報管理テーブル224に基づいて、障害ルートチェックマップ225を作成する(S3002)。障害ルートチェックマップ225は、障害部位を特定するために情報処理装置200がストレージ装置600に送信するデータ入出力要求(第2のデータ入出力要求、第3のデータ入出力要求)の通信路や、スイッチ510に送信する検査要求(第1の検査要求、第2の検査要求)の通信路を特定するためのテーブルである。障害ルートチェックマップ225を図11に示す。
障害ルートチェックマップ225は、「ルートチェック番号」欄、「判断経路」欄を備える。「ルートチェック」欄には、障害部位を特定するために情報処理装置200がストレージ装置600に送信するデータ入出力要求の通信路や、スイッチ510に送信する検査要求の通信路の識別番号が記載される。「判断経路」欄には、障害部位を特定するために情報処理装置200がストレージ装置600に送信するデータ入出力要求の通信路や、スイッチ510に送信する検査要求の通信路が記載される。
図11に示す障害ルートチェックマップ225には、ストレージ装置600から所定時間内に応答を受信することができなかったデータ入出力要求の通信路(第1の通信路、TUR−1)、第1の通信路に対して、第1のパスが異なり、第2のパス及び第3のパスが同じ通信路(TUR−2)、第1のパスが同じで、第2のパス及び第3のパスが異なる通信路(第2の通信路、TUR−3)、第1のパス及び第2のパスが同じで、第3のパスが異なる通信路(第3の通信路、TUR−4)が記載される。
また障害ルートチェックマップ225には、第1の通信路上のHBA290の通信ポート291とは異なる通信ポート291から、スイッチ510に、第1の通信路上のHBA290の通信ポート291と1対1に接続されるスイッチ510の通信ポート512を検査するための第1の検査要求を送信し、その第1の検査要求に対する応答を受信するための通信路(TEST−1)、及び、第1の通信路上のHBA290の通信ポート291とは異なる通信ポート291から、スイッチ510に、第1の通信路上のFC I/F130の通信ポート131と1対1に接続されるスイッチ510の通信ポート512を検査するための第2の検査要求を送信し、その第2の検査要求に対する応答を受信するための通信路(TEST−2)も記載される。
なお、TUR−2乃至TUR−4で示される通信路により、情報処理装置200がストレージ装置600に送信するデータ入出力要求は、例えばSCSI(Small Computer System Interface)通信規格で定められたTUR(Test Unit Ready)コマンドとすることができる。
また、TEST−1乃至TEST−2で示される通信路により、情報処理装置200がスイッチ510に送信する検査要求(以下、TESTコマンドとも記す)は、ルート指定機能を備え、例えば「命令コード」、「送信元識別子」、「送信先識別子」、「通信路指定情報」の各欄を備えたコマンドとすることができる。ここで「命令コード」欄は、検査要求であることを示すための識別子が記載される欄である。「送信元識別子」欄は、検査要求の送信元を示す識別子が記載される欄である。図11の例に従えば”HBA106”が記載される。「送信先識別子」欄は、検査要求の送信先を示す識別子が記載される欄である。図11の例に従えば”HBA106”が記載される。「通信路指定情報」欄は、検査要求の経路を示す情報が記載される欄である。図11のTEST−1の例では、”SW112”、”SW111”、”SW112”が記載される。このようなTESTコマンドは、HBA106から送信されると、SW112、SW111、SW112、HBA106の順に送信される。情報処理装置200は、送信したTESTコマンドが送信先識別子欄に記載された通信ポート291に戻ってきたことを確認することにより、SW111で示される通信ポート512に異常が発生していないか否かを判定することができる。
図19に戻って、続いて情報処理装置200は、その後第1の通信路で、別のデータ読み出し要求あるいは書き込み要求が送信されたか否かを確認する(S3003)。もしも、第1の通信路で別のデータ読み出し要求あるいは書き込み要求が送信され、その応答が正常であったならば、”Yes”に進み、障害ルートチェックマップのルートチェック番号”TUR−1”で特定される通信路を正常と判定する(S3004)。また第1の通信路で別のデータ読み出し要求あるいは書き込み要求が送信されていない場合には、S3003において”No”に進む。そしてTURチェックが終了しているか否かを判定し(S3005)、終了していれば”Yes”に進む。TURチェックの結果が正常であった場合には(S3013)、”Yes”に進み、障害ルートチェック結果欄に正常である旨を記録する(S3004)。TURチェックの結果が正常でなかった場合には(S3013)”No”に進み、障害ルートチェック結果欄に異常である旨を記録する(S3014)。TESTコマンドについてもTURコマンドと同様に処理を行う(S3006、S3013、S3004、S3014)。全てのルートチェック番号について探査が終了したら(S3007)、障害探査を完了する(S3015)。
一方、全てのルートチェック番号について探査が終了していない場合にはS3007にて”No”に進み、S3008乃至S3011において、TURコマンド、TESTコマンドを送信する。このときS3012にて障害部位探査中である旨を記憶しておく。
図18に戻って、指定ルートが正常であればS2006において”Yes”に進む。指定ルートが正常でなければ”No”に進む。指定ルートが正常とは、図19のS3003にて第1の通信路で別のデータ読み出し要求あるいは書き込み要求が送信され、その応答が正常であった場合をいう。
図19のS3015にて障害探査完了の旨が記憶された場合には、図18のS2007にて”Yes”に進み、障害部位判定処理を行う(S2008)。
障害部位判定処理を図20及び図21に示す。図21に示す処理は、図20に示す処理を図3乃至図7に示した具体例に適用した場合の例を示すものである。
まず情報処理装置200は、記憶ボリューム310の障害であるか否かを判定する(S4000、S5000)。この処理は、第3の通信路により送信された上記第3のデータ入出力要求に対するストレージ装置600からの応答を所定時間内に受信した場合には、記憶ボリューム310の障害(異常)であると判定することにより行う。具体的には、図12に示すように、障害ルートチェック結果が、TUR−1については異常であり、TUR−4については正常であった場合には、記憶ボリューム310の異常であると判定する(S5000)。
次に、情報処理装置200は、上流側パス障害であるか否かを判定する(S4001、S5001)。ここで上流側パスとは第1のパスのことを言う。この処理は 第3の通信路により送信された上記第3のデータ入出力要求に対するストレージ装置600からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、第2の通信路により送信された上記第2のデータ入出力要求に対するストレージ装置600からの応答も所定時間内に受信しなかった場合には、上流側パスの障害であると判定することにより行う。具体的には、図15及び図16に示すように、障害ルートチェック結果が、TUR−1については異常であり、TUR−3についても異常であった場合には、上流側パスの異常であると判定する(S5001)。
上流側パスが異常と判定された場合には、情報処理装置200は、第1の通信ポート291が異常なのか、第2の通信ポート512が異常なのかを判定する(S4002、S5002)。この処理は、第1の検査要求に対するスイッチ510からの応答を所定時間内に受信した場合には、第1の通信ポート291を異常と判定し、第1の検査要求に対するスイッチ510からの応答を所定時間内に受信しない場合には、第2の通信ポート512を異常と判定することにより行う。具体的には、図15及び図16に示すように、障害ルートチェック結果が、TEST−1について正常であった場合にはHBA105(291)の異常であると判定し、TEST−1について異常であった場合にはSW111(512)の異常であると判定する(S5002)。
一方、第3の通信路により送信された上記第3のデータ入出力要求に対するストレージ装置600からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、第2の通信路により送信された上記第2のデータ入出力要求に対するストレージ装置600からの応答も所定時間内に受信した場合には、上流側パスの障害であるとは判定されない(S4001、S5001)。この場合には、情報処理装置200は、第2の通信ポート512が異常なのか、第3の通信ポート131が異常なのかを判定する(S4003、S5003)。この処理は、第2の検査要求に対するスイッチ510からの応答を所定時間内に受信した場合には、第3の通信ポート131を異常と判定し、第2の検査要求に対するスイッチ510からの応答を所定時間内に受信しない場合には、第2の通信ポート512を異常と判定することにより行う。具体的には、図13及び図14に示すように、障害ルートチェック結果が、TEST−2について正常であった場合にはR121(131)の異常であると判定し、TEST−2について異常であった場合にはSW115(512)の異常であると判定する(S5003)。
以上の処理により障害部位の判定を行うと、図18の処理において、情報処理装置200は、記憶ボリューム310の障害であった場合には(S2009)、OS222へ、記憶ボリューム310の障害であった旨の報告を行う(S2010)。これによりOS222は、記憶ボリューム310の障害発生時の処理を行うことができる。また、当該記憶ボリューム310へのデータの読み書きができなくなることから、OS222は必要に応じてアプリケーションプログラム221に対して、その旨の情報を通知する。
一方、記憶ボリューム310の障害ではなくても、記憶ボリューム310への他の通信路(他ルート)がなければ(S2011)、やはり当該記憶ボリューム310へのデータの読み書きはできなくなるので、情報処理装置200は、OS222へ、障害部位の報告を行う(S2012)。そしてこれによりOS222は、障害発生時の処理を行うことができる。さらにOS222は必要に応じてアプリケーションプログラム221に対して、その旨の情報を通知する。
S2011において、他ルートがあれば、情報処理装置200は、ストレージ装置600へのデータ入出力要求の送信を他ルートで行う(S2013)。そしてユーザインタフェースに、障害部位(判定の結果)を表示する。情報処理装置200が備えるディスプレイ装置に障害部位が表示される様子を図31に示す。
これによりオペレータは、情報処理システムにおける障害部位を直ちに認識することができるようになる。
なお、ストレージ装置600の通信ポート131に障害が発生しているか否かの検査を、ストレージ装置600に行わせるようにすることも可能である。その様子を図24乃至図28に示す。
まず情報処理装置200は、ストレージ装置600に対してRAID障害探査命令を発行する(S7000)。RAID障害探査命令は、ストレージ装置600に、通信ポート131のチェックを実行させるための命令である。そうするとストレージ装置600は、図8に示したストレージ装置構成情報管理テーブル122に基づいて、図27に示すストレージ装置ポートチェックテーブル123を作成する。ストレージ装置ポートチェックテーブル123は、ストレージ装置600の各通信ポート131からスイッチ510の通信ポート512を通ってストレージ装置600の各通信ポート131に戻ってくる全てのルートを列挙したものである。ストレージ装置600は、ストレージ装置ポートチェックテーブル123の各チェックルートに従ってTESTコマンドを送信し、その結果をストレージ装置ポートチェックテーブル123のチェック結果欄に記載する。そしてストレージ装置600はストレージ装置ポートチェックテーブル123を情報処理装置200に送信する。そして情報処理装置200は、図28に示すように、ストレージ装置ポートチェックテーブル123に記載されたチェック結果に基づいて、ストレージ装置構成情報管理テーブル122のRAID障害探査結果欄に各通信ポート131の障害有無を記録する(S7001)。
情報処理装置200は、例えばストレージ装置600に対して上記RAID障害探査命令を繰り返し送信するようにし、ストレージ装置600の通信ポート131の障害有無をストレージ装置構成情報管理テーブル122のRAID障害探査結果欄により常時把握するようにすることにより、情報処理装置200とストレージ装置600との間の通信路に障害が発生した場合の障害部位の特定をより迅速に行うことができるようになる。例えば、ストレージ装置構成情報管理テーブル122のRAID障害探査結果欄に記載された各通信ポート131の障害有無を示す情報に基づいて、無駄なTESTコマンドやTURコマンドの送信を省くことができるからである。
また、本実施の形態にかかる情報処理装置200は、通信路に発生した障害が回復した後に、その通信路を用いて障害回復監視命令をストレージ装置600に送信するようにすることもできる。その様子を図30に示す。この場合、情報処理装置200は、障害回復監視命令を、何度か繰り返し送信する様にすることもできる。
このようにすることにより、一度障害の発生した通信路のその後の障害の発生を監視することが可能となる。また、障害回復監視命令の送信により、その通信路にその後も障害が発生するようであれば、その旨を情報処理装置200のユーザインタフェースに表示し、オペレータに通知することもできる。これにより、オペレータは、その通信路の点検を重点的に行うなどの対応をとることが可能となる。
また、本実施の形態に係る情報処理システムは図34に示すような構成とすることもできる。すなわち、情報処理装置200とストレージ装置600との間にスイッチ510が多段に設けられる構成(カスケード接続される構成)である。この場合のHBA基本構成情報テーブル226を図35に示す。この場合も情報処理装置200は、スイッチ情報管理テーブル514及びストレージ装置構成情報管理テーブル122に記載された情報、並びに、HBA基本構成情報テーブル226に基づいて、HBAドライバ構成情報管理テーブル224を作成する。作成されるHBAドライバ構成情報管理テーブル224を図36に示す。そして情報処理装置200はHBAドライバ構成情報管理テーブル224に基づいて障害ルートチェックマップ225を作成する。障害ルートチェックマップ225を図37に示す。そして情報処理装置200は、障害ルートチェックマップ225に従ってTURコマンド、TESTコマンドを送信することにより、通信路の障害部位を特定することができる。
さらに本実施の形態に係る情報処理システムは図32に示すような構成とすることもできる。すなわち、ストレージ装置A600とストレージ装置B600とがSAN500で接続される構成である。この場合、ストレージ装置B600に記憶されるストレージ装置構成情報管理テーブル122やストレージ装置ポートチェックテーブル123は、ストレージ装置A600を経由して情報処理装置200に送信される。このようにストレージ装置A600を介在させて情報処理装置200とストレージ装置B600との間で通信を行うことにより、図32に示すような構成においても、情報処理装置200とストレージ装置600との間の通信路の障害部位の特定を行うことが可能となる。
以上、本実施の形態に係る情報処理装置200について説明したが、本実施の形態に係る情報処理装置200によれば、ストレージ装置600との間の通信路における異常箇所の特定を容易化し、異常箇所特定に要する時間を短縮することが可能となる。これにより、情報処理システムの保守管理作業負担を軽減することが可能となる。また、情報処理システムの異常からの復旧時間を短縮することができるので、情報処理システムの可用性を向上させることができる。
以上発明を実施するための最良の形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本実施の形態に係る情報処理システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る障害部位を示す図である。 本実施の形態に係る障害部位を示す図である。 本実施の形態に係る障害部位を示す図である。 本実施の形態に係る障害部位を示す図である。 本実施の形態に係る障害部位を示す図である。 本実施の形態に係るストレージ装置構成情報管理テーブルを示す図である。 本実施の形態に係るスイッチ構成情報管理テーブルを示す図である。 本実施の形態に係るHBAドライバ構成情報管理テーブルを示す図である。 本実施の形態に係る障害ルートチェックマップを示す図である。 本実施の形態に係る障害ルートチェック結果を示す図である。 本実施の形態に係る障害ルートチェック結果を示す図である。 本実施の形態に係る障害ルートチェック結果を示す図である。 本実施の形態に係る障害ルートチェック結果を示す図である。 本実施の形態に係る障害ルートチェック結果を示す図である。 本実施の形態に係るデータ入出力処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る障害部位特定処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る障害部位探査処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る障害部位判定処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る障害部位判定処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る情報処理装置によりストレージ装置構成情報管理テーブルが取得される様子を示す図である。 本実施の形態に係る情報処理装置によりスイッチ構成情報管理テーブルが取得される様子を示す図である。 本実施の形態に係る情報処理装置により障害探査命令が送信される様子を示す図である。 本実施の形態に係る情報処理装置によりストレージ装置構成情報管理テーブルが取得される処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る情報処理装置によりストレージ装置に通信ポートの障害探査を実行させる処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係るストレージ装置ポートチェックテーブルを示す図である。 本実施の形態に係るストレージ装置構成情報管理テーブルを示す図である。 本実施の形態に係る情報処理装置によりスイッチ構成情報管理テーブルが取得される処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る情報処理装置により障害回復監視命令が送信される様子を示す図である。 本実施の形態に係るユーザインタフェースに障害部位が表示される様子を示す図である。 本実施の形態に係る情報処理システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るHBA基本構成情報テーブルを示す図である。 本実施の形態に係る情報処理システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るHBA基本構成情報テーブルを示す図である。 本実施の形態に係るHBAドライバ構成情報管理テーブルを示す図である。 本実施の形態に係る障害ルートチェックマップを示す図である。
符号の説明
100 ストレージ制御装置
122 ストレージ装置構成情報管理テーブル
123 ストレージ装置ポートチェックテーブル
130 FC IF
131 通信ポート
200 情報処理装置
210 CPU
220 メモリ
221 アプリケーションプログラム
222 オペレーティングシステム
223 HBA制御プログラム
224 HBAドライバ構成情報管理テーブル
225 障害ルートチェックマップ
226 HBA基本構成情報テーブル
230 ポート
260 出力装置
270 記録媒体
290 HBA
291 通信ポート
300 ストレージ駆動装置
310 記憶ボリューム
500 SAN
510 スイッチ
511 制御部
512 通信ポート
514 スイッチ構成情報管理テーブル
520 通信ケーブル
600 ストレージ装置

Claims (17)

  1. 複数の第1の通信ポートを有する情報処理装置と、複数の第2の通信ポートを有するスイッチと、複数の第3の通信ポート及び複数の記憶ボリュームを有するストレージ装置とを備え、前記第1の通信ポート及び前記第3の通信ポートが前記第2の通信ポートと1対1に通信可能に接続されてなる情報処理システムにおける前記情報処理装置であって、
    前記第1の通信ポートの識別子と、前記第1の通信ポートに接続される前記第2の通信ポートの識別子とにより特定される第1のパス、前記第3の通信ポートの識別子と、前記第3の通信ポートに接続される前記第2の通信ポートの識別子とにより特定される第2のパス、及び前記第3の通信ポートの識別子と第1の前記記憶ボリュームの識別子とにより特定される第3のパス、により特定される、前記第1の通信ポートから前記第1の記憶ボリュームへの第1の通信路により第1のデータ入出力要求を送信する第1のデータ入出力要求送信部と、
    前記第1のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信できない場合に、
    前記第1の通信路に対して、
    前記第1のパスが同じで、前記第2のパス及び前記第3のパスが異なる前記第1の記憶ボリュームへの第2の通信路、及び
    前記第1のパス及び前記第2のパスが同じで、前記第3のパスが異なる、第2の前記記憶ボリュームへの第3の通信路、
    により、それぞれ第2乃至第3のデータ入出力要求を送信する第2のデータ入出力要求送信部と、
    前記第1の通信路上の前記第1の通信ポートとは異なる前記第1の通信ポートから、前記スイッチに、
    前記第1の通信路上の前記第1の通信ポートに接続される前記第2の通信ポート、及び
    前記第1の通信路上の前記第3の通信ポートに接続される前記第2の通信ポート、
    をそれぞれ検査するための第1及び第2の検査要求を送信する検査要求送信部と、
    前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第2の通信路により送信された前記第2のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第1の検査要求に対する前記スイッチからの応答を所定時間内に受信した場合には、前記第1の通信路における前記第1の通信ポートを異常と判定する異常箇所判定部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記異常箇所判定部は、
    前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第2の通信路により送信された前記第2のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第1の検査要求に対する前記スイッチからの応答を所定時間内に受信しない場合には、前記第1の通信路における前記第1の通信ポートに接続される前記第2の通信ポートを異常と判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記異常箇所判定部は、
    前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第2の通信路により送信された前記第2のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信し、かつ、前記第2の検査要求に対する前記スイッチからの応答を所定時間内に受信しない場合には、前記第1の通信路における前記第3の通信ポートに接続される前記第2の通信ポートを異常と判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記異常箇所判定部は、
    前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第2の通信路により送信された前記第2のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信し、かつ、前記第2の検査要求に対する前記スイッチからの応答を所定時間内に受信した場合には、前記第1の通信路における前記第3の通信ポートを異常と判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記異常箇所判定部は、
    前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信した場合には、前記第1の記憶ボリュームを異常と判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1のデータ入出力要求は、前記第1の記憶ボリュームに対するデータの読み出し要求、又は書き込み要求であり、
    前記第2のデータ入出力要求及び前記第3のデータ入出力要求は、SCSI規格で定められたTURコマンドであること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置はホストバスアダプタを備え、
    前記第1の通信ポートは、前記ホストバスアダプタが備える通信ポートであること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記異常箇所判定部による判定の結果をユーザインタフェースに表示する判定表示部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 複数の第1の通信ポートを有する情報処理装置と、複数の第2の通信ポートを有するスイッチと、複数の第3の通信ポート及び複数の記憶ボリュームを有するストレージ装置とを備え、前記第1の通信ポート及び前記第3の通信ポートが前記第2の通信ポートと1対1に通信可能に接続されてなる情報処理システムにおける前記情報処理装置の制御方法であって、
    前記第1の通信ポートの識別子と、前記第1の通信ポートに接続される前記第2の通信ポートの識別子とにより特定される第1のパス、前記第3の通信ポートの識別子と、前記第3の通信ポートに接続される前記第2の通信ポートの識別子とにより特定される第2のパス、及び前記第3の通信ポートの識別子と第1の前記記憶ボリュームの識別子とにより特定される第3のパス、により特定される、前記第1の通信ポートから前記第1の記憶ボリュームへの第1の通信路により第1のデータ入出力要求を送信し、
    前記第1のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信できない場合に、
    前記第1の通信路に対して、
    前記第1のパスが同じで、前記第2のパス及び前記第3のパスが異なる前記第1の記憶ボリュームへの第2の通信路、及び
    前記第1のパス及び前記第2のパスが同じで、前記第3のパスが異なる、第2の前記記憶ボリュームへの第3の通信路、
    により、それぞれ第2乃至第3のデータ入出力要求を送信し、
    前記第1の通信路上の前記第1の通信ポートとは異なる前記第1の通信ポートから、前記スイッチに、
    前記第1の通信路上の前記第1の通信ポートに接続される前記第2の通信ポート、及び
    前記第1の通信路上の前記第3の通信ポートに接続される前記第2の通信ポート、
    をそれぞれ検査するための第1及び第2の検査要求を送信し、
    前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第2の通信路により送信された前記第2のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第1の検査要求に対する前記スイッチからの応答を所定時間内に受信した場合には、前記第1の通信路における前記第1の通信ポートを異常と判定すること
    を特徴とする情報処理装置の制御方法。
  10. 前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第2の通信路により送信された前記第2のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第1の検査要求に対する前記スイッチからの応答を所定時間内に受信しない場合には、前記第1の通信路における前記第1の通信ポートに接続される前記第2の通信ポートを異常と判定すること
    を特徴とする請求項9に記載の情報処理装置の制御方法。
  11. 前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第2の通信路により送信された前記第2のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信し、かつ、前記第2の検査要求に対する前記スイッチからの応答を所定時間内に受信しない場合には、前記第1の通信路における前記第3の通信ポートに接続される前記第2の通信ポートを異常と判定すること
    を特徴とする請求項9に記載の情報処理装置の制御方法。
  12. 前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第2の通信路により送信された前記第2のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信し、かつ、前記第2の検査要求に対する前記スイッチからの応答を所定時間内に受信した場合には、前記第1の通信路における前記第3の通信ポートを異常と判定すること
    を特徴とする請求項9に記載の情報処理装置の制御方法。
  13. 前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信した場合には、前記第1の記憶ボリュームを異常と判定すること
    を特徴とする請求項9に記載の情報処理装置の制御方法。
  14. 前記第1のデータ入出力要求は、前記第1の記憶ボリュームに対するデータの読み出し要求、又は書き込み要求であり、
    前記第2のデータ入出力要求及び前記第3のデータ入出力要求は、SCSI規格で定められたTURコマンドであること
    を特徴とする請求項9に記載の情報処理装置の制御方法。
  15. 前記情報処理装置はホストバスアダプタを備え、
    前記第1の通信ポートは、前記ホストバスアダプタが備える通信ポートであること
    を特徴とする請求項9に記載の情報処理装置の制御方法。
  16. 前記判定の結果をユーザインタフェースに表示すること
    を特徴とする請求項9に記載の情報処理装置の制御方法。
  17. 複数の第1の通信ポートを有する情報処理装置と、複数の第2の通信ポートを有するスイッチと、複数の第3の通信ポート及び複数の記憶ボリュームを有するストレージ装置と、を備え、前記第1の通信ポート及び前記第3の通信ポートが前記第2の通信ポートと1対1に通信可能に接続されてなる情報処理システムにおける前記情報処理装置であって、
    前記第1の通信ポートの識別子と、前記第1の通信ポートに接続される前記第2の通信ポートの識別子とにより特定される第1のパス、前記第3の通信ポートの識別子と、前記第3の通信ポートに接続される前記第2の通信ポートの識別子とにより特定される第2のパス、及び前記第3の通信ポートの識別子と第1の前記記憶ボリュームの識別子とにより特定される第3のパス、により特定される、前記第1の通信ポートから前記第1の記憶ボリュームへの第1の通信路により第1のデータ入出力要求を送信する第1のデータ入出力要求送信部と、
    前記第1のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信できない場合に、
    前記第1の通信路に対して、
    前記第1のパスが同じで、前記第2のパス及び前記第3のパスが異なる前記第1の記憶ボリュームへの第2の通信路、及び
    前記第1のパス及び前記第2のパスが同じで、前記第3のパスが異なる、第2の前記記憶ボリュームへの第3の通信路、
    により、それぞれ第2乃至第3のデータ入出力要求を送信する第2のデータ入出力要求送信部と、
    前記第1の通信路上の前記第1の通信ポートとは異なる前記第1の通信ポートから、前記スイッチに、
    前記第1の通信路上の前記第1の通信ポートに接続される前記第2の通信ポート、及び
    前記第1の通信路上の前記第3の通信ポートに接続される前記第2の通信ポート、
    をそれぞれ検査するための第1及び第2の検査要求を送信する検査要求送信部と、
    前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第2の通信路により送信された前記第2のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第1の検査要求に対する前記スイッチからの応答を所定時間内に受信した場合には、前記第1の通信路における前記第1の通信ポートを異常と判定し、
    前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第2の通信路により送信された前記第2のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第1の検査要求に対する前記スイッチからの応答を所定時間内に受信しない場合には、前記第1の通信路における前記第1の通信ポートに接続される前記第2の通信ポートを異常と判定し、
    前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第2の通信路により送信された前記第2のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信し、かつ、前記第2の検査要求に対する前記スイッチからの応答を所定時間内に受信しない場合には、前記第1の通信路における前記第3の通信ポートに接続される前記第2の通信ポートを異常と判定し、
    前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信せず、かつ、前記第2の通信路により送信された前記第2のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信し、かつ、前記第2の検査要求に対する前記スイッチからの応答を所定時間内に受信した場合には、前記第1の通信路における前記第3の通信ポートを異常と判定し、
    前記第3の通信路により送信された前記第3のデータ入出力要求に対する前記ストレージ装置からの応答を所定時間内に受信した場合には、前記第1の記憶ボリュームを異常と判定する異常箇所判定部と、
    前記異常箇所判定部による判定の結果をユーザインタフェースに表示する判定表示部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。

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