JP2005250985A - 機械システムの診断方法及び機械システム診断装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】 機械システム診断装置30は、診断対象の機械システム20の稼働状態(例えば、機械加工システムにおける工具、加工部、工作物の力学的状態)を表現するARMAモデル(例えば、ARMA(4,3)モデル)を持ち、前記機械システム20の稼働時に所定の物理量をセンサ21で観測し、前記センサ21で観測した信号sから前記ARMAモデルにより計算した推定値を作り、前記センサ21で観測した信号sと前記ARMAモデルにより計算された推定値の2信号の差(残差)を計算し、前記2信号の差(残差)の統計量(分散や尖り度等)から前記機械システム20の稼働状態を診断する構成である。
【選択図】 図17
Description
(1)機械システムの稼働状態を表現するARMAモデルを持ち、前記機械システムの稼働時に所定の物理量をセンサで観測し、前記センサで観測した信号から前記ARMAモデルにより計算した推定値を作り、前記センサで観測した信号と前記ARMAモデルにより計算された推定値の2信号の差を計算し、前記2信号の差の統計量から前記機械システムの稼働状態を診断することを特徴とする機械システム診断装置。
(2)機械加工システムの加工状態を表現するARMAモデルを持ち、前記機械加工システムの稼働時に振動加速度を加速度センサで観測し、前記加速度センサで観測した信号から前記ARMAモデルにより計算した振動加速度の推定値を作り、前記加速度センサで観測した振動加速度の実信号と前記ARMAモデルにより計算された推定値の2信号の差を計算し、前記2信号の差の統計量から前記機械加工システムの加工状態を診断することを特徴とする機械システム診断装置。
(3)切削加工を行う機械加工システムの切削加工状態を表現するARMAモデルを持ち、前記機械加工システムの稼働時に振動加速度を加速度センサで観測し、前記加速度センサで観測した信号から前記ARMAモデルにより計算した振動加速度の推定値を作り、前記加速度センサで観測した振動加速度の実信号と前記ARMAモデルにより計算された推定値の2信号の差を計算し、前記2信号の差の統計量から前記機械加工システムの切削加工状態を診断することを特徴とする機械システム診断装置。
(4)機械システムの動力学的な系を対象とする力学モデルの運動方程式を力学パラメータで表すステップと、
前記運動方程式のラプラス変換から前記力学モデルの伝達関数を求めるステップと、
前記力学モデルの伝達関数の離散化及びZ変換を行って前記力学モデルの離散時間モデルの伝達関数を求めるステップと、
前記機械システムの稼働時における所定の物理量をセンサで観測した検出信号の時系列モデルであるARMAモデルを求めるステップと、
前記力学モデルの離散時間モデルの伝達関数と前記ARMAモデルとを比較することにより、時系列モデルパラメータのARパラメータと力学パラメータとの関係を求めるステップと、
求められた前記時系列モデルパラメータのARパラメータと力学パラメータとの関係から、前記機械システムの稼働中の前記物理量をセンサの検出信号から測定して前記時系列モデルのARパラメータを算出するステップと、
算出された前記ARパラメータから得られる前記ARMAモデルの推定する前記物理量の推定値と前記センサが検出する前記物理量の実測値との差を求めるステップと、
求められた前記推定値と実測値の差の統計量の変化から前記機械システムの稼働状態をリアルタイムに診断するステップと、
からなることを特徴とする機械システムの診断方法。
(5)機械加工システムの加工工具及び被加工物を要素とする動力学的な系を対象とする力学モデルの運動方程式を力学パラメータで表すステップと、
前記運動方程式のラプラス変換から力学モデルの伝達関数を求めるステップと、
前記力学モデルの伝達関数の離散化及びZ変換を行って力学モデルの離散時間モデルの伝達関数を求めるステップと、
前記機械加工システムの稼働時に発生する振動を加速度センサで観測した振動加速度信号の時系列モデルであるARMAモデルを求めるステップと、
前記力学モデルの離散時間モデルの伝達関数と前記ARMAモデルとを比較することにより、時系列モデルパラメータのARパラメータと力学パラメータとの関係を求めるステップと、
求められた前記時系列モデルパラメータのARパラメータと力学パラメータとの関係から、前記機械加工システムの稼働中にシステムに発生する振動箇所に設置した加速度センサの振動加速度信号を測定して前記時系列モデルのARパラメータを算出するステップと、
算出された前記ARパラメータから得られる前記ARMAモデルの推定する振動加速度信号の推定値と前記加速度センサの振動加速度信号の実測値との差を求めるステップと、
求められた前記推定値と実測値の差の統計量の変化から機械加工中の加工状態をリアルタイムに診断するステップと、
からなることを特徴とする機械システムの診断方法。
(6)切削加工を行う機械加工システムの加工工具及び被加工物を要素とする動力学的な系を対象とする力学モデルの運動方程式を加工工具と加工部と被加工物の各質量、剛性、減衰係数の力学パラメータで表すステップと、
前記運動方程式のラプラス変換から力学モデルの伝達関数を求めるステップと、
前記力学モデルの伝達関数の離散化及びZ変換を行って力学モデルの離散時間モデルの伝達関数を求めるステップと、
前記機械加工システムによる切削加工時に被加工物から発生する振動を加速度センサで観測した振動加速度信号の時系列モデルであるARMA(4,3)モデルを求めるステップと、
前記力学モデルの離散時間モデルの伝達関数と前記ARMA(4,3)モデルとを比較することにより、時系列モデルパラメータのARパラメータと力学パラメータとの関係を求めるステップと、
前記機械加工システムによる切削加工中に前記被加工物に設置した加速度センサの振動加速度信号を測定して前記時系列モデルのARパラメータを算出するステップと、
算出された前記ARパラメータから得られる前記ARMAモデルの推定する振動加速度信号の推定値と前記加速度センサの振動加速度信号の実測値との差を求めるステップと、
求められた前記推定値と実測値の差の統計量の変化から切削加工中の加工状態をリアルタイムに診断するステップと、
からなることを特徴とする機械システムの診断方法。
(7)機械システムに設置されて該機械システムの稼働中に所定物理量を検出するセンサと、前記センサの検出信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、前記デジタル信号を入力して上記(4)に記載の機械システムの診断方法を実行するアルゴリズムにて演算処理をCPUに行わしめ、その結果を示す情報を表示装置に表示し、又は音響装置にて音声出力し、又は印刷出力するプログラムがインストールされたコンピュータシステムと、を備えることを特徴とする機械システム診断装置。
(8)機械加工システムの稼働中に振動する振動箇所に設置された加速度センサと、前記加速度センサが検出した振動加速度信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、前記デジタル信号を入力して上記(5)又は(6)に記載の機械システムの診断方法を実行するアルゴリズムにて演算処理をCPUに行わしめ、その結果を示す情報を表示装置に表示し、又は音響装置にて音声出力し、又は印刷出力するプログラムがインストールされたコンピュータシステムと、を備えることを特徴とする機械システム診断装置。
(1)切削加工(単発加工)実験による検証
本機械システムの診断方法の有効性を実験により検証するため、中型マシニングセンタと小型モデリングマシンにより、それぞれ単発、連続の切削加工実験を行った。実験では、種々の材料(被工作物)、切削条件で加工したときの振動加速度信号を被工作物の側面中央(主軸方向、送り方向の2箇所)に取り付けた加速度センサにより感知し、アンプ等を通してFFTアナライザにより測定した。アンプからの信号は3Hz〜6kHzのバンドパスフィルタにより前処理を行った後、FFTアナライザに0.2ms毎(サンプリング周波数5kHz)で記録した。下記[表4]、[表5]に中型マシニングセンタを用いた切削実験の加工条件を示す。切削条件には様々な要素があるが、それらの中で主軸方向のZ切り込み量、加工工具の状態の2つの条件に注目し、これらの条件を変化させて加工実験を行った。この加工実験では、一条件毎に切削を行ったため単発加工と称する。径切り込み量については実際の仕上げ加工時の設定0.1mmとした。なお、加工後の加工物の性状は加工面粗さを対象とし、接触式表面粗さ計により断面曲線の最大高さ(Pz)、粗さ曲線の算出平均高さ(Ra)を測定した。
次に、連続加工実験での検証を行った。連続切削加工条件は、径切り込み量0.1mm、Z切り込み30mm、回転数470rpm、送り速度240mm/min、工作物SKD11、側面加工、切削油なしである。ここでは、振動加速度センサから検出された振動加速度信号データをARMA(4,3)モデルで解析する前に測定データの前処理としてローパスフィルタ処理(1.5kHzに設定)を行っている。これは、実測信号系列や推定残差系列に信号系列本来の特性とは無関係なノイズ信号が存在し、且つそのノイズ信号の振幅が大きかった場合、信号系列の特性とは関係ないノイズ信号をもとに誤った時系列モデルパラメータ値が算出されてしまう可能性があるため、それを防ぐための処理である。
2 被加工物
3 加工部
10 加工状態診断システム
11 工作機械
12 エンドミル
13 支持テーブル
14 クランプ
15 加速度センサ
16 アンプ
17 スコープレコーダ
18 パーソナルコンピュータ
19 主軸頭
20 機械システム
21 センサ
22 A/Dコンバータ
23 CPU
24 表示装置
25 音響装置
26 プリンタ
27 記憶装置
28 コンピュータシステム
30 機械システム診断装置
s 検出信号
d デジタル信号
ai 加速度信号のARMA(4,3)モデルのARパラメータ
bi 加速度信号のARMA(4,3)モデルのMAパラメータ
mi 質量(力学パラメータ)
ci 減衰係数(力学パラメータ)
ki 剛性(力学パラメータ)
Pz 加工面粗さ(断面曲線の最大高さ)
Claims (8)
- 機械システムの稼働状態を表現するARMAモデルを持ち、前記機械システムの稼働時に所定の物理量をセンサで観測し、前記センサで観測した信号から前記ARMAモデルにより計算した推定値を作り、前記センサで観測した信号と前記ARMAモデルにより計算された推定値の2信号の差を計算し、前記2信号の差の統計量から前記機械システムの稼働状態を診断することを特徴とする機械システム診断装置。
- 機械加工システムの加工状態を表現するARMAモデルを持ち、前記機械加工システムの稼働時に振動加速度を加速度センサで観測し、前記加速度センサで観測した信号から前記ARMAモデルにより計算した振動加速度の推定値を作り、前記加速度センサで観測した振動加速度の実信号と前記ARMAモデルにより計算された推定値の2信号の差を計算し、前記2信号の差の統計量から前記機械加工システムの加工状態を診断することを特徴とする機械システム診断装置。
- 切削加工を行う機械加工システムの切削加工状態を表現するARMAモデルを持ち、前記機械加工システムの稼働時に振動加速度を加速度センサで観測し、前記加速度センサで観測した信号から前記ARMAモデルにより計算した振動加速度の推定値を作り、前記加速度センサで観測した振動加速度の実信号と前記ARMAモデルにより計算された推定値の2信号の差を計算し、前記2信号の差の統計量から前記機械加工システムの切削加工状態を診断することを特徴とする機械システム診断装置。
- 機械システムの動力学的な系を対象とする力学モデルの運動方程式を力学パラメータで表すステップと、
前記運動方程式のラプラス変換から前記力学モデルの伝達関数を求めるステップと、
前記力学モデルの伝達関数の離散化及びZ変換を行って前記力学モデルの離散時間モデルの伝達関数を求めるステップと、
前記機械システムの稼働時における所定の物理量をセンサで観測した検出信号の時系列モデルであるARMAモデルを求めるステップと、
前記力学モデルの離散時間モデルの伝達関数と前記ARMAモデルとを比較することにより、時系列モデルパラメータのARパラメータと力学パラメータとの関係を求めるステップと、
求められた前記時系列モデルパラメータのARパラメータと力学パラメータとの関係から、前記機械システムの稼働中の前記物理量をセンサの検出信号から測定して前記時系列モデルのARパラメータを算出するステップと、
算出された前記ARパラメータから得られる前記ARMAモデルの推定する前記物理量の推定値と前記センサが検出する前記物理量の実測値との差を求めるステップと、
求められた前記推定値と実測値の差の統計量の変化から前記機械システムの稼働状態をリアルタイムに診断するステップと、
からなることを特徴とする機械システムの診断方法。 - 機械加工システムの加工工具及び被加工物を要素とする動力学的な系を対象とする力学モデルの運動方程式を力学パラメータで表すステップと、
前記運動方程式のラプラス変換から力学モデルの伝達関数を求めるステップと、
前記力学モデルの伝達関数の離散化及びZ変換を行って力学モデルの離散時間モデルの伝達関数を求めるステップと、
前記機械加工システムの稼働時に発生する振動を加速度センサで観測した振動加速度信号の時系列モデルであるARMAモデルを求めるステップと、
前記力学モデルの離散時間モデルの伝達関数と前記ARMAモデルとを比較することにより、時系列モデルパラメータのARパラメータと力学パラメータとの関係を求めるステップと、
求められた前記時系列モデルパラメータのARパラメータと力学パラメータとの関係から、前記機械加工システムの稼働中にシステムに発生する振動箇所に設置した加速度センサの振動加速度信号を測定して前記時系列モデルのARパラメータを算出するステップと、
算出された前記ARパラメータから得られる前記ARMAモデルの推定する振動加速度信号の推定値と前記加速度センサの振動加速度信号の実測値との差を求めるステップと、
求められた前記推定値と実測値の差の統計量の変化から機械加工中の加工状態をリアルタイムに診断するステップと、
からなることを特徴とする機械システムの診断方法。 - 切削加工を行う機械加工システムの加工工具及び被加工物を要素とする動力学的な系を対象とする力学モデルの運動方程式を加工工具と加工部と被加工物の各質量、剛性、減衰係数の力学パラメータで表すステップと、
前記運動方程式のラプラス変換から力学モデルの伝達関数を求めるステップと、
前記力学モデルの伝達関数の離散化及びZ変換を行って力学モデルの離散時間モデルの伝達関数を求めるステップと、
前記機械加工システムによる切削加工時に被加工物から発生する振動を加速度センサで観測した振動加速度信号の時系列モデルであるARMA(4,3)モデルを求めるステップと、
前記力学モデルの離散時間モデルの伝達関数と前記ARMA(4,3)モデルとを比較することにより、時系列モデルパラメータのARパラメータと力学パラメータとの関係を求めるステップと、
前記機械加工システムによる切削加工中に前記被加工物に設置した加速度センサの振動加速度信号を測定して前記時系列モデルのARパラメータを算出するステップと、
算出された前記ARパラメータから得られる前記ARMAモデルの推定する振動加速度信号の推定値と前記加速度センサの振動加速度信号の実測値との差を求めるステップと、
求められた前記推定値と実測値の差の統計量の変化から切削加工中の加工状態をリアルタイムに診断するステップと、
からなることを特徴とする機械システムの診断方法。 - 機械システムに設置されて該機械システムの稼働中に所定物理量を検出するセンサと、前記センサの検出信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、前記デジタル信号を入力して請求項4に記載の機械システムの診断方法を実行するアルゴリズムにて演算処理をCPUに行わしめ、その結果を示す情報を表示装置に表示し、又は音響装置にて音声出力し、又は印刷出力するプログラムがインストールされたコンピュータシステムと、を備えることを特徴とする機械システム診断装置。
- 機械加工システムの稼働中に振動する振動箇所に設置された加速度センサと、前記加速度センサが検出した振動加速度信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、前記デジタル信号を入力して請求項5又は請求項6に記載の機械システムの診断方法を実行するアルゴリズムにて演算処理をCPUに行わしめ、その結果を示す情報を表示装置に表示し、又は音響装置にて音声出力し、又は印刷出力するプログラムがインストールされたコンピュータシステムと、を備えることを特徴とする機械システム診断装置。
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