JP2005250279A - リモコン雲台装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 感電防止及び誤接続による機器損傷防止を図ることが可能なリモコン雲台装置を提供する。
【解決手段】 雲台10と、前記雲台10に電力を供給するシステムコントローラ14と、前記雲台10と前記システムコントローラ14を接続する伝送ケーブル16と、を有するリモコン雲台装置であって、前記雲台は、雲台固有の識別情報を有し、前記システムコントローラ14は、前記伝送ケーブル16の2本の信号線32を介して、前記識別情報を検出し、前記雲台10が前記システムコントローラ14に適合するか否かを識別する検出手段と、前記雲台10が前記システムコントローラ14に適合するときに前記雲台10に電力を供給する電力供給手段と、を備えたリモコン雲台装置を提供することにより、前記課題を解決する。
【選択図】 図2
【解決手段】 雲台10と、前記雲台10に電力を供給するシステムコントローラ14と、前記雲台10と前記システムコントローラ14を接続する伝送ケーブル16と、を有するリモコン雲台装置であって、前記雲台は、雲台固有の識別情報を有し、前記システムコントローラ14は、前記伝送ケーブル16の2本の信号線32を介して、前記識別情報を検出し、前記雲台10が前記システムコントローラ14に適合するか否かを識別する検出手段と、前記雲台10が前記システムコントローラ14に適合するときに前記雲台10に電力を供給する電力供給手段と、を備えたリモコン雲台装置を提供することにより、前記課題を解決する。
【選択図】 図2
Description
本発明はリモコン雲台装置に係り、特にリモコン雲台装置における電源供給回路に関するものである。
雲台コントローラによって遠隔操作可能なリモコン雲台装置は、テレビカメラを搭載し、パン・チルト駆動部等を内蔵する雲台と、雲台に対する制御機能及び電源供給機能を有するシステムコントローラとを備える。
雲台とシステムコントローラは、光複合ケーブル等の汎用性のある伝送ケーブルによって接続される。伝送ケーブルの中には、複数の信号線や電源線等が含まれる。そして、システムコントローラから雲台に対する電力の供給は伝送ケーブルの電源線を介して行われる。また、システムコントローラから雲台に対する制御信号の送受信等は伝送ケーブルの信号線によって伝送される。
雲台とシステムコントローラの接続に利用される伝送ケーブルは、テレビカメラ等の各種機器の接続に利用されることが多い。そのため、誤って他の機器の伝送ケーブルがシステムコントローラに接続されてしまう場合がある。また、システムコントローラに接続されている伝送ケーブルの他端が未接続状態でシステムコントローラの電源出力端子から電力が出力されている時、電力を送出する伝送ケーブルの電力線が雲台に接続するコネクタの端子で剥き出し状態となり、感電事故の原因となる。
システムコントローラと雲台を伝送ケーブルにより接続する場合、前述のような誤接続による事故を防止するため、伝送ケーブルの信号線の2本以上を雲台側でショートし、システムコントローラ側で印加した電圧がシステムコントローラに戻ってくるかを判別する方法が利用されている。これにより、誤接続による感電事故を防止している。
また誤接続による感電事故を防止する方法として、テレビカメラ装置に対する技術が開示されている(例えば、特許文献1及び2参照)。テレビカメラ装置は、テレビカメラヘッドと、カメラヘッドに対する電源供給機能を備えるカメラコントロールユニット(以下、CCUという)とから構成される。従って、リモコン雲台装置と同様な電源供給構成をとる。
特許文献1には、トライアックスケーブルを用いたテレビカメラ装置が開示される。同文献には、テレビカメラヘッドに供給される電流値を検出し、この電流値に応じて、トライアックスケーブルに供給する電源のオン/オフを制御する方法が例示されている。
特許文献2には、光複合ケーブルを用いたテレビカメラ装置が開示される。同文献には、テレビカメラヘッドに対する光伝送状態を検出し、この光伝送状態に応じて、光出力と電源のオン/オフを制御する方法が例示されている。
特開平11−88739号公報
特開2000−59661号公報
しかしながら、前記従来のリモコン雲台装置において、伝送ケーブルの信号線をショートする方法は感電防止には有効であったが、雲台がシステムコントローラに適合するか否かは判別することはできない。そのため、システムコントローラに適合しない雲台が接続された場合には、その雲台に適合しない電源が供給されたり、電源入力以外の端子に電源が接続される。従って、雲台の各種機器の破損や誤動作等が生じる可能性がある。
特許文献1に開示されたテレビカメラ装置は、テレビカメラ装置の操作中等にトライアックスケーブルが抜脱された場合には、テレビカメラヘッドに供給される電流値は予め設定された基準値より低くなる。従って、トライアックスケーブルに供給する電源はオフとされ、感電事故の防止にはなる。しかしながら、CCUに適合しないテレビカメラヘッドが誤って接続されたときは、テレビカメラヘッドに供給される電流値は基準値より低くならない場合が生ずる。そのため、トライアックスケーブルに供給する電源はオフとされない。従って、過電流がテレビカメラヘッドに供給され、雲台の各種機器の破損や誤動作等が生じる可能性がある。
特許文献2に開示されたテレビカメラ装置は、光複合ケーブルが未接続の場合、光伝送状態が断となるため、光複合ケーブルに供給する電源はオフとされる。従って、感電事故の防止には有効である。しかしながら、CCUに適合しないテレビカメラヘッドが誤って接続された場合には、光複合ケーブルに供給する電源はオフとされない。従って、過電流がテレビカメラヘッドに供給され、雲台の各種機器の破損や誤動作等が生じる可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、感電防止及び誤接続による機器損傷防止を図ることが可能なリモコン雲台装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係るリモコン雲台装置は、雲台と、前記雲台に電力を供給するシステムコントローラと、前記雲台と前記システムコントローラを接続する伝送ケーブルと、を有するリモコン雲台装置であって、前記雲台は、雲台固有の識別情報を有し、前記システムコントローラは、前記伝送ケーブルの2本の信号線を介して、前記識別情報を検出し、前記雲台が前記システムコントローラに適合するか否かを識別する検出手段と、前記雲台が前記システムコントローラに適合するときに前記雲台に電力を供給する電力供給手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、システムコントローラの検出手段により、雲台固有の識別情報を検出し、システムコントローラに適合する雲台が接続された場合にのみシステムコントローラから雲台に電力を供給する。従って、感電防止とともに、誤接続による機器損傷の防止を図ることができる。
また本発明は、既存の伝送ケーブルの信号線を利用する。従って、新たな信号線やインターフェースを設けることなく、本発明に係るリモコン雲台装置を安価に実現することができる。
本発明の1つの側面に従えば、リモコン雲台装置の前記識別情報は、抵抗器であり、前記検出手段は、前記信号線を介して前記抵抗器に電圧を印加する電圧供給部と、前記電圧供給部から前記抵抗器及び前記信号線を介して得られる電圧を測定し、前記雲台が前記システムコントローラに適合するか否かを識別する検出部と、を有することを特徴とする。
本発明の別の側面に従えば、リモコン雲台装置の前記識別情報は、コンデンサであり、前記検出手段は、前記信号線を介して前記コンデンサに電圧を印加する電圧供給部と、前記電圧供給部から前記コンデンサ及び前記信号線を介して得られる電圧を測定し、前記雲台が前記システムコントローラに適合するか否かを識別する検出部と、を有することを特徴とする。
本発明のまた別の側面に従えば、前記識別情報は、コンデンサであり、前記検出手段は、前記信号線を介して前記コンデンサに任意の周波数のパルスを発生するパルス発生部と、前記パルス発生部から前記コンデンサ及び前記信号線を介して得られるパルスを測定し、前記雲台が前記システムコントローラに適合するか否かを識別する検出部と、を有することを特徴とする。
本発明に係るリモコン雲台装置によれば、システムコントローラに適合する雲台が接続された場合にのみ、システムコントローラから雲台に対して電力が供給されるので、感電防止とともに、誤接続による機器損傷の防止を図ることができる。
図1は、本発明に係るリモコン雲台装置の全体構成図である。同図において、リモコン雲台装置は、テレビカメラ装置29を搭載する雲台装置(以下、雲台という)10、システムコントローラ(以下、ESCという)14、雲台コントローラ18とから主に構成される。
雲台10は、ESC14に光複合ケーブル16を介して接続され、ESC14は、雲台コントローラ18にモデム20、22を介して専用回線や公衆回線等の通信回線24により接続されている。
なお通信回線24を使用することなく、雲台コントローラ18をケーブルを介してESC14に直結することも可能である。雲台コントローラ18は、例えば放送局の操作室に設置され、雲台10を遠隔操作するために用いられる。
雲台コントローラ18には、オペレータが雲台10のパン/チルト動作等の操作を行うための操作スイッチや、雲台10に取り付けられるテレビカメラ装置29の各種動作、処理についての操作及び設定を行うための操作スイッチ等が設けられている。
雲台コントローラ18の操作スイッチが操作されると、雲台コントローラ18の制御部(不図示)は、その操作が行われたことを検出し、該操作に基づく制御信号を通信回線24を介してESC14に送出する。
ESC14は、雲台コントローラ18から該制御信号を受信すると、雲台10又はテレビカメラ装置29の駆動部(不図示)に対する制御信号を、光複合ケーブル16の所定の信号線を介して送出する。
雲台10又はテレビカメラ装置29の駆動部は、ESC14から制御信号を受信すると、該制御信号に応じた動作を行う。すなわち、雲台コントローラ18からの遠隔操作により、テレビカメラ装置29のパン・チルト動作やズーム動作、フォーカス動作等が行われる。
ESC14は、前述した雲台10の遠隔制御部としての機能を有するとともに、雲台10に対して電力を供給するための電源部としての機能を有する。なお、ESC14の電源部としての機能については後述する。
雲台10は、雲台本体26、前記雲台本体26を支持する雲台取付台30、前記雲台本体26の側面に取り付けられるカメラハウジング(カメラ支持部)12とから主に構成され、前記カメラハウジング12にはテレビカメラ装置29が取り付けられる。
雲台本体26には、パン用モータ(不図示)及びチルト用モータ(不図示)が内蔵されている。パン用モータは、雲台26の内周部に固定され、その出力軸に取り付けられたウォームギア(不図示)が、図1で破線で示すパン軸27に固定されたウォームホイール(不図示)に噛合されている。これにより、パン用モータが駆動されると、ウォームギアがウォームホイールの周りを周回移動するので、ウォームギアと一緒に雲台本体26がパン軸27を中心に回動する。
チルト用モータの出力軸は、図1に破線で示すチルト軸28に連結され、チルト軸28には、カメラハウジング12が連結されている。これにより、チルト用モータが駆動されると、チルト軸28が回動するので、カメラハウジング12がチルト軸28を中心に揺動する。
テレビカメラ装置29は、雲台本体26のカメラハウジング12に取り付けられるため、雲台本体26に内蔵されるパン用モータ及びチルト用モータの駆動によって、テレビカメラ装置29がパン/チルト動作する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るリモコン雲台装置の検出手段のブロック図である。図2において、ESC14は、光複合ケーブル16を介して接続される雲台10に電力を供給する機能を有している。ESC14は、直流定電圧端子42、抵抗53、検出回路44、電源回路48を備えている。また、雲台10は、抵抗52、電源回路50を備えている。光複合ケーブル16には、信号線32、33、電力線34、光ファイバケーブル(不図示)等が含まれる。
直流定電圧端子42は、光複合ケーブル16の信号線32を介して、雲台10の抵抗52の一端と接続される。抵抗52の他端には、光複合ケーブル16の信号線33を介して、ESC14の検出回路44の入力に接続されるとともに、抵抗53の一端に接続される。また、抵抗53の他端は、接地点に接続される。
直流定電圧端子42には、不図示の直流定電圧源が接続される。これによって、直流定電圧端子42から信号線32、雲台10の抵抗52、信号線33、ESC14の抵抗53を介して接地点に電流が流れることになる。
検出回路44は、不図示のコンパレータ等により構成される。検出回路44の入力は、抵抗52と抵抗53との接続点が接続される。一方、検出回路44の出力は、後述する電源回路48に備えられるリレースイッチ46の制御端子37に接続される。
検出回路44は、ESC14に適合する雲台10が接続されたか否かを識別し、その結果を出力する機能を有する。すなわち、検出回路44の入力電圧が、ESC14に適合する雲台10が接続された場合に検出回路44に入力されるべき電圧と一致するか否かを識別し、その結果一致した場合には“1”を出力し、一致しない場合には“0”を出力する。
ここで、適合する雲台10が接続された場合に検出回路44に入力されるべき電圧(以下、基準電圧という)をV0は、直流定電圧源の電圧をV1、抵抗52の抵抗値をR1、抵抗53の抵抗値をR2とすると、
V0=R2/(R1+R2)×V1 ・・・ (1)
となる。なお、光複合ケーブル16の抵抗R0は、抵抗R1、抵抗R2に比べて十分に小さいものとする。
V0=R2/(R1+R2)×V1 ・・・ (1)
となる。なお、光複合ケーブル16の抵抗R0は、抵抗R1、抵抗R2に比べて十分に小さいものとする。
従って、検出回路44は、検出回路44の入力電圧V2と基準電圧V0と比較することにより、信号線2本のみでESC14に適合する雲台10が接続されているか否かを識別することができる。
また、検出回路44は、前記基準電圧V0に対する上限値と下限値を設定し、入力電圧が上限値と下限値の間にある場合に“1”を出力し、上限値以上、又は下限値以下である場合に“0”を出力するようにしてもよい。周囲温度やケーブル長の長短による信号線の直流抵抗の差異により検出回路44への入力電圧に多少の誤差が発生する場合もあるからである。
電源回路48は、リレースイッチ46から主に構成される。リレースイッチ46の入力側の制御端子37は検出回路44の出力と接続され、リレースイッチ46の出力側の制御端子38は接地される。
リレースイッチ46の入力側のスイッチ端子40にはAC電源36が接続され、リレースイッチ46の出力側のスイッチ端子39には、光複合ケーブル16の電源線34を介して、雲台10の電源回路50と接続される。
リレースイッチ46の制御端子37に“1”が入力される場合、すなわち、検出回路44の入力電圧V2が基準電圧V0と一致する場合には、リレースイッチ46がメーク状態となる。従って、リレースイッチ46のスイッチ端子40と接続されるAC電源36は、光複合ケーブル16の電源線34を介して、雲台10の電源回路50と接続されるため、雲台10に電力が供給される。
一方、リレースイッチ46の制御端子37に“0”が入力される場合、すなわち、検出回路44の入力電圧V2が基準電圧V0と一致しない場合には、リレースイッチ46がブレーク状態となる。従って、リレースイッチ46のスイッチ端子40と接続されるAC電源36は、雲台10の電源回路50とは接続されず、雲台10には電力が供給されない。
なお、抵抗52又は抵抗53をコンデンサに置き換え、検出回路44が、直流定電圧源から電圧V1を印加したときの検出回路44の入力電圧V1の立ち上がりを測定することによっても、信号線2本のみで適合する雲台10がESC14に接続されたか否かを識別することも可能である。
以上のとおり、ESC14から雲台10に電力を供給する場合に、ESC14に適合する雲台10が接続されているか否かを、ESC14と雲台10とを接続する光複合ケーブル16の2本の信号線32、33と、雲台10の抵抗52又はコンデンサ(不図示)、及びESC14内の検出回路44等を用いて識別することができる。そして、適合する雲台10がESC14に接続されたことを確認したうえで、ESC14から雲台10に電力を供給するので、光複合ケーブル16が未接続又は誤接続のときには電力が供給されず、感電防止とともに、誤接続による機器損傷防止を図ることができる。
図3は、本発明の第2の実施形態に係るリモコン雲台装置の検出手段のブロック図である。なお図3中、図2と共通する部分には同一の符号を付してある。ESC14は、パルス発生回路60、パルス検出回路62、電源回路48を備えている。また、雲台10は、コンデンサ64と電源回路50を備えている。
パルス発生回路60の出力は、光複合ケーブル16の信号線を介して、雲台10のコンデンサ64の一端と接続される。コンデンサ64の他端は、パルス検出回路62の入力側に接続される。パルス検出回路62の出力は、電源回路48に備えられるリレースイッチ46の制御端子37に接続される。
パルス発生回路60は、周波数の異なるパルスを出力する機能を有する。本実施形態においては、パルス発生回路60は、高い方の周波数パルスf1と、低い方の周波数パルスf2を出力する。なお、高い方の周波数パルスf1と低い方の周波数パルスf2を順次出力してもよいし、同時に出力してもよい。周波数の異なるパルスを発生することにより、たとえ適合しない機器の同一端子にコンデンサが接続されていても、容量が一致しない限り適合性を判断できる。
パルス検出回路62は、ESC14に適合する雲台10が接続されたか否かを識別し、その結果を出力する機能を有する。すなわち、パルス検出回路62は、コンデンサ64を介して入力される高い方の周波数パルスf1を検出し、かつ低い方の周波数パルスf2を検出しない場合には適合する雲台10が接続されていると判断し、“1”を出力する。一方、パルス検出回路62が、高い方の周波数パルスf1と低い方の周波数パルスf2を検出するか、若しくはいずれも検出しない場合には適合する雲台10が接続されていないと判断し、“0”を出力する。
なお、適合する雲台10のコンデンサ64の静電容量C、パルス発生回路60から送出される高い方の周波数パルスf1、低い方の周波数パルスf2の周波数は、パルス検出回路62が高い方の周波数パルスf1を検出し、かつ低い方の周波数パルスf2を検出しないように選定する。
電源回路48は、実施形態1と同様に、リレースイッチ46から主に構成され、リレースイッチ46の入力側の制御端子37はパルス検出回路62の出力と接続され、リレースイッチ46の出力側の制御端子38は接地される。また、リレースイッチ46の入力側のスイッチ端子40にはAC電源36が接続され、リレースイッチ46の出力側のスイッチ端子39には、光複合ケーブル16の電源線34を介して、雲台10の電源回路50と接続される。
パルス検出回路62より“1”が入力される場合、すなわち、高い方の周波数パルスf1を検出し、かつ低い方の周波数パルスf2を検出しない場合には、リレースイッチ46がメーク状態となり、リレースイッチ46と光複合ケーブル16の電源線を介して、雲台10の電源回路50に電力が供給される。
一方、パルス検出回路62より“0”が入力される場合、すなわち、高い方の周波数パルスf1と低い方の周波数パルスf2のいずれも検出するか、又はいずれも検出しない場合には、リレースイッチ46はブレーク状態となり、雲台10の電源回路50に電力が供給されない。
本実施形態においても、実施形態1と同様の効果を奏する。すなわち、ESC14から雲台10に電力を供給する場合に、ESC14に適合する雲台10が接続されているか否かを、ESC14と雲台10とを接続する光複合ケーブル16の信号線32,33と、雲台10のコンデンサ64、及びESC14内のパルス発生回路60とパルス検出回路44を用いて識別することができるので、感電防止とともに、誤接続による機器損傷防止を図ることができる。
以上、本発明のリモコン雲台装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってよいのはもちろんである。
10…雲台、14…ESC、18…雲台コントローラ、29…テレビカメラ装置、44…検出回路、46…リレースイッチ、48…電源回路、50…電源回路、60…パルス発生回路、62…パルス検出回路
Claims (4)
- 雲台と、前記雲台に電力を供給するシステムコントローラと、前記雲台と前記システムコントローラを接続する伝送ケーブルと、を有するリモコン雲台装置であって、
前記雲台は、雲台固有の識別情報を有し、
前記システムコントローラは、前記伝送ケーブルの2本の信号線を介して、前記識別情報を検出し、前記雲台が前記システムコントローラに適合するか否かを識別する検出手段と、
前記雲台が前記システムコントローラに適合するときに前記雲台に電力を供給する電力供給手段と、を備えたことを特徴とするリモコン雲台装置。 - 前記識別情報は、抵抗器であり、
前記検出手段は、前記信号線を介して前記抵抗器に電圧を印加する電圧供給部と、前記電圧供給部から前記抵抗器及び前記信号線を介して得られる電圧を測定し、前記雲台が前記システムコントローラに適合するか否かを識別する検出部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のリモコン雲台装置。 - 前記識別情報は、コンデンサであり、
前記検出手段は、前記信号線を介して前記コンデンサに電圧を印加する電圧供給部と、前記電圧供給部から前記コンデンサ及び前記信号線を介して得られる電圧を測定し、前記雲台が前記システムコントローラに適合するか否かを識別する検出部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のリモコン雲台装置。 - 前記識別情報は、コンデンサであり、
前記検出手段は、前記信号線を介して前記コンデンサに任意の周波数のパルスを発生するパルス発生部と、前記パルス発生部から前記コンデンサ及び前記信号線を介して得られるパルスを測定し、前記雲台が前記システムコントローラに適合するか否かを識別する検出部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のリモコン雲台装置。
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JP2022516965A (ja) * | 2019-01-08 | 2022-03-03 | イーグル ハーバー テクノロジーズ,インク. | ナノ秒パルサー回路での効率的なエネルギー回収 |
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JP7320608B2 (ja) | 2019-01-08 | 2023-08-03 | イーグル ハーバー テクノロジーズ,インク. | ナノ秒パルサー回路での効率的なエネルギー回収 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081224 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090415 |