JP2005156371A - 地絡検出装置 - Google Patents

地絡検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005156371A
JP2005156371A JP2003395975A JP2003395975A JP2005156371A JP 2005156371 A JP2005156371 A JP 2005156371A JP 2003395975 A JP2003395975 A JP 2003395975A JP 2003395975 A JP2003395975 A JP 2003395975A JP 2005156371 A JP2005156371 A JP 2005156371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground fault
voltage
fault detection
power supply
connection point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003395975A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Shimizu
工 清水
Masatoshi Sumiya
昌利 角谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2003395975A priority Critical patent/JP2005156371A/ja
Publication of JP2005156371A publication Critical patent/JP2005156371A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

【課題】直流電源又はそれに接続される負荷の、少なくともいずれかにおいて発生する地絡を検出する地絡検出装置において、負荷に直流電源を接続した直後においても、地絡を確実に検出できる地絡検出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の、地絡検出装置1は、高電圧バッテリ2(直流電源)と、インバータ回路3(負荷)と、交流モータ4(負荷)と、システムメインリレー5(断続手段)と、地絡検出部6(地絡検出手段)と、カップリングコンデンサ7(コンデンサ)とから構成されている。そして、カップリングコンデンサ7の地絡検出部6側にあるA点を、高電圧バッテリ2の出力端子間電圧の1/2の電圧となる、高電圧バッテリ2を構成する電池モジュール2aの出力端に接続することを特徴とする。これにより、地絡検出部6は、カップリングコンデンサ7のA点の電圧の影響を受けることなく、確実に地絡を検出することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体に対して絶縁される直流高電圧電源の地絡検出装置に関する。
電気自動車に搭載されるモータ駆動装置は高電圧のバッテリを使用している。そのため、安全性の観点から、そのバッテリとその高電圧が印加されるインバータ回路及びモータ巻線は一般に車体に対して絶縁されている。そして、さらに、それらが車体と電気的に接触する状態、いわゆる地絡を検出するための地絡検出装置が設けられている。
この地絡検出装置として、例えば、車体に対して絶縁された高電圧のバッテリ群と、発振回路と、検出部とを備えた地絡検出回路が特開平8−70503号公報に開示されている。この地絡検出回路の発振回路は、一定周波数の矩形波を発生する発振器と、インピーダンス変換器と、インピーダンス変換器の後段に接続され矩形波パルスを検出する検出抵抗とから構成されている。発振回路の出力は、検出部に接続されるとともにカップリングコンデンサを介してバッテリ群のプラス母線に接続される。そのため、発振回路と検出部とは高電圧のバッテリ群と直流的に絶縁される。そして、例えば、バッテリ群のマイナス母線と車体との間で地絡が発生した場合、発振回路から出力される矩形波パルスは、検出抵抗と地絡抵抗とで分圧されるため検出抵抗の出力端における波高値が低下する。この矩形波パルスの波高値の変化を検出部が判定基準と比較することにより、地絡検出回路は地絡を検出することができる。また、発振回路や検出部は、高電圧のバッテリ群と直流的に絶縁されているため、車体に対して接地された低電圧のバッテリで作動する回路でそれらの信号を処理することが可能となり、回路構成を簡素化することができる。
特開平8−70503号公報
ところで、図4に示すように、電気自動車のモータ駆動装置には、高電圧バッテリ2を
インバータ回路3と接続又は遮断するシステムメインリレー5が設けられている。このシステムメインリレー5は、イグニッションスイッチと連動し、イグニッションスイッチがオンされることにより高電圧バッテリ2をインバータ回路3に接続し、オフされることにより遮断する。また、インバータ回路3のコモン電圧の変動を抑えるため、インバータ回路3の正極側入力端3gと負極側入力端3hは、抵抗値の等しい2つのコモン電圧制御用抵抗3i、3jによりそれぞれ車体に接地されている。そして、高電圧バッテリ2、インバータ回路3又は交流モータ4の少なくともいずれかで発生する地絡を検出する地絡検出部6が、カップリングコンデンサ7を介して高電圧バッテリ2の負極側出力端2cに接続されている。この地絡検出部6は、車体に接地されており、車体に接地された低電圧のバッテリで駆動される。
ここで、イグニッションスイッチがオンされると、システムメインリレー5が高電圧バッテリ2をインバータ回路3に接続する。このとき、高電圧バッテリ2の出力端子間の電圧(例えば300V)が車体に接地された2つのコモン電圧制御用抵抗3i、3jにより分圧されるため、高電圧バッテリ2の負極側出力端2cに接続されているカップリングコンデンサ7のA点(第1接続点)の電圧は負電圧(−150V)となる。そのため、地絡検出回路6に接続されているカップリングコンデンサ7のB点(第2接続点)の電圧は、負電圧(例えば−15V)まで瞬時に低下し、その後、地絡検出回路6の内部抵抗の抵抗値とカップリングコンデンサ7の容量とによって決まる時定数(例えば10sec)に基づいて指数関数的に上昇し0Vへ収束していく。
このようなモータ制御装置に、前述した地絡検出回路を用いた場合、図5に示すように、発振回路から出力される矩形波パルスには指数関数的に上昇する電圧が重畳される。そのため、システムメインリレー5がオンしてから矩形波パルスの電圧レベルが地絡判定基準に達するt1までの期間、実際には地絡していないにも関わらず、地絡検出部6は地絡したと誤検出してしまう。そこで、矩形波パルス全体の大きな変化が収束してから地絡検出を開始する方法も考えられるが、収束するまでの時間が非常に長く実用的でない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、直流電源又はそれに接続される負荷の少なくともいずれかで発生する地絡を検出する地絡検出装置において、負荷に直流電源を接続した直後であっても地絡を確実に検出できる地絡検出装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明者は、この課題を解決すべく鋭意研究し、試行錯誤を重ねた結果、コンデンサが直流電源に接続される一端の電圧の変化を所定の範囲内に抑えることにより、負荷に直流電源を接続した直後でも誤検出することなく地絡を検出できることを思いつき、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の地絡検出装置は、直流電源と、前記車体に対して絶縁されるとともに前記直流電源から電力を供給されることにより作動する負荷と、前記直流電源を前記負荷と接続又は遮断する断続手段と、前記車体に接地されるとともに前記断続手段が前記直流電源を前記負荷と接続した後における前記直流電源又は前記負荷の少なくともいずれかの地絡を検出する地絡検出手段と、前記地絡検出手段を前記直流電源に接続するコンデンサとを備えた地絡検出装置において、さらに、前記断続手段が前記直流電源を前記負荷と接続した後における、前記コンデンサの直流電源側端子にある第1接続点の電圧を所定電圧範囲内に抑える電圧制御手段を有することを特徴とする。
請求項2に記載の地絡検出装置は、請求項1に記載の地絡検出装置において、さらに、
前記地絡検出手段は、交流信号を発生する交流信号発生手段と、一端が前記交流信号発生手段の出力端に接続されるとともに他端が前記コンデンサに接続される地絡検出抵抗と、前記コンデンサの地絡抵抗側端子にある第2接続点に接続されるとともに前記第2接続点の電圧の大きさを所定地絡判定値と比較することにより前記地絡を判定する地絡判定手段とを有することを特徴とする。
請求項3に記載の地絡検出装置は、請求項1又は2に記載の地絡検出装置において、さらに、前記所定電圧範囲は、前記第1接続点の電圧の変化に伴い前記第2接続点の電圧が変化した際に、前記地絡判定手段が前記地絡を誤判定することがない電圧範囲であることを特徴とする。
請求項4に記載の地絡検出装置は、請求項1又は2に記載の地絡検出装置において、さらに、前記所定電圧範囲は、車体の電圧付近の電圧範囲であることを特徴とする。
請求項5に記載の地絡検出装置は、請求項1乃至4に記載の地絡検出装置において、さらに、前記直流電源は、直列に接続される複数の電池モジュールで構成される組電池であり、前記第1接続点は、複数の前記電池モジュールのいずれかの出力端であることを特徴とする。
請求項6に記載の地絡検出装置は、請求項1又は2に記載の地絡検出装置において、さらに、前記所定電圧範囲は、前記断続手段が前記直流電源を前記負荷と接続する前における前記第1接続点の電圧付近の電圧範囲であることを特徴とする。
請求項7に記載の地絡検出装置は、請求項1乃至3又は6に記載の地絡検出装置において、さらに、前記電圧制御手段は、前記第1接続点を前記直流電源の正極側出力端又は負極側出力端のいずれかに接続する接続手段と、前記直流電源の正極側出力端及び負極側出力端をそれぞれ車体に接地する抵抗とを有することを特徴とする。
なお、本明細書でいう第1及び第2接続点とは、素子間の接続関係を明確にするために便宜的に導入したものであって、回路上の一点のみを示す場合には限らない。従って、それは素子間の接続区間と考えてもよいものである。
請求項1に記載の地絡検出装置によれば、電圧制御制手段で、断続手段が直流電源を負荷に接続した後におけるコンデンサの直流電源側端子にある第1接続点の電圧を、所定電圧範囲内に抑えることができる。ところで、前述したように、地絡検出手段における誤検出は、断続手段が直流電源を負荷に接続した後の第1接続点の電圧が大きく変化することにより発生する。しかし、本発明の地絡検出装置にによれば、第1接続点の電圧を所定電圧範囲内に抑えることができるので、直流電源を負荷に接続した直後においても誤検出することなく地絡を検出することができる。
請求項2に記載の地絡検出装置によれば、地絡検出手段は、交流信号発生手段で交流信号を発生し、その交流信号を地絡検出抵抗からコンデンサを介して直流電源及び負荷側に出力することができる。さらに、地絡判定手段で、コンデンサの地絡検出抵抗側端子にある第2接続点の電圧の大きさを所定の地絡判定値と比較することができる。
ところで、直流電源やそれに接続される負荷において地絡が発生した場合、交流信号発生手段から出力される交流信号は、コンデンサを介し地絡検出抵抗と地絡抵抗とで分圧される。ここで、地絡抵抗とは地絡が発生した直流電源や負荷と車体との間の抵抗のことであり、その抵抗値は非常に小さいため第2接続点における交流信号の波高値は低下する。従って、地絡判定手段で、第2接続点の電圧の大きさを所定の地絡判定値と比較することにより、地絡検出手段は地絡を確実に検出することができる。
請求項3に記載の地絡検出装置によれば、所定電圧範囲は、第1接続点の電圧の変化に伴い第2接続点の電圧が変化しても地絡判定手段が地絡を誤判定することがない電圧範囲である。そのため、直流電源を負荷に接続した直後に第1接続点の電圧が変化しても地絡検出手段はその影響を受けることなく確実に地絡を検出することができる。
請求項4に記載の地絡検出装置によれば、所定電圧範囲は、車体電圧とほぼ同じ電圧範囲である。そのため、直流電源を負荷に接続した直後の第1接続点の電圧はほぼ0Vで非常に小さい。従って、地絡検出手段は、第1接続点の電圧の影響を受けることはほとんどなくより確実に地絡を検出することができる。
請求項5に記載の地絡検出装置によれば、直流電源は、複数の電池モジュールを直列接続して構成され、第1接続点は、それら電池モジュールのいずれかの出力端に設けることができる。そのため、第1接続点の電圧をより確実に所定の電圧範囲内に抑えることができ、地絡検出の信頼性の向上を図ることができる。
請求項6に記載の地絡検出装置によれば、所定電圧範囲は、開閉手段が直流電源を負荷に接続する前の第1接続点の電圧とほぼ同じ電圧範囲である。そのため、直流電源を負荷に接続する前後で第1接続点の電圧はほとんど変化することない。従って、地絡検出手段は、第1接続点の電圧変化の影響を受けることはほとんどなくより確実に地絡を検出することができる。
請求項7に記載の地絡検出装置によれば、電圧変化抑制手段は、接続手段で、第1接続点を直流電源の正極出力端又は負極出力端のいずれかに接続するとともに、抵抗で直流電源の正極出力端及び負極出力端をそれぞれ車体に接地することができる。そのため、直流電源を負荷に接続する前後で第1接続点の電圧をほぼ一定に保つことができ、地絡検出の信頼性の向上を図ることができる。
本実施形態は、地絡検出装置を電気自動車のモータ駆動装置に適用した例を示す。
(第1実施形態)
第1実施形態における地絡検出装置の回路図を図1に、回路各部の電圧波形を図2に示す。まず、図1を参照して具体的構成について説明する。図1に示すように、地絡検出装置1は、高電圧バッテリ2(直流電源)と、インバータ回路3(負荷)と、交流モータ4(負荷)と、システムメインリレー5(断続手段)と、地絡検出部6(地絡検出手段)と、カップリングコンデンサ7(コンデンサ)とを備えている。
高電圧バッテリ2は、複数の電池モジュール2aを直列接続して構成される、例えば、定格電圧300Vの組電池であり、車体に対して絶縁されている。
インバータ回路3は、コレクタ−エミッタ間に寄生ダイオードを有する6つのトランジスタ3a〜3fを3相ブリッジ接続して構成される電子回路である。そして、上側の3つのトランジスタ3a〜3cのコレクタは共通して接続され、正極側入力端3gを構成し、また、下側の3つのトランジスタ3d〜3fのエミッタは共通して接続され、負極側入力端3hを構成している。これら正極側入力端3g及び負極側入力端3hは、抵抗値の等しい2つのコモン電圧制御用抵抗3i、3jを介してそれぞれ車体に接地されている。
交流モータ4は、複数のマグネットが配設されたロータと、モータ巻線4aが券回されたステータとから構成されている。モータ巻線4aは3つのコイルから構成され、それぞれの一端が共通して接続され、他端はインバータ回路3の3相出力端TU、TV、TWに接続されている。
システムメインリレー5は、2つのa接点を有するメカニカルリレーで構成され、高電圧バッテリ2とインバータ回路3との間に配設されている。そして、イグニッションスイッチがオンされると、システムメインリレー5が、高電圧バッテリ2の正極側出力端2b及び負極側出力端2cを、それぞれインバータ回路3の正極側入力端3g及び負極側入力端3hに接続する。これにより、高電圧バッテリ2からインバータ回路3に直流電力が供給され、インバータ回路3がこの直流電力を交流電力に変換し交流モータ4に供給することで、交流モータ4はトルクを発生する。また、イグニッションスイッチがオフされると、システムメインリレー5は、高電圧バッテリ2をインバータ回路3から遮断する。
地絡検出部6は、交流信号発生回路6a(交流信号発生手段)と、地絡検出抵抗6bと、地絡判定回路6c(地絡判定手段)とから構成されている。交流信号発生回路6aは、車体に接地されるとともに、一端がマイクロコンピュータ9と接続され、他端が地絡検出抵抗6bを介して後述するカップリングコンデンサ7の一端にあるB点(第2接続点)に接続されている。そして、マイクロコンピュータ9からの信号に基づき、地絡検出抵抗6bを介してカップリングコンデンサ7のB点に一定周波数の矩形波パルスを出力する。地絡判定回路6cは、車体に接地されるとともに、一端が地絡検出抵抗6bの他端、つまり、カップリングコンデンサ7のB点に接続され、他端がマイクロコンピュータ9と接続されている。そして、カップリングコンデンサ7のB点の電圧の大きさに基づいて、高電圧バッテリ2、システムメインリレー5、インバータ回路3又は交流モータ4の少なくともいずれかにおける地絡を判定し、判定結果をマイクロコンピュータ9に出力する。
カップリングコンデンサ7は、高電圧が印加されても耐えることのできる、例えば、高耐圧の電解コンデンサであり、その一端にあるB点が地絡検出部6と接続されている。そして、他端にあるA点(第1接続点)は、高電圧バッテリ2の負極側出力端2cを基準として出力端子間電圧300Vの1/2、つまり、150Vとなる電池モジュール2aの出力端に接続されている。
次に、具体的動作について説明する。電気自動車は、イグニッションスイッチがオンされるとモータ制御装置のイニシャルチェック(初期動作確認)を開始する。そして、各部に異常がないことが確認されるとシステムメインリレー5がオンされ、高電圧バッテリ2がインバータ回路3に接続される。地絡検出部6は、イグニッションスイッチがオンされると同時に地絡検出動作を開始する。このとき、高電圧バッテリ2の出力端子間の電圧が車体に接地された2つのコモン電圧制御用抵抗3i、3jにより分圧されるため、高電圧バッテリ2の負極側出力端2cの電圧は車体に対して−150Vとなる。ところが、カップリングコンデンサ7のA点は、高電圧バッテリ2の負極側出力端2cを基準として150Vとなる電池モジュール2aの出力端に接続されているため、0V、つまり、等価的に車体と同じ電圧となる。そのため、図2に示すように、システムメインリレー5がオンされた後に、カップリングコンデンサ7のB点の電圧は、0Vを基準として交流信号発生回路6aの出力する矩形波パルスが重畳された波形となり、図5に示したように変化することはない。
ここで、高電圧バッテリ2、インバータ回路3又は交流モータ4において地絡が発生した場合、地絡検出部6の交流信号発生回路6aから出力される矩形波パルスは、地絡検出部6の地絡検出抵抗6bと地絡部分における地絡抵抗とかなる分圧回路によって分圧される。そのため、その波高値が低下する。地絡判定回路6cはカップリングコンデンサ7のB点における電圧を測定する。そして、その電圧値をあらかじめ設定されている地絡判定値と比較することにより矩形波パルスの波高値の低下を検出し地絡と判定する。
以上説明したように、地絡検出装置1は、カップリングコンデンサ7のA点を、高電圧バッテリ2の負極側出力端2cを基準として出力端子間電圧の1/2の電圧となる電池モジュール2aの出力端に接続する。これにより、カップリングコンデンサ7のA点の電圧を等価的に車体と同じ電圧にすることができる。そのため、地絡検出部6は、カップリングコンデンサ7のA点の電圧の影響を受けることなく確実に地絡を検出することができる。
なお、上述した実施形態においては、カップリングコンデンサ7のA点を、高電圧バッテリ2の負極側出力端2cを基準として出力端子間電圧の1/2の電圧となる電池モジュール2aの出力端に接続しているが、これに限られるものではない。カップリングコンデンサ7のA点の電圧の変化に伴いB点の電圧が変化しても、地絡判定回路6cが地絡を誤判定することがない電圧範囲にある電池モジュール2aの出力端に接続されていればよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態における地絡検出装置の回路図を図3に示す。ここでは、第1実施形態における地絡検出装置1との相違部分についてのみ説明し、共通する部分ついては、必要とされる箇所以外説明を省略する。なお、前記実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
図3に示すように、電圧制御部8(電圧制御手段)は、カップリングコンデンサ7の接続回路と、2つのコンデンサ電圧制御用抵抗8a、8bとを備えている。そして、カップリングコンデンサ7の接続回路(接続手段)は、カップリングコンデンサ7の一端にあるA点を高電圧バッテリ2の負極側出力端2cに接続する回路である。また、コンデンサ電圧制御用抵抗8a、8bは、抵抗値の非常に大きい、例えば、それぞれ2MΩの抵抗体であり、高電圧バッテリ2の正極側出力端2b及び負極側出力端2cをそれぞれ車体に接続している。ここで、システムメインリレー5がオンされる前、高電圧バッテリ2の出力端子間の電圧が車体に接地された2つのコンデンサ電圧制御用抵抗8a、8bにより分圧されるため、高電圧バッテリ2の負極側出力端2cの電圧は車体に対して−150Vとなる。そのため、高電圧バッテリ2の負極側出力端2cに接続されるカップリングコンデンサ7のB点の電圧も−150Vとなる。ところが、システムメインリレー5がオンされても、高電圧バッテリ2の出力端子間の電圧は、それぞれ並列接続されたコモン電圧制御用抵抗3i及びコンデンサ電圧制御用抵抗8aとコモン電圧制御用抵抗3j及びコンデンサ電圧制御用抵抗8bとにより分圧されるため、高電圧ッテリ2の負極側出力端2cの電圧は−150Vのままである。従って、システムメインリレー5がオンされる前後において、カップリングコンデンサ7のA点の電圧が変化することはない。
これら、第2の実施形態によれば、地絡検出装置1は、システムメインリレー5が高電圧バッテリ2をインバータ回路3に接続する前後で、カップリングコンデンサ7のA点の電圧を一定に保つことができる。そのため、カップリングコンデンサ7のA点の電圧変化の影響を受けることなく確実に地絡を検出することができる。
なお、上述した実施形態においては、コンデンサ電圧制御用抵抗8a、8bは、常時、高電圧バッテリ2に接続されおり電力を常に消費しているが、コンデンサ電圧制御用抵抗8a、8bを高抵抗にすることにより消費電力を問題とならないレベルに抑えることができる。
また、上述した実施形態においては、コンデンサ電圧制御用抵抗8a、8bは、抵抗値が等しい抵抗体であるが、これに限られるものではない。システムメインリレー5が、高電圧バッテリ2をインバータ回路3に接続する前後で、カップリングコンデンサ7のA点の電圧の変化を地絡判定回路6cが地絡を誤判定しない電圧範囲にすることができる抵抗値の組み合わせであればよい。
第1実施形態における地絡検出装置の回路図を示す。 第1実施形態における地絡検出装置の電圧波形を示す。 第2実施形態における地絡検出装置の回路図を示す。 従来の地絡検出装置の回路図を示す。 従来の地絡検出装置の電圧波形を示す。
符号の説明
1 ・・・ 地絡検出装置
2 ・・・ 高電圧バッテリ(直流電源)
2a ・・・ 電池モジュール
2b ・・・ 正極側出力端
2c ・・・ 負極側出力端
3 ・・・ インバータ回路(負荷)
3g ・・・ 正極側入力端
3h ・・・ 負極側入力端
3i、3j ・・・ コモン電圧制御用抵抗
4 ・・・ 交流モータ(負荷)
5 ・・・ システムメインリレー
6 ・・・ 地絡検出部(地絡検出手段)
6a ・・・ 交流信号発生回路(交流信号発生手段)
6b ・・・ 地絡検出抵抗
6c ・・・ 地絡判定回路(地絡判定手段)
7 ・・・ カップリングコンデンサ(コンデンサ)
8 ・・・ 電圧制御部(電圧制御手段)
8a、8b ・・・ コンデンサ電圧制御用抵抗

Claims (7)

  1. 直流電源と、前記車体に対して絶縁されるとともに前記直流電源から電力を供給されることにより作動する負荷と、前記直流電源を前記負荷と接続又は遮断する断続手段と、前記車体に接地されるとともに前記断続手段が前記直流電源を前記負荷と接続した後における前記直流電源又は前記負荷の少なくともいずれかの地絡を検出する地絡検出手段と、前記地絡検出手段を前記直流電源に接続するコンデンサとを備えた地絡検出装置において、
    さらに、前記断続手段が前記直流電源を前記負荷と接続した後における前記コンデンサの直流電源側端子にある第1接続点の電圧を所定電圧範囲内に抑える電圧制御手段を有することを特徴とする地絡検出装置。
  2. 前記地絡検出手段は、交流信号を発生する交流信号発生手段と、一端が前記交流信号発生手段の出力端に接続されるとともに他端が前記コンデンサに接続される地絡検出抵抗と、前記コンデンサの地絡抵抗側端子にある第2接続点に接続されるとともに前記第2接続点の電圧の大きさを所定地絡判定値と比較することにより前記地絡を判定する地絡判定手段とを有することを特徴とする請求項1記載の地絡検出装置。
  3. 前記所定電圧範囲は、前記第1接続点の電圧の変化に伴い前記第2接続点の電圧が変化した際に、前記地絡判定手段が前記地絡を誤判定することがない電圧範囲であることを特徴とする請求項1又は2記載の地絡検出装置。
  4. 前記所定電圧範囲は、車体の電圧付近の電圧範囲であることを特徴とする請求項1又は2記載の地絡検出装置。
  5. 前記直流電源は、直列に接続される複数の電池モジュールで構成される組電池であり、
    前記第1接続点は、複数の前記電池モジュールのいずれかの出力端であることを特徴とする請求項1乃至4記載の地絡検出装置。
  6. 前記所定電圧範囲は、前記断続手段が前記直流電源を前記負荷と接続する前における前記第1接続点の電圧付近の電圧範囲であることを特徴とする請求項1又は2記載の地絡検出装置。
  7. 前記電圧制御手段は、前記第1接続点を前記直流電源の正極側出力端又は負極側出力端のいずれかに接続する接続手段と、前記直流電源の正極側出力端及び負極側出力端をそれぞれ車体に接地する抵抗とを有することを特徴とする請求項1乃至3又は6記載の地絡検出装置。
JP2003395975A 2003-11-26 2003-11-26 地絡検出装置 Pending JP2005156371A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003395975A JP2005156371A (ja) 2003-11-26 2003-11-26 地絡検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003395975A JP2005156371A (ja) 2003-11-26 2003-11-26 地絡検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005156371A true JP2005156371A (ja) 2005-06-16

Family

ID=34721595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003395975A Pending JP2005156371A (ja) 2003-11-26 2003-11-26 地絡検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005156371A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010238544A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Toyota Motor Corp 燃料電池システムおよび燃料電池システムを搭載した電動車両
WO2011040128A1 (ja) * 2009-09-29 2011-04-07 株式会社 日立製作所 地絡検出回路および電源装置
JP2011185812A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Denso Corp 電源制御装置
JP2012231623A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電流判定装置
JP2014125168A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Mitsubishi Motors Corp 電源機器収容器搭載漏電検出装置
CN104890519A (zh) * 2015-05-21 2015-09-09 唐山轨道客车有限责任公司 动车组高压安全联锁系统
JP2015214264A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 トヨタ自動車株式会社 蓄電システム
CN111030078A (zh) * 2019-12-25 2020-04-17 江苏国科智能电气有限公司 一种直流电网接地装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010238544A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Toyota Motor Corp 燃料電池システムおよび燃料電池システムを搭載した電動車両
WO2011040128A1 (ja) * 2009-09-29 2011-04-07 株式会社 日立製作所 地絡検出回路および電源装置
US8791702B2 (en) 2009-09-29 2014-07-29 Hitachi, Ltd. Ground fault detection circuit, and power supply device
JP2011185812A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Denso Corp 電源制御装置
JP2012231623A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電流判定装置
JP2014125168A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Mitsubishi Motors Corp 電源機器収容器搭載漏電検出装置
JP2015214264A (ja) * 2014-05-12 2015-12-03 トヨタ自動車株式会社 蓄電システム
CN104890519A (zh) * 2015-05-21 2015-09-09 唐山轨道客车有限责任公司 动车组高压安全联锁系统
CN104890519B (zh) * 2015-05-21 2017-04-05 中车唐山机车车辆有限公司 动车组高压安全联锁系统
CN111030078A (zh) * 2019-12-25 2020-04-17 江苏国科智能电气有限公司 一种直流电网接地装置
CN111030078B (zh) * 2019-12-25 2024-04-16 江苏国科智能电气有限公司 一种直流电网接地装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20240072534A1 (en) Start method for photovoltaic rapid shutdown system, application apparatus and system
JP4155978B2 (ja) 電源装置
US20110080676A1 (en) Ground fault sensing device
JP4003137B2 (ja) 地絡検出装置
JP2005114496A (ja) 状態検出方法及び絶縁抵抗低下検出器
CN110266245B (zh) 电机驱动系统、方法、电机驱动器及电动汽车
US11146204B2 (en) Circuit for actively performing short-circuit and motor controller
US7012435B2 (en) State detecting method and insulation resistance fall detector
JPH0870503A (ja) 電気自動車の地絡検出回路
JP4830557B2 (ja) 電源制御装置
JP2010286306A (ja) 絶縁抵抗検出装置
JPWO2015011798A1 (ja) 界磁巻線方式回転電機の診断装置および界磁巻線方式回転電機の診断方法
CN110920398A (zh) 主动放电电路及电力电子设备
JP2005156371A (ja) 地絡検出装置
EP2518885B1 (en) Power converter having semiconductor switching element
JP2006034077A (ja) 電力変換装置
CN113364249B (zh) 一种igbt驱动板的保护装置、方法和变频器
CN113541122B (zh) 一种伺服驱动器的保护装置、方法和伺服电机
WO2011018835A1 (ja) 半導体駆動装置と電力変換装置
US7064515B2 (en) Power converter
JP6390691B2 (ja) 信号伝達回路
JP2005091224A (ja) 地絡検出装置
CN109116207B (zh) 预检测桥式结构中igbt异常的方法
JP2009053133A (ja) 車両用地絡検出回路
JP2017112006A (ja) 短絡検出システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070918

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080207