JP2005249565A - 風速計 - Google Patents

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Shinichi Yasaka
慎一 八坂
Seishiro Oya
誠志郎 大屋
Masahiko Mihashi
雅彦 三橋
Satoshi Kaneko
智 金子
Takeshi Ito
健 伊藤
Yukiyasu Aikyo
幸保 相京
Shinichi Komuro
眞一 小室
Kazuya Obayashi
一也 大林
Yoichi Sugano
洋一 菅野
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Abstract


【課題】
乱流の影響が少なく、測定精度が高い風速計を提供する。
【解決手段】
風洞22内部を、入口側開口27aから出口側開口27bに向けて気体が流れるように配置し、センサ基板40を、気体の流れに対して検出面50が30度以上150度以下の範囲で傾くように風洞22内に配置する。風洞22の整流効果によって乱流が抑制され、また、検出面50を傾けることにより、風速変化に対する検出抵抗の抵抗変化の直線線が高くなる。
【選択図】 図7

Description

本発明は風速計の技術分野にかかり、特に、応答性が高い風速計の技術分野に関する。
一般に、風速計は、風が奪う熱量は風速に応じた大きさになるという性質を利用しており、サーミスタ素子のようなヒータを発熱させ、風速に応じた温度変化が与えるヒータの抵抗値の変化から、周囲の風速を求めている。
しかし、サーミスタ素子は熱容量が大きいため、待機状態でも通電して一定温度を維持する必要がある。
ヒータの熱容量を低減するためには、マイクロマシニング技術による架橋構造上に白金薄膜抵抗体等のマイクロヒータを形成する方法が有効である。
しかし、流量計のような拘束配管内にマイクロヒータを配置する場合は、管内の気体流は層流になりやすいものの、風速計の場合は開放系流体内にマイクロヒータが配置されるので、センサチップの形状や実装構造から起因する局所的な乱流が発生し、マイクロヒータがその乱流を検出してしまい、測定結果の誤差が大きい。
整流板を設けると乱流を抑制できると考えられるが、測定対象の一つである排気ダクトに設けられた検出口は数センチ程度の直径であり、その検出口から排気ダクト内にヒータを挿入するという制約上、整流板の大きさにも制限があり、効果的に乱流を防止することができない。
従来技術の風速計には下記のようなものがある。
特開平6−265564 特開平6−300769
本発明は乱流の影響の少なく、測定精度が高い風速計を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、入口側開口から入った測定対象の気体が出口側開口から外部に流出する風洞と、 前記風洞内に配置されたセンサ基板と、前記センサ基板に配置された検出抵抗とを有し、前記検出抵抗に通電すると、前記検出抵抗が発熱するように構成された風速計。
請求項2記載の発明は、前記センサ基板の前記検出抵抗が配置された検出面が前記中心軸線に対して垂直な位置を前記検出面の傾きが90度であるとすると、前記検出面は30度以上150度以下の範囲で傾けられた状態で前記入口側開口に向けられた請求項1記載の風速計である。
請求項3記載の発明は、前記センサ基板は前記風洞の中心軸線が貫く位置に配置された請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の風速計である。
請求項4記載の発明は、検出基板を有する請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の風速計であって、前記検出基板は、基板本体と、前記基板本体を貫通する基板貫通孔と、前記基板本体から前記基板貫通孔の中心に向けて突き出された腕部とを有し、前記センサ基板は前記腕部によって前記基板貫通孔上に保持され、前記基板貫通孔は前記風洞の一部を構成する風速計である。
請求項5記載の発明は、第1、第2の筺体部と、前記第1、第2の筺体部をそれぞれ貫通する第1、第2の筺体貫通孔とを有し、前記第1、第2の筺体部は、前記検出基板の表面側と裏面側に配置され、前記第1、第2の筺体貫通孔は前記風洞の一部を構成する請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の風速計である。
請求項6記載の発明は、前記センサ基板は、センサチップと、前記センサチップに形成された穴と、前記穴上の位置に配置された橋梁部とを有し、前記検出抵抗は前記橋梁部に配置された請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の風速計である。
請求項7記載の発明は、前記検出抵抗は薄膜がパターニングされて形成された請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の風速計である。
本発明は上記のように構成されており、センサ基板が風洞内に配置されるため、センサ基板に吹き付ける気体の向きが一定になり、検出精度が高くなる。また、風洞の整流作用により乱流発生が防止され、検出精度が高くなる。
特に、第1、第2の筺体部によって検出基板を挟み、第1、第2の筺体部に形成された第1、第2の筺体貫通孔と、検出基板に形成された基板貫通孔を連通させて風洞を構成させ、検出貫通孔の中心にセンサ基板を位置させると、センサ基板に吹き付ける気体は風洞壁面の影響を受けず、また、センサ基板が風洞の入口側開口と出口側開口の両方から離間されるので、センサ基板は乱流が生じにくい位置に配置される。
風洞の整流効果により、センサチップ端面に生じる乱流の影響が軽減される。
センサ基板を風洞の中心軸線上に配置することにより、風洞壁面の影響が無い位置の流速を測定することができる。
検出抵抗を穴上に配置された橋梁部に設けるので、熱容量が少なく、パルス状に電流を流して抵抗値を測定することができる。これにより、省電力の風速計が得られる。
センサ基板の検出面を気体の流れに対して30°以上150°以下の範囲で傾けるので、検出抵抗の抵抗変化が、ゼロ付近の風速から大風速まで広い範囲で直線性を有するようになる。
図1の符号1は、本発明の風速計を示している。
この風速計1は、装置本体11と、ロッド12と、検出部13を有している。
装置本体11は、片手で把持可能な大きさであり、ロッド12は装置本体11の先端に取り付けられ、検出部13は、ロッド12の先端に取り付けられている。ロッド12は伸縮自在であり、装置本体11を持ってロッド12を伸ばすことができる。
この風速計1を用いて排気ダクト内の気体の流れを測定する場合、排気ダクトの一部に設けられた検査孔からロッド12の先端部分を排気ダクト内に挿入し、検出部13を排気ダクト内に位置させる。
検出部13の拡大図を図2に示し、その分解図を図3に示す。
検出部13は、風洞本体21と検出基板23とを有しており、風洞本体21は第1、第2の筺体部21a、21bを有している。
各筺体部21a、21bは、円筒形をその底面の中心を通る平面で二分した形状であり、二分した面に相当する面を密着面21a、21bとすると、密着面24a、24bには凹部から成る着座部25a、25bが形成されている。
検出基板23は着座部25a、25bにはまり込む大きさであり、第1、第2の筺体部21a、21bが密着したときに着座部25a、25bによって形成される空間内に検出基板23の一部が配置されている。
第1、第2の筺体部21a、21bは、検出基板23を真ん中にして密着面24a、24b同士を密着させると、円筒形の風洞本体21が構成される。
検出基板23の拡大斜視図を図4に示す。
検出基板23は、基板本体31と、該基板本体31を厚み方向に貫通する基板貫通孔32と、基板本体31の一部で構成され、基板貫通孔32の内周面から基板貫通孔32の中心方向に突き出された1乃至複数本の腕部33と、腕部33の先端に配置され、基板貫通孔32の中心に位置する台座部34とを有している。ここでは腕部33は四本設けられており、四本の腕部33によって1個の台座部34が支持されている。台座部34の周囲は、腕部33を除き、基板貫通孔32の一部から成る空洞である。
第1、第2の筺体部21a、21bには、一端の開口が密着面24a、24bに位置し、他端の開口が円筒の側面に位置する第1、第2の筺体貫通孔22a、22bがそれぞれ形成されている。
第1、第2の筺体貫通孔22a、22bは、貫通孔22a、22bがのびる方向と垂直方向の断面形状が同じであり、且つ、同じ大きさである。また、第1、第2の筺体貫通孔22a、22bのその断面形状と基板貫通孔32の平面形状は同じ形状であって且つ同じ大きさである。
着座部25a、25bによって形成される空間内に検出基板23を隙間無く嵌め込んだ状態で円筒形の風洞本体21を構成させると、3個の貫通孔22a、22b、32は中心軸線が一致した一つの貫通孔となり、その貫通孔によって風洞22が構成される。
ここでは、第1、第2の筺体貫通孔22a、22bの断面形状と基板貫通孔32の平面形状は円形であり、そのため、風洞22の断面は円形になる。風洞22は曲がっておらず、風洞22の中心軸線は直線である。
台座部34は基板貫通孔32の中心に配置されているため、風洞22の中心軸線51上に位置している。
台座部34上には、図5に示すように、センサ基板40が固定されている。センサ基板40の拡大斜視図を図6に示す。
センサ基板40は、シリコン基板であるセンサチップ41を有しており、その片面が検出面50にされ、検出面の反対側の面が接着剤や半田等によって台座部34に固定されている。
検出面50の中央位置は、センサチップ41表面がエッチング法によって厚み方向を貫通するように掘削され、それによって穴42が形成されている。そのエッチングは、穴42の中央位置にマスク膜が配置された状態で行われ、マスク膜が位置した部分に、センサチップ41の一部で構成された橋梁部44が残されている。
ここでは橋梁部44の平面形状は四角形であり、四隅の部分がセンサチップ41に接続されており、それにより、橋梁部44は穴42上に保持されている。
橋梁部44上には、パターニングされた白金薄膜又は白金合金の薄膜から成る検出抵抗46が配置されている。
センサチップ41の橋梁部44以外の部分には、複数のボンディングパッド49が配置されており、検出抵抗46の両端は異なるボンディングパッド49にそれぞれ接続されている。
なお、符号47は参照抵抗を示している。この参照抵抗47はセンサチップ41の橋梁部44以外の部分に配置されており、その両端は検出抵抗46が接続されておらず、互いに異なるボンディングパッド49に接続されている。
ここでは、ボンディングパッド49は四個設けられており、各ボンディングパッドは、検出抵抗46か参照抵抗47のいずれかに接続されている。
検出基板23上には、四本の配線膜35が設けられている。各配線膜35は、幅の狭い金属薄膜から成り、その一端が台座34付近に位置するように、1本の腕部33上を1本の配線膜35が引き回されている。
検出抵抗46や参照抵抗47が接続されたボンディングパッド49は、金属細線36によって、異なる配線膜35にそれそれ接続されている。
各配線膜35の他端は幅広に成形され、その部分によって端子部36が構成されている。各端子部36は、基板本体31の同じ縁部分に並べられており、装置本体11内に配置された測定回路に接続されている。
測定回路内には定電流回路や電圧測定回路が配置されており、測定回路によって検出抵抗46と参照抵抗47にそれぞれ電圧を印加し、各抵抗46、47に定電流を流す。
そして、各抵抗46、47の両端に生じた電圧を測定すると、電流値と電圧値から、各抵抗46、47の抵抗値が求められる。
各抵抗46、47の値は温度によって変化するため、抵抗値から各抵抗46、47の温度が求められる。
ここで、参照抵抗47には小電流を流し、発熱させずに電圧を測定すると、センサ基板40の周囲温度、即ち、風洞22内を流れる気体の温度が求められる。
他方、検出抵抗46には大電流を流し、発熱させる。この場合、気体の流れによって熱が奪われている場合、検出抵抗46の温度は、投入電力と周囲温度から予想される温度よりも低温になる。
即ち、投入電力と周囲温度から予想される検出抵抗46の温度と、測定した電圧−電流特性から得られた検出抵抗46の温度の間の差が気体の流れによって奪われた熱量である。
実験によれば、風速の約1/3乗に比例する量の熱が検出抵抗46から奪われることが分かっており、従って、温度差から風速を求めることができる。
なお、検出抵抗46は四隅がセンサチップ41と接触しているだけであり、センサチップ41や台座34等とは熱的に分離されているため、検出抵抗46の発熱が参照抵抗47に及ぼす影響は無視することができる。ただし、参照抵抗47は、検出抵抗46が配置されたセンサチップとは別のセンサチップに形成してもよい。
次に、本発明の風速計1のセンサ基板40と気体の流れの向きとの関係を説明する。
図7〜10は、風洞22とセンサ基板40との位置関係を説明するための図面であり、図7〜10の上側の図は風洞本体21を横方向に模式的に切断した断面図であり、下側の図は、縦方向に切断した断面図である。検出基板23は省略してある。
風洞21の開口は、気体の入口側と出口側が決まっており、図7〜10の符号27aは入口側開口であり、符号27bは出口側開口を示している。
本発明の風速計1は、風洞本体21を測定対象の排気ダクト等に配置する際、入口側開口27aを気体の流れの風上側に向け、出口側開口27bを風下側に向けるように装置本体11にマークが付されており、風洞22をその向きで配置することにより、測定対象の気体は入口側開口27aから風洞22内に流入し、出口側開口27bから流出する。
気体が風洞22内を流れる際、風洞22内で気体の流れは整流され、風洞22の中心軸線51と平行に流れるようになる。
風洞22内では、中心付近に比べ、壁面近くでは風速が遅くなるので、検出基板40は、壁面の影響が無いように風洞22の中心軸線51上に位置するように配置されている。
また、検出基板40は、その検出面50が、風洞22内を流れる気体に対して30度以上150度以下の範囲の所定角度で傾くように配置されている。
図10は、検出面50が風洞22内を流れる気体に対して平行な場合であり、このとき、検出面50と中心軸線51の成す角度θをゼロ度とすると、図7は角度θがゼロ度よりも大きく90度よりも小さい場合であり、図8は90度の場合、図9は90度よりも大きく180度よりも小さい場合である。180度に達すると、図10に示したゼロ度と同様に、検出面50は中心軸線51に対して平行になる。
本発明では、検出面50と風洞22内を流れる気体の角度、即ち、検出面50と中心軸線51とが成す角度θが30度以上150度以下になるように配置されている。
検出面50と中心軸線51との間に30度の角度を設けた場合の出力信号の安定性を説明する。
上記風速計1では、検出面50は鉛直であったが、図11(a)〜(c)は、検出面50を水平面に対して30度傾けることで中心軸線51に対して30度傾けた状態にし、水平方向に気体を流した場合の、気体の流れの向きとセンサ基板40の出力信号強度の関係を示すグラフである。
グラフ周囲の0〜345の数字は気体の流れの向きを示す角度であり、検出面50の正面から気体が吹き付ける場合をゼロ度、検出面の裏側から気体が吹き付ける場合を180度としてある。
図11(a)〜(c)は、風速がそれぞれ10、15、20m/秒の場合であり、±15度の範囲で、出力信号の変動が0.7%以内になっており、安定性が高い。
比較例として風洞が無く、検出面50を水平に配置ち、水平方向から気体を吹き付けた場合の、気体の流れ方向と出力信号強度の関係を図15に示す。所定方向から吹き付ける場合をゼロ度としてある。
この場合は吹きつけ方向によらず、出力信号強度は一定になるはずであるが、基板本体が四角であることや、ワイヤーボンディングの影響により、特定の気体の流れ方向で乱流が発生し、その結果、出力信号強度が一定にならない。
本発明では、乱流の影響が排除されるため、図11(a)〜(c)に示されるように、信号変動が小さくなっている。
また、比較例として、風洞ではなく、平行平板を水平に配置し、その間に検出面を水平にしてセンサチップを配置した場合の気体の流れ方向と出力信号の強度の関係を図16に示す。同図最内周のグラフが風速7.8m/秒の場合、その外側が15m/秒の場合、最外周が20m/秒の場合である。
平行平板では、本願の風洞22に比べて乱流の影響が大きい。
次に、図12は、気体の流れと検出面50とが成す傾きθと消費電力(mW)の関係を示すグラフである。風速は1.0m/秒の場合である。
ゼロ度は、検出面50が水平に配置された場合であり、90度は検出面50が鉛直に配置され、気体が検出面50に垂直に吹き付ける場合である。不図示の90度から180度の範囲は、90度の位置を中心にグラフが対称に折り返される。
図12から分かるように、30度以上の範囲でグラフが水平であり、出力が安定しており、即ち、30度以上150度以下の範囲で出力が安定することが分かる。
次に、図13は、30度傾けた場合の風速と出力信号(電圧)の関係を示すグラフである。風速に対する電圧の応答の直線性が高い。
比較例として、風洞22内に配置せず、検出面50を水平にした場合の風速と出力信号電圧との関係を図17に示す。8m/秒以上になると乱流が生じ、測定不能であることが分かる。
次に、本発明の検出抵抗46に流す電流波形を説明する。
図14の下側のグラフは、検出抵抗46に流れる電流波形であり、上側のグラフは抵抗値を示す波形である。パルス状の電流波形に対し、その応答である抵抗値の波形もパルス状になっている。
本発明の検出抵抗46は、穴42上に位置する橋梁部44に配置されており、橋梁部44はセンサチップ41の他の部分からは熱的に分離されている。橋梁部44の熱容量は小さいので、パルス状に電流を流しても温度が速やかに変化し、電流変化に対する抵抗値変化の追随性が高いためである。
なお、上記基板本体31はシリコン単結晶基板であったが、シリコン以外の他の半導体や誘電体の基板であってもよい。要するに、パターニングにより検出抵抗46や参照抵抗47を構成する薄膜抵抗を形成でき、穴上に橋梁部を配置できる基板であればよい。
参照抵抗47については、気体の流れが影響しない位置に配置される方が望ましい。従って、検出抵抗46とは別の基板本体に配置してもよい。
また、上記実施例ではワイヤーボンディングによって検出抵抗46や参照抵抗47を配線膜35に接続したがそれに限定されるものではない。
上記実施例では排気ダクトに流れる空気流を測定する場合について説明したが、本発明は排気ダクトに限定されるものではない。また、空気流の測定でなく、配管内を流れる窒素ガス等の空気以外の気体の流れも測定することができる。
また、上記実施例では、風洞の断面の直径は一定であり、直管形状であったが、入口側開口27aや出口側開口27b付近の直径が、基板貫通孔32の直径よりも大きく、中央の直径が小さい鼓型であってもよい。
また、上記実施例では、穴42はセンサチップの厚み方向を貫通する貫通孔であったが、エッチングを厚み方向が貫通する前に終了させ、底部を設けてもよい。この場合、橋梁部44は底部と非接触の状態にさせ、橋梁部44をセンサチップ41の他の部分から熱的に分離させるとよい。気体が通り抜ける分、貫通孔の方が望ましい。
本発明の風速計の先端 その風速計の検出部 検出部の分解斜視図 センサ基板の斜視図 センサ基板の台座上に配置されたセンサチップを示す図 センサチップの斜視図 気体の流れの方向とセンサチップの向きとの成す角度を説明するための図(0°〜90°) 気体の流れの方向とセンサチップの向きとの成す角度を説明するための図(90°) 気体の流れの方向とセンサチップの向きとの成す角度を説明するための図(90°〜180°) 気体の流れの方向とセンサチップの向きとの成す角度を説明するための図(ゼロ°) (a)〜(c):センサ基板に対する気体の流れ方向と出力電圧の関係を示すグラフ 気体の流れと検出面50とが成す傾きθと消費電力(mW)の関係を示すグラフ 30度傾けた場合の風速と出力信号(電圧)の関係を示すグラフ 検出抵抗に流れるパルス状の電流と抵抗値の変化を示すグラフ 水平な検出面に水平方向から気体を吹き付けた場合の吹き付け角度と出力信号強度の関係を示すグラフ 平行平板内にセンサチップを配置した場合の吹き付け角度と出力信号 風洞の外部にセンサチップを配置した場合の風速と出力信号電圧の関係を示すグラフ
符号の説明
1……風速計
21a……第1の筺体部
21b……第2の筺体部
22……風洞
22a……第1の筺体貫通孔
22b……第2の筺体貫通孔
23……検出基板
27a……入口側開口
27b……出口側開口
32……基板貫通孔
33……腕部
40……センサ基板
41……センサチップ
42……穴
44……橋梁部
46……検出抵抗
50……検出面
51……風洞の中心軸線

Claims (7)

  1. 入口側開口から入った測定対象の気体が出口側開口から外部に流出する風洞と、
    前記風洞内に配置されたセンサ基板と、
    前記センサ基板に配置された検出抵抗とを有し、
    前記検出抵抗に通電すると、前記検出抵抗が発熱するように構成された風速計。
  2. 前記センサ基板の前記検出抵抗が配置された検出面が前記中心軸線に対して垂直な位置を前記検出面の傾きが90度であるとすると、
    前記検出面は30度以上150度以下の範囲で傾けられた状態で前記入口側開口に向けられた請求項1記載の風速計。
  3. 前記センサ基板は前記風洞の中心軸線が貫く位置に配置された請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の風速計。
  4. 検出基板を有する請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の風速計であって、
    前記検出基板は、基板本体と、
    前記基板本体を貫通する基板貫通孔と、前記基板本体から前記基板貫通孔の中心に向けて突き出された腕部とを有し、
    前記センサ基板は前記腕部によって前記基板貫通孔上に保持され、
    前記基板貫通孔は前記風洞の一部を構成する風速計。
  5. 第1、第2の筺体部と、前記第1、第2の筺体部をそれぞれ貫通する第1、第2の筺体貫通孔とを有し、
    前記第1、第2の筺体部は、前記検出基板の表面側と裏面側に配置され、前記第1、第2の筺体貫通孔は前記風洞の一部を構成する請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の風速計。
  6. 前記センサ基板は、
    センサチップと、
    前記センサチップに形成された穴と、
    前記穴上の位置に配置された橋梁部とを有し、
    前記検出抵抗は前記橋梁部に配置された請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の風速計。
  7. 前記検出抵抗は薄膜がパターニングされて形成された請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の風速計。
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