JP2005249294A

JP2005249294A - 空気調和機

Info

Publication number: JP2005249294A
Application number: JP2004060377A
Authority: JP
Inventors: Kazuyoshi Nakao; 一喜中尾
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2004-03-04
Filing date: 2004-03-04
Publication date: 2005-09-15

Abstract

【課題】安価な構成で、コーナーカバーの取り付け、取り外しが容易な空気調和機を提供する。
【解決手段】室内ユニット本体８と、前記室内ユニット本体８に取付けられる化粧パネル本体１と、前記化粧パネル本体１のコーナー部の意匠面を形成するコーナーカバー２とを備え、前記コーナーカバー２に係止爪７を、前記化粧パネル本体１に前記係止爪７を係止するコーナーカバー係止穴６をそれぞれ設けたもので、コーナーカバー２の固定にビス等の部品が不要となり、安価で組み立て工数が少なく、かつ据付作業性のよい空気調和機を提供する事ができる。
【選択図】図２

Description

本発明は、空気調和機に関するもので、特に化粧パネル本体の取り付け構成に関するものである。

従来、この種の空気調和機において、室内ユニットおよび化粧パネルの取付け後に化粧パネル本体と天井面との隙間を調整するため、室内ユニット本体の吊り込み高さを容易に調整できるよう化粧パネル本体の四隅が取り外しできるような構造になっている（例えば、特許文献１参照）。

以下、図５、６を用いて従来の空気調和機について説明する。図５は、従来の空気調和機の分解斜視図を示すもので、図６は、同空気調和機の部分断面図を示すものである。

図に示すように、室内ユニット本体８への化粧パネル本体１の取付けは、化粧パネル取付け穴３に化粧パネル取付けネジ４を通して、化粧パネル固定板５に取付ける仕様となっている。この化粧パネル本体１の四隅には取り外し可能なコーナーカバー２が取付けられ、このコーナーカバー２は、化粧パネル本体１に形成されているコーナーカバー固定ボス１３にコーナーカバー取付けネジ１４で固定されている。このコーナーカバー２は化粧パネル本体１を室内ユニット本体８に取付けた後、化粧パネル本体１と天井面との隙間を調整するために、室内ユニット本体８の吊り込み高さを容易に調整できるよう、取り外し可能な形状となっている。
特開２００３−２０２１５１号公報

しかしながら、前記従来の空気調和機の構成では、コーナーカバー２をネジ止めしなければならないので、コストが高く、組み立て工数が多く、かつ据付時に作業性が悪いという課題を有していた。また、据付時外したコーナーカバー２を手に持って他の作業をするのは困難であるため、一旦コーナーカバー２を地面や床等において、作業終了後にコーナーカバー２を持ち直さなければならず、特に高所の作業時においては脚立等への頻繁な乗り降りが必要となり、作業性が極めて悪いという課題を有していた。

本発明は、前記従来の課題を解決するもので、安価な構成でコーナーカバーの着脱作業の時間短縮が計れ、据付作業性に優れた空気調和機を提供することを目的とする。

前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機は、室内ユニット本体と、前記室内ユニット本体に取付けられる化粧パネル本体と、前記化粧パネル本体のコーナー部の意匠面を形成するコーナーカバーとを備え、前記コーナーカバーと前記化粧パネル本体のいずれか一方に係止爪を、他方に前記係止爪を係止する係止穴をそれぞれ設けたもので、コーナーカバーの固定にビス等の部品が不要となり、安価で組み立て工数が少なく、かつ据付作業性のよい空気調和機を提供する事ができる。

本発明の空気調和機は、化粧パネル本体へのコーナーカバーの取付けに関して、コストダウンが計れ、かつ据付作業性を向上させることができる。

第１の発明は、室内ユニット本体と、前記室内ユニット本体に取付けられる化粧パネル本体と、前記化粧パネル本体のコーナー部の意匠面を形成するコーナーカバーとを備え、前記コーナーカバーと前記化粧パネル本体のいずれか一方に係止爪を、他方に前記係止爪を係止する係止穴をそれぞれ設けたもので、コーナーカバーの固定にビス等の部品が不要となり、安価で組み立て工数が少なく、かつ据付作業性のよい空気調和機を提供する事ができる。

第２の発明は、特に、第１の発明のコーナーカバーに係止爪を、化粧パネル本体に係止穴をそれぞれ設け、前記コーナーカバーの前記係止爪の近傍に前記係止爪を引き上げるための保持爪を設けもので、特別な工具を用いることなく保持爪を操作してコーナーカバー側の係止爪を化粧パネル本体側の係止穴から簡単に取り外せるので、コーナーカバーの取り外しが極めて容易になる。

第３の発明は、特に、第１または第２の発明のコーナーカバーの化粧パネル本体との係止部近傍に、仮止め用角穴を設け、前記化粧パネル本体に前記仮止め用角穴が引っ掛けられるコーナーカバー仮止め部を設けたもので、据付時にコーナーカバーを外した際、コーナーカバーを床や地面に置き、作業終了後に再度コーナーカバーを持つという作業が一切不要となり、特に高所の作業時において脚立等への頻繁な乗り降りが不要となり、据え付け作業効率が大幅に向上する。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

（実施の形態１）
図１（ａ）は、本発明の第１の実施の形態における空気調和機の化粧パネル本体の部分平面図で、（ｂ）はコーナーカバーの平面図で、図２は、同空気調和機の部分断面図を示すものである。なお、従来例と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。

図１において、化粧パネル本体１からコーナーカバー２を取り外すと化粧パネル本体１の隠れていた部分に化粧パネル取付け穴３が見えるようになる。また、図２に示すように、コーナーカバー２の先端部に係止爪７が構成され、化粧パネル本体１には前記係止爪７が係止されるコーナーカバー係止穴６が設けられ、係止爪７とコーナーカバー係止穴６とでコーナーカバー２の取付け部が構成されている。

以上のように構成された空気調和機について、以下その動作、作用を説明する。

化粧パネル本体１を室内ユニット本体８に取付ける際、まずコーナーカバー２を取り外す。コーナーカバー２を取り外すと化粧パネル取付け穴３が見えるようになる。室内ユニット本体８に取付けられている化粧パネル固定板５に化粧パネル取付けネジ４を介して、化粧パネル本体１を取付ける。化粧パネル本体１を取付け、室内ユニット本体８の高さを調整した後、コーナーカバー２を矢印の方向にスライドさせ、化粧パネル本体１にコーナーカバー２を取り付ける。

その際に、化粧パネル本体１に形成されているコーナーカバー係止穴６にコーナーカバー２の先端部に形成されている係止爪７が嵌りこんでコーナーカバー２を固定することができる。通常ではこの係止爪７がコーナーカバー係止穴６に嵌りこむと、矢印と逆の方向にコーナーカバー２を引っ張ってもコーナーカバー２は外れない。コーナーカバー２を外すためには、係止爪７を引き起こさなければならない。据付終了後に吸入グリル９を化粧
パネル本体１に装着すると、係止爪７は吸入グリル９に押さえつけられてしまうため、係止爪７を引き起こすことはできない。従って、据付終了後に誤ってコーナーカバー２が外れてしまうことを防止することができる。

以上のように、本実施の形態によれば、化粧パネル本体１へのコーナーカバー２の固定部として、化粧パネル本体１にコーナーカバー係止穴６を設け、そのコーナーカバー係止穴６に引っ掛けるためにコーナーカバーに係止爪７を設けることにより、コーナーカバー２の固定にビス等の部品が不要となり、安価で、組み立て工数が少なく、かつ据付作業性に優れた空気調和機を提供することができる。

なお、上記実施の形態では、コーナーカバー２に係止爪７を設け、化粧パネル本体１にコーナーカバー係止穴６を設けたが、コーナーカバー２にコーナーカバー係止穴６を設け、化粧パネル本体１に係止爪７を設けても同様の効果が得られるのは言うまでもない。

（実施の形態２）
図３は、本発明の第２の実施の形態における空気調和機の部分断面図である。なお、従来例並びに第１の実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。本実施の形態は、図３に示すように、コーナーカバー２の先端部に形成されている係止爪７の近傍に係止爪７を持ち上げるための保持爪１０を形成したもので、コーナーカバー２を取り外す際、保持爪１０を操作することによりコーナーカバー２の係止爪７をコーナーカバー係止穴６から容易に引き起こすことができ、かつ矢印の方向にコーナーカバー２をスライドさせる際にコーナーカバー２の先端部が保持しやすくなり、コーナーカバー２の取り外しが容易となり、化粧パネルの据付作業性を向上させることができる。

（実施の形態３）
図４は、本発明の第３の実施の形態における空気調和機の部分断面図である。なお、従来例並びに上記実施の形態と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。

本実施の形態は、図４に示すように、化粧パネル本体１にコーナーカバー仮止め部１２を形成すると共に、コーナーカバー２の係止爪７および保持爪１０の近傍に仮止め用角穴１１を形成し、コーナーカバー２の仮止め用角穴１１をコーナーカバー仮止め部１２に引っ掛けて、コーナーカバー２を仮止めすることができるようにしたものである。

室内ユニット８に化粧パネル本体１を取り付ける際に、予めコーナーカバー仮止め部１２にコーナーカバー２の仮止め用角穴１１を引っ掛けておき、室内ユニット本体８の高さ調整などの据付作業を行い、調整終了後にコーナーカバー仮止め部１２からコーナーカバー２を外して、再度コーナーカバー２を化粧パネル本体１に装着する。

このように、本実施の形態によれば、コーナーカバー２が仮止めできるので、コーナーカバー２を取り外した際、それを地面や床面等において据付作業を行い、再度地面や床等に置いたコーナーカバー２を取って、化粧パネル本体１に装着するという手間がなくなり、特に高所の作業で必要となる脚立等の頻繁な乗り降りが不要となり、据付作業性を著しく向上させることができる。

以上のように、本発明にかかる空気調和機は、コーナーカバーの取り付け構成が安価で、しかも組み立て工数が少なく、かつ据付作業性に優れているので、空気調和機に限らず照明器具や警報機器のように、天井面に意匠面を据付けるタイプの各種機器にも適用できる。

（ａ）本発明の実施の形態１における空気調和機の化粧パネル本体の部分平面図、（ｂ）コーナーカバーの平面図同空気調和機の部分断面図本発明の実施の形態２における空気調和機の部分断面図本発明の実施の形態３における空気調和機の部分断面図従来の空気調和機の分解斜視図同空気調和機の部分断面図

符号の説明

１化粧パネル本体
２コーナーカバー
３化粧パネル取付け穴
４化粧パネル取付けネジ
５化粧パネル固定板
６コーナーカバー係止穴（係止穴）
７係止爪
８室内ユニット本体
１０保持爪
１１仮止め用角穴
１２コーナーカバー仮止め部

Claims

室内ユニット本体と、前記室内ユニット本体に取付けられる化粧パネル本体と、前記化粧パネル本体のコーナー部の意匠面を形成するコーナーカバーとを備え、前記コーナーカバーと前記化粧パネル本体のいずれか一方に係止爪を、他方に前記係止爪を係止する係止穴をそれぞれ設けたことを特徴とする空気調和機。
コーナーカバーに係止爪を、化粧パネル本体に係止穴をそれぞれ設け、前記コーナーカバーの前記係止爪の近傍に前記係止爪を引き上げるための保持爪を設けたことを特徴とする請求項１に記載の空気調和機。
コーナーカバーの化粧パネル本体との係止部近傍に、仮止め用角穴を設け、前記化粧パネル本体に前記仮止め用角穴が引っ掛けられるコーナーカバー仮止め部を設けたことを特徴とする請求項１又は２に記載の空気調和機。