JP2005248431A - 環境等を考慮した水路構造及び水路構築方法 - Google Patents

環境等を考慮した水路構造及び水路構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】農業用水利施設としての排水路機能を確保すると共に、生物の生息・生育環境を確保可能な水路を実現する。
【解決手段】底版4に溝中心線を介して両側に打ち抜き可能な厚さの凹部6を直列に複数個設けた第2の水路コンクリートブロック16により水路1を形成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、水生生物が生息し、植物などが生育可能な自然環境を考慮すると共に、排水路機能に配慮した、環境等を考慮した水路構造及び水路構築方法に関するものである。
従来、特開2001−172941公報がある(特許文献1参照)。これは、水路用コンクリートブロックの底版に複数の貫通孔をランダム、千鳥状に設けたものである。そして、この貫通孔に水路の流速を調整するため障害物を設置するものである。
特開2001−172941公報
(1)従来の水路は、治水・利水機能を中心に考えて施工されているため、水(流水)を効率よく、安全に流下可能で、施工性の良いコンクリート製のブロックにより整備が進められてきた。このコンクリート製水路は、除草作業・土砂さらいなどの手間が少なく維持管理が容易で、効率的、画一的な断面で直線的に施工されるため、一様な流れとなり流速が速くなる。こうしたコンクリート製水路により整備された水路は、自然環境、生態系への影響が大きく、植物や生物の生息空間を奪うことになって、植物は生育し難く、生物は生息し難いものとなり、植物や生物の居ない水路になるという問題点がある。
(2)このような問題があるため、現今では、植物が育成し、水生生物などが生育生息可能な自然環境に配慮した水路が求められている。一方、生物が生息し、植物が育成可能な自然環境を配慮したコンクリート製の水路や施工方法もあるが、施工が面倒であり、製品価格・工事費が高価になるなどの問題がある。
本発明の解決しようとする問題点は、必要な水を効率的に流下させる等農業用水利施設の排水路機能を確保すると共に、生物の生息・植物等の生育環境を確保可能な環境等を考慮した水路構造及び水路構築方法を提供する。
本発明の、請求項1の発明に係る環境等を考慮した水路構造は、
底版に溝中心線を介して両側に打ち抜き可能な厚さの凹部を直列に複数個設けた第2の水路コンクリートブロックを敷設して水路を形成したことを特徴としている。
上記構成とされているため、凹部をそのままの状態で施工でき、また凹部の所定位置を打ち抜いた打ち抜き孔を設けて2分割構造、複断面構造の水路構造を施工できる。また、水路を流れてくる土砂等は凹部に堆積されるため、この堆積された土砂等によって植物を生育可能な状態とすることができる。さらに、凹部の存在によって石等の植物等付着部材を簡単に設置固定して植物等が付着可能にされている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の環境等を考慮した水路構造において、
水路の流速を変更させる区間に配置された第2の水路コンクリートブロックの凹部に、水路流速を変更可能な流速調整部材を配設し、該水路の植物等を付着させる区間に配置された第2の水路コンクリートブロックの凹部に、植物等が付着可能な植物等付着部材を固定してなる。
上記構成とされているため、水路の流速を変更させる区間は、凹部に流速調整部材を設置することにより簡単に水路の流速を変更させることができる。また、植物等を付着させる区間は、凹部に石等の植物等付着部材を設置固定して簡単に植物等が付着可能にされている。
請求項3の発明の環境等を考慮した水路構造は、
底版に溝中心線を介して両側に打ち抜き可能な厚さの凹部を直列に複数個設けた第2の水路コンクリートブロックを敷設して水路を形成し、該凹部に、水路幅を所定間隔で2分割する位置に打ち抜き孔を設け、該打ち抜き孔に杭を立設し、該杭に土留板を固定して該土留板を境に低水路部と土壌、砂利等の生物育成材を充填した低水路敷き部とを左右に形成し、該低水路部と低水路敷き部に植物、生物等が生育・生息可能な環境に形成したことを特徴としている。
上記構成とされているため、(1)低水路と低水路敷部に2分割した水路構造を連続的に施工できる。また、設計または施工途中、施工終了後においても、生物環境に配慮した2分割した水路区間と通常の水路区間とに容易に変更できる。また、杭を打つ場所を変えることで、低水路部の幅を変更し、曲がりなど水路形態を色々と変化させて構築できる。従って、生物の生育に適した多様な流れを造り出すことができる。さらに、水路の分割が簡単に施工出来、施工後の改良も容易となり、生物の生育に適した水路環境の整備を行うことができる。また、水路の水位が低下した場合でも、分割された低水路では水生生物が生育可能な水位を確保できる。
請求項4の発明の環境等を考慮した水路構造は、
底版に複数の貫通孔を設けた断面U形の水路用コンクリートブロックを水路に用いた水路構造において、前記水路には溝中心線を介して貫通孔を両側に直列に複数個設けた第1の水路コンクリートブロックを配置し、該貫通孔には水路幅より狭い間隔で杭を2列に立設し、該杭に土留板を固定して土留板間に低水路部を形成すると共に、土留板と側壁の内壁面間に生物育成材を充填して低水路敷き部を形成して複断面構造とし、植物、生物等が生育・生息可能な環境に形成したことを特徴としている。
上記構成とされているため、(1)低水路と通常の水路に区分した複断面構造の水路を連続的に施工できる。また、設計または施工途中、施工終了後においても、生物環境に配慮した複断面構造の水路区間と通常の水路区間とに容易に変更できる。また、杭を打つ場所を変えることで、複断面構造の水路における低水路部の幅を変更し、曲がりなど水路形態を色々と変化させて構築できる。従って、生物の生育に適した多様な流れを造り出すことができる。さらに、低水路が簡単に施工出来、施工後の改良も容易となり、生物の生育に適した水路環境の整備を行うことができる。また、水路の水位が低下した場合でも、複断面構造の水路における低水路では水生生物が生育可能な水位を確保できる。
請求項5の発明は、請求項4記載の環境等を考慮した水路構造において、水路には、底版に溝中心線を介して両側に打ち抜き可能な厚さの凹部を直列に複数個設けた第2の水路コンクリートブロックを配置して施工してなる。
上記構成とされているため、将来水路環境を変更する区間に第2の水路コンクリートブロックを設置することにより、底版の凹部を打ち抜いて施工して水路環境を簡単に変更できる。また、工事の際には周辺環境に悪影響を及ぼさない。
請求項6の発明は、請求項4記載の環境等を考慮した水路構造において、底版に溝中心線を介して両側に打ち抜き可能な厚さの凹部を直列に複数個設けた第2の水路コンクリートブロックにより水路を形成し、自然環境への配慮が必要となる水路区間は、水路施工後に該凹部を打ち抜いて打ち抜き孔を設け、該打ち抜き孔に杭を立設して施工してなる。
上記構成とされているため、水路区間で、湧き水などの処理が必要な場合や雨水を地下に浸透する必要がある場合には、底版の凹部を打ち抜いて処理施工できるため、工事の際には周辺環境に悪影響を及ぼさない。
請求項7の発明は、請求項4乃至6に記載の環境等を考慮した水路構造において、土留板の下部に切欠部を設け、該切欠部位置の土留板と側壁間に魚等の隠れ場所や巣となる巣作り体を配置してなる。
上記構成としたため、低水路敷き部には、水中生物や魚の隠れ場所となる空間ができ、水中生物や魚が生息・生育できる環境にできる。また、低水路敷き部内に魚類の隠れ場所となる空間が設置できるため、魚類の隠れ場所を水路外に別に設置する必要がなく、施工性もよいものである。
請求項8の発明の、環境等を考慮した水路構築方法は、
水路の自然環境への配慮が不要とされる区間には、断面U形の第3の水路コンクリートブロックを配置し、水路の自然環境への配慮が必要な区間には、貫通孔を溝中心線を介して両側に直列に複数個設けた第1の水路コンクリートブロックを配置し、該第1の水路コンクリートブロックの貫通孔に、水路幅より狭い間隔で杭を立設し、該杭に土留板を固定して土留板間に低水路部を形成すると共に、土留板と側壁の内壁面間に生物育成材を充填して低水路敷き部を形成した複断面構造とし、植物、生物等が生育・生息可能な環境に形成したことを特徴としている。
上記構成とされているため、地域環境に順応するように各区間の弾力的な設計・施工ができ、生態系の回復状況を確認しながら段階的な施工もできる。従って、生態系に配慮を希望するが、極力経済的で維持管理がかからない区間等の水田区間、多様な流れをつくり環境整備を行う区間の集落隣接区間等それぞれの区間に適した断面構造の水路を施工できる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1の発明によれば、凹部をそのままの状態で施工でき、また凹部の所定位置を打ち抜いた打ち抜き孔を設けて2分割構造、複断面構造の水路構造を施工できる。また、水路を流れてくる土砂等は凹部に堆積されるため、この堆積された土砂等によって植物を生育可能な状態にできる。さらに、凹部の存在によって石等の植物等付着部材を簡単に設置固定して植物等が付着可能にできる。
請求項2の発明によれば、水路の流速を変更させる区間は、凹部に流速調整部材を設置することにより簡単に水路の流速を変更させることができる。また、植物等を付着させる区間は、凹部に石等の植物等付着部材を設置固定して簡単に植物等が付着できる。
請求項3の発明によれば、(1)低水路と低水路敷部に2分割した水路構造を連続的に施工できる。また、設計または施工途中、施工終了後においても、生物環境に配慮した2分割した水路区間と通常の水路区間とに容易に変更できる。
(2)杭を打つ場所を変えることで、低水路部の幅を変更し、曲がりなど水路形態を色々と変化させて構築できる。従って、生物の生育に適した多様な流れを造り出すことができる。
(3)水路の分割が簡単に施工出来、施工後の改良も容易となり、生物の生育に適した水路環境の整備を行うことができる。
(4)水路の水位が低下した場合でも、分割された低水路では水生生物が生育可能な水位を確保できる。
請求項4の発明によれば、(1)低水路と通常の水路に区分した複断面構造の水路を連続的に施工できる。また、設計または施工途中、施工終了後においても、生物環境に配慮した複断面構造の水路区間と通常の水路区間とに容易に変更できる。
(2)杭を打つ場所を変えることで、複断面構造の水路における低水路部の幅を変更し、曲がりなど水路形態を色々と変化させて構築できる。従って、生物の生育に適した多様な流れを造り出すことができる。
(3)低水路が簡単に施工出来、施工後の改良も容易となり、生物の生育に適した水路環境の整備を行うことができる。
(4)水路の水位が低下した場合でも、複断面構造の水路における低水路では水生生物が生育可能な水位を確保できる。
請求項5の発明によれば、将来水路環境を変更する区間に第2の水路コンクリートブロックを設置することにより、底版の凹部を打ち抜いて施工して水路環境を簡単に変更できる。また、工事の際には周辺環境に悪影響を及ぼさないようにできる。
請求項6の発明によれば、水路区間で、湧き水などの処理が必要な場合や雨水を地下に浸透する必要がある場合には、底版の凹部を打ち抜いて処理施工できるため、工事の際には周辺環境に悪影響を及ぼさない。
請求項7の発明によれば、低水路敷き部には、水中生物や魚の隠れ場所となる空間ができ、水中生物や魚が生息・生育できる環境にできる。また、低水路敷き部内に魚類の隠れ場所となる空間が設置できるため、魚類の隠れ場所を水路外に別に設置する必要がなく、施工性もよいものである。
請求項8の発明によれば、地域環境に順応するように各区間の弾力的な設計・施工ができ、生態系の回復状況を確認しながら段階的な施工もできる。従って、生態系に配慮を希望するが、極力経済的で維持管理がかからない区間等の水田区間、多様な流れをつくり環境整備を行う区間の集落隣接区間等それぞれの区間に適した断面構造の水路を施工できる。
本発明を図1〜図21により説明する。
本発明の、環境等を考慮した水路構造における第一実施例の水路1は、断面U形の水路用コンクリートブロックを水路に用いた水路構造に関するもので、図1〜図3のように、底版4に溝中心線Mを介して両側に打ち抜き可能な厚さの凹部6を直列に複数個設けた第2の水路コンクリートブロック16により形成されている。
前記第2の水路用コンクリートブロック16、後述する第1の水路用コンクリートブロック2、第3の水路用コンクリートブロック19は、通常の規格化されている断面U形の水路コンクリートブロックと同一断面形状に形成されている。
前記凹部6は、部材強度を確保可能な範囲で製造され、任意水路幅の低水路17が構築可能に、溝中心線迄の幅より小さい幅で、例えば、正方形、長方形に成形されている。
また、図6、図7のように、第一実施例の水路1は、水路の流速を変更させる区間に配置された第2の水路コンクリートブロックの凹部6に、水路流速を変更可能な流速調整部材15が配設されている。また、該水路の植物等を付着させる区間に配置された第2の水路コンクリートブロックの凹部6に、植物等が付着可能な植物等付着部材を固定され、水路における流速を可変可能とし、植物等が付着可能にして繁茂可能にされ、水路1における各区間の環境が整備可能にされている。
さらに、第一実施例の水路1は、図3〜5のように、底版4に溝中心線を介して両側に打ち抜き可能な厚さの凹部6を直列に複数個設けた第2の水路コンクリートブロック16により水路が形成されている。
また、該凹部6に、水路幅を所定間隔で2分割する位置に打ち抜き孔51を設け、該打ち抜き孔51に杭7を立設されている。該杭7に土留板8を固定して該土留板8を境に低水路部17と土壌、砂利等の生物育成材13を充填した低水路敷き部18とを左右に形成し、該低水路部17と低水路敷き部18に植物、生物等が生育・生息可能な環境に形成されている。前記杭7、土留板8は、コンクリート製、鋼製、間伐材などの自然材などが使用されている。
本発明の、第二実施例の水路1aは、図8、図9のように、底版4に複数の貫通孔5を設けた断面U形の水路用コンクリートブロックを水路に用いた水路構造に関するものである。
前記水路1aには、溝中心線Mを介して貫通孔5を両側に直列に複数個設けた第1の水路コンクリートブロック2を配置し、該貫通孔5には水路幅より狭い間隔で杭7を2列に立設されている。また、該杭7に土留板8を固定して土留板8間に低水路部17を形成すると共に、土留板8と側壁3の内壁面間に生物育成材13を充填して低水路敷き部18を形成して複断面構造とし、植物、生物等が生育・生息可能な環境に形成されている。
前記貫通孔5は、部材強度を確保可能な範囲で製造され、任意水路幅の低水路17が構築可能に、溝中心線迄の幅より小さい幅で、例えば、正方形、長方形に成形されている。
前記杭7、土留板8は、コンクリート製、鋼製、間伐材などの自然材などが使用されている。
低水路部17の開始端と最終端は図10のように端部土留板9を直角に配置するか、図11のように端部土留板9を傾斜させて固定してもよい。また、土留板8と端部土留板9とは一体成形してもよく、また別部材を所定手段で連結してもよいものである。
低水路部17の中間部は、図12のように土留板8をほぼ平行に配置して固定、又は図13のように、低水路部17が段階的に右側に向かうに従って幅狭となるように形成した土留板8と杭7を用いて施工してもよい。
生物育成材13は、植物、生物等が生育・生息可能な環境にできるように、例えば、土壌、腐葉土、砂利等が使用されている。
第二実施例の水路1aでは、図3のような第一実施例の水路1で使用した、底版4に溝中心線を介して両側に打ち抜き可能な厚さの凹部6を直列に複数個設けた、第2の水路コンクリートブロック16を配置して施工してもよいものである。
また、図20、図21のように、底版4に溝中心線を介して両側に打ち抜き可能な厚さの凹部6を直列に複数個設けた第2の水路コンクリートブロックにより水路を形成し、自然環境への配慮が必要となる水路区間は、水路施工後に該凹部6を打ち抜いて打ち抜き孔51を設け、該打ち抜き孔51に杭7を立設して施工してもよいものである(請求項6)。
さらに、図16、図17のように、前記土留板8の下部に切欠部10を設け、該切欠部10位置の土留板8と側壁3間に魚等の隠れ場所や巣となる巣作り体11が配置して、水中生物や魚の隠れ場所となる空間12を形成している。また、該土留板8には水中生物や魚に対応して、所々に所定径の穴を穿設してこれら水中生物や魚の隠れ場所となる空間12を作ってもよい。
環境等を考慮した水路構築方法は、図18のように、水路の自然環境への配慮が不要とされる区間L2には、断面U形の第3の水路コンクリートブロックを配置されている。また、水路の自然環境への配慮が必要な区間L1には、貫通孔5を溝中心線を介して両側に直列に複数個設けた第1の水路コンクリートブロック2を配置されている。該第1の水路コンクリートブロック2の貫通孔5に、水路幅より狭い間隔で杭7を立設されている。また、該杭7に土留板8を固定して土留板8間に低水路部17を形成すると共に、土留板8と内側側壁3間に生物育成材13を充填して低水路敷き部18を形成して複断面構造としている。そして、植物、生物等が生育・生息可能な環境に形成されている。
本発明の、第一実施例の水路に使用する第2の水路コンクリートブロックの平面図。 本発明の、第一実施例の水路に使用する第2の水路コンクリートブロックのA―A断面図。 本発明の、第一実施例の水路の平面図。 本発明の、第一実施例の水路の平面図。 本発明の、B―B断面図。 本発明の、第一実施例の水路の平面図。 本発明の、C―C断面図。 本発明の、第二実施例の水路に使用する第1の水路コンクリートブロックの平面図。 本発明の、第二実施例の水路に使用する第1の水路コンクリートブロックのD―D断面図。 本発明の、第1の水路コンクリートブロックを使用した第二実施例の水路の平面図。 本発明の、第1の水路コンクリートブロックを使用した第二実施例の水路の平面図。 本発明の、第1の水路コンクリートブロックを使用した第二実施例の水路の平面図。 本発明の、第1の水路コンクリートブロックを使用した第二実施例の水路の平面図。 本発明の、E―E断面図。 本発明の、第二実施例の水路における水位低下状態の断面図。 本発明の、F―F断面図 本発明の、切欠部、空間を設けた土留板を使用した水路の長手方向中央断面図。 本発明の、水田区間、集落隣接区間の水路の平面図。 本発明の、第3の水路コンクリートブロックの斜視図。 本発明の、第2の水路コンクリートブロックを使用した水路の平面図。 本発明の、G―G断面図
符号の説明
1 水路
2 第1の水路コンクリートブロック
3 側壁
4 底版
5 貫通孔
51 打ち抜き孔
6 凹部
7 杭
8 土留板
9 端部土留板
10 切欠部
11 巣作り体
12 空間
13 育成部材
14 植物
15 流速調整部材
15a 植物等付着材
16 第2の水路コンクリートブロック
17 低水路部
18 低水路敷き部
19 第3の水路コンクリートブロック
W1 通常水路の水位
W1 低水路部の水位
L1 集落隣接区間
L2 水田区間

Claims (8)

  1. 底版に溝中心線を介して両側に打ち抜き可能な厚さの凹部を直列に複数個設けた第2の水路コンクリートブロックを敷設して水路を形成したことを特徴としてなる環境等を考慮した水路構造。
  2. 水路の流速を変更させる区間に配置された第2の水路コンクリートブロックの凹部に、水路流速を変更可能な流速調整部材を配設し、該水路の植物等を付着させる区間に配置された第2の水路コンクリートブロックの凹部に、植物等が付着可能な植物等付着部材を固定してなる請求項1に記載の環境等を考慮した水路構造。
  3. 底版に溝中心線を介して両側に打ち抜き可能な厚さの凹部を直列に複数個設けた第2の水路コンクリートブロックを敷設して水路を形成し、該凹部に、水路幅を所定間隔で2分割する位置に打ち抜き孔を設け、該打ち抜き孔に杭を立設し、該杭に土留板を固定して該土留板を境に低水路部と土壌、砂利等の生物育成材を充填した低水路敷き部とを左右に形成し、該低水路部と低水路敷き部に植物、生物等が生育・生息可能な環境に形成したことを特徴とする環境等を考慮した水路構造。
  4. 底版に複数の貫通孔を設けた断面U形の水路用コンクリートブロックを水路に用いた水路構造において、前記水路には溝中心線を介して貫通孔を両側に直列に複数個設けた第1の水路コンクリートブロックを配置し、該貫通孔には水路幅より狭い間隔で杭を2列に立設し、該杭に土留板を固定して土留板間に低水路部を形成すると共に、土留板と側壁の内壁面間に生物育成材を充填して低水路敷き部を形成して複断面構造とし、植物、生物等が生育・生息可能な環境に形成したことを特徴とする環境等を考慮した水路構造。
  5. 水路には、底版に溝中心線を介して両側に打ち抜き可能な厚さの凹部を直列に複数個設けた第2の水路コンクリートブロックを配置して施工してなる請求項4記載の環境等を考慮した水路構造。
  6. 底版に溝中心線を介して両側に打ち抜き可能な厚さの凹部を直列に複数個設けた第2の水路コンクリートブロックにより水路を形成し、自然環境への配慮が必要となる水路区間は、水路施工後に該凹部を打ち抜いて打ち抜き孔を設け、該打ち抜き孔に杭を立設して施工してなる請求項4記載の環境等を考慮した水路構造。
  7. 土留板の下部に切欠部を設け、該切欠部位置の土留板と側壁間に魚等の隠れ場所や巣となる巣作り体を配置してなる請求項4乃至6に記載の環境等を考慮した水路構造。
  8. 水路の自然環境への配慮が不要とされる区間には、断面U形の第3の水路コンクリートブロックを配置し、水路の自然環境への配慮が必要な区間には、貫通孔を溝中心線を介して両側に直列に複数個設けた第1の水路コンクリートブロックを配置し、該第1の水路コンクリートブロックの貫通孔に、水路幅より狭い間隔で杭を立設し、該杭に土留板を固定して土留板間に低水路部を形成すると共に、土留板と側壁の内壁面間に生物育成材を充填して低水路敷き部を形成した複断面構造とし、植物、生物等が生育・生息可能な環境に形成したことを特徴とする環境等を考慮した水路構築方法。
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