JP2005248355A - 人工皮革およびその製造方法 - Google Patents

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伸一 吉本
Tetsuya Ashida
哲哉 芦田
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Abstract

【課題】 本発明の立毛シートの仕上法は、従来の立毛シートにないふくらみ感のある風合、ドレープ性、天然皮革のスエード調あるいはヌバック調といった高級感のある表面タッチ、ライティング効果等で代表される優美な立毛外観提を兼ね備えた立毛シートを提供する。
【解決手段】 移送管と滞溜槽を連結したループ状の循環処理移送装置を用いてエンドレス状態にした立毛シートを循環処理仕上するに際し、該移送管の循環処理方向と直行する断面において少なくとも一部が特定の狭窄断面からなる移送管を有し、該循環処理移送装置内の温度30〜150℃、立毛シートの回転速度100〜500m/分で循環させることを特徴とする立毛シートの仕上法。
【選択図】なし

Description

本発明は、柔軟で膨らみ感のある風合いを有し、かつ優れたタッチや表面立毛からなるライティング効果などによる優美なスエード調の立毛感のある立毛面を有する立毛シートの仕上法に関するものである。とりわけ、織編物ベースの立毛スエードよりも低比重で吸水性が高く、長さ方向の伸長荷重が低いような不織布ベースの立毛シートに、柔軟で膨らみ感のある風合いと、優美な立毛感のある立毛面とを効率良く付与することのできる立毛シートの仕上法に関するものである。
従来、立毛シートに柔軟で膨らみ感のある風合いと、優れた立毛感のある立毛面とを付与する方法としては、膨らみ感と立毛感とを付与し得る公知の種々の繊維用柔軟処理剤を含浸等の手段により付与する方法、立毛シートに揉みおよび擦れ作用を施す機械的な処理方法などが挙げられ、後者の方法としては、乾燥状態の立毛シートを処理する方法、例えば人間の手による揉みおよび擦れ処理を模した装置による処理方法と、湿潤状態で立毛シートを処理する方法、例えば上下動および/または揺動可能の衝撃箱中へ布帛を案内して研磨石等により衝撃を与え仕上処理する方法(例えば、特許文献1参照。)が提案されている。しかしながら、上記方法では布帛の風合いは比較的柔軟に仕上がるものの外観は処理前より優美で優れた外観が得られ難い傾向がある。
また、基布の搬送方向に直交する側方から見てほぼU字形の通路を有する少なくとも1つの浴槽の上方に配置されたローラ装置により、上記基布をたるませて上記浴槽の通路内に送り込み、ついで、送り込まれた基布を引っ張りながら空中に引き上げ、さらに引き上げた基布を浴槽の通路内に落下させる一連の工程を反復する連続的にリラックス処理する方法(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。しかしながら、上記方法では、柔軟な風合いは得られるものの表面には擦れが殆ど作用しないので立毛シートを処理した場合、立毛感等の外観はあまり変化しない。また、液流染色機を使用して立毛シートの移動方向と同方向に移動速度以上の流体流を接触させて表面の立毛の配向性を改良しつつ、柔軟性を付与する仕上方法(例えば、特許文献3参照。)が提案されている。しかしながら、上記方法では立毛シートが含液状態となり、極めて重く、揉み効果は良好であるが、立毛シートが重いことと液流自体が染色機内の抵抗を受け移動速度が低下し易いため、さらには重い立毛シートとなることから移動時の長さ方向に対する張力は移動速度を速くするればするほど強く作用するため柔軟効果は頭打ちとなり易い。そして、立毛感に関しては、移動速度が低いこと、液流自体が立毛シートの立毛表面と液流染色機の内壁との抵抗を低減させ擦れ効果が低下し易いので、立毛感に大きな変化を与えることは難しい。従って、優美な立毛感のある外観が得られ難いものであった。
特開平8−269865号公報 特開平10−183458号公報 特公昭51−46801号公報
立毛シートの分野においては、高品質化が要求されており、スエード感、あるいはヌバック感等の外観、柔軟な手触り、風合いおよびドレープ性等の感性面をすべて満足する高品質のものが求められている。立毛シートは単繊維平均繊度0.1デシテックス以下の極細繊維またはその束状繊維を主体として構成された繊維絡合不織布と、ポリウレタンを主体とした弾性重合体からなる基体とその基体の少なくとも一面に極細繊維の立毛面を形成したものが一般的である。また、従来の柔軟処理によって得られる立毛シートの外観は、立毛繊維部分が基体表面に貼りついたように寝た状態であり、立毛部分は花が開いたように立った状態になり難い。風合いは、ペーパーライクで痩せた風合いか、柔軟性はあるがゴム反発の大きいものとなり易い。そこで本発明はこれらの欠点を改善し、天然皮革のようなふくらみ感を有する柔軟性と優美な立毛を付与する仕上法を提供することを課題とする。
すなわち、本発明は、移送管と滞溜槽を連結したループ状の循環処理移送装置を用いてエンドレス状態にした立毛シートを循環処理仕上するに際し、該移送管の循環処理方向と直行する断面において少なくとも一部が下記(1)を満足する狭窄断面からなる移送管を有し、該循環処理移送装置内の温度30〜150℃、立毛シートの回転速度100〜500m/分で循環させることを特徴とする立毛シートの仕上法。
0.002<A/S<0.5 (1)
(S:移送管の循環処理方向と直行する断面積、A:立毛シートの巾方向の断面積)
そして、立毛シートが少なくとも平均単繊維繊度0.5デシテックス以下の極細繊維を主体として構成された立毛面を有することが好ましく、また、立毛シートが平均単繊維径5μm以下の非弾性ポリマーからなる極細繊維と弾性ポリマーからなる極細繊維を主体として構成された立毛面を有することが好ましい。
本発明の立毛シートの仕上法は、従来の立毛シートにないふくらみ感のある風合、ドレープ性、天然皮革のスエード調あるいはヌバック調といった高級感のある表面タッチ、ライティング効果等で代表される優美な立毛外観提を兼ね備えた立毛シートを提供することが可能である。そして高級スエード商品の仕上法に特に有用である。
本発明の仕上法に用いる立毛シートとしては、公知の立毛シートであれば特に限定するものではないが、平均単繊維繊度0.5デシテックス以下の極細繊維またはその束状繊維を主体として構成された立毛面を有することが好適であり、またそれらの繊維からなる繊維絡合不織布とその内部に弾性重合体が含有された基体を有する立毛シートであることが皮革様の風合を得る点で好適に用いられる。
また、本発明の仕上法に用いる立毛シートとしては、基体の少なくとも一面に極細繊維の立毛面を形成した立毛シートと平均単繊維径5μm(Nyなら0.22デシテックス相当、PETなら0.27デシテックス相当)以下の非弾性ポリマー極細繊維と弾性ポリマーからなる極細繊維を主体として構成された立毛面を有する立毛シートが該立毛シートのストレッチ性等の性質を低下させない点でより好適に用いられる。
さらに、本発明の仕上法に用いる立毛シートとしては、弾性ポリマーの主体が立毛シートの厚さ方向全層に渡って繊維形態で非弾性ポリマーからなる極細繊維と絡合不織布構造を形成しており、かつ該弾性ポリマーの一部は立毛シートを構成する基体の少なくとも一方の表面層部において該絡合不織布構造と一体化した多孔質層を形成しており、該基体の少なくとも一面に極細繊維の立毛面を形成した立毛シートであることがストレッチ性および優美な立毛感を兼ね備える点で好適に用いられる。
本発明の立毛シートを構成する繊維としては、特に限定されるものではなく、公知のセルロース系繊維、アクリル系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリビニルアルコール系繊維などの合成繊維、天然繊維、再生繊維、半合成繊維等が挙げられ、これら繊維は単独であっても、あるいは複数種が混合使用されていてもよい。そして、平均単繊維繊度が0.5デシテックス以下の極細繊維またはその極細繊維束であることが皮革様の風合およびライティング効果等の優美な立毛感を得る点で好ましい。
平均単繊維繊度0.5デシテックス以下または平均単繊維径5μm以下の極細繊維またはその束状繊維を製造する方法としては、相溶性を有しない2種以上のポリマーを混合して溶融して紡糸口金から吐出して延伸することにより、あるいは該ポリマーを別々に溶融して溶融物を紡糸口金で合せて吐出して延伸することにより、繊維断面が海島構造、あるいは多層張り合わせ構造となる、いわゆる極細繊維発生型繊維を製造し、この繊維から海成分ポリマーを除去、あるいは層間で剥離することにより得られる。
また、本発明の立毛シートの立毛面を構成する繊維として海島構造の極細繊維発生型繊維を用いる場合、弾性ポリマーからなる繊維を島成分とする場合、弾性ポリマーとしては、例えばポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエステルエーテルポリオール、ポリラクトンポリオール、ポリカ−ボネートポリオールなどの数平均分子量500〜3500のポリマーポリオールから選ばれた少なくとも1種と、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどの有機ジイソシアネートと、1,4−ブタンジオール、エチレンジアミンなどの活性水素原子を2個有する鎖伸長剤とを反応させて得られるポリウレタン類、またはポリエステルエラストマーやポリエーテルエステルエラストマーなどのエステル系エラストマー類、ポリエーテルエステルアミドエラストマーやポリエステルアミドエラストマーなどのアミド系エラストマー類、ポリイソプレン、ポリブタジエンなどの共役ジエン系重合体あるいは共役ジエン系重合体ブロックを分子中に有するブロック共重合体ポリマー類、その他溶融紡糸可能なゴム弾性挙動を有するエラストマー類が挙げられる。中でも、その柔軟性・低反発性や摩擦抵抗が高く非弾性ポリマーからなる極細繊維への密着効果が高いこと、更には耐熱性・耐久性に優れることなどの点でポリウレタン類が最も好ましい。
また、非弾性ポリマーからなる繊維を島成分とする場合、非弾性ポリマーとしては、例えば、ナイロン−6、ナイロン−66、ナイロン−10、ナイロン−11、ナイロン−12やそれらの共重合体をはじめとする溶融紡糸可能なポリアミド類、ポリエチレンテレフタレ―ト、ポリブチレンテレフタレ―ト、カチオン可染型変性ポリエチレンテレフタレ―トをはじめとする溶融紡糸可能なポリエステル類、ポリプロピレンやそれらの共重合体をはじめとする溶融紡糸可能なポリオレフィン類などから選ばれた、少なくとも1種類の溶融紡糸可能なポリマ―である。もちろん2種以上のポリマーを混合使用してもよい。
一方、海成分を構成するポリマ―(抽出または分解除去されるポリマー)としては、島成分ポリマーと溶剤または分解剤に対する溶解性または分解性を異にし、例えば、海成分を構成するポリマーの方が溶解性または分解性が大きく、島成分ポリマーとの相溶性または親和性の小さいポリマ―であって、かつ同一溶融系に存在する島成分の溶融粘度より小さい溶融粘度であるか、あるいは表面張力の小さいポリマ―であり、例えば、ポリエチレン、ポリスチレン、変性ポリスチレン、エチレンプロピレン共重合体などの易溶解性のポリマーや、スルホイソフタル酸ナトリウムやポリエチレングリコール等で変性(共重合)したポリエチレンテレフタレートなどの易分解性のポリマ―から選ばれた少なくとも1種の溶融紡糸可能なポリマーである。また、溶融紡糸安定性の点から、弾性ポリマーを島成分に用いた場合、海成分を構成するポリマーは弾性ポリマーの溶融紡糸可能温度に適した融点を持つポリマーを選択することが好ましい。例えば、弾性ポリマーとしてポリウレタン類を用いる場合には、海成分を構成するポリマーの融点は230℃程度以下、弾性ポリマーにポリエステルエラストマー類やポリアミドエラストマー類を使用する場合には、海成分を構成するポリマーの融点は260℃程度以下のものを選択するのが好ましい。
この極細繊維発生型繊維をカードにかけてウエッブとし、得られたウエッブをニードルパンチによりまたは高圧水流を付与することにより絡合不織布とする。絡合不織布の目付としては、500〜1500g/mが好ましい。該絡合不織布内に弾性重合体を付与する場合、付与する弾性重合体と該弾性重合体の付与方法は従来公知の樹脂および付与方法が採用できる。弾性重合体として、たとえばポリウレタン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリアミノ酸系樹脂、シリコン系樹脂、およびこれらの共重合体並びにこれらの混合物等の中から目的用途に応じて選択することができるが、柔軟性と充実感に優れるといった点からポリウレタン系樹脂が好ましく用いられる。付与方法としては、ポリウレタンのDMF溶液を絡合不織布に含浸し、DMF/水の混合液、または水単独などのポリウレタンの貧溶剤または非溶剤中で絡合不織布内のポリウレタンを凝固させるいわゆる湿式凝固方法や、ポリウレタンを水等の非溶剤とメチルエチルケトン(MEKと略す場合もある)/トルエンなどの低沸点溶剤の混合液に分散させた液を絡合不織布に含浸し加熱乾燥して液中の低沸点溶剤を先に蒸発させ液中の非溶剤の比率を徐々に高めポリウレタンを凝固させる方法が用いられるが緻密で均一なスポンジ形状が得られ柔軟な風合いを得やすいといった点から湿式凝固方法が好適に用いられる。
好ましいポリウレタンとしては、ジオールとジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体とを反応させて得られるポリエステルジオールやそれとポリエーテルとのブロック共重合ジオール、ポリラクトンジオール、ポリカーボネートジオール、ポリエーテルジオール等からなる群より選ばれた数平均分子量が500〜5000の少なくとも1種のポリマージオールを使用し、これとジイソシアネート化合物と低分子鎖伸長剤とを反応せしめて得られる、いわゆるセグメンテッドポリウレタンが挙げられる。上記ポリエステルジオールの合成に用いられるジオール化合物としては、耐久性あるいは皮革様の風合いの点で炭素数6以上10以下の化合物を少なくとも一部に用いるのが好ましく、このようなジオール化合物として、例えば、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオールなどが挙げられる。また、ジカルボン酸の代表例として、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸などの芳香族ジカルボン酸などが挙げられる。
ポリマージオールの数平均分子量が500未満の場合には、柔軟性に欠け、天然皮革様の風合いが得られないため好ましくない。ポリマージオールの数平均分子量が5000を越える場合には、ポリウレタン中のウレタン基濃度が減少するため柔軟性、耐久性、耐熱性、および耐加水分解性にバランスの取れた立毛シートが得られにくい。また、低分子鎖伸長剤としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、エチレンジアミン、イソホロンジアミンなどの活性水素原子を2個有する低分子量化合物が挙げられる。また、ジイソシアネート化合物としては、たとえば4,4'−ジフェニルメタン−ジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート等の芳香族系、ヘキサメチレンジイソシアネートで代表される脂肪族系、4,4'−ジシクロヘキシルメタン−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートで代表される脂環族系のものが挙げられる。また、必要に応じて、顔料、染料、凝固調節剤、安定剤などを添加してもよく、さらに2種以上のポリマーを併用してもかまわない。
弾性重合体の付与方法については特に限定されるものではないが、風合いのバランスの点から絡合不織布に弾性重合体溶液或いはエマルジョンを含浸する方法が好ましい。
また、天然皮革様の柔軟な風合いの点から、極細繊維からなる絡合不織布に弾性重合体を含有してなる基体に対する弾性重合体の質量比率は、10%以下であることが好ましく、9%以下であることが好ましく、5〜9%であることが得られる立毛シートが繊維リッチになり、天然皮革と類似の外観、風合いおよび充実感が得られ、目標とする天然皮革に非常に近づく点でより好ましい。
更に好ましくは、基体層の見掛け密度が0.30〜0.60g/cmであることが天然皮革様の風合い及び充実感に優れる点で好ましい。
絡合不織布を構成する繊維を極細繊維またはその束状繊維の状態にするには弾性重合体を含有せしめる前の絡合不織布、または弾性重合体を含有せしめた基体にした後、極細繊維発生型繊維を極細化する。例えば、海島型繊維の場合、海成分または鞘成分を溶剤あるいは分解剤で処理して繊維から除去することによって島成分または芯成分を極細繊維、またはその束状繊維に変性する。また、分割型繊維では繊維を構成する一成分の膨潤剤または物理的あるいは機械的に処理して各成分に分割することにより極細繊維またはその束状繊維に変性する。
基体の厚みとしては、0.3〜2.0mmが天然皮革様のものが得られやすいことから好ましい。また、目付としては、皮革様の風合いおよび充実感の点で好ましくは120〜1600g/m、より好ましくは200〜1200g/mの範囲であり、さらに好ましくは充実感に優れる点で400〜800g/mの範囲である。次に繊維集合体の表面をサンドペーパーまたは針布でバフィングして表面を平滑化すると共に表面に繊維立毛を形成しておくことが立毛外観を良好にする点で好ましい。繊維立毛は均一でスエード調のライティングのある優美な外観としておくことが好ましい。
基体表面の繊維立毛状態すなわち繊維立毛長はその製品の用途および要求される外観によって変わるが、通常繊度の太いものは長めに、また繊度の細いものは短くするのが、表面のライティングを美しくする点で効果的である。
非弾性ポリマーからなる極細繊維からなる平均単繊維繊度0.5デシテックスまたは平均単繊維径が5μm以下等の繊度の細いものを起毛し、繊維長を短くする場合は、繊維の根元を止めてからバフするのが好ましい。繊維の根元を止めるには、繊維集合体表面の繊維集合体を構成する弾性重合体と親和性のある溶剤を塗布するのが好ましい。弾性重合体と親和性のある溶剤とは、弾性重合体を溶解または膨潤させる溶剤であり、この溶剤としては、たとえば弾性重合体がポリウレタンの場合、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホオキシド、テトラヒドロフラン、シクロヘキサノンなどの単独溶剤または2種以上の混合溶剤が挙げられる。
該溶剤の塗布量は繊維の繊度によって異なるが、表面に薄い被膜を形成しうる量が再度凸部のみを起毛し得られる立毛部分の繊維が抜けぬくく、表面物性が向上する点で好ましく、塗布の均一性の点で好ましい。一般的には、50g/m以下、好ましくは5g/m〜35g/mの範囲の量である。塗布量が少ない場合は、毛羽長が長くなり、また多いと短くなり、多すぎる場合には、表面の風合いが硬くなるなどの問題を生ずる。繊維集合体表面に塗布する方法は、グラビアコート法、ナイフコート法、スプレー法、転写法の何れでもよいが、塗布の均一性の点からグラビアコート法が好ましい。このように表面毛羽長は、極細繊維の繊度を考慮しながら、バフ条件、溶剤塗布量により調整することができ、得られる被覆層の外観、タッチとしては、表面の毛羽長が短いほど、あるいは表面において起毛されていない面積が大きいほど、天然皮革の銀摺り調により近くなり、また逆に表面の毛羽長が長いほど、あるいは表面において起毛されている面積が大きいほど天然皮革のヌバック調により近くなるので、所望の外観、タッチに応じて適宜調整して立毛シートを得る。
さらに、得られた立毛シートは染色処理を行ってもよい。例えば分散染料、酸性染料、含金錯体染料、硫化染料を含有する水溶液中で処理する。温水処理機としては、ウインス染色機、ジガー染色機、高圧液流染色機等、いずれの方法を用いても良いが、特に効果のある方法として、高圧液流染色機を用い熱水流と共に皮革様シートを狭いノズルを通過させる方法が、風合いおよび、自然なシワ付けの点で好ましい。染色後の立毛シートは十分に乾燥することが、本発明の立毛シートの仕上法に好適な立毛シートとする点で好ましい。
得られた立毛シートを仕上処理する仕上処理機は、移送管と滞溜槽を連結したループ状の循環処理移送装置を用いてエンドレス状態にした立毛シートを循環処理仕上する装置であり、例えば、駆動リールと処理流体噴射部を有する移送管を有するエアジェット染色機中に液体を投入しない装置が好ましく用いられる。そして、該移送管の循環処理方向と直行する断面において少なくとも一部が下記(1)を満足する狭窄断面からなる移送管を有することが重要である。
1/9<A/S<1/80 (1)
(S:移送管の循環処理方向と直行する断面積、A:立毛シートの巾方向の断面積)
本発明で使用する立毛シートは、処理前の巾100〜160cmのもので厚さは、0.8mm以下、より好ましくは0.6〜0.25mmの薄物の立毛シートであることが好ましい。また立毛シートの循環処理方向と直行する巾方向の断面積が3〜15cmである立毛シートを移送管の循環処理方向と直行する狭窄断面の面積が27〜1200cmであることがより好ましい。
さらに、狭窄断面が半径3〜20cmの円形であることがさらに好ましい。また、この立毛シート巾と狭窄送路の直径の関係は、立毛シート巾×0.5>狭窄送路の径(例えば、狭窄断面の面積を円の面積に換算した時の直径)であることが狭窄移送管と立毛シートの十分な擦れ効果が得られる点、さらに十分な柔軟効果・風合いが得られる点で好ましい。より十分な効果を得る狭窄送路の直径は、立毛シート巾×0.25>狭窄送路の径であるのが好ましい。
また、立毛シートの処理長が100〜400mとなるようループ状で循環処理を行うのが立毛効果、柔軟効果および処理効率の点で好ましい。また、循環処理の回転速度に関して、100〜500m/分である必要がある。回転速度が100m/分未満の場合、十分な擦れ効果が得られず、優美な立毛感が得られない。また十分な柔軟効果・風合いが得られない。回転速度が500m/分を超えた場合、移送管の狭窄部分と立毛シートの摩擦が大きくなり外観が損なわれるとともに、立毛シートを構成するポリマーが溶融あるいは融着し易く風合いは固いものとなる。十分な立毛感および柔軟効果を得る回転速度は、300〜400/分が好ましい。次に該循環処理移送装置内の温度は30〜150℃である必要がある。装置内の温度が30℃未満の場合、十分な擦れ効果が得られず、優美な立毛感が得られない。また十分な柔軟効果・風合いが得られない。150℃を超えた場合、立毛シートを構成するポリマーが溶融あるいは融着し易く風合いは固いものとなる。そして、温度は70〜90℃が好ましい。装置内の加熱方法は、特に制限されるものではないが、スチームによる加熱が好ましい。但し、スチームによる加熱に際し、装置内の相対湿度が100%RHで長時間処理すると、立毛シートの含水率が高くなり、回転速度が低下しやすく、優美な立毛が得られ難いため、相対湿度は、100%RH未満であることが好ましい。
更に本発明では、槽内が完全密閉状態や密閉状態に関係なく、槽内湿度がスチーム加熱による温度管理環境であることが好ましいが、該槽内雰囲気中に本発明の効果を損なわない限り、柔軟剤、加脂剤、洗浄剤、帯電防止剤から選ばれた少なくとも1種類少量添加した環境であても良い。
以上、少なくとも一面に極細繊維立毛面を形成した立毛シートを連続的に上記方法で仕上処理することにより、この立毛シートが狭窄送路の側面に擦れることにより、毛羽密度が上がり、天然皮革のようなふくらみ感を有し、ドレープ性に優れた優美な立毛感のある立毛シートが得られる。
次に本発明の実施態様を具体的な実施例で説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例中の部、および%は断りのない限り質量に関する物である。また、厚さ、密度、ドレープ係数はJIS L-1096に従って測定を行った。
官能試験;試験員による検査
評価 ◎;非常に良い、○;良い △;やや良い ×;非常に悪い
6−ナイロン60部(島成分)、ポリエチレン40部(海成分)からなる延伸された繊度6デニールの多成分繊維を捲縮し、繊維長51mmに切断してステーブル繊維とし、カードおよびランダムウエバーを経て平均目付け450g/m2のクロスラップウエブを作り、ニードルパンチを行い、平均目付465g/m2の繊維絡合不織布を得た。この繊維絡合不織布にポリエーテル系ポリウレタン(100%伸長時の応力0.58kg/mm2)を主体としたポリウレタン組成物の13%ジメチルホルムアミドを含む非溶剤凝固液中で凝固・水洗乾燥し、その後多成分繊維中のポリエチレンをトルエン溶剤で抽出処理し、6−ナイロン極細繊維(単繊維平均繊度0.011デシテックス)の束状繊維の繊維絡合不織布とポリウレタンとからなる目付け419g/m2、厚さ0.96mmのシート状基体を得た。このシート状基体を2分割し、分割面をサンドペーパーでバフィングして厚さを0.35mmに厚み合わせを行った後、凝固時の表面をエメリーバフィングによる起毛処理でスエード調面を形成させ、立毛シート基材(I)を得た。
(仕上法)
立毛シート基材(I)を茶色系金属錯塩染料組成物でウインス染色機による染色、およびソーピングを行った後、熱風乾燥して巾134cm、厚さ0.35mmの茶色系立毛シート(A)を得た。この染色した立毛シート(A)を直径が30cmの狭窄断面700cmを有したエアージェット染色機(株式会社日阪製作所製)を用いて以下の条件にて処理した。
条件
温度 90℃
湿度 90%RH
回転速度 400m/分
A/S=0.006(Sの値=700cm Aの値=4.7cm
処理長 100m
処理時間 60分
その後ブラッシングなどの最終処理をして、薄地の立毛シート(B)を得た。
得られた立毛シート(B)は天然皮革のような高級感のある外観・膨らみ感があり、柔軟なため、薄地でありながら十分な厚み感を有していた。
比較例1
実施例1で染色して得た立毛シート(A)を手揉み機構の揉み機で機械揉み処理を行い、ショートループ乾燥機で乾燥し、表面をブラッシング処理して薄地の立毛シート(C)を得た。得られた立毛シート(C)は痩せた感じであり、紙様の風合いのものであった。
比較例2
実施例1で染色して得た立毛シート(A)をインジェクターノズルを有するサーキュラー型液流染色機でソーピングを行い、ショートループ乾燥機で乾燥し、表面をブラッシング処理して薄地の立毛シート(D)を得た。得られた立毛シート(D)はブラッシングしても立毛繊維の十分なばらけが得られず見かけの立毛繊維密度が少ないものであった
実施例1で染色して得た立毛シート(A)を直径が30cmの狭窄断面700cmを有したエアージェット染色機(株式会社日阪製作所製)を用いて柔軟仕上処理を行った。
条件
温度 40℃
湿度 90%RH
回転速度 100m/分
A/S=0.006(Sの値=700cm Aの値=4.7cm
処理長 100m
処理時間 60分
ブラッシングなどの仕上処理をして、薄地のスエード調シート製品(E)を得た
得られた立毛シート(E)は天然皮革のような高級感のある外観・膨らみ感があり、柔軟なため、薄地でありながら十分な厚み感を有していた。
次に、得られた立毛シート(A)〜(E)について測定した性能を表1に示した。
Figure 2005248355
平均分子量2000のポリー3−メチルー1,5―ペンタンアジペートグリコールと4,4'−ジフェニルメタンジソシアネートとポリエチレングリコールと1,4―ブタンジオール、(モル比イソシアネートに基づく窒素量4.3%)の組成でポリエステル系ポリウレタンを重合した。溶融粘度は5000ポイズであった。乾燥機で水分率50ppm以下に乾燥した上記ポリエステル系ポリウレタン[弾性繊維(A)を構成する弾性ポリマー]50部と低密度ポリエチレン50部をペレットで混合し、スクリューエクストルーダーで溶融し、230℃で溶融紡糸し繊度が14デシテックスのポリウレタンが一部表面に存在する海島型混合紡糸繊維(A)を得た。また、ナイロン−6、を50部とポリエチレン50部をペレットで混合し、スクリューエクストルーダーで溶融し、280℃で溶融紡糸し、ナイロン−6が島成分としてポリエチレン中に分散した断面状態の繊度が10デシテックスの海島型混合紡糸繊維(B)を得た。該繊維(A)と該繊維(B)の原糸繊度比率で40対60になるよう原糸を混糸して2.5倍に共延伸し、捲縮後に、繊維長51mmに切断して7デシテックスの短繊維(A)と4デシテックスの短繊維(B)が40対60に混綿した混綿繊維を得た。
次に、これらの混綿繊維をカードで解繊した後、クロスラップウェバーでウェブとし、1バーブのニードルパンチ用針で1500パンチ/cmの条件にて処理することにより、目付800g/cmの絡合不織布を得た。この絡合不織布を95℃の熱水により収縮させ、面積収縮率が30%の絡合不織布を得た。
続いて、ポリエーテル系ポリウレタン固形分濃度2%を含有する水系ポリウレタンエマルジョン組成物を上記絡合不織布の内部に含浸し(繊維に対するポリウレタン付与量1%)、熱処理を施した後、乾燥しながら乾燥機中で熱処理を行い、海成分のポリエチレンを軟化させて繊維間を部分接着させて厚み2.63mm、目付1040g/m、密度0.395g/cmの保型性の良好な基体を得た。
次に、基材をDMF溶剤に溶解したポリカーボネート系ポリウレタンの4%溶液を両面にそれぞれ250g/mずつロールコーター法により塗布した後、40℃のDMF30%水溶液中に投入し、さらに水洗して絡合不織布中に存在するDMFを水で置換した。次に、90℃程度の熱トルエン中で繊維(A)および繊維(B)中のポリエチレンを溶解除去した後、90〜100℃の熱水中で絡合不織布中に存在するトルエンを水と共沸させて水で置換し、所定の幅へセットしながら乾燥して、厚さ約1.3mmの基体を得た。
得られた基体は、ナイロンからなる極細繊維の平均単繊維径は約1.1μmであり、また表面および断面を電子顕微鏡にて観察すると、ポリウレタンからなる繊維は部分的に多孔質状態であり、かつ繊維同士が部分的に融着しており、またシート基体全層に渡ってナイロンからなる極細繊維と共に絡合不織布構造を形成しており、シート基体表面層部においてはポリウレタンの一部が絡合不織布構造と一体化した多孔質層を形成した構造が観察された。さらに、ポリウレタンからなる繊維が一部ナイロン極細繊維と密着した状態が、シート基体全層に渡って諸所に見られ、特に表面層部において集中的に観察された。
このシート基体を厚さ方向の中央部でニ分割処理して、まず分割面を砥粒番手#180のサンドペーパーをセットしたバフ機により研削処理して、厚さ0.50mmとし、次いで分割面の反対側(即ち、分割前の表面側)を砥粒番手#400のサンドペーパーをセットしたバフ機によって起毛処理を行い未染色の立毛シート基材(II)を得た。次に立毛シートを次の条件にて茶色に染色処理し、さらに揉み処理、およびブラッシングロールでの整毛処理を行って茶色に染色された立毛シート(A')を得た。
染色機 サーキュラー染色機
染料 イルガラン ブラウン 2RL owf 4%
イルガラン イエロー 2GL owf 1%
助剤 レベラン NK−D(丸菱油化製)2g/l
浴比 1:20
染色温度×時間 90℃×60分
得られた巾134cm、厚さ0.50mmの立毛シート(A')を、実施例1と同様に、直径が30cmの狭窄断面700cmを有したエアージェット染色機(株式会社日阪製作所製)を用いて以下の条件にて処理した。
条件
温度 70℃
湿度 90%
回転速度 400m/分
A/S=0.010(Sの値=700cm Aの値=6.7cm
処理長 100m
処理時間 60分
その後、ピンテンター乾燥機を使用して温度 100℃ 巾135cmに巾出しをして立毛シート製品(F)を得た。
この立毛シート(F)は、厚さ0.50mm、見かけ密度0.40g/cmで天然皮革様のふくらみ・高級感のある柔軟性があり、染色摩擦堅牢度の優れた商品で、衣料に適したものであった。
本発明の立毛シートの仕上法は、従来の立毛シートにないふくらみ感のある風合、ドレープ性、天然皮革のスエード調あるいはヌバック調といった高級感のある表面タッチ、ライティング効果等で代表される優美な立毛外観提を兼ね備えた立毛シートを提供することが可能である。そして高級スエード商品の仕上に特に有用である。

Claims (3)

  1. 移送管と滞溜槽を連結したループ状の循環処理移送装置を用いてエンドレス状態にした立毛シートを循環処理仕上するに際し、該移送管の循環処理方向と直行する断面において少なくとも一部が下記(1)を満足する狭窄断面からなる移送管を有し、該循環処理移送装置内の温度30〜150℃、立毛シートの回転速度100〜500m/分で循環させることを特徴とする立毛シートの仕上法。
    0.002<A/S<0.5 (1)
    (S:移送管の循環処理方向と直行する断面積、A:立毛シートの巾方向の断面積)
  2. 立毛シートが少なくとも平均単繊維繊度0.5デシテックス以下の極細繊維を主体として構成された立毛面を有する請求項1に記載の立毛シートの仕上法。
  3. 立毛シートが平均単繊維径5μm以下の非弾性ポリマーからなる極細繊維と弾性ポリマーからなる極細繊維を主体として構成された立毛面を有する請求項1または2に記載の立毛シートの仕上法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007262616A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Kuraray Co Ltd ヌバック調人工皮革の製造方法
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JP2014025153A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Kuraray Co Ltd 熱可塑性ポリエステルエラストマーの極細繊維、その極細繊維の繊維絡合体、人工皮革、及びその極細繊維の製造方法
JP2022027095A (ja) * 2020-07-31 2022-02-10 セーレン株式会社 立毛調皮革様シート状物およびその製造方法

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