JP2005248227A - 記録媒体の筐体用冷延鋼板、その製造法、記録媒体の筐体用材料および記録媒体の筐体 - Google Patents

記録媒体の筐体用冷延鋼板、その製造法、記録媒体の筐体用材料および記録媒体の筐体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005248227A
JP2005248227A JP2004058000A JP2004058000A JP2005248227A JP 2005248227 A JP2005248227 A JP 2005248227A JP 2004058000 A JP2004058000 A JP 2004058000A JP 2004058000 A JP2004058000 A JP 2004058000A JP 2005248227 A JP2005248227 A JP 2005248227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
rolling
casing
cold
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004058000A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Aoki
晋一 青木
Hiroyasu Ito
伊藤博康
Satoshi Oi
大井聡史
Toshiyuki Ueda
上田利行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kohan Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kohan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kohan Co Ltd filed Critical Toyo Kohan Co Ltd
Priority to JP2004058000A priority Critical patent/JP2005248227A/ja
Publication of JP2005248227A publication Critical patent/JP2005248227A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)

Abstract

【課題】 CD−ROM、CD−R、CD−RW、MO、DVDなどの記録媒体を保護するために使われる記録媒体の筐体用冷延鋼板、その製造方法、記録媒体の筐体用材料及び記録媒体の筐体を提供する。
【解決手段】 記録媒体の筐体用冷延鋼板の素材の組成が重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CD−ROM、CD−R、CD−RW、MO、DVDなどの記録媒体を保護するために使われる記録媒体の筐体用冷延鋼板、記録媒体の筐体用冷延鋼板の製造法、記録媒体の筐体用材料および記録媒体の筐体に関する。
一般に、CD−ROM、CD−R、CD−RW、MO、DVDなどの記録媒体を保護するために使われる筐体の素材としては、機械的強度および耐食性に優れるステンレス鋼板が使われてきた。
このようなステンレス鋼板を記録媒体の筐体に用いたケースとしては、例えば、特許文献1が開示されている。しかし、ステンレス鋼板が高価なため、経済性の点で問題がある。
本出願に関する先行技術文献情報として次のものがある。
特開2002−50149号公報
このように、ステンレス鋼板を記録媒体の筐体の素材として用いた場合、コストアップとなるという問題がある。また、安価な鋼板を適用する場合、機械的特性が劣るという点で、問題があり、適用できなかった。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、安価で、すぐれた機械的特性を有する記録媒体の筐体用冷延鋼板、その製造法、記録媒体の筐体用材料および記録媒体の筐体を提供することを目的とする。
その機械的特性としては、JIS5号片の引張強度(抗張力:以下、T.S.)で500MPa以上が必要であり、また、15%以上の伸び(全伸び:以下、T.EL.)が必要である。
上記目的を達成するため、発明者らは、鋭意研究した結果、重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなる素材が、記録媒体の筐体用冷延鋼板として優れていることを見いだして本発明を完成させた。
前記目的を達成するため、請求項1記載の記録媒体の筐体用冷延鋼板は、重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなることを特徴とする。この場合、重量%で、Ti:0.01〜0.2%、Nb:0.05〜0.1%およびB:0.001〜0.01%の内、1種または2種を更に含有したほうが望ましい。また、前記冷延鋼板は、平均粒径が5μm〜12μmのフェライトと、平均粒径が5μm以下のマルテンサイトが体積率で30%以下からなる組織を有することが望ましい。
請求項4記載の記録媒体の筐体用冷延鋼板の製造方法は、重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなる連続鋳造鋳片を、平均結晶粒径が5μm以下になるように熱間圧延し、酸洗後、圧延率が30〜90%の冷間圧延を施すことを特徴とする。
請求項5記載の記録媒体の筐体用冷延鋼板の製造方法は、重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなる連続鋳造鋳片を、平均結晶粒径が5μm以下になるように熱間圧延し、酸洗後、圧延率が30〜90%の冷間圧延を施し、700℃以上の連続焼鈍または550℃以上の箱型焼鈍を行い、更に圧延率60%以下の2次圧延または調質圧延を施すことを特徴とする。
請求項6の記録媒体の筐体用冷延鋼板の製造方法は、重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなる連続鋳造鋳片を、平均結晶粒径が5μm以下になるように熱間圧延し、酸洗後、圧延率が30〜90%の冷間圧延を施し、その後連続焼鈍または箱型焼鈍を行い、圧延率60%以下の2次圧延を施し、その後、700℃以上の連続焼鈍または550℃以上の箱型焼鈍でを行い、更に、圧延率60%以下の3次圧延または調質圧延を施すことを特徴とする。上記記録媒体の筐体用冷延鋼板の製造方法(請求項4乃至6のいずれかに記載)において、上記冷延鋼板を構成する鋼が、重量%で、Ti:0.01〜0.2%、Nb:0.005〜0.1%およびB:0.001〜0.01%の内、1種または2種を更に含有することが望ましい。
請求項8記載の記録媒体の筐体用材料は、重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなる連続鋳造鋳片を、平均結晶粒径が5μm以下になるように熱間圧延し、酸洗後、圧延率が30〜90%の冷間圧延を施し、更に表面にZnまたはNiめっきを施すことを特徴とする。
請求項9記載の記録媒体の筐体用材料は、重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなる連続鋳造鋳片を、平均結晶粒径が5μm以下になるように熱間圧延し、酸洗後、圧延率が30〜90%の冷間圧延を施し、700℃以上の連続焼鈍または550℃の箱型焼鈍を行い、圧延率60%以下の2次圧延または調質圧延を施し、更に表面にZnまたはNiめっきを施すことを特徴とする。
請求項10記載の記録媒体の筐体用材料は、重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなる連続鋳造鋳片を、平均結晶粒径が5μm以下になるように熱間圧延し、酸洗後、圧延率が30〜90%の冷間圧延を施し、連続焼鈍または箱型焼鈍で焼鈍を行い、圧延率60%以下の2次圧延を施し、その後、700℃以上の連続焼鈍または550℃以上の箱型焼鈍を行い、更に、圧延率60%以下の3次圧延または調質圧延を施し、更に表面にZnまたはNiめっきを施すことを特徴とする。上記記録媒体の筐体用材料(請求項8乃至10のいずれか1項に記載)は、前記材料を構成する鋼が、重量%で、Ti:0.01〜0.2%、Nb:0.005〜0.1%およびB:0.001〜0.01%の内、1種または2種を更に含有することが望ましい。
請求項12記載の記録媒体の筐体は、請求項8乃至11のいずれか1項に記載の記録媒体の筐体用材料を用いて製造されたことを特徴とする。
このように本発明の記録媒体の筐体用鋼板、その製造法および記録媒体の筐体は、従来のステンレスに比べ、安価なため、経済的であり、すぐれた機械的特性を有する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の記録媒体の筐体は例えば図1に示すように形成されている。
この図1の記録媒体の筐体1はCD−ROM用に形成されたものであり、記録媒体の筐体用鋼板2を用いて内部にCD−ROM3を収容するように薄型箱形状に製造されている。記録媒体の筐体1の全体形状は一般的なものであり、2つの側面部分4、4の一方にはCD−ROM3を回転駆動する駆動手段と読取手段(共に図示せず)とをアクセスさせるための切欠き部5が形成されており、その他に必要なシャッタ(図示せず)等を設けるようにされている。
次に、記録媒体の筐体用鋼板について説明する。
本発明の記録媒体の筐体用鋼板の組成は、重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物により形成されている。
Cは記録媒体の筐体用冷延鋼板に高い調質度を与えるため、0.03重量%以上であることが望ましい。しかし、Cが0.2重量%を超えると、炭化物析出量が増大し鋼板の加工性の低下をもたらすと同時に、冷間圧延の負荷の増大、形状の劣化、連続焼鈍工程での通板性阻害等、生産性低下の原因となる。そのため本発明においてはC成分の上限値を0.20重量%とする。
Siは、鋼中では大きな固溶強化機能を持ち、ばね性を得るのに有効な元素である。従って、0.1重量%以上は必要である。また、Siは材質強化面では、多いほど良いが、冷間圧延の負荷の増大、形状の劣化を招くため上限値を0.50重量%とする。
Mnは不純物であるSによる熱延中の赤熱脆性を防止するために必要な成分であると同時に、前記のCと同様に原板に高い調質度を与えるため、Mn成分は0.5重量%以上とする。しかし、ここでもC同様に、多過ぎると冷間圧延の負荷の増大、スラブ圧延中の割れ発生、形状の劣化、連続焼鈍工程での通板性阻害等、生産性低下の原因となるため、Mn成分は上限値を3.0重量%とする。
Pは結晶粒微細化成分であり、また原板の強度を高めることから一定の割合で添加されるが、一方で耐食性を阻害する。本発明用途としては、Pが0.10重量%を超えると耐食性、特に耐孔明性が著しく低下するためP成分の上限値を0.10重量%とする。
Sは熱延中において赤熱脆性を生じる不純物成分であり、極力少ないことが望ましいが、鉄鋼石等からの混入を完全に防止することができず、工程中の脱硫も困難なことからある程度の残留もやむをえない。少量の残留Sによる赤熱脆性はMnにより軽減できるため、S成分の上限値は0.06重量%とする。
Alは製鋼に際し脱酸剤として鋼浴中に添加されるが、0.10重量%以上になると連続鋳造時に酸化抑制剤、および、連続鋳造での鋳型への焼き付き防止剤として使用する鋳型パウダー中の酸素と過剰Alが反応し、本来のパウダー効果を阻害する。したがって、Al量は0.10重量%以下とする。
NはC、Mnと同様に原板に高い調質度を与える。耐力強化のために必要な成分であるが、0.001重量%より少なくすることは製鋼上の困難を生じ、また一方0.0160重量%を超える添加は製鋼時に添加するフェロ窒化物の歩留の低下が著しく、安定性に欠けると同時に、プレス成形時の異方性を著しく劣化させる。さらに連続鋳造片の表面に割れが生じ、鋳造欠陥となるため本発明ではN成分範囲を0.001〜0.0160重量%とする。
Ti、Nbは炭窒化化合物を形成しやすく、結晶粒を微細化する効果ある。Nbは下限を0.005重量%、Tiは0.01重量%とする。また、いずれの元素も多すぎると再結晶温度を上昇させ、連続焼鈍温度を上げなければならず、コスト増である。そこで、Tiの上限は0.2重量%、Nbの上限を0.1重量%とする。
Bは本発明の重要な組織であるマルテンサイトを得るために必要な元素であることと粒界に偏析しやすく、結晶粒粗大化を低減し結晶粒を微細化する効果があるため、必要に応じて0.001重量%以上を添加する。また、多過ぎてもその効果が飽和するため、コストなどの理由から、B成分の上限を0.01重量%とする。
熱間圧延
熱間圧延工程における鋼片加熱温度は本発明において特定するものではないが、Nの積極的分解固溶および熱間仕上圧延温度の安定的確保の見地から1100℃以上とするのが望ましい。熱間圧延仕上温度をAr3点以下にすると、熱間鋼帯の結晶組織が混粒化するとともに粗大化し、目的の強度が得られないので熱間圧延仕上温度はAr3点以上とするのが望ましい。
熱延仕上圧延における圧延率、冷却条件は特定するものではないが、高強度を得るためには、平均結晶粒径が5μm以下となるようにできるだけ高圧下、急冷することが望ましい。また、平均粒径が5μm以下のフエライト中にマルテンサイトが分散してなる組織であることが望ましい。
巻き取り温度は本発明において特定するものではないが、結晶粒粗大化を抑制するために巻取温度は700℃以下とするのが望ましい。
冷間圧延
上記の成分系で熱延された鋼板を冷間圧延するが、この冷間圧延率は、成分とともに本発明の重要な強度因子であり、目的の強度を得るために、30〜90%で行う。
焼鈍
上記のように圧延率30〜90%の冷間圧延を施した材料は、クリーニング工程で脱脂を施した後、連続焼鈍では700℃以上または、バッチ焼鈍では550℃以上の温度で焼鈍する。上限の温度は、連続焼鈍では830℃、箱型焼鈍では、700℃である。
2次冷間圧延
焼鈍後の2次冷間圧延は圧延率が高くなると強度は増し、望ましいが、伸びが小さくなるので、2次冷間圧延を行う場合は、圧延率を60%以下とする。その後、必要により調質圧延により表面粗度を付与する。
以上のように作製した冷延鋼板は、平均粒径が5μm〜12μmのフェライトと、平均粒径が5μm以下のマルテンサイトが30%からなる組織を有することが望ましい。板厚は特に限定されるものではないが、好ましくは0.1〜0.5mm、より好ましくは0.2〜0.35mmの範囲が良い。
つぎに、このようにして作成した本発明の記録媒体の筐体用鋼板としては、シート状およびコイル状の鋼板、鋼箔およびそれらの鋼板に表面処理を施したものがあげられる。特に、ニッケルめっき、亜鉛めっき、亜鉛−コバルト−モリブデン複合めっき、亜鉛−ニッケル合金めっき、亜鉛−鉄合金めっき、溶融亜鉛めっき、溶融亜鉛−アルミニウム合金めっきおよびこれらのめっきに化成処理を施したものが耐食性の点で優れる。化成処理は公知のものが適用でき、例えばクロメート処理、リン酸塩処理、電解バナジウム処理、シリケート処理あるいはリチウムーシリケート処理が適用できる。
本発明である実施例と比較例について、表1に鋼成分と圧延率などの製造条件を示し、表2にその特性評価結果を示す。
表1において、試料番号1〜3には、板厚0.3mmの亜鉛−0.5重量%コバルト−0.01重量%モリブデン複合めっき(亜鉛めっき量:15g/m )を施した後、クロメート処理をCrとしての付着量が38mg/m となるように施した。試料番号4〜6には、板厚0.2mmの亜鉛−0.5重量%コバルト−0.01重量%モリブデン複合めっき(亜鉛めっき量:10g/m )を施した後、電解バナジウム処理をVとしての付着量が70mg/m となるように施した。
表2において、抗張力(TS)が500MPa以上、伸び(T.EL)が15%以上の試料を良好とし、総合評価は○で表示した。
表1と表2より、実施例である試料番号1〜6は、抗張力及び伸びに優れ、記録媒体の筐体用途に用いることができる。
一方、試料番号11〜12は抗張力が小さいため、強度不足であり、試料番号7〜10は、伸びが小さく加工性の点が劣る。
機械的特性の評価
抗張力及び伸びの機械特性は、試料をJIS5号試験片に加工して、引張試験機により測定した。抗張力(TS)が500MPa以上、伸び(T.EL)が15%以上の試料を良好として評価した。
このように本発明の記録媒体の筐体用鋼板、その製造法および記録媒体の筐体は、安価で、すぐれた機械的特性を有する。
具体的には、本発明の記録媒体の筐体用鋼板に用いる素材の組成を重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物より成るようにしているので、表1および表2に示すように、優れた機械特性(抗張力及び伸び)を示し、CD−ROM、CD−R、CD−RW、MO、DVDなどの記録媒体を保護するために使われる記録媒体の筐体として用いることができる。また、従来のステンレスに比べて安価なため、経済的な記録媒体の筐体として好適である。
本発明の記録媒体の筐体の1実施の形態を示す斜視図
符号の説明
1 記録媒体の筐体
2 記録媒体の筐体用鋼板

Claims (12)

  1. 重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなることを特徴とする記録媒体の筐体用冷延鋼板。
  2. 記録媒体の筐体用冷延鋼板を構成する鋼が、重量%で、Ti:0.01〜0.2%、Nb:0.05〜0.1%およびB:0.001〜0.01%の内、1種または2種を更に含有することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体の筐体用冷延鋼板。
  3. 前記記録媒体の筐体用冷延鋼板は、平均粒径が5μm〜12μmのフェライトと、平均粒径が5μm以下のマルテンサイトであって体積率で30%以下のマルテンサイトからなる組織を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録媒体の筐体用冷延鋼板。
  4. 重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなる連続鋳造鋳片を、平均結晶粒径が5μm以下になるように熱間圧延し、酸洗後、圧延率が30〜90%の冷間圧延を施すことを特徴とする記録媒体の筐体用冷延鋼板の製造方法。
  5. 重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなる連続鋳造鋳片を、平均結晶粒径が5μm以下になるように熱間圧延し、酸洗後、圧延率が30〜90%の冷間圧延を施し、その後700℃以上の連続焼鈍または550℃以上の箱型焼鈍を行い、更に圧延率60%以下の2次圧延または調質圧延を施すことを特徴とする記録媒体の筐体用冷延鋼板の製造方法。
  6. 重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなる連続鋳造鋳片を、平均結晶粒径が5μm以下になるように熱間圧延し、酸洗後、圧延率が30〜90%の冷間圧延を施し、連続焼鈍または箱型焼鈍を行い、圧延率60%以下の2次圧延を施し、その後700℃以上の連続焼鈍または550℃以上の箱型焼鈍を行い、その後圧延率60%以下の3次圧延または調質圧延を施すことを特徴とする記録媒体の筐体用冷延鋼板の製造方法。
  7. 記録媒体の筐体用冷延鋼板を構成する鋼が、重量%で、Ti:0.01〜0.2%、Nb:0.005〜0.1%およびB:0.001〜0.01%の内、1種または2種を更に含有することを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の記録媒体の筐体用冷延鋼板の製造方法。
  8. 重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなる連続鋳造鋳片を、平均結晶粒径が5μm以下になるように熱間圧延し、酸洗後、圧延率が30〜90%の冷間圧延を施し、更に表面にZnまたはNiめっきを施してなることを特徴とする記録媒体の筐体用材料。
  9. 重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなる連続鋳造鋳片を、平均結晶粒径が5μm以下になるように熱間圧延し、酸洗後、圧延率が30〜90%の冷間圧延を施し、700℃以上の連続焼鈍または550℃以上の箱型焼鈍を行い、その後圧延率60%以下の2次圧延または調質圧延を施し、更に表面にZnまたはNiめっきを施してなことを特徴とする記録媒体の筐体用材料。
  10. 重量%で、C:0.03〜0.20%、Si:≦0.5%、Mn:0.5〜3.0%、P:≦0.1%、S:≦0.06%、Al:≦0.1%、N:0.0010〜0.0160%、残部Feおよび不可避的な不純物よりなる連続鋳造鋳片を、平均結晶粒径が5μm以下になるように熱間圧延し、酸洗後、圧延率が30〜90%の冷間圧延を施し、その後連続焼鈍または箱型焼鈍を行い、その後圧延率60%以下の2次圧延を施し、その後、700℃以上の連続焼鈍または550℃以上の箱型焼鈍を行い、更に、圧延率60%以下の3次圧延または調質圧延を施し、更に表面にZnまたはNiめっきを施してなることを特徴とする記録媒体の筐体用材料。
  11. 前記記録媒体の筐体用材料を構成する鋼が、重量%で、Ti:0.01〜0.2%、Nb:0.005〜0.1%およびB:0.001〜0.01%の内、1種または2種を更に含有することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の記録媒体の筐体用材料。
  12. 請求項8乃至11のいずれか1項に記載の記録媒体の筐体用材料を用いて製造されたことを特徴とする記録媒体の筐体。
JP2004058000A 2004-03-02 2004-03-02 記録媒体の筐体用冷延鋼板、その製造法、記録媒体の筐体用材料および記録媒体の筐体 Pending JP2005248227A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004058000A JP2005248227A (ja) 2004-03-02 2004-03-02 記録媒体の筐体用冷延鋼板、その製造法、記録媒体の筐体用材料および記録媒体の筐体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004058000A JP2005248227A (ja) 2004-03-02 2004-03-02 記録媒体の筐体用冷延鋼板、その製造法、記録媒体の筐体用材料および記録媒体の筐体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005248227A true JP2005248227A (ja) 2005-09-15

Family

ID=35028993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004058000A Pending JP2005248227A (ja) 2004-03-02 2004-03-02 記録媒体の筐体用冷延鋼板、その製造法、記録媒体の筐体用材料および記録媒体の筐体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005248227A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101516870B1 (ko) * 2013-05-30 2015-05-04 현대제철 주식회사 고강도 냉연강판 및 그 제조 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101516870B1 (ko) * 2013-05-30 2015-05-04 현대제철 주식회사 고강도 냉연강판 및 그 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1734143B1 (en) Ferritic stainless steel sheet excellent in formability and method for production thereof
KR100733016B1 (ko) Тi첨가 페라이트계 스테인레스 강판 및 그 제조방법
JP2019506523A (ja) 耐水素遅れ破壊特性、耐剥離性、及び溶接性に優れた熱間成形用アルミニウム−鉄合金めっき鋼板、並びにそれを用いた熱間成形部材
CN114761594B (zh) 铁素体系不锈钢钢板
KR20070067950A (ko) 표면품질 및 도금성이 우수한 고망간 강판 및 이를 이용한도금강판 및 그 제조방법
KR20110018363A (ko) 초고강성강 강 제품 및 이의 제조방법
JP3924159B2 (ja) 成形加工後の耐遅れ破壊性に優れた高強度薄鋼板及びその製造方法並びに高強度薄鋼板により作成された自動車用強度部品
KR20130107371A (ko) 내열성과 가공성이 우수한 페라이트계 스테인리스 강판 및 그 제조 방법
JP2005120399A (ja) 延性に優れた高強度低比重鋼板およびその製造方法
JP6428986B1 (ja) 絞り缶用冷延鋼板、及びその製造方法
TWI609976B (zh) 合金化熔融鍍鋅鋼板及其製造方法
KR102428145B1 (ko) Ni 확산 도금 강판 및 Ni 확산 도금 강판의 제조 방법
WO2017002148A1 (ja) ステンレス冷延鋼板用素材およびその製造方法、ならびに冷延鋼板
JPWO2016035235A1 (ja) ステンレス冷延鋼板用素材
JP5094887B2 (ja) 延性に優れた高強度低比重鋼板の製造方法
JP5930144B1 (ja) 絞り缶用鋼板及びその製造方法
JP4471688B2 (ja) 延性に優れた高強度低比重鋼板およびその製造方法
US6316127B1 (en) Galvanized steel sheet superior in ductility and process for production thereof
JP2017190469A (ja) 絞り缶用冷延鋼板及びその製造方法
JP4397772B2 (ja) 加工性に優れるフェライト系ステンレス鋼板の製造方法
JP2007321180A (ja) 光学ピックアップ部品のカバー材用表面処理鋼板、その製造方法およびその製造方法により製造された光学ピックアップ部品のカバー材
JP2005171331A (ja) 成形性に優れる軟窒化用鋼板およびその製造方法
KR102416183B1 (ko) Ni 확산 도금 강판 및 Ni 확산 도금 강판의 제조 방법
JP2005248227A (ja) 記録媒体の筐体用冷延鋼板、その製造法、記録媒体の筐体用材料および記録媒体の筐体
JP6897878B1 (ja) 缶用鋼板およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061122

A977 Report on retrieval

Effective date: 20081222

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20090306

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20090305

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090508

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02