JP2005247545A - 帯状物接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用中のフィルム2の後端部を切り離した切断片を吸着して除去する際に、吸着面56bから確実に剥離できるようにする。。
【解決手段】フィルム2、20の走行経路の一方の側に、フィルム2、20を吸着して支持する上下のバキュームブロック38、40を、吸着位置と非吸着位置とに移動可能に配置するとともに、これらバキュームブロック38、40の中間に、水平方向に移動してフィルム2、20を切断するカッター40を設ける。また、フィルム走行経路の逆側に、除去手段50を回転可能に配置する。除去手段50の吸着面56bに2本の縦溝56eが形成されるとともに、除去手段50の回転経路の途中に、前記溝56e内に入り込む剥離用の爪58を配置する。使用中のフィルム2の後端部を切り離して前記吸着面56bで吸着し、回転させると、溝56e内に爪58が入り込んでフィルム2の切断片を強制的に剥離する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロール状に巻かれた帯状物(例えば、アルミや樹脂のフィルム、樹脂テープ、樹脂や紙のラベルロール等)を送り出して使用する機械において、使用中の帯状物がなくなったときに新しい帯状物と交換するために、これら両帯状物の端部同士を突き合わせて位置決めをした後接続する帯状物接続装置に関するものである。
ロール状に巻いたフィルム等の薄い帯状物を繰り出して、物品の包装や、その他の処理を行う装置が従来から広く用いられている。このような装置では、一巻のロールが終了する毎に別のロールに交換をすると、その都度装置を停止しなければならず、生産効率が悪いため、使用中のロールと並べて予備のロールを設置しておき、使用中のロールが終了する時点で、その使用中のロールの末端に予備のロールの先端を接続して連続的に運転できるようにすることが好ましい。このように使用中の帯状物と新しい交換用の帯状物とを接続する帯状物接続装置はすでに知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記特許文献1に記載された帯状物接続装置は、先行する帯状物(この文献では使用中のフィルムと呼んでいる、以下同様)の末端を保持して位置決めを行う使用フィルム保持部と、新規な帯状物(予備フィルム)の先端を保持して位置決めを行う予備フィルム保持部と、これら使用フィルム保持部と予備フィルム保持部の間に配置されて、両フィルムを切断するカッターと、接続テープの貼り付け位置に配置されて、両フィルムに接続テープを接着して接続する接続テープ圧着ヘッドが設けられている。さらに、予備フィルムの先端部を吸着して切断された不要部分を除去するための予備フィルム不要部除去シリンダと、使用フィルムの末端部を吸着して切断された不要部分を除去するための使用フィルム不要部除去シリンダとが設けられている。これら不要部除去シリンダは、それぞれ吸着パッドによってフィルムを吸着し、このフィルムが切断された後、不要部(フィルム切断片)を保持したまま後退し、さらに、バキュームを遮断して切断された不要部を解放するようになっている。
特開2002−3029号公報(第3−6頁、図2)
前記帯状物接続装置では、装置の設置環境(特に湿度の影響)やフィルムの材質等により、静電気を帯びやすい状況になる場合があり、このような場合には、真空を破壊するだけではフィルムの切断された部分が吸着パッドから剥離しないおそれがあった。
本発明は、先行する帯状物の後端部と、新規な帯状物の先端部とを接続する帯状物接続装置において、前記帯状物を切断する切断手段と、帯状物の切断片を吸着して除去する除去手段とを備え、前記除去手段の、帯状物を吸着する吸着面の表面に溝を形成するとともに、この吸着面の溝に入り込んで、吸着面に吸着された切断片を剥がし取る剥離手段を設けたことを特徴とするものである。
本発明の帯状物接続装置は、静電気等の影響がある場合でも、切り離されて吸着部に吸着されている帯状物の切断片を、その吸着部から確実に剥離することができるという利点がある。
帯状物を吸着して除去する除去手段の、帯状物を吸着する面に溝を形成するとともに、この溝に入り込んで前記吸着面に吸着されている帯状物の切断片を剥がし取る剥離手段を設けるという簡単な構成で、帯状物の切断片を確実に除去するという目的を達成することができる。、
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係る帯状物接続装置を備えた包装機等の機械の帯状物供給部の構成を示す側面図、図2は前記帯状物接続装置の要部を示す平面図である。この機械では、ロール状に巻かれたフィルム(帯状物)2がロール保持部4に回転自在に保持され、このフィルムロール2から引き出されたフィルム2が直線状の取り出しガイド6間を通って一対の導入ローラ8、8により繰り出されて下流側の帯状物接続装置(全体を符号1で示す)に送られる。このフィルム2は、通常の運転中は、帯状物接続装置1をそのまま通過し、下流側のガイドローラ10およびアキュームローラ12を介してアキューム部14に導入された後、さらにアキューム部14の下流側に設置されたガイドローラ16等を介して物品の包装等の処理を行う処理部に送られる。
前記ロール保持部4(以下、第1ロール保持部と呼ぶ)は、前記取り出しガイド6とともに回転機構18に取り付けられて回転できるようになっている。さらにこの回転機構18には、第1ロール保持部4と対称の位置に、交換用の別のフィルムロール20を保持する第2ロール保持部22が設けられており、前記第1ロール保持部4に保持されているフィルムロール2がすべて繰り出されて終了したときに、その後端部に、この交換用の新しいフィルムロール20(予備フィルムロール)から引き出したフィルム20の先端部を接続することにより、包装機等の機械を停止させずに連続的に運転することができるようにしている。
第2ロール保持部22には、前記第1ロール保持部4の取り出しガイド6(以下、第1取り出しガイドと呼ぶ)と逆方向を向いた第2の取り出しガイド24が設けられており、この第2ロール保持部22に保持されているフィルムロール20から引き出されたフィルム20は、この第2の取り出しガイド24を介して、前記帯状物接続装置1に送られるようになっている。これら第1ロール保持部4および第2ロール保持部22には、それぞれ装填装置26、28およびローラ30、32が設けられている。新しいフィルムロール20は、ロール状に巻かれたフィルム20の先端がテープによってこのロールの外周面に止められており、この新しいロールからフィルム20が引き出される際には、前記装填装置28でテープを切断し第2取り出しガイド24間に送り込んで準備状態にして待機している。
これら二つのロール保持部4、22と前記アキュームローラ12との間に、使用中のフィルム2の後端部と予備の新しいフィルム20の先端部との接続を行う帯状物接続装置1が設けられている。使用中のフィルム2が終了したときに、この帯状物接続装置1において、その後端部と、導入ローラ8、8を介して繰り出された予備の新しいフィルム20の先端部とを接続する。
なお、図1の左側に位置する第1ロール保持部4に保持されているフィルムロール2を使用しているときには、この第1ロール保持部4側の第1取り出しガイド6を前記帯状物接続装置1の方向(図1の上方)に向けて、引き出されたフィルム2を下流側に送り出している。一方、図1の右側の第2ロール保持部22に保持されているフィルムロール20は交換用の予備のフィルムとなり、第2取り出しガイド24が前記第1取り出しガイド6と逆方向を向いている。従って、第1ロール保持部4のフィルムロール2が終了すると、回転機構18により、これら第1および第2ロール保持部4、22を180度回転させて、図1の右側に位置していたフィルムロール20を左側のフィルムロール2の位置に移動させて使用するようになっている。この左側のフィルムロール20を使用している間に、右側に移動した第1ロール保持部4に新しいフィルムロール2をセットして、前記と同様に第1取り出しガイド6まで引き出して準備状態にしておく。
次に、帯状物接続装置1の構成について説明する。この帯状物接続装置1は、前記フィルムロール2から引き出されてアキューム部14に送られるフィルム(帯状物)2を案内する垂直な下部ガイド34と上部ガイド36を備えている。これら下部ガイド34と上部ガイド36間の空間Aが、フィルム2の切断・接続部になっており、先行する使用中のフィルム2の後端部と、新たに供給される後続のフィルム20の先端部をそれぞれ切断して除去した後、これら両フィルム2、20の端部同士を突き合わせて接続を行う。
前記下部ガイド34および上部ガイド36に案内されて走行するフィルム2、20の走行経路の一方の側(図1の右側)に、フィルム2、20の切断および接続を行う際に、これらフィルム2、20を吸着して支持する上部バキュームブロック38と下部バキュームブロック40が設けられている。これら両バキュームブロック38、40は、フィルム2、20の走行経路側を向いた吸着面(図1の左側の面)に、図示しないバキューム源に接続されるバキューム孔(図示せず)が設けられて、フィルム2、20を吸着できるようになっている。
上下のバキュームブロック38、40は、それぞれエアシリンダ42、44によって、フィルム2、20を吸着する位置と非吸着位置(図1に示す位置)との間で進退動できるようになっている。この実施例では、上下のエアシリンダ42、44がそれぞれ斜め方向に配置されており、両エアシリンダ42、44が作動してバキュームブロック38、40を前進させると、上下のバキュームブロック38、40が互いに接近するとともに、その吸着面が前記フィルム2、20と同一面上に位置し、後退させると、両バキュームブロック38、40が互いに離隔するとともに、吸着面がフィルム2、20の走行経路から離れるようになっている。なお、両バキュームブロック38、40が前進した状態の時に、これら両バキュームブロック38、40の互いに対向する面の間に、後に説明するカッター46が通過する間隙が形成される。
上部バキュームブロック38と下部バキュームブロック40の中間の高さに、前記フィルム2、20を切断するカッター46が配置されている。このカッター46は、水平に支持され、その歯先をフィルム2、20の逆の面側(図1の左側)に突出させた状態で、スライドレール48に案内されて水平方向に往復移動するようになっている。
フィルム2、20の走行経路を挟んで、上下のスライドブロック38、40およびカッター46が配置されている側と逆側(図1の左側)に、フィルム2、20を切断する際にこのフィルム2、20を支持するとともに、使用しているフィルム2の後端部を切り離した切断片を吸着して除去する除去手段50が設けられている。この除去手段50は、エアシリンダ52のピストンロッド54に取り付けられて進退動する当接部56を有しており、図2および図3に示すように、この当接部56の前面に、複数のバキューム孔56aが開口する吸着面56bが形成されている。
前記当接部56の前面の高さ方向の中央部に、フィルム2、20の切断時にカッター46の先端部が通過する水平溝56cが形成されている。この水平溝56cの下側に、前記バキューム孔56aが開口する吸着面56bが形成されており、水平溝56cの上側は平坦面56dになっている。さらに、当接部56の前面には、後に説明するフィルム剥離用の爪58が進入可能な縦方向の2本の溝56e、56eが設けられている。
また、除去手段50は、回転機構60に取り付けられて回転できるようになっている。従って、フィルム2、20を切断する時には、回転機構60によって当接部56の前面の吸着面56bおよび平坦面56dを前記カッター46と対向する方向に向けた状態で、エアシリンダ52を作動させることにより当接部56を前進させてその前面(吸着面56bと平坦面56d)をフィルム2、20に密着させ、前記上下のバキュームブロック38、40との間に挟持する。
前記除去手段50が回転機構60によって回転される際に、前記当接部56の吸着面56bが通過する回転経路上に、吸着面56bが吸着して保持しているフィルム2の切断片を剥離する剥離手段としての爪58が設けられている。この実施例では、前記吸着面56bに形成されている2本の縦溝56eの位置と対応する位置に一対の爪58、58が固定配置されている。吸着面56bにフィルム2の切断片を吸着した当接部56を、除去手段50のエアシリンダ52の作動により後退させた状態にし、回転機構60によってこの除去手段50を回転させると、当接部56の回転に伴って剥離用の爪58、58が吸着面56bに形成されている縦溝56e内に入り込んで、吸着面56bに吸着されているフィルム2の切断片を剥離する。剥離用の爪58、58の下方には、吸着面56bから剥離されたフィルム2の切断片を回収する回収トレイ61が配置されている。なお、剥離用の爪58、58および縦溝56eの数は2本に限らないことはいうまでもない。
切り離されたフィルム2の切断片を除去する除去手段50が取り付けられている回転機構60には、前記除去手段50と逆方向を向けて、フィルム接続手段62が取り付けられている。この接続手段62は、エアシリンダ64のピストンロッド66に固定された接続テープ吸着部68を備えており、この吸着部68が保持している接続テープを、先行するフィルム2と後続の新しいフィルム20との突き合わせ部に貼り付けることにより、これらのフィルム2、20を接続する。
除去手段50の吸着面56bがフィルム2、20側を向いているときには、接続手段60の接続テープ吸着部68が前記吸着面56bの180度後方側を向いており、この方向を向いた状態の接続テープ吸着部68と向かい合う位置に、接続テープの供給装置70が設けられている。
前記除去手段50では、先行するフィルム2の後端部を切り離した切断片を除去するようになっているが、この除去手段50(以下、第1除去手段と呼ぶ)と別に、新しいフィルム20の先端部を切り離した切断片を除去する第2の除去手段72が設けられている。この第2の除去手段72は、前記第1の除去手段50および接続手段62の上方に、円弧状に配置された案内ガイド74と、一対の送りローラ76、76とを備えており、下方から送られてきた新しいフィルム20の先端から切り離されて案内ガイド74上に送り込まれたフィルム20の切断片を送りローラ76、76によって送り出して、案内ガイド74の下流端の下方に配置された回収ボックス78に捨てるようになっている。
帯状物接続装置1には、使用しているフィルム2が第1ロール保持部4からすべて引き出されて、後端部が導入されてきたときに、この後端部を検出するセンサ(図示せず)が設けられており、このセンサが後端部を検出すると、使用しているフィルム2の送りを停止させるようになっている。
以上の構成に係る帯状物接続装置1の作動について、前記図1〜図3および図4(a)〜(f)により説明する。この実施例では、2つのロール保持部4、22のうち、取り出しガイド(第1取り出しガイド)6が上方の帯状物接続装置1側を向いている第1ロール保持部4に保持されているフィルムロール2が現在使用中のフィルム2であり、このフィルムロール2から引き出されたフィルム2が、第1取り出しガイド6を通り、導入ローラ8、8によって帯状物接続装置1内に導入されている。通常の運転中は、フィルム2が下部ガイド34および上部ガイド36に案内されてこの帯状物接続装置1内を通過し、ガイドローラ10およびアキュームローラ12を介してアキューム部14に導入された後、下流側のローラ16等を介して図示しない包装器等の処理機に送られている。
第1ロール保持部4に保持されているフィルムロール2が使用されている間に、第2のロール保持部22に予備のフィルムロール20がセットされる。ロール状に巻かれたフィルム20の先端は、そのロールの外面にテープで止められており、装填装置28でそのテープを切断してフィルム20の先端を第2取り出しガイド24に送り込んで準備状態にしておく。
使用中のフィルム2が第1ロール保持部4からすべて繰り出されてその後端部が使用フィルム2の後端部を検出するセンサ(図示せず)の位置に到達して検出されると、アキューム用ローラ12の回転を停止してフィルム2の送りを止める(図4(a)参照)。以後は、この先行する使用中のフィルム2の後端部と、後から送られてくる新規な予備フィルム20の先端部とが接続されるまでは、アキューム部14にアキュームしたフィルム2を送り出して、この機械の運転を継続する。
使用しているフィルム2の送りが停止した後、第1除去手段50のエアシリンダ52を作動させて当接部56をフィルム2の方向に前進させ、フィルム2の後端部を吸着させる。また、フィルム2、20の走行経路の逆側に配置されている上下のバキュームブロック38、40のエアシリンダ42、44を作動させて、上下のバキュームブロック38、40を前進させ、フィルム2の後端部の前記除去手段50が吸着した面と逆側の面を吸着させるとともに、フィルム2を第1除去手段50の当接部56に形成されている吸着面56bおよび平坦面56dに押し付ける。除去手段50の吸着面56bおよび平坦面56dと、上下のバキュームブロック38、40とによって前記使用中のフィルム2の後端部を挟み込んだ状態で、カッター46を水平方向に移動させてフィルム2の後端部を切断する(図4(b)参照)。
使用中のフィルム2の後端部を切断した後、第1除去手段50のエアシリンダ52によって当接部56を後退させるとともに、下部バキュームブロック40のバキュームを遮断し、エアシリンダ44によってこのバキュームブロック40を後退させる。使用されているフィルム2の後端部から切り離された切断片は、第1除去手段50の当接部56に形成された吸着面56bに吸着されて後退する。一方、上部バキュームブロック38は、切断時と同じ位置で、先行するフィルム2の端部(切り離された後端部を除いた端部)を吸着した状態のまま停止している。その後、回転機構60によって第1除去手段50を図1の時計回り方向に回転させる。
回転機構60の動作によって第1除去手段50が回転していくと、その回転経路の途中に剥離手段としての一対の爪58、58が配置されており、これらの爪58、58が第1除去手段50の当接部56の前面に形成されている2本の溝56e、56e内に入り込み、吸着面56bに吸着されているフィルム2の切断片を剥離する(図4(c)参照)。剥離された切断片は下方の回収トレイ61に回収される。このように2本の剥離用の爪58、58によって強制的に剥ぎ取るので、フィルム2の切断片を確実に除去することができる。なお、爪58、58によってフィルム2の切断片を剥離する際に、当接部56のバキュームを遮断して吸着を解放し、正圧を入れるようにしても良い。この場合には、フィルム2の切断片をより確実に除去することができる。
先行するフィルム2の後端部から切り離した切断片を除去した後、回転機構60により第1除去手段50を逆回転(反時計回り方向の回転)させて、当接部56の吸着面56bおよび平坦面56dをフィルム2、20の走行経路方向に再び向ける。続いて、新しいフィルム20をこの帯状物接続装置1内に導入する。前記第1ロール保持部4に保持されていた使用中のフィルムロール2はすでにすべて繰り出されており、回転機構18によって第2ロール保持部22に保持されている新しいフィルムロール20を、前記第1ロール保持部4に保持されていたフィルムロール2の位置(図1の左側)に移動させる。第2のフィルムロール20から引き出されて第2の取り出しガイド24内に待機していた新しいフィルム20が、導入ローラ8、8によってフィルム2、20の切断・接続位置Aに送られる。前述のように新しいフィルムロール20は、フィルム20の先端部がロールの外面にテープで止められており、このテープを装填装置28によって切断して引き出されるので、ロール約1周分の位置にテープの残りが張り付いている。従って、このテープの残りが張り付いている位置までは使用できないため、新しいフィルム20をそのロール1周分だけ余分に繰り出して、第2除去手段72の円弧状案内ガイド74方向に送る(図4(d)参照)。
次に、下部バキュームブロック40をエアシリンダ44によって前進(上昇しつつフィルム20方向に移動)させ、新しいフィルム20に接触させて吸着するとともに、第1除去手段50のエアシリンダ52を作動させて当接部56をフィルム2、20方向に前進させ、当接部56の吸着面56bおよび平坦面56dと、上下のバキュームブロック38、40とにより、新しいフィルム20を両側から吸着するとともに挟み込む。この状態で、カッター46を水平方向に移動させると、新しいフィルム20の先端部側が切断される(図4(e)参照)。図3に示すように、除去手段50の当接部56に形成されている吸着面56bは、カッター46が通過する溝56cの下側にだけバキューム孔56aが形成され、上部側(平坦面56d)には設けられていないので、新しいフィルム20が切断されると、切り離された先端部側の切断片は、案内ガイド74に案内され、送りローラ76、76に送られて回収ボックス78に捨てられる。
前記のように先行するフィルム2の後端部を切断し、その切断片を第1除去手段50によって除去した後、この先行するフィルム2の後端部(切断された残りの部分の後端部)を上部バキュームブロック38によって保持した状態のまま、新しいフィルム20の先端部を切断し、その切断片を第2除去手段72によって除去すると、これら両フィルム2、20は、同一のカッター46によって同位置で切断されているので、切断された端部同士が正確に突き合わされた状態になる。
続いて、第1除去手段50のバキュームを解除して吸着面56bによるフィルム20の吸着を解除するとともに、シリンダ52を作動させて当接部56を後退させる。一方、接続手段62のエアシリンダ64によって接続テープ吸着部68を前進させて、接続テープ供給装置70から接続テープを受け取る。その後、回転機構60によって第1除去手段50および接続手段62を180度回転させ、接続手段62の接続テープ吸着部68をフィルム2、20側に向ける。次に、接続手段62のエアシリンダ64を作動させて、接続テープ吸着部68を前進させ、使用したフィルム2の後端部と新しいフィルム20の先端部との突き合わせ部に接続テープを貼り付けて、これら両テープ2、20を接続する(図4(f)参照)。使用済みのフィルム2と新たに使用されるフィルム20との接続を完了した後、再びフィルム2、20の送りを開始して通常の運転に戻る。
帯状物接続装置を備えた包装機等の装置の、帯状物供給部を示す側面図である。(実施例1) 前記帯状物接続装置に設けられた除去手段の要部を示す平面図である。 前記除去手段の当接部を示す斜視図である。 図(a)〜図(f)は、前記帯状物接続装置の作動を順次示す説明図である。
符号の説明
1 帯状物接続装置
2 先行する帯状物(フィルム)
20 新規な帯状物(フィルム)
46 切断手段(カッター)
50 除去手段(第1除去手段)
56b 吸着面
56e 吸着面の溝(縦溝)
58 剥離手段(爪)

Claims (1)

  1. 先行する帯状物の後端部と、新規な帯状物の先端部とを接続する帯状物接続装置において、
    前記帯状物を切断する切断手段と、帯状物の切断片を吸着して除去する除去手段とを備え、前記除去手段の、帯状物を吸着する吸着面の表面に溝を形成するとともに、この吸着面の溝に入り込んで、吸着面に吸着された切断片を剥がし取る剥離手段を設けたことを特徴とする帯状物接続装置。
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