JP2005245995A

JP2005245995A - 立体ゲーム盤

Info

Publication number: JP2005245995A
Application number: JP2004097142A
Authority: JP
Inventors: Koichi Arai; 功一新井
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2004-03-03
Filing date: 2004-03-03
Publication date: 2005-09-15

Abstract

【課題】立体状の盤面により、平面の盤を使うゲームにはない、思考を必要とするゲームを提供する。
【解決手段】正六角形を面上に規則正しく配置し、全体を二十面体とした各々の頂部を正五角形の平坦な面として立体状の盤面を形成し、その盤面の形成に磁性体のシートを使用するか、形成した盤面に磁性体のシートを張り合わせることにより、ゲームの駒となるマグネットの石を盤上に置けるようにしたことを特徴とする立体ゲーム盤。
【選択図】図１

Description

本発明は、正五角形と正六角形で立体状に盤面を形成したゲーム盤に関するものである。

従来、囲碁、将棋、オセロなど、盤面が平面のゲームは多数あった。

そのために、次のような問題点があった。
盤面が平面であるため、常に盤面全体が見えていて、自分および競技相手の駒の配置が一目瞭然であるため、勝つための駒の置き方を思考する際にはその盤面だけを見ればよかった。
本発明は、この問題点を解決し、平面視からくる単純な駒の置き方の戦法思考を脱し、より複雑な思考が求められるゲーム盤を提供するためになされたものである。

正六角形を面上に規則正しく配置し、全体を二十面体とした各々の頂部を正五角形の平坦な面として立体状の盤面を形成する。その盤面の形成に磁性体のシートを使用するか、形成した盤面に磁性体のシートを張り付けることにより、ゲームの駒となるマグネットの石を盤面の上に置いたときに、勝手に動いたり、下に落ちたりしないようにする。以上を特徴とする立体ゲーム盤である。

立体盤面上の正六角形を目とし、そこにマグネットの石を置いていってゲームを行う。その際、盤の半分は各競技者の視界から隠れてしまうことから、隠れた部分の石の配置については頭で考えなければならないため、複雑な思考が要求されるゲームとなる。

以下、本発明の実施の形態について説明する。
（イ）図１は本発明の一実施例を示す立体ゲーム盤であるが、全体を各角度形成部分にゆるやかなアール（湾曲）をもたせた二十面体として盤本体を形成する。
（ロ）前記ゲーム盤本体には、その表面に正六角形の小さな図を、規則正しく左右前後に描き配置する。この際、隣り合う正六角形どうしが当接する部分には、溝を形成してもよく、形成しなくともよい。
（ハ）前記ゲーム盤とは別に、黒と白の二種類から成る石（本発明における置き駒となるもの）を、裏面に磁性をもたせて形成する。
図２においては、一実施例として円形の石を示したが、これに拘泥するものではなく、盤面の正六角形の部分を覆えるものなら、三角形や他の多角形、星形、立体形として形成しても何ら差し支えないものである。
（ニ）次に、正二十面体の各頂点部位を小さく平坦な面とし、この面を正五角形として形成する。
（ホ）盤面（１）の形成に磁性体のシートを使用するか、立体状に形成した盤面（１）に磁性体のシートを張り付けることにより、マグネットの石を盤面の上に置いたときに、勝手に動いたり、下に落ちたりしないようにする。
本発明は以上のような構成で、ゲームを行うときには、競技者が各々の石を盤面（１）の上の正六角形（３）の目に置いていく。石を置きたい目が視界から隠れていたり、思考のために隠れている部分を見えるようにしたい場合には、立体状の盤面を回転するなどして見えるようにする。見えなかった部分を見えるようにすると、今まで見えていた部分が見えなくなるので、考えをまとめるのが容易でなく、平面の盤面を使用するゲームにはない思考を要するゲームを楽しむことができる。

図２に示すように、二人の競技者が手持ちのマグネットの石（それぞれ黒または白）を正六角形の目に交互に置いていき、ひとつの正五角形の部位から立体の対角線上の反対面の部位に形成された正五角形の部位までの間を、手持ちの石を置いた正六角形（４）でひとつながりにつなげた方を勝ちとする（図２では黒石を持った方の勝ち）。

図は省略したが、上記ゲームをコンピュータ上で行うようにすることもできる。すなわち、上記盤面をコンピュータのディスプレイ上に表示し、盤面の回転や盤上への石の配置などの操作をコンピュータのマウスやキーボードなどの入力手段で行えるようにプログラムするのである（請求項２記載）。

本発明の斜視図本発明の使用状態を示す斜視図

符号の説明

１立体ゲーム盤
２正五角形
３正六角形
４マグネットの石（黒石）
５マグネットの石（白石）

Claims

正六角形を面上に規則正しく配置し、全体を二十面体とした各々の頂部を正五角形の平坦な面として立体状の盤面を形成し、その盤面の形成に磁性体のシートを使用するか、形成した盤面に磁性体のシートを張り付けることにより、マグネットの石を盤面上に置けるようにしたことを特徴とする立体ゲーム盤。
請求項１の立体ゲーム盤を、コンピュータのディスプレイ上に表示し、盤面の回転や盤面上への石の配置などの操作をコンピュータのマウスやキーボードなどの入力手段で行えるようにしたことを特徴とするゲームソフトウェアプログラムまたは当該プログラムを記録した記録媒体。