JP2005244754A - 画像データ生成・利用システム - Google Patents
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Abstract
【課題】
常に、実際に実行可能な処理に関する実行指示のみを受け付ける状態で動作する画像データ生成・利用システムを、提供する。
【解決手段】
1台以上のデジタル複合機と、各デジタル複合機と連携して、各デジタル複合機が生成した原稿の画像データのファイルを共有フォルダに保存する処理や、当該ファイルを添付したEメールを送信する処理を行うスキャンエージェントコンピュータとが含まれる画像データ生成・利用システムを、各デジタル複合機における各種画面の表示時に、スキャンエージェントコンピュータから、メール送信が可能な状態であるか否かを示すメール送信可否提示情報が取得され(S101、S102)、取得したメール送信可否提示情報がメール送信が不可能なことを示すものであった場合には、スキャンメール送信処理の実行指示を受け付けることが出来ない画面(S107)が表示されるように、構成しておく。
【選択図】 図9
常に、実際に実行可能な処理に関する実行指示のみを受け付ける状態で動作する画像データ生成・利用システムを、提供する。
【解決手段】
1台以上のデジタル複合機と、各デジタル複合機と連携して、各デジタル複合機が生成した原稿の画像データのファイルを共有フォルダに保存する処理や、当該ファイルを添付したEメールを送信する処理を行うスキャンエージェントコンピュータとが含まれる画像データ生成・利用システムを、各デジタル複合機における各種画面の表示時に、スキャンエージェントコンピュータから、メール送信が可能な状態であるか否かを示すメール送信可否提示情報が取得され(S101、S102)、取得したメール送信可否提示情報がメール送信が不可能なことを示すものであった場合には、スキャンメール送信処理の実行指示を受け付けることが出来ない画面(S107)が表示されるように、構成しておく。
【選択図】 図9
Description
本発明は、1台以上の画像データ生成装置と画像データ利用装置とを含む画像データ生成・利用システムに、関する
近年、市販されているデジタル複合機の中には、図14(A),(B)に模式的に示したように、1台以上のデジタル複合機をコンピュータネットワークに接続しておくとと共に、当該コンピュータネットワーク上のコンピュータに所定のプログラム(以下、スキャンエージェントプログラムと表記する)をインストールしておくことにより、デジタル複合機にセットした原稿に関する画像データファイル(以下、スキャンファイルとも表記する)を共有フォルダに保存する作業や、デジタル複合機にセットした原稿に関するスキャンファイルを添付したEメール(以下、スキャンメールとも表記する)を送信する作業を容易に行えるコンピュータネットワークを構築できるもの(非特許文献1参照。)が、存在している。
このデジタル複合機を含むシステム(以下、従来の画像データ生成・利用システムと表記する)は、スキャンエージェントコンピュータ側に、スキャンメールの送信に利用するメールサーバに関する情報が記憶され、デジタル複合機側に、スキャンメール送信の実行指示を受け付けるか否かを指定する情報や、スキャンメールの宛先とすることがあるメールアドレス等が記憶されるシステムとして構成されている。
そして、従来の画像データ生成・利用システムに用いられている各デジタル複合機は、スキャンメール送信の実行指示を受け付けることが指定されている場合には、スキャンメール送信用のメニューを備えたメニュー画面を表示し、そうではない場合には、スキャンメール送信用のメニューを備えないメニュー画面を表示する装置として構成されている。
要するに、従来の画像データ生成・利用システムに用いられている各デジタル複合機は、自装置内に設定されている情報のみに応じた内容のメニュー画面を表示する装置となっている。このため、従来の画像データ生成・利用システムは、スキャンメール送信を実際には実行できない状態(例えば、メールサーバのメインテナンス等のために、スキャンエージェントコンピュータの設定が一時的にスキャンメール送信を行えないものに変更されている状態)であっても、スキャンメール送信の実行指示を受け付けてしまうシステムとなっていた。
セイコーエプソン社製 CS−7500 ユーザズマニュアル
セイコーエプソン社製 CS−7500 ユーザズマニュアル
そこで、本発明の課題は、画像データ利用装置と当該画像データ利用装置と連携して何種類かの処理を行う1台以上の画像データ生成装置とを含む画像データ生成・利用システムであって、常に、実際に実行可能な処理に関する実行指示のみを受け付ける状態で動作する画像データ生成・利用システムを、提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、画像データ生成・利用システムを、他装置から送信されてきた画像データを利用する複数種類の処理を実行可能であると共に、現時点において実行可能な処理の種類を示す情報を他装置に送信可能な画像データ利用装置と、1台以上の画像データ生成装置とを含むシステムであって、各画像データ生成装置として、自装置にセットされた原稿をスキャンすることにより当該原稿上の画像を表す画像データを生成して画像データ利用装置に対して送信する機能と、操作者に操作画面を提示する必要が生じたときに、画像データ利用装置との間で情報交換を行うことにより、自装置とその時点における画像データ利用装置とにより実行可能な処理の種類を特定し、特定した種類の処理のみに関する実行指示を操作者から受け付けるための操作画面を表示する機能とを有する装置を用いたものとして構成しておく。
このように構成された本発明の画像データ生成・利用システムでは、各画像データ生成装置が、常時、自装置とその時点における画像データ利用装置とにより実行可能な処理のみに関する実行指示を操作者から受け付けるための操作画面を表示する状態で動作することになる。従って、この画像データ生成・利用システムは、常に、実際に実行可能な処理に関する実行指示のみを受け付ける状態で動作するシステムとして機能することになる。
本発明の画像データ生成・利用システムは、原稿から生成した画像データを利用する処理でありさえすれば、どのようなシステムとして実現しても良い。例えば、本発明の画像データ生成・利用システムを、原稿に関する画像データのファイルを、指定されている場所に保存する処理と、原稿に関する画像データのファイルを添付したEメールを、指定されている宛先に宛てて送信する処理とを実行可能なシステムとして実現しておいても良い。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1〜図4を用いて、本発明の一実施形態に係る画像データ生成・利用システムの概要(主として、ハードウェア構成)を、説明する。
図1に示したように、本実施形態に係る画像データ生成・利用システムは、1台以上(図では、2台)のデジタル複合機10(画像データ生成装置に相当)とスキャンエージェントコンピュータ50(画像データ利用装置に相当)とがネットワーク接続されたシステムである。また、画像データ生成・利用システムは、本画像データ生成・利用システムの管理者や一般ユーザが使用する何台かのコンピュータ210、コンピュータ210等をインターネットに接続するためのインターネットルータ200等を含むコンピュータネットワークに接続されて使用されるシステムとなっている。
本画像データ生成・利用システムに含まれるスキャンエージェントコンピュータ50は、画像データ生成・利用システム用(デジタル複合機10用)に開発されたスキャンエージェントプログラム40をインストールしたコンピュータである。その機能説明は後ほど行うが、このスキャンエージェントプログラム40は、インストール(セットアップ)時に、管理者名,管理者用パスワードの設定や、スキャンメール送信処理に利用するメールサーバに関する設定が必要とされるプログラムとなっている。なお、スキャンメールとは、デジタル複合機10から送信されてきた画像データから生成した画像データファイル(以下、スキャンファイルと表記する)を添付したEメールのことであり、スキャンメール送信処理とは、スキャンメールを送信するために行われる処理のことである。
本画像データ生成・利用システムに含まれるデジタル複合機10は、図2,図3にそれぞれ示した外観,ハードウェア構成を有する装置である。すなわち、デジタル複合機10は、一般的なデジタル複合機/コピー機と同様の外観を有するように(図2参照)、制御ユニット11とスキャナ12とプリンタ13とを組み合わせた装置となっている。
このデジタル複合機10に用いられているプリンタ13は、コンピュータの周辺装置として使用可能なプリンタに、デジタル複合機10を構成するための(制御ユニット11とプリンタ13とを接続するための)拡張ボードを装着した装置である。スキャナ12は、コンピュータの周辺装置として使用可能なスキャナに、デジタル複合機10を構成するための(制御ユニット11とスキャナ12とを接続するための)拡張ボードを装着した装置である。
制御ユニット11は、図3に示してあるように、CPU21,ROM22,RAM23,EEPROM24,通信制御回路25,LCD制御回路27,入力インタフェース回路(入力I/F)28,ネットワークインタフェース回路(NW−I/F)29,タッチスクリーン31,スイッチ部32等により構成されたユニットである。
この制御ユニット11に用いられているタッチスクリーン31は、液晶ディスプレイ(LCD)35上に透明な接触位置センサ36を重ねた素子である。このタッチスクリーン31は、図2及び図4に示してあるように、制御ユニット11の筐体上に設けられている。スイッチ部32(図3,図4参照)は、制御ユニット11の筐体上に設けられている,スタートボタン32s,テンキー等の各種押しボタンスイッチと、それらの制御回路とで構成されたユニットである。
CPU21(図3)は、デジタル複合機10の各部(制御ユニット11内の各部、スキャナ12及びプリンタ13)を統合的に制御する制御回路である。ROM22は、CPU21の動作手順を規定するプログラムやCPU21(プログラム)が利用するデータを記録されている読み出し専用のメモリである。RAM23は、ROM22に記録されているプログラムが読み出されるメモリである。このRAM23は、CPU21(プログラム)の作業領域としても使用される。通信制御回路25は、CPU21が、スキャナ12或いはプリンタ13との間で情報交換(コマンドの送信、画像データの受信、印刷データの送信)を行うために使用する回路である。
LCD制御回路27は、タッチスクリーン31(LCD35)に、CPU21から指示された内容の画像(画面)を表示させる回路である。入力インタフェース回路28は、ユーザ(デジタル複合機10の操作者)がテンキー部32或いはタッチスクリーン31(接触位置センサ36)に対して行った操作内容を、CPU21に通知する回路である。ネットワークインタフェース回路29は、制御ユニット11をネットワークに接続するための回路である。
EEPROM24は、電源が落とされても保持しておくことが必要な各種の情報を記憶しておくために、制御ユニット11に搭載されている不揮発性の書き換え可能なメモリである。
本実施形態に係る制御ユニット11は、このEEPROM24に、自ユニットのIPアドレス(以下、装置IPアドレスと表記する)と、スキャンエージェントコンピュータ50のIPアドレス(以下、エージェントIPアドレスと表記する)とが記憶されている状態で動作するユニット(コンピュータネットワークへの組込時に、装置IPアドレス及びエージェントIPアドレスの設定が必要なユニット)となっている。
以上のことを前提に、以下、本画像データ生成・利用システムの構成及び動作を、さらに詳細に説明する。
まず、本画像データ生成・利用システムの運用開始時に管理者やユーザが行わなければならない作業について、説明する。
本画像データ生成・利用システムの運用開始時、管理者(スキャンエージェントプログラム40のインストール時に設定した管理者名及び管理者用パスワードを知っている者)は、自身のコンピュータ210に図5に示したスキャンユーザ設定ページ60を表示させる。なお、このスキャンユーザ設定ページ60は、Webブラウザを利用してスキャンエージェントコンピュータ50にログインする(Webブラウザに、スキャンエージェントコンピュータ50のIPアドレスを含む所定のURLを入力し、その結果として表示されるログイン画面に管理者名及びパスワードを入力する)ことにより、コンピュータ210のディスプレイ上に管理者ホームページを表示させ、その管理者ホームページに設けられている所定のリンクを操作することにより、表示させることが出来るWebページとなっている。
このスキャンユーザ設定ページ60を表示させた管理者は、スキャンユーザ設定ページ60を操作する(ユーザ名等を入力した後、“登録”ボタンをクリックする)ことにより、本画像データ生成・利用システムを利用する各ユーザについて、ユーザ名,パスワード及びEメールアドレス(必須情報は、ユーザ名のみ)を登録する作業を行っておく。
この作業が或るユーザ(以下、処理対象ユーザと表記する)について行われると、スキャンエージェントコンピュータ50は、スキャンユーザ設定ページ60に入力されているユーザ名等からなるユーザ管理情報を処理対象ユーザに関するものとして自装置内に記憶している状態となる。また、画像データ生成・利用システム内の各デジタル複合機10は、所定手順の操作が行われたときに、タッチスクリーン31上に、処理対象ユーザに関するユーザ名ボタン106を備えたユーザ名選択画面105(図10;詳細は後述)を表示する状態となる。
一方、各ユーザ(管理者によってユーザ名等の登録が行われた者)は、本画像データ生成・利用システムの運用開始時、Webブラウザを利用してスキャンエージェントコンピュータ50にログインすることにより、自身のコンピュータ210に図6に示したような宛先設定ページ65を表示させる。そして、各ユーザは、この宛先設定ページ65を利用して、スキャンメールの送信先とすることがあるEメールアドレスと、そのEメールアドレスの識別情報として制御ユニット11のタッチスクリーン31上に表示する宛先名とからなる情報(以下、メール用送信先規定情報と表記する)を、自身に関するメール用送信先規定情報としてスキャンエージェントコンピュータ50内に記憶させるための作業(宛先名とメールアドレスを入力した後、“登録”ボタンを押下する作業)を行っておく。また、同じスキャンファイルを添付したスキャンメールを複数の宛先に宛てて送信することがある各ユーザは、自身のコンピュータ210に図7に示した宛先グループ設定ページ70を表示させ、この宛先グループ設定ページ70を利用して、幾つかのメールアドレスと宛先グループ名とからなる情報(以下、グループ用送信先規定情報と表記する)を自身に関するものとしてスキャンエージェントコンピュータ50内に記憶させるための作業を、行っておく。
さらに、スキャンファイル保存処理(スキャンファイルを共有フォルダに保存するための処理)を画像データ生成・利用システムに行わせることがあるユーザは、宛先設定ページ65(図6)と同様の構成のフォルダ設定ページをコンピュータ210に表示させることにより、スキャンファイルの保存場所とすることがあるフォルダのフォルダパスと、そのフォルダの名称としてタッチスクリーン31上に表示する情報とからなる情報(以下、保存用送信先規定情報と表記する)を、スキャンエージェントコンピュータ50内に記憶させるための作業を行っておく。
次に、本画像データ生成・利用システム(制御ユニット11及びスキャンエージェントコンピュータ50)の動作を、説明する。
制御ユニット11は、デジタル複合機10を、コピー機として動作させるための動作モード(以下、コピーモードと表記する)と、デジタル複合機10とスキャンエージェントコンピュータ50とからなるシステムを、画像データ生成・利用システムとして動作させるための動作モード(以下、スキャンモードと表記する)とを、有している。
そして、この制御ユニット11は、コピーモードで動作している状態では、図8に示したようなコピー基本画面100をタッチスクリーン31上に表示するユニットとして構成されている。
制御ユニット11にスキャンモードでの動作を開始させたい場合、ユーザは、このコピー基本画面100上のモード切替ボタン101を押下する。
この操作が行われると、制御ユニット11は、スキャンモードでの動作を開始する。そして、制御ユニット11は、図9に示してあるように、まず、スキャンモードでの動作を開始したことをスキャンエージェントコンピュータ50に知らせるための動作開始通知を、スキャンエージェントコンピュータ50(EEPROM24に記憶されているエージェントIPアドレスを有する装置)に対して送信する(ステップS101)。
この動作開始通知を受信したスキャンエージェントコンピュータ50は、ユーザ名リスト及びメール送信可否提示情報を含む動作開始確認通知をデジタル複合機10に返送する(ステップS201)。ここで、ユーザ名リストとは、スキャンエージェントコンピュータ50内に記憶されている各ユーザに関するユーザ名及びパスワード(図5のスキャンユーザ設定ページ60を用いて登録されたユーザ管理情報の一部)に基づき作成される,各ユーザのユーザ名と各ユーザがパスワードを設定している者であるか否かを示す情報とを含む情報のことである。また、メール送信可否提示情報とは、スキャンエージェントコンピュータ50の状態が、スキャンメール送信処理が可能な状態であるか否かを示す情報のことである。なお、スキャンエージェントコンピュータ50(スキャンエージェントプログラム40)は、スキャンメール送信処理を行わないこと(画像データ生成・利用システムをスキャンメール送信処理を行えないシステムとして動作させること)が設定されている場合と、スキャンメール送信処理に利用するものとして指定されているメールサーバとの間で通信がおこなえない場合とに、スキャンメール送信処理が不可能であることを示すメール送信可否提示情報を動作開始確認通知に含める装置(プログラム)となっている。
この動作開始確認通知を受信した制御ユニット11は、ステップS102にて、受信した動作開始確認通知にスキャンエージェントコンピュータ50がスキャンメール送信処理を行えない状態にあることを示すメール送信可否提示情報が含まれているか否かを判断する。そして、制御ユニット11は、そのようなメール送信可否提示情報が動作開始確認通知に含まれていた場合には、現在、スキャンメール送信処理が実行できない状況にあることを記憶すると共に、そのことをユーザに通知するための画面を、所定時間の間だけ、タッチスクリーン31上に表示する。そして、制御ユニット11は、ステップS102の処理を終了する。一方、受信した動作開始確認通知にスキャンエージェントコンピュータ50がスキャンメール送信処理を行える状態にあることを示すメール送信可否提示情報が含まれていた場合、制御ユニット11は、現在、スキャンメール送信処理が実行できる状況にあることを記憶してから、ステップS102の処理を終了する。
ステップS102の処理を終えた制御ユニット11は、図10に示したようなユーザ名選択画面105をタッチスクリーン31上に表示する(図9:ステップS103)。すなわち、制御ユニット11は、受信した動作開始確認通知に含まれていたユーザ名リスト内の各ユーザ名がその内部に示されたユーザ名ボタン106を備えたユーザ名選択画面105を、タッチスクリーン31上に表示する。
そして、制御ユニット11は、このユーザ名選択画面105上の或るユーザ名ボタン106が押下された場合には、押下されたユーザ名ボタン106に対応するユーザ名を含むログイン要求をスキャンエージェントコンピュータ50に対して送信する(図9:ステップS104)。なお、押下されたユーザ名ボタン106が、パスワードを設定しているユーザに関するものであった場合、制御ユニット11は、パスワード入力画面をタッチスクリーン31上に表示することにより、ユーザにパスワードを入力させる。そして、制御ユニット11は、ユーザによって入力されたパスワードとユーザ名とを含むログイン要求を、スキャンエージェントコンピュータ50に対して送信する。
ログイン要求を受信したスキャンエージェントコンピュータ50は、ログイン要求に含まれる情報(ユーザ名、或いは、ユーザ名及びパスワード)と同じ情報を含むユーザ管理情報が自コンピュータ内に記憶されていることを確認した上で、ログイン要求を送信した制御ユニット11から,その後,送信されてくる各要求を、ログイン要求に含まれていたユーザ名で識別されるユーザ(以下、現ユーザと表記する)からの要求として取り扱う処理(図では、セッション管理)を開始する(ステップS202)。また、スキャンエージェントコンピュータ50は、ログイン要求を受け付けたことを示す情報(図では、OK)をデジタル複合機10に返送する。
この情報を受信した制御ユニット11は、タッチスクリーン31上に、図11に示した構成のスキャン基本画面110を表示する(ステップS106)。
このスキャン基本画面110上のモード切替ボタン111は、その押下により、制御ユニット11がコピーモードでの動作を開始するボタンである。
スキャン基本画面110上の設定値領域112は、現時点における,原稿サイズ,解像度,カラータイプ,ファイル形式に関する設定値が示される領域である。“原稿サイズ”ボタン、“解像度”ボタン、“カラータイプ”ボタン、“ファイル形式”ボタンは、それぞれ、原稿サイズ,解像度,カラータイプ,ファイル形式に関する設定値を変更するためのボタンである。
“原稿タイプ”ボタンは、原稿のタイプ(原稿が,印刷物、写真、その大部分が文字となっている原稿のいずれであるか)を指定するためのボタンである。この“原稿タイプ”ボタンは、その内部に、その時点における設定値(図では、文字)が示されるボタンとなっている。片面/両面切替ボタンは、原稿の両面を読み取るか片面を読み取るかを指定するためのボタンである。この片面/両面切替ボタンも、その内部に、その時点における設定値(図では、片面)が示されるボタンとなっている。
また、これらのボタンは、いずれも、その押下により、タッチスクリーン31上に、別画面が表示されるボタンとなっている。一方、スキャン基本画面110上に設けられている“うすく”ボタン、“こく”ボタン(スキャン濃度を調節するためのボタン)は、その押下により別画面が表示されないボタン(押下すると、濃度カーソル117の表示位置が移動するボタン)となっている。
スキャン先ボタン116は、スキャンファイルを保存するフォルダや、スキャンメールの宛先を指定するためのボタンである。
このスキャン先ボタン116が押下された場合、制御ユニット11は、スキャン先リスト要求をスキャンエージェントコンピュータ50に対して送信する(図9:ステップS106)。
このスキャン先リスト要求を受信したスキャンエージェントコンピュータ50は、現ユーザに関するものとして自コンピュータ内に記憶されている各送信先規定情報について、その名称と、その送信先規定情報が保存用送信先規定情報,メール用送信先規定情報,グループ用送信先規定情報のいずれであるかを示す情報とを含むスキャン先リストを作成して制御ユニット11に返送する(ステップS203)。
このスキャン先リストを受信した制御ユニット11は、スキャン先選択画面をタッチスクリーン31上に表示する(ステップS107)。
スキャンエージェントコンピュータ50からスキャンメール送信処理を行える状態にあることを示すメール送信可否提示情報が送信されてきている場合、制御ユニット11は、このステップS107において、図12に示したようなスキャン先選択画面120をタッチスクリーン31上に表示する。
すなわち、この場合、制御ユニット11は、スキャン先リストに含まれていた各送信先規定情報の名称("Folder1","USER_1"等:以下、送信先規定情報名とも表記する)が示されるリスト領域121を有すると共に、リスト領域121内に示されている任意の送信先規定情報名を、ボタン122u,ボタン122d,“スキャン先に追加”ボタン123等を操作することにより、選択できるスキャン先選択画面120を表示する。
一方、スキャンエージェントコンピュータ50からスキャンメール送信処理を行えない状態にあることを示すメール送信可否提示情報が送信されてきている場合、制御ユニット11は、ステップS107において、図13に示したようなスキャン先選択画面120をタッチスクリーン31上に表示する。すなわち、この場合、制御ユニット11は、メールに関する送信先規定情報名がグレーアウト表示された(選択できない)スキャン先選択画面120を表示する。
そして、本画像データ生成・利用システムは、ユーザが、スキャン先選択画面120を操作することにより、幾つかの送信先規定情報名(送信先規定情報)を選択してから、“決定”ボタン125,スタートボタン32sを順次押下したときに、デジタル複合機10とスキャンエージェントコンピュータ50とにより、ユーザの指示した内容の処理(スキャンメール送信処理、スキャンファイル保存処理の双方或いはいずれか一方)が実際に行われるシステムとなっている。
以上、説明したように、本実施形態に係る画像データ生成・利用システムは、スキャンエージェントコンピュータ50がスキャンメール送信処理を行えない状態にある場合には、スキャンメールの宛先を指定する操作が行えないスキャン先選択画面120(図13)が表示されるように、構成されている。従って、この画像データ生成・利用システムは、常に、実際に実行可能な処理に関する実行指示のみを受け付ける状態で動作するシステムとなっていると言うことが出来る。
また、画像データ生成・利用システムは、スキャンエージェントコンピュータ50がスキャンメール送信処理を行えない状態にある場合には、各デジタル複合機10のタッチスクリーン31上に、スキャン基本画面110が表示される前に、その旨を示す画面が表示されるように構成されている(図9:ステップS102参照)。さらに、画像データ生成・利用システムは、スキャンエージェントコンピュータ50がメール送信を行えない状態にある場合には、各デジタル複合機10のタッチスクリーン31上に、メール関連の送信先規定情報名がグレーアウト表示されたスキャン先選択画面120(図13)が表示されるようにも、構成されている。従って、本画像データ生成・利用システムは、各ユーザがシステムの状況を把握しやすいシステムとなっていると言うことも出来る。
<変形形態>
実施形態に係る画像データ生成・利用システムは、各種の変形を行うことが出来る。例えば、上記した画像データ生成・利用システムは、各デジタル複合機10として、コピー機としての機能を有する装置が用いられたシステムであったが、画像データ生成・利用システムを、各デジタル複合機10として、コピー機としての機能を有さない装置が用いられたシステムに変形しておいても良い。
実施形態に係る画像データ生成・利用システムは、各種の変形を行うことが出来る。例えば、上記した画像データ生成・利用システムは、各デジタル複合機10として、コピー機としての機能を有する装置が用いられたシステムであったが、画像データ生成・利用システムを、各デジタル複合機10として、コピー機としての機能を有さない装置が用いられたシステムに変形しておいても良い。
また、上記した画像データ生成・利用システムは、各デジタル複合機10が、スキャンエージェントコンピュータ50内に記憶されているユーザ管理情報,送信先規定情報群に基づき同じ動作を行うシステムであったが、画像データ生成・利用システムを、各デジタル複合機10内にユーザ管理情報等が記憶されるシステムに変形しておいても良い。さらに、画像データ生成・利用システムを、各デジタル複合機10とスキャンエージェントコンピュータ50のそれぞれに対して実行可能な処理の種類についての指定が可能なシステムであって、各デジタル複合機10が、自装置が実行可能なものとして指定されており、かつ、スキャンエージェントコンピュータ50が実行可能な処理に関する実行指示のみを受け付けるシステムに変形しておいても良い。
また、画像データ生成・利用システムを、メール送信可否提示情報が、上記したものとは異なるタイミングでスキャンエージェントコンピュータ50からデジタル複合機10に渡されるシステム(例えば、ユーザ名ボタン106やスキャン先ボタン116の押下時に、メール送信可否提示情報がスキャンエージェントコンピュータ50からデジタル複合機10に渡されるシステム)に変形しておいても良い。
また、画像データ生成・利用システムを、デジタル複合機10毎に、スキャンファイル保存処理及びスキャンメール送信処理の実行指示を受付可能な装置として動作させるか、スキャンファイル保存処理のみの実行指示を受付可能な装置として動作させるかを指定可能なシステムに変形しておいても良い。なお、そのような画像データ生成・利用システムは、各デジタル複合機10を、スキャンファイル保存処理及びスキャンメール送信処理の実行指示を受付可能な装置として動作すべきか、スキャンファイル保存処理のみの実行指示を受付可能な装置として動作すべきかを指定する情報(以下、実行可能処理種類指定情報と表記する)を設定可能な装置としておくことによって実現することが出来る。また、上記のような画像データ生成・利用システムは、スキャンエージェントコンピュータ50を、各デジタル複合機10について実行可能処理種類指定情報を設定可能な装置としておくと共に、各デジタル複合機10を、起動時等にスキャンエージェントコンピュータ50から実行可能処理種類指定情報を取得して、取得した実行可能処理種類指定情報に応じた内容の動作を行う装置としておくことによって実現することも出来る。
また、制御ユニット11を、上記したものとは異なる画面を表示するユニットに変形しておいても良い。例えば、モード切替ボタン101(図8)の押下後に、スキャンファイル保存処理,スキャンメール送信処理のいずれを行うかをユーザに選択させるための、スキャンエージェントコンピュータ50がメール送信を行えない状態にある場合には、スキャンメール送信処理を行うことをユーザが選択できないメニュー画面が表示されるように、制御ユニット11を変形しておいても良い。
10 デジタル複合機、11 制御ユニット、12 スキャナ、13 プリンタ
40 スキャンエージェントプログラム、 50 スキャンエージェントコンピュータ
40 スキャンエージェントプログラム、 50 スキャンエージェントコンピュータ
Claims (2)
- 画像データ利用装置と1台以上の画像データ生成装置とを含む画像データ生成・利用システムであって、
前記画像データ利用装置が、
他装置から送信されてきた画像データを利用する複数種類の処理を実行可能であると共に、現時点において実行可能な処理の種類を示す情報を他装置に送信可能な装置であり、
前記1台以上の画像データ生成装置のそれぞれが、
自装置にセットされた原稿をスキャンすることにより当該原稿上の画像を表す画像データを生成して前記画像データ利用装置に対して送信する機能、及び、
操作者に操作画面を提示する必要が生じたときに、前記画像データ利用装置との間で情報交換を行うことにより、自装置とその時点における前記画像データ利用装置とにより実行可能な処理の種類を特定し、特定した種類の処理のみに関する実行指示を操作者から受け付けるための操作画面を表示する機能を有する装置である
ことを特徴とする画像データ生成・利用システム。 - 前記画像データ利用装置と前記画像データ生成装置とにより実行可能な処理が、
前記原稿に関する画像データのファイルを、指定されている場所に保存する処理と、前記原稿に関する画像データのファイルを添付したEメールを、指定されている宛先に宛てて送信する処理とである
ことを特徴とする請求項1記載の画像データ生成・利用システム。
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2004
- 2004-02-27 JP JP2004053764A patent/JP2005244754A/ja active Pending
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