JP2005244741A - バスレフ型ウーファー - Google Patents

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Naoki Takada
直樹 高田
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
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Clarion Co Ltd
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Abstract

【課題】簡単な構造によりダクトノイズを低減できるバスレフ型ウーファーを提供する。
【解決手段】ボックスにスピーカーを取り付けるとともに、ボックスの適所に開口したダクトを内設したウーファーにおいて、前記ダクトの出口付近に不規則空気流創成部を設けて、意図的に空気流を乱す。
【選択図】図5

Description

本発明はバスレフ型ウーファーの構造に関する。
スピーカーの1タイプとしてエンクロージュアを完全に密閉するのでなく、図1のようなストレート状か、または放出部がホーン状に広がったダクト300を設け、スピーカユニットの振動板の背後に生ずる音波に位相の変化を与えて放射するバスレフ型ウーファーが知られている。
このバスレフ型ウーファーは、密閉型のウーファーに比べて音圧を稼ぐことができ、伸びのある重低音が得られるが、通常、ダクトの面積が比較的小さく、この部分での流速が非常に早くなるため、図2のように、開口部のエッジAによる風切り音や、整流効果に起因する開口部外でのカルマン渦の衝突Bによる風切り音といった不快なノイズが発生することを避けられなかった。
本発明は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、簡単な構造によりダクトノイズを低減できるバスレフ型ウーファーを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、ボックスにスピーカーを取り付けるとともに、ボックスの適所に開口したダクトを内設したウーファーにおいて、前記ダクトの出口付近に不規則空気流創成部を設けたことを特徴としている。
本発明はバスレフ型ウーファーのダクトの出口付近に、不規則空気流創成部を設け、これによりダクトを通過中の規則的な空気流を強制的に乱させるので、空気流の流速が落ちるとともに整流作用が減少され、規則的なエッジ形状で誘発されるカルマン渦を的確に抑制することができる。このため、ダクトノイズが減少し、ウーファー本来の良好な低音特性を実現できる。
不規則空気流創成部は、ダクトの内側にエッジのない突起を設けることで構成される。
これによれば、ダクト構造の変更を要さず、たとえばダクト内面と接着性がある硬化性材を山状に塗布するなどして簡単に実施できるので低コストで達成でき、既存のバスレフ型ウーファーにも自在に適用して性能改善を実現できる。
また、不規則空気流創成部は、出口付近のダクト壁に穴を設けることで構成される。
これによれば、ダクトを通る主空気流に対して交差する空気流が衝突するので、確実に空気の乱れを作り出すことができ、また、ダクト内に突部を生じさせないので、体裁をよいものにできる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図3ないし図5は本発明によるバスレフ型ウーファーの第1態様を示している。
1はボックス、2は前記ボックス1の所定面に設けた開口に放射部20を臨ませたスピーカーユニットであり、ダイナミック型、コンデンサ型など任意である。
3は筒状をなすダクトであり、合成樹脂、紙管などから作られ、前記ボックス1の所望の位置に設けた開口部10に一端が固定され、他端がボックス内に延びて開口している。
ダクト3は、図示するものでは一端が後面に開口されているが、これに限らず、スピーカーユニット2の放射部20の位置するボックス前面側に開口している場合も含む。
上記のような構成は既存のバスレフ型ウーファーと同様であるが、本発明は、前記ダクト3の出口付近に、不規則空気流創成部4を設けている。
この実施例においては、不規則空気流創成部4は、図4と図5のように、ダクト3の内面から内径側に突出する突起40で構成されている。該突起40は断面が山形状になっており、突端は尖ったエッジでなく曲面状401をなしている。突起のダクト内面からの高さは、空気の流れを乱すに十分な値が選定される。
前記突起40は、この例では、リング状をなしているが、ダクト断面形状に応じて分断状など特定部位にのみ設けてもよい。また、高さは全周で同じであってもよいし、凹凸があってもよい。突起40は硬いものであってもよいし、適度な弾性があってもよい。
突起40は、別途用意した固体状の突起部材をダクト内面に貼り付けるなどして得てもよいし、プラスチック系接着剤あるいはゴム系接着剤などの可塑性不定形材料を用い、これをダクト3の内面に盛り上がるように塗布し、硬化させることで得てもよい。
この実施例によれば、スピーカーユニット2の振動板からの音はボックス1の前面から放射され、振動板の背後に生ずる音波は位相が反転されボックス空間10で高い音圧となり、ダクト3の中を早い流速で整流状態で流れる。
このとき、ダクト3の出口付近に内径方向に張り出す突起40があるため、図5のように上流側から整流状態で進んできた空気流5は、突起40の障害作用で乱され、流速が低下させられると同時に不規則な流れとなる。このため、出口にエッジがあってもこれによる風切り現象が起きにくくなり、かつまた出口から外方でカルマン渦が発生しにくくなる。その結果、ダクトノイズが低減され、澄んだ低音が放射される。
図6と図7は本発明によるバスレフ型ウーファーの第2態様を示している。
この態様においては、ダクト3の出口付近に、不規則空気流創成部4として、ダクト3の肉厚を貫いた穴41を設けている。他の構成は第1態様と同様である。
前記穴41は全周でもよいが、この例では複数個のそれぞれが独立した穴としており、各穴は軸線が他の穴と正対しないように位相がずらされている。穴の軸線はダクトの軸線と直交していてもよいし、傾斜角度を持って交差していてもよいし、それらを混在させていてもよい。穴41の大きさや数は適宜選定する。
穴41は単純にダクト3にパンチなどで穴をあけたものでもよいが、この例では外方に短く伸びるボス付き穴としている。
この態様においては、スピーカーユニット2の振動板の背後に生ずる音波は位相が反転されボックス空間で高い音圧となり、ダクト3の中を早い流速で整流状態で流れるが、ダクト3の出口付近に穴41があり、ボックス空間内の高圧な空気が穴41を通してダクト3内に流入ないし吹き込まれる。このため、図6のように、上流側から整流状態で進んできた空気流が乱され、流速が低下させられると同時に不規則な流れとなる。このため、出口にエッジがあってもこれによる風切り現象が起きにくくなり、かつまた出口から外方でカルマン渦が発生しにくくなる。その結果、ダクトノイズが低減され、澄んだ低音が放射される。
従来のバスレフ型ウーファーの断面図である。 従来のダクトでの空気流の流れを示す説明図である。 本発明によるバスレフ型ウーファーの第1態様を示す部分切欠側面図である。 図3のIV−IV線に沿う拡大断面図である。 第1態様におけるダクトでの空気流の流れを示す説明図である。 本発明によるバスレフ型ウーファーの第2態様をダクトでの空気流の流れを加味して示す部分的断面図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。
符号の説明
1 ボックス
2 スピーカーユニット
3 ダクト
4 不規則空気流創成部
40 突起
41 穴

Claims (3)

  1. ボックスにスピーカーを取り付けるとともに、ボックスの適所に開口したダクトを内設したウーファーにおいて、前記ダクトの出口付近に不規則空気流創成部を設けたことを特徴とするバスレフ型ウーファー。
  2. 不規則空気流創成部が、ダクトの内側にエッジのない突起を設けることで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のバスレフ型ウーファー。
  3. 不規則空気流創成部が、出口付近のダクト壁に穴を設けることで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のバスレフ型ウーファー。
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