JP2005243829A - ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースの内部と外部との気圧差を無くすための防水性と通気性を有するフィルタを備えたケースにおいて、フィルタの破損を防止すると共に、フィルタの通気性が阻害されるのを防止することが可能なケースを低コストに提供する。
【解決手段】ケース10の上部カバー12の上面には各通気孔12aが上部カバー12の内部と外部とを連通するように貫通形成されている。上部カバー12には、各通気孔12aを覆うように円形のフィルタ膜14が配置され、フィルタ膜14は上部カバー12に取付固定されている。フィルタ膜14は、通気性および防水性を有し、空気は通過させるが塵埃や水は通過させない材料によって形成された薄膜である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ケースに係り、詳しくは、電気部品などを収容するための密閉型のケースに関するものである。
水濡れに弱い収容物(例えば、電気部品や電子回路基板など)を収容するためのケース(容器)には、高い防水性が要求されるため密閉構造が採用されており、ケース本体と蓋との間には防水密閉用のシール材が設けられている。しかし、ケースが完全に密閉されていると、周囲温度の変動などによりケースの内部と外部とに圧力差が生じた場合、シール材が破れて防水性能が保持できなくなるおそれがある。
そこで、従来より、ケースに通気孔(呼吸穴、呼吸孔)を設けることにより、ケース内外の圧力差を緩和してシール材の破損を防止すると共に、通気性および防水性を有するフィルタ材を通気孔に装着することにより、通気孔からケース内に水や塵埃が侵入するのを防止するようにしたケースが種々提案されている。
例えば、電子部品等が内蔵されるケースに開口された通気口がフィルターで塞がれた呼吸孔において、前記通気口の縁より外側へ突出した環状の突出部が形成され、前記フィルターが前記通気口の内側に設けられ、前記突出部に嵌入する筒状の嵌入部および前記呼吸孔と外部とをつなぐ通気路が設けられたキャップを該通気路の外部側終端部が前記ケースの地側方向になるように前記突出部に嵌入してなる技術が開示されている(特許文献1参照)。
また、密閉容器の内部と外部とを連結する通気孔と、耐水性と通気性を併せ持ち、前記通気孔における前記密閉容器の内部側端部を覆うように前記密閉容器の内壁に固着されたフィルタとを備え、かつ前記通気孔を、外部から前記フィルタが視認できない構造を備えて形成し、前記通気孔は、密閉容器の本体にこの密閉容器の内部と外部とを連結するように形成された断面が略L字形状を有する第1通気孔と、前記第1通気孔の前記密閉容器の外部側端部を含む周辺を覆うように前記密閉容器の外壁に固着される遮蔽部材に、前記外部側端部と対向し且つ前記第1通気孔の前記密閉容器の内部側端部とは対向しないように設けられた第2通気孔とから形成される技術が開示されている(特許文献2参照)。
また、 密閉したケースの上面の一部領域に凹部を設け、当該凹部の底面にケースの内外を連通させるための筒部を立設し、この筒部の上端開口部にフィルタを装着するとともに、凹部からケース側面に延びる排水用溝を設け、フィルタには保護キャップを被せた技術が開示されている(特許文献3参照)。
また、筐体と蓋とからなるケースの筐体側に呼吸穴を備え、その呼吸穴の内面側にフィルタを設け、呼吸穴とフィルタを保持する部分を筺体とは別パーツとした技術が開示されている(特許文献4参照)。
特開2000−138469号公報(第2〜4頁 図1〜図4) 特開2001−7560号公報(第2〜3頁 図1) 特開2002−134939号公報(第2〜4頁 図2) 特開2001−168545号公報(第2〜4頁 図1)
特許文献1の技術では、筒状の嵌入部および通気路が設けられたキャップをケースの突出部に嵌入している。そのため、ケースとは別部品となるキャップの分だけ部品コストが増大すると共に、キャップを突出部に嵌入する分だけケースの組立工数が多くなるため製造コストが増大するという問題がある。
特許文献2の技術では、密閉容器の外壁に固着される遮蔽部材に第2通気孔を設けている。そのため、密閉容器(ケース)とは別部品となる遮蔽部材の分だけ部品コストが増大すると共に、遮蔽部材を密閉容器の外壁に固着する分だけ密閉容器の組立工数が多くなるため製造コストが増大するという問題がある。
特許文献3の技術では、フィルタに保護キャップを被せている。そのため、ケースとは別部品となる保護キャップの分だけ部品コストが増大すると共に、保護キャップをフィルタに被せる分だけケースの組立工数が多くなるため製造コストが増大するという問題がある。
図7は、特許文献4のケースの要部構造を示す要部断面図である。
ケースの筐体1には、呼吸穴パーツ4を装着するための取付穴1bが設けられている。取付穴1bの周囲にはパッキン溝が設けられており、そのパッキン溝にはリングパッキン1cが挿入されている。呼吸穴パーツ4はプラスチック製で、円盤部4aと脚部4bとからなっている。円盤部4aにはこれを貫通する複数個の呼吸穴4cが設けられている。円盤部4aの内面側には、空気は通過させるが水は通過させない性質のフィルタ4dが、各呼吸穴4cを塞ぐようにして取り付けられている。脚部4bは円盤部4aとの接続部分を支点として弾性変形可能であり、脚部4bの先端部には係止爪4eが設けられている。
筺体1に呼吸穴パーツ4を装着するには、筐体1にリングパッキン1cを装着後に、呼吸穴パーツ4の脚部4bを取付穴1bに押し込む。すると、まず、係止爪4eが取付穴1bの内面に接触して脚部4bが内側に弾性変形する。さらに押し込むと係止爪4eが取付穴1bを通過して筐体1の内側に達し、脚部4bは弾性復帰する。これにより係止爪4eが取付穴1bの周部分に係止され、呼吸穴パーツ4が筐体1に固定される。この際、円盤部4aの裏面が筐体1の外面1eに密接する寸法設定であるので、円盤部4aがリングパッキン1cに強く接触する。これにより、呼吸穴パーツ4と筐体1との接触部の液密が確保される。
特許文献4の技術では、呼吸穴パーツ4の円盤部4aの内面側(筺体1の内部側)にフィルタ4dが取り付けられ、フィルタ4dの外側(筺体1の外部側)に円盤部4aの各呼吸穴4cが設けられている。
そのため、筺体1に水がかかった場合、各呼吸穴4c内にも水が侵入し、その侵入した水は表面張力により水滴Wとなって各呼吸穴4c内に溜まるおそれがある。
各呼吸穴4c内に水滴Wが溜まると、フィルタ4dの通気性が阻害され、周囲温度の変動などによりケースの内部と外部とに圧力差が生じた場合、筺体1と蓋(図示略)との隙間を防水シールする充填材(シール材)が破損して防水性能が保持できなくなるおそれがある。
このように、フィルタの前面側を水滴が覆って通気性が阻害されるという問題は、特許文献1および特許文献2の技術でも同様に起こりえる。
また、特許文献4の技術では、フィルタ4dに外力が加わって破損するのを防止するための保護キャップとして円盤部4aが機能する。しかし、特許文献4の技術では、筺体1(ケース)とは別部品となる円盤部4aの分だけ部品コストが増大するという問題がある。また、円盤部4aにフィルタ4dを取り付け、その円盤部4aを筺体1に取り付ける必要があるため、ケースの組立工数が多くなり製造コストが増大するという問題もある。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであって、その目的は、ケースの内部と外部との気圧差を無くすための防水性と通気性を有するフィルタを備えたケースにおいて、フィルタの破損を防止すると共に、フィルタの通気性が阻害されるのを防止することが可能なケースを低コストに提供することにある。
(請求項1:第1実施形態に該当)
請求項1に記載の発明は、ケースの内部と外部とを連通する複数個の通気孔と、前記複数個の通気孔を覆うようにケースの外側に取付固定されたフィルタ膜とを備えたケースであって、前記フィルタ膜は通気性および防水性を有することを技術的特徴とする。
(請求項2:第2実施形態および第4実施形態に該当)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のケースにおいて、ケースの外側に向かって突出した保護壁が前記フィルタ膜の周囲に設けられていることを技術的特徴とする。
(請求項3:第2実施形態および第4実施形態に該当)
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のケースにおいて、前記保護壁は複数個設けられ、前記複数個の保護壁は隙間を空けて配置されていることを技術的特徴とする。
(請求項4:第2実施形態および第4実施形態に該当)
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のケースにおいて、前記複数個の保護壁は前記フィルタ膜の周囲に等間隔に配置されていることを技術的特徴とする。
(請求項5:第2実施形態および第4実施形態に該当)
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のケースにおいて、前記保護壁の横断面は円弧状をなし、その円弧状に膨らんだ部分が前記フィルタ膜側に向けて配置されていることを技術的特徴とする。
(請求項6:第3実施形態および第5実施形態に該当)
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれか1項に記載のケースにおいて、ケースの外側に向かって突出した突起部材が前記フィルタ膜上に設けられていることを技術的特徴とする。
(請求項7:第3実施形態および第5実施形態に該当)
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のケースにおいて、前記突起部材は、前記複数個の保護壁に対して等距離に配置されていることを技術的特徴とする。
(請求項8:第1〜第5実施形態に該当)
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のケースにおいて、ケースの内部には自動車の電子制御装置が収容され、当該ケースは自動車のエンジンルーム内に搭載されることを技術的特徴とする。
(請求項1)
請求項1に記載の発明では、フィルタ膜はケースの外側に取付固定されており、フィルタ膜の周囲には水が溜まるような突起物が設けられていない。そのため、フィルタ膜に水がかかった場合、その水は防水性を有するフィルタ膜の表面を流れ落ち、フィルタ膜表面に水滴が溜まることはない。従って、請求項1に記載の発明によれば、水滴がフィルタ膜の前面側を覆ってフィルタ膜の通気性が阻害されるのを防止できる。
その結果、ケースが密閉構造をとる場合、周囲温度の変動などによりケースの内部と外部とに圧力差が生じたとき、通気性を有するフィルタ膜から各通気孔を介して空気が流通し、ケース内外の圧力差を緩和してケースの密閉状態に影響を及ぼすのを防止可能であり(例えば、ケースがケース本体と蓋とから構成され、そのケース本体と蓋との間に防水密閉用のシール材が設けられている場合には、シール材の破損を防止可能であり)、ケースの防水性能を確実に保持できる。つまり、請求項1に記載の発明によれば、フィルタ膜によるケースの内圧調整機能に不良が発生するのを防止できる。
また、請求項1に記載の発明では、フィルタ膜14が各通気孔を覆うように配置されている。そのため、各通気孔の径を十分に小さく、各通気孔の配置間隔を十分に大きく、各通気孔の個数を十分に少なく設定しておくことにより、フィルタ膜に外力が加わった場合に、その外力を各通気孔間のケースが受けることが可能になり、フィルタ膜の破損を防止できる。
尚、フィルタ膜によるケースの内圧調整機能を高めるには、フィルタ膜が十分な通気性を確保している必要があり、そのためには、各通気孔の開口面積を大きくし、各通気孔の配置間隔を小さくし、各通気孔の個数を多くすることが望ましい。従って、フィルタ膜の十分な通気性を確保した上で、外力によるフィルタ膜の破損が防止できるように、各通気孔の開口面積,配置間隔,個数については、カット・アンド・トライで実験的に最適値を見つけて設定すればよい。
また、ケースとは別部品を必要とする従来技術(特許文献1〜4)に対して、請求項1に記載の発明によれば、前記別部品を必要としない分だけ部品コストを低減でき、前記別部品をケースに組み付ける工数も必要としないため製造コストを低減できることから、ケースを低コストに提供できる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、保護壁を設けることにより、何らかの物体がフィルタ膜に接触するのを保護壁が遮るため、その物体からの外力によるフィルタ膜の破損を更に確実に防止できる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、何らかの物体がフィルタ膜に接触するのをフィルタ膜の周囲に配置された複数個の保護壁が確実に遮るため、請求項2に記載の発明の効果を更に高めることができる。
また、請求項3に記載の発明では、複数個の保護壁が隙間を空けて配置されているため、フィルタ膜に水がかかった場合、その水は、まず、防水性を有するフィルタ膜の表面から各保護壁側へ流れ、次に、各保護壁の隙間から流れ出すことから、フィルタ膜表面に水滴が溜まることはない。
(請求項4)
請求項4に記載の発明では、各保護壁がフィルタ膜の周囲に等間隔に配置されているため、ケースをどのような向きにして使用する場合でも、各保護壁の隙間から確実に水を排出することが可能であり、フィルタ膜表面に水滴が溜まることはない。従って、請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果を更に高めることができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明では、各保護壁の円弧状に膨らんだ部分がフィルタ膜側に向けて配置されているため、フィルタ膜に水がかかった場合、その水は、まず、防水性を有するフィルタ膜の表面から各保護壁側へ流れ、次に、各保護壁の円弧状に膨らんだ部分に沿ってスムーズに流れ、最後に、各保護壁の隙間から流れ出す。従って、請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果を更に高めることができる。
(請求項6)
請求項6に記載の発明では、突起部材が設けられているため、何らかの物体がケースに当接した場合、その物体の大きさが突起部材と各保護壁との間隔より大きければ、その物体は突起部材および各保護壁に遮られてフィルタ膜に接触せず、その物体からの外力によるフィルタ膜の破損を確実に防止できる。従って、請求項6に記載の発明によれば、請求項2または請求項3に記載の発明の効果を更に高めることができる。
また、請求項6に記載の発明では、突起部材を設けることにより、請求項3に記載の発明に比べて、フィルタ膜を挟んだ各保護壁の間隔を大きく設定することが可能であり、フィルタ膜の外形寸法を大きくできる。従って、請求項6に記載の発明によれば、突起部材および各保護壁の高さを適宜設定することで、フィルタ膜の外形寸法の多様なサイズに対してフレキシブルに対応できる。
(請求項7)
請求項7に記載の発明では、前記突起部材が前記複数個の保護壁に対して等距離に配置されているため、請求項6に記載の発明の効果を確実に得られる。
(請求項8)
請求項8に記載の発明では、ケースの内部には自動車の電子制御装置が収容され、ケースは自動車のエンジンルーム内に搭載される。
雨天や雨上がり後に自動車を走行させた場合、エンジンルーム内に雨水やタイヤが跳ね上げた泥水が侵入し、その雨水や泥水がエンジンルーム内に搭載された電子制御装置にかかるおそれがある。また、自動車のエンジンルーム内は特に温度変化が激しい。そこで、エンジンルーム内に搭載された電子制御装置(車載電子制御装置)を被水から保護するため、電子制御装置を高い防水性を有する密閉構造のケースに収容し、ケース本体と蓋との間には防水密閉用のシール材を設けている。しかし、ケースが完全に密閉されていると、エンジンルーム内の温度変動によりケースの内部と外部とに圧力差が生じた場合、シール材が破れて防水性能が保持できなくなるおそれがある。
従って、請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明のケースを用い、当該ケース内に電子制御装置を収容すれば、電子制御装置を被水から確実に保護すると共に、エンジンルーム内の温度変動によりケースの防水性能が低下するのを確実に防止できる。
以下、本発明を具体化した各実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、各実施形態で共通の構成部材については符号を等しくしてある。
(第1実施形態)
図1(A)は、第1実施形態のケース10の要部断面図である。図1(B)は、ケース10の要部斜視図である。尚、図1(A)は、図1(B)のX−X線断面図である。
図2(A)は、ケース10の平面図である。図2(B)は、ケース10の正面図である
ケース10内には自動車のエンジン制御用の電子制御装置(ECU)が収容されており、ケース10は自動車のエンジンルーム内に搭載される。
図2に示すように、ケース10は上部カバー(筺体、ケース本体)12と下部カバー(蓋)16とが互いの外周縁部で嵌合されて形成され、その外周縁部における各カバー12,16の間には防水密閉用のシール材(図示略)が設けられて外周縁部の液密化が図られている。
各カバー12,16はそれぞれ合成樹脂材料によって一体形成されている。
図1に示すように、上部カバー12の上面には、複数個(図示例では11個)の通気孔(呼吸穴、呼吸孔)12aが上部カバー12の内部と外部とを連通するように貫通形成されている。
上部カバー12には、各通気孔12aを覆うように円形のフィルタ膜(呼吸膜)14が配置され、フィルタ膜14は上部カバー12に対して適宜な方法(例えば、熱溶着法、超音波溶着法、両面粘着テープや接着剤を用いる接着法など)によって取付固定されている。
フィルタ膜14は、通気性および防水性を有し、空気は通過させるが塵埃や水は通過させない材料によって形成された薄膜であり、そのような材料としては、例えば、繊維が密に絡まったフェルト状繊維材料や、微細な通気孔が形成された合成樹脂膜(ゴアテックス、エントラント)などがある。尚、前記合成樹脂膜の具体例の名称は登録商標である。
[第1実施形態の作用・効果]
第1実施形態によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
(1−1)フィルタ膜14は上部カバー12の外側に取付固定されており、フィルタ膜14の周囲には水が溜まるような突起物が設けられていない。
そのため、フィルタ膜14に水がかかった場合、その水は防水性を有するフィルタ膜14の表面を流れ落ち、フィルタ膜14表面に水滴が溜まることはない。従って、第1実施形態によれば、水滴がフィルタ膜14の前面側を覆ってフィルタ膜14の通気性が阻害されるのを防止できる。
その結果、周囲温度の変動などによりケース10の内部と外部とに圧力差が生じた場合、通気性を有するフィルタ膜14から各通気孔12aを介して空気が流通し、ケース10内外の圧力差を緩和して前記シール材の破損を防止可能であり、ケース10の防水性能を確実に保持できる。
つまり、第1実施形態によれば、フィルタ膜14によるケース10の内圧調整機能に不良が発生するのを防止できる。
また、フィルタ膜14は、通気孔12aからケース10内に塵埃が侵入するのを防止する。
(1−2)フィルタ膜14は、上部カバー12に形成された各通気孔12aを覆うように配置されている。
そのため、各通気孔12aの径(開口面積)を十分に小さく(例えば、直径数mm以下)、各通気孔12aの配置間隔を十分に大きく、各通気孔12aの個数を十分に少なく設定しておくことにより、フィルタ膜14に外力が加わった場合に、その外力を各通気孔12a間の上部カバー12が受けることが可能になり、フィルタ膜14の破損を防止できる。
尚、前記(1−1)に記載したフィルタ膜14によるケース10の内圧調整機能を高めるには、フィルタ膜14が十分な通気性を確保している必要があり、そのためには、各通気孔12aの径を大きくし、各通気孔12aの配置間隔を小さくし、各通気孔12aの個数を多くすることが望ましい。
従って、フィルタ膜14の十分な通気性を確保した上で、外力によるフィルタ膜14の破損を防止できるように、各通気孔12aの径,配置間隔,個数については、カット・アンド・トライで実験的に最適値を見つけて設定すればよい。
(1−3)各通気孔12aは合成樹脂材料の射出成形により上部カバー12と同時形成することが可能であり、各通気孔12aの形成に特別な工程を必要としない。
従って、ケースとは別部品を必要とする従来技術(特許文献1〜4)に対して、第1実施形態によれば、前記別部品を必要としない分だけ部品コストを低減でき、前記別部品をケースに組み付ける工数も必要としないため製造コストを低減できることから、ケース10を低コストに提供できる。
(1−4)雨天や雨上がり後に自動車を走行させた場合、エンジンルーム内に雨水やタイヤが跳ね上げた泥水が侵入し、その雨水や泥水がエンジンルーム内に搭載された電子制御装置にかかるおそれがある。また、自動車のエンジンルーム内は特に温度変化が激しい。そこで、エンジンルーム内に搭載された電子制御装置(車載電子制御装置)を被水から保護するため、電子制御装置を高い防水性を有する密閉構造のケースに収容し、ケース本体と蓋との間には防水密閉用のシール材を設けている。しかし、ケースが完全に密閉されていると、エンジンルーム内の温度変動によりケースの内部と外部とに圧力差が生じた場合、シール材が破れて防水性能が保持できなくなるおそれがある。
従って、第1実施形態のケース10を用い、ケース10内に電子制御装置を収容すれば、電子制御装置を被水から確実に保護すると共に、エンジンルーム内の温度変動によりケースの防水性能が低下するのを確実に防止できる。
(第2実施形態)
図3(A)は、第2実施形態のケース20の要部断面図である。図3(B)は、ケース20の要部斜視図である。尚、図3(A)は、図3(B)のX−X線断面図である。
ケース20の外形は、図2に示した第1実施形態のケース10と同じである。
第2実施形態において、第1実施形態と異なるのは、上部カバー12におけるフィルタ膜14の周囲に3個の保護壁22a〜22cが設けられ、各保護壁22a〜22cが上部カバー12の外側に向かって突出している点だけである。
同一寸法形状の各保護壁22a〜22cは、その横断面が円弧状をなし、その円弧状に膨らんだ部分をフィルタ膜14側に向けて、フィルタ膜14の外周に隣接した箇所に隙間を空けて等間隔に配置されている。つまり、各保護壁22a〜22cは、その横断面がフィルタ膜14に対して外側に開いた略三日月状をなす。
[第2実施形態の作用・効果]
第2実施形態によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
(2−1)フィルタ膜14に水がかかった場合、その水は、まず、防水性を有するフィルタ膜14の表面から各保護壁22a〜22c側へ流れ、次に、各保護壁22a〜22cの円弧状に膨らんだ部分に沿ってスムーズに流れ、最後に、各保護壁22a〜22cの隙間から流れ出す。そのため、フィルタ膜14表面に水滴が溜まることはない。
ここで、3個の保護壁22a〜22cはフィルタ膜14の外周に隣接して等間隔に配置されているため、各保護壁22a〜22cの隙間はフィルタ膜14の周囲に120゜間隔で配置されることになる。また、各保護壁22a〜22cは、円弧状に膨らんだ部分をフィルタ膜14側に向けて配置されている。
そのため、ケース20が自動車のエンジンルーム内でどのような向きに取り付けられている場合でも、各保護壁22a〜22cの隙間から確実に水を排出することが可能であり、フィルタ膜14表面に水滴が溜まることはない。
従って、第2実施形態によれば、第1実施形態の前記(1−1)と同様の作用・効果が得られる。
(2−2)フィルタ膜14の周囲には各保護壁22a〜22cが設けられているため、何らかの物体が上部カバー12に当接した場合、その物体の大きさがフィルタ膜14を挟んだ各保護壁22a〜22cの間隔より大きければ、その物体は各保護壁22a〜22cに遮られてフィルタ膜14に接触せず、その物体からの外力によるフィルタ膜14の破損を確実に防止できる。
ところで、ケース内には自動車のエンジン制御用電子制御装置が収容されているため、ケースを自動車のエンジンルーム内に取り付ける作業時や、エンジンの整備作業時に、第1実施形態のケース10では、作業者の指先がフィルタ膜14に接触することがある。
そこで、第2実施形態では、フィルタ膜14を挟んだ各保護壁22a〜22cの間隔を作業者の指先よりも大きく(例えば10mm程度)設定しておけば、作業者の指先は各保護壁22a〜22cに遮られてフィルタ膜14に接触しないため、指先からの外力によるフィルタ膜14の破損を、第1実施形態よりも更に確実に防止できる。
従って、第2実施形態によれば、第1実施形態の前記(1−2)の作用・効果を更に高めることができる。尚、各保護壁22a〜22cの寸法形状および配置については、フィルタ膜14に接触するおそれのある物体の寸法形状に合わせて、カット・アンド・トライで実験的に最適値を見つけて設定すればよい。
(2−3)各保護壁22a〜22cは合成樹脂材料の射出成形により上部カバー12と同時形成することが可能であり、各保護壁22a〜22cの形成に特別な工程を必要としない。
従って、第2実施形態によれば、第1実施形態の前記(1−3)と同様の作用・効果が得られる。
(第3実施形態)
図4(A)は、第3実施形態のケース30の要部断面図である。図4(B)は、ケース30の要部斜視図である。尚、図4(A)は、図4(B)のX−X線断面図である。
ケース30の外形は、図2に示した第1実施形態のケース10と同じである。
第3実施形態において、第2実施形態と異なるのは、上部カバー12におけるフィルタ膜14の中央部に円柱状の突起部材32が設けられ、その突起部材32がフィルタ膜14を貫通して上部カバー12の外側に向かって突出している点だけである。
[第3実施形態の作用・効果]
第3実施形態によれば、第2実施形態の前記(2−1)と同様の作用・効果に加えて、以下の作用・効果を得ることができる。
(3−1)フィルタ膜14の周囲には各保護壁22a〜22cが設けられ、フィルタ膜14の中央部には突起部材32が設けられているため、何らかの物体が上部カバー12に当接した場合、その物体の大きさが突起部材32と各保護壁22a〜22cとの間隔より大きければ、その物体は突起部材32および各保護壁22a〜22cに遮られてフィルタ膜14に接触せず、その物体からの外力によるフィルタ膜14の破損を確実に防止できる。
第3実施形態では、突起部材32を設けることにより、第2実施形態のケース20に比べて、フィルタ膜14を挟んだ各保護壁22a〜22cの間隔を大きく設定することが可能であり、フィルタ膜14の径を大きくできる。
そのため、第3実施形態によれば、突起部材32および各保護壁22a〜22cの高さを適宜設定することで、フィルタ膜14の径の多様なサイズに対してフレキシブルに対応できる。
従って、第3実施形態によれば、第2実施形態の前記(2−2)の作用・効果を更に高めることができる。尚、突起部材32および各保護壁22a〜22cの寸法形状および配置については、フィルタ膜14の寸法形状およびフィルタ膜14に接触するおそれのある物体の寸法形状に合わせて、カット・アンド・トライで実験的に最適値を見つけて設定すればよい。例えば、角柱状の突起部材32をフィルタ膜14の中心部からずらした位置に配置してもよい。
(3−2)突起部材32は合成樹脂材料の射出成形により上部カバー12と同時形成することが可能であり、突起部材32の形成に特別な工程を必要としない。
従って、第3実施形態によれば、第1実施形態の前記(1−3)と同様の作用・効果が得られる。
(3−3)突起部材32はフィルタ膜14の中央部に設けられているため、各保護壁22a〜22cに対して突起部材32は等距離に配置されることになり、前記(3−1)の作用・効果を確実に得られる。
(第4実施形態)
図5(A)は、第4実施形態のケース40の要部断面図である。図5(B)は、ケース40の要部斜視図である。尚、図5(A)は、図5(B)のX−X線断面図である。
ケース40の外形は、図2に示した第1実施形態のケース10と同じである。
第4実施形態において、第2実施形態と異なるのは、各通気孔12aが省かれ、各通気孔12bが設けられている点だけである。
つまり、上部カバー12の上面には、円形の孔が上部カバー12の内部と外部とを連通するように貫通形成され、その孔内を仕切るように十字型の補強桟12cが設けられ、その補強桟12cによって前記孔内は4個の扇形の通気孔12bに分割されている。
そして、上部カバー12には、各通気孔12bを覆うように円形のフィルタ膜14が配置されている。
[第4実施形態の作用・効果]
第4実施形態によれば、第2実施形態の前記(2−1)と同様の作用・効果に加えて、以下の作用・効果を得ることができる。
(4−1)第2実施形態の前記(2−2)と同様の作用・効果により、フィルタ膜14の周囲には各保護壁22a〜22cが設けられているため、フィルタ膜14に物体が接触するのを防止可能である。そのため、第4実施形態では、第1実施形態の前記(1−2)のように、径(開口面積)の小さな各通気孔12aを少数設ける必要がなくなる。
従って、第4実施形態では、開口面積の大きな各通気孔12bを設けることが可能になり、フィルタ膜14を通過する空気量を増大させて、第1実施形態の前記(1−1)に記載したフィルタ膜14によるケースの内圧調整機能を向上させることができる。
尚、各通気孔12bおよび補強桟12cの寸法形状および配置については、各通気孔12aと同様に、カット・アンド・トライで実験的に最適値を見つけて設定すればよい。
ちなみに、第2実施形態と第3実施形態のどちらを採用するかは、上部カバー12の形成材料および成形法を勘案して決定すればよい。
(4−2)各通気孔12bおよび補強桟12cは合成樹脂材料の射出成形により上部カバー12と同時形成することが可能であり、各通気孔12bおよび補強桟12cの形成に特別な工程を必要としない。
従って、第4実施形態によれば、第1実施形態の前記(1−3)と同様の作用・効果が得られる。
(第5実施形態)
図6(A)は、第5実施形態のケース50の要部断面図である。図6(B)は、ケース50の要部斜視図である。尚、図6(A)は、図6(B)のX−X線断面図である。
ケース50の外形は、図2に示した第1実施形態のケース10と同じである。
第5実施形態において、第4実施形態と異なるのは、補強桟12c上にフィルタ膜14の中央部を貫通する円柱状の突起部材32が設けられ、その突起部材32が上部カバー12の外側に向かって突出している点だけである。
従って、第5実施形態によれば、第3実施形態と第4実施形態の作用・効果を共に得ることができる。
[別の実施形態]
ところで、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記各実施形態と同等もしくはそれ以上の作用・効果を得ることができる。
(1)上記各実施形態では上部カバー12に対してフィルタ膜14を取付固定している。しかし、フィルタ膜14を合成樹脂材料によって形成する場合には、射出成形により上部カバー12とフィルタ膜14を一体形成してもよい。
(2)第2〜第4実施形態では、3個の保護壁22a〜22cを設けている。しかし、保護壁の数は3個に限らず、2個または4個以上にしてもよい。
また、第2〜第4実施形態では、円弧状の各保護壁22a〜22cの膨らんだ部分をフィルタ膜14側に向けて等間隔に配置している。しかし、ケース10,20,30,40が自動車のエンジンルーム内でどのような向きに取り付けられている場合でも、各保護壁の隙間から確実に水を排出することが可能であれば、各保護壁の形状および間隔はどのように設定してもよい。
(3)上記各実施形態では上部カバー12の上面にフィルタ膜14を配置している。しかし、フィルタ膜14は上部カバー12および下部カバー16の適宜な箇所(例えば、上部カバー12の側面)に配置してもよい。
(4)上記各実施形態では円形のフィルタ膜14を設けている。しかし、フィルタ膜14の形状は、取付箇所の形状や、各通気孔12a,12bの寸法形状および配置状態に合わせて、適宜な形状にすればよい。
(5)上記各実施形態では各カバー12,16がそれぞれ合成樹脂材料によって一体形成されている。しかし、各カバー12,16はダイキャストや金属板のプレス加工によって形成してもよい。
(6)上記各実施形態は、自動車のエンジン制御用電子制御装置が収容されたケースに適用したものである。しかし、本発明は、水濡れに弱い収容物(例えば、電気部品や電子回路基板など)を収容するためのケース(容器)であれば、どのようなケースに適用してもよい。
また、上記各実施形態は自動車のエンジンルーム内に搭載されるケースに適用したものであるが、どのような場所で用いられるケースに適用してもよい。
図1(A)は本発明を具体化した第1実施形態のケース10の要部断面図。図1(B)はケース10の要部斜視図。 図2(A)はケース10の平面図。図2(B)はケース10の正面図。 図3(A)は本発明を具体化した第2実施形態のケース20の要部断面図。図3(B)はケース20の要部斜視図。 図4(A)は本発明を具体化した第3実施形態のケース30の要部断面図。図4(B)はケース30の要部斜視図。 図5(A)は本発明を具体化した第4実施形態のケース40の要部断面図。図5(B)はケース40の要部斜視図。 図6(A)は本発明を具体化した第5実施形態のケース50の要部断面図。図6(B)はケース50の要部斜視図。 特許文献4のケースの要部構造および問題点を説明するための要部断面図。
符号の説明
10,20,30,40,50…ケース
12…上部カバー
12a,12b…通気孔
14…フィルタ膜
16…下部カバー
22a〜22c…保護壁
32…突起部材

Claims (8)

  1. ケースの内部と外部とを連通する複数個の通気孔と、
    前記複数個の通気孔を覆うようにケースの外側に取付固定されたフィルタ膜と
    を備えたケースであって、
    前記フィルタ膜は通気性および防水性を有することを特徴とするケース。
  2. 請求項1に記載のケースにおいて、
    ケースの外側に向かって突出した保護壁が前記フィルタ膜の周囲に設けられていることを特徴とするケース。
  3. 請求項2に記載のケースにおいて、
    前記保護壁は複数個設けられ、
    前記複数個の保護壁は隙間を空けて配置されていることを特徴とするケース。
  4. 請求項3に記載のケースにおいて、
    前記複数個の保護壁は前記フィルタ膜の周囲に等間隔に配置されていることを特徴とするケース。
  5. 請求項4に記載のケースにおいて、
    前記保護壁の横断面は円弧状をなし、その円弧状に膨らんだ部分が前記フィルタ膜側に向けて配置されていることを特徴とするケース。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載のケースにおいて、
    ケースの外側に向かって突出した突起部材が前記フィルタ膜上に設けられていることを特徴とするケース。
  7. 請求項6に記載のケースにおいて、
    前記突起部材は、前記複数個の保護壁に対して等距離に配置されていることを特徴とするケース。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のケースにおいて、
    ケースの内部には自動車の電子制御装置が収容され、当該ケースは自動車のエンジンルーム内に搭載されることを特徴とするケース。
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