JP2005243655A - イオン化装置の放電電極バー - Google Patents

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Abstract

【課題】 放電電極バーの内蔵部品の組み付け作業を向上する。
【解決手段】 放電電極バー100はケース101を有し、ケース101の内部には、その下側領域にエアユニット102及び放電電極組立体103が配置され、上側領域に、高電圧ユニット104と、電源回路や例えば表示回路やCPUを含む制御ユニット105が配置されている。そして、熱源となる高電圧ユニット104及び制御ユニット105が放電電極組立体103と干渉しない上方領域に配置されている。モジュラ基板116、電源基板117、CPU基板118などを含み、モジュラ基板116は、台座119を介して、右分割ケース部101Rの側壁にネジ120を用いて固定される。
【選択図】 図6

Description

この発明は、空気中の静電気制御に関し、より詳しくはイオン化装置の放電電極バーに関する。
クリーンルームでの清浄化や浮遊粒子の帯電防止など、空気中の静電気制御のために静電気除去(除電)が行われているが、この非接触の除電に、コロナ放電式のイオン化装置が多用されている。
図1〜図2は、現在入手可能なDCイオン化装置に含まれる放電電極バーを示す。この放電電極バー1は、細長い筒状のケース2を有し、このケース2には、長手方向に沿って互いに間隔を隔てて配置された複数の放電電極3(図1)を有し、ケース2の内部には、隣接する放電電極3、3の間に高圧電源ユニット4又は制御ユニット5が収容されていた。また、放電電極バー1は、そのケース2が、上下に分割した上分割ケース部7と下分割ケース部8とから構成されていた(図2)。
なお、複数の放電電極組立体3のうち、正極には3aを付し、負極には3bを付して、図面上、識別してある。これら放電電極3の回りには、ケース2の内部に配置した可撓性チューブ6を通じてエアを供給することができるようになっている。
従来の放電電極バー1にあっては、これを組み立てるのに、先ず、下分割ケース部8に高電圧ユニット4、制御ユニット5を固定しなければならないが、その際、奥行きのある下分割ケース部8の中に、高電圧ユニット4と制御ユニット5とを挿入してこれを固定する作業を、全て、下分割ケース部8の幅狭の開口8aを通じて行わなければならないため、下分割ケース部8の開口8aを無理やり広げた状態で上記の作業を行うことが多く、極めて作業性が悪いものであった。
そこで、本発明の目的は、放電電極バーの内蔵部品の組み付け作業を向上することのできるイオン化装置の放電電極バーを提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明によれば、
細長いケースの長手方向に互いに離間して複数の放電電極が配置され、該放電電極に高電圧を印加することによりイオンを発生するイオン化装置の放電電極バーであって、
前記ケースの上方領域に配設され且つケースの長手方向に並んで配置された高圧電源ユニット及び制御ユニットと、
前記ケースの下方領域において該ケースの長手方向に延び且つ該ケース内の雰囲気から隔絶するように形成された独立エア通路とを有し、
前記ケースが左右に分割可能な2つの分割ケースで構成され、一方の分割ケースに前記高圧電源ユニット及び制御ユニットが固定され、他方の分割ケースを外した状態で、前記一方の分割ケースの開放した側方から該一方の分割ケースに前記高圧電源ユニット及び制御ユニットを組み付けることができることを特徴とするイオン化装置の放電電極バーを提供することにより達成される。
すなわち、本発明によれば、放電電極バーのケースを左右に分割可能な2つの分割ケースで構成され、一方の分割ケースに前記高圧電源ユニット及び制御ユニットが固定され、他方の分割ケースを外した状態で、前記一方の分割ケースの開放した側方から該一方の分割ケースに前記高圧電源ユニット及び制御ユニットを組み付けることができることから、従来に比べて組み立て作業の作業性を向上することができる。
発明の実施の形態
本発明の好ましい実施の形態にあっては、前記ケースから下方に突出する円筒部分に脱着可能に嵌合する放電電極組立体を更に有し、該放電電極組立体には、前記独立エア通路に連通したエア放出通路が形成され、該エア放出通路を通じて前記独立エア通路から供給されたエアを前記放電電極の近傍から外部に吐出される。これによれば、放電電極の組み付けが容易であり、この放電電極組立体を組み付けるだけで、放電電極の近傍から外部に吐出するためのエア通路を構築することができる。
本発明の好ましい実施の形態にあっては、前記放電電極組立体が放電電極と、これを支持するキャップとを有し、該キャップには、前記放電電極を支持する円形ベースと、該円形ベースの周縁から前記円筒部分の外周面に沿って延びる外筒部分とを有し、該キャップの外筒部分が前記円筒部分に嵌合される。また、前記円形ベースには、前記放電電極の後端側に向けて延び且つ前記外筒部分と同軸の小径部分を有し、該小径部分によって前記放電電極が支持される。このような構成を採用することにより、放電電極は、キャップの円形ベースに設けられた小径部分によって支持されているため、放電電極の支持剛性を高めることができる。
本発明の好ましい実施の形態にあっては、前記円筒部分の下端面と前記円形ベースとの間に介装されたシール部材を介して前記円形ベースに当接し、これにより前記円筒部分の内周側に前記エア放出通路が形成される。これにより、放電電極組立体によって形成されるエア通路のシール性が上記シール部材によって確保することができ、また、このシール部材の設置も容易である。
以下に、本発明の実施例を添付の図面を参照して詳しく説明する。図4は、実施例のイオン化装置の放電電極バーを説明するための図である。放電電極バー100はケース101を有し、ケース101の内部には、その下側領域にエアユニット102及び放電電極組立体103が配置され、上側領域に、高電圧ユニット104と、電源回路や例えば表示回路やCPUを含む制御ユニット105が配置されている。すなわち、放電電極バー100は、熱源となる高電圧ユニット104及び制御ユニット105が放電電極組立体103と干渉しない上方領域に配置されている。したがって、隣接する放電電極組立体103の間に、従来のように制御ユニットなどが存在していないため、隣接する放電電極組立体103の間の間隔を自由に設定することができる。
ケース101は、図5から分かるように、放電電極バー100をアッセンブルするときの状態を示していることから、放電電極バー100を設置するときとは上下逆さまの状態で図示されている。ケース101は、細長い断面逆U字形の形状を有し、上端(図面では下端)は、その断面が比較的滑らかな湾曲形状を有し、この上端からほぼ垂直方向に延びる側壁を有している。このケース101は、右分割ケース部101Rと左分割ケース部101Lとに左右に分割した構造を有している。
左右の分割ケース部101L、101Rは、プラスチック材料から作られた押出し成形品である。左右の分割ケース部101L、101Rの上端(図面では下端)はスライド嵌合可能になっている。すなわち、図示のケース101では、右分割ケース部101Rの上端(図面では下端)に、横方向に突出した拡大ヘッド107が形成され、この拡大ヘッド107は、右分割ケース部101Rの上端縁に沿って右分割ケース部101Rの全長にわたって延びている。左分割ケース部101Lの上端(図面では下端)は、その上端(図面では下端)に、拡大ヘッド107の輪郭と相補的な形状を有する溝108が形成され、この溝108は、左分割ケース部101Lの上端縁に沿って長手方向に延びており、溝108の両端は共に開放されている。溝108はそのいずれの端からも拡大ヘッド107を受け入れることができ、例えば溝108の一端側から拡大ヘッド107を挿入して、左右の分割ケース部101L、101Rを、相対的に、その長手方向にスライドさせることにより、左右の分割ケース部101L、101Rは、離脱不能な状態になり、下端(図面では上端)に向けて開放した逆U字状の断面形状を作る。勿論、拡大ヘッド107を左分割ケース部101Lに設け、溝108を右分割ケース部101Rに設けてもよい。
図5の図示の例では、右分割ケース部101Rは、その側壁部分に、横方向つまり水平方向に延びるベースプレート部分109が一体に形成され、このベースプレート部分109は、右分割ケース部101Rの全長にわたって延びている(図6も参照のこと)。ベースプレート109の幅方向の自由端つまり側縁には、90度に上方(図5、図6では下方)向けて屈曲した屈曲部110が形成されている。他方、左分割ケース部101Lは、その側壁部分にL字状部分111が形成され、このL字状部分111は、左分割ケース部101Lの全長にわたって延びている。ベースプレート部分109を左分割ケース部101Rに形成し、L字状部分111を右分割ケース部101Lに形成してもよい。
左右の分割ケース部101L、101Rを相対的にスライドさせてアッセンブルすると、上述したベースプレート部分109の屈曲部110が、L字状部分111によって形成される下方(図5では上方)に向けて開口する溝に受け入れられ、これにより、ベースプレート部分109は、ケース101を上下に実質的に区画する仕切壁を構成する。
左右の分割ケース部101L、101Rには、その側壁の下端部分(図5、図6では上端部分)つまりベースプレート部分109よりも下方(図面では上方)に、一対の突条113が形成され、この突条113は、分割ケース部101L、101Rの全長にわたって延びている。
図6は、ケース101の上側に配置される高電圧ユニット104及び制御ユニット105の組み付け工程を説明するための分解斜視図である。図7の参照符号115は、断面矩形の高電圧ユニット収容ボックスを示し、後に説明するように、このボックス115の中に高電圧ユニット104及びシリコンなどの保護剤が密閉状態で格納されている。
上述した制御ユニット105は、モジュラ基板116、電源基板117、CPU基板118などを含み、モジュラ基板116は、台座119を介して、右分割ケース部101Rの側壁にネジ120を用いて固定される。また、右分割ケース部101Rの側壁には、同じくネジ120を用いて、プラスチック製の係合ピン121が固定され、この係合ピン121の錨状抜け止め先端を、電源基板117及びCPU基板118の穴に差し込むことにより、電源基板117及びCPU基板118が係合ピン121を介して右分割ケース部101Rの側壁に固定される。また、高電圧ユニット114を格納した高電圧ユニット収容ボックス115は、両面テープ123を使って、右分割ケース部101Rの側壁に固定される。
以上の説明から理解できるように、開放空間で作業が出来るため、制御ユニット105や高電圧ユニット114の組み込み作業は比較的容易である。
上述した方法で右分割ケース部101Rに固定されたモジュラ基板116、電源基板117、CPU基板118、高電圧ユニット収容ボックス115は、右分割ケース部101Rのベースプレート部分109の上方領域において、右分割ケース部101Rの長手方向に沿って一列に並んだ状態で配置される。なお、右分割ケース部101Rのベースプレート部分109には、その長手方向端部分に切欠き109a(図6)を含み、この切欠き109aを通して、高電圧ソケット付きケーブル125及びGNDケーブル126がベースプレート部分109の下方領域に取り出される。切欠き109aが比較的大きい場合には、パッキン127(図6)で切欠き109を実質的に塞いでしまい、これによりベースプレート部分109を挟んで、その上方領域と下方領域との間のガスの流通を極力阻止するのが好ましい。
図5に示すように、ベースプレート部分109の下(図面では上)には、エアユニット102が設けられる。エアユニット102は、幅方向外方に延びるフランジ131を有し、このフランジ131は、エアユニット102の長手方向に延びている。エアユニット102の上壁(図面では下方の壁)には、上方(図面では下方)に向けて延びる円形ボス132がエアユニット102の長手方向に間隔を隔てて複数設けられている。エアユニット102の下壁(図面では上方の壁)には、その長手方向に間隔を隔てて複数の放電電極組み付け用円筒部分133が形成されている。エアユニット102の端壁には、エアチューブ用ジョイント134が設けられ、このジョイント134に可撓性チューブ135が嵌入されて、隣接するエアユニット102同士が連結され、また、エア源(図示せず)からエアの供給を受けるエアポート136(図4)と流体が流通可能に連結される。エア源からエアポート136(図4)に導入されたエアは、エアユニット102の中を通って、各放電電極組立体103から外部に放出される。
エアユニット102をケース101に組み込むには、図6に示すように、例えば右分割ケース部101Rのベースプレート部分109と突条113とで形成される溝137(図5)にエアユニット102のフランジ131を差し込むようにしながら、エアユニット102の円形ボス132をベースプレート部分109の幅方向に延びる長穴137に挿入することにより行われる。他方の左分割ケース部101Lを先に説明した方法で右分割ケース部101Rに組み付けることにより、エアユニット102は、左右のフランジ131が溝137に受け入れられた状態で定置される。このエアユニット102の長手方向の動きは、実質的に、円形ボス132と長穴137との係合により阻止される。例えば、フランジ131の面にゴムシート138(図6)などの緩衝材を貼着することにより、エアユニット102を組み込んだ後のエアユニット102の上下方向の遊びつまりガタツキを防止するようにしてもよい。
上述の工程により左右の分割ケース部101L、101Rの間に制御ユニット105やエアユニット102を組み込んだら、図4に示すように、エアユニット102をGNDプレート140で覆う。これにより、左右の分割ケース部101L、101Rで形成される断面逆U字状形状の細長い開口部分は、GNDプレート140によって覆われる。
このGNDプレート140には、エアユニット102の円筒部分133に対応する部分に開口141を有する。開口141の直径は、円筒部分133の外形輪郭の直径よりも大きい。GNDプレート140は、これを貫通するビス143を、エアユニット102の下壁(図面では上方に向いた壁)に形成した受け入れボス144にねじ込むことによって固定される。
ケース101は、一対のエンドキャップ145(図5)を含み、GNDプレート140を備えた左右分割ケース部101L、101Rの両端開口は、エンドキャップ145を装着することによって閉塞される。エンドキャップ145は、ビス146を用いて左右分割ケース部101L、101Rに固定される。
図7は、放電電極組立体103は、例えばタングステンなどから作られた電極150と、これを支持するキャップ151とからなる。キャップ151は、電極150の先端近傍を支持する円形ベース152と、この円形ベース152の周縁から上下に延びて、電極150の先端の周囲を囲むと共に、エアユニット102の円筒部分133の外周面と係合する外筒部分153と、電極150に沿って電極150の後端近傍まで延びる小径部分154とを有し、組立体103の外筒部分153をエアユニット102の円筒部分133に着脱自在に嵌合することによって、放電電極組立体103がエアユニット102に固定され、また、組立体103の小径部分154とエアユニット102の円筒部分133とで、エアユニット102のエア通路156に通じるエア放出通路157が形成される。なお、図7の参照符号Sは、外筒部分153の下端面と円形ベース152との間に介装されたシール部材を示す。エア源からのエアは、エアユニット102(エア通路156)からエア放出通路157を通じて放電電極組立体103の電極150の近傍のエア吐出ポート(図示せず)から外部に放出される。
エアユニット102は、放電電極組立体103の小径部分154の後端部分(図8では上端部分)を受け入れるスリーブ158を備えており、このスリーブ158に囲まれた底部には、ステンレス鋼からなる高電圧配板159が設置されている。高電圧配板159は、スリーブ158の長手方向に沿って、外部に露出しないように、ユニット102に形成された空間(スリーブ158に通じる空間)に密閉状態で収容されている。
組立体103をエアユニット102の円周部分133に組み込むと、小径部分154がスリーブ158に嵌入すると共に電極150の後端面が、高電圧配板159の切り起こし部分159aと接触して電気的に接続される。
小径部分154の後端部分(図8では上端部分)には、その周囲に円周溝を有し、この円周溝にはO-リング160が設けられている。小径部分154がスリーブ158に嵌入すると、O-リング160によって、高電圧配板159及び電極150の後端が位置する空間162が密閉された状態になる。
組立体103のキャップ151には、沿面放電耐性に優れた材料、例えばTI値が高い樹脂材料を用いることが望ましい。これにより沿面放電に対する絶縁性を確保することができる。キャップ151や、エアユニット102の外筒部分153の外周面に、例えば図示の円周フランジ162を単数又は複数設けて、沿面距離を確保するのがよい。GNDプレート140の開口141の大きさは、この開口141を形成する周縁と、キャップ151やエアユニット102の外筒部分153の円周フランジ162の外周縁との間に離間距離が存在するように設定して、これらの間に沿面距離が出来てしまうのを防止するのがよい。この離間距離は、空間経路による放電も防止するため、放電電極150に印加する電圧を考慮し、一定以上の距離とするのが望ましい。
また、エアユニット102は、幾つかのパーツから作られるが、これらのパーツを互いに接合するのに、特に、エア通路156を形成するパーツは、例えば超音波溶着法などを用いて溶着により接合するのがよい。溶着により、エアユニット102の各パーツを固定することにより、絶縁性が向上し、各パーツの合わせ面に沿面経路が出来てしまうのを防止することができ、また、エアユニット102を構成するパーツが互いに完全に密着した状態で組み付けられているので、エア源からエアポート136を通じて導入されたエアを放電電極組立体103から吐出するまで、ケース101内の雰囲気から完全に隔絶した独立エア通路を形成することができる。
エア源からエアポート136にエアを供給して放電電極組立体103からエアを吐出させるか否かは任意である。ユーザの工場設備との関係で、放電電極組立体103からエアを吐出させながら放電してもよく、或いは、放電電極組立体103からエアを吐出させないで態様で放電電極組立体103を使用してもよい。放電電極組立体103からエアを吐出させないときには、放電電極バー100の断面逆U字状のケース101が比較的幅狭であり、また、ケース101の側壁の上下方向長さが比較的長いことから、放電電極バー100回りの雰囲気の下方に流れるエア流を乱すことなく通過させることでき、除電速度を高めることができる。
仮に、放電電極バー100から内部エア通路156を省くのであれば、エアユニット102の代わりに、実質的にスリーブ158を含むベースとこのスリーブ158に囲まれた底部に配した高電圧配板159とを用意すれば足りる。この高電圧配板159は、ケース101の内部を適当なプラスチック成形材料で囲って、外部への露出させないようにするのがよい。これにより、シリコン充填剤で高電圧配板159を覆う必要が無くなる。
当業者であれば理解できるように、上述した放電電極バー100及びこれを含むイオン化装置の給電は、ACであってもDCであってもよい。放電電極バー100のケース101を左右の分割ケース部101L、101Rで構成したことから、放電電極バー100のアッセンブルが容易である。また、ケース101の内部がベースプレート部分109によって実質的に上下に仕切られていることから、上方領域を下方領域から実質的に隔離することができる。
従来の放電電極バーの構造を説明するための図である。 従来の放電電極バーの構造を説明するための図1のII−II線に沿った断面図である。 本発明に従う放電電極バーの構造を説明するための図である。 実施例の放電電極バーの組立分解斜視図である。 ケースの一方の分割ケース部にエアユニットを組み付ける状態を示す分解斜視図である。 ケースの一方の分割ケース部に電源ユニットなどを組み付ける状態を示す分解斜視図である。 実施例で採用された放電電極組立体の構造及びエアユニットへの組み付けを説明するための要部断面図である。
符号の説明
100 放電電極バー
101 ケース
101R 右分割ケース部
101L 左分割ケース部
102 エアユニット
103 放電電極組立体
104 高電圧ユニット
105 制御ユニット
133 放電電極組み付け用円筒部分
150 放電電極
151 キャップ
152 キャップの円形ベース
153 キャップの外筒部分
154 キャップの小径部分
156 エアユニットの内部エア通路
S シール部材

Claims (6)

  1. 細長いケースの長手方向に互いに離間して複数の放電電極が配置され、該放電電極に高電圧を印加することによりイオンを発生するイオン化装置の放電電極バーであって、
    前記ケースの上方領域に配設され且つケースの長手方向に並んで配置された高圧電源ユニット及び制御ユニットと、
    前記ケースの下方領域において該ケースの長手方向に延び且つ該ケース内の雰囲気から隔絶するように形成された独立エア通路とを有し、
    前記ケースが左右に分割可能な2つの分割ケースで構成され、一方の分割ケースに前記高圧電源ユニット及び制御ユニットが固定され、他方の分割ケースを外した状態で、前記一方の分割ケースの開放した側方から該一方の分割ケースに前記高圧電源ユニット及び制御ユニットを組み付けることができることを特徴とするイオン化装置の放電電極バー。
  2. 前記ケースから下方に突出する円筒部分に脱着可能に嵌合する放電電極組立体を更に有し、
    該放電電極組立体には、前記独立エア通路に連通したエア放出通路が形成され、該エア放出通路を通じて前記独立エア通路から供給されたエアを前記放電電極の近傍から外部に吐出される、請求項1に記載のイオン化装置の放電電極バー。
  3. 前記放電電極組立体が放電電極と、これを支持するキャップとを有し、
    該キャップには、前記放電電極を支持する円形ベースと、該円形ベースの周縁から前記円筒部分の外周面に沿って延びる外筒部分とを有し、該キャップの外筒部分が前記円筒部分に嵌合される、請求項2に記載のイオン化装置の放電電極バー。
  4. 前記円形ベースには、前記放電電極の後端側に向けて延び且つ前記外筒部分と同軸の小径部分を有し、該小径部分によって前記放電電極が支持されている、請求項3に記載のイオン化装置の放電電極バー。
  5. 前記円筒部分の下端面と前記円形ベースとの間に介装されたシール部材を介して前記円形ベースに当接し、これにより前記円筒部分の内周側に前記エア放出通路が形成されている、請求項4に記載のイオン化装置の放電電極バー。
  6. 前記ケースの下面に添設され且つケースの長手方向に延びる対向電極プレートを更に有し、
    該対向電極プレートには、長手方向に互いに離間して複数の開口が形成され、各開口を通じて各放電電極組立体が下方に延出している、請求項2〜5のいずれか一項に記載のイオン化装置の放電電極バー。
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